JP2001070091A - 車輌乗員検出センサの取り付け構造 - Google Patents

車輌乗員検出センサの取り付け構造

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JP2001070091A
JP2001070091A JP24877899A JP24877899A JP2001070091A JP 2001070091 A JP2001070091 A JP 2001070091A JP 24877899 A JP24877899 A JP 24877899A JP 24877899 A JP24877899 A JP 24877899A JP 2001070091 A JP2001070091 A JP 2001070091A
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seat
occupant
switch
detection sensor
vehicle
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Makoto Aki
真 安芸
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Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/002Seats provided with an occupancy detection means mounted therein or thereon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/70Upholstery springs ; Upholstery
    • B60N2/7094Upholstery springs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員検出センサのメンテナンス性を向上させ
ると共にそのコストを低減する。 【解決手段】 内部にスイッチ16を収容する本体18
と本体に対し相対変位することによりスイッチを開閉す
るスイッチ駆動素子20とを有し車輌のシートに設置さ
れる車輌乗員検出センサ14の取り付け構造。本体18
はシートクッション10を支持する支持部材としてのシ
ートパン12の下面に固定され、スイッチ駆動素子20
はシートパン12に設けられた孔12Aを貫通しシート
クッション10へ向けて上方へ突出している。乗員がシ
ートに着座すると、下方へ押圧されるシートクッション
によりスイッチ駆動素子20が駆動され、オフ状態より
オン状態へ変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輌の
乗員検出に係り、更に詳細には乗員を検出するセンサの
取り付け構造に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の乗員検出センサの取り
付け構造の一つとして、例えば実公平7−9696号公
報に記載されている如く、荷重センサが車輌の乗員用シ
ートのシートパンとシートクッションとの間に介装され
た乗員検出センサの取り付け構造が従来より知られてい
る。
【0003】かかる乗員検出センサの取り付け構造によ
れば、シートに着座する乗員の体重によりシートクッシ
ョンが圧縮され、その圧縮荷重が荷重センサへ伝達され
るので、乗員の検出に関しシートに対する乗員の着座姿
勢の如何による影響を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
の取り付け構造に於いては、荷重センサが乗員用シート
の内部に存在するので、荷重センサの故障等に対する修
理や保守の際にはシートを分解しなければならず、メン
テナンス性が悪いという問題がある。また上述の如き従
来の取り付け構造に於いては、乗員がシートに着座して
いる限り乗員の体重による荷重が常時荷重センサ全体に
作用するため、荷重センサはその荷重に耐える強度及び
耐久性を有するものでなければならず、乗員検出センサ
が高コストになるという問題がある。
【0005】本発明は、荷重センサが車輌の乗員用シー
トのシートパンとシートクッションとの間に介装された
従来の乗員検出センサの取り付け構造に於ける上述の如
き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課
題は、乗員検出センサの少なくとも主要部を乗員用シー
トの外部に設置することにより、乗員検出センサのメン
テナンス性を向上させると共にそのコストを低減するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、請求項1の構成、即ち内部にスイッチを
収容する本体と前記本体に対し相対変位することにより
前記スイッチを開閉するスイッチ駆動素子とを有し車輌
のシートに設置される車輌乗員検出センサの取り付け構
造にして、前記本体はシートクッションを支持する支持
部材の外面に固定され、前記スイッチ駆動素子は前記シ
ートに着座する乗員により押圧される前記シートクッシ
ョンにより駆動されることを特徴とする車輌乗員検出セ
ンサの取り付け構造によって達成される。
【0007】上記請求項1の構成によれば、本体はシー
トクッションを支持する支持部材の外面に固定されるの
で、必要に応じて車輌乗員検出センサに容易にアクセス
することができ、またスイッチ駆動素子はシートに着座
する乗員により押圧されるシートクッションにより駆動
されるので、乗員がシートに着座した状況に於いても車
輌乗員検出センサに高い荷重が作用する状態にはならな
い。
【0008】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前
記支持部材はシートパンであり、前記スイッチ駆動素子
は前記シートパンに設けられた孔を貫通し前記シートク
ッションへ向けて延在するよう構成される(請求項2の
構成)。
【0009】請求項2の構成によれば、乗員検出センサ
の本体はシートパンの外面に固定されるので、シートが
シートパン式のシートである場合にも、乗員がシートに
着座した状況に於いて乗員の体重による荷重が実質的に
スイッチ駆動素子にのみ作用し、本体に過大な荷重が常
時作用することが確実に回避される。
【0010】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前
記支持部材はシートスプリングを介して前記シートクッ
ションを支持するシートフレームであるよう構成される
(請求項3の構成)。
【0011】請求項3の構成によれば、乗員検出センサ
の本体はシートスプリングを介してシートクッションを
支持するシートフレームに固定されるので、シートがシ
ートスプリング式のシートである場合にも、乗員がシー
トに着座した状況に於いて乗員の体重による荷重が実質
的にスイッチ駆動素子にのみ作用し、本体に過大な荷重
が常時作用することが確実に回避される。
【0012】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、乗員が
シートに着座していないときにはスイッチ駆動素子はシ
ートクッションよりの荷重を受けないよう構成される
(好ましい態様1)。
【0013】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項1の構成に於いて、支持部材の外面は支
持部材の下面であるよう構成される(好ましい態様
2)。
【0014】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項2の構成に於いて、乗員がシートに着座
していないときにはスイッチ駆動素子はシートクッショ
ンより隔置された状態にあるよう構成される(好ましい
態様3)。
【0015】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様3の構成に於いて、シートクッシ
ョンは少なくともスイッチ駆動素子の周囲に於いてシー
トパンより隔置されるよう構成される(好ましい態様
4)。
【0016】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様3又は4の構成に於いてスイッチ
駆動素子に対向するシートクッションの下面には押圧板
が固定されており、スイッチ駆動素子は乗員がシートに
着座するとシートクッションにより押圧板を介して本体
に対し相対変位せしめられるよう構成される(好ましい
態様5)。
【0017】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項3の構成に於いて、シートクッションに
は変位伝達手段が固定されており、スイッチ駆動素子は
乗員がシートに着座しシートクッションが下方へ変位す
ると変位伝達手段により本体に対し相対変位せしめられ
るよう構成される(好ましい態様6)。
【0018】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項3の構成に於いて、本体はスイッチ駆動
素子が実質的に水平方向へ本体に対し相対変位するよう
シートフレームの外面に固定されており、乗員がシート
に着座することによるシートクッションの下方への変位
が変位変換伝達手段により水平方向の変位に変換されス
イッチ駆動素子へ伝達されるよう構成される(好ましい
態様7)。
【0019】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様7の構成に於いて、変位変換伝達
手段はシートフレームに固定された支持部と、一端にて
支持部と一体的に接続され他端にてシートクッションに
より駆動されることにより一端の周りに枢動するアーム
部とを有し、アーム部によりスイッチ駆動素子を水平方
向に本体に対し相対変位させるよう構成される(好まし
い態様8)。
【0020】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様8の構成に於いて、変位変換伝達
手段は支持部及びアーム部が一体をなし、支持部とアー
ム部との間及びアーム部の途中にて屈曲する板状の部材
であるよう構成される(好ましい態様9)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明す
る。
【0022】図1及び図2はそれぞれシートパン式のシ
ートに適用された本発明による車輌乗員検出センサの取
り付け構造の第一の実施形態を乗員がシートに着座して
いない状態及び乗員がシートに着座している状態につい
て示す車輌の横方向に沿う縦断面図、図3は図1に示さ
れた要部の拡大部分断面図である。
【0023】これらの図に於いて、10は乗員の臀部及
び大腿部を支持するシートクッションを示し、12はシ
ートクッション10を支持する実質的に皿形のシートパ
ンを示している。シートクッション10はシートパン1
2の上面に接着等により固定され、シートパン12は左
右の両側部にて図には示されていない支持部材により車
輌の前後方向に位置調節可能に車輌のフロアに固定され
ている。
【0024】シートパン12の最も深い部分、即ちシー
トクッション10が乗員の臀部を支持する部分に対応す
る部分の下面には乗員検出センサ14が固定されてい
る。乗員検出センサ14は内部に常開のスイッチ16を
収容する本体18と、本体18に対し長手方向(図にて
上下方向)に相対変位することによりスイッチ16を開
閉する棒状のスイッチ駆動素子20とを有し、図には示
されていないがスイッチ駆動素子20は通常時にはスイ
ッチ16がオフ状態を維持するよう例えば圧縮コイルば
ねの如き復帰ばねにより本体18より抜け出す方向(図
にて上方)へ付勢されている。
【0025】図示の実施形態に於いては、本体18の図
にて上端にはフランジ21が一体に設けられており、乗
員検出センサ14はフランジ21が取り外し可能な締結
手段としてのビス22によってシートパン12に取り付
けられることにより、長手方向が実質的に上下方向に整
合された状態にてシートパン12の下面に固定されてい
る。
【0026】また図示の実施形態に於いては、スイッチ
駆動素子20はシートパン12に設けられた孔12Aを
遊嵌状態にて貫通しシートパンの上面よりも上方へ突出
するよう延在している。スイッチ駆動素子20の周りの
シートクッション10の下面には窪み24が設けられて
おり、窪み24のシートパン12に対向する面24Aに
は金属やプラスチックの如くシートクッションを構成す
る材料よりも剛固な材料よりなる押圧板26が固定され
ている。
【0027】乗員がシートに着座していない状況に於い
ては、押圧板26はシートパン12の上面より上方へ隔
置され、これにより面24Aとシートパン12の上面と
の間には空間28が郭定されるようになっており、また
空間28に於けるスイッチ駆動素子20の突出高さは空
間28の高さよりも小さく、これによりスイッチ駆動素
子20の上端は押圧板26より僅かに下方へ隔置される
ようになっている。
【0028】乗員検出センサ14のスイッチ16はスイ
ッチ駆動素子20が図1及び図3に示された標準位置
(乗員の非着座位置)より図2に示されたスイッチ駆動
位置(乗員の着座位置)まで下方へ本体18に対し相対
変位せしめられると、オフ状態よりオン状態に変化する
ようになっている。尚図には示されていないが、スイッ
チ16にはリード線の一端が接続されており、リード線
の他端は例えばエアバッグ展開制御装置の如き制御装置
に接続されている。
【0029】かくして図示の第一の実施形態によれば、
乗員がシートに着座していないときには乗員検出センサ
14のスイッチ16はオフ状態を維持するが、乗員がシ
ートに着座しシートクッション10が下方へ押圧される
と、押圧板26がシートパン12に対し相対的に下方へ
移動され、押圧板26によってスイッチ駆動素子20が
下方へ駆動されることによりスイッチ16がオン状態に
変化し、これにより乗員が検出される。
【0030】この場合、乗員検出センサ14の本体18
はビス22によってシートパン12の下面に固定され、
スイッチ駆動素子20はシートパン12に設けられた孔
12Aを遊嵌状態にて下方より上方へ貫通して延在して
おり、従ってたとえ乗員検出センサ14が故障してもビ
ス22を緩めるだけで乗員検出センサを簡単に取り外し
て交換することができ、またシートを分解する必要がな
いので、従来の乗員検出センサの取り付け構造の場合に
比して遥かに容易に且つ簡単に乗員検出センサの保守を
行うことができる。
【0031】また乗員検出センサ14の本体18はシー
トパン12の下面に固定され、乗員がシートに着座して
いないときにはスイッチ駆動素子20の上端は押圧板2
6より隔置された状態にあり、従って乗員がシートに着
座していない状況に於いてはスイッチ16には全くシー
トクッション10よりの荷重が全く作用せず、また乗員
がシートに着座してもスイッチ16を収容する本体18
に過剰の荷重が作用することがないので、従来の乗員検
出センサの取り付け構造の場合に比して乗員検出センサ
の耐久性を大幅に向上させることができる。
【0032】特に図示の実施形態によれば、スイッチ駆
動素子20の周りのシートクッション10の下面には窪
み24が設けられており、窪み24のシートパン12に
対向する面24Aには押圧板26が固定されており、押
圧板26は乗員がシートに着座していない状況に於いて
はシートパン12の上面より上方へ隔置されているの
で、乗員がシートに着座することによりシートクッショ
ン10が下方へ圧縮されると、押圧板26は確実に下方
へ変位することができ、これによりシートクッション1
0の下面に窪み24が設けられない場合に比して確実に
スイッチ駆動素子20を駆動することができる。
【0033】また図示の実施形態によれば、窪み24の
シートパン12に対向する面24Aには押圧板26が固
定されているので、シートに対する乗員の着座姿勢が通
常の姿勢とは異なる場合にも乗員の体重によりシートク
ッション10が圧縮されることによるシートクッション
の下方への変位を確実に押圧板26に伝達することがで
きると共に、シートクッションの下方への変位を押圧板
26を介して確実にスイッチ駆動素子20に伝達するこ
とができる。
【0034】図4は第一の実施形態の修正例として構成
された本発明による車輌乗員検出センサの取り付け構造
の第二の実施形態を示す図3と同様の拡大部分断面図で
ある。尚図4に於いて図3に示された部材と同一の部材
には図3に於いて付された符号と同一の符号が付されて
いる。
【0035】この実施形態に於いては、スイッチ駆動素
子20の周りにて窪み24の面24Aとシートパン12
の上面との間には、乗員がシートに着座していない状況
に於いてスイッチ駆動素子20が押圧板26により下方
へ押圧されることを防止する付勢ばねとしての圧縮コイ
ルばね30が弾装されている。
【0036】従って第二の実施形態によれば、例えば車
輌が長年に亘り使用され、シートクッション10にへた
りの如き経時変化が生じたり、シートクッション10等
の製造時の寸法のばらつきにより、窪み24の面24A
とシートパン12の上面との間の間隔がシートパン12
の上面よりのスイッチ駆動素子20の突出長さより小さ
くなっても、乗員がシートに着座していない状況に於い
てスイッチ駆動素子20がシートクッション10より押
圧板26を介して常時荷重を受ける状態になることを確
実に防止することができる。
【0037】またこの第二の実施形態に於いては、スイ
ッチ駆動素子20の周りにてシートパン12の上面には
過剰応力防止手段としてのナットの如き円筒体32が固
定されている。円筒体32はスイッチ駆動素子20が押
圧板26により下方へ押圧されることによりスイッチ1
6がオン状態になるときのスイッチ駆動素子20の突出
長さと実質的に同一の高さを有している。
【0038】従って第二の実施形態によれば、非常に体
重の重い乗員がシートに着座したり、乗員が荷物などを
保持してシートに着座するような場合にも、スイッチ駆
動素子20が押圧板26により過剰に下方へ押圧される
ことを確実に防止し、これにより上述の第一の実施形態
の場合よりも更に一層乗員検出センサの耐久性を向上さ
せることができる。
【0039】図5及び図6はそれぞれシートスプリング
式のシートに適用された本発明による車輌乗員検出セン
サの取り付け構造の第三の実施形態を乗員がシートに着
座していない状態及び乗員がシートに着座している状態
について示す車輌の横方向に沿う縦断面図、図7は図5
の線VII−VIIに沿う部分断面図である。尚これらの図に
於いて図1乃至図3に示された部材と同一の部材にはこ
れらの図に於いて付された符号と同一の符号が付されて
いる。
【0040】図5及び図6に於いて、34はシートスプ
リング36を支持するシートフレームを示しており、シ
ートフレーム34は左右の両側部にて図には示されてい
ない支持部材により車輌の前後方向に位置調節可能に車
輌のフロアに固定されている。シートクッション10は
シートスプリング36に載置された状態にてこれらによ
り支持されている。シートスプリング36はシートフレ
ーム34の間に渡設された状態にあり、シートクッショ
ン10とその下方に位置するシートフレーム34との間
には間隙が設けられており、シートクッション10自体
の弾性変形及びシートスプリング36の弾性変形により
シートに着座する乗員に対し緩衝作用が発揮されるよう
になっている。
【0041】シートクッション10とシートフレーム3
4及びシートスプリング36との間には帯状の変位伝達
板38が介装され、車輌横方向に実質的にシートクッシ
ョン10の下面に沿って延在している。変位伝達板38
はそれに固定されたクリップ40又はU形の打ち抜き部
により郭定されたクリップ40によりシートスプリング
36に取り付けられており、変位伝達板38の両端はシ
ートフレーム34のフランジ部34Aの上方にこれより
隔置された状態にて実質的に水平に延在している。
【0042】シートフレーム34の各フランジ部34A
の下面には上述の第一の実施形態の場合と同様の要領に
て乗員検出センサ14の本体18が固定されている。こ
の実施形態に於いても、乗員検出センサ14の長手方向
は実質的に上下方向に沿って延在し、スイッチ駆動素子
20はフランジ部34Aに設けられた孔を貫通して上方
へ延在し、乗員がシートに着座していない状況に於いて
はスイッチ駆動素子20の上端は変位伝達板38の端部
の下面より僅かに下方へ隔置されるようになっている。
【0043】かくして図示の第三の実施形態によれば、
乗員がシートに着座していないときには乗員検出センサ
14のスイッチはオフ状態を維持するが、乗員がシート
に着座しシートクッション10が下方へ押圧されると、
変位伝達板38の端部がシートフレーム34に対し相対
的に下方へ移動され、変位伝達板38によってスイッチ
駆動素子20が下方へ駆動されることにより乗員検出セ
ンサ14のスイッチがオン状態に変化し、これにより乗
員が検出される。
【0044】図8及び図9はそれぞれシートスプリング
式のシートに適用された本発明による車輌乗員検出セン
サの取り付け構造の第四の実施形態を乗員がシートに着
座していない状態及び乗員がシートに着座している状態
について示す車輌の前後方向に沿う縦断面図、図10は
図8及び図9に示された変位変換伝達板を示す斜視図で
ある。尚これらの図に於いて図5乃至図7に示された部
材と同一の部材にはこれらの図に於いて付された符号と
同一の符号が付されている。
【0045】この実施形態に於いては、前側のシートフ
レーム34はシートクッション10の前端の下方にて左
右方向(図8及び図9の紙面に垂直な方向)に延在して
おり、乗員検出センサ14はシートの左右方向中央部に
てシートフレーム34の下方に位置している。また乗員
検出センサ14はその長手方向が車輌前後方向に沿って
延在すると共にスイッチ駆動素子20が本体18より車
輌後方へ突出するよう、本体18の側部に設けられたフ
ランジ20がビス22によってシートフレーム34の下
面に取付けられることによりシートフレーム34に固定
されている。
【0046】シートフレーム34には全体として車輌前
後方向に延在する変位変換伝達板42が溶接その他の手
段により固定されている。変位変換伝達板42はシート
フレーム34とシートクッション10との間に挾持され
た状態にて実質的に水平に延在し、シートフレーム34
に固定された支持部42Aと、該支持部の後端と一体を
なし実質的に下方へ延在する第一のアーム部42Bと、
該第一のアーム部と一体をなし車輌後方へ僅かに上向き
に傾斜して延在する第二のアーム部42Cとを有し、車
輌の横方向に見て実質的にZ形をなしている。
【0047】図示の如く、第二のアーム部42Cの後端
はシートクッション10とシートスプリング36との間
に介装され、第一のアーム部42Bは乗員がシートに着
座していないときにはスイッチ駆動素子20の後端より
僅かに車輌後方へ隔置され又はこれに軽く当接するよう
になっている。また図示の実施形態に於いては、支持部
42Aと第一のアーム部42Bとの間の屈曲部42Dの
両側部には円弧状の切欠き44が設けられており、これ
により屈曲部42Dは第一のアーム部42B及び第二の
アーム部42Cの支点として機能し、第二のアーム部4
2Cの後端は力点として機能し、第一のアーム部42B
の下端は作用点として機能する。
【0048】従って乗員がシートに着座していないとき
には、乗員検出センサ14のスイッチはオフ状態を維持
し、乗員がシートに着座しシートクッション10が下方
へ圧縮されることにより第二のアーム部42Cの後端が
下方へ移動されると、屈曲部42Dの周りに第一のアー
ム部42B及び第二のアーム部42Cが図に於いて時計
周り方向へ枢動し、スイッチ駆動素子20が第一のアー
ム部42Bによって駆動されることにより乗員検出セン
サ14のスイッチはオフ状態よりオン状態へ変化、これ
により乗員が検出される。
【0049】以上の説明より解る如く、第三及び第四の
実施形態に於いても、ビス22を緩めるだけで乗員検出
センサを簡単に取り外して交換することができ、またシ
ートを分解する必要がないので、従来の乗員検出センサ
の取り付け構造の場合に比して遥かに容易に且つ簡単に
乗員検出センサの保守を行うことができ、また乗員がシ
ートに着座していない状況に於いては乗員検出センサ1
4のスイッチには全くシートクッション10よりの荷重
が全く作用せず、また乗員がシートに着座しても本体1
8に過剰の荷重が作用することがないので、従来の乗員
検出センサの取り付け構造の場合に比して乗員検出セン
サの耐久性を大幅に向上させることができる。
【0050】特に図示の第三の実施形態によれば、変位
伝達板38は上方へ弾性変形可能であり、また第四の実
施形態によれば、変位変換伝達板42の第二のアーム部
42Cは下方へ弾性変形可能であるので、例えばシート
に非常に体重の重い乗員が着座しシートクッション10
に非常に高い荷重が作用する場合にも、スイッチ駆動素
子20に過大な荷重が作用する虞れを低減することがで
きる。
【0051】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【0052】例えば上述の第一及び第二の実施形態に於
いては、シートクッション10の下面に窪み24が設け
られることによりシートクッション10の下面とシート
パン12の上面との間に空間が与えられているが、シー
トパン12又はシートクッション10の下面及びシート
パン12の両方に窪みが設けられることによりシートク
ッション10の下面とシートパン12の上面との間に空
間が与えられてもよい。
【0053】また上述の第二の実施形態に於ける圧縮コ
イルばね30及び円筒体32の一方が省略されてもよ
く、逆に上述の第三及び第四の実施形態に於いても上述
の第二の実施形態に於ける圧縮コイルばね30と同様の
付勢ばね若しくは円筒体32と同様の過剰応力防止手段
が設けられてもよい。
【0054】更に上述の第一、第二、第四の実施形態に
於いては、乗員検出センサ14は一つであるが、必要に
応じて二つ以上の乗員検出センサが設けられてもよく、
また上述の第三の実施形態に於いては、乗員検出センサ
14は一つであってもよく、また三つ以上設けられても
よい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明の請求項1の構成によれば、必要に応じて車輌乗員検
出センサに容易にアクセスすることができるので、従来
の取り付け構造の場合に比して乗員検出センサのメンテ
ナンス性を向上させることができ、また乗員がシートに
着座した状況に於いても車輌乗員検出センサに高い荷重
が作用する状態にはならないので、車輌乗員検出センサ
は単純且つ低廉なスイッチ式のものであってよく、従っ
て車輌乗員検出センサのコストを大幅に低減することが
できる。
【0056】また請求項2の構成によれば、シートがシ
ートパン式のシートである場合にも、乗員がシートに着
座した状況に於いて乗員の体重による荷重が実質的にス
イッチ駆動素子にのみ作用し、本体に過大な荷重が常時
作用することを確実に回避することができる。
【0057】また請求項3の構成によれば、シートがシ
ートスプリング式のシートである場合にも、乗員がシー
トに着座した状況に於いて乗員の体重による荷重が実質
的にスイッチ駆動素子にのみ作用し、本体に過大な荷重
が常時作用することを確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートパン式のシートに適用された本発明によ
る車輌乗員検出センサの取り付け構造の第一の実施形態
を乗員がシートに着座していない状態について示す車輌
の横方向に沿う縦断面図である。
【図2】第一の実施形態を乗員がシートに着座している
状態について示す車輌の横方向に沿う縦断面図である。
【図3】図1に示された要部の拡大部分断面図である。
【図4】第一の実施形態の修正例として構成された本発
明による車輌乗員検出センサの取り付け構造の第二の実
施形態を示す図3と同様の拡大部分断面図である。
【図5】シートスプリング式のシートに適用された本発
明による車輌乗員検出センサの取り付け構造の第三の実
施形態を乗員がシートに着座していない状態について示
す車輌の横方向に沿う縦断面図である。
【図6】第三の実施形態を乗員がシートに着座している
状態について示す車輌の横方向に沿う縦断面図である。
【図7】図5の線VII−VIIに沿う部分断面図である。
【図8】シートスプリング式のシートに適用された本発
明による車輌乗員検出センサの取り付け構造の第四の実
施形態を乗員がシートに着座していない状態について示
す車輌の前後方向に沿う縦断面図である。
【図9】第四の実施形態を乗員がシートに着座している
状態について示す車輌の前後方向に沿う縦断面図であ
る。
【図10】図8及び図9に示された変位変換伝達板を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10…シートクッション 12…シートパン 14…乗員検出センサ 16…スイッチ 18…本体 20…スイッチ駆動素子 24…窪み 26…押圧板 34…シートフレーム 36…シートスプリング 38…変位伝達板 42…変位変換伝達板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にスイッチを収容する本体と前記本体
    に対し相対変位することにより前記スイッチを開閉する
    スイッチ駆動素子とを有し車輌のシートに設置される車
    輌乗員検出センサの取り付け構造にして、前記本体はシ
    ートクッションを支持する支持部材の外面に固定され、
    前記スイッチ駆動素子は前記シートに着座する乗員によ
    り押圧される前記シートクッションにより駆動されるこ
    とを特徴とする車輌乗員検出センサの取り付け構造。
  2. 【請求項2】前記支持部材はシートパンであり、前記ス
    イッチ駆動素子は前記シートパンに設けられた孔を貫通
    し前記シートクッションへ向けて延在していることを特
    徴とする請求項1に記載の車輌乗員検出センサの取り付
    け構造。
  3. 【請求項3】前記支持部材はシートスプリングを介して
    前記シートクッションを支持するシートフレームである
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌乗員検出センサ
    の取り付け構造。
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