JP2003287458A - 着座荷重検出装置 - Google Patents

着座荷重検出装置

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JP2003287458A
JP2003287458A JP2002088499A JP2002088499A JP2003287458A JP 2003287458 A JP2003287458 A JP 2003287458A JP 2002088499 A JP2002088499 A JP 2002088499A JP 2002088499 A JP2002088499 A JP 2002088499A JP 2003287458 A JP2003287458 A JP 2003287458A
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pressing plates
seating load
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flexure
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JP2002088499A
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English (en)
Inventor
Kazunori Sakamoto
和教 坂本
Tsutomu Takeuchi
務 竹内
Yasuaki Suzuki
康明 鈴木
Hitoshi Takayanagi
均 高柳
Kentaro Morishita
健太郎 森下
Yasunori Hasegawa
康紀 長谷川
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】起歪体を安定して挟持し、その撓みによって車
両用シートクッションに荷重された負荷を正しく検出す
ること。 【解決手段】センサユニット8は、起歪体14、押さえ
板15〜18及びシム19〜22を備えている。起歪体
14は平板によって形成されており、その略中央位置に
は起歪体14の歪みを検出する検出素子25が貼付され
ている。検出素子25は、起歪体14とともに撓み、そ
の撓みに応じた電気信号を出力する。起歪体14の一端
は一対となった第1の押さえ板15,16に挟持されて
おり、他端は同じく一対となった第2の押さえ板17,
18に挟持されている。ロアアーム取付側ブラケット1
3は、連結軸13bを備えておりアッパレール取付側ブ
ラケット23に形成された連結孔30に挿通されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座荷重検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8(a)は、従来の着座荷重検出装置
の分解図である。図8(b)は、着座荷重検出装置の組
み付け後の側面図である。
【0003】着座荷重検出装置は、車両用シートのロア
アームと車両用シートを設置するアッパレールとの間に
備えられている。着座荷重検出装置は、ロアアームに取
り付けられるロアアーム取付側ブラケット60と、アッ
パレールに取り付けられるアッパレール取付側ブラケッ
ト61を備えている。
【0004】両ブラケット60,61には、荷重検出部
が取着されている。荷重検出部は、起歪体62、撓み検
出素子63及び起歪体62を挟みつける押さえ板64〜
67から構成されている。起歪体62は、弾性力を有し
た平板形状をなす金属によって形成されており、その片
面略中央位置には起歪体62の撓みを検出する検出素子
63が貼付されている。
【0005】押さえ板65はアッパレール取付側ブラケ
ット61に一体形成されている押さえ板64,65はカ
シメ固定されて起歪体62の一端を狭持し、押さえ板6
6,67はロアアーム取付側ブラケット60とともにカ
シメ固定されて起歪体62の他端を狭持する。押さえ板
64〜67は、起歪体62の撓みの状態を抑制してい
る。このように、起歪体62はロアアーム取付側ブラケ
ット60の変位により撓み検出素子63の位置で安定し
て撓むように固定されているので、この起歪体62の撓
みを検出することによって車両用シートクッションに荷
重された負荷を検出することができる。
【0006】また、車両用シートクッションから荷重が
なくなった際には起歪体62の弾性力によって該起歪体
62は元の撓みのない状態に戻り、次の荷重の検出に備
える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、起歪体62
は押さえ板64〜67によって両面から挟み込まれてお
り、押さえ板64〜67の面全体で起歪体62と係合し
ているため、起歪体62と押さえ板64〜67の間の摩
擦力などによって引っ掛かりが起き、荷重をなくしても
起歪体62が撓みのない状態まで戻らない場合があっ
た。従って、車両用シートクッションに荷重がないにも
関わらず起歪体62が撓んだ状態に保持され、着座荷重
検出装置が正しく車両用シートクッションの負荷を検出
できない場合があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、起歪体を安定して挟
持し、その撓みによって車両用シートクッションに荷重
された負荷を正しく検出することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、略中央位置に検出素子が貼着された起歪体と、前記
起歪体の一端を挟持して該起歪体を支持する一対の第1
の押さえ板と、前記起歪体の他端を挟持して該起歪体に
着座荷重を入力する一対の第2の押さえ板とを備え、該
着座荷重の入力に伴う該起歪体の変形に基づき着座荷重
を検出する着座荷重検出装置において、前記第1及び第
2の押さえ板の少なくとも1つと前記起歪体との間に、
前記起歪体が安定した当接状態で挟持されるための調整
手段を設けた。
【0010】請求項2に記載の発明は、シート本体のア
ッパレールに取着された第1のブラケットと、シート本
体のロアアームに取着された第2のブラケットと、略中
央位置に検出素子が貼着された起歪体と、前記起歪体の
一端を挟持して前記第1のブラケットに固着された一対
の第1の押さえ板と、前記起歪体の他端を挟持して前記
第2のブラケットに固着された一対の第2の押さえ板と
を備え、前記ロアアームからの着座荷重の入力に伴う前
記起歪体の変形に基づき着座荷重を検出する着座荷重検
出装置において、前記第1及び第2の押さえ板の少なく
とも1つと前記起歪体との間に、前記起歪体が安定した
当接状態で挟持されるための調整手段を設けた。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、前記調整手段は、前記起歪体
と前記第1及び第2の押さえ板の少なくとも一方との間
に挟み込まれたシムであることによって形成した。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、前記調整手段は、前記第1及
び第2押さえ板の少なくとも一方の両端部に前記起歪体
側に突出する凸部を設けることによって形成した。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、前記調整手段は、前記第1及
び第2押さえ板の少なくとも一方の前記検出素子側端部
を前記起歪体に向かって突出するように形成した段差で
あることによって形成した。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1,2,
4及び5のうちいずれか一項に記載の発明において、前
記調整手段は、前記第1及び第2押さえ板の少なくとも
一方の前記検出素子側端部を曲面状にすることで形成し
た。
【0015】(作用)請求項1または2に記載の発明に
よれば、第1及び第2の押さえ板の少なくとも1つと起
歪体は常に安定した状態で接しているため、起歪体も常
に安定した状態で当該押さえ板に挟持される。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、起歪体と
押さえ板の間にシムを挟み込むことによって押さえ板と
起歪体が直接接しない。従って、押さえ板と起歪体との
引っ掛かりが抑制され、起歪体は安定した状態で当該押
さえ板に挟持される。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、凸部があ
ることによって起歪体は押さえ板の両端部のみによって
挟持される。そのため、当該押さえ板が起歪体を挟み込
む力がその両端部に集中するため、起歪体は一定の位置
でずれることなく当該押さえ板に確実に挟み込まれ安定
して挟持される。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、押さえ板
の検出素子側の端部に段差を設けることによって起歪体
は押さえ板の端部に形成された段部に集中する力によっ
てしっかり挟持される。そのため、起歪体は同じ位置で
ずれることなく押さえ板に確実に挟み込まれるため起歪
体は安定した状態で当該押さえ板に挟持される。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、押さえ板
と起歪体の接触部を曲面状に形成することによって、押
さえ板と起歪体との当接面は滑らかに摺動する。そのた
め、押さえ板と起歪体とは一定の安定した状態で当該押
さえ板に挟持される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の着座荷重検出装置
を備えた車両用シートの一実施形態を図1〜図3(b)
に従って説明する。
【0021】図1は車両用シート本体の斜視図を示す。
図1において左右一対の支持フレーム2は図示しない車
両フロアーに対して前後方向(図1においてX矢印方
向)に沿って延びるように左右方向に併設固定されてい
る。各支持フレーム2の上面には、前後一対のブラケッ
ト3が固着され、その前後一対のブラケット3に対して
ロアレール4が支持フレーム2に沿って支持固定されて
いる。左右一対のロアレール4は断面U字状に形成さ
れ、その上方が開口しその開口部が前後方向に延びるス
ライド溝5を形成している。
【0022】各ロアレール4に形成されたスライド溝5
には、左右一対のアッパレール6がスライド溝5に沿っ
て前後方向に摺動可能にそれぞれ配設されている。図2
に示すように、各アッパレール6には、着座荷重検出装
置としての左右一対の前側センサユニット7及び後側セ
ンサユニット8を介してロアアーム11が所定の間隔を
おいて連結され、該ロアアーム11はシート本体1のシ
ートクッション9及びシートバック10を支持してい
る。
【0023】各センサユニット7,8は、ロアアーム取
付側ブラケット12,13がロアアーム11に取着さ
れ、アッパレール取付側ブラケット23,24がアッパ
レール6に取着されている。なお、前側センサユニット
7と後側センサユニット8では、形状及び設置方向が異
なっているが、荷重を検出する機構が同一であるため以
下では後側センサユニット8についてのみ説明する。
【0024】図3(a)は後側センサユニットの分解図
である。図3(b)は後側センサユニットの組み付け後
の側面図である。なお、図面が煩雑となるのを避けるた
め図3(b)においては一部部材番号を省略して図示し
ている。
【0025】後側センサユニット8は、起歪体14、押
さえ板15〜18、シム19〜22、第1のブラケット
としてのアッパレール取付側ブラケット23及び第2の
ブラケットとしてのロアアーム取付側ブラケット13に
より構成されている。
【0026】ロアアーム取付側ブラケット13は、押さ
え板接続部13a及び連結軸13bを備えている。押さ
え板接続部13aはロアアーム取付側ブラケット13か
ら垂直方向に延びる板状に形成されている。
【0027】起歪体14は平面四角状の平板よりなる。
起歪体14には、一方の面(図3(a)においては下側
の面)の略中央位置に起歪体14の歪みを検出する検出
素子25が貼付されている。検出素子25は、起歪体1
4とともに撓み、その撓みに応じた電気信号を出力す
る。
【0028】起歪体14の一端は一対となった第1の押
さえ板15,16に挟持されており、他端は同じく一対
となった第2の押さえ板17,18に挟持されている。
押さえ板15〜18と起歪体14との間には調整手段と
してのシム19〜22が挟み込まれている。詳しくは、
起歪体14と押さえ板15との間にはシム19が、起歪
体14と押さえ板16との間にはシム20が、起歪体1
4と押さえ板17との間にはシム21が、起歪体14と
押さえ板18との間にはシム22が挟み込まれている。
【0029】シム19〜22は金属製の薄板より形成さ
れており、その長さは各シム19〜22が当接する押さ
え板15〜18の長さよりも短く形成されている。そし
て、各シム19〜22は、各押さえ板15〜18の検出
素子25側端部が各シム19〜22のそれよりも検出素
子25側に突出するように挟み込まれている。従って、
起歪体14と各押さえ板15〜18との間には検出素子
25側に隙間が形成されている。
【0030】押さえ板接続部13a、押さえ板17,1
8、シム21,22及び起歪体14とが積層状態でピン
33が貫通されており、ピン33の端部を潰して係止部
33aを形成してカシメ固定されている。押さえ板1
5,16、シム19〜22及び起歪体14は、積層状態
でピン31,32によりカシメ固定されている。
【0031】カシメ固定された押さえ板15〜18は、
検出素子25が貼付された部分以外の起歪体14が撓む
のを抑止し、検出素子25の出力を安定化させる。第1
の押さえ板16は、アッパレール取付側ブラケット23
に固着されている。押さえ板16は押さえ部16a及び
押さえ部16aから垂直方向に延びる固着部16bによ
って形成されている。固着部16bにはアッパレール取
付側ブラケット23に押さえ板16を固着するための固
着凸部26が一体に形成されている。固着凸部26は固
着部16bの略中央位置に突出されており、その断面は
略楕円状に形成されている。
【0032】アッパレール取付側ブラケット23は、押
さえ板16を固着するための固着凹部27、アッパレー
ル取付用のボルト挿通孔28,29及びロアアーム取付
側ブラケット13との連結孔30が形成されている。固
着凹部27は、前述した押さえ板16に一体形成された
固着凸部26の形状に対応した断面略楕円状の凹部によ
って形成されている。
【0033】アッパレール取付用のボルト挿通孔28,
29は、アッパレール6に形成されたブラケット取付用
の挿通孔と対応する位置に所定間隔を空けて2箇所形成
されている。連結孔30は、センサユニット8の組み付
け時に前述した検出素子25の真下となる位置に形成さ
れている。
【0034】ロアアーム取付側ブラケット13の連結軸
13bは押さえ板接続部13aと同じくロアアーム取付
側ブラケット13から垂直方向に突出する筒状体に形成
されている。連結軸13bはアッパレール取付側ブラケ
ット23の連結孔30に挿通され、該連結軸13bと連
結孔30によりロアアーム取付側ブラケット13とアッ
パレール取付側ブラケット23が互いに変位可能に連結
されている。
【0035】このように構成されたロアアーム取付側ブ
ラケット13と、アッパレール取付側ブラケット23
は、センサユニット8の組み付け時に連結軸13bが連
結孔30に挿通されている。
【0036】次に、上記のように構成された車両用シー
トの作用を図1〜図3(b)に従って説明する。なお、
4箇所に設けられたセンサユニット7,8は同様の仕組
みで荷重の検出を行うため、実施形態と同じく以下の説
明は実施の形態で詳細に説明したセンサユニット8にお
ける作用についてのみ説明する。
【0037】シート本体1に荷重が加わると、荷重はシ
ート本体1の左右それぞれに設けられた前側センサユニ
ット7及び後側センサユニット8の4箇所に分かれて受
けとられる。そして、荷重によってロアアーム取付側ブ
ラケット13が変位し、その変位によって撓みが押さえ
板15〜18によって挟み込まれていない中央部、すな
わち検出素子25が貼り付けられている位置に発生す
る。検出素子25はこの撓みに応じた電気信号を出力す
る。即ち、検出素子25は、シート本体1に加わる荷重
を検出する。
【0038】荷重によってロアアーム取付側ブラケット
13が変位する際には起歪体14には上に凸となる撓み
が発生する。また、シート本体1から荷重がなくなる際
には起歪体14の弾性力によって該起歪体14は元の撓
みのない状態に戻るが、この際起歪体14はその弾性力
によって一瞬反対側に撓む。すなわち、起歪体14には
下に凸となる歪みが発生する。
【0039】このようにして起歪体14には撓みが両側
に発生することが考えられるが、起歪体と押さえ板の間
にシムを挟み込むことによって起歪体14の両側には検
出素子25付近に隙間が形成されている。従って、起歪
体14にどちら方向の撓みが発生しても押さえ板15〜
18の端部が起歪体14に接触することが抑制され、起
歪体14と押さえ板15〜18の引っ掛かりが発生しな
い。
【0040】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られる。 (1)起歪体14を押さえ板15〜18によって挟み込
む際に起歪体14と押さえ板15〜18との間にシム1
9〜22を介在させたため、起歪体14が撓んだ時に起
歪体14と押さえ板15〜18との引っ掛かりを抑制す
ることができる。従って、起歪体14を安定した状態で
挟持することができ、負荷に応じた正しい撓み量を発生
させることができる。そのためシート本体1への正確な
荷重値を検出することができる。
【0041】(2)シム19〜22は該シム19〜22
を挟み込む押さえ板15〜18よりも短く形成されてい
る。従って、検出素子25の近傍位置にはシム19〜2
2の厚さ分の隙間が形成されている。そのため起歪体1
4に撓みが発生しても起歪体14に対する押さえ板15
〜18の引っ掛かりを抑制することができ、荷重に応じ
た起歪体14の撓みを発生させることができる。
【0042】なお、本発明の実施の形態は上記実施形態
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。 ・前記実施形態において、押さえ板15〜18と起歪体
14との間の調整手段としてシム19〜22を挟み込ん
だが、押さえ板と起歪体との間の調整手段として押さえ
板の両端部に起歪体方向に突出する押圧部を形成しても
よい。
【0043】図4(a)は別の実施の形態の後側センサ
ユニットの分解図である。図4(b)は別の実施の形態
の後側センサユニットの組み付け後の側面図である。な
お、説明の便宜上その特徴のある部分について説明し、
共通の部材は符号を同じにしてその詳細な説明を省略す
る。
【0044】押さえ板35〜38にはそれぞれ両側の端
部に起歪体14方向に突出する押圧部35a〜38a及
び35b〜38bが形成されている。起歪体14はこの
ような押さえ板35〜38によって両面から挟み込まれ
た状態でカシメ固定されている。
【0045】このように形成された押さえ板35〜38
を用いたセンサユニット39では、起歪体14は押圧部
35a〜38a及び35b〜38bのみが当接した状態
で積層状態とされる。従って、起歪体14を挟み込む力
が押圧部35a〜38a及び35b〜38bに集中し、
起歪体14が撓んだ際にも一定の場所で起歪体14を挟
み込むことができる。従って、起歪体14と押圧部35
a〜38a及び35b〜38bとの当接状態が変化しな
いため引っ掛かりなどが起きず、起歪体14の撓みが確
実に戻る。また、起歪体14を押圧部35a〜38a及
び35b〜38bにより安定して挟持することができ、
常に安定して起歪体14の撓みを発生させることができ
る。
【0046】また、押さえ板と起歪体との間の調整手段
として押さえ板の検出素子側端部近傍位置に段差を設け
たものでもよい。図5(a)はその別の実施の形態を示
す分解図であり、図5(b)はその側面図である。
【0047】押さえ板40〜43にはそれぞれ検出素子
25側の端部が起歪体14に向かって突出するように段
差が形成され、その段差により凸部40b〜43bが形
成されている。尚、その図5(a)(b)に示す押さえ
板40〜43には、凸部40b〜43bの近傍位置に凹
部40a〜43aが形成されている。このように形成さ
れた押さえ板40〜43はその凸部40b〜43bによ
って起歪体14を両側から挟み込んだ状態でカシメ固定
されている。
【0048】このように形成された押さえ板40〜43
を用いたセンサユニット44では、押さえ板40〜43
は、段差を形成することで起歪体14を挟み込む力が凸
部40b〜43bに集中し、起歪体14が撓んだ際にも
一定の場所で起歪体14を挟み込むことができる。従っ
て、起歪体14と凸部40b〜43bとの当接状態が変
化しないため起歪体14と凸部40b〜43bとの引っ
掛かりなどが起きず、常に安定して起歪体14の撓みを
発生させることができる。
【0049】また、押さえ板と起歪体との間の調整手段
として押さえ板の起歪体と接触する側の検出素子側端部
を曲面状に加工したものでもよい。図6(a)はその別
の実施の形態を示す分解図であり、図6(b)はその側
面図である。
【0050】押さえ板45〜48はそれぞれ起歪体14
と接触する側の検出素子25側の端部45a〜48aが
曲面状となるように形成されている。起歪体14はこの
ような押さえ板45〜48によって両面から挟み込まれ
た状態でカシメ固定されている。
【0051】このように形成された押さえ板45〜48
を用いてセンサユニット49を構成すると、起歪体14
に撓みが発生した際に起歪体14に当接する端部45a
〜48aが曲面状に形成されていることとなる。従っ
て、起歪体14が撓んだ際にも起歪体14が当接する端
部45a〜48aとの引っ掛かりが発生することを防ぐ
ことができ、常に安定して起歪体14の撓みを発生させ
ることができる。
【0052】尚、上記各実施の形態の押さえ板35〜3
8,40〜43の端部を図6(a)(b)と同様に曲面
状に形成しても良く、同様の効果が得られる。 ・前記実施形態において、押さえ板16とアッパレール
取付側ブラケット23及び押さえ板17とロアアーム取
付側ブラケット13を一体に形成してもよい。
【0053】図7(a)は別の実施の形態の後側センサ
ユニットの分解図である。図7(b)は別の実施の形態
の後側センサユニットの組み付け後の側面図である。ア
ッパレール取付側ブラケット50にはアッパレール取付
側ブラケット50より垂直方向に延設される押さえ板部
51が一体に形成されている。また、ロアアーム取付側
ブラケット52にはロアアーム取付側ブラケット52よ
り垂直方向に延設される押さえ板部53が一体に形成さ
れている。
【0054】このように形成された押さえ板兼用のアッ
パレール取付側ブラケット50及びロアアーム取付側ブ
ラケット52は、その押さえ板部51と押さえ板54に
よって、または押さえ板部53と押さえ板55によって
起歪体14を両面から挟み込んだ状態でカシメ固定され
ている。
【0055】このように押さえ板と両ブラケットを一体
形成して用いることによってセンサユニットを組み付け
る際の部品点数を減らすことができる。また、両ブラケ
ットと押さえ板が一体で形成されているため、部品間で
のがたつきの発生を防ぐことができる。
【0056】また、少なくとも両ブラケットのどちらか
一方のみを押さえ板に一体成形したものでもよい。次
に、以上の実施形態から把握することができる技術的思
想をその効果と共に以下に記載する。
【0057】(イ)前記ロアアーム取付側ブラケット及
びアッパレール取付側ブラケットのうち少なくともどち
らか一方のブラケットに片側の押さえ板を一体形成した
ことを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に
記載の着座荷重検出装置。この構成によると、センサユ
ニットを構成するための部品点数を減らすとともに、一
体形成により当該ブラケットと押さえ板及び起歪体との
固着状態もより安定したものとなる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば起
歪体を安定して挟持し、その撓みによって車両用シート
クッションに荷重された負荷を正しく検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用シートの斜視図。
【図2】車両用シートの側面図。
【図3】本実施の形態のセンサユニットの説明図。
【図4】別の実施の形態のセンサユニットの説明図。
【図5】別の実施の形態のセンサユニットの説明図。
【図6】別の実施の形態のセンサユニットの説明図。
【図7】別の実施の形態のセンサユニットの説明図。
【図8】従来技術のセンサユニットの説明図。
【符号の説明】
1…シート本体、6…アッパレール、9…シートクッシ
ョン、11…ロアアーム、12,13…ロアアーム取付
側ブラケット、14…起歪体、15〜18…押さえ板、
19〜22…調整手段としてのシム、23…アッパレー
ル取付側ブラケット、25…検出素子、35a〜38a
…調整手段としての押圧部、40a〜43a…調整手段
としての凹部、45a〜48a…調整手段としての端
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 務 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 (72)発明者 鈴木 康明 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機 株式会社内 (72)発明者 高柳 均 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 森下 健太郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 長谷川 康紀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3B087 BA02 BB02 DE08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央位置に検出素子が貼着された起歪
    体と、前記起歪体の一端を挟持して該起歪体を支持する
    一対の第1の押さえ板と、前記起歪体の他端を挟持して
    該起歪体に着座荷重を入力する一対の第2の押さえ板と
    を備え、該着座荷重の入力に伴う該起歪体の変形に基づ
    き着座荷重を検出する着座荷重検出装置において、 前記第1及び第2の押さえ板の少なくとも1つと前記起
    歪体との間に、前記起歪体が安定した当接状態で挟持さ
    れるための調整手段を設けたことを特徴とする着座荷重
    検出装置。
  2. 【請求項2】 シート本体のアッパレールに取着された
    第1のブラケットと、シート本体のロアアームに取着さ
    れた第2のブラケットと、略中央位置に検出素子が貼着
    された起歪体と、前記起歪体の一端を挟持して前記第1
    のブラケットに固着された一対の第1の押さえ板と、前
    記起歪体の他端を挟持して前記第2のブラケットに固着
    された一対の第2の押さえ板とを備え、前記ロアアーム
    からの着座荷重の入力に伴う前記起歪体の変形に基づき
    着座荷重を検出する着座荷重検出装置において、 前記第1及び第2の押さえ板の少なくとも1つと前記起
    歪体との間に、前記起歪体が安定した当接状態で挟持さ
    れるための調整手段を設けたことを特徴とする着座荷重
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記起歪体と前記第1
    及び第2の押さえ板の少なくとも一方との間に挟み込ま
    れたシムであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の着座荷重検出装置。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記第1及び第2押さ
    え板の少なくとも一方の両端部に前記起歪体側に突出す
    る凸部を設けることによって形成されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の着座荷重検出装置。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、前記第1及び第2押さ
    え板の少なくとも一方の前記検出素子側端部を前記起歪
    体に向かって突出するように形成した段差であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の着座荷重検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記調整手段は、前記第1及び第2押さ
    え板の少なくとも一方の前記検出素子側端部を曲面状に
    することで形成されていることを特徴とする請求項1、
    2、4及び5のうちいずれか一項に記載の着座荷重検出
    装置。
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