JP2013190405A - 静電容量式センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】検出対象を精度良く判別することができる静電容量式センサを提供する。
【解決手段】本発明の静電容量式センサは、第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bを有するセンサ本体部1を備え、第二検出電極11Bは、第一検出電極11Aを境に検出対象とは反対側に、検出対象側から見た際に第一検出電極11Aに少なくとも一部が重なるように配置されており、センサ本体部1が座面911側から押圧された場合における第一検電極11Aおよび第二検出電極11Bの重なり面積が、センサ本体部1が座面911側から押圧されていない場合における第一検電極11Aおよび第二検出電極11Bの重なり面積よりも小さい。
【選択図】 図6
【解決手段】本発明の静電容量式センサは、第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bを有するセンサ本体部1を備え、第二検出電極11Bは、第一検出電極11Aを境に検出対象とは反対側に、検出対象側から見た際に第一検出電極11Aに少なくとも一部が重なるように配置されており、センサ本体部1が座面911側から押圧された場合における第一検電極11Aおよび第二検出電極11Bの重なり面積が、センサ本体部1が座面911側から押圧されていない場合における第一検電極11Aおよび第二検出電極11Bの重なり面積よりも小さい。
【選択図】 図6
Description
本発明は、静電容量により検出対象を判別する静電容量式センサに関する。
静電容量式センサは、2つの電極間の静電容量の変化により検出対象の有無や種類を判別するセンサである。静電容量式センサは、例えばタッチパネルや乗員検知などに利用される。静電容量式乗員検知センサとしては、例えば特開2008−111809号公報(特許文献1)に記載されている。静電容量式乗員検知センサは、1つの電極が車両のシート内に配置され、静電容量の変化に基づいて乗員の着座の有無や乗員の種類(大人やチャイルドシート(CRS)に搭乗した子供等)を判別する。具体的には、電極間に介在した検出対象の比誘電率の違い(例えば空気約1、CRS約2〜5、大人約50)から、検出される静電容量に変化が生じ、当該変化により検出対象が判別される。
しかしながら、静電容量式センサでは検出対象と接触面(シートの座面やタッチパネルの画面等)との間に人体以外の厚いものが介在している場合、静電容量の変化が小さくなり、検出精度が低下してしまう。
乗員検知センサの場合、例えば乗員が厚着であったり座面上に座布団が配置されていたりすると、着座による静電容量の増加量は想定より小さくなる可能性がある。また、子供が搭乗したCRSが着座している場合、CRSの導体や周辺の導体と電界形成してしまい、静電容量の増加量が想定より大きくなる可能性がある。これにより、大人とCRS搭乗の子供との静電容量差が小さくなり、判別精度が低下するおそれがある。
また、タッチパネルの場合、例えば手袋を着けている状態で画面をタッチしても静電容量の増加量が小さく、画面押圧が検出できないおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、検出対象を精度良く判別することができる静電容量式センサを提供することを目的とする。
本発明の静電容量式センサは、検出対象に対向して配置される第一検出電極(11A)および第二検出電極(11B)を有するセンサ本体部(1)と、基準電位が与えられた基準電極(3)と、前記第一検出電極(11A)および前記第二検出電極(11B)に検出電圧を印加し、前記第一検出電極(11A)と前記基準電極(3)との間、および前記第二検出電極(11B)と前記基準電極(13)との間に電界を形成する電圧印加部(21)と、前記検出電圧の印加により前記第一検出電極(11A)および前記第二検出電極(11B)に流れる電流を検出する電流検出部(22)と、前記検出電圧及び前記電流検出部(22)で検出された電流に基づいて静電容量を検出する容量検出部(23)と、前記容量検出部(23)で検出された静電容量に基づいて前記検出対象を判別する判別部(24)と、を備え、前記第一検出電極と前記第二検出電極(11B)とは、前記検出対象側から見た際に少なくとも一部が重なるように配置されており、前記センサ本体部(1)が前記検出対象によって押圧された場合における前記第一検電極(11A)および前記第二検出電極(11B)の重なり面積が、前記センサ本体部(1)が前記検出対象によって押圧されていない場合における前記第一検電極(11A)および前記第二検出電極(11B)の重なり面積よりも小さいことを特徴とする。
この構成によれば、センサ本体部が変位することで、基準電極と電界を形成する第一検出電極と前記第二検出電極の合計面積が、センサ本体部が変位していない状態の合計面積と比較して大きくなる。これにより、センサ本体部が検出対象に押圧された際の静電容量の増加量が大きくなり、検出対象を精度良く判別することができる。
なお、「対象を判別する」とは、対象の有無及び対象の種類のうち少なくとも一方を判別することを意味する。また、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
次に、好ましい実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。実施形態は、本発明を乗員検知センサに適用したものである。なお、図面は概念図であり、細かな寸法を表すものではない。
<第一実施形態>
第一実施形態の静電容量式センサは、図1及び図2に示すように、センサ本体部1と、乗員検知ECU2と、車両ボディ3と、を備えている。センサ本体部1は、フィルム状のセンサマットであり、車両のシート9の座面部91内に(例えばクッション間に)配置されている。なお、シート9は、座面部91と、背もたれ部92と、を備えている。また、座面部91は、乗員等が着座する際に接触する接触面である座面911を備えている。
第一実施形態の静電容量式センサは、図1及び図2に示すように、センサ本体部1と、乗員検知ECU2と、車両ボディ3と、を備えている。センサ本体部1は、フィルム状のセンサマットであり、車両のシート9の座面部91内に(例えばクッション間に)配置されている。なお、シート9は、座面部91と、背もたれ部92と、を備えている。また、座面部91は、乗員等が着座する際に接触する接触面である座面911を備えている。
センサ本体部1は、図3に示すように、検出対象(又は座面911)側から見た際(平面視)において、2つに分離したセンサマットが重なって長方形に形成されている。具体的に、センサ本体部1は、図4に示すように、第一検出電極11Aと、第二検出電極11Bと、を備えている。第一検出電極11Aは、絶縁性材料(例えばPET)からなる二枚のフィルム部材(図示せず)に挟まれて第一センサ部1Aを構成している。同様に、第二検出電極11Bは、二枚のフィルム部材(図示せず)に挟まれて第二センサ部1Bを構成している。
第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bは、平板状の導電材料であり、センサ本体部1内に配置されている。第一検出電極11Aは、センサ本体部1の分離した一方側(第一センサ部1A)内に配置され、第二検出電極11Bは、センサ本体部1の分離した他方側(第二センサ部1B)内に配置されている。また、第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bは、後述する電圧印加部21及び電流検出部22に接続されている。
第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bは、検出対象に対向して配置される。換言すると、第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bは、検出対象が検出範囲に存在する場合に、当該検出対象に対向するように配置される。本実施形態では、第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bは、検出対象の検出範囲である座面911に対向して配置されている。なお、第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bの詳細な構成については後述する。
乗員検知ECU2は、電子制御ユニットであって、図2に示すように、電圧印加部21と、電流検出部22と、容量検出部23と、判別部24と、を備えている。電圧印加部21は、車両接地GND及び検出電極11に接続されている。電圧印加部21は、交流電源であって、検出電極11に交流電圧(検出電圧)を印加する。これにより、検出電極11は、車両接地GNDに接続された車両ボディ3との間(「検出−ボディ間」とも称する)に電界を形成する。
電流検出部22は、電流センサであって、電圧印加部21の電圧印加により検出電極11に流れる電流を検出する。容量検出部23は、電流検出部22及び判別部24に接続されている。容量検出部23は、電圧印加部21の印加する電圧と、電流検出部22が検出した電流とに基づいて、検出電極11が形成する電界における静電容量を算出する。静電容量は、電圧印加時の電流経路におけるインピーダンスの虚数成分に基づき算出でき、虚数成分は電流と電圧の位相のずれから算出できる。
判別部24は、容量検出部23の検出結果と予め設定された閾値とに基づいて、乗員の有無、及び乗員が大人かCRSであるかを判別する。車両ボディ3は、車両のボディ部分であるとともに電極を構成し、基準電位である車両接地GNDが与えられている。
図3および図4に示すように、第一検出電極11Aおよび第二検出電極11Bは、センサ本体部1内に、座面911側(上側)から第一検出電極11A、第二検出電極11Bの順に一部が重なって配置されている。すなわち、第二検出電極11Bは、第一検出電極11Aを境に検出対象(又は座面911)とは反対側(下側)に、検出対象(又は座面911)側から見た際に第一検出電極11Aに一部が重なるように配置されている。また、第二検出電極11Bは、センサ本体部1が押圧されて変位した状態で、第一検出電極11Aの変位に伴って変位するように構成されている。換言すると、第二センサ部1Bは、第一センサ部1Aが押圧されて変位すると、当該変位に伴って押圧されて変位する。
第一センサ部1Aの左端部は、座面部91内部の左端部位(ウレタン部位)91Aに固定されている。第二センサ部1Bは、第一検出電極11Aの下方側且つ車両幅方向右側にずれた位置に配置されている。第二センサ部1Bの右端部は、座面部91内部の右端部位(ウレタン部位)91Bに固定されている。第一検出電極11Aの左端部及び第二検出電極11Bの右端部は、直接的又はフィルム部材を介した間接的に、座面部91に固定されている。
このように、第一検出電極11Aは、座面911に略平行な平面方向の一端側端部である左端部が座面部91に固定されている。また、第二検出電極11Bは、前座面911に略平行な平面方向の一端側端部以外の端部である右側端部が座面部91に固定されている。第一検出電極11Aは、自身が検出対象(又は座面911)に対向して拡がっている延在方向の一端部が検出対象による押圧に対して固定され、第二検出電極11Bは、自身の延在方向の一端部以外の端部が検出対象による押圧に対して固定されている。換言すると、第一検出電極11Aは、検出対象(又は座面911)に対向する対向方向に交差する平面方向の一端側端部が検出対象による押圧に対して固定されており、第二検出電極11Bは、当該平面方向の一端側端部以外の端部が検出対象による押圧に対して固定されている。本実施形態では、対向方向が略上下方向であり、平面方向が上下方向に交差(略直交)する方向である。
センサ本体部1が上述のように構成されているので、図5及び図6に示すように、センサ本体部1が座面911側から押圧された場合における第一検出電極11Aおよび第2検出電極11Bの重なり面積K1(図5参照)が、センサ本体部1が座面911側から押圧されていない場合における第一検出電極11Aおよび第2検出電極11Bの重なり面積K2(図6参照)よりも小さくなる。
このため、センサ本体部1が変形していない(座面911側から押圧されていない)場合における乗員と結合する電極面積をSとしたとき、センサ本体部1が座面911側から押圧されて変形した場合における乗員と結合する電極面積はS+αとなる。つまり、センサ本体部1が座面911側から押圧されて変形した場合は、センサ本体部1が変形(変位)していない(座面911側から押圧されていない)場合と比較して、乗員と結合する電極面積が増加する。すなわち、センサ本体部1が変位した状態では、基準電極と電界を形成する第一検出電極11Aと第二検出電極11Bの合計面積が、センサ本体部1が変位していない状態の合計面積と比較して大きくなる。このため、センサ本体部1が変位した場合では、センサ本体部1が変位していない場合と比較して容量検出部23で検出される静電容量が増加する。
ここで、センサ本体部1の配置例及び大人とCRSの判別について説明する。図7に示すように、子供を搭乗させたCRSが座面911上に配置された場合、CRSによる座面911への押圧(面圧)はほぼ均等であり、センサ本体部1は、部分的に変位することがほとんどない。
一方、図8に示すように、大人が座面911上に着座した場合、座面911への押圧は、お尻や太股等の座面接触部分のみが大きくなり、センサ本体部1の一部が下方に押し込まれて変位する。具体的に、第一検出電極11Aの右端が押し下げられ、第一検出電極11Aにより第二検出電極11Bの左端が押し下げられる。これにより、乗員と結合する電極面積が増加して、当該増加した電極面積の分だけ全体の静電容量が増加する。
図9に示すように、本実施形態によれば、検出される静電容量は、従来と比較して全体的(乗員なし、CRS+1歳児、厚着した大人)に大きくなっている。そして、従来では僅かしかなかったCRS+1歳児と厚着した大人との静電容量の差は、大きくなっている。CRS+1歳児と厚着した大人において、本実施形態の静電容量差は、従来の静電容量差の約7倍となっている。
これは、上記のように、大人が着座した場合、センサ本体部1の一部が変位して、乗員と結合する電極面積が増加し、検出される静電容量が大きくなったことに起因している。静電容量の差が大きいほど、違いが明らかになり、確実に両者を判別することができる。例えば閾値は、両静電容量値の中間に設定しても良い。このように、本実施形態によれば、厚着等の乗員状況に関わらず、CRSと大人を精度良く判別することができる。
なお、第二検出電極11Bの第一検出電極11Aと重なっている部分は、第一検出電極11Aのガード電極として機能する。ガード電極については第二実施形態で説明するが、検出電極が対象を含んで基準電極と電界を形成するようにする電極である。したがって、本実施形態によれば、ガード電極を設けなくてもガード機能が発揮される。ただし、ガード電極を設けることで確実にガード機能を発揮させても良い。つまり、第一センサ部1Aは、第一検出電極11Aの下方にフィルム部材を介してガード電極を有している。また、第二センサ部1Bは、第二検出電極11Bの下方にフィルム部材を介してガード電極を有している。各ガード電極は、電圧印加部22からオペアンプ等を介して検出電極と実質的に同電位の電圧が印加される。各ガード電極の下方はフィルム部材で保護されている。このように、センサ部1A、1Bそれぞれにガード電極を設けても良い。
<第二実施形態>
第二実施形態の静電容量式センサについて図10〜図15を参照して説明する。第二実施形態は、第一実施形態と比較して、センサ本体部の構成等が異なっている。したがって、当該異なっている部分のみ説明する。
第二実施形態の静電容量式センサについて図10〜図15を参照して説明する。第二実施形態は、第一実施形態と比較して、センサ本体部の構成等が異なっている。したがって、当該異なっている部分のみ説明する。
図10に示すように、本実施形態のセンサ本体部1は、第一センサ部1Aと、第一センサ部1Aの下方側に一部重なって配置された第二センサ部1Bとを備えている。第一センサ部1Aは、第一検出電極11Aと、第一ガード電極12Aと、サブ基準電極13と、図示しない4枚のフィルム部材とを備えている。第一センサ部1Aを構成する電極11A、12A、13および4枚のフィルム部材は、上(座面911側)から下(車両ボディ3側)に、フィルム部材、第一検出電極11A、フィルム部材、第一ガード電極12A、フィルム部材、サブ基準電極13、フィルム部材の順に配置されている。各フィルム部材間には例えば接着剤が介在している。
第二センサ部1Bは、第二検出電極11Bと、第二ガード電極12Bと、図示しない3枚のフィルム部材とを備えている。第二センサ部1Bを構成する電極11B、12Bおよび3枚のフィルム部材は、上(座面911側)から下(車両ボディ3側)に、フィルム部材、第二検出電極11B、フィルム部材、第二ガード電極12B、フィルム部材の順に配置されている。第二検出電極11Bは、後述するが2つの部位111B、112Bに分割されている。各フィルム部材間には例えば接着剤が介在している。
第一ガード電極12Aおよび第二ガード電極12Bは、検出電極11A、11Bと同構成であって、後述するオペアンプ25に接続されている。サブ基準電極13は、検出電極11A、11Bの構成うち幅(左右(車幅)方向の長さ)を小さくしたものであり、基準電位である車両接地GNDに接続されている。
本実施形態の乗員検知ECU2は、オペアンプ25を備えている。オペアンプ25は、入力側に電圧印加部21が接続され、出力側にガード電極12A、12Bが接続されたオペアンプである。オペアンプ25は、検出電極11A、11Bに印加される電圧と同電圧をガード電極12A、12Bに印加する。これにより、検出電極11A、11Bとガード電極12A、12Bは、同電位となる。
ガード電極12A、12Bは、検出電極11A、11Bの下側(座面911と反対側)で検出電極11A、11Bと同電位になることで、検出電極11A、11Bが下側で車両ボディ3やサブ基準電極13と電界を形成することを防止している。つまり、ガード電極12A、12Bは、検出電極11A、11Bが確実に座面911上に電界を形成するためのものである。
図11に示すように、第一センサ部1Aのサブ基準電極13は、第一検出電極11A及び第一ガード電極12Aよりも幅が小さく、第二センサ部1Bの車両幅方向中央に対向する位置に配置されている。
第二センサ部1Bの第二検出電極11Bは、幅方向に2つに分割されている。2つに分割された第二検出電極11Bの一方(以下、第二検出電極111Bという)は、第二センサ部1Bの幅方向の一方側(図面左側)に配置されている。2つに分割された第二検出電極11Bの他方(以下、第二検出電極112Bという)は、第二センサ部1Bの幅方向の他方側(図面右側)に配置されている。
第二検出電極111B、112Bは、幅方向に間隔を空けて配置されている。つまり、第二検出電極111B、112Bは、第二センサ部1Bの幅方向中央に隙間を有している。
第一センサ部1Aのサブ基準電極13は、第二検出電極111B、112Bの間の、検出電極が存在しない位置に対向して配置されている。換言すると、サブ基準電極13は、検出電極が存在しない位置の上方に配置されている。
第二ガード電極12Bは、1枚で構成され、第二検出電極111B、112B及び両者間の間隔の下方に配置されている。
第二センサ部1Bは、平面視(座面911から見た際)において、第一センサ部1Aと一部(幅方向一方側部位)が重なり、第一センサ部1Aに対して幅方向他方側(図面右側)にずれて配置されている。したがって、第二検出電極11Bの一部(幅方向他方側部位)は、上方に電極が存在せず、乗員を介して検出−ボディ間に電界を形成する。
図12に示すように、センサ本体部1が変位していない状態では、第一検出電極11Aと第二検出電極112Bの一端部(図面右側部分)が車両ボディ3と電界を形成する。
一方、図13に示すように、センサ本体部1が変位した状態、すなわち第一センサ部1Aと第二センサ部1Bとが相対的に幅方向の離れる方向に変位した状態では、第二検出電極112Bの上方の電極がずれて上方に存在しなくなり、第二検出電極112Bによる検出−ボディ間の静電容量は大きくなる。
さらに、上記状態では、サブ基準電極13が相対移動することで、第二検出電極111Bとサブ基準電極13が対向する位置(重なる位置)に配置される。変位により、第二検出電極111Bとサブ基準電極13の対向面積が増えるともいえる。これにより、第二検出電極111Bとサブ基準電極13の間で電界が形成され、検出−サブ間の静電容量が全体の静電容量に追加される。ただし、変位した場合よりも小さいが、変位がない状態でも当該検出−サブ間の静電容量は検出される。このように、第二実施形態によれば、第一実施形態以上に、大人とCRSの静電容量差を大きくすることができ、判別精度を高めることができる。
第二実施形態の配置例を図14及び図15を参照して説明する。ただし、図面において座面911は省略する。図14に示すように、センサ本体部1は、複数のセンサ部を有し、第一センサ部1Aと第二センサ部1Bが1セットとして左右対称に配置されている。以下、図面左側の1セットについて説明し、右側の1セットの説明は省略する。
第一センサ部1Aは、座面部91の左端部位(ウレタン部位)Zに固定されている。第二センサ部1Bは、第一センサ部1Aの下方且つ右にずれた位置に配置されている。第二センサ部1Bの右端部は、座面部91内部中央の固定部位Yに固定されている。このように、センサ部1A、1Bの一方の端部は、座面部91に対して固定されている。
図14に示すように、座面911上にCRSが配置された場合、センサ本体部1が全体的に押圧され、ほとんど変位しない。この場合、上記のように検出−ボディ間の静電容量と、第二検出電極111Bとサブ基準電極13の静電容量が検出される。
一方、図15に示すように、座面911上に大人が着座した場合、お尻等の接触部分が強く押圧され、センサ本体部1は全体的に変位する。具体的に、第一センサ部1Aの右端が押し下げられ、第一センサ部1Aにより第二センサ部1Bの左端が押し下げられる。これにより、第二検出電極112Bの上方に電極がなくなる(クッションを介した露出面積が大きくなる)とともに、第二検出電極111Bとサブ基準電極13との対向面積が大きくなる。そして、検出される静電容量は大きくなる。
さらに、座面911上にCRSが配置された場合と比較して、乗員と結合する電極面積が増加するので、全体の静電容量がさらに増加する。
<変形態様>
本発明は、上記実施形態に限らず、上記実施形態を例えば以下のように変形することができる。センサ本体部1は、図16及び図17に示すように、座面911への着座時の圧力分布に基づいて配置されることが好ましい。図16及び図17は模式図であり、点々模様の部分は空白部分よりも圧力が高く、細い斜線部分は点々模様の部分よりも圧力が高く、太い斜線部分は細い斜線部分より圧力が高い(空白<点々<細い斜線<太い斜線)。例えば図8及び図15に示すように、座面911のお尻や太股が当接する部分に応じて配置することでより確実に静電容量の変化量を大きくすることができる。
本発明は、上記実施形態に限らず、上記実施形態を例えば以下のように変形することができる。センサ本体部1は、図16及び図17に示すように、座面911への着座時の圧力分布に基づいて配置されることが好ましい。図16及び図17は模式図であり、点々模様の部分は空白部分よりも圧力が高く、細い斜線部分は点々模様の部分よりも圧力が高く、太い斜線部分は細い斜線部分より圧力が高い(空白<点々<細い斜線<太い斜線)。例えば図8及び図15に示すように、座面911のお尻や太股が当接する部分に応じて配置することでより確実に静電容量の変化量を大きくすることができる。
また、判別部24は、乗員検知ECU2に限らず、他のECU(例えばエアバッグECU)に配置されていても良い。また、センサ本体部1は、被水検知用の電極(図示せず)を備えていても良い。被水検知用電極は、検出電極11A、11Bと略同一平面上で検出電極11A、11Bに沿って配置されている。換言すると、被水検知用電極は、検出電極11A、11Bから間隔を空けた隣に配置されている。乗員を検知する際は、被水検知電極を検出電極11A、11Bと同電位とし、被水を検知する際は、被水検知電極を基準電位とし、検出電極11A、11Bと被水検知電極との間(検出−被水間)の静電容量を検出する。検出−被水間の静電容量に基づいて、座面911の被水が検知される。
また、センサ本体部は、第一検出電極11Aと第二検出電極11B、または第一センサ部1Aと第二センサ部1Bとが別々に変位可能に分離形成されていれば良い。より詳細には、第一検出電極11Aと第二検出電極11B、または第一センサ部1Aと第二センサ部1Bの向かい合う端部同士が分離していれば良い。
また、センサ本体部1は、第一センサ部1Aと第二センサ部1Bが、それぞれ別体に形成されても良い。別体に形成された場合、各検出電極またはセンサ部が乗員検知ECU2に接続され、電圧印加部21はそれぞれに電圧を印加し、電流検出部22はそれぞれの電流を検出する。第一検出電極11Aと第二検出電極11B、または第一センサ部1Aと第二センサ部1Bのそれぞれを別体(第一実施形態の場合、例えばそれぞれ長板状)で形成することで、センサ本体部1の作成が容易となる上、配置の自由度が大きくなる。
一方、センサ本体部1が一体成形(スリット形成)されている場合、部品点数や組み付け工数の削減が可能となる。第二実施形態の場合、センサ本体部を一体成形すると、例えば図18に示すような構成となる。つまり、第一検出電極11Aと第二検出電極11B、または第一センサ部1Aと第二センサ部1Bの一端同士を結合した構成となる。また、ガード電極12は無くても良い。ただし、ガード電極12が存在することで、より確実に電界を判別対象を介して形成することができる。
以上変形態様によっても、上記実施形態同様の効果が発揮される。なお、図面は、フィルム部材を省略したものを表している。
また、本発明は、タッチパネルにおける接触検知センサとしても適用できる。例えば図8や図15の大人の押圧部分を指とすると、実施形態同様の効果が発揮される。本発明によれば、変位可能なフレキシブルな画面(接触面)を指等で押した場合、画面及びセンサ本体部1が変位し、上記実施形態同様の作用により、静電容量の増加量を大きくすることができる。この場合、例えば本発明の静電容量センサは、画面を有する筐体(本体)内に配置される。当該筐体や座面部91は、センサ本体部を収容する本体であり、画面や座面911は検出対象が接触する接触面である。
また、本発明は、接触面がないものでも良く、検出対象が直接的に、センサ本体部、検出電極、第一センサ部、及び第二センサ部に押圧するものでも良い。つまり、検出対象によるセンサ本体部への押圧は、直接的でも、座面911や画面等の接触面を介した間接的であっても良い。
1:センサ本体部、 11A:第一検出電極、 11B:第二検出電極
21:電圧印加部、 22:電流検出部、 23:容量検出部、 24:判別部
3:車両ボディ(基準電極)、 91:座面部、 911:座面
21:電圧印加部、 22:電流検出部、 23:容量検出部、 24:判別部
3:車両ボディ(基準電極)、 91:座面部、 911:座面
Claims (4)
- 検出対象に対向して配置される第一検出電極(11A)および第二検出電極(11B)を有するセンサ本体部(1)と、
基準電位が与えられた基準電極(3)と、
前記第一検出電極(11A)および前記第二検出電極(11B)に検出電圧を印加し、前記第一検出電極(11A)と前記基準電極(3)との間、および前記第二検出電極(11B)と前記基準電極(13)との間に電界を形成する電圧印加部(21)と、
前記検出電圧の印加により前記第一検出電極(11A)および前記第二検出電極(11B)に流れる電流を検出する電流検出部(22)と、
前記検出電圧及び前記電流検出部(22)で検出された電流に基づいて静電容量を検出する容量検出部(23)と、
前記容量検出部(23)で検出された静電容量に基づいて前記検出対象を判別する判別部(24)と、
を備え、
前記第一検出電極と前記第二検出電極(11B)とは、前記検出対象側から見た際に少なくとも一部が重なるように配置されており、前記センサ本体部(1)が前記検出対象によって押圧された場合における前記第一検電極(11A)および前記第二検出電極(11B)の重なり面積が、前記センサ本体部(1)が前記検出対象によって押圧されていない場合における前記第一検電極(11A)および前記第二検出電極(11B)の重なり面積よりも小さいことを特徴とする静電容量式センサ。 - 前記第一検出電極(11A)は、延在方向の一端側端部が前記検出対象による押圧に対して固定され、
前記第二検出電極(11B)は、延在方向の前記一端側以外の端部が前記検出対象による押圧に対して固定されている請求項1に記載の静電容量式センサ。 - 前記センサ本体部(1)は、車両のシート(9)の座面部(91)内に配置され、
前記基準電極(3)は、車両ボディ(3)であり、
前記判定部(24)は、前記容量検出部(23)で検出された静電容量に基づいて乗員を判別する請求項1または2に記載の静電容量式センサ。 - 前記センサ本体部(1)は、前記乗員の着座時に押圧される位置に基づいて配置されている請求項3に記載の静電容量式センサ。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2012058963A JP2013190405A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 静電容量式センサ |
US13/793,051 US20130241577A1 (en) | 2012-03-15 | 2013-03-11 | Capacitance type sensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012058963A JP2013190405A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 静電容量式センサ |
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Family Applications (1)
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JP2012058963A Pending JP2013190405A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 静電容量式センサ |
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JP (1) | JP2013190405A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045504A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 富士重工業株式会社 | 物体検出装置 |
JP2019165981A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | Toto株式会社 | 便座装置 |
-
2012
- 2012-03-15 JP JP2012058963A patent/JP2013190405A/ja active Pending
-
2013
- 2013-03-11 US US13/793,051 patent/US20130241577A1/en not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019165981A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | Toto株式会社 | 便座装置 |
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US20130241577A1 (en) | 2013-09-19 |
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