JP3757302B2 - 木質床材および床構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質床材および床構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
木質床材を、例えばコンクリートやパーティクルボード等よりなる平面的な床下地に張るさい、床下地面の凹凸・不陸の吸収および遮音性向上の目的で、木質床材の下面に緩衝部材を貼り付けることが行なわれている。
【0003】
図6は、木質床材本体(61a) の下面に緩衝部材(5) を備えた木質床材(61)をコンクリート床下地面(32)上に実はぎして施工した従来例を示している。互いに隣接した床材(61)の接合部において、雄実(62)および小穴(63)の上方端面(64,65) は互いに強く接した状態にある。これらの上方端面(64,65) は、細かい凹凸や、毛羽立ち等を有していて、摩擦抵抗が非常に大きい。また、雄実(62)は、小穴(63)に嵌まり易いように、小穴(63)よりもやや幅狭となされている。したがって、このような床材(61)に歩行荷重が加わると緩衝部材(5) が圧縮され、その後歩行荷重が除かれることによって緩衝部材(5) が復元する。即ち、歩行によって床材(61)が上下動することになる。そして、図7に示すように、互いに隣接した床材(61)のうち一方のみが上下動すると、摩擦抵抗が大きくかつ強く接している雄実(62)および小穴(63)の上方端面(64,65) 同士が擦れあう結果、ギギーとかパチンとかいった不快な摩擦音、即ち、踏み鳴りが生じるという問題があった。
【0004】
このような踏み鳴りは、厚さの中間に緩衝材等の弾性材層を有する木質床材を用いた場合や、床下地面に敷設された緩衝部材を介して複数の木質床材を接合して設置した場合にも、生じることがあった。また、木質床材を根太に取り付けた場合にも、根太間に位置する床材部分を歩行すると、同部分が若干撓んだのち復元し、それによって床材が上下動することから、やはり踏み鳴りの問題が生じていた。
【0005】
もっとも、踏み鳴りは、必ずしも床材同士の接合部の全てにおいて生じるものではなく、床下地面のバラツキ、床材の施工のバラツキ、床材端面への接合加工精度の僅かなバラツキ等によって、部分的に起こることが多い。
【0006】
また、このような踏み鳴りを解消するために、施工時に相互に隣接する床材における雄実および小穴の上方対向面にスペーサを挿入し、施工後これらを除去するといった方法も採られていたが、多くのスペーサを用意する必要があり、しかも、これらスペーサの挿入・除去作業が非常に繁雑で煩わしいという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、以上の問題に鑑みて、踏み鳴りの生じない木質床材および床構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による木質床材は、接合すべき端面に実はぎ用雄実または小穴を有している木質床材において、雄実、小穴、雄実上方端面、小穴上方端面、雄実下方端面および小穴下方端面のうち少なくともいずれか1つに、滑り部材を、全長にわたり連続的にまたは断続的に備え、隣接床材との接合時、雄実と小穴との対向面、これらの上方対向面および同下方対向面のうち滑り部材が介在されていない対向面に隙間が生じるような寸法となされていることを特徴とするものである。
【0009】
この木質床材によれば、隣接床材との接合時、雄実と小穴との対向面、これらの上方対向面および同下方対向面のいずれもが接しないうえ、滑り部材表面とこれに接する隣接床材面、または互いに接する滑り部材表面同士が擦れ合ったとしても、滑り部材表面の摩擦抵抗が小さく、ほとんど摩擦音を生じないので、踏み鳴りのおそれがない。
【0010】
また、本発明による床構造は、接合すべき端面に実はぎ用雄実または小穴を有している複数の木質床材が相互に接合されて床下地に張られまたは根太に取り付けられている床構造において、雄実と小穴との対向面、これらの上方対向面および同下方対向面のうち少なくともいずれか1つの対向面に、滑り部材が、全長にわたり連続的にまたは断続的に介在され、滑り部材が介在されていない対向面に隙間が生じていることを特徴とするものである。
【0011】
この床構造によれば、雄実と小穴との対向面、これらの上方対向面および同下方対向面のいずれもが接していないうえ、滑り部材表面とこれに接する隣接床材面、または互いに接する滑り部材表面同士が擦れ合ったとしても、滑り部材表面の摩擦抵抗が小さく、ほとんど摩擦音を生じないので、踏み鳴りのおそれがない。
【0012】
本発明による木質床材は、好ましくは、滑り部材を、雄実および小穴よりなる組と雄実下方端面および小穴下方端面よりなる組のうちいずれか1つの組の少なくとも片方のみに備えている。また、本発明による床構造は、好ましくは、滑り部材が、雄実と小穴との対向面およびこれらの下方対向面のうちいずれか一方の対向面のみに介在されている。
【0013】
このように滑り部材を配置すれば、上記のように踏み鳴りを生じないうえ、互いに隣接する床材端部の厚さ中間部分同士または下面側部分同士が滑り部材を介して突き合わせられているので、床材が吸湿により伸びた場合にも、接合部の突き上げ現象による床面の盛り上りが生じ難い。また、施工にさいしても、先に床下地等に配置された床材端部に接合すべき他の床材端部を押し付けていけば、雄実と小穴との対向面またはこれらの下方対向面が滑り部材を介して突き合わせられた時点で止まり、それによって他の2組の対向面に所定の隙間を極めて簡単に設けることができるので、スペーサを用いていた従来技術と比べて作業が楽になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の木質床材は、少なくとも木質床材本体と滑り部材とを備えている。
【0015】
木質床材本体には、合板、中質繊維板、ハードボード、パーティクルボード、オリエンテッドストランドボード、ウエハーボード、単板積層材(LVL)、集成材等の木質板、これらの木質板を複数種組み合わせた複合板、同一種類の木質板を複数積層した複合板、さらには、繊維混入スラグセメント板等の無機質板と前記木質板とを積層した複合板等が用いられる。なお、複合板の場合、ずらして積層されていてもよい。
【0016】
この木質床材本体の厚さ中間に、遮音シート、制振シート、緩衝シート等のシートが介在されていてもよい。また、これらのシートや緩衝部材が、木質床材本体の下面に備えられていてもよい。遮音・制振シートとしては、高比重物質(硫酸バリウム等の無機質粉末、鉛、鉄等の金属粉末)がポリエチレン、ポリウレタン、塩化ビニル等の合成樹脂やアスファルトに混入されてなるシート、重質骨材混入粘着材シート等が挙げられる。緩衝シートとしては、合成樹脂、ゴム等の軟質材、これらの発泡体、不織布、発泡体含浸繊維等からなるシート、フェルト、カーペット等のシートが挙げられる。これらのシートには、複数の貫通孔や有底孔が設けられてもよい。緩衝部材としては、合成樹脂、ゴム等の軟質材、これらの発泡体、発泡体のフィラメント、不織布、グラスウール、ロックウール、インシュレーションボード、フェルト、カーペット、天然繊維、合成樹脂繊維、金属繊維、発泡体含浸繊維、不織布にゴムや合成樹脂あるいはこれらの発泡体を塗布したものおよびこれらの複合体で、シート状、マット状、凸部または凹部を有するもの、凹凸状のもの、断面波状のもの、網状のもの、有孔板状のもの、立体的に交絡結合した網状のもの等、要するに荷重によって圧縮変形するものであれば何でもよい。緩衝部材の厚さは2mm以上が好ましく、通常これは床材本体の裏面全面に貼り付けられるが、部分的に貼り付けられてもよい。またステープル等により固定される場合もある。そして、緩衝部材は、床材本体に対しずらし貼りされていてもよい。
【0017】
木質床材本体の表面には、必要に応じて化粧単板、化粧紙、化粧合成樹脂シート等が貼着されていてもよいし、柄模様印刷、着色塗装が施されてもよく、また溝が設けられていてもよい。
【0018】
また、反り防止、柔軟性および遮音性付与のため、木質床材本体の裏面に複数の溝、貫通孔、有底孔が設けられてもよい。複合板の場合には、それぞれにこれらが設けられていてもよい。なお、厚さ中間にシート等が介在されることにより複合板が上板と下板を有するものである場合、下板の表面、裏面または両面に溝を設けてもよく、溝によって下側板を分割するようにしてもよい。
【0019】
滑り部材は、上記材料よりなる木質床材本体と当接して擦れ合ったさい、人間の耳に聞こえない程度のごく小さな摩擦音を生じるような摩擦抵抗を有する材料、即ち滑り易い材料によって形成される。例えば、紙、織布、不織布等の基材の少なくとも片面にポリエチレン、ポリエチレングリコール、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の合成樹脂を含浸してなるものや、同面に非粘着加工、非接着加工、離型処理加工等が施されてなるものが挙げられるが、床材本体への固着を容易にするために、上記処理加工が基材の片面のみに施され、他方の面に粘着剤層や接着剤層が設けられているものが好ましい。具体的には、クラフトテープ、ガムテープ、ポリエチレン、ポリエステル、塩化ビニル、フッ素樹脂等の合成樹脂テープ等の粘着テープが用いられる。また、滑り部材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリアセタール、PTFE(四フッ化エチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)等の硬質または軟質合成シートや、フッ素樹脂加工等が施された離型シートで形成されていてもよい。このようなシートよりなる滑り部材は、粘着剤や接着剤等によって床材本体に固着される。さらには、床材本体の所定箇所に溶融状態のエチレン酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレン、ポリアミド樹脂等のホットメルト樹脂を塗布した後、これを冷却硬化させることによって、滑り部材を形成してもよい。その他、ホットメルト樹脂を含浸したシート、紙、糸等で形成されてもよい。
【0020】
この滑り部材は、雄実、小穴、雄実上方端面、小穴上方端面、雄実下方端面および小穴下方端面のうち少なくともいずれか1つに、全長にわたり連続的にまたは断続的に備えられていればよい。また、滑り部材は、上記各部分の上下幅全体にわたって備えられる他、例えば各部分の上部のみ、幅中間部のみ等のように部分的に備えられていてもよい。なお、木質床材本体への固着の容易性を考慮すると、滑り部材は小穴(の底)に備えられるのが好ましい。また、例えば雄実および小穴のいずれにも滑り部材を備えて、接合時に滑り部材の表面同士が当接するようにしてもよい。
【0021】
木質床材本体の端面には、実はぎ用の雄実または小穴が形成されているが、ここにいう実はぎには、本実はぎと相じゃくり実はぎとが含まれる。
【0022】
雄実の長さおよび小穴の深さは、床材同士を接合したさい、滑り部材が介在されていない対向面に隙間が生じるように設定されていればよいが、この隙間は、滑り部材の厚みによっても調整可能である。したがって、必要に応じて滑り部材を複数層にしてもよい。隙間は、通常は0.1mm〜0.5mmの範囲に設定される。
【0023】
上記の隙間は、床材の吸湿伸長に伴う床面の盛り上りを防止しかつ施工を容易にするために、好ましくは、雄実および小穴の上方対向面に、より好ましくは、それに加えて雄実と小穴との対向面またはこれらの下方対向面に生じるようになされている。
【0024】
また、雄実および小穴の上方対向面に隙間が生じるようにした場合、この隙間を目立たないようにするために、雄実の上方端面、雄実上面および小穴の上方端面が、それぞれ着色されているのが好ましい。これらの部分への着色は、通常、床材表面と同色の着色剤を用いて床材表面よりも濃くなるように行なわれるが、床材表面と同系色や異色の着色剤を用いてもよい。また、床材本体の表面側の角縁部に面取りが施され、かつこの面取り部が上記と同様に着色されることにより、雄実および小穴の上方対向面の隙間をさらに目立たなくすることができる。
【0025】
なお、施工は、接着施工、釘止め施工、糊釘併用施工のいずれでもよい。
【0026】
次に、本発明の床構造としては、まず、複数の上記木質床材が、相互に接合されて、コンクリート下地、パーティクルボード下地等の床下地に接着等により直接張られているものが挙げられる。また、木質床材本体の下面に緩衝部材を備えていない場合には、床下地に敷設された緩衝部材を介して床下地に張られていてもよい。さらには、複数の上記木質床材が根太に釘等によって取り付けられていてもよい。
【0027】
また、本発明の床構造において、滑り部材は、上記木質床材と同様に床材本体の所定箇所に予め固着されているのが施工の容易性の点で好ましいが、例えば、施工のさいに、床材の小穴の底部に滑り部材を配置しておいてから雄実を差し込むようにすることも可能である。
【0028】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0029】
実施例1
この実施例は、図1および図2に示されているものである。図示の木質床材(1) は、接合すべき左右両端面のうち一方に本実はぎ用雄実(2) を同他方に小穴(3) を有する木質床材本体(1a)と、小穴(3) の底部に備えられた滑り部材(4) と、木質床材本体(1a)の下面に備えられた緩衝部材(5) とよりなり、隣接床材(1) との接合時、雄実(2) および小穴(3) の上方対向面ならびに同下方対向面にそれぞれ間隙(6)(7)が生じるような寸法となされているものである。
【0030】
木質床材本体(1a)は、3プライ合板よりなる上板(8) および下板(9) と、これらの間に介在されかつ不織布と天然ゴム発泡体とを積層してなる緩衝シート(10)とを備える。上板(8) 上面には化粧単板(図示略)が備えられている。木質床材本体(1a)の下面には、これの下板(9) の厚みと同じ深さを有する複数の溝(11)が形成され、一方、上面の幅中央部に、浅いV溝(12)が形成されている。また、表面側角縁部には、面取りが施されている。雄実(2) 上面ならびに面取り部を含む雄実(2) および小穴(3) の上方端面には、それぞれ床材(1) 表面と同色の着色層(13)が形成されている。滑り部材(4) は、布ガムテープよりなり、その粘着面によって小穴(3) の底部に全長にわたって固着されている。緩衝部材(5) は、ポリウレタン発泡体とポリエチレン発泡体とポリエステル不織布とを積層してなるシートによって形成されている。
【0031】
この実施例では、図2に示す床材(1) 同士の接合部において、一方の床材(1) 側に歩行荷重が加わる際およびこれが除かれる際に、それぞれ滑り部材(4) の表面が雄実(2) の先端面と擦れ合うが、滑り部材(4) 表面の摩擦抵抗が小さいため摩擦音はほとんど聞こえない。しかも、これらの上方対向面および下方対向面にはそれぞれ隙間(6,7) が生じている。したがって、踏み鳴りが生じない。また、この実施例では、両床材(1) の厚さ中間に位置する雄実(2) と小穴(3) とが滑り部材(4) を介して突き合わせられているので、床材(1) が吸湿により伸びた場合にも、接合部の突き上げの度合が少なく、床面の盛り上りが生じ難い。さらに、施工にさいしても、先に床下地等に配置された床材(1) 端部に接合すべき他の床材(1) 端部を押し付けていけば、雄実(2) と小穴(3) との対向面が滑り部材(4) を介して突き合わせられた時点で止まり、それによって他の2組の対向面に所定の隙間(6,7) を極めて簡単に設けることができるので、スペーサを用いていた従来方法と比べて楽である。
【0032】
実施例2
この実施例は、図3に示されているものである。図示の木質床材(21)は、木質床材本体(21a) の左右両端面にそれぞれ形成された雄実(22)および小穴(23)が相じゃくり実はぎ用のものである点、滑り部材(4) を雄実(22)の下方端面に備えており、隣接床材(21)との接合時、雄実(22)と小穴(23)との対向面およびこれらの上方対向面にそれぞれ間隙(26,27) が生じるような寸法となされている点、木質床材本体(21a) が厚さ中間の緩衝シート(10)および下面の溝(11)を備えていない点で実施例1と異なり、その他は実施例1と同じである。
【0033】
実施例3
この実施例は、図4に示されているものである。図示の床構造(30)は、接合すべき左右両端面のうち一方に本実はぎ用雄実(2) を同他方に小穴(3) を有している複数の木質床材(31)が、相互に接合されて、コンクリート床下地(32)に緩衝部材(5) を介して張られており、雄実(2) と小穴(3) との対向面に滑り部材(34)が全長にわたり連続的に介在され、雄実(2) および小穴(3) の上方対向面および同下方対向面にそれぞれ隙間(36,37) が生じているものである。
【0034】
木質床材(31)は、これの本体(31a) が厚さ中間の緩衝シート(10)および下面の溝(11)を備えていない点、下面に緩衝部材(5) を備えていない点、滑り部材(34)が雄実(2) の先端部に備えられている点を除いて、実施例1の木質床材(1) と同じである。なお、この木質床材(31)において、雄実(2) の先端部には、滑り部材(34)の位置決めを容易にするためにリブ(2a)が形成されている。滑り部材(34)は、ポリエチレン製であって、これの裏面にリブ(2a)と嵌め合わせられる溝(34a) を有しており、粘着剤によって雄実(2) 先端部に固着されている。
【0035】
この実施例も、実施例1および実施例2と同様の作用効果を奏する。
【0036】
実施例4
この実施例は、図5に示されているものである。図示の床構造(40)は、複数の木質床材(41)が接着剤と釘(図示略)によって根太(42)に直接取り付けられている点、木質床材本体(41a) の左右両端面にそれぞれ形成された雄実(22)および小穴(23)が相じゃくり実はぎ用のものである点、滑り部材(44)を雄実(22)の下方端面に備えており、雄実(22)と小穴(23)との対向面およびこれらの上方対向面にそれぞれ間隙(46,47) が生じている点、雄実(22)の下方端面の上部に溝(48)が形成されるとともに、これに嵌め入れられる水平突部(44a) が滑り部材(44)の上部裏面に形成されている点で実施例3と異なり、その他は実施例3と同じである。
【0037】
【発明の効果】
本発明の木質床材および床構造によれば、雄実と小穴との対向面、これらの上方対向面および同下方対向面のいずれもが接していないうえ、滑り部材表面とこれに接する隣接床材面、または互いに接する滑り部材表面同士が擦れ合ったとしても、滑り部材表面の摩擦抵抗が小さく、ほとんど摩擦音を生じないので、踏み鳴りのおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す全体正面図である。
【図2】本発明の実施例1を示す部分断面図である。
【図3】本発明の実施例2を示す部分断面図である。
【図4】本発明の実施例3を示す部分断面図である。
【図5】本発明の実施例4を示す部分断面図である。
【図6】従来例を示す部分断面図である。
【図7】従来例において、隣接床材の一方に歩行荷重が加わったさいの床材の状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
(1)(21)(31)(41) …木質床材
(2)(22) …実はぎ用雄実
(3)(23) …実はぎ用小穴
(4)(34)(44) …滑り部材
(6)(7)(26)(27)(36)(37)(46)(47)…滑り部材が介在されていない対向面の隙間
(30)(31)…床構造
(32)…床下地
(42)…根太

Claims (1)

  1. 接合すべき端面に実はぎ用雄実または小穴を有している複数の木質床材が相互に接合されて床下地に張られまたは根太に取り付けられている床構造において、雄実と小穴との対向面、これらの上方対向面および同下方対向面のうち少なくともいずれか1つの対向面に、滑り部材が、全長にわたり連続的にまたは断続的に介在され、滑り部材が介在されていない対向面に隙間が生じていることを特徴とする床構造。
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