JP2976237B2 - 防音床材 - Google Patents

防音床材

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JP2976237B2
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陽三 三原
隆司 寺山
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は防音床材に係り、詳しくは表面が平滑に整備
されたコンクリート床面、ALC床面、合板やパーティク
ルボードなどの床下地に接着剤を介して固定される木質
直貼り防音床材に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート造の集合住宅では、従来、コンクリート
床面の表面仕上げには、カーペット類が直貼りされるこ
とが多かった。しかし、カーペットは汚れが付着しやす
く、また、目立たないことから非衛生になりがちである
上、最近では特にダニが発生するなどの原因で喘息やア
レルギーの問題が社会的にもクローズアップされてき
た。また、本物指向や自然回帰の風潮もからみ、木質系
の床仕上げ材が見直されている。ところが、木質床材を
床面に直貼りした場合、食器などの落下音や歩行音等の
問題でカーペット類より数段劣り、その対策として木質
床材に防音性能を持たせる様に工夫がなされてきた。
木質系床材に防音性能を持たせる従来の方法として
は、例えば、床材を構成する木質材料の板材の間に制振
層あるいは遮音層と称して、制振ゴムシート、発泡ゴム
シート、不織布等を挟み、更に床材の裏面にも、発泡ゴ
ムシート、不織布等を配して構成する。これらの組み合
わせを用いた床材はすでに様々な形で上市されている。
また、この他防音性能向上手段としては、例えば特開
平1−137064号、特開平1−131753号各公報に緩衝材に
凹凸の形状を設けたものも提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来用いられている防音床材において、先にもあげた
制振ゴムシート、発泡ゴムシート、不織布等を合板や繊
維板などの木質材料と重ねて用いるだけでは、効果の高
い防音性能を得ることが難しい。もし、ゴムシート等の
遮音層において柔らかく厚いものを用いるなら、防音性
の高い床材に仕上げることも可能であるが、実際には床
材としての歩行感が非常に悪く実用に供し得ない。そこ
で、前記提案に見られる様な凹凸形状の材料を用いるこ
とにより防音性能及び歩行感を改善する試みがとられて
いる。しかし、ゴム系シートでこれを構成した場合には
長期間使用していると潰れてしまうなどの耐久性の問題
があり、また、比較的硬質な材料を用いた場合には遮音
性能上他の材料との組み合わせを慎重に検討しなければ
ならないなどの問題があった。
それ故、本発明の目的とするところは、積層型の木質
系床材において、歩行感に優れ、しかも、防音性能の改
善に優れた効果を発揮する床材を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記のような課題を解決するため研究を
行い、木質床板の裏側にループ状に繊維を立毛させた不
織布層を設けることにより床材としての歩行感に優れ、
しかも、防音性能の改善に優れた効果を発揮する床材を
見出した。
即ち本発明は、床下地に直貼りする床材において、木
質床板の裏側に、他の繊維層を介することなく、ループ
状に立毛させた繊維列をほぼ並行に突出させた不織布層
を設けたことを特徴とする防音床材である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は木質防音床材であり、一般に木質系床材とは
無垢木材、合板、パーティクルボード、コルク板、中比
重ファイバーボードなど木質材料を中心に構成され、必
要に応じて表面に化粧板を貼った床材をいうが、防音性
能の向上を目的に木質材料の間に制振ゴムシート、発泡
ゴムシート、不織布等を挟んだものもこれに含まれる。
本発明の防音床材には裏側にループ状に繊維を立毛させ
た不織布を用いる。
第1図及び第2図は本発明床材の実施態様を示す縦断
面図である。これらの図において1は木質の合板であ
り、その下面に遮音層2を介して有孔合板3が設けられ
ており、さらにその下面に立毛部5を有する基布部4に
より構成された不織布が貼り付けられている。この場
合、本発明の床材におけるループ状に立毛した不織布の
貼り方には2通りあり、第1図の床材の縦断面図に一例
として図示したようにループ状に繊維を立毛した面を上
に向ける態様と第2図の床材の縦断面図に一例として図
示したようにループ状に繊維を立毛した面を下に向ける
態様とがあるが、どちらを用いてもよく、基本的には性
能に大きな差はない。
なお、これらの図示した態様はあくまでも例示にすぎ
ないものであり、その態様はこれらの図にこだわること
なく、本発明の範囲内で如何様にも変わりうることは言
うまでもない。
次に本発明の裏面に用いる不織布の一例の斜視図を第
3図に示す。不織布の基布部分4からループ状の繊維が
列状に突出、立毛部5を形成している。
立毛させた不織布の厚さは3mm以上20mm以下、望まし
くは5mm以上12mm以下のものを用いる。3mm未満では目的
とする効果が得にくく、20mm超では歩行感に支障をきた
す。しかし、歩行感や防音性能は不織布の総厚さよりも
ループ状に立毛した繊維の高さに影響を受ける。ループ
状に立毛した繊維5の基布4表面からの高さは2mm以上1
0mm以下、望ましくは3mm以上7mm以下である。2mm未満で
は床材として仕上げた場合立毛部分の効果がほとんど得
られず、10mmを超えると床材として仕上げた場合歩いた
時に柔らかく歩行感の悪い床材となる。
ループ状繊維が突出している列の間隔は特に規定はし
ない。列の間隔は立毛加工のための針の間隔により調整
されるが、望ましくは10mm以下の間隔で任意に調整され
る。この下限値は立毛のための針の太さや加工後の製品
の安定性との絡みから定まったものではないが、望まし
くは2〜5mmである。列の間隔が開きすぎた場合には床
材としての安定性に欠ける。
不織布を構成する繊維の径は問わないが、加工性や反
発弾性などの性能面から10デニールから20デニール程度
のものが望ましい。また、繊維の材質は特に指定しない
が、長繊維で太く、腰があり、繰り返し荷重に対する耐
久性がある繊維材料で構成されることが望ましい。この
ような材料としてはポリエステル、ポリプロピレン、ナ
イロン等があげられる。
〔作用〕
本発明の床材はループ状に繊維を立毛した不織布のル
ープ繊維立毛部分と立毛した繊維の列の間の空隙が比較
的大きな空気層を保持し、また、ループ状の繊維が弾性
の高いバネの役割を果たすことから、衝撃音に対する緩
衝効果が高く、比較的厚い木質材料を用いた床材の場合
でも高い防音性能が得られ、また、不織布部分以外の床
材の構成材料を厚くすることにより、集中荷重に対する
局所変形が少なくなり歩行感にも優れた床材を作ること
ができる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を説明する。
本実施例に用いた材料を第1表及び第2表に示す。
上記組み合わせで床材を構成し、JIS A1418「建築物
の現場における床衝撃音レベルの測定方法」に準じてタ
ッピングマシンにより軽量衝撃音の測定を行い、衝撃音
の軽減効果が明確に現れるオクターブ帯域中心周波数50
0Hz以下の測定値を第3表に示す。
〔発明の効果〕 本発明によれば、積層型の木質系床材において、歩行
感に優れ、しかも防音性能の改善に優れた効果を発揮す
る床材の提供が可能となるものであり、実用上の効果は
極めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す縦断面図、
第3図は本発明に用いる不織布の一例の斜視図である。 1……合板 2……遮音層 3……有孔合板 4……不織布の基布部 5……不織布のループ状立毛部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床下地に直貼りする床材において、木質床
    板の裏側に、他の繊維層を介することなく、ループ状に
    立毛させた繊維列をほぼ平行に突出させた不織布層を設
    けたことを特徴とする防音床材。
JP2220510A 1990-08-22 1990-08-22 防音床材 Expired - Lifetime JP2976237B2 (ja)

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