JPH11182007A - 木質床材 - Google Patents

木質床材

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JPH11182007A
JPH11182007A JP36455697A JP36455697A JPH11182007A JP H11182007 A JPH11182007 A JP H11182007A JP 36455697 A JP36455697 A JP 36455697A JP 36455697 A JP36455697 A JP 36455697A JP H11182007 A JPH11182007 A JP H11182007A
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JP
Japan
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base member
decorative
floor
resin
woody
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP36455697A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Hanajima
秀隆 花島
Kenji Yoshisue
健治 吉末
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 足への負担が小さく、疲労が残りにくい、柔
らかい良好な歩行感を得ることができる木質床材を提供
する。 【解決手段】 ラワンなどの合板、MDFなどの木質繊
維板、低発泡の樹脂板などの基材5と、この基材5より
も低い剛性を有し、その表面側に積層された発泡樹脂な
どの緩衝材4と、この緩衝材4の表面に積層された無垢
の化粧板や化粧合板などの化粧材2と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の材料層を積
層・接着した複合構成の木質床材に関する。
【0002】
【従来の技術】図2および図3は、従来のこの種の木質
床材の一般的な構成を示している。図2に示す木質床材
21は、基材22と、その表面に接着された化粧材23
で構成されている。基材21は、合板やMDFなどの比
較的高い剛性の材料で構成され、化粧材23は、ラワン
合板などの表面に化粧単板などを一体に接着した、いわ
ゆる化粧合板で構成されている。また、図3の木質床材
31は、上記構成の基材22および化粧材23に加え、
基材22の裏面に緩衝材32を接着したものである。こ
の緩衝材32は、発泡樹脂などから成り、木質床材31
に防音性とクッション性を付与するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の木質床材のうち、図2に示すものは、基材22および
化粧材23が比較的硬いので、床上を歩いたとき、その
反作用として、歩行者の足に衝撃が伝わりやすく、この
ため、足への負担が大きく、疲労が残りやすいという欠
点がある。また、図3の木質床材は、緩衝材32の存在
により、クッション性は得られるものの、表層に近い基
材22が硬く、表層から遠い緩衝材32が柔らかいた
め、ふわふわした歩行感となり、人によっては船酔いに
似た症状が現れるという欠点がある。
【0004】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、足への負担が小さく、疲労が残
りにくい、柔らかい良好な歩行感を得ることができる木
質床材を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の木質床材は、基材と、この基材よりも低い
剛性を有し、その表面側に積層された緩衝材と、この緩
衝材の表面に積層された化粧材と、を備えていることを
特徴としている。
【0006】この木質床材は、表層側から順に、化粧
材、緩衝材および基材で構成されていて、表層に近い緩
衝材の部分が柔らかく、表層から遠い基材の部分が硬
い。このため、基材によって木質床材の適度な剛性が確
保されるとともに、床上を歩いたときの衝撃が緩衝材で
良好に緩衝され、歩行者の足には伝わりにくくなるの
で、歩行者の足への負担が小さく、疲労も残りにくくな
り、柔らかい良好な歩行感を得ることができる。また、
この木質床材は、基本的に、化粧材、緩衝材および基材
の3層で構成されるので、比較的安価に製造することが
できる。
【0007】この場合、化粧材を補強するために、緩衝
材と化粧材との間に配された裏打ち材をさらに備えてい
ることが好ましい。
【0008】上述したように、化粧材のすぐ裏側に柔ら
かい緩衝材を配置した場合には、床上を歩いたときの化
粧材の撓みが大きくなることによって、化粧材に割れが
生じやすくなる。この構成では、緩衝材と化粧材との間
に配された裏打ち材で化粧材の撓みを拘束することによ
って、化粧材の割れを確実に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適
用した木質床材(以下、単に「床材」という)を分解状
態で示している。同図に示すように、この床材1は、表
層側から順に、化粧材2、裏打ち材3、緩衝材4および
基材5の計4層で構成されている。
【0010】化粧材2は、ナラやカバなどの無垢の化粧
板や、ラワン合板などの表面に各種の化粧単板などを一
体に接着した、いわゆる化粧合板で構成されている。裏
打ち材3は、化粧材2を補強するためのものであり、ガ
ラス不織布、ガラス織布やガラス組布などのガラス繊維
で構成されている。裏打ち材3を、他の材料、例えば寒
冷紗で構成してもよく、その場合、レーヨンなどの人工
繊維や綿などの天然繊維の寒冷紗を用いることが可能で
ある。
【0011】緩衝材4は、クッション性を改善するため
のものであり、軟質塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂やポリウレタン樹脂などから成る
発泡樹脂などで構成されている。また、基材5は、ラワ
ンなどの合板、MDFなどの木質繊維板や、低発泡の樹
脂板などで構成されている。以上の構成の材料2〜5を
順に積層し、接着することによって、床材1が形成され
る。
【0012】以上のように、本実施形態の床材1は、表
層側から順に、化粧材2、裏打ち材3、緩衝材4および
基材5で構成されていて、表層に近い緩衝材4の部分が
柔らかく、表層から遠い基材5の部分が硬い。このた
め、基材5によって床材1の適度な剛性が確保されると
ともに、床上を歩いたときの衝撃が緩衝材4で良好に緩
衝され、歩行者の足には伝わりにくくなる。その結果、
歩行者の足への負担が小さく、疲労も残りにくくなり、
柔らかい良好な歩行感を得ることができる。また、この
床材1は、簡易な4層構造であるので、比較的安価に製
造できるという利点を有している。
【0013】また、裏打ち材3で化粧材2の撓みを拘束
することによって、化粧材2の裏側に柔らかい緩衝材4
を配置したことにより生じやすい化粧材2の割れを、確
実に防止することができる。また、裏打ち材3によって
化粧材2の硬度も増すので、床材1の傷や凹みも生じに
くくなる。
【0014】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態では、化粧材2と緩衝材4の間に裏打
ち材3を設けているが、この裏打ち材3を省略した床材
も、本発明の範囲内のものである。また、実施形態で例
示した構成に、他の材料を適宜、付加することも可能で
ある。さらに、基材5の裏面に、一定深さの複数の溝を
所定間隔ごとに形成することも可能である。その他、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で、細部の構成を適宜、変
更することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の木質床材
は、足への負担が小さく、疲労が残りにくい、柔らかい
良好な歩行感を得ることができるなどの効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による木質床材の構成を示
す分解図である。
【図2】従来の木質床材の構成を示す分解図である。
【図3】図2とは別の従来の木質床材の構成を示す分解
図である。
【符号の説明】
1 木質床材 2 化粧材 3 裏打ち材 4 緩衝材 5 基材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、 この基材よりも低い剛性を有し、その表面側に積層され
    た緩衝材と、 この緩衝材の表面に積層された化粧材と、を備えている
    ことを特徴とする木質床材。
  2. 【請求項2】 前記化粧材を補強するために、前記緩衝
    材と前記化粧材との間に配された裏打ち材をさらに備え
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の木質床材。
JP36455697A 1997-12-18 1997-12-18 木質床材 Withdrawn JPH11182007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36455697A JPH11182007A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 木質床材

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JP36455697A JPH11182007A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 木質床材

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JPH11182007A true JPH11182007A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18482103

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002047788A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Eidai Co Ltd 二重床構造
JP2010229781A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Dainippon Printing Co Ltd 断熱床用化粧材
JP2010229788A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Dainippon Printing Co Ltd 床用化粧材
JP2012041742A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Noda Corp 床材

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301