JPH1071043A - 椅子座部の傾動調整機構 - Google Patents

椅子座部の傾動調整機構

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JPH1071043A
JPH1071043A JP24914096A JP24914096A JPH1071043A JP H1071043 A JPH1071043 A JP H1071043A JP 24914096 A JP24914096 A JP 24914096A JP 24914096 A JP24914096 A JP 24914096A JP H1071043 A JPH1071043 A JP H1071043A
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JP
Japan
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plate
seat
elastic body
tilt
elastic
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Application number
JP24914096A
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English (en)
Inventor
Takanori Takatou
敬弼 高藤
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Seiko Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Seiko Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 椅子座部の傾動時の弾性反発力の強さおよび
傾動可能な範囲を設定することができ、傾動の有無を選
択しうる傾動調整機構を提供する。使用者の指などの挟
み込みをできるだけ少なくする。 【解決手段】 椅子の脚体側に固定するフレームプレー
ト1と、座部の下面に固定する座部受けプレート2と、
座部受けプレートの下面に前後に位置調整自在に設けた
サブプレート5と、フレームプレート1と座部受けプレ
ートの間に固定した左右一対の固定弾性部材3と、下端
をフレームプレート1に前後方向に位置調整自在に取り
つけ、上端を前記サブプレート5に固定した左右一対の
可動弾性部材3とを備え、さらに、上端を前記サブプレ
ート5に回動自在に連結した調整棒17と、その調整棒
に螺合した調整ナット22およびロックナット23から
なるストッパ機構を備えた傾動調整機構A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は 椅子座部の傾動調
整機構に関する。さらに詳しくは、使用者の重心のかけ
方に応じて、座部を傾けることができ、しかもその傾き
角度を調整することができる椅子座部の傾動調整機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、座部の4隅と脚体の間に、圧
縮コイルバネなどの弾性体を介在させ、椅子の座部を使
用者の動きに合わせて傾動させる技術が知られている
(たとえば実開昭48−22607号公報、実開昭58
−17051号公報参照)。また弾性体の弾性係数を2
段階にして、人の体重や人の動きにより生ずる荷重に対
して段階的に対応する機能を有するものも知られている
(実開昭63−196244号公報参照)。これらの座
部の傾動機構は、単に垂直方向の荷重を受けて緩衝作用
ないしクッション作用を奏するだけでなく、使用者の重
心のかけ方に応じてある程度座部が傾斜し、楽な姿勢を
とることができる利点がある。
【0003】さらに本発明者は、特願昭62−3243
73号(特開平1−104203号公報)においてゴム
体からなる弾性体を1個ないし複数個、座部の中心部と
脚体との間に介在させた座部の傾動機構を提案してい
る。このものは、座部の傾斜角度が大きく、しかも弾性
体の圧縮弾性変形だけでなく、引っ張り弾性変形も利用
するので、復帰力が強いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の座部の傾動
機構では、座部の角度と反発力との関係ならびに傾動で
きる範囲が弾性体の種類・数量・取り付け位置に応じて
一意的に定まっており、使用者の使用状況などに応じて
変更や調整をすることはできない。また、傾動作用は常
時機能しているので、一時的に傾動作用を止めることが
できない。さらに傾動機構の種類によっては、座部が不
用意に傾動して座部の端部と脚体などとの間に使用者の
指などを挟むおそれがある。
【0005】本発明は、使用者の体重や使用者の動く範
囲などに応じて、適切な傾動角度を得ることができる座
部の傾動調整機構を提供することを技術課題としてい
る。さらに本発明は、傾動可能な状態と傾動を拘束した
状態とを使用者が任意に選択することができ、しかも使
用者が傾動角度を簡単に設定することができる座部の傾
動調整機構を提供することを技術課題としている。また
本発明は、指などの挟み込みをできるだけ少なくし、安
全に使用し得る傾動調整機構を提供することをも技術課
題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の椅子座部の傾動
調整機構の第1の態様は、椅子の脚体と座部との間に介
在される、それぞれ圧縮および引張変形が可能な複数個
の弾性体と、それらの弾性体を所定の間隔を保って平面
的な配置状態に保持する保持機構とを備えており、か
つ、その保持機構が、弾性体の少なくとも1個を他の弾
性体との間隔を変えられるように位置調整可能に保持し
ていることを特徴としている。
【0007】このような椅子座部の傾動調整機構におい
ては、前記保持機構が、椅子の脚体側に固定されるフレ
ームプレートと、座部側に固定される座受けプレートと
を有し、前記複数個の弾性体のうち少なくとも1個の弾
性体が、フレームプレートと座受けプレートの間に位置
調節自在に取り付けられる可動弾性体であり、他の弾性
体がフレームプレートと座受けプレートの間に固定され
ている固定弾性体であるものが好ましい。さらに前記座
受けプレートまたはフレームプレートのいずれか一方に
サブプレートがスライド調整自在に取り付けられてお
り、複数個の可動弾性体の一端がそれぞれそのサブプレ
ートに取り付けられ、他端が相手側のプレートに位置調
整自在に取り付けられているものが一層好ましい。
【0008】前記の傾動調整機構においては、さらに複
数個の弾性体のうち少なくとも1個の弾性体の伸びの上
限を拘束するストッパ機構を備えているものが好まし
い。このようなストッパ機構には、弾性体の伸びの上限
を調整する手段を設けるのが好ましい。また前記ストッ
パ機構は、その弾性体の圧縮方向の変形を阻止する手段
を備え、前記伸びの上限を調整する手段が弾性体の伸び
を0に調整し得るものが好ましい。
【0009】また前記フレームプレートと座受けプレー
トの間で、前記可動弾性体の近辺に、フレームプレート
と座受けプレートの間隔の上限を拘束するストッパ機構
を、可動弾性体の調整方向と同じ方向に位置調整自在に
設けるのが好ましい。このような構成は、たとえば座受
けプレートまたはフレームプレートのいずれか一方にサ
ブプレートをスライド調整自在に取り付け、前記可動弾
性体およびストッパの一端をそのサブプレートに取り付
け、他端を相手側のプレートに位置調整自在に取り付け
ることにより実現できる。さらに前記サブプレートを座
受けプレートにスライド調整自在に取り付け、そのサブ
プレートの下面に支持片を設け、その支持片に調整棒の
上端を回動自在に取り付け、その調整棒の下端をフレー
ムプレートに貫通させると共に、その下端近辺にフレー
ムプレートの下面と当接するストッパ部材を位置調節自
在に取り付けることにより実現できる。
【0010】本発明の椅子座部の傾動調整機構の第2の
態様は、椅子の脚体と座部との間に介在される、それぞ
れ圧縮および引張変形が可能な複数個の弾性体と、それ
らの弾性体を所定の間隔を保って平面的な配置状態に保
持する保持機構とを備えており、かつ、前記複数個の弾
性体のうち少なくとも1個の弾性体の伸びの上限を拘束
するストッパ機構を備えていることを特徴としている。
このような傾動調整機構においては、前記ストッパ機構
に弾性体の伸びの上限を調整する手段を設けるのが好ま
しい。さらにストッパ機構に、圧縮方向の変形を阻止す
る手段を設けると共に、前記伸びの上限を調整する手段
が伸び方向の変形を0にしうるものであるのが好まし
い。
【0011】
【作用】本発明の機構では、複数個の弾性体が圧縮力と
引っ張り力の両方に対応できるので、座部を一方向に傾
けようとする力が働いたとき、そのトルクを複数個の弾
性体の全体で保持することができる。そのため安定して
座部を保持することができ、また弾性体同士の間隔を狭
くしても、安定して保持することができる。本発明の第
1の態様においてはその利点を活用し、保持機構が少な
くとも1個の弾性体の取り付け位置を変更できるように
している。そして弾性体同士の間隔を広くした場合は、
座部を傾動させようとするトルクが同じでも、個々の弾
性体が受ける圧縮力および引っ張り力が少なくてすむ。
そのため弾性変形量が少なくなるので、傾動角度が少な
くなる。反対に弾性体同士の間隔を狭くすれば、同じ傾
動トルクに対しても、個々の弾性体が受ける圧縮力、お
よび引っ張り力が大きくなるので、大きい傾動動作が生
ずる。本発明の傾動調整機構では、上記の動作原理に基
づき、荷重(トルク)に対する傾動角度、すなわち傾動
に対する弾性抵抗の強さを任意に設定することができ
る。
【0012】弾性体は座部と脚体との間に個別に取り付
けることもでき、さらにすべてを取り付け位置調節自在
にすることもできるが、椅子の脚体側に固定されるフレ
ームプレートと、座部側に固定される座受けプレートと
の間に介在させるようにすると、傾動調整機構全体をユ
ニットのようにすることができる。そのため、組立や取
り扱いが容易になる。さらに弾性体を可動弾性体と固定
弾性体とに分けた機構では、固定弾性体で確実に保持す
ると共に、可動弾性体で位置調整を容易にできるなど、
それぞれの弾性体の機能を発揮させやすい設計にするこ
とができる。
【0013】さらに前記座受けプレートまたはフレーム
プレートのいずれか一方にサブプレートをスライド調整
自在に取り付け、可動弾性体の一端をそのサブプレート
に取り付けたものでは、サブプレートを移動させるだけ
で可動弾性体を位置調整することができる。そのためと
くに複数個の可動弾性体をサブプレートに取りつける場
合は、複数個の可動弾性体を一斉に移動することができ
る利点がある。
【0014】また弾性体の伸びの上限を拘束するストッ
パ機構を備えている傾動調整機構では、ストッパ機構を
作動させたとき、傾動角度の上限がストッパ機構で規制
される。そのばあい座部と脚体との当接により規制せ
ず、弾性体の伸びの上限を拘束することにより規制する
ので、座部の端部と脚体との間に指などを挟むおそれが
非常に少ない。ストッパ機構として、弾性体の伸びの上
限を調整する手段を有するものを採用する場合は、伸び
の上限を使用者が調整することにより座部の最大傾動角
度を調整することができる。なお荷重に対する傾動抵抗
を変更するべく可動弾性体の位置を調整したとき、スト
ッパ機構がそのままの位置であれば、最大傾動角度が変
わってしまうが、弾性体の伸びの上限を調整し得るスト
ッパ機構を採用すれば、その伸びの上限を調整すること
により、所望の最大傾動角度を得ることができる。
【0015】他方、フレームプレートと座受けプレート
の間で、前記可動弾性体の近辺に、フレームプレートと
座受けプレートの間隔の上限を拘束するストッパ機構
を、可動弾性体の調整方向と同じ方向に位置調整自在に
設ける場合は、可動弾性体の位置を調節するときに同時
にストッパ機構の位置を調整するだけでよい。すなわ
ち、ストッパ機構による延びる長さはそのままにしてお
いても、可動弾性体とストッパの位置関係を同じにして
おけば、所望の傾動状態を得ることができる。したがっ
て調整作業が容易である。
【0016】さらに座受けプレートまたはフレームプレ
ートのいずれか一方にサブプレートをスライド調整自在
に取り付け、前記可動弾性体およびストッパの一端をそ
のサブプレートに取り付け、他端を相手側のプレートに
位置調整自在に取り付ければ、サブプレートの位置を調
整するだけで可動弾性体とストッパの位置調整を一斉に
行うことができ、一層簡単に調整しうる。前記サブプレ
ートを座受けプレートにスライド調整自在に取り付け、
そのサブプレートの下面に支持片を設け、その支持片に
調整棒の上端を回動自在に取り付け、その調整棒の下端
をフレームプレートに貫通させると共に、その下端近辺
にフレームプレートの下面と当接するストッパ部材を位
置調節自在に取り付けたものでは、座部が傾動しても調
整棒が常時フレームプレートの下面にしっかりと当接す
るので、傾動状態を安定して維持することができる。
【0017】本発明の第2の態様では、弾性体の伸びの
上限を拘束することにより、座部の最大傾斜角度を規制
することができる。そのため、使用者が重心を一方に極
端に寄せた場合でも、所定の角度以上に傾斜せず、安全
である。また弾性体の伸びの上限を調整する手段を有す
る傾動調整機構では、使用者が最大傾斜角度を任意に設
定することができる。そのため使用者は椅子の使用状況
に応じて好ましい最大傾斜角度を選択し、最大傾斜角度
を充分に大きくしたり、またあまり傾動しないように小
さくすることができる。また弾性体の圧縮方向の変形を
拘束する手段を有するものでは、弾性体の引張・圧縮変
形を拘束して、座部がほとんど傾動しない状態に設定す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明の椅子座部の傾
動調整機構の一実施形態を示す組み立て前の斜視図、図
2はその正面断面図、図3はその組み立て後の斜視図、
図4はその平面図、図5はそのV-V 線断面図、図6aお
よび図6bはそれぞれ弾性部材の間隔を広く設定した場
合の静止状態および作動状態を示す断面図、図7aおよ
び図7bはそれぞれ弾性部材の間隔を狭く設定した場合
の静止状態および作動状態を示す断面図、図8は本発明
の傾動調整機構の他の実施形態を示す要部断面図であ
る。
【0019】図1に示す傾動調整機構Aは、椅子の脚体
側に取り付けるフレームプレート1と、座部に取り付け
る座部受けプレート2と、それらの間に介在される4個
の弾性部材3、4とを備えている。図1では右上側が椅
子の前側に配置される。本実施形態ではフレームプレー
ト1は単なる板状の部材であるが、座部プレート2は左
右が立ち上がり、さらにその上端が左右方向に延びて座
部へ取り付ける取り付け座2aになっている。その取り
付け座2aには取り付け用のボルト孔2bが所定の個数
だけ形成されている。
【0020】さらに座部受けプレート2の下面の後部側
には、サブプレート5が2本のネジ6によって前後方向
にスライド自在に取り付けられている。なおこの実施形
態では、座部受けプレート2の下面側でサブプレート5
が摺動する範囲5aでは、サブプレート5のほぼ板圧分
だけ凹陥させており、サブプレート5の前後方向の移動
の案内としている。またその凹陥している範囲5aに
は、上面側に突出するバーリング部7を形成し、そのバ
ーリング部7にネジ6と螺合する雌ネジを形成してい
る。そしてサブプレート5に前後方向に延びる一対の長
孔8を形成し、ネジ6をそれらの長孔8を通してバーリ
ング部7にねじ込んでいる。それによりネジ6を緩める
ことにより、サブプレート5を前後方向にスライドさせ
ることができ、任意の位置でネジ6を締め付けることに
より、サブプレート5の前後方向の取り付け位置を調節
することができる。
【0021】サブプレート5の左右の端部には雌ネジ付
きのバーリング部9、9が形成されており、それらのバ
ーリング部9、9に、可動弾性部材4、4の心棒4cの
上端がねじ込まれている。そして心棒4cの下端側は、
フレームプレート1に形成した長孔11を通して袋ナッ
ト12で位置調節自在に取り付けられる。すわなち袋ナ
ット12を緩めてサブプレート5を前後に調節すれば、
心棒4cが長孔11に沿って移動し、適切な位置で袋ナ
ット12を締め付けることにより、可動弾性部材4を前
後方向に位置調節することができる。なお座部受けプレ
ート2には心棒4cおよびバーリング部9をスライド自
在の移動を許容するための長孔13が形成されている。
【0022】また座部受けプレート2の前端の両側に
は、雌ネジ付きのバーリング部14が設けられており、
それらに固定弾性部材3、3の心棒3cの上端部がねじ
込まれており、心棒3cの下端部はフレームプレート1
に形成した孔15を貫通して袋ナット16が螺合され
る。したがってフレームプレート1と座部受けプレート
2はそれらの弾性部材3、3によって前後に移動しない
ように固定されている。
【0023】なおこの実施形態では、固定弾性部材3も
可動弾性部材4も、円柱状のゴム体3a、4aと、ゴム
体の上下端に焼き付けなどによって密着固定した円盤状
のエンドプレート3b、4bと、エンドプレートの中心
から突出する雄ネジを形成した心棒3c、4cとから構
成される弾性ゴム部材によって構成している。それらの
弾性ゴム部材は、通常、防振ゴムなどとして市販されて
いるものを利用することができる。
【0024】さらにサブプレート5の中央部の下面側に
は、板状の支持片16が溶接などにより固着されてお
り、その支持片16に調整棒17の上端が回動自在に連
結されている。調整棒17は上端に板状突起18を備え
たネジであり、板状突起18には貫通孔が形成されてい
る。支持片16にも貫通孔が形成されており、支持片1
6および板状突起18のそれぞれの貫通孔には、図2に
示すようにピン19が挿通され、そのピン19の先端は
カシメられて抜け止めにしている。また調整棒17の下
端側はフレームプレート1に前後方向に形成した長孔2
0に貫通され、球面状の当接面21を備えた調整ナット
22およびロックナット23がねじ込まれている。ロッ
クナット23は、調整ナット22と共にいわゆるダブル
ナットを構成し、調整ナット22を調整棒17の適切な
位置に、とくにフレームプレートの下面から離れた位置
でも確実に固定するためのものである。調整棒17およ
び調整ナット22、ロックナット23は特許請求の範囲
におけるストッパ機構を構成している。
【0025】上記の機構Aは、たとえば図2に示すよう
にして組み立てることができる。すなわちまず、フレー
ムプレート1に4個の弾性部材3、4を緩く取り付け、
調整棒17をサブプレート5の支持片16にピン19に
より取り付ける。ついで、ネジ6によりサブプレート5
を座部受けプレート2に取り付け、前後位置を調整して
サブプレート5に可動弾性部材4、4を取り付ける。図
3、図4および図5はそのようにして組み立てた機構A
を示している。組み立てた機構Aは、フレームプレート
1を椅子の脚体の上面に取り付け、座受けプレート2の
取り付け座2aを座部に締結して用いる。なおフレーム
プレート1は椅子の脚体と一体にしてもよく、また脚体
の一部を利用してフレームプレートとしてもよい。
【0026】上記のごとく構成される座部傾動調整機構
Aのネジ6および袋ナット12を緩めてサブプレート5
をできるだけ後方にずらせ、再度ネジ6および袋ナット
12を締め付けると、図6aに示すように、可動弾性部
材4と調整棒17が座部の後方に設定される。この状態
では固定弾性部材3と可動弾性部材4との間隔がL1と
なっており、使用者が座部に座って前側に重心をかけた
とき、図6bに示すように、前側の固定弾性部材3は圧
縮されるが後ろ側の可動弾性部材4は引っ張り応力を受
ける。そしてストッパ機構の調整ナット22がフレーム
プレート1の下面に当接して可動弾性部材4の引っ張り
変形が拘束されるまで傾動し、座部受けフレーム2が前
向きに最大限角度θ1 だけ傾く。このとき、調整ナット
22の当接面21が球面状であるので、調整ナット22
とフレームプレート1の当接は点接触に近くなり、座部
の傾斜角度にほとんど影響しない。さらに点接触にする
ことにより、指などを詰めるおそれが一層少なくなる。
また調整棒17の板状突起18と支持片16とがピン1
9により回動自在であるので、調整棒17自体も座部の
傾動の邪魔をしない。
【0027】なお使用者が重心を弾性部材3、4の中心
部にかけた状態では、可動弾性部材4も固定弾性部材3
もほぼ同程度圧縮変形し、座部は図6aの状態のまま、
いくらか沈む状態になる。またそれよりいくらか前側に
重心をかけた状態では、0〜θ1 の間の角度だけ傾いた
状態になる。さらに図5において、使用者が左右に重心
をずらせた場合は、それに応じて座部が左右に傾動し、
作業に合った座部の傾斜角度が得られる。したがって使
用者は、自分の姿勢に応じて適切な座部の角度を任意に
得ることができる。また前後の弾性部材3、4の間隔L
1 が大きいので、座部にかけるトルクに対する傾動角度
の比率を比較的小さくすることができ、しかも最大傾動
角度もあらかじめ小さい値に設定しておくことができ
る。そのため、椅子に座った姿勢での作業がしやすい。
【0028】なお図6aの状態で、ロックナット23を
緩めて調整ナット22を上方に螺進させ、その位置で再
びロックナット23を締め付けて調整ナット22の位置
(高さ)を固定すると、それに応じて座部が傾動したと
きの調整ナット22とフレームプレート1の当接するま
での距離が短くなる。そのため傾動角度の最大値が小さ
くなる。逆にロックナット23を緩めて調整ナット22
の位置を下げると、調整ナット22とフレームプレート
1の当接するまでの距離が長くなり、傾動角度の最大値
が大きくなる。このように調整ナット22の高さを調整
することにより、重心の位置の変動と座部の角度の関係
を変えることなく、傾動角度の最大値のみを変えること
ができる。
【0029】また図6aの想像線で示すように、調整ナ
ット22を上端近辺まで螺進させ、その位置でロックナ
ット23により固定すると、後ろ側にある可動弾性体4
の伸び方向の弾性変形が規制される。さらにフレームプ
レート1とサブプレート5との間には、支持片16と板
状突起18とが介在されている。そのためその弾性部材
4は圧縮方向の変形も規制されている。したがって上記
のように調整ナット22を上方に設定し、調整棒17の
板状突起18と調整ナット22とでフレームプレート1
を挟み込むようにすれば、座部の傾動作用をほとんど停
止した状態を選択することができる。
【0030】つぎに図7aに示すように、サブプレート
5を前側にずらせた状態では、可動弾性部材4と固定弾
性部材3の間隔は、前述の場合より狭い間隔L2とな
る。そのため、同じ傾動トルクを受けた場合には、図7
bに示すように、座部はかなり大きい角度θ2 だけ傾斜
する。また、このときも前側にずれているストッパ機構
の調整ナット22がフレームプレート1と当接して、そ
の位置で可動弾性部材4の伸びを拘束する。その場合、
ストッパ機構の調整ナット22が同じ高さだけ上昇でき
るとしても、座部の回動中心からの距離が短くなってい
るので、最大傾動角度は前述の場合より大きくなる。こ
のときも調整ナット22とフレームプレート1の当接は
ほぼ点接触であり、座部の傾斜角度にほとんど影響しな
い。また調整棒17と支持片16とが回動自在であるの
で、調整棒17自体も座部の傾動の邪魔をしない。なお
左右の傾動については、図6a〜図6bの場合と同じで
ある。またこの状態においても、調整ナット22の高さ
を独立的に調整して、最大傾動角度を独立的に設定する
ことができる。またこの状態においても、調整ナット2
を上端側に締め付けて、座部を傾動させない状態に設定
することもできる。
【0031】上記のように本実施形態の座部の傾動調整
機構Aは、サブプレート5の位置を前後に調整するだけ
で、座部の荷重に対する傾動の強さおよび最大傾斜角度
を調整することができ、使用者はその範囲で安定して座
ることができる。またストッパ機構の調整ナット22の
高さを変更することにより、重心のかけ方と傾動動作の
関係を変更せずに傾動角度の最大値のみを独立的に変更
することも可能である。さらに調整ナット22を上端に
締めつけて、座部がほとんど傾動しない状態に設定する
ことができる。なお傾動動作のストッパは、後部の弾性
部材の最大引っ張り変形の範囲を定めることにより規制
しているから、最も傾斜した状態でも座部と脚体の間に
隙間を残しておくことができる。そのため、指などを挟
むおそれがきわめて少ない(図6bおよび図7b参
照)。
【0032】前記実施形態ではサブプレート5を座部受
けプレート2に対して摺動自在に設けているが、フレー
ムプレート1側に取り付けてもよい。また弾性部材とし
てゴム体3a、4aを備えたものを用いているが、コイ
ルスプリングなどの他の弾性部材を採用することもでき
る。なおここにいうゴム体には天然ゴム、合成ゴムのほ
か、ポリウレタンなどの弾力性を有する合成樹脂も含む
ものである。さらに前記実施形態では前側に固定弾性部
材を配置し、後ろ側に可動弾性部材を配置しているが、
逆に前側に可動弾性部材を配置してもよく、さらに前後
とも可動弾性部材とすることもできる。また弾性部材の
個数、配置状態、ストッパ機構の個数および配置状態は
前記の実施形態のものに限定されず、椅子の使用目的な
どに応じて種々の変更をすることができる。たとえば複
数個の弾性部材を円状に配列してもよい。さらに可動弾
性部材の移動方向は前後方向だけでなく、左右方向、斜
め方向に移動させたり、さらには円弧状に移動させるな
ど、椅子の使用目的に応じて任意に選択することができ
る。
【0033】また前記実施形態では調整棒17をねじ棒
とし、それに調整ナット22とロックナット23とを螺
合させ、いわゆるダブルナットの方法で連続的に高さ調
整自在としている。しかしたとえば図8に示すように、
調整棒17に複数個の貫通孔26を形成し、それらの貫
通孔26に嵌合するストッパピン27を着脱自在に挿入
するようにしてもよい。この場合は段階的に傾動角度を
調整することができる。本発明におけるストッパ機構の
弾性体の伸びの上限を調整する構成には、このような段
階的に調整する構成も含まれる。
【0034】なお前記実施形態では、複数個の弾性体の
間隔を調整することにより重心の掛け方と座部の角度の
比例関係を変化させると共に、ストッパ機構で最大傾斜
角度を設定している。しかし弾性体3、4同士の間隔は
固定しておき、ストッパ機構による傾動範囲の調整だけ
ができるようにすることもできる。この場合もストッパ
機構の調整ナット22を上端に移動させて傾動を停止さ
せることができる。
【0035】本発明の椅子座部の傾動調整機構は、事務
用椅子、学童用の椅子、作業用の椅子など、種々の用途
の椅子に適用することができ、また折りたたみ椅子、積
み重ね可能な椅子など、種々の形態・機能の椅子にも適
用することができる。また、上記の実施形態では座部の
みを傾動させているが、座部と背もたれとが一体になっ
た椅子では、座部と背もたれを一緒に傾動させてもよ
く、また座部のみを独立して傾動させてもよい。
【0036】前記実施形態では複数個の弾性部材を配列
することにより、使用者の重心のかけ方に応じて特定の
弾性部材に引っ張り変形が生じ、あるいは圧縮変形が生
ずる。しかしたとえば前後の弾性部材の中間位置でフレ
ームプレートと座部受けプレートの間に、ヒンジ、ピン
ジョイント、ボール−ソケットジョイント、ユニバーサ
ルジョイント、あるいは硬度が高いゴムジョイントなど
の首振り自在なジョイント(関節要素)を介在させるこ
とにより、それらのジョイントを支点とする首振り運動
を強制的に生じさせ、そのまわりの弾性部材に確実に引
っ張り変形と圧縮変形を生じさせるようにすることもで
きる。
【0037】
【発明の効果】本発明の椅子座部の傾動調整機構は、弾
性部材の位置を調整することにより、使用者の体重や使
用者の動く範囲などに応じて、適切な傾動角度および傾
動の強さを得ることができる。さらにストッパ機構を設
けた傾動調整機構は、傾動の有無を選択することができ
ると共に、傾動可能な範囲を簡単に設定することがで
き、それにより指などの挟み込みを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の座部傾動調整機構の一実施形態を示
す組み立て前の斜視図である。
【図2】 図1の機構の正面断面図である。
【図3】 その機構の組み立て後の斜視図である。
【図4】 その機構の平面図である。
【図5】 図4のV-V 線断面図である。
【図6】 図6aおよび図6bはそれぞれその機構にお
ける弾性部材の間隔を広く設定した場合の静止状態およ
び作動状態を示す断面図である。
【図7】 図7aおよび図7bはそれぞれその機構にお
ける弾性部材の間隔を狭く設定した場合の静止状態およ
び作動状態を示す断面図である。
【図8】 本発明の傾動調整機構の他の実施形態を示す
断面図である。
【符号の説明】
A 傾動調整機構 1 フレームプレート 2 座部受けプレート 3 固定弾性部材 4 可動弾性部材 5 サブプレート 17 調整棒 22 調整ナット 23 ロックナット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子の脚体と座部との間に介在される、
    それぞれ圧縮および引張変形が可能な複数個の弾性体
    と、それらの弾性体を所定の間隔を保って平面的な配置
    状態に保持する保持機構とを備えており、かつ、その保
    持機構が、弾性体の少なくとも1個を他の弾性体との間
    隔を変えられるように位置調整可能に保持している、椅
    子座部の傾動調整機構。
  2. 【請求項2】 前記保持機構が、椅子の脚体側に固定さ
    れるフレームプレートと、座部側に固定される座受けプ
    レートとを有し、前記複数個の弾性体のうち少なくとも
    1個の弾性体が、フレームプレートと座受けプレートの
    間に位置調節自在に取り付けられる可動弾性体であり、
    他の弾性体がフレームプレートと座受けプレートの間に
    固定されている固定弾性体である請求項1記載の傾動調
    整装置。
  3. 【請求項3】 前記座受けプレートまたはフレームプレ
    ートのいずれか一方にサブプレートがスライド調整自在
    に取り付けられており、可動弾性体の一端がそれぞれそ
    のサブプレートに取り付けられ、他端が相手側のプレー
    トに位置調整自在に取り付けられている請求項2記載の
    傾動調整機構。
  4. 【請求項4】 前記複数個の弾性体のうち少なくとも1
    個の弾性体の伸びの上限を拘束するストッパ機構を備え
    ている請求項1記載の傾動調整機構。
  5. 【請求項5】 前記ストッパ機構が、その弾性体の伸び
    の上限を調整する手段を備えている請求項4記載の傾動
    調整機構。
  6. 【請求項6】 前記ストッパ機構が、その弾性体の圧縮
    方向の変形を阻止する手段を備えており、前記伸びの上
    限を調整する手段が弾性体の伸びを0に調整し得る請求
    項5記載の傾動調整機構。
  7. 【請求項7】 前記フレームプレートと座受けプレート
    の間で、前記可動弾性体の近辺に、フレームプレートと
    座受けプレートの間隔の上限を拘束するストッパ機構
    が、可動弾性体の調整方向と同じ方向に位置調整自在に
    設けられている請求項2記載の傾動調整機構。
  8. 【請求項8】 前記座受けプレートまたはフレームプレ
    ートのいずれか一方にサブプレートがスライド調整自在
    に取り付けられており、前記可動弾性体およびストッパ
    の一端がそのサブプレートに取り付けられ、他端が相手
    側のプレートに位置調整自在に取り付けられている請求
    項7記載の傾動調整機構。
  9. 【請求項9】 前記サブプレートが座受けプレートにス
    ライド調整自在に取り付けられており、そのサブプレー
    トの下面に支持片が設けられ、その支持片に調整棒の上
    端が回動自在に取り付けられ、その調整棒の下端がフレ
    ームプレートを貫通すると共に、その下端近辺にフレー
    ムプレートの下面と当接するストッパ部材が位置調節自
    在に取り付けられている請求項8記載の傾動調整機構。
  10. 【請求項10】 椅子の脚体と座部との間に介在され
    る、それぞれ圧縮および引張変形が可能な複数個の弾性
    体と、それらの弾性体を所定の間隔を保って平面的な配
    置状態に保持する保持機構とを備えており、かつ、前記
    複数個の弾性体のうち少なくとも1個の弾性体の伸びの
    上限を拘束するストッパ機構を備えている、椅子座部の
    傾動調整機構。
  11. 【請求項11】 前記ストッパ機構が、その弾性体の伸
    びの上限を調整する手段を備えている請求項10記載の
    傾動調整機構。
  12. 【請求項12】 前記ストッパ機構が、その弾性体の圧
    縮方向の変形を阻止する手段を備えており、前記伸びの
    上限を調整する手段が弾性体の伸びを0に調整し得る請
    求項11記載の傾動調整機構。
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