JPH0333883Y2 - - Google Patents

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JPH0333883Y2
JPH0333883Y2 JP14110885U JP14110885U JPH0333883Y2 JP H0333883 Y2 JPH0333883 Y2 JP H0333883Y2 JP 14110885 U JP14110885 U JP 14110885U JP 14110885 U JP14110885 U JP 14110885U JP H0333883 Y2 JPH0333883 Y2 JP H0333883Y2
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cork
fiberboard
fibers
decorative layer
board
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コルク材の持つ特性を充分に発揮さ
せた断熱性、防音性、意匠性、吸、放湿性及び歩
行感に優れた床材に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来から、床材としては木製フロアー或いはプ
ラスチツクタイル等が広く採用されているが、こ
れらは表面が硬くて歩行感が悪いと共に歩行に疲
労感を与え、その上、衝撃吸収力が殆んどないた
めに転倒した際に怪我をする虞れがあり、さらに
断熱性が充分でないために床面上が冷え易く、こ
のため特に、老人ホームやリハビリテーシヨン施
設、保育園等の床材としては前述したような問題
点の解消が強く要望されている。
このような要望に応じて床材として、衝撃吸収
性や保温性に優れたコルク材を用いることが考え
られるが、歩行性及び転倒時の衝撃吸収性等の性
能を満足するにはコルク材の厚さを10mm程度の厚
いものにして充分な弾力性を発現させる必要があ
り、高価なコルク材の大量使用は経剤性の面で実
施が困難であると共に、天然コルク材は樹皮の巻
き込み等で内部が不均一であるため、局部圧縮で
内部に亀裂が生じ易いという欠点があつた。
一方、3mm厚さ程のコルクシートを合板表面に
直貼りした合板フロアーが市販されているが、こ
のものは表面外観を満たすのみで全体としての弾
力性に乏しいものであつて充分な衝撃吸収性を得
ることはできないものであつた。
(考案の目的) 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、表面化粧層として使用しているコルク材の
厚さが極めて薄くしても、コルク層の持つ弾性、
断熱性、防音性等の特性を充分に発揮させ、且つ
歩行性や衝撃吸収性及び調湿機能が良好な床材を
提供するものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、本考案の床材は、、
熱可塑性合成樹脂繊維と植物質繊維との混合繊維
からなる比重0.2〜0.4の繊維板の上面に、硬質薄
板を介してコルク薄板からなる化粧層を一体に層
着してなることを特徴とするものであり、コルク
薄板と硬質薄板及び復元性に富んだ繊維板の複合
によつてコルクタイルと同等の歩行感、衝撃吸収
性を備えながらも、曲げや剪断による破壊や局部
圧縮による凹みの生じない床材を安価に且つ安定
して得られるように構成したものである。
(実施例の説明) 本考案の実施例を図面について説明すると、1
は床材の基板となる繊維板で、ナイロンやポリエ
ステル等の熱可塑性合成樹脂繊維とパルプ、綿等
の植物質繊維との混合繊維をSBR等の適宜結合
剤を用いてその比重が0.2〜0.4になるように成板
したものであり、熱可塑性合成繊維と植物質繊維
の混合比は重量割合で熱可塑性合成繊維100に対
して値物質繊維20〜200程度にしてある。
上記繊維板は、熱可塑性合成繊維によつて吸水
による強度低下や寸法変化が抑制され、柔軟性及
び圧縮復元性を発揮すると共に値物質繊維によつ
て吸放湿性を保ちつつ繊維板全体のしまりを良く
して圧縮変形量が極度に大きくならないようにし
てある。例えば、熱可塑性合成繊維:植物繊維=
60:40で比重0.3の繊維板によると、圧縮復元率
90%で曲げヤング率が800Kg/cm2であり、天然コ
ルク材の復元率及び圧縮変形量と近似した物性を
示し、繊維の混合比及び比重を上記範囲で適宜に
変えることで好みの弾力性のものが得られる。
2はこの繊維板1の上面に積層接着した硬質薄
板で、2〜3プライの合板よりなり、その上面に
厚さ0.5mm〜3mmのコルク板からなる化粧層3を
一体に貼着してある。
このコルク板は、天然のコルクシート或いはコ
ルク粒を結合して得られたものである。
又、硬質薄層2は、厚さが5mm以上になるとそ
の剛性が大きくなつて繊維板1の弾力性が表面に
充分伝達されないために、5mm以下の厚さとする
ことが望ましい。この硬質薄板2は、前記化粧層
3の表面側に作用する局部荷重による集中的な押
圧力を繊維板1に分散させて伝達するものであ
り、荷重が作用している部分における繊維板1の
圧縮変形深さを小さくして表面側のコルク板によ
る化粧層3の曲げ破壊を防止すると共に下面側の
繊維板1の圧縮変形による復元力と、該硬質薄板
2の曲げ変形に対する復元力を上記化粧層3に作
用させて優れたクツシヨン性及び復元性を発揮す
るものである。
従つて、コルク板からなる化粧層3を薄くして
も厚さの厚いコルク材と同等の弾力性、衝撃吸収
性を発揮させることができるものである。
なお、硬質薄板2は合板に限らず、パーテイク
ルボード、ハードボード、硬質合成樹脂製板等か
ら形成してもよい。
又、繊維板1は、ヤング率が1400Kg/cm2以下で
厚さが3〜20mm、比重0.2〜0.4の柔軟性と弾力性
を有するものであり、ヤング率が低いために繊維
板自体からの反りが生じにくく、しかも下地の小
さな下陸を吸収して下地とのなじみが良好であ
り、施工性に優れているものである。
なお、コルク板からなる化粧層3の表面にウレ
タン塗装仕上げ等の透明な表面塗膜層4を層着し
てもよく、また、繊維板1の裏面には防湿のため
に塗装やシート状物を貼着してもよい。
又、第3図に示すように、繊維板1と硬質薄板
2をずらして積層一体化してもよく、この場合は
横方向に並設した場合、繊維板1の接合部上面を
硬質薄板2で覆うきことでその接合部における不
陸が目立ち難くできるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案の床材によれば、熱可塑性
繊維と植物質繊維の混合繊維からなる比重0.2〜
0.4の繊維板1の上面に硬質薄板2を介してコル
ク薄板よりなる化粧層3を層着しているので、繊
維板1とコルク薄板3によつて適度の断熱性と弾
力性を保持できると共に床衝撃音、特に軽度の衝
撃音の吸収性を発揮し、表面のコルクによる吸音
性能と合わせて良好な防音効果を得ることができ
る。
さらに、表面化粧層3側に生じる局部荷重は、
硬質薄板2を介して繊維板1に分散、吸収させる
ことができ、従つて、コルク薄板からなる化粧層
3の厚みを薄くしても充分な弾力性を発揮できて
経済的であると共にコルクの化粧層3を薄くする
ことによつて局部圧縮によるコルク層内部の圧縮
破壊が生じ難く、テーブルの足等による局部的な
凹みが生じることがなく、又、コルクと同等或い
はそれ以上の歩行感を得ることができるものであ
り、しかも、適度の弾力性を有するために歩行者
が転倒した場合でも衝撃を吸収して安全である。
又、繊維板1は熱可塑性合成樹脂繊維と植物質
繊維との混合繊維を成板してなるものであるか
ら、吸、放湿性が良くて湿度調節が可能であり、
吸湿による伸縮や復元性の低下が生じないもので
ある。
さらに、硬質薄板として、繊維方向を直交させ
て単板を積層接着した2〜3プライの合板を用い
ると、万一、床材の木口面おるいは裏面から吸水
することがあつても、硬質薄板の吸水による寸法
変化が少なく、全体として反りが生じ難くなると
共に床材全体が木質及び繊維質のもので形成され
るために、カツターナイフによる切断が可能であ
り、切断加工が容易となつて切り口も美しく仕上
げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その斜視図、第2図は縦断面図、第3図は本考案
の他の実施例を示す縦断面図である。 1……繊維板、2……硬質薄板、3……化粧
層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 熱可塑性合成樹脂繊維と植物質繊維との混合
    繊維からなる比重0.2〜0.4の繊維板の上面に、
    硬質薄板を介してコルク薄板からなる化粧層を
    一体に層着してなることを特徴とする床材。 硬質薄板は2〜3プライの合板で形成した実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の床材。
JP14110885U 1985-09-13 1985-09-13 Expired JPH0333883Y2 (ja)

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JP3649038B2 (ja) * 1999-04-23 2005-05-18 松下電工株式会社 防音床材
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JPS6249524U (ja) 1987-03-27

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