JPWO2014017563A1 - 座席装置 - Google Patents

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滋 中崎
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Abstract

本発明の座席装置5は、フレーム72の開口に並べられて張り渡される複数本のばね73と、当該ばね上に載置されるクッションパッド60と、着座に起因したクッションパッド60の変位に連動して動かない部材72C,72Dと、クッションパッド下面と隙間を隔ててクッションパッド60の下方に配置される感圧スイッチSW1とを備えている。この感圧スイッチSW1においてスイッチを形成する一方のスイッチ素子12は部材72C,72Dに支持され、当該スイッチを形成する他方のスイッチ素子22は、一方のスイッチ素子12とクッションパッド60との間に、一方のスイッチ素子側へ変位し得るよう配置される。

Description

本発明は座席装置に関し、車両等における座席の着座を検知する技術分野において好適なものである。
車両における安全システムの一つとして、乗車時にシートベルトが非着用であることを警告するアラームシステムが実用化されている。このアラームシステムでは、人の着座が検知されている状態においてシートベルトの着用が非検知となる場合に、警告が発せられる。このようなアラームシステムなどに用いられる着座センサとして、下記特許文献1が提案されている。
この特許文献1の着座センサは、クッションパッドの下方に配置される検出部を有するメンブレンスイッチと、Sばねに支持されるとともに検出部の下方に配置される受圧部を有するホルダと、検出部及び受圧部の間に介装されるスペーサとを備えている。
このメンブレンスイッチの検出部は上部フィルム及び下部フィルムと、当該上部フィルム及び下部フィルム間に配置される離隔保持部を備えており、クッションパッドの押圧によって各フィルムに配置される接点同士が離隔保持部を介して接触する構成となっている。
特開2011−105278
ところが、上記特許文献1における検出部を構成する上部フィルムはクッションパッドの下面に接触しているため、例えばクッションパッドに物が置かれた場合にも接点同士が接触し易く誤検出する傾向が高いという課題があった。
そこで、本発明は、適切に着座を検出し得る座席装置を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題を解決するため鋭意検討した結果、特許文献1の着座センサが適切に着座を検出できない別の原因を明らかにした。すなわち、着座センサがばねに支持されている場合、押圧によりクッションパッドが下方に変位しても、そのクッションパッドと同じようにばねが下方に変位するため、当該クッションパッドと着座センサとの相対的位置が殆ど変わらない。このことが原因で、人がクッションパッドに着座した場合であっても人以外の物がクッションパッドに置かれた場合であっても着座センサの接点同士が接触してしまう可能性が高まり、人と物との切り分けが十分にできていなかった。
そこで、本発明者は更に鋭意検討を重ねた結果、上記課題を解決し得る本発明に至った。
本発明は、座席装置であって、フレームの開口に並べられて張り渡される複数本のばねと、前記複数本のばね上に載置されるクッションパッドと、着座に起因した前記クッションパッドの変位に連動して動かない部材と、クッションパッド下面と隙間を隔てて、前記フレームの開口内における前記クッションパッドの下方に配置される感圧スイッチとを備え、前記感圧スイッチにおいてスイッチを形成する一方のスイッチ素子は、前記部材に支持され、前記感圧スイッチにおいてスイッチを形成する他方のスイッチ素子は、前記一方のスイッチ素子と前記クッションパッドとの間に、前記一方のスイッチ素子側へ変位し得るよう配置され、前記一方のスイッチ素子と前記他方のスイッチ素子とは、少なくとも一部が上下方向において向かい合うよう配置されることを特徴とする。
このような座席装置では、着座に起因したクッションパッドの変位に連動して動かない部材に感圧スイッチにおける一方のスイッチ素子が支持されているため、クッションパッドが変位したとしても一方のスイッチ素子の位置については変位しない。
ところで、人よりも軽い物が置かれた場合には、クッションパッドはほとんど変位しないが、人が着座した場合には、クッションパッドの変位は大きい。このような変位が生じるクッションパッドと、当該クッションパッドの変位にかかわらず変位しない一方のスイッチ素子との間に、当該一方のスイッチ素子側へ変位し得るよう他方のスイッチ素子が配置されている。
したがって、クッションパッドに物が置かれた場合には、クッションパッドはほとんど変位しないので、感圧スイッチがオンとなり誤検出することを抑制することができる。一方、人が着座した場合には、クッションパッドは変位するため、一方のスイッチ素子と他方のスイッチ素子との相対的位置が変化してこれらスイッチ素子が接触し、感圧スイッチがオンとなる。
こうして、適切に着座を検出し得る座席装置が提供される。
また、前記感圧スイッチは、前記クッションパッド下面に沿って対向されることが好ましい。
このようにした場合、クッションパッド下面に沿って対向されていない場合と比べると、クッションパッドが落ち込むように変位したときに、感圧スイッチがクッションパッド下面と接触する部位をより大きく確保することができる。したがって、より一段と明確に人と物とを切り分けることができる。
また、前記感圧スイッチは、前記複数のばねよりも下方に配置されることが好ましい。
このようにした場合、複数のばねよりも下方に感圧スイッチを配置しなかった場合に比べて、人よりも軽い物が置かれたことに起因して感圧スイッチがクッションパッドに押圧されてオンするといった誤検出を低減することができる。
また、前記感圧スイッチは、前記ばねの鉛直方向において前記ばねと重ならない位置に配置されることが好ましい。
このようにした場合、クッションパッドよりも剛性の大きいばねに感圧スイッチが押圧されることを回避することができ、この結果、感圧スイッチの耐久性を向上することができる。
また、前記感圧スイッチは、前記フレームの開口内におけるフレーム付近に配置されることが好ましい。
このようにした場合、開口内の中央領域に感圧スイッチを配置する場合に比べて、クッションパッドの下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保し易くできる。また、人が着座した場合、ヒップポイントから前方のクッションパッドが全体的に落ち込むように変位するため、感圧スイッチが開口内におけるフレーム付近に配置されていても、当該開口内の中央領域に配置される場合と同等にクッションパッドからの圧力が着座センサに加わることが本発明者により確認されている。したがって、クッションパッドの下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保しつつも、人の着座を適切に検知することができる。
また、前記感圧スイッチを載置するセンサ載置台を有し、前記センサ載置台が前記部材に固定されることが好ましい。
このようにした場合、着座に起因したクッションパッドの変位に連動して動かない部材に固定されるセンサ載置台を通じて着座センサが支持されため、当該部材をクッションパッドの下方以外に設けない場合であっても、センサ載置台を通じて着座センサをクッションパッドの下方に配置することができる。したがって、クッションパッドの下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保しながらも、当該クッションパッドの下方に着座センサを支持することが可能となる。
また、前記センサ載置台は、前記クッションパッドの変位方向に弾性を有することが好ましい。
このようなセンサ載置台であれば、着座に起因したクッションパッドから加わる圧力に応じて感圧スイッチがオンとなった以後に、当該クッションパッドから圧力が加わる方向に動くことができる。したがって、過度の圧力が感圧スイッチに加わることを防止でき、感圧スイッチの耐久性を向上することができる。
また、前記感圧スイッチと、当該感圧スイッチが対向するクッションパッド部分との間に設けられ、前記クッションパッドの剛性よりも大きい剛性の補強部材をさらに備え、前記補強部材は、前記クッションパッドの変位に連動することが好ましい。
このような補強部材を備える場合、クッションパッドの経年劣化によってクッションパッド下面が垂れ下がった場合であっても、補強部材に対向するクッションパッド部分が補強部材よりも下方にまで垂れ下がることを防止できる。したがって、クッションパッド下面が垂れ下がることに起因して人と物又は体重の異なる人同士の切り分け精度が低減することを抑制できる。これに加えて、クッションパッド下面に凹凸がある場合であっても、その凹凸に起因して人と物又は体重の異なる人同士の切り分け精度が低減することを抑制できる。
また、前記感圧スイッチは、可撓性を有する第1絶縁シートと、可撓性を有し前記第1絶縁シートよりも前記クッションパッド下面側に配置される第2絶縁シートと、前記第1絶縁シート及び前記第2絶縁シートの間に介在し開口が形成されるシート状のスペーサと、前記第1絶縁シートの表面上に設けられる前記一方のスイッチ素子と、前記第2絶縁シートの表面上に設けられ前記スペーサの開口を介して前記一方のスイッチ素子に対向される他方のスイッチ素子を有することが好ましい。
また、前記感圧スイッチにおいて、前記部材と前記第1絶縁シートとの間には、前記第1絶縁シートを介して前記スペーサの開口の少なくとも一部を覆うクッション部材が設けられることが好ましい。
このような感圧スイッチによれば、第1絶縁シート及び2絶縁シートの双方に圧力が加わった場合、これら双方の絶縁シートがスペーサの開口に入り込むように撓み、当該開口を介して互いに対向する電極同士が接触することで、感圧スイッチがオンとなる。
しかし、圧力を受けても変形しない物に感圧スイッチが載置される場合、第1絶縁シートが撓まずに第2絶縁シートだけが撓み、一対の電極同士の接触圧が弱まる可能性が生じ得る。
この点、上記着座センサは、第1絶縁シートのスペーサ側とは反対側にクッション部材を有しているため、圧力を受けても変形しない物に感圧スイッチが載置されるか否かにかかわらず、当該クッション部材によって第1絶縁シートを撓ませることができる。
また、前記クッション部材は、前記第1絶縁シートの前記スペーサ側とは反対側に設けられる第1クッション部材と、前記第1クッション部材の前記第1絶縁シート側とは反対側に設けられ、前記第1クッション部材の剛性と異なる剛性を有する第2クッション部材との2層構造とされることが好ましい。
このようにした場合、一方のクッション部材で第1絶縁シートの変形の程度を調整し、他方のクッション部材で、クッションパッドから加わる荷重を和らげることができる。したがって、感圧スイッチの耐久性を向上させるのみならず、当該感圧スイッチ感度を調整することができる。
また、前記第1クッション部材の剛性より第2クッション部材の剛性の方が小さいことが好ましい。
このようにした場合、感圧スイッチに接する第1クッション部材が、主に第1絶縁シートの変形の程度を調整する部材として機能し、感圧スイッチに遠い第2クッション部材が、主にクッションパッドから加わる荷重を和らげる部材として機能しつつ、第1絶縁シートを余分に撓ませることを防止することができる。したがって、第1クッション部材及び第2クッション部材を、当該第2クッション部材に相当する1層のクッション部材とする場合に比べて、より一段と感圧スイッチの耐久性を向上させるのみならず、当該感圧スイッチ感度を調整することができる。
また、前記感圧スイッチは、互いに近接する第1の感圧スイッチ及び第2の感圧スイッチを有し、前記第1の感圧スイッチは、前記クッションパッドの座面側から第1の重量以上が加えられているときにオンし、第2の感圧スイッチは、前記クッションパッドの座面側から前記第1の重量よりも大きい第2の重量以上が加えられているときにオンすることが好ましい。
このようにした場合、クッションパッドに加わる重量の相違を、第1の感圧スイッチだけがオンになる場合と、第1の感圧スイッチ及び第2の感圧スイッチの双方がオンになる場合との2パターンで得ることができる。したがって、体重の異なる人同士の切り分けが可能となる。
以上のように本発明によれば、適切に着座を検出し得る座席装置を実現することができる。
第1実施形態の座席装置に用いられる着座センサを上側から見た図である。 第1センサ部の構成を示す分解図である。 図1のW−W線に沿った断面の様子を示す図である。 着座センサの等価回路を示す図である。 第1実施形態の座席装置を斜め方向から見た様子を示す図である。 図5のX−X線に沿った断面の様子を示す図である。 第1実施形態の座席装置に人が着座したときの様子を図6と同じ視点で示す図である。 クッションパッドに人が着座したときのクッションパッド下面とばね下部とにおける変位量の測定状態及び測定結果を示す図である。 感圧スイッチがオンする様子を図7のY−Y線に沿った断面で示す図である。 第2実施形態の座席装置を図6と同じ視点で示す図である。 第2実施形態の座席装置に人が着座したときの様子を図6と同じ視点で示す図である。 第3実施形態の座席装置を図6と同じ視点で示す図である。 第4実施形態の座席装置を図5と同じ視点で示す図である。 図13のZ−Z線に沿った断面の様子を示す図である。 第5実施形態の座席装置を図6と同じ視点で示す図である。 第1の感圧スイッチ及び第2の感圧スイッチの断面を図3と同じ視点で示す図である。 人が正規着座したときにクッションパッドの下面が受ける荷重の分布を示す概念図である。 他の実施形態における感圧スイッチの構成を示す図である。 他の実施形態における座席装置の様子を示す図である。 スペーサの開口とクッション部材との関係を説明する図である。 他のクッション部材をもつ感圧スイッチを図3と同じ視点で示す図である。 補強部材を備えた座席装置を図15と同じ視点で示す図である。 他の実施形態における着座センサの構成を示す図である。 他の実施形態における着座センサの構成を示す図である。
(1)第1実施形態
本発明に好適となる第1実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の座席装置に用いられる着座センサ1を上側から見た図である。図1に示すように、着座センサ1は、第1センサ部2、第2センサ部3及びケーブル4を主な構成要素として備え、第1センサ部2と第2センサ部3とはケーブル4を通じて電気的に接続される。
ケーブル4は、信号線を絶縁部材で被覆したものであり、例えば同軸ケーブル又は平行2芯線等とされる。
図2は、第1センサ部2の構成を示す分解図である。図2に示すように、第1センサ部2は、第1電極シート10、第2電極シート20、スペーサ30及びクッション部材40を主な構成要素として備える。
第1電極シート10は、第1絶縁シート11、第1電極12及び端子13を有している。
第1絶縁シート11は、可撓性を有するフィルム状の絶縁シートとされ、例えば矩形状とされる。本実施形態の場合、第1絶縁シート11は、第1電極12を配置すべきメインブロックB1と、端子13を配置すべきサブブロックB2とからなる。サブブロックB2は、メインブロックB1よりも小さくそのメインブロックB1における長手方向の端部に連結される。
第1絶縁シート11の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)又はポリエチレンナフタレート(PEN)等の樹脂を挙げることができる。
第1電極12は、スイッチを形成する一方のスイッチ素子であり、例えば略円形の金属印刷層とされる。また第1電極12は、メインブロックB1の一方の表面上に配置される。
端子13は、導体の層であり、例えば略四角形の金属シートとされる。また端子13は、第1電極12が配置されている面と同じ側となるサブブロックB2の表面上に配置され、第1配線14を介して第1電極12と電気的に接続されるとともに図示しない配線を介して車両の電気部品と電気的に接続される。
第2電極シート20は、第1電極シート10と同様に、第2絶縁シート21、第2電極22及び端子23を有している。
第2絶縁シート21は、可撓性を有するフィルム状の絶縁シートとされ、例えば矩形状とされる。本実施形態の場合、第2絶縁シート21は、第2電極22を配置すべきメインブロックB11と、端子23を配置すべきサブブロックB12とからなる。メインブロックB11は第1絶縁シート11のメインブロックB1と同形同大とされ、サブブロックB12は第1絶縁シート11のサブブロックB2と同形同大とされる。なお、メインブロックB11に連結されるサブブロックB12の連結位置は、第1絶縁シート11のメインブロックB1に連結されるサブブロックB2の連結位置とは相対的に異なる位置とされる。
第2絶縁シート21の材料としては、第1絶縁シート11と同様に、PET、PBT又はPEN等の樹脂を挙げることができる。なお、第2絶縁シート21の材料は、第1絶縁シート11の材料と同じであっても異なっていても良い。
第2電極22は、スイッチを形成する他方のスイッチ素子であり、例えば略円形の金属印刷層とされる。また第2電極22は、メインブロックB11の表面上に配置される。本実施形態の場合、第2電極22の大きさは第1電極12と同じ大きさとされ、第2電極22の配置位置はメインブロックB1に対する第1電極12の配置位置と相対的に同じ位置とされる。
端子23は、導体の層であり、例えば略四角形の金属シートとされる。また端子23は、第1電極12が配置されている面と同じ側となるサブブロックB12の表面上に配置され、第2配線24を介して第2電極22と電気的に接続されるとともにケーブル4の一端と電気的に接続される。
スペーサ30は、フィルム状の絶縁シートとされ、開口31を有する。本実施形態の場合、スペーサ30は、第1絶縁シート11のメインブロックB1と同形同大とされる。このスペーサ30の材料としては、第1絶縁シート11及び第2絶縁シート21と同様に、PET、PBT又はPEN等の樹脂を挙げることができる。なお、スペーサ30の材料は、第1絶縁シート11又は第2絶縁シート21の材料と同じであっても異なっていても良い。
開口31の周縁形状は、例えば略円形であり、開口31の直径は、第1電極12及び第2電極22の直径よりも僅かに小さい状態とされる。また、開口31の配置位置は、メインブロックB1に対する第1電極12の配置位置と相対的に同じ位置とされる。
この開口31には、スペーサ30の外部と空間的に接続するスリット32が形成される。すなわち、スリット32の一端は、対応する開口31に連結され、他端はスペーサ30の側方に開放される。
クッション部材40は、圧力が加えられると潰れるように変形する弾性部材であり、例えば、多数の空孔が設けられたスポンジ状の樹脂、樹脂製の繊維が絡み合った不織布又はゴム等から形成される。本実施形態の場合、クッション部材40は略直方体状とされ、その広面は第1絶縁シート11のメインブロックB1の広面と同じとされる。
図3は、図1のW−W線に沿った断面の様子を示す図である。図3に示すように、スペーサ30の一方の面に第1電極シート10が貼り付けられ、当該スペーサ30の他方の面に第2電極シート20が貼り付けられる。そして、第1絶縁シート11においてスペーサ30に対向される面の逆側面にクッション部材40が貼り付けられて第1センサ部2が構成される。
この第1センサ部2では、一対の絶縁シート11及び21の一部分と、これらシート部分の間に介在するスペーサ部位と、そのスペーサ部位に設けられる開口31を介して対向する一対の電極12及び22とによって感圧スイッチSW1が形成される。なお、絶縁シート11及び21の一部分とは、少なくとも電極が配置される部分である。すなわち感圧スイッチSW1はメンブレンスイッチであり、当該感圧スイッチSW1においてスイッチを形成する一方のスイッチ素子が第1電極12であり、他方のスイッチ素子が第2電極22である。
一方、第2センサ部3は、第1センサ部2と同じ第1絶縁シート11、第2絶縁シート21、スペーサ30及びクッション部材40により構成され、図1に示したように、当該構成部分により感圧スイッチSW2が形成される。
図4は、着座センサ1の等価回路を示す図である。図4に示すように、感圧スイッチSW1と感圧スイッチSW2とはケーブル4を介して電気的に直列接続される。また感圧スイッチSW1及びSW2は、ケーブル4が接続されていない第1センサ部2の端子13と第2センサ部3の端子13との間に配置される。
次に、上述の着座センサ1を備えた座席装置5について説明する。図5は、第1実施形態の座席装置5を斜め方向から見た様子を示す図であり、図6は、図5のX−X線に沿った断面の様子を示す図である。なお、X−X線の位置は、人が正規着座したときのヒップポイントよりも前方の位置である。正規着座とは臀部が座面の奥深くに位置して背中が背もたれに接触する状態で着座することを意味し、ヒップポイントとは正規着座の状態にある臀部において最も下側に出ている部位を意味する。
図5及び図6に示すように、座席装置5は、クッションパッド60と、クッション載置ユニット70と、上述の着座センサ1と、一対のセンサ載置台80A及び80Bとを主な構成要素として備える。なお、図5及び図6では、着座センサ1におけるケーブル4については省略し、当該着座センサ1における第1センサ部2及び第2センサ部3のみが示されている。
クッションパッド60は、着座対象となる部材であり、圧力が加わると潰れるように変形する弾性部材とされる。このような弾性部材の材料としては、発泡ウレタン等を挙げることができる。本実施形態の場合、このクッションパッド60の後端部には背もたれ部材61が連結される。
クッション載置ユニット70は、架台71、支持フレーム72及び複数のばね73を有している。架台71は、クッションパッド60を支える基盤となる土台部材であり、人の着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有する。
本実施形態の場合、互いに平行に配設される左基礎脚部71A及び右基礎脚部71Bと、左基礎脚部71Aに立設される左前脚部71C及び左後脚部71Dと、右基礎脚部71Bに立設される右前脚部71E及び右後脚部71Fにより架台71が構成される。これら脚部71A〜71Fの材料としては、例えば金属あるいはセラミック等を挙げることができる。
支持フレーム72は、複数のばね73を支持するフレーム部材であり、架台71に固定される。また、支持フレーム72は、架台71と同様に、人の着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有する。
本実施形態の場合、前フレーム72A、後フレーム72B、左フレーム72C及び右フレーム72Dにより支持フレーム72が構成され、これらフレーム72A〜72Dは左前脚部71C、左後脚部71D、右前脚部71E及び右後脚部71Fそれぞれの上端に固定される。
各フレーム72A〜72Dの材料としては、例えば金属あるいはセラミック等を挙げることができる。なお、各フレーム72A〜72Dの材料は、脚部71A〜71Fの材料と同じであっても異なっていても良い。また、各フレーム72A〜72Dは、脚部71A〜71Fと一体に成形されていても良い。
複数のばね73は、クッションパッド60を載置する部材であり、支持フレーム72の開口に並べられて張り渡される。
本実施形態の場合、各ばね73は、同一面上でS字状に繰り返し屈曲する金属部材とされ、その断面形状は例えば円形とされる。また、これらばね73の前端は前フレーム72Aに取り付けられ、後端は後フレーム72Bに取り付けられる。こうして、複数のばね73は、クッションパッド60の前後方向に沿って、支持フレーム72におけるフレーム上端の開口面上に所定間隔を隔てて張り渡され、クッションパッド60のマットとして構成される。
センサ載置台80A及び80Bは、着座センサ1の感圧スイッチ部位を載置する部材であり、一方のセンサ載置台80Aには第1センサ部2が載置され、他方のセンサ載置台80Bには第2センサ部3が載置される。
本実施形態の場合、センサ載置台80A及び80Bは、人の着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有し、例えば互いに同形同大の板形状とされる。
センサ載置台80Aの一端は左フレーム72Cに固定され、センサ載置台80Bの一端は右フレーム72Dに固定される。また、センサ載置台80A及び80Bの他端は、所定距離を隔てて互いに対向され、ばね底よりも下方に位置される。
センサ載置台80Aに載置される第1センサ部2と、センサ載置台80Bに載置されるセンサ部3とは、クッションパッド60の幅方向の中心を基準として左右対称に配置される。また、第1センサ部2の感圧スイッチSW1と、センサ部3における感圧スイッチSW2とは、クッションパッド下面と隙間を隔てて、各ばね73よりも下方となる位置に配置される。
この感圧スイッチSW1及びSW2の配置位置は、支持フレーム72の開口の鉛直方向において開口と重なる位置とされる。つまり、支持フレーム72の開口と感圧スイッチSW1及びSW2とは上下方向において重なる関係となっている。また、感圧スイッチSW1及びSW2の配置位置は、各ばね73の鉛直方向においてばね73と重ならない位置とされる。つまり、各ばね73と感圧スイッチSW1及びSW2とは上下方向において重ならない関係となっている。さらに、感圧スイッチSW1及びSW2の配置位置は、複数のばね73のうち最も外側となるばね73よりも外側とされる。
このようなセンサ載置台80A及び80Bの材料としては、例えば金属あるいはセラミック等を挙げることができる。なお、センサ載置台80A及び80Bの材料は、架台71又は支持フレーム72の材料と同じであっても異なっていても良い。
図7は、第1実施形態の座席装置5に人が着座したときの様子を図6と同じ視点で示す図である。図7に示すように、クッションパッド60に人が着座した場合、当該クッションパッド60の座面から圧力が加わる。
この圧力はクッションパッド60の下方に伝わり、クッションパッド及びばねが全体として落ち込むように変位し、当該クッションパッド下面及びばね底が着座していないときの位置(破線で示す)から低くなる。
本実施形態の場合、センサ載置台80A及び80Bに載置される感圧スイッチSW1及びSW2は、クッションパッド60の幅方向の中心を基準として左右対称に配置されている。このため、これら感圧スイッチSW1及びSW2に対して、クッションパッド60から加わる圧力をおおむね均等に伝えることが可能となる。
図8は、クッションパッド60に人が着座したときのクッションパッド下面及びばね底における変位の測定状態及び測定結果を示す図である。具体的に図8の(A)はクッションパッド下面及びばね底における変位の測定状態を示す断面図であり、図8の(B)はクッションパッド下面及びばね底における変位量を示すグラフである。
図8の(A)に示すように、クッションパッド下面及びばね底における変位は、ヒップポイントよりも前方かつばね底よりも下方に配置されるレーザ変位計LDMを用いて測定した。
図8の(B)に示すように、人がクッションパッド60に着座した場合、クッションパッド下面及びばね底は、当該クッションパッド60に荷物を乗せた場合に比べて、クッションパッド60の左右方向の端部までにわたって大きく変位することが分かった。
なお、図8の(B)の横軸は、紙面右側に向かうほどクッションパッド60の左右方向(幅方向)の中心部に近づき、当該紙面左側に向かうほどクッションパッド60の左右方向の端部に近づくことを意味している。
図9は、感圧スイッチSW1がオンする様子を図7のY−Y線に沿った断面で示す図である。図9に示すように、本実施形態の座席装置5のクッションパッド60に人が着座すると、感圧スイッチSW1にはクッションパッド側とセンサ載置台側の双方から圧力が加わる(矢印参照)。
クッションパッド側では、クッションパッド下面が撓んで、感圧スイッチSW1の第2絶縁シート21が下方に押圧される。
一方、センサ載置台側では、センサ載置台80Aが人の着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有しているため撓むことはない。しかし、感圧スイッチSW1の第1絶縁シート11の下側にはクッション部材40が貼り付けられているため、当該クッション部材40が、センサ載置台80の剛性の程度にかかわらず撓んで、第1絶縁シート11が上方に押圧される。
このようにして押圧される第1絶縁シート11と第2絶縁シート21とは可撓性を有しているため、スペーサ30の開口31に入り込むように撓む。このように撓むことで、開口31を介して互いに対向する第1電極12と第2電極22とが所定圧で接触する。こうして感圧スイッチSW1がオンとなる。
なお、第1絶縁シート11の押圧量は、クッション部材40の厚みや材料によって調整可能である。このため、クッション部材40によって、感圧スイッチSW1における第1電極12と第2電極22との接触圧を調整でき、この結果、感圧スイッチSW1の感度を調整することができる。
また、第1電極12と第2電極22とに挟まれるスペーサ30の開口31には、開口を外部と連通するスリット32(図2)が形成されている。
このため、第2絶縁シート21が撓むとき、開口31の空気は開口内に留まることなくスリット32を介して排出される。つまり、第1絶縁シート11及び第2絶縁シート21の撓みが開口31内の空気によって抑制されるといったことが回避される。したがって、スリット32が形成されていない場合に比べて、第1電極12と第2電極22が接触し易くなり、感圧スイッチSW1の感度を向上することができる。
このように感圧スイッチSW1のオン動作に関して説明した事項は、他の感圧スイッチSW2についても同様である。
本実施形態の場合、感圧スイッチSW1と感圧スイッチSW2とは直列接続されているため、これら双方がオンになる場合に、車両の電子部品と電気的に接続されて着座が検出される。
以上のとおり、本実施形態の座席装置5では、人の着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有する支持フレーム72を有している。そして、この支持フレーム72に固定されるセンサ載置台80Aを通じて、感圧スイッチSW1を有する第1センサ部2が支持される。
このような座席装置5では、図7に示したように、クッションパッド60が変位したとしても支持フレーム72は変形しない。このため、センサ載置台80を通じて支持フレーム72に支持される第1センサ部2の感圧スイッチSW1の位置については、クッションパッド60が変位しても変位しない。
ところで、クッションパッド60は、当該クッションパッド60に物が置かれた場合にはほとんど変位が生じないが、当該クッションパッド60に人が着座した場合には大きく変位することになる。
図5及び図6に示したように、このような変位が生じるクッションパッド60の下方に、当該クッションパッド下面と隙間を隔てて、感圧スイッチSW1を有する第1センサ部2が配置される。
したがって、クッションパッド60に物が置かれた場合には、クッションパッド60の変位がほとんど生じず、感圧スイッチSW1がオンとなって誤検出することが抑制される。一方、人が着座した場合、図8に示したようにヒップポイントから前方のクッションパッド60は大きく変位し、当該クッションパッド60と感圧スイッチSW1との相対的位置が変化して、感圧スイッチSW1とクッションパッド60が接触し、感圧スイッチSW1がオンとなる。こうして、適切に着座を検出し得る座席装置5が提供される。
また本実施形態の場合、感圧スイッチSW1を構成する一方のスイッチ素子である第1電極12と、当該感圧スイッチSW1を構成する他方のスイッチ素子である第2電極22とは上下方向において向かい合っている(図9等参照)。
すなわち、感圧スイッチSW1を構成する第1電極12と第2電極22とがクッションパッド60の変位方向に沿って配置されている。したがって、第1電極12と第2電極22とを、クッションパッド60が変位する方向(上下方向)に対して直交する方向(前後方向又は左右方向)に向かい合わせる場合に比べると、当該クッションパッド60の変位を電極が向かい合う方向に変換するといった部材が必要ない。このため、座席装置5では、直接的に、人と物とを切り分けることができる。
なお、本実施形態では、感圧スイッチSW1を構成する一方のスイッチ素子である第1電極12と、他方のスイッチ素子である第2電極22とが板状とされ、これらが正対して平行な状態となっている。しかしながら、一方のスイッチ素子及び他方のスイッチ素子における少なくとも上下方向において一部同士が向かい合った状態となっていれば、当該スイッチ素子が板状以外の形状とされていても良く、またスイッチ素子同士が平行であるか否かは問わない。いいかえると、一方のスイッチ素子及び他方のスイッチ素子を上下方向において平面視した場合に、当該スイッチ素子の少なくとも一部が重なっていれば良い。
また本実施形態の場合、感圧スイッチSW1は、クッションパッド下面に沿って対向するように配置される。すなわち、クッションパッド下面に対しておおむね平行に感圧スイッチSW1が配置される。このため、クッションパッド60が落ち込むように変位したときに、感圧スイッチSW1がクッションパッド下面と接触する部位をより大きく確保することができ、この結果、より一段と明確に人と物とを切り分けることができる。
また本実施形態の場合、図5及び図6に示したように、感圧スイッチSW1は、複数のばね73よりも下方に配置されている。
このため、感圧スイッチSW1を複数のばね73よりも下方に配置しなかった場合に比べて、人よりも軽い物が置かれたことに起因して感圧スイッチSW1がクッションパッド60に押圧されてオンするといった誤検出を低減することができる。
また本実施形態の場合、図5及び図6に示したように、感圧スイッチSW1は、各ばね73の鉛直方向においてそれらばね73と重ならない位置に配置されている。
このため、クッションパッド60よりも剛性の大きいばね73に感圧スイッチSW1が押圧されることを回避することができ、この結果、感圧スイッチSW1の耐久性を向上することができる。
また本実施形態の場合、図5及び図6に示したように、第1センサ部2は、支持フレーム72の開口内における支持フレーム付近に配置されている。
このため、支持フレーム72の開口内の中央領域に第1センサ部2を配置する場合に比べて、クッションパッド60の下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保し易くできる。また、人が着座した場合、図7に示したようにヒップポイントから前方のクッションパッド60が全体的に落ち込むように変位するため、第1センサ部2が支持フレーム72の開内口における支持フレーム寄りに配置されていても、当該開口内の中央領域に配置される場合と同等にクッションパッド60からの圧力が第1センサ部2に加わる。したがって、クッションパッド60の下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保しつつも、人の着座を適切に検知することができる。
また本実施形態の場合、図5及び図6に示したように、感圧スイッチSW1は、複数のばね73において最も外側に位置するばね73よりも外側に配置されている。
このため、上述したように、クッションパッド60よりも剛性の大きいばね73に感圧スイッチSW1が押圧されることを回避して感圧スイッチSW1の耐久性を向上することができる。また、最も外側に位置するばねよりも外側に感圧スイッチが配置されるため、クッションパッド60の下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保し易くなる。
また本実施形態の場合、図5及び図6に示したように、一対のセンサ載置台80A及び80Bを通じて、感圧スイッチSW1を有する第1センサ部2と、感圧スイッチSW2を有する第2センサ部3とが左右対称に支持されている。そして、これら感圧スイッチSW1及びSW2が電気的に直列接続されている。
このため、クッションパッド60の左側又は右側に荷物等が偏って置かれた場合であっても、感圧スイッチSW1及びSW2の双方がオンとなることを防止することができ、この結果、より一段と適切に着座を検出することができる。
(2)第2実施形態
次に、本発明に好適となる第2実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第2実施形態における座席装置の構成要素のうち第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図10は、第2実施形態の座席装置を図6と同じ視点で示す図である。図10に示すように、本実施形態の座席装置は、第1実施形態の着座センサ1に代えて着座センサ101を備えている点、及び、第1実施形態のセンサ載置台80A及び80Bに代えてセンサ載置台81を備えている点で、第1実施形態の座席装置5と相違する。
具体的に第1実施形態の着座センサ1は、図1に示したように、第1センサ部2とセンサ部3とをケーブル4を通じて電気的に接続した構成とされていた。また、第1センサ部2及び3の感圧スイッチSW1及びSW2は、ばね底よりも下方であってクッションパッド60の左右端寄りに配置されていた。
これに対し本実施形態の着座センサ101は、図10に示すように、着座センサ1の第1センサ部2だけで構成される。また、第1センサ部2の感圧スイッチSW1は、ばね底よりも下方であってクッションパッド60の左右方向の中心に配置される。なお、本実施形態の着座センサ101(第1センサ部2)における端子13及び23(図2)は、図示しない配線を介して車両の電気部品における一対の端子と電気的に接続される。
一方、第1実施形態のセンサ載置台80A及び80Bは、人の着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有していた。また、図6に示したように、センサ載置台80A及び80Bの一端は支持フレーム72に固定され、他端はばね底よりも下方に位置されていた。
これに対し本実施形態のセンサ載置台81は、クッションパッド60の変位方向に弾性を有している。また、図10に示すように、センサ載置台81はばね底よりも下方に配置され、その一端は支持フレーム72の左フレーム72Cに固定され、他端は支持フレーム72の右フレーム72Dに固定されており、当該センサ載置台81の下部には空間が形成される。
このようなセンサ載置台81の形状は、図10では板状とされているが、特に限定されることはなく、様々な形状が適用可能である。なお、着座センサ101を載置する観点では、平らな面を有する形状であるほうが好ましい。また、センサ載置台81の材料は、クッションパッド60の変位方向に弾性を有する限り特に限定されることはないが、例えば、金属あるいはゴム等を挙げることができる。
図11は、第2実施形態の座席装置に人が着座したときの様子を図6と同じ視点で示す図である。図11に示すように、クッションパッド60に人が着座した場合、クッションパッド下面及びばね底は、ヒップポイントから前方のクッションパッド60の左右方向では臀部の鉛直方向を基準に全体として落ち込むように変位し、着座していないときの位置(破線で示す)から低くなる。
このような変位によって着座センサ101は押圧されることになるが、当該着座センサ101を載置するセンサ載置台81はクッションパッド60の変位方向に弾性を有しそのセンサ載置台81の下部には空間が形成されている。このため、着座センサ101に対してある一定以上の押圧力が加わった場合、当該着座センサ101を載置するセンサ載置台81が下方に落ち込むように移動することになる。
以上のとおり、本実施形態の座席装置5では、着座センサ101を載置するセンサ載置台81がクッションパッド60の変位方向に弾性を有しそのセンサ載置台81の下部には空間が形成されている。
このため、着座に起因したクッションパッド60から加わる圧力に応じて感圧スイッチSW1がオンとなった以後に、当該クッションパッド60から圧力が加わる方向に動くことができる。つまり、クッションパッド60から加わる圧力に応じて感圧スイッチSW1がオンとなった以後に、当該クッションパッド60から圧力が加わる方向に動いており、着座に起因したクッションパッド60の変位に連動して動いてはいない。このように、クッションパッド60から加わる圧力に応じて感圧スイッチSW1がオンとなった以後に、当該クッションパッド60から圧力が加わる方向にセンサ載置台81が動くようにした場合、過度の圧力がスイッチに加わることを防止でき、当該スイッチの耐久性を向上することができる。
(3)第3実施形態
次に、本発明に好適となる第3実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第3実施形態における座席装置の構成要素のうち上記実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図12は、第3実施形態の座席装置を図6と同じ視点で示す図である。図12に示すように、本実施形態の座席装置は、第1実施形態の着座センサ1に代えて第2実施形態の着座センサ101を備えている点、及び、第1実施形態のセンサ載置台80A及び80Bに代えてセンサ載置台82を備えている点で、第1実施形態の座席装置5と相違する。
このセンサ載置台82は、センサ載置台80A及び80Bと同様に、人の着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有し、当該センサ載置台82の一端は固定端として架台71の例えば左基礎脚部71Aに固定される。
一方、センサ載置台82の他端はばね底よりも下方に位置される。そして、このセンサ載置台82の上面のうち、各ばね73の鉛直下方方向においてばね73と重ならない位置に着座センサ101が載置される。
このようなセンサ載置台82の形状は、図12では板状とされているが、特に限定されることはなく、様々な形状が適用可能である。なお、着座センサ101を載置する観点では、平らな面を有する形状であるほうが好ましい。
また、センサ載置台82の材料は、第1実施形態の架台71及び支持フレーム72と同様に、例えば金属あるいはセラミック等を挙げることができる。なお、センサ載置台82の材料は、架台71又は支持フレーム72の材料と同じであっても異なっていても良い。
このようなセンサ載置台82が適用されても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、クッションパッド60の下方には車両の電子部品等が配置される場合が多い。したがって、そのような物の配置スペースを確保しながらも、着座センサをばね73下方に配置する観点では、上記第1実施形態のほうが有利となる。
(4)第4実施形態
次に、本発明に好適となる第4実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第4実施形態における座席装置の構成要素のうち上記実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図13は、第4実施形態の座席装置を図5と同じ視点で示す図であり、図14は、図13のZ−Z線に沿った断面の様子を示す図である。
図13及び図14に示すように、本実施形態の座席装置は、上記第1実施形態の着座センサ1に代えて着座センサ102を備えている点で、上記第1実施形態の座席装置と異なる。
この着座センサ102は、着座センサ1における第1センサ部2だけを構成要素とするものである。なお、本実施形態の着座センサ102(第1センサ部2)における端子13及び23(図2)は、図示しない配線を介して車両の電気部品における一対の端子と電気的に接続される。この着座センサ102は、前フレーム72Aに固定されるセンサ載置台80Aを通じて前フレーム72Aに支持され、その支持フレーム72の開口内における前フレーム付近に配置される。
この前フレーム付近に配置される着座センサ102は、支持フレーム72の開口の鉛直方向において開口と重なる位置とされる。つまり、支持フレーム72の開口と着座センサ102とは上下方向において重なる関係となっている。また、前フレーム付近に配置される着座センサ102は、各ばね73の鉛直方向においてばね73と重ならない位置とされる。つまり、各ばね73と着座センサ102とは上下方向において重ならない関係となっている。
このように配置される着座センサ102が適用された場合、支持フレーム72の開口の中央領域に着座センサ102を配置する場合に比べて、クッションパッド60の下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保し易くできる。
また、人が着座した場合、ヒップポイントから前方のクッションパッド60が全体的に落ち込むように変位するため、当該ヒップポイントから前方であれば、着座センサ102が支持フレーム72の開口における支持フレーム寄りに配置されていても、当該開口の中央領域に配置される場合と同等にクッションパッド60からの圧力が着座センサ102に与えられる。したがって、クッションパッド60の下方に配置すべき電子部品等の配置スペースを確保しつつも、人の着座を適切に検知することができる。
(5)第5実施形態
次に、本発明に好適となる第5実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第5実施形態における座席装置の構成要素のうち上記実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図15は、第5実施形態の座席装置を図6と同じ視点で示す図である。図15に示すように、本実施形態の座席装置は、第4実施形態のセンサ載置台80Aに2つの感圧スイッチSW11及びSW12を配置した点で、当該センサ載置台80Aに1つの感圧スイッチSW1を配置する第4実施形態とは異なる。
なお、これら感圧スイッチSW11及びSW12は1つのメンブレンスイッチとして構成されていても良く、第1実施形態のように感圧スイッチSW11を有するメンブレンスイッチと感圧スイッチSW12を有するメンブレンスイッチとがケーブルを介して接続された構成とされても良い。
本実施形態の座席装置では、第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12とは、クッションパッド下面から同程度の圧力を受けるように、互いに近接した状態で配置される。
すなわち、クッションパッド下面に加わる荷重との関係で捉えた場合には、クッションパッド下面において着目する部位との荷重差が20%以下となる領域の鉛直方向であってばね73の下側に第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12が配置される。
また、互いに隣接するばね73との関係で捉えた場合には、当該ばね73の間に、ばね73の中心軸とは直交する直線上に、第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12とが互いに接することなく並べて配置される。また、感圧スイッチの開口31(図2)との関係で捉えた場合には、当該開口31の直径を5倍した値以下の間隔をあけて、第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12が配置される。
ところで本実施形態の座席装置では、クッションパッド下面から第1の感圧スイッチSW11までの最短距離D1は、クッションパッド下面から第2の感圧スイッチSW12までの最短距離D2よりも小さい関係を有している。
なお、最短距離D1又はD2は、クッションパッド下面の鉛直方向に向かうクッションパッド下面から第1の感圧スイッチSW1又は第2の感圧スイッチSW2までの直線距離といいかえることもできる。
図16は、第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12の断面を図3と同じ視点で示す図である。具体的に図16の(A)は第1の感圧スイッチSW11の断面を示し、図16の(B)は第2の感圧スイッチSW12の断面を示している。
図16に示すように、第1の感圧スイッチSW11を構成するクッション部材41の厚さT1は、第2の感圧スイッチSW12を構成するクッション部材42の厚さT2よりも大きい関係を有する。このような関係を有することで、上述の最短距離D1が最短距離D2よりも小さくなっている。
なお、クッション部材41とクッション部材42との厚さが異なることに起因して第1の感圧スイッチSW11の感度と第2の感圧スイッチSW12の感度とが実質的に相違してしまう場合には、当該クッション部材41又は42の硬さ等が適宜調整される。
感度は圧力を感知する度合いであり、スイッチを形成する一方のスイッチ素子(本実施形態では第1電極12)と他方のスイッチ素子(本実施形態では第2電極22)とにおける接触のし易さの程度を表している。
以上のように、本実施形態の座席装置では、着座に起因したクッションパッドの変位に連動して動かない支持フレーム72に、センサ載置台80Aを通じて第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12が支持されている。このため、クッションパッド60が変位したとしても第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12との位置は変位しない。
一方、クッションパッド60に対して座面側から人等の重量が加わった場合、クッションパッド下面及びばね底が全体として落ち込むように変位し、着座していないときの位置から低くなる。この変位量は、人が着座した場合と、当該人よりも軽い物が置かれた場合とでは大幅に異なる。
すなわち、人が着座した場合、クッションパッド60は全体として下方に大きく変位し、第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12に対する相対的位置が変化する。この場合、第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12がクッションパッド60に押圧されてオンとなる。一方、クッションパッドに物が置かれた場合、クッションパッド60はほとんど変位せず、第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12に対する相対的位置の変化量も小さいため、第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12がオンとなって誤検出されることが抑制される。したがって、人と物の切り分けが可能となる。
さらに本実施形態の座席装置では、第1の感圧スイッチSW11と第2の感圧スイッチSW12とが、クッションパッド下面と隙間を隔ててクッションパッドの下方において近接する状態で配置される。また、最短距離D1が最短距離D2よりも小さい関係を有している。
このため、クッションパッド60に加わる重量の相違を、第1の感圧スイッチSW11だけがオンになる場合と、第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12の双方がオンになる場合との2パターンで得ることができる。したがって、体重の異なる人同士の切り分けも可能となる。
(6)他の実施形態
以上、第1実施形態〜第5実施形態が一例として説明された。しかしながら本発明は上記第1実施形態〜第5実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第5実施形態では、第1の感圧スイッチSW11を構成するクッション部材41の厚さを第2の感圧スイッチSW12を構成するクッション部材42の厚さよりも大きい関係とすることで、最短距離D1が最短距離D2よりも小さくされた。
しかしながら、最短距離D1を最短距離D2よりも小さくする手法は、クッション部材41とクッション部材42との厚さを異ならせることに限られない。例えば、クッション部材41及び42に代えて、もしくは、クッション部材41及び42に加えて、第1絶縁シート11と、第2絶縁シート21と、第1電極12と、第2電極22と、スペーサ30とのいずれか又は複数の厚さが、第2の感圧スイッチSW2よりも第1の感圧スイッチSW1のほうにおいて大きい関係としても良い。つまり、第1の感圧スイッチSW11の厚さTx(図16)が第2の感圧スイッチSW12の厚さTy(図16)よりも大きい状態であれば良い。
また、センサ載置台80Aの上面に凹凸を形成しておき、互いに同じ厚さの第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12のうち、第1の感圧スイッチSW11が配置される面を、第2の感圧スイッチSW2が配置される面よりも低くすることで、最短距離D1が最短距離D2よりも小さくなるようにしても良い。
また上記第5実施形態では、第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12の感度が同程度とされ、最短距離D1が最短距離D2よりも小さくされた。しかしながら、第1の感圧スイッチSW1の感度が第2の感圧スイッチSW2の感度よりも高くされ、クッションパッド下面から感圧スイッチSW11及びSW12までの最短距離が同程度とされても良い。
なお、第1の感圧スイッチSW1の感度を第2の感圧スイッチSW2の感度よりも高くする手法としては、例えば、第1の感圧スイッチSW11における開口31を、第2の感圧スイッチSW12における開口31よりも大きい関係にすることが挙げられる。別例として、第1絶縁シート11、第2絶縁シート21、第1電極12、第2電極22又はスペーサ30の硬さが、第2の感圧スイッチSW12よりも第1の感圧スイッチSW11のほうにおいて小さい関係にすることが挙げられる。
また、第1の感圧スイッチSW11における開口31に形成されるスリット32をそのままとし、第2の感圧スイッチSW12における開口31に形成されるスリット32を省略するようにしても良い。このようにした場合、第2の感圧スイッチSW12の開口31では開口内の空気が排出されずに溜まり、当該空気によって第1絶縁シート11及び第2絶縁シート21の撓みが抑制されるため、第1の感圧スイッチSW11の感度が第2の感圧スイッチSW12の感度よりも高くなる。したがって、製造時における形成される開口31の大きさ等に誤差が生じたとしても、第1の感圧スイッチSW11の感度と第2の感圧スイッチSW12の感度とを明確に異ならせ易くできる。
ところで、第1の感圧スイッチSW11の感度が第2の感圧スイッチSW12の感度よりも高い関係を有し、かつ、最短距離D1が最短距離D2よりも小さい関係を有していても良い。このようにした場合、いずれか一方の関係だけを有している場合に比べて、人と物又は体重の異なる人同士の切り分けをより一段と明確にすることが可能となる。
要するに、クッションパッド60の座面側から第1の重量以上が加えられているときに第1の感圧スイッチがオンし、当該クッションパッド60の座面側から第1の重量よりも大きい第2の重量以上が加えられているときに第2の感圧スイッチがオンする関係であれば良い。
上記第1実施形態では、支持フレーム72に、センサ載置台80A及びセンサ載置台80Bを通じて、着座センサ1の感圧スイッチ部位(第1センサ部2及び3)が支持された。上記第2実施形態では、支持フレーム72に、センサ載置台81を通じて、着座センサ101が支持された。上記第3実施形態では、架台71に、センサ載置台82を通じて、着座センサ101が支持された。上記第4実施形態及び上記第5実施形態では、支持フレーム72に、センサ載置台80Aを通じて、着座センサ102が支持された。
しかしながら、着座センサ1の感圧スイッチ部位、着座センサ101又は102を支持する支持態様は上記実施に限定されるものではない。例えば、上記第1実施形態におけるセンサ載置台80Bを省略し、センサ載置台80Aを通じて上記第2実施形態の着座センサ101を支持する態様が適用可能である。また、上記第1実施形態における支持フレーム72とセンサ載置台80A及びセンサ載置台80Bとを一体として支持フレームを成形し、その座部フレーム上に着座センサを載置することで、センサ載置台を介さず直接的に支持する態様が適用可能である。この態様と同様に、上記第3実施形態における架台71とセンサ載置台82とを一体として架台を成形し、その架台上に着座センサを載置することで、センサ載置台を介さず直接的に支持する態様が適用可能である。
また、このようにセンサ載置台を通じて感圧スイッチを間接的にあるいは直接的に支持する部材として、上記実施形態では、着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有する架台71又は支持フレーム72とされた。
しかしながら、着座センサ1の感圧スイッチ部位や着座センサ101を支持する部材は、架台71又は支持フレーム72以外の部材であっても良く、また、必ずしも、着座に起因してクッションパッド60に加わる圧力によって変形しない程度以上の剛性を有していなくても良い。要するに、着座に起因したクッションパッド60の変位に連動して動かない部材であれば、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また上記第1実施形態では、支持フレーム72で囲まれる開口内における左フレーム72Cの近傍と右フレーム72Dの近傍とにそれぞれ着座センサ1が配置された。上記第2実施形態及び上記第3実施形態では、支持フレーム72で囲まれる開口内における中央部分に着座センサ101が配置された。上記第4実施形態及び上記第5実施形態では、支持フレーム72で囲まれる開口内における前フレーム72Aの近傍に着座センサ102が配置された。
このような配置位置は、人が正規着座したときのヒップポイントから前方であることが好ましい。なお、上述したように、正規着座とは臀部が座面の奥深くに位置して背中が背もたれに接触する状態で着座することを意味し、ヒップポイントとは正規着座の状態にある臀部において最も下側に出ている部位を意味する。
ここで、人が正規着座したときにクッションパッド下面が受ける荷重の分布を図17に示す。この図17では、紙面左側がクッションパッド60の前側に相当し、紙面右側がクッションパッド60の後側に相当する。
図17に示すように、人が正規着座したときにクッションパッド下面が受ける荷重は、ヒップポイントHP及びその前方のほうがヒップポイントよりも後方に比べて大きくなっていることが分かる。
また、人が正規着座したときにクッションパッド下面が受ける荷重の分布は、おおむね第1の領域MG1と、第2の領域MG2と、第3の領域MG3との3段階に分かれる。第1の領域MG1は、人が正規着座したときにクッションパッド下面が受ける荷重のなかで最も大きい部位(以下、最大荷重部位という)を基準として、当該部位の荷重に対する割合が90%以上となっている部位までの領域となる。一方、第2の領域MG2は、最大荷重部位を基準として、当該最大荷重部位に対する割合が80%以上90%未満となっている部位までの領域となる。他方、第3の領域MG3は、最大荷重部位を基準として、当該最大荷重部位に対する割合が10%以上80%未満となっている部位までの領域となる。
このように着座センサ1、101又は102がヒップポイントHPから前方に配置された場合、当該ヒップポイントHPよりも後方に配置される場合に比べて適切に人の着座を検知することができる。なお、上述したように、クッションパッド60を支えるばね73は、ばね全体で荷重を支えるので比較的全体としてクッションパッド60と共に下方に変位する。このため、人が正規着座したときのヒップポイントから前方であれば、上述の第1の領域MG1〜第3の領域MG3のいずれの領域であっても良い。
また上記実施形態では、一対の電極シート10及び20とスペーサ30とによって構成される感圧スイッチSW1、SW2、SW11又はSW12が適用されたが、例えば図18に示す感圧スイッチが適用されても良い。
この図18に示す感圧スイッチSW3は、スペーサ30を複数のばね33に変更した点のみ、上述の感圧スイッチSW1とは相違する。これらばね33は、第1電極12及び第2電極22を挟んで互いに対向して配置されており、ばね上端は第2絶縁シート11に固定され、ばね下端は第1絶縁シート11に固定される。このような感圧スイッチが適用されても上記実施形態と同様の効果を奏する。なお、感圧スイッチSW1〜SW3、SW11及びSW12以外の構成の感圧スイッチが適用されても良い。
また上記実施形態では、感圧スイッチSW1、SW2、SW11又はSW12が、ばね底よりも下方に配置されたが、クッションパッド下面と隙間を隔ててクッションパッド60の下方に配置されていれば、ばね底よりも下方でなくても良い。
具体的には、例えば図19に示す形態例が挙げられる。図19は、座席装置の様子を、図14と同様の視点で示す図である。図19に示すように、この座席装置では、クッションパッド60が上記第1実施形態〜第5実施形態とは異なる形状に成形される。すなわち、上記第1実施形態〜第5実施形態ではクッションパッド下面が略平らであったのに対し、本形態例では平らではない。具体的には、クッションパッド下面の前端部が、中央部に向かって下降するように傾斜しており、当該傾斜面は略平らに形成されている。
一方、着座センサ102は、この傾斜面と隙間を隔てて、当該傾斜面に沿って対向され、センサ載置台80Aを介して前フレーム72Aに支持されている。なお、この着座センサ102における感圧スイッチSW1を構成する一方のスイッチ素子及び他方のスイッチ素子の少なくとも一部は、当該スイッチ素子を上下方向において平面視した場合に重なっている。すなわち、上述したように、一方のスイッチ素子及び他方のスイッチ素子の少なくとも一部が上下方向において向かい合っていれば、当該スイッチ素子の形状はどのような形状であっても良く、また平行でなくても良い。
このように、感圧スイッチがばね底よりも上方に配置された形態例であっても、上記実施形態の場合と同様にして人と物とを直接的かつ明確に切り分けることができる。
なお、図19に示す形態例では、着座センサ102を構成する感圧スイッチSW1は、クッションパッド下面に沿って対向するように配置される。すなわち、クッションパッド下面に対しておおむね平行に感圧スイッチSW1が配置される。このため、クッションパッド60が落ち込むように変位したときに、感圧スイッチSW1がクッションパッド下面と接触する部位をより大きく確保することができ、この結果、より一段と明確に人と物とを切り分けることができる。
また上記第1実施形態〜第4実施形態では、着座センサ1の第1センサ部2及び3における感圧スイッチ数、あるいは、着座センサ101及び102における感圧スイッチ数が1つとされた。また、上記第5実施形態では、着座センサ102における感圧スイッチ数が2つとされた。しかしながら、着座センサ1の第1センサ部2及び3における感圧スイッチ数、あるいは、着座センサ101及び102における感圧スイッチ数としては、1又は2以上の様々な数とすることができる。
なお、感圧スイッチ数を2以上とする場合、第1センサ部2における感圧スイッチ数と、センサ部3における感圧スイッチ数とが異なっていても良い。
また、感圧スイッチ数を2以上とする場合、感圧スイッチ同士の開口の大きさが異なっていても良い。このようにした場合、大きい開口を有する感圧スイッチの絶縁シートは、小さい開口を有する感圧スイッチの絶縁シートよりも撓み易く、大きい開口を有する感圧スイッチの感度は、小さい開口を有する感圧スイッチに比べて向上する。したがって、例えば、クッションパッド60の左右方向の中心を通る位置に感圧スイッチを配置し、当該左右端側に感圧スイッチを配置した場合、当該感圧スイッチにおける開口の大きさを異ならせることで、これら感圧スイッチにおける感度のばらつきを抑えることができる。なお、上記実施形態の開口31の直径は、第1電極12の直径よりも僅かに小さい状態とされたが、当該第1電極12の直径以上とされていても良い。
また上記実施形態では、第1電極12と第2電極22との形状、大きさが一致しており、互いに完全に重なるものとされた。しかしながら、押圧力を検知できる範囲であれば、大きさや形状等が第1電極12と第2電極22とで異なっていても良く、互いに完全に重なっていなくても良い。
また上記実施形態では、第1絶縁シート11の下面にクッション部材40〜42が貼り付けられたが、当該クッション部材40が省略されていても良い。このクッション部材40〜42を省略した場合、その分だけ感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12を薄厚化することができる。
なお、上記第5実施形態においてクッション部材41及び42を省略する場合、上述したように、クッション部材41及び42以外の構成要素の厚さなどを変えて最短距離D1が最短距離D2よりも小さくすれば良い。
また、クッション部材40〜42を省略しても、感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12の上側については押圧を受けるので、当該クッション部材40の省略によって感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12がオンされないということはない。ただし、上述したように、感圧スイッチ感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12の感度を調整する観点では、クッション部材40があるほうが好ましい。
また上記実施形態では、第1絶縁シート11を介してスペーサ30における開口31全体を覆うクッション部材40〜42が適用されたが、例えば図20に示すように、開口31の一部を覆うクッション部材43が適用されても良い。このようなクッション部材43を適用する場合、当該クッション部材43が開口を覆う割合(開口に対するクッション部材の閉塞量)を調整することで、感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12の感度を調整することができる。
なお、感圧スイッチ数を2以上とする場合、当該感圧スイッチ同士の開口に対するクッション部材43の閉塞量が異なっていても良い。例えば、第2の感圧スイッチSW2にクッション部材43を適用し、第1の感圧スイッチSW1にクッション部材40を適用することで、第1の感圧スイッチSW1の感度を第2の感圧スイッチSW2の感度よりも高くすることができる。
また上記実施形態では、第1絶縁シート11の下面に貼り付けられるクッション部材40が1層構造であったが、2層構造であっても良い。具体的には、図21に示すように、第1絶縁シート11の下面に第1クッション部材40Aが貼り付けられ、当該第1クッション部材40Aの下面に第2クッション部材40Bが貼り付けられる。第2クッション部材40Bの剛性は第1クッション部材40Aの剛性よりも小さい関係とされる。
このようにした場合、第1クッション部材40Aは主に第1絶縁シート11の変形の程度を調整する部材として機能し、第2クッション部材40Bは主にクッションパッド60から加わる荷重を和らげる部材として機能することになる。
したがって、第1クッション部材40A及び第2クッション部材40Bを、当該第2クッション部材40Bに相当する1層のクッション部材とする場合に比べて、単に感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12の耐久性を向上させるのみならず、当該感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12の感度を調整することができる。
なお、第1クッション部材40Aは、スペーサ30の厚み分だけ歪む程度の剛性を有していると良い。また、第2クッション部材40Bの剛性よりも大きい剛性を有する第1クッション部材40Aの厚みが、当該第2クッション部材40Bの厚みよりも小さくされる場合、感圧スイッチSW1〜SW3、SW11又はSW12の耐久性を向上させつつも感度を調整する観点では、より好ましい。
また上記実施形態では、ばね73の形状がS字状とされたが、例えばZ字状など、様々な形状を適用することができる。なお、ばね73の屈曲部分の繰り返し間隔は、連続していても良く、所定間隔おきであっても良く、ランダムであっても良い。
また、繰り返すべき屈曲部分の形状は、同じであっても良く、例えばS字状とZ字状とを組み合わせる、あるいは、コ字状又はU字状を反転した形状同士を組み合わせるといったように異なっていても良い。さらに、屈曲部分の繰り返し数は、なくても良いが、あったほうが好ましい。なお、複数のばね73がクッションパッド60の前後方向に張り渡されたが、左右方向あるいは斜め方向にあっても良い。
また上記実施形態では、感圧スイッチSW1、SW2、SW11又はSW12と、当該感圧スイッチが対向するクッションパッド部分との間に何ら部材が設けられていなかった。
しかしながら、感圧スイッチSW1、SW2、SW11又はSW12と、当該感圧スイッチが対向するクッションパッド部分との間に、クッションパッド60の変位に連動する補強部材が設けられていることが好ましい。
具体的には、例えば図22に示す形態例が挙げられる。この形態例では、プレート状の補強部材90が、第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12と、当該感圧スイッチが対向するクッションパッド部分との間、かつ、隣接するばね73の間に配置される。この補強部材90の一端側は隣接するばね73の一方に固定され、当該補強部材90の他端側は隣接するばね73の他方に固定される。
このような補強部材90が備えられた場合、クッションパッド60の経年劣化によってクッションパッド下面が垂れ下がった場合であっても、当該補強部材90に対向するクッションパッド部分が補強部材90よりも下方にまで垂れ下がることを防止できる。したがって、クッションパッド下面が垂れ下がることに起因して人と物又は体重の異なる人同士の切り分け精度が低減することを抑制できる。これに加えて、クッションパッド下面に凹凸がある場合であっても、その凹凸に起因して人と物又は体重の異なる人同士の切り分け精度が低減することを抑制できる。
なお、このような補強部材90に代えて、例えば、第1の感圧スイッチSW11及び第2の感圧スイッチSW12が対向するクッションパッド部分に貼り付けられる薄膜状の補強部材が適用されても良い。ただし、ばね73の下方にまでクッションパッド下面が垂れ下がることを防止する観点では、薄膜状の補強部材を貼り付ける場合に比べて、上記補強部材90を適用するほうが好ましい。
このような補強部材の材料としては、クッションパッド60の剛性よりも大きいものであれば良く、当該剛性よりも大きいものほど好ましい。具体的には金属や樹脂などが挙げられる。
また上記実施形態では、第1電極12を一方のスイッチ素子とし、第2電極22を他方のスイッチ素子とする感圧スイッチSW1〜SW3を有する着座センサ1、101又は102が採用された。
しかしながら、例えば図23に示す着座センサ200が採用されても良い。この着座センサ200は、クッションパッド下面の鉛直方向であって1本のばね73の下側に、当該ばね73と隙間を隔てて支持される金属箔210を一方のスイッチ素子とし、ばね73を他方のスイッチ素子とする感圧スイッチSW20を有する。
この着座センサ200では、金属箔210は基板211の一面に印刷され、その基板211を介して例えばセンサ載置台80Aに載置されており、当該載置台80Aを通じて支持フレーム72に支持される。
なお、センサ載置台80Aは、上述のセンサ載置台81又は82であっても良く、他の載置台であっても良い。要するに、一方のスイッチ素子を載置するものであれば良い。このような載置台が樹脂などの非導電性部材で構成される場合には、基板211を省略することができる。
また、この着座センサ200では一方のスイッチ素子として金属箔210が適用されているが、例えば金属棒が適用されても良い。要するに、スイッチを形成する一方のスイッチ素子(接点)である限り、その形状又は材質は種々のものを適用することができる。
さらに、この着座センサ200では他方のスイッチ素子としてばね73が適用されているが、ばね73以外であっても良い。例えば、ばね73に対して絶縁性基板を取り付け、その絶縁性基板において一方のスイッチ素子に対向する部分に他方のスイッチ素子が設けられても良い。
要するに、一方のスイッチ素子に対向されるばね73が他方のスイッチ素子を有していれば、当該他方のスイッチ素子を直接的に有していても間接的に有していても良い。ただし、他方のスイッチ素子が一方のスイッチ素子に対向されるばねとされた場合、クッションパッドを載置するための既存のばねが他方のスイッチ素子を兼ねることになる。このため、物理的な部材として他方のスイッチ素子をばねに取り付ける場合に比べて、当該他方のスイッチ素子を省略することができる分だけ簡易な構成で、適切に着座を検出することができる。
別例として、図24に示す着座センサ300が採用されても良い。この着座センサ300は、クッションパッド下面の鉛直方向であって1本のばね73の下側に、当該ばね73と隙間を隔てて支持される磁気センサ310を一方のスイッチ素子とし、取付部材(図示せず)によってばね73に取り付けられる磁石311を他方のスイッチ素子とする感圧スイッチSW30を有する。
この着座センサ300では、磁気センサ310は、例えばセンサ載置台80Aに載置されており、当該載置台80Aを通じて支持フレーム72に支持される。
なお、センサ載置台80Aは、上述のセンサ載置台81又は82であっても良く、他の載置台であっても良い。要するに、一方のスイッチ素子を載置するものであれば良い。
また、取付部材は、磁石311をばね73に取り付けるものであれば良い。ただし、取付部材は、一方のスイッチ素子としての磁気センサ310に対向するように磁石311をばね73に取り付けるものとしたほうが好ましい。
上述した感圧スイッチSW1〜SW3、SW20又はSW30から明らかなように、感圧スイッチにおいては、スイッチを形成する一方のスイッチ素子が着座に起因したクッションパッドの変位に連動して動かない部材に支持され、当該スイッチを形成する他方のスイッチ素子が一方のスイッチ素子とクッションパッドとの間に一方のスイッチ素子側へ変位し得るよう配置されていれば良い。このようにすれば、上述したように、人と物の切り分けが可能になる。
また、このような感圧スイッチを、互いに近接する状態でクッションパッド下面と隙間を隔てて前記クッションパッドの下方に配置した場合には、上述したように、体重差の異なる人の切り分けが可能になる。
なお、座席装置における各構成要素は、上述した第1実施形態〜第5実施形態又は他の実施形態に示された内容以外に、適宜、本願目的を逸脱しない範囲で組み合わせ、省略、変更、周知技術の付加などをすることができる。
本発明は、車両等の乗り物の座席に対して利用可能性があり、シートベルトを着用すべき座席に対して特に利用可能性がある。
1,101,102,200,300・・・着座センサ
2,3・・・センサ部
4・・・ケーブル
5・・・座席装置
10・・・第1電極シート
11・・・第1絶縁シート
12・・・第1電極
13,23・・・端子
14・・・第1配線
20・・・第2電極シート
21・・・第2絶縁シート
22・・・第2電極
24・・・第2配線
30・・・スペーサ
31・・・開口
32・・・スリット
40〜43・・・クッション部材
40A・・・第1クッション部材
40B・・・第2クッション部材
60・・・クッションパッド
70・・・クッション載置ユニット
71・・・架台
72・・・支持フレーム
73・・・ばね
80A,80B,81,82・・・センサ載置台
90・・・補強部材
SW1〜SW3,SW11,SW12,SW20,SW30・・・感圧スイッチ
210・・・金属箔
211・・・基板
310・・・磁気センサ
311・・・磁石

Claims (13)

  1. フレームの開口に並べられて張り渡される複数本のばねと、
    前記複数本のばね上に載置されるクッションパッドと、
    着座に起因した前記クッションパッドの変位に連動して動かない部材と、
    クッションパッド下面と隙間を隔てて、前記フレームの開口内における前記クッションパッドの下方に配置される感圧スイッチと
    を備え、
    前記感圧スイッチにおいてスイッチを形成する一方のスイッチ素子は、前記部材に支持され、
    前記感圧スイッチにおいてスイッチを形成する他方のスイッチ素子は、前記一方のスイッチ素子と前記クッションパッドとの間に、前記一方のスイッチ素子側へ変位し得るよう配置され、
    前記一方のスイッチ素子と前記他方のスイッチ素子とは、少なくとも一部が上下方向において向かい合うよう配置される
    ことを特徴とする座席装置。
  2. 前記感圧スイッチは、前記クッションパッド下面に沿って対向される
    ことを特徴とする請求項1に記載の座席装置。
  3. 前記感圧スイッチは、前記複数のばねよりも下方に配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の座席装置。
  4. 前記感圧スイッチは、前記ばねの鉛直方向において前記ばねと重ならない位置に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の座席装置。
  5. 前記感圧スイッチは、前記フレームの開口内におけるフレーム付近に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1項に記載の座席装置。
  6. 前記感圧スイッチを載置するセンサ載置台を有し、前記センサ載置台が前記部材に固定される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか1項に記載の座席装置。
  7. 前記センサ載置台は、前記クッションパッドの変位方向に弾性を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の座席装置。
  8. 前記感圧スイッチと、当該感圧スイッチが対向するクッションパッド部分との間に設けられ、前記クッションパッドの剛性よりも大きい剛性の補強部材
    をさらに備え、
    前記補強部材は、前記クッションパッドの変位に連動する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7いずれか1項に記載の座席装置。
  9. 前記感圧スイッチは、
    可撓性を有する第1絶縁シートと、可撓性を有し前記第1絶縁シートよりも前記クッションパッド下面側に配置される第2絶縁シートと、前記第1絶縁シート及び前記第2絶縁シートの間に介在し開口が形成されるシート状のスペーサと、前記第1絶縁シートの表面上に設けられる前記一方のスイッチ素子と、前記第2絶縁シートの表面上に設けられ前記スペーサの開口を介して前記一方のスイッチ素子に対向される他方のスイッチ素子とを有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8いずれか1項に記載の座席装置。
  10. 前記部材と前記第1絶縁シートとの間には、前記第1絶縁シートを介して前記スペーサの開口の少なくとも一部を覆うクッション部材が設けられる
    ことを特徴とする請求項9に記載の座席装置。
  11. 前記クッション部材は、
    前記第1絶縁シートの前記スペーサ側とは反対側に設けられる第1クッション部材と、前記第1クッション部材の前記第1絶縁シート側とは反対側に設けられ、前記第1クッション部材の剛性と異なる剛性を有する第2クッション部材との2層構造とされる
    ことを特徴とする請求項10に記載の座席装置。
  12. 前記第1クッション部材の剛性より第2クッション部材の剛性の方が小さい
    ことを特徴とする請求項11に記載の座席装置。
  13. 前記感圧スイッチは、互いに近接する第1の感圧スイッチ及び第2の感圧スイッチを有し、
    前記第1の感圧スイッチは、
    前記クッションパッドの座面側から第1の重量以上が加えられているときにオンし、
    第2の感圧スイッチは、
    前記クッションパッドの座面側から前記第1の重量よりも大きい第2の重量以上が加えられているときにオンする
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12いずれか1項に記載の座席装置。
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