JPH05295883A - 防音床材 - Google Patents

防音床材

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Publication number
JPH05295883A
JPH05295883A JP33780791A JP33780791A JPH05295883A JP H05295883 A JPH05295883 A JP H05295883A JP 33780791 A JP33780791 A JP 33780791A JP 33780791 A JP33780791 A JP 33780791A JP H05295883 A JPH05295883 A JP H05295883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor material
slits
floor
flooring
wooden
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33780791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Terayama
隆司 寺山
Yozo Mihara
陽三 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
Publication of JPH05295883A publication Critical patent/JPH05295883A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層型の木質系床材において、歩行感に優
れ、しかも防音性機能の改善に優れた効果を発揮する床
材を提供すること。 【構成】 床下地に直貼りする床材において、木質床板
の裏側にスリットを床材の長手方向に対して角度を0度
から90度未満の範囲、特に45度から80度の範囲で
設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防音床材に係り、詳しく
は表面が平滑に整備されたコンクリート床面、ALC床
面、合板やパーティクルボードなどの床下地に接着剤を
介して固定される木質系直貼り防音床材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート造の集合住宅では 従来、
コンクリート床面の表面仕上げには、カーペット類が直
貼りされることが多かった。しかし、カーペットは汚れ
が付着しやすく、また、目立たないことから非衛生にな
りがちである上、最近では特にダニが発生するなどの原
因で喘息やアレルギーの問題が社会的にもクローズアッ
プされてきた。また、本物指向や自然回帰の風潮もから
み、木質系の床仕上げ材が見直されている。ところが、
木質床材を床面に直貼りした場合、食器などの落下音や
歩行音等の問題でカーペット類より数段劣り、その対策
として木質床材に防音性能を持たせる様に工夫がなされ
てきた。
【0003】木質系床材に防音性能を持たせる従来の方
法としては、例えば、床材を構成する木質材料の板材の
間に制振層あるいは遮音層と称して、制振ゴムシート、
発泡ゴムシート、不織布等を挟み、更に床材の裏面に
も、発泡ゴムシート、不織布等を配して構成する。これ
らの組み合わせを用いた床材はすでに様々な形で上市さ
れている。
【0004】また、床材自体の弾性を調整することも防
音性能に効果があることが知られており、そのために床
材の裏面側より床材の長手方向と直角にスリットと称す
る溝を設けたものも提案され、上記手法と併用する形で
製品としても上市されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来より提案されてい
る防音床材において、先にもあげたように床材裏面に床
材の長手方向と直角にスリットをいれると、高い防音性
能が得られる反面、人が歩いた場合体重がかかる部分に
おいて床材がスリットの部分で荷重により床材の長手方
向において変形しやすく、歩行感を損なう原因となる。
防音効果の高い床材ほどスリットの数やスリットの深さ
が深くなり、歩行感が損なわれる傾向にある。また、組
み合わせる材料が少しでも柔らかいものが用いられれ
ば、更に歩行感を損なうことになる。そこで複合化され
る材料が多くなると歩行感を損ねないための組合せが難
しくなるという傾向がある。
【0006】それ故、本発明の目的とするところは、各
種材料を積層する木質系床材において、歩行感に優れ、
しかも、防音性能の改善に優れた効果を発揮する床材を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記のよう
な課題を解決するため鋭意研究を行い、木質床板の裏側
に床材の長手方向とある範囲の角度を持ったスリットを
設けることにより床材としての歩行感に優れ、しかも、
防音性能の改善に優れた効果を発揮する床材を見出し
た。即ち本発明は 床下地に直貼りする床材に処理する
スリットにおいて、木質床板の裏側にスリットを床材の
長手方向に対して角度を0度から90度未満の範囲特に
45度から80度の範囲で設けたことを特徴とする防音
床材である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明は
木質防音床材であり、一般に木質系床材とは無垢木材、
合板、パーティクルボード、コルク板、中比重ファイバ
ーボードなど木質材料を中心に構成され、必要に応じて
表面に化粧板を貼った床材をいうが、防音性能の向上を
目的に木質材料の間に制振ゴムシート、発泡ゴムシー
ト、不織布等を挟んだものもこれに含まれる。
【0009】図1は本発明床材の実施態様を示す縦断面
図である。これらの図において1は木質の化粧合板であ
り、その下面に不織布2が貼り付けられている。3は本
発明の手法により設けたスリットである。説明のため、
図1の床材の不織布2を剥がし、裏面側より見た態様を
図2および図3に示す。図2は床材裏面にスリット3が
床材の長手方向Lに対して角度θでほぼ等間隔に平行に
入れてある態様を示している。図2の態様の他、図3の
態様の如くスリット3を床材の長手方向Lに対して角度
θ1 及びθ2 でほぼ等間隔に格子状に入れることも可能
である。なお、これらの図示した態様はあくまでも例示
にすぎないものであり、その態様はこれらの図にこだわ
ることなく、本発明の範囲内で如何様にも変わりうるこ
とは言うまでもない。スリットの間隔や深さは特に規定
しないが、スリットの間隔が狭いほど、また、スリット
深さが床材の厚さに対して多いほど防音効果は高くなる
傾向がある。
【0010】本発明ではスリットと床材の長手方向との
角度を0度から90度未満の範囲、望ましくは45度か
ら80度の範囲でスリットを設ける。0度は床材の長手
方向と平行なスリットである。スリットの角度が床材の
長手方向に対して90度の場合は床材がたわみ易く、歩
行感を損なう結果となる。
【0011】
【作用】本発明の床材は裏面に施したスリットが、床材
の長手方向に対して角度を持っていることにより、その
スリットの延び方向と直交する方向において床材の弾性
が最も低減され防音性能に効果があり、一方、床材とし
ての変形においては荷重がかかった場合、通例長手方向
において変形し易いのであるが、この方向においては変
形しにくい構造となっていることから、総合して、床材
としては高い防音性能が得られ、且つ、歩行感にも優れ
た床材を作ることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。床材はす
べて楢化粧単板を貼った厚さ9mmの合板を加工したも
ので表1に示す条件で75mm間隔でスリットをいれ
た。スリット入りの該床材の裏面には目付量600g/
2 で厚さ8mmのポリエステル不織布を貼った。尚、
床材の形状は幅75mmで長さは900mmである。 (以下、この頁余白)
【0013】
【表1】
【0014】上記組み合わせで床材をスラブ厚さ150
mmのコンクリート面に敷き詰め、JIS A1418 「建築物
の現場における床衝撃音レベルの測定方法」に準じてタ
ッピングマシンにより軽量衝撃音の測定を行い、衝撃音
の軽減効果が明確に現れるオクターブ帯域中心周波数 5
00Hz以下の測定値を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、積層型の木質系床材に
おいて、歩行感に優れ、しかも防音性能の改善に優れた
効果を発揮する床材の提供が容易に可能となるものであ
り、実用上の効果は極めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明のスリットの入れ方を床材裏面から見た
図である。
【図3】本発明のスリットの入れ方を床材裏面から見た
図である。
【符号の説明】
1 木質化粧合板 2 不織布 3 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下地に直貼りする床材おいて、木質床
    板の裏側にスリットを床材の長手方向に対して角度を0
    度から90度未満の範囲で設けたことを特徴とする防音
    床材。
  2. 【請求項2】 床下地に直貼りする床材おいて、木質床
    板の裏側にスリットを床材の長手方向に対して角度を4
    5度から80度の範囲で設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の防音床材。
JP33780791A 1991-05-31 1991-11-27 防音床材 Withdrawn JPH05295883A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-155272 1991-05-31
JP15527291 1991-05-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05295883A true JPH05295883A (ja) 1993-11-09

Family

ID=15602279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33780791A Withdrawn JPH05295883A (ja) 1991-05-31 1991-11-27 防音床材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05295883A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011078007A1 (ja) * 2009-12-24 2011-06-30 フクビ化学工業株式会社 断熱材
KR101479965B1 (ko) * 2014-07-04 2015-01-09 지에스산건 주식회사 목질계 흡음패널

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CN102667021A (zh) * 2009-12-24 2012-09-12 福美化学工业株式会社 隔热材料
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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204