JP3118662U - 椅子の背マット支持装置 - Google Patents

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喜浩 細川
典明 長坂
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Abstract

【課題】背マットに背中が正面から多少捩った状態で凭れても、背マットが背中の線にフレキシブルに対応して密着させることができる背マットの支持装置を提供する。
【解決手段】背マットを後方から背フレーム6で支持した椅子に適用される。この背マット支持装置10は、背マット3に平面視逆コ字状の第1支持材11を固設するとともに、背フレーム6に第1支持材11に対向して平面視コ字状の第2支持材12を固設している。そして、第1支持材11と第2支持材12とを弾性部材を挟んで水平方向の連結ピン13で連結し、連結ピン13が嵌合する第1支持材11に前後方向に長い長孔を設けている。これにより、背マットを支持フレームに対して前後および左右に傾動できる。
【選択図】図4

Description

本考案は、背中との密着を向上させた椅子の背マット支持装置に関するものである。
事務など作業用の椅子の背マットは、一般に身体の線に添わせた一枚の板で形成されているが、人によっては身体の線に合わず、また、作業姿勢によっては、背中の全体が密着せず、座り心地が悪く疲れ易いといった問題がある。そこで、出願人は先に背マットへ凭れたときに背マットが後方へ撓み身体に密着するようにした椅子を開発した(例えば、特許文献1)。
この椅子は、背マットを水平方向に複数に分断し、これを背面から下方に至るに従って幅広となる板バネで一体状に連結し、背マットに凭れたとき分断部分から後方へ撓むようにしたものである。
実開昭62−185558号公報
上記の特許文献1の背マットの支持装置は、背マットが体重の掛かり具合に応じて板バネが後方へ撓み、分断箇所から後方へ屈曲するので、背マットが背中全体に密着しやすく座り心地がよい。
しかしながら、背マットに対して背中の面が平行である場合は、非常に良好であるが、常に同じ姿勢で着座しているとは限らず、疲れた場合などでは、身体を多少捩った状態で背マットへ凭れることも少なくない。このような場合は、背マットに背中全体が密着せず、座り心地が良くないという難点がある。
そこで、本考案は、背マットに対して背中が正面から多少捩った状態で凭れても、背マットが背中の線にフレキシブルに対応して密着させることができる背マットの支持装置を提供することを目的としている。
本考案の背マット支持装置は、上記の目的を達成するため次の手段を採った。すなわち、背マットを後方から背フレームで支持した椅子の背マット支持装置において、該背マットに平面視逆コ字状の第1支持材を固設するとともに背フレームに該第1支持材と対向する平面視コ字状の第2支持材を固設し、該第1支持材と第2支持材とを弾性部材を挟んで水平方向の連結ピンで連結し、該連結ピンが嵌合する第1支持材または第2支持材のピン孔のいずれか一方を前後方向に長い長孔として、背マットを支持フレームに対して前後および左右に傾動可能としたことを特徴としている。
第1支持材および第2支持材はそれぞれ背マットおよび背フレームに固設されるが、取付部材などを介して間接的に固設してもよい。また、背マットや背フレームと一体に形成してもよい。なお、材質については、特に問わない。
第1支持材と第2支持材は、椅子を正面からみて平面視左右方向の寸法を異なるものとして、連結ピンで連結する。そして、連結ピンが嵌合する長孔は、対向させたとき内側または外側に位置する第1支持材または第2支持材に設ける。なお、平面視コ字状および平面視逆コ字状は、椅子の正面を左方へ向けて上面から見たときの状態で称している。
第1支持材は背マットに直接取り付けてもよいが、請求項2に記載のように、背マットの背面にクロス状の背マットフレームを固設し、該背マットフレームの交差部に取り付けると良い。
また、第2支持材を取り付ける背フレームは、脚支柱上端の支持フレームに固設またはピン連結したものが一般的であるが、請求項3に記載のように、背マットに凭れたとき背フレームの後傾に伴って座フレームが移動する揺動機構を備えたものでもよい。
弾性部材は背マットへ凭れたときのクッションと背を起こしたときに正常位置へ復帰できるものであればよい。
本考案の背マット支持装置は、上記のように、背マットに平面視逆コ字状の第1支持材を固設するとともに背フレームに平面視コ字状の第2支持材を固設し、第1支持材と第2支持材とを弾性部材を挟んで水平方向の連結ピンで連結し、連結ピンが嵌合する第1支持材または第2支持材のピン孔のいずれか一方を前後方向に長い長孔としたので、背マットに対して背中が正面から多少捩った状態で凭れても、背マットが背中の線にフレキシブルに対応して密着させることができ、座り心地の良いものとなり、長時間座っても疲れにくいものとなった。
また、背マットの背面にクロス状の背マットフレームを固設し、背マットフレームの交差部に第1支持材を固設すれば(請求項2)、背マットを軽量で強固なものとすることができる。
さらに、本装置を背マットに凭れたとき背フレームの後傾に伴って座フレームが移動する揺動機構を備えた椅子に設け(請求項3)れば、背マットの後傾した各状態においても常に背中が背マットに密着し、十分にくつろぐことができる椅子とすることができる。
本考案の背マット支持装置の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図6は、椅子の全体を示す斜視図で、1は脚支柱、2はシート、3は背マットである。
背マット3は、その背面にクロス状の背マットフレーム4が固設されており、その交差部4Aに背フレーム6が取付られている。なお、5は、背マット3の背面の左右方向に設けられた支持部材で、中央部は背マットフレーム4の交差部4Aに連結されている。
図3は、この椅子の平面図と側面図であり、背マット支持装置10は、背マットフレーム4と背フレーム6との連結部に設けられている。
図1は、図3における背マット支持装置10の拡大した平面図と側面図であり、この図と部品展開図である図2に基づいて背マット支持装置を説明する。
先ず、背マットフレーム4の交差部4Aの背部に平面視逆コ字状の第1支持材11が取付ネジ15で取り付けられている。一方、背フレーム6の取付部6Aには第1支持材11と対向する平面視コ字状の第2支持材12が取付ネジ16で取り付けられている。そして、第1支持材11と第2支持材12は、間に弾性部材14を挟んで、連結ピン13によって連結されている。なお、弾性部材14は、ここでは、硬めのゴムを使用している。
第1支持材11には、連結ピン13が貫通する長孔11aが設けられ、第2支持材12には、連結ピン13が嵌合するピン孔12aが設けられ、連結ピン13が取り付けられたとき、連結ピン13は第2支持材12と一体となり、第1支持材11は、連結ピン13によって回動可能で、かつ、長孔11aによって左右方向へ傾動可能である。
また、第2支持材12の幅寸法B2は、第1支持材11の幅寸法B1より大きくしており、第1支持材11が左右方向に傾動したとき当接しないようにしている。
本考案の背マット支持装置10は、上記のように構成されているので、着座者が背マット3に凭れたとき、連結ピン13によって前後方向に回動し、かつ、第1支持材11の長孔11aによって左右方向にも傾動できる。したがって、背マット3に対して背中が正面から多少捩った状態で凭れても、背マット3が背中の線にフレキシブルに対応して密着させることができ、格段に座り心地のよいものとなった。
図3は、背マット3に凭れたときの背マット3の動きを示す一例で、図4は、背マット支持装置10の拡大図である。この例では、最大左右方向に6度、前後方向には8度傾動させたときの状態を示している。
なお、この実施例の椅子は、背マット3の後傾に伴って、シートが移動する揺動機構を備えている。この機構は、図5に示すように、脚支柱1に取り付けられる支持フレーム21と、背フレーム6と、シート2が取り付けられる座フレーム22と、これらを連結する前リンク24と後リンク25とから構成されている。
背フレーム6は、水平部6Bを備えた略L字状であり、前端は前リンク24に連結ピン24Bで連結され、水平部6Bの後部は、後リンク25に連結ピン25Dで連結されている。
そして、前リンク24は連結ピン24Aで支持フレーム21に連結され、後リンク25は連結ピン25Aで支持フレーム21に連結されている。また、座フレーム22は、前端部を連結ピン22Aで支持フレーム21の前部に前後方向へ移動可能に連結し、後端部を後リンク25に連結ピン25Bで連結している。なお、26は、捩りコイルバネで、背を起こしたとき、背マット3を通常状態へ復帰させるためのものである。
このように構成されているので、体重を意図的に背マットへ預けると、背フレーム2が後傾し、図5において一点鎖線で示すように、後リンク25が連結ピン25Aを支点として、時計回りに回動するとともに、前リンク24が反時計回りに回動する。これにより、背フレーム6は、後傾するとともにシート後部が沈み込みつつ前方へ移動し、座フレーム22も前方へ移動させる。
本考案の背マット支持装置の実施の形態を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同 背マット支持装置の部品の展開斜視図である。 同 背マット支持装置の作用を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同 (a)は、図3(a)における背マット支持装置10の詳細図、(b)は、図3(b)における背マット支持装置10の詳細図である。 同 揺動機構の全体を示す側面図である。 同 背マット支持装置を備えた椅子の全体を示す斜視図である。
符号の説明
1 脚支柱
2 シート
3 背マット
4 背マットフレーム
4A 交差部
5 支持部材
6 背フレーム
6A 取付部
6B 水平部
10 背マット支持装置
11 第1支持材
11a 長孔
12 第2支持材
12a ピン孔
13 連結ピン
14 弾性部材
15 取付ネジ
16 取付ネジ
21 支持フレーム
22 座フレーム
22A 連結ピン
24 前リンク
24A 連結ピン
24B 連結ピン
25 後リンク
25A 連結ピン
25B 連結ピン
25D 連結ピン

Claims (3)

  1. 背マットを後方から背フレームで支持した椅子の背マット支持装置において、該背マットに平面視逆コ字状の第1支持材を固設するとともに背フレームに該第1支持材と対向する平面視コ字状の第2支持材を固設し、該第1支持材と第2支持材とを弾性部材を挟んで水平方向の連結ピンで連結し、該連結ピンが嵌合する第1支持材または第2支持材のピン孔のいずれか一方を前後方向に長い長孔として、背マットを支持フレームに対して前後および左右に傾動可能としたことを特徴とする椅子の背マット支持装置。
  2. 背マットの背面にクロス状の背マットフレームを固設し、該背マットフレームの交差部に前記第1支持材を固設したことを特徴とする請求項1記載の椅子の背マット支持装置。
  3. 前記椅子は、背マットに凭れたとき背フレームの後傾に伴って座フレームが移動する揺動機構を備えたものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の椅子の背マット支持装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017534380A (ja) * 2014-10-17 2017-11-24 エコーネス・エイエスエイ バランスジョイント

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