JPH09238768A - 椅子の座受支持機構 - Google Patents

椅子の座受支持機構

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JPH09238768A
JPH09238768A JP4600296A JP4600296A JPH09238768A JP H09238768 A JPH09238768 A JP H09238768A JP 4600296 A JP4600296 A JP 4600296A JP 4600296 A JP4600296 A JP 4600296A JP H09238768 A JPH09238768 A JP H09238768A
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backrest
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Tsunetaro Ito
恒太郎 伊藤
Toshiyuki Horiki
敏幸 堀木
Takashi Nakamura
貴士 中村
Masamitsu Miyashita
正光 宮下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 勢い良く座っても背凭れが着座者の背中を叩
かないようにする。 【解決手段】 座部2に取り付けられる座受部材8と、
この座受部材8と背支桿9とを各々揺動自在に支持して
脚部の脚柱6に取り付けられる脚側固定部材7との間
に、背凭れ部に荷重が掛かっていないときには死点を構
成して座部2にかかる荷重を支持すると共に背凭れ部に
荷重が掛かるときには背支桿9と連動して死点が解除さ
れて屈曲し座部2を背凭れ部の傾動と連動させて傾斜さ
せるリンク機構3を設けるようにしている。リンク機構
3は、互いに回転可能に連結された第1のリンク4と第
2のリンク5とにより構成され、一直線状に伸びたとき
に鉛直線上に配置されるように取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座部と背凭れ部と
を連動して傾斜可能に脚部に取付ける椅子の座受支持機
構に関する。更に詳述すると、本発明は、座部と背凭れ
部との間に連動関係を与える座受支持機構のリンク機構
の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、着座姿勢を楽にするように、
座部と背凭れ部とが座っている人の姿勢に応じて連動す
る椅子が開発されている。そして、背凭れ部と座部との
傾斜を単に連動させるだけでなく、座部がその前部を中
心に揺動し、座部の傾斜時に着座者の大腿部の裏側を圧
迫しない機構が望まれている。このような要望に応える
ものとして、例えば特開平4−193108号に開示さ
れた椅子が提案されている。
【0003】この椅子は、図7に示すように、前部シー
トフレーム101と後部シートフレーム102との上部
に座部103を取り付け、後部シートフレーム102に
連結部104及び背凭れ取付フレーム105を介して図
示しない背凭れを設けている。着座者が背凭れに荷重を
掛けて背凭れを傾斜させると、後部シートフレーム10
2が第2軸106を中心に回転し、座部の後部が下方に
傾斜する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た椅子では、座部103に荷重が掛かると同時に背凭れ
が連動して傾斜してしまうので、人が勢い良く腰掛けて
座部103に大きな荷重Wが急激に掛けられると、座部
103の後方が沈んで傾斜してしまうと同時に背凭れも
後方に傾斜してしまう。その直後、後部シートフレーム
102は圧縮コイルばね等から成る緩衝部材107によ
り押し戻されるので、背凭れが着座者の背中を叩いて、
着座者に不快感を与えてしまう。
【0005】そこで、本発明は、座部に勢い良く座って
も背凭れが着座者の背中を叩かない椅子の座受支持機構
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明は、座部に取り付けられる座受部材
とこの座受部材と背凭れ部を支持する背支桿とを各々揺
動自在に支持して脚部に取り付けられる脚側固定部材お
よび前記座部と背凭れ部を原位置に復帰させる反力を付
与する反力ユニットを備えた椅子の座受支持機構におい
て、前記座受部材と脚側固定部材との間に、前記背凭れ
部に荷重が掛かっていないときには死点を構成して前記
座部にかかる荷重を支持すると共に前記背凭れ部に荷重
が掛かるときには前記背支桿と連動して前記死点が解除
されて屈曲し前記座部を前記背凭れ部の傾動と連動させ
て傾斜させるリンク機構を設けている。
【0007】したがって、着座しても背凭れ部の背凭れ
に凭れ掛かっていない時には、座部を支持する屈曲可能
なリンク機構が荷重作用方向に一直線上に配置されて死
点を構成しているので、座部に荷重が掛かってもリンク
機構には圧縮力しか作用せず座部が傾斜することもなけ
れば背凭れが揺動することもない。
【0008】しかし、背凭れに凭れ掛かると、背凭れが
後方へ傾くのに伴ってリンク機構に回転力が与えられて
死点が解除され座部が傾き始める。すなわち、背凭れに
荷重が掛かって初めて座部と背凭れとが連動する。ま
た、背凭れの傾動に伴って、反力ユニットは背凭れに対
して反力を付与しつつ圧縮力が蓄えられ、背凭れ及び座
部から荷重が除かれた時にリンクを逆回転させて元の位
置へ復帰させる。
【0009】また、請求項2の座受支持機構は、前記座
受部材と前記脚側固定部材とは前方において揺動可能に
連結されると共に後方において前記リンク部材によって
連結され、かつ前記リンク機構を構成するリンクの一方
と前記背支桿とが背支桿リンクで互いに揺動可能に連結
されると共に前記リンクと前記反力ユニットも連結さ
れ、前記背支桿と同一回転方向にリンク機構が屈曲する
ようにしている。
【0010】したがって、背凭れに凭れ掛かると、背凭
れが背支桿と共に後方へ傾き、これに伴い背支桿リンク
を介してリンク機構が同方向に屈曲するため、リンク機
構が死点状態から解かれ、座部の後方が沈むようにして
傾き始める。そして、大腿部を圧迫しないような安楽姿
勢をとる。
【0011】また、請求項3の椅子の座受支持機構は、
反力ユニットとしてガススプリングを使用している。
【0012】さらに、請求項4の椅子の座受支持機構
は、反力ユニットとしてその伸長または短縮により座部
及び背凭れに付勢力を与えるものを採用し、かつその反
力ユニットを伸長または短縮させて固定することにより
初圧を設定する初圧調整機構を備えるようにしている。
したがって、初圧調整機構を操作することにより、背凭
れを傾動させるために必要な荷重の大きさが調整され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1から
図4に本発明の座受支持機構を回転椅子に適用した実施
の一形態を示す。
【0014】本実施形態の椅子は、座部2と背凭れ部
(背支桿9のみを示しその他は図示を省く)とこれらを
支持する脚部(脚柱6のみを示しその他は省く)並びに
座部2と背凭れ部とを連動して傾斜可能に脚部に取付け
る座受支持機構1とから構成されている。
【0015】座受支持機構1は、座部2に取り付けられ
る座受部材(以下、座受金具と呼ぶ)8と、この座受金
具8と背支桿9とを各々揺動自在に支持して脚部の脚柱
6に取り付けられる脚側固定部材(以下、支持金具と呼
ぶ)7と、座部2と背凭れ部を原位置に復帰させる反力
を付与する反力ユニット12およびを座受金具8と支持
金具7との間を連結するリンク機構3とから主に構成さ
れている。座受金具8と支持金具7とは前方においてピ
ン継手で互いに揺動可能に連結されると共に後方におい
てリンク機構3によって連結されている。
【0016】リンク機構3は、本実施形態の場合、互い
に揺動可能にピン継手で連結された第1及び第2の2枚
のリンク4,5から成り、各リンク4,5が一直線に延
びた状態で鉛直に配置されるようにして座受金具8と支
持金具7とにそれぞれピン継手で互いに揺動可能に取り
付けられている。更に、このリンク機構3は、構成リン
クの一方例えば第2のリンク5と背支桿9とが背支桿リ
ンク11で互いに揺動可能に連結されると共に第2のリ
ンク5と反力ユニット12も連結され、背支桿9と同一
回転方向にリンク機構3が屈曲するように設けられてい
る。これによって、リンク機構3は、背凭れ部に荷重が
掛かっていないときには死点を構成して座部2にかかる
荷重を支持すると共に背凭れ部に荷重が掛かるときには
背支桿9と連動して死点が解除されて屈曲し座部2を背
凭れ部の傾動と連動させて傾斜させるように設けられて
いる。ここで、背支桿9は背支桿腕10を介して背支桿
リンク11と回転自在に連結されている。また、反力ユ
ニット12としては、圧縮コイルスプリングを反力発生
源としたものが採用され、支持金具7の前端での固定位
置を回転によって移動させる初圧調整機構13が備えら
れている。
【0017】座受金具8は、長方形の取付板8aと該取
付板8aの左右両側縁が直角に折り曲げられた軸支持板
8b,8bとにより構成されている。取付板8aの上側
には、座部2の座板がボルト14,14によりねじ止め
されている。また、各軸支持板8b,8bの前後部に
は、軸支持孔8c,8dが形成されている。ここで、後
側の軸支持孔8dには、第1のリンク4,4が取り付け
られている。各第1のリンク4,4は、各軸支持板8
b,8bのそれぞれ内側に位置すると共に、各軸支持板
8b,8bを貫通する第1のリンク軸15により回転可
能に取り付けられている。
【0018】支持金具7は、前後を長手方向とする4枚
の垂直板7a,7a,7b,7bを有している。各垂直
板7a,7a,7b,7bの隣り合ったもの同士は、連
結板7iにより連結されている。さらに、中央の2枚の
垂直板7a,7aの前端部は、ほぼ水平な連結板7cに
より連結されている。また、中央の2枚の垂直板7a,
7aは、両端の2枚の垂直板7b,7bより後部を短く
して形成されている。そして、中央の2枚の垂直板7
a,7aの後方には、脚柱6の上端部を収容する円筒部
7dが形成されている。
【0019】支持金具7の前部と中央部とには、4枚の
垂直板7a,7a,7b,7bを通過する水平な軸支持
孔7e,7fが形成されている。ここで、支持金具7の
前部は、座受金具8の各軸支持板8b,8bの間に収容
されている。そして、座受金具8の前側の軸支持孔8c
と支持金具7の前側の軸支持孔7eとには、前固定軸1
6が貫通して取り付けられている。このため、座受金具
8及び座部2は、前固定軸16を中心に揺動可能とされ
ている。
【0020】支持金具7の中央部の軸支持孔7fには、
昇降操作レバー17が回転可能に取り付けられている。
該昇降レバー17の中央部の軸支持孔と支持金具7の中
央部の軸支持孔7fとを貫通して、後固定軸18が設け
られている。また、昇降操作レバー17は、中央の垂直
板7aと隣り合う端の垂直板7bとの間に位置してい
る。ここで、昇降操作レバー17の後端部は、昇降操作
レバー17の揺動により脚柱6の上端部のガススプリン
グに係合可能とされている。また、昇降操作レバー17
の前端部には、該先端部を引き上げるワイヤ19の一端
部が係合されている。このため、ワイヤ19の他端部に
取り付けられた図示しない操作レバーの操作により、脚
柱6のガススプリングが伸縮可能となる。
【0021】また、支持金具7の両端の2枚の垂直板7
b,7bの後端部には、背支桿支持孔7g,7gが形成
されている。各背支桿支持孔7g,7gには、断面六角
形の透孔を有する回転板20が回転可能に嵌合されてい
る。各回転板20,20の外側にはフランジ部が形成さ
れている。このフランジ部は各背支桿支持孔7g,7g
の縁に接し、各回転板20,20の内側への脱落を防止
している。また、各フランジ部の外側には背支桿腕10
が接している。各背支桿腕10,10には、回転板20
の透孔と等しい大きさの断面六角形の透孔が形成されて
いる。また、支持金具7の垂直板7b,7bの後端部に
は、リンク機構3が伸ばされて図1に示す死点を構成す
る位置に移されたときに背支桿腕10と当接してそれ以
上背支桿腕10が後方へ移動しないように(図1で反時
計回転方向へ回転しないように)規制してリンク機構3
がくの字形に折れ曲がらないようにするストッパ7jが
設けられている。このストッパ7jには反力ユニット1
2の力を受けて背支桿腕10が押し当てられる。したが
って、背支桿腕10の後方への移動の規制は、反力が与
えられつつ行われるので、背支桿9,9のがたつきが防
止できる。
【0022】さらに、各背支桿腕10,10の透孔と各
回転板20,20の透孔とを貫通して、断面六角形の背
支桿支持軸21が設けられている。背支桿支持軸21の
両端部には、背支桿9,9の下端部が嵌合されている。
このため、各回転板20,20及び各背支桿腕10,1
0と背支桿支持軸21と背支桿9,9とは、一体化して
支持金具7に対して回転する。なお、各背支桿腕10,
10及び各回転板20,20と背支桿支持軸21との接
触面は6面有るので、比較的多くの面を接触させて回転
を伝達することができる。このため、接触辺の1本当た
りの負荷が小さくなり、各回転板20,20及び各背支
桿腕10,10と背支桿支持軸21と背支桿9,9との
一体化の確実性が向上し、また各部材の長寿命化を図る
ことができる。なお、本実施形態では背支桿支持軸21
の断面形状を6角形としたが、これに特に限られず四角
形な八角形などの他の多角形あるいは楕円形でも構わな
い。また、各透孔の外周壁を貫通して接触面にボルト等
を押し付けることにより、伝達可能なトルクを大きくし
たり軸方向への滑りを防止しても構わない。
【0023】また、背支桿腕10の先端部には、背支桿
リンク11がピン22及びEリング23により回転可能
に取り付けられている。
【0024】一方、第2のリンク5は、ほぼ三角形の板
状で、中央部と2つの角部とに軸支持孔5a,5b,5
cが形成され、残りの1つの角部に軸止ピン5dが設け
られている。第2のリンク5は、支持金具7の両端の2
枚の垂直板7b,7bの外側にそれぞれ配置されてい
る。そして、各第2のリンク5,5の中央部の軸支持孔
5aは、後固定軸18に取り付けられている。また、各
第2のリンク5,5は、各第1のリンク4,4の外側に
位置している。そして、各第2のリンク5,5の上部の
軸支持孔5bと各第1のリンク4,4の下側の軸支持孔
とを貫通して、座部支持軸24が取り付けられている。
この座部支持軸24は支持金具7の上方で移動可能とさ
れている。この可動範囲の後端部に位置する支持金具7
の一部には、上方に突出したストッパ7h,7hが形成
されている。このため、第2のリンク5が後固定軸18
を中心に図1及び図4中時計回転方向に揺動すると、座
部支持軸24がストッパ7hに当接する。これにより、
第2のリンク5はそれ以上回転できなくなる。即ち、リ
ンク機構3の第2のリンク5がそれ以上後方へ倒れるの
を規制して、反力ユニット12に荷重負担を掛けないよ
うに設けられている。しかし、場合によっては、反力ユ
ニット12の端部部材26,27が突き当たることによ
ってそれ以上リンク5が回動しないように設けることも
可能である。なお、本実施形態では、座部2及び背凭れ
の傾斜角度の比は例えば1:2.5程度とされている。
そして、座部の最大傾斜角度は例えば6度、背凭れの最
大傾斜角度は例えば15度とされている。
【0025】さらに、座部2及び背凭れが原位置にある
静止状態では、各第1のリンク4,4及び各第2のリン
ク5,5を相互に揺動自在に連結する3本の軸すなわち
第1のリンク軸15と座部支持軸24と後固定軸18と
は、1本の鉛直線上に配置されている。この時、リンク
機構3は死点を構成している。このため、リンク機構3
は、着座により座部に作用する鉛直な荷重を同じく鉛直
に配置した突っ支え棒として支持することができる。こ
のとき、背凭れの動きに対して座部2が遅れなくスムー
ズに追従することができる。なお、本実施形態ではリン
ク機構3の各軸15,24,18は1鉛直線上に配置す
ることによって容易に死点を得ているが、これに特に限
定されるものではなく、例えばリンク機構3を一直線状
に伸ばしたときに座部2を介して作用する荷重の方向と
一致して死点を構成するのであれば鉛直線に対して傾斜
していても構わない。この構造であっても、突っ支え棒
となって座部2の荷重を支持することができる。また、
場合によっては、リンク機構3を僅かにくの字形に屈曲
させた状態で軸24の動きを止めるストッパを支持板7
a,7aに設け、座部2から作用する荷重に対して動き
を固定する死点と同じ状態をつくり出すことも可能であ
る。この場合、背凭れが動かないときのリンク機構3の
固定は確実に行うことができると共に背凭れが或る一定
範囲まで動かなければ座部2が動かないようにできる。
【0026】また、図1及び図4中で、背支桿腕10と
背支桿リンク11との間の角度は、背凭れが傾斜してい
ない時には直角よりやや大きい角度で、背凭れが傾斜す
るにつれて更に大きい角度になるものとしている。すな
わち、背凭れの傾斜角度が大きくなるにつれ、背支桿リ
ンク11の押し出される長さが小さくなるように設定さ
れている。さらに、背支桿リンク11と第2のリンク5
の軸止ピン5d及び後固定軸18を結ぶ直線との間の角
度は、背凭れが傾斜していない時には直線に近い大きい
角度で、背凭れが傾斜するにつれて小さくなり直角に近
い角度になるものとしている。すなわち、背凭れの傾斜
角度が大きくなるにつれ、背支桿リンク11から第2の
リンク5への回転力が大きくなるよう設定されている。
【0027】このため、背凭れの傾斜角度の増大により
反力ユニット12による抵抗力が大きくなっても、背支
桿腕10と背支桿リンク11とがトグル機構を構成する
と共に、背支桿リンク11から第2のリンク5への回転
力が大きくなるので、背凭れに対する荷重とこれによる
傾斜角度とのばね特性はほぼ平坦なものとなる。したが
って、着座者が背凭れを傾斜させるのに必要な荷重は、
背凭れの傾斜角度に拘わらずほぼ一定となり、使用感を
向上させることができる。
【0028】また、反力ユニット12は、摺動軸25に
より案内されて間隔を変更可能な基端部材26及び先端
部材27と、各端部部材26,27の間に介在する圧縮
コイルばね28とを備えている。基端部材26と先端部
材27とは圧縮コイルばね28が圧縮されるときに座屈
しないように保持すると共にある程度以上は圧縮されな
いようにして背もたれの傾動を規制する機能を有する。
このため、各端部部材26,27同士を近接させる力が
加わると、圧縮コイルばね28が圧縮される。そして、
反力ユニット12は、支持金具7の中央の2枚の垂直板
7a,7aの間に位置している。この反力ユニット12
の基端部材26は、各第2のリンク5の下部の軸支持孔
5cに支持軸33により取り付けられている。
【0029】なお、本実施形態では、反力ユニット12
をいわゆるフリーロッキング式とし、全長を任意の長さ
に固定できないものとしている。また、弾性力を生じさ
せるために弾性体を使用している。弾性体としては圧縮
コイルばね28を用いているが、これに限らず他の弾性
体、例えばゴムやウレタンフォームを用いることができ
る。したがって、反力ユニット12の選択可能な種類が
増加し、特に安価な弾性体を用いた反力ユニット12を
選択して使用すれば、部品コストを低減することができ
る。また、本実施形態では、反力ユニット12のみによ
り背凭れ及び座部2を復起させているが、これに限らず
復起のための補助ばねを設けても構わない。例えば、図
1の想像線で示すように、支持金具7と座受金具8との
間に圧縮コイルばねから成る補助ばね12’を鉛直に設
けることができる。この場合、座部2の荷重は反力ユニ
ット12の他に補助ばね12’によっても支持されるの
で、座部荷重が大きくても座部2を容易に復起させるこ
とができる。
【0030】一方、初圧調整機構13は、反力ユニット
12の先端部材27が取り付けられたばね支持リンク2
9と、該ばね支持リンク29に係合する押さえピン30
と、押さえピン30の位置を調整する操作ノブ31とを
備えている。ばね支持リンク29の上下部には、水平な
軸支持孔29a,29bが形成されている。ばね支持リ
ンク29の前部には、上側が開放された係合凹部29c
が形成されている。ばね支持リンク29の上部の軸支持
孔29aは、前固定軸16の中央部に回転可能に取り付
けられている。ばね支持リンク29の下部の軸支持孔2
9bには、反力ユニット12の先端部材27がピン32
により回転可能に取り付けられている。このため、ばね
支持リンク29は、反力ユニット12により前固定軸1
6を中心に図中時計回転方向に付勢されている。
【0031】また、ばね支持リンク29の係合凹部29
cには押さえピン30の両端部が係合されている。押さ
えピン30の中央部には、その軸方向と直交して貫通す
るねじ孔30aが形成されている。一方、操作ノブ31
は、支持金具7の前端部の連結板7cに形成された透孔
に回転可能に嵌合され、樹脂製のスラストワッシャ38
により脱落しないよう止着されている。このため、スラ
ストワッシャ38がベアリングとして機能するので、操
作ノブ31の回転に必要なトルクを低減することができ
る。さらに、操作ノブ31の先端部には、ねじ部31a
が形成されている。このねじ部31aは、押さえピン3
0のねじ孔30aに螺合されている。
【0032】ここで、ばね支持リンク29は反力ユニッ
ト12により付勢されているので、その係合凹部29c
は押さえピン30を押し上げて操作ノブ31を引っ張り
上げる方向に付勢する。これに対し、操作ノブ31は連
結板7cに係合しているので上方に移動できない。この
ため、押さえピン30は移動せず、ばね支持リンク29
の回動が制限される。また、操作ノブ31を回転する
と、ねじ部31aに螺合する押さえピン30が上下に移
動する。これにより、連結板7cと押さえピン30との
間隔が変化するので、ばね支持リンク29の設置角度が
変化する。このため、反力ユニット12の長さが調整さ
れるので、圧縮に必要なばね力が変化する。これによ
り、背凭れを傾斜させるために必要な荷重の大きさを調
整することができる。
【0033】以上のように構成された椅子によると、人
が着座した際には、座部2及び座受金具8に掛かった荷
重を前固定軸16と第1のリンク軸15とが受ける。こ
こで、前固定軸16に掛かった荷重は、支持金具7によ
り直接支持される。これに対し、第1のリンク軸15に
掛かった荷重は、第1のリンク4及び第2のリンク5を
介して支持金具7により支持される。ここで、第1のリ
ンク4及び第2のリンク5は鉛直な直線状に配置されて
いるので死点となって、第1のリンク軸15に掛かった
荷重は第1のリンク4及び第2のリンク5に圧縮力とし
てのみ働き回転力を与えない。すなわち、リンク機構3
と支持金具7と座受金具8とがトラスとして機能し、リ
ンク機構3は突っ支え棒となる。これにより、着座する
際に勢い良く体重を掛けても第1のリンク4及び第2の
リンク5は回転しないので、座部2及び座受金具8が前
固定軸16を中心に揺動してしまうことはない。そし
て、第2のリンク5が回転しないので、背支桿9及び背
凭れは揺動しない。このため、勢い良く着座して座部2
に衝撃を与えても、背凭れの揺動の反動で着座者の背中
を叩くことはない。
【0034】しかし、着座者が背凭れに凭れ掛かると、
背凭れが傾斜されて背支桿9が図中時計回転方向に回転
され、これに伴い背支桿腕10も同方向に回転する。そ
して、背支桿腕10により、背支桿リンク11が前方に
押し出される。さらに、背支桿リンク11により、第2
のリンク5が後固定軸18を中心として時計回転方向に
回転される。第2のリンク5の回転により、第1のリン
ク4が座受金具8に対して反時計回転方向に回転され
る。このため、座受金具8及び座部2が前固定軸16を
中心として時計回転方向に回転する。これにより、リン
ク機構3が屈曲して座部2の後部が下降して前端の軸1
6を中心に座部2が傾斜する。即ち、座部前方の高さを
迫り上げずにほぼそのまま維持して座部を前上がりに傾
斜させる。このとき、大腿部の圧迫を招かずに安楽姿勢
をとることができる。
【0035】また、第2のリンク5を時計回転方向に回
転させることにより、反力ユニット12が圧縮される。
このため、着座者による背凭れへの荷重と座部2に掛か
る体重とが反力ユニット12の抵抗力と釣り合った状態
で、背凭れ及び座部2の傾斜が停止する。なお、座部2
及び背凭れの傾斜は、図4に示すように座部支持軸24
がストッパ7h,7hに当接するまで行われる。本実施
例では、座部2は6度まで、背凭れは15度まで傾斜可
能とされている。
【0036】一方、着座者が背中を起こして背凭れに掛
かる力を低減すると、圧縮コイルばね28への圧縮力が
低減する。このため、反力ユニット12が伸長し、第2
のリンク5を反時計回転方向に回転させる。第2のリン
ク5は背支桿リンク11を後方に押し戻し、背支桿腕1
0を介して背支桿9を前方に揺動させる。これにより、
背凭れが起き上がる。また、第2のリンク5の反時計回
転方向への回転により第1のリンク4が上方に移動さ
れ、これにより座受金具8及び座部2が上昇しほぼ水平
で静止した状態に戻る。
【0037】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では、反力ユニット12をフ
リーロッキング式としているので、初圧調整機構13を
設けることが好ましいが、設けなくても構わない。この
場合、部品点数を減少させ、椅子の軽量化と部品コスト
の低減とを図ることができる。
【0038】また、反力ユニット12をいわゆるロック
式、すなわち無負荷の状態での全長をある範囲内で任意
の大きさに設定可能なものとしても構わない。この場
合、図5及び図6に示すように、反力ユニット12に例
えばガススプリング34を用いる。ガススプリングの先
端部は、前固定軸16の中央部に回転可能に取り付けら
れている。ガススプリング34の基端部は、支持リンク
35にねじ止めされている。支持リンク35は、第2の
リンク5に取り付けた支持軸33の中央部に回転可能に
取り付けられている。また、支持リンク35には、ガス
スプリング34を操作可能な押圧レバー36と該押圧レ
バー36を揺動可能なワイヤ37とが設けられている。
そして、ワイヤ37の一端部は押圧レバー36の先端部
に係合され、ワイヤ37の他端部は図示しない操作レバ
ーに接続されている。
【0039】したがって、着座者が操作レバーを操作す
ることにより押圧レバー36を揺動して、これによりガ
ススプリング34が伸縮可能な状態になる。この状態で
背凭れに荷重を掛けてその傾斜角度を調整することがで
きる。そして、操作レバーを解放することによりガスス
プリング34がロックされ、これにより背凭れと座部2
との傾斜角度を変更した新たな原位置を設定することが
できる。
【0040】新たな原位置にある背凭れに荷重を掛ける
と、ガススプリング34の弾力性でさらに傾斜する。ま
た、反力ユニット12がロック式であるか否かに拘わら
ず座受部1の他の各部品を用いることができるので、こ
れら座受部1の他の各部品の共用化を図ることができ
る。
【0041】上述した実施形態では、初圧調整機構を設
けていないので、部品点数の減少による小型軽量化と低
コスト化を図ることができる。ロック式ガススプリング
の操作レバーを押し続けることによってフリーロッキン
グ状態とすることも可能である。また、リンク機構3の
前方の移動端を規制するストッパ7jは、場合によって
は図1に仮想線で示すように、軸24を前方から直接指
示するように配置しても良い。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の椅子の座受支持機構によれば、座受部材と脚側固定
部材との間に、背凭れ部に荷重が掛かっていないときに
は死点を構成して座部にかかる荷重を支持すると共に背
凭れ部に荷重が掛かるときには背支桿と連動して死点が
解除されて屈曲し座部を背凭れ部の傾動と連動させて傾
斜させるリンク機構を設けているので、着座しても背凭
れ部の背凭れに凭れ掛かっていない時には、座部を支持
する屈曲可能なリンク機構が死点を構成しているので、
座部にかかる荷重がリンク機構には圧縮力としてしか作
用せず座部が傾斜することもなければ背凭れが揺動する
こともない。したがって、背凭れに寄り掛からない限り
座部と背凭れとの連動が起こらず、使用者が勢い良く着
座しても、背凭れが着座者の背中を叩くことはなく、不
快感を与えることがない。
【0043】また、請求項2の座受支持機構によれば、
座部前方の高さを迫り上げずにほぼそのまま維持して座
部を前上がりに傾斜させることができるので、大腿部の
圧迫を招かずに安楽姿勢をとることができる。
【0044】さらに、請求項3の座受支持機構によれ
ば、初圧調整機構を必要としないので、部品点数を少な
くして小形軽量化が可能となる。
【0045】また、請求項4の座受支持機構によれば、
安価な反力ユニットの使用により低コスト化が可能とな
る。しかも、初圧調整機構によって反力の大きさを好み
に応じて調整することができ、座り心地を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】座部及び背凭れが傾斜していない状態である本
発明の椅子の座受支持機構を示す側面図である。
【図2】椅子の座受支持機構を示す底面図である。
【図3】椅子の座受支持機構を示す分解斜視図である。
【図4】座部及び背凭れが傾斜した状態である椅子の座
受支持機構を示す側面図である。
【図5】椅子の座受支持機構の他の実施形態を示す側面
図である。
【図6】椅子の座受支持機構の他の実施形態に用いる反
力ユニットを示す分解斜視図である。
【図7】従来の椅子の座受支持機構を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 座受支持機構 2 座部 3 リンク機構 4 第1のリンク 5 第2のリンク 6 脚柱(脚部) 7 支持金具(脚側固定部材) 8 座受金具(座受部材) 9 背支桿(背凭れ部) 11 背支桿リンク 12 反力ユニット 13 初圧調整機構 28 反力ユニットを構成する圧縮コイルばね 34 反力ユニットを構成するガススプリング
フロントページの続き (72)発明者 宮下 正光 長野県上伊那郡宮田村137 タカノ株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部に取り付けられる座受部材とこの座
    受部材と背凭れ部を支持する背支桿とを各々揺動自在に
    支持して脚部に取り付けられる脚側固定部材および前記
    座部と背凭れ部を原位置に復帰させる反力を付与する反
    力ユニットを備えた椅子の座受支持機構において、前記
    座受部材と脚側固定部材との間に、前記背凭れ部に荷重
    が掛かっていないときには死点を構成して前記座部にか
    かる荷重を支持すると共に前記背凭れ部に荷重が掛かる
    ときには前記背支桿と連動して前記死点が解除されて屈
    曲し前記座部を前記背凭れ部の傾動と連動させて傾斜さ
    せるリンク機構を設けたことを特徴とする椅子の座受支
    持機構。
  2. 【請求項2】 前記座受部材と前記脚側固定部材とは前
    方において揺動可能に連結されると共に後方において前
    記リンク部材によって連結され、かつ前記リンク機構を
    構成するリンクの一方と前記背支桿とが背支桿リンクで
    互いに揺動可能に連結されると共に前記リンクと前記反
    力ユニットも連結され、前記背支桿と同一回転方向にリ
    ンク機構が屈曲することを特徴とする請求項1記載の椅
    子の座受支持機構。
  3. 【請求項3】 前記反力ユニットは、ガススプリングで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2記載の椅
    子の座受支持機構。
  4. 【請求項4】 前記反力ユニットはその伸長または短縮
    により前記座部及び前記背凭れ部に付勢力を与えるもの
    であり、前記反力ユニットを伸長または短縮させて固定
    することにより初圧を設定する初圧調整機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の椅子の座受支持
    機構。
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