JP2000037256A - シートにおける着座スイッチの取付構造 - Google Patents
シートにおける着座スイッチの取付構造Info
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Abstract
ール、サスペンション機構等と干渉しないようにする。 【解決手段】 支持部材40はばね性を有する金属製の
線材で略方形状に形成され、その前部に設けた係止部4
1cにてフレームの前側辺21に固定されている。ま
た、支持部材40はクッションパッド30の下面に沿っ
て前後方向に延設されており、その後部には、クッショ
ンパッド30の下面に密着するように着座スイッチ50
が組み付けられている。支持部材40は、フレームの両
側辺の下方にあるシートレール、サスペンション機構等
と交叉していないので、人間のシートへの着座により支
持部材40が下方に変位しても、支持部材40はシート
レール、サスペンション機構等との干渉により破損され
ることはなく、人間の着座を正確に検出できる。
Description
の下方に設けられて人間がシートに着座したことを検出
するための着座スイッチの取付構造に関する。
方形状に形成されてクッションパッドの組み付けられる
フレーム11の左右両側辺のほぼ中央にエスばね(Sば
ね)で構成した支持部材12の両端をそれぞれ固定する
ことにより、支持部材12をフレーム11の両側辺の間
にシートの幅方向と平行になるように組み付け、支持部
材12のほぼ中央に着座スイッチ13を固定して、着座
スイッチ13を左右両側から支持するようにした着座ス
イッチの取付構造はよく知られている。
座スイッチの取付構造においては、フレーム11の左右
両側辺の各内側近傍であって同フレーム11の下方にシ
ートレール、サスペンション機構等がシートの前後方向
と平行に設けられており、シートレール、サスペンショ
ン機構等が支持部材12の下方にて支持部材12と交叉
しているので、人間がシートに着座すると、クッション
パッドが下方に変位するとともに支持部材12が下方に
変位してシートレール、サスペンション機構等と干渉す
るため、支持部材12が破損し、着座スイッチ13の作
動にも支障を来す恐れがあった。
されたもので、その目的は、着座スイッチを支持する支
持部材がシートレール、サスペンション機構等と干渉し
ないようにした着座スイッチの取付構造を提供すること
にある。
上の特徴は、フレームの前側辺又は後側辺にばね性の支
持部材の一端を固定するとともに支持部材をクッション
パッドの下面に沿って前後方向に延設し、支持部材の他
端に着座スイッチをクッションパッドの下面に密着させ
て固定したことにある。この場合、支持部材を、フレー
ムの前側辺又は後側辺に各一端を固定するとともに前側
辺又は後側辺の延設方向を軸方向とするトーションスプ
リング部と、トーションスプリング部の各他端からフレ
ームの前側辺又は後側辺に対してほぼ直角方向にかつ互
いに平行に延設された一対のリード部とで構成し、リー
ド部の各先端に着座スイッチを固定してもよい。また、
支持部材を板ばねで構成してもよい。
間がシートに着座した場合には、クッションパッドが変
位し、着座スイッチがクッションパッドに押されて人間
の着座を検出する。この場合、支持部材はばね性を有し
ているので、前記クッションパッドの下方の変位時には
同支持部材も弾性変形し、着座した者が着座スイッチに
よる違和感を感じない。また、支持部材は、その一端に
てフレームの前側辺又は後側辺に固定されているととも
に前後方向に延設されていて、フレームの両側辺の下方
にあるシートレール、サスペンション機構等と交叉して
いないので、人間のシートへの着座により支持部材が下
方に変位しても、支持部材はシートレール、サスペンシ
ョン機構等との干渉により破損されることはなく、人間
の着座を正確に検出できる。
ームの前側辺にばね性の支持部材の一端を固定するとと
もに支持部材をクッションパッドの下面に沿って前後方
向に延設し、支持部材の他端に着座スイッチをクッショ
ンパッドの下面に密着させて固定したことにある。これ
によっても、上記と同様な作用及び効果が得られるとと
もに、着座スイッチが支持部材を介してフレームの前側
辺に固定されているので、人間がシートの上面の前部の
みに浅く着座しても着座スイッチが人間の着座を確実に
検出することができる。すなわち、人間がシートの上面
の前部のみに浅く着座した場合、クッションパッドの後
部は下方にあまり大きく変位しないが同パッドの前部は
下方に大きく変位するので、同前部の下方に位置する着
座スイッチは人間の着座を確実に検出することができ
る。
を用いて説明すると、図1は同実施形態に係るシートの
概略側面図であり、図2及び図3は同シートのフレーム
部を上方及び下方からそれぞれ見た斜視図である。
両で特に電気駆動するものに適用されるもので、略方形
状に形成されたフレーム20と、同フレーム20に組み
付けられて人間が着座するためのクッションパッド30
とを備えている。フレーム20は、互いに平行かつ左右
方向に延設された前側辺21及び後側辺22と、互いに
平行かつ前後方向に延設された左右両側辺23,24と
により構成されている。前側辺21及び後側辺22は断
面略コ字状に金属材で形成され、左右両側辺23,24
は略L字状に金属製のパイプで形成されており、左右両
側辺23,24の各前端及び各後端は前側辺21及び後
側辺22の各両端にそれぞれ接続し固着されている。
ほぼ等しい大きさにウレタンフォーム、繊維集合体等の
弾性材で形成されており、フレーム20の上面に組み付
けられている。クッションパッド30の下部には、その
全周面に沿って断面鈎型に形成されたガーニッシュ31
が組み付けられているとともに、同ガーニッシュ31の
内側にてばね機能を有する網目状の支持部材33が同パ
ッド30と一体的に設けられている。クッションパッド
30の前部は、複数のねじ32を前側辺21に設けた複
数の貫通孔21aを貫通させてガーニッシュ31の前部
に設けた複数のねじ孔(図示しない)にそれぞれ螺合さ
せることによりフレーム20に組み付けられている。ク
ッションパッド30の後部は、支持部材33の後部及び
後側辺22に両端をそれぞれ取り付けた複数のスプリン
グ34を介してフレーム20に支持されている。また、
ガーニッシュ31の後部は、フレーム20に設けた図示
しないブラケットに固定されている。
って左右方向ほぼ中央には、方形状に形成されたばね性
の支持部材40が固定され、同部材40はクッションパ
ッド30の下面に沿って前後方向に延設されている。支
持部材40は、ばね性を有する金属製の線材で略コ字状
にそれぞれ形成されるとともに各端部にて接続管43,
43により接続された前部41と後部42とで構成され
ている。前部41は、前側辺21と平行に延設されると
ともにコイル状に形成された左右一対のトーションスプ
リング部41a,41bと、両スプリング部41a,4
1bの間に形成された半円状の係止部41cと、両スプ
リング部41a,41bの各外側に前側辺21に対して
ほぼ直角方向にかつ互いに平行に延設した左右両辺41
d,41dとからなる。そして、前部41は、係止部4
1c及び前側辺21に設けた孔を貫通させたボルト25
を同辺21の上面に固着したナット21bに螺着させる
ことにより、同辺21の下面に固定されている。
41dの延設方向と平行に延設された左右両辺42a,
42aと、左右両辺42a,42aの両後端の間に形成
されて前方に略コ字状に曲げられたスイッチ取付部42
bとからなる。なお、接続管43,43により接続され
た前部41の左右両辺41d,41d及び後部42の左
右両辺42a,42aを一対のリード部という。
すように、着座スイッチ50が組み付けられている。着
座スイッチ50は、円板状のベースプレート51と、同
プレート51の下方及び上方にそれぞれ設けたマイクロ
スイッチ52及び受圧板53とからなる。ベースプレー
ト51の下面には、両端部をL字状に曲げたブラケット
54がボルト51a及びナット55により組み付けられ
ており、スイッチ取付部42bはベースプレート51の
下面とブラケット54に設けた切欠き54aとの間に挟
持されている。また、ベースプレート51は、その下面
中央近傍に断面方形状に形成されるとともにマイクロス
イッチ52を格納するための格納部51bを設けてい
る。格納部51bは左右側面に水平方向に張り出した支
持部51c,51cを設けており、同支持部51c,5
1cはスイッチ取付部42bの左右両辺をベースプレー
ト51の下面に固定している。
aの上面にて格納部51bの上板内面に固着されてお
り、同ケーシング52a内に収容された接点を開閉する
ための可動片52bを備えている。可動片52bは、図
示しないスプリングにより常時上方に付勢されていると
ともにケーシング52aの上面から進退可能に上方に突
出して、ベースプレート51の中央に設けた貫通孔51
d内に侵入しており、下方への変位により通常閉状態に
ある接点を開状態にする。なお、可動片52bを付勢す
るスプリングのばね力はトーションスプリング部41
a,41bのばね力に比して小さく設定されている。
は、スプリング57が介装されており、同受圧板53を
常時上方に付勢させている。なお、スプリング57のば
ね力はトーションスプリング部41a,41bのばね力
に比して小さく設定されている。一方、受圧板53の側
面下部には複数の抜け止め用のストッパ53bが設けら
れており、同ストッパ53bとベースプレート51の周
縁部との係合により受圧板53の上方への付勢が規制さ
れている。受圧板53の凸部53aの下面とマイクロス
イッチ52の可動片52bとの間には加圧プレート56
が介装されており、同プレート56は受圧板53を押圧
していない状態で上限位置にある可動片52bに接して
いる。
動を説明すると、人間がシートに着座した場合には、図
1の二点鎖線で示すようにクッションパッド30が下方
に変位するとともに、着座スイッチ50も下方に変位
し、支持部材40がトーションスプリング部41a、4
1bのばね機能により下方に弾性変形する。一方、支持
部材40は着座スイッチ50のベースプレート51を上
方に付勢しており、支持部材40のトーションスプリン
グ部41a,41bのばね力は着座スイッチ50のスプ
リング57及びマイクロスイッチ52における可動片5
2bを上方に付勢するスプリングのばね力に比して大き
いため、クッションパッド30が着座スイッチ50の受
圧板53及び加圧プレート56を介して可動片52bを
ベースプレート51に対して下方に変位させるので、マ
イクロスイッチ内52の接点が開かれ、同スイッチ52
は人間の着座を検出する。
には、図1の実線で示すようにクッションパッド30が
上方に変位して、同パッド30は着座前の状態に戻り、
クッションパッド30の上方への変位に応じて支持部材
40もトーションスプリング部41a、41bのばね機
能により上方に弾性変形する(着座前の状態に戻る)と
ともに、着座スイッチ50も上方に変位する(着座前の
位置に戻る)。このとき、加圧プレート56により下方
に変位していた可動片52bもベースプレート51に対
して上方に変位する(着座前の位置に戻る)ので、マイ
クロスイッチ52内の接点が閉じられ、同スイッチ52
は人間の未着座を検出する。
イッチの取付構造によれば、人間が着座したとき、クッ
ションパッド30の下方の変位時には支持部材40も弾
性変形し、着座した者が着座スイッチ50による違和感
を感じない。また、支持部材40は、その一端にてフレ
ームの前側辺21に固定されているとともに前後方向に
延設されていて、フレームの両側辺23,24の下方に
あるシートレール、サスペンション機構等と交叉してい
ないので、人間のシートへの着座により支持部材40が
下方に変位しても、支持部材40はシートレール、サス
ペンション機構等との干渉により破損されることはな
く、人間の着座を正確に検出できる。さらに、着座スイ
ッチ50が支持部材40を介してフレームの前側辺21
に固定されているので、人間がシートの上面の前部のみ
に浅く着座しても着座スイッチ50が人間の着座を確実
に検出することができる。すなわち、人間がシートの上
面の前部のみに浅く着座した場合、クッションパッドの
後部は下方にあまり大きく変位しないが同パッドの前部
は下方に大きく変位するので、同前部の下方に位置する
着座スイッチは人間の着座を確実に検出することができ
る。
0を金属製の線材で形成するようにしたが、同部材40
をばね性を有する金属製の板ばね60で構成するように
してもよい。板ばね60は、図5に示すように、その前
部に左右方向に渡って下方に突出するように断面V字状
に屈曲させた屈曲部61を有し、その前部中央に設けた
貫通孔及び前側辺21に設けた貫通孔を貫通させたボル
ト25を同辺21の上面に固着したナット21bに螺合
させて、同前側辺21の下面であって左右方向ほぼ中央
に固定されている。板ばね60の後部には、ブラケット
54、ナット55及びボルト51aを用いて着座スイッ
チ50が取り付けられている。なお、支持部材40以外
の構成は前述した実施形態と同様であるのでその説明を
省略する。これによっても、板ばね60は屈曲部61の
変形により弾性変形するとともに着座スイッチ50も上
記実施形態と同様に動作するので、上記実施形態と同様
な作用及び効果を得ることができる。
支持部材40の一端をフレーム20の前側辺21に固定
するようにしたが、同一端をフレーム20の後側辺22
に固定するようにしてもよい。これによっても、支持部
材40は、その一端にてフレーム20の後側辺22に固
定されているとともに前後方向に延設されていて、フレ
ーム20の両側辺23,24の下方にあるシートレー
ル、サスペンション機構等と交叉していないので、人間
のシートへの着座により支持部材40が下方に変位して
も、支持部材40はシートレール、サスペンション機構
等との干渉により破損されることはなく、人間の着座を
正確に検出できる。
図である。
た斜視図である。
た斜視図である。
る。
ある。
ら見た斜視図である。
24…左右両側辺、30…クッションパッド、40…支
持部材、41…前部、41a,41b…トーションスプ
リング部、41c…係止部、42…後部、43…接続
管、50…着座スイッチ、51,54…ブラケット、5
2…マイクロスイッチ、53…受圧板、56…加圧プレ
ート、57…スプリング、60…板ばね。
Claims (4)
- 【請求項1】 略方形状に形成されたフレームと、前記
フレームに組み付けられたクッションパッドと、前記ク
ッションパッドの下方に位置して同クッションパッドの
上下動により開閉する着座スイッチとを備えたシートに
おける着座スイッチの取付構造において、 前記フレームの前側辺又は後側辺にばね性の支持部材の
一端を固定するとともに同支持部材を前記クッションパ
ッドの下面に沿って前後方向に延設し、同支持部材の他
端に前記着座スイッチを前記クッションパッドの下面に
密着させて固定したことを特徴とするシートにおける着
座スイッチの取付構造。 - 【請求項2】 前記支持部材を、前記フレームの前側辺
又は後側辺に各一端を固定するとともに同前側辺又は後
側辺の延設方向を軸方向とするトーションスプリング部
と、同トーションスプリング部の各他端から前記フレー
ムの前側辺又は後側辺に対してほぼ直角方向にかつ互い
に平行に延設された一対のリード部とで構成し、前記リ
ード部の各先端に前記着座スイッチを固定したことを特
徴とする前記請求項1に記載したシートにおける着座ス
イッチの取付構造。 - 【請求項3】 前記支持部材を板ばねで構成したことを
特徴とする前記請求項1に記載したシートにおける着座
スイッチの取付構造。 - 【請求項4】 略方形状に形成されたフレームと、前記
フレームに組み付けられたクッションパッドと、前記ク
ッションパッドの下方に位置して同クッションパッドの
上下動により開閉する着座スイッチとを備えたシートに
おける着座スイッチの取付構造において、 前記フレームの前側辺にばね性の支持部材の一端を固定
するとともに同支持部材を前記クッションパッドの下面
に沿って前後方向に延設し、同支持部材の他端に前記着
座スイッチを前記クッションパッドの下面に密着させて
固定したことを特徴とするシートにおける着座スイッチ
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10208260A JP2000037256A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | シートにおける着座スイッチの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10208260A JP2000037256A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | シートにおける着座スイッチの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=16553302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000037256A (ja) |
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-
1998
- 1998-07-23 JP JP10208260A patent/JP2000037256A/ja active Pending
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