JPH07150745A - 木質系防音床材 - Google Patents

木質系防音床材

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Publication number
JPH07150745A
JPH07150745A JP32607193A JP32607193A JPH07150745A JP H07150745 A JPH07150745 A JP H07150745A JP 32607193 A JP32607193 A JP 32607193A JP 32607193 A JP32607193 A JP 32607193A JP H07150745 A JPH07150745 A JP H07150745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
cushioning material
wood
projections
irregularities
Prior art date
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Pending
Application number
JP32607193A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Nishimura
光雄 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工時間が短く、防音性能にバラツキが少な
い木質系防音床材を提供すること。 【構成】 化粧合板の裏面に、裏面に凹凸のあるナイロ
ン製不織布が貼着され、上記不織布の凸部にゴム系粘着
剤が塗布され、さらにその裏面に離型紙が貼着された木
質系防音床材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は施工が簡単な木質系防
音床材に関する。
【0002】
【従来技術】最近、中高層住宅の床に木質系防音床材が
使用されることが多くなってきたが、そのほとんどが接
着施工のため、スラブ面に接着剤を塗布するのに時間が
かかり、かつ適当な量を均一に塗ることが難しい欠点が
あった。接着剤の塗布量が多過ぎると緩衝材の凹部にま
で接着剤が入り込むうえ、緩衝材が繊維状の緩衝材であ
れば緩衝材の中にまで含浸されて防音性能が低下する欠
点があり、接着剤の塗布量が少な過ぎると接着不良の原
因になる。また、接着剤には可使時間があり、接着剤を
塗布してから木質系防音床材を施工するまでに時間がか
かると接着剤が施工する前に乾燥してしまい、これも接
着不良の原因になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した欠
点を解消した施工が簡単な木質系防音床材を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、木質板の裏
面に、下面に凹凸のある緩衝材を貼着し、上記凸部分に
粘着剤が塗布されていることを特徴とする木質系防音床
材と、木質板の裏面に、下面に凹凸のある緩衝材を貼着
し、上記凸部分に粘着剤が塗布されていると共に、裏面
全面に離型紙が貼着されていることを特徴とする木質系
防音床材に係る。
【0005】以下、図面により本発明の木質系防音床材
について詳述する。図1において、1は木質板であり、
合板、パーティクルボード、ハードボード、MDF、L
VL(平行合板)などが使用される。この木質板1の表
面に銘木単板や化粧合成樹脂シートを貼着したり、塗装
を施すことによって化粧層2を形成してもよい。また、
木質板1として、木質板と木質板との間に合成樹脂シ−
トやゴムシ−ト、あるいはそれらの発泡したシ−トを介
在させた多層構造の木質板であってもよい。
【0006】この木質板1の裏面に、下面に凹凸のある
厚み3〜6mmの緩衝材3が貼着されている。緩衝材3
としては、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ナ
イロン繊維等の一種または二種以上をシート状にしたも
のや、ニードルパンチ方式によって繊維同志をからませ
てシート状にした繊維状物、または、ポリエチレン、ポ
リウレタンなどの発泡合成樹脂体が使用される。繊維状
物を使用する時は第2図に示されているように、木質板
1と緩衝材3の間に独立発泡性の合成樹脂発泡シートの
ような防水シート7を介在させた方が床板の防湿性を向
上させることができる。
【0007】緩衝材3の下面にある凹凸の凸部4には粘
着剤5が塗布されている。塗布には一般には塗布ロール
が使用される。そして、必要があれば緩衝材3の裏面に
は離型紙6が貼られる。
【0008】木質板1を5プライの長方形状の合板で構
成した場合、該合板の裏面から合板の長手方向と直行方
向に溝を形成してもよい。この溝は、合板の表面側から
二層目の単板に達するように形成すれば、木質系防音床
材の防音性能を向上させることができる。合板の表面側
から二層目の単板に達するように溝を形成するのは、で
きるだけ深い溝を形成した方が防音上好ましいからであ
るが、あまり深くすると、木質系防音床材の曲げ強度が
極端に低下し、運般時や施工時に木質系防音床材がバラ
バラになる可能性があるため、合板の表面から二層目ま
では残すようにする。この二層目まで残すということ
は、二層目に達するところまで溝を削成する場合と、二
層目の途中まで溝を削成する場合の二通りが考えられ
る。
【0009】
【実施例】厚さ9.0mmの5プライ合板表面に厚さ
0.3mmのナラ単板を接着した化粧合板の裏面に、裏
面に凹凸のある厚さ3.0mmのナイロン製不織布を貼
着し、上記不織布の凸部にゴム系粘着剤を160g/m
2 塗布し、さらにその裏面に離型紙を貼着して所望の床
材を製造した。
【0010】上記床材を厚み150mmのスラブ上に離
型紙を剥して貼着し、比較のため厚さ9.0mmの5プ
ライ合板表面に厚さ0.3mmのナラ単板を接着した化
粧合板の裏面に、裏面に凹凸のある厚さ3.0mmのナ
イロン製不織布を貼着した床材を、厚み150mmのス
ラブ上にウレタン系接着剤を櫛目状のコテを使って70
0g/m2 塗布して施工(比較例)した。そして、両者
の床衝撃音測定を5箇所で行った結果、実施例の5箇所
の測定点では、それぞれ、L−47、L−46、L−4
7、L−47およびL−46の値を示したのに対し、比
較例では、L−47、L−49、L−50、L−46お
よびL−49の値を示した。これは、比較例では、接着
剤が均一に塗布されていなかったため、値にバラツキが
生じたものと考えられる。
【0011】
【発明の効果】この発明は上述したように構成されてい
るので、以下の3つの効果がある。 接着剤を塗布しないので施工時間が短縮できる。 緩衝材の凸部分だけに粘着剤を塗布しているので、
接着剤のように防音性能に悪影響をおこすことが少な
い。 粘着剤の塗布量はほぼ一定なので防音性能にバラツ
キが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る木質系防音床材の一実施例を示
す部分断面図。
【図2】この発明に係る木質系防音床材の別の実施例を
示す平面図。
【符号の説明】
1 木質板 2 化粧層 3 緩衝材 4 凸部 5 粘着剤 6 離型紙 7 防水層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質板の裏面に、下面に凹凸のある緩衝
    材を貼着し、上記凸部分に粘着剤が塗布されていること
    を特徴とする木質系防音床材。
  2. 【請求項2】 木質板の裏面に、下面に凹凸のある緩衝
    材を貼着し、上記凸部分に粘着剤が塗布されていると共
    に、裏面全面に離型紙が貼着されていることを特徴とす
    る木質系防音床材。
JP32607193A 1993-11-30 1993-11-30 木質系防音床材 Pending JPH07150745A (ja)

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JPH07150745A true JPH07150745A (ja) 1995-06-13

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JP (1) JPH07150745A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015017491A (ja) * 2013-06-14 2015-01-29 積水ハウス株式会社 遮音床構造
JP2018168682A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 東リ株式会社 土間用床材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015017491A (ja) * 2013-06-14 2015-01-29 積水ハウス株式会社 遮音床構造
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010313