JPH0828011A - 防音用床材 - Google Patents
防音用床材Info
- Publication number
- JPH0828011A JPH0828011A JP18526494A JP18526494A JPH0828011A JP H0828011 A JPH0828011 A JP H0828011A JP 18526494 A JP18526494 A JP 18526494A JP 18526494 A JP18526494 A JP 18526494A JP H0828011 A JPH0828011 A JP H0828011A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- base material
- floor base
- face
- gel adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の防音性能を持たせ得ると共に、簡単か
つ低コストで製造できる防音用床材を提供することを目
的とする。 【構成】 表裏方向に積層した複数の床基材2,3を、
ゲル状接着剤4で相互に接着して、構成したものであ
る。
つ低コストで製造できる防音用床材を提供することを目
的とする。 【構成】 表裏方向に積層した複数の床基材2,3を、
ゲル状接着剤4で相互に接着して、構成したものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の床基材を積層接
着して構成した防音用床材に関するものである。
着して構成した防音用床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防音用床材として、図6
に示す4層構造のものが知られている。この防音用床材
101は、化粧合板102と、合成ゴム等から成る中間
緩衝材103と、床材101の剛性を保持する床基材1
04と、下緩衝材105とで構成され、これらを順次重
ね合わせて接着することにより、形成されている。
に示す4層構造のものが知られている。この防音用床材
101は、化粧合板102と、合成ゴム等から成る中間
緩衝材103と、床材101の剛性を保持する床基材1
04と、下緩衝材105とで構成され、これらを順次重
ね合わせて接着することにより、形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の床材
101では、中間緩衝材103および下緩衝材105に
より、良好な防音性能を持たせることができるが、多種
の材料を必要とすると共に製造工程が複雑で、コスト高
になる問題があった。特に、高い防音性能を必要としな
い住宅などでは、ある程度の防音性能を有すると共に、
可能な限り安価なものが望まれていた。
101では、中間緩衝材103および下緩衝材105に
より、良好な防音性能を持たせることができるが、多種
の材料を必要とすると共に製造工程が複雑で、コスト高
になる問題があった。特に、高い防音性能を必要としな
い住宅などでは、ある程度の防音性能を有すると共に、
可能な限り安価なものが望まれていた。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、所望の防音性能を持たせ得る
と共に、簡単かつ低コストで製造できる防音用床材を提
供することをその目的とするものである。
めになされたものであり、所望の防音性能を持たせ得る
と共に、簡単かつ低コストで製造できる防音用床材を提
供することをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、表裏方向に積層した複数の床基材を、
ゲル状接着剤で相互に接着して、構成したことを特徴と
する。
求項1の発明は、表裏方向に積層した複数の床基材を、
ゲル状接着剤で相互に接着して、構成したことを特徴と
する。
【0006】この場合、床基材が、木質系材料で構成さ
れていることが、好ましい。
れていることが、好ましい。
【0007】
【作用】請求項1の構成によれば、表裏方向に積層した
複数の床基材を、ゲル状接着剤で相互に接着して、構成
したことにより、通常の合板製の床材を作るように、ゲ
ル状接着剤を用いて、単純に床基材同士を接着するだけ
で、製造することができる。また、このゲル状接着剤の
弾力性により、防振性を持たせることができる。さら
に、このゲル状接着剤により、床全体の剛性を、全床基
材の剛性の総和よりかなり低く押さえることができ、床
全体としても防振性を持たせることができる。
複数の床基材を、ゲル状接着剤で相互に接着して、構成
したことにより、通常の合板製の床材を作るように、ゲ
ル状接着剤を用いて、単純に床基材同士を接着するだけ
で、製造することができる。また、このゲル状接着剤の
弾力性により、防振性を持たせることができる。さら
に、このゲル状接着剤により、床全体の剛性を、全床基
材の剛性の総和よりかなり低く押さえることができ、床
全体としても防振性を持たせることができる。
【0008】請求項2の構成によれば、床基材が、木質
系材料で構成されていることにより、床基材が持つ防振
性を有効に活用することができると共に、通常の合板製
の床材と全く同様の製造工程で、安価に製造することが
でき、かつ全く同様の取扱いおよび施工が可能となる。
系材料で構成されていることにより、床基材が持つ防振
性を有効に活用することができると共に、通常の合板製
の床材と全く同様の製造工程で、安価に製造することが
でき、かつ全く同様の取扱いおよび施工が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例に
係る防音用床材(以下「床材」と略称する)を、厚みを
強調して模式的に表した断面図である。同図に示すよう
に、この床材1は、根太上に張込むタイプのものであ
り、表床基材2と裏床基材3とをゲル状接着剤4で相互
に接着して、形成されている。
ながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例に
係る防音用床材(以下「床材」と略称する)を、厚みを
強調して模式的に表した断面図である。同図に示すよう
に、この床材1は、根太上に張込むタイプのものであ
り、表床基材2と裏床基材3とをゲル状接着剤4で相互
に接着して、形成されている。
【0010】表床基材2および裏床基材3は、無垢の板
材、木質合板、パーティクルボード、繊維板などて構成
されている。表床基材2の上面には、特に図示しない
が、化粧用の塩ビ板やウレタン含浸紙などが接着されて
いる。また、裏床基材3の小口方向および長手方向の側
面には、一方の面に雄ざねAが、他方の面に雌ざねBが
形成され、この床材1は、いわゆるさねはぎ継ぎにより
接合される。ゲル状接着剤4は、例えばウレタン系接着
剤などが用いられ、硬化した状態で十分な弾力性を有す
る。
材、木質合板、パーティクルボード、繊維板などて構成
されている。表床基材2の上面には、特に図示しない
が、化粧用の塩ビ板やウレタン含浸紙などが接着されて
いる。また、裏床基材3の小口方向および長手方向の側
面には、一方の面に雄ざねAが、他方の面に雌ざねBが
形成され、この床材1は、いわゆるさねはぎ継ぎにより
接合される。ゲル状接着剤4は、例えばウレタン系接着
剤などが用いられ、硬化した状態で十分な弾力性を有す
る。
【0011】図2は、第1実施例の変形例を示してい
る。この変形例の床材1は、表床基材2と中間床基材5
と裏床基材3とをゲル状接着剤4で相互に接着して、形
成されている。表床基材2、中間床基材5および裏床基
材3のそれぞれは、ほぼ床材1を均等に3分割した厚み
となっており、中間床基材5の部分に雄ざねAおよび雌
ざねBが形成されている。
る。この変形例の床材1は、表床基材2と中間床基材5
と裏床基材3とをゲル状接着剤4で相互に接着して、形
成されている。表床基材2、中間床基材5および裏床基
材3のそれぞれは、ほぼ床材1を均等に3分割した厚み
となっており、中間床基材5の部分に雄ざねAおよび雌
ざねBが形成されている。
【0012】このように第1実施例の床材1によれば、
複数枚の床基材2,3同士を、ゲル状接着剤4で相互に
接着して、形成されているので、合板製の床材を製作す
る場合と全く同様に、ゲル状接着剤4で床基材2,3同
士を接着するだけで、極めて簡単に製造することができ
る。また、このゲル状接着剤4は、その弾力性により、
所望の防振性を発揮すると共に、剛性を高めることな
く、床基材2,3同士を接着することができる。このた
め、木質の各床基材2,3およびゲル状接着剤4のそれ
ぞれの防振性を十分に引き出すことができ、全体として
防振性能を向上させることができる。
複数枚の床基材2,3同士を、ゲル状接着剤4で相互に
接着して、形成されているので、合板製の床材を製作す
る場合と全く同様に、ゲル状接着剤4で床基材2,3同
士を接着するだけで、極めて簡単に製造することができ
る。また、このゲル状接着剤4は、その弾力性により、
所望の防振性を発揮すると共に、剛性を高めることな
く、床基材2,3同士を接着することができる。このた
め、木質の各床基材2,3およびゲル状接着剤4のそれ
ぞれの防振性を十分に引き出すことができ、全体として
防振性能を向上させることができる。
【0013】なお、ゲル状接着剤4は、表床基材2また
は裏床基材3の全面に塗布してもよいが、帯状にあるい
は散点状に塗布してもよい。
は裏床基材3の全面に塗布してもよいが、帯状にあるい
は散点状に塗布してもよい。
【0014】図3は、本発明の第2実施例を示してい
る。この実施例の床材1は、スラブ上に張込むタイプの
ものであり、表床基材2と裏床基材3とをゲル状接着剤
4で相互に接着し、さらに裏床基材3の下面に緩衝材6
を接着して、形成されている。緩衝材6は、所望の防振
特性を有する発泡樹脂、ゴム、発泡ゴム、不織布、グラ
スウールなどで構成されている。
る。この実施例の床材1は、スラブ上に張込むタイプの
ものであり、表床基材2と裏床基材3とをゲル状接着剤
4で相互に接着し、さらに裏床基材3の下面に緩衝材6
を接着して、形成されている。緩衝材6は、所望の防振
特性を有する発泡樹脂、ゴム、発泡ゴム、不織布、グラ
スウールなどで構成されている。
【0015】図4は、第2実施例の変形例を示してい
る。この変形例の床材1は、第1実施例の変形例と同様
に、表床基材2、中間床基材5および裏床基材3をゲル
状接着剤4で相互に接着し、これに緩衝材6を接着し
て、形成されている。
る。この変形例の床材1は、第1実施例の変形例と同様
に、表床基材2、中間床基材5および裏床基材3をゲル
状接着剤4で相互に接着し、これに緩衝材6を接着し
て、形成されている。
【0016】このように第2実施例の床材1によれば、
緩衝材6を設けることにより、より一層防振性能を向上
させることができる。しかも、緩衝材6を適宜選択する
ことにより、広い帯域に亘って、あるいは狭い帯域に集
中的に防振性を持たせることもできる。
緩衝材6を設けることにより、より一層防振性能を向上
させることができる。しかも、緩衝材6を適宜選択する
ことにより、広い帯域に亘って、あるいは狭い帯域に集
中的に防振性を持たせることもできる。
【0017】図5は、本発明の第3実施例を示してい
る。この実施例の床材1は、カーペットやクッションフ
ロアの下地材として、あるいは二重床の仕上材として用
いるタイプのものであり、定寸910mm×1820mm
で、7〜8mm厚程度の薄手に形成されている。この床材
1は、3mm厚程度のラワン合板や化粧合板から成る表床
基材11および裏床基材12を、ゲル状接着剤4で接着
して、形成されている。このため、一定の防振性を有す
ると共に、極めて安価に製作することができる。
る。この実施例の床材1は、カーペットやクッションフ
ロアの下地材として、あるいは二重床の仕上材として用
いるタイプのものであり、定寸910mm×1820mm
で、7〜8mm厚程度の薄手に形成されている。この床材
1は、3mm厚程度のラワン合板や化粧合板から成る表床
基材11および裏床基材12を、ゲル状接着剤4で接着
して、形成されている。このため、一定の防振性を有す
ると共に、極めて安価に製作することができる。
【0018】なお、以上の実施例では、床基材を2枚ま
たは3枚で構成しているが、4枚以上であってもよく、
また床基材およびゲル状接着剤は、上述した材料に限定
されるものはない。
たは3枚で構成しているが、4枚以上であってもよく、
また床基材およびゲル状接着剤は、上述した材料に限定
されるものはない。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の防音用床材によ
れば、床基材同士をゲル状接着剤で接着して、構成され
ているので、一定の防音性能を持たせ得ると共に、簡単
かつ低コストで製造することができる。
れば、床基材同士をゲル状接着剤で接着して、構成され
ているので、一定の防音性能を持たせ得ると共に、簡単
かつ低コストで製造することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る防音用床材の小口方
向断面図である。
向断面図である。
【図2】第1実施例の変形例に係る防音用床材の小口方
向断面図である。
向断面図である。
【図3】第2実施例に係る防音用床材の小口方向断面図
である。
である。
【図4】第2実施例の変形例に係る防音用床材の小口方
向断面図である。
向断面図である。
【図5】第3実施例に係る防音用床材の外観斜視図であ
る。
る。
【図6】従来の防音用床材を示す斜視図である。
1 防音用床材(床材) 2 表床基材 3 裏床基材 4 ゲル状接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 表裏方向に積層した複数枚の床基材を、
ゲル状接着剤で相互に接着して、構成したことを特徴と
する防音用床材。 - 【請求項2】 前記床基材が、木質系材料で構成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の防音用床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18526494A JPH0828011A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 防音用床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18526494A JPH0828011A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 防音用床材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828011A true JPH0828011A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16167789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18526494A Withdrawn JPH0828011A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 防音用床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828011A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513247A (ja) * | 2008-12-23 | 2012-06-14 | テンピュール−ペディック・マネージメント,インコーポレーテッド | 層間ゼラチン質身体支持具接着剤及び同接着剤を使用して身体支持具を製造する方法 |
KR20180098437A (ko) * | 2017-02-24 | 2018-09-04 | 주식회사 정림 | 바닥 시공용 목재 마루판 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP18526494A patent/JPH0828011A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513247A (ja) * | 2008-12-23 | 2012-06-14 | テンピュール−ペディック・マネージメント,インコーポレーテッド | 層間ゼラチン質身体支持具接着剤及び同接着剤を使用して身体支持具を製造する方法 |
KR20180098437A (ko) * | 2017-02-24 | 2018-09-04 | 주식회사 정림 | 바닥 시공용 목재 마루판 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |