JP4412197B2 - 乗員検知センサ - Google Patents
乗員検知センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4412197B2 JP4412197B2 JP2005040773A JP2005040773A JP4412197B2 JP 4412197 B2 JP4412197 B2 JP 4412197B2 JP 2005040773 A JP2005040773 A JP 2005040773A JP 2005040773 A JP2005040773 A JP 2005040773A JP 4412197 B2 JP4412197 B2 JP 4412197B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- seat
- electrodes
- occupant
- occupant detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
第1発明,第2発明及び第3明において、乗員検知電極は第1電極と第2電極とから成り、絶縁性のフィルム部材の上面に配置されている。フィルム部材は運転席及び/又は助手席の座席の座部の上面及び/又は背もたれ部の前面に埋設されている。第1電極及び第2電極の具体的構成は各発明で異なる。なお、「第2電極」とは駆動部で高周波の交流電圧を印加する際に基準となる電極(以下、適宜「低電位電極」と呼ぶ)を意味し、「第1電極」とは正側又は負側に変化する電極(以下、適宜「高電位電極」と呼ぶ)を意味する。
第1,第2及び第3発明において、容量低減電極はフィルム部材の下面側に配置され、その下面全体を覆っている。第1及び第2発明では電位的に第2電極と同レベルで、第1電極及び第2電極を座席フレームから電気的に絶縁している。第3発明では第2電極と同レベルである。第1,第2及び第3発明において、第1電極と第2電極との間のコンデンサに加えて、容量低減電極と第1電極及び第2電極との間にそれぞれコンデンサが形成される。但し、第2電極は容量低減電極と同電位で、第1電極と容量低減電極とを流れる電流を検出しない構成にしたので、着席時の第1電極と第2電極との間のコンデンサの静電容量から、空席時の第1電極と第2電極との間のコンデンサの静電容量が、容量低減電極により低減(除去)される。
第1発明,第2発明及び第3発明において、駆動部は容量低減電極と第1電極又は第2電極との間に高周波電圧を印加し、第1電極と第2電極との間に微弱な磁界を形成する。また、第1発明,第2発明及び第3発明において、空席時の第1電極と第2電極との間の静電容量が容量低減電極で低減されるので、検出部は着席時の第1電極と第2電極との間の静電容量を精度よく検出する。
(イ)構成
図1に座席10及び乗員検知センサ25の全体を示す。図1から分かるように、助手席の座席10は座部12と背もたれ部16とから成る。座部12はクッションバッド13及びクッションカバー14を含む。座席フレーム(不図示)が座部12及び背もたれ部16の骨格を形成している。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。駆動部50で低電圧電極38a等と高電圧電極34a等との間に高周波電圧を印加し、微弱な電界Eを形成する。乗員が座部12に着座していないとき、高電位電極34a等と低電位電極38a等との間に図1に空気を誘電体とするコンデンサC2が形成される。また、高電位電極34a等と容量低減電極45との間にコンデンサ(不図示)が形成される。
第1の実施形態によれば以下の効果が得られる。第1に、乗員の座部12上の着席位置が前後方向にずれても着席が確実に検知でき、着席位置や姿勢の変化による影響を受け難い。即ち、三つの高電位電極34a等が接続部35で相互に接続され、三つの低電位電極38a等が接続部39で接続されている。従って、少なくとも一つの高電位電極34a等と、少なくとも一つの低電位電極38a等との間にわたって乗員の臀部Bが位置すれば乗員の着席が検知できる。
(1)第1変形例
図4に示す第1変形例では、容量低減電極45及びフィルム部材32の上面に、前後方向に三つの高電位電極(第1電極)50a、50b及び50cと、三つの低電位電極(第2電極)54a、54b及び54cとが交互に配置されている。三つの高電位電極50a、50b及び50cは互いに切り離されて独立しており、前方高電位電極50aから引出し部51aが、中間高電位電極50bから引出し部51bが、そして後方高電位電極50cから引出し部51cが、それぞれ延びている。
図7及び図8に示す第2変形例では、第1の実施形態と同様に、三つの電極60a、60b及び60cは接続部61で互いに接続されており、三つの電極64a、64b及び64cは接続部65で互いに接続されている。隣接する電極60a電極64aとの間のすきま67、電極60a等及び電極64a等と接続部61及び65との間のすきま68及び69を利用して、補助電極70が蛇行状に配置されている。
図9及び図10に示す第3変形例では、三つの高電位電極75a、75b及び75cと、三つの低電位電極77a、77b及び77cとが第1変形例と同様に配置及び接続され、第1変形例と同様のすきま78等が形成されている。このすきま78に屈曲させて配線した電極79を利用して感圧スイッチ80が配置されている。静電容量式の乗員検知用電極は乗員の身体の一部の接近は良好に検知できるが、乗員の身体以外(例えばチャイルドシート)が接近した場合の検知はそれほど正確ではない。そこで、静電容量式の乗員検知用電極に加えて感圧センサ80を設けた。
図11に示す第2の実施形態は、上記第1の実施形態と比較して、高電位電極及び低電位電極の構成が異なり、これとの関係で駆動部及び電流検出部の構成が異なる。詳述すると、乗員検知電極は容量低減電極45及びフィルム部材32の上面の前寄り(図11で下寄り)に配置され互いに分離した三つの高電位電極102a、102b及び102cと、後ろ寄りに配置され互いに分離した三つの低電位電極105a、105b及び105cとから成る。三つの高電位電極102a等を択一的に切り換える第1スイッチ103と、三つの低電位電極105a等を択一的に切り換える第2スイッチ106とが設けられている。
図12及び図13に示す第3の実施形態は、上記第1の実施形態と比較して、フィルム部材32の上面には複数の高電位電極110a等のみが配置され、低電位電極は車体GND23に導通された座席フレーム21から成る点が異なる。詳述すると、フィルム部材32の上面に、六つの高電位電極110aから110fが前後方向に離れて配置され、いずれの高電位電極も細長い矩形状を持っている。一側から引出し部112a、112b、112c、112d、112e及び112fが延び、複数の引出し部112a等に択一的又は連続的に切り換わるスイッチ114が設けられている。
21:座席フレーム 25:乗員検知センサ
30:乗員検知用電極 32:フィルム部材
34a等:第1電極 38等:第2電極
45:容量低減電極 50:駆動部
55:検出部
Claims (6)
- 車両の座席(12)に配置され、乗員の着席を検知する乗員検知センサ(25)であって、
前記座席内に埋設された絶縁性のフィルム部材(32)の上面に、当該座席の前後方向に交互に配置され、且つ同種の電極同士が相互に接続された複数の第1電極(34a等)及び複数の第2電極(38a等)から成る乗員検知用電極(30)と、
前記フィルム部材の下面に配置され、前記第2電極と同電位で、前記第1電極及び前記第2電極を前記座席のフレームから電気的に絶縁する容量低減電極(45)と、
前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加すると共に、前記第1電極と前記容量低減電極との間に電圧を印加する駆動部(50)と、
前記第1電極と前記第2電極との間の電流を検出する検出部(55)と、
を備えたことを特徴とする乗員検知センサ。 - 前記第1電極(50a等)は互いに独立しており、第1スイッチ(52)で択一的に選択され、前記第2電極(54a等)は互いに独立しており、第2スイッチ(55)で択一的に選択されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の乗員検知センサ。
- 前記座部の前後方向で交互に位置する複数の前記第1電極(60a等)と複数の前記第2電極(64a等)とが高電位で、隣接する該第1電極と該第2電極との間に蛇行状に配置された補助電極(70)が低電位であることを特徴とする請求項1に記載の乗員検知センサ。
- 前記フィルム部材(32)の上面で隣接する前記第1電極と前記第2電極との間に上方感圧電極(81)を配置し、この上方感圧電極(81)に対向する当該フィルム部材の下面に下方感圧電極(82)を配置し、それら上方感圧電極及び下方感圧電極に挟まれたフィルム部材に貫通孔を形成し、物体の圧力により当該上方感圧電極が下降して当該下方感圧電極に接触すると電流が流れるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の乗員検知センサ。
- 車両の座席に配置され、乗員の着席を検知する乗員検知センサであって、
前記座席内に埋設された絶縁性のフィルム部材(32)の上面に、当該座席の前方側に配置され、各々が電気的に分離された複数の第1電極(102a等)と、当該座席の後方側に配置され、各々が電気的に分離された複数の第2電極(105a等)からなる乗員検知用電極と、
前記第1電極を択一的に選択する第1スイッチ(103)、及び前記第2電極を択一的に選択する第2スイッチ(106)と、
前記フィルム部材の下面に配置され、前記第2電極と同電位で、前記第1電極及び前記第2電極を前記座席のフレームから電気的に絶縁する容量低減電極(45)と、
前記容量低減電極と前記第1スイッチで選択された第1電極との間に電圧を印加する駆動部(50)と、
前記容量低減電極と前記第2スイッチで選択された第2電極との間の電流を検出する検出部(55)と、
を備えたことを特徴とする乗員検知センサ。 - 車両の座席に配置され、乗員の着席を検知する乗員検知センサであって、
前記座席(12)内に埋設された絶縁性のフィルム部材(32)の上面に、当該座席の前後方向に配置され、各々が電気的に分離された複数の第1電極(110a等)と、前記座席のフレーム(21)から成る第2電極(21)とを含む乗員検知用電極と、
前記第1電極を択一的に選択又は連続的に切り換えるスイッチ(114)と、
前記フィルム部材の下面に配置され、前記第1電極と同電位で、前記第1電極を前記座席のフレームから電気的に絶縁する容量低減電極(45)と、
前記スイッチで択一的に選択又は連続的に切り換えられる第1電極と、前記第2電極との間に電圧を印加する駆動部(50)と、
前記第1電極と前記第2電極との間の電流を検出する検出部(55)と、を備えたことを特徴とする乗員検知センサ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005040773A JP4412197B2 (ja) | 2005-02-17 | 2005-02-17 | 乗員検知センサ |
DE102006002919A DE102006002919B4 (de) | 2005-01-24 | 2006-01-20 | Kapazitiver Sensor und Insassenerfassungssystem |
US11/337,896 US7575085B2 (en) | 2005-01-24 | 2006-01-23 | Capacitance-based sensor and occupant sensing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005040773A JP4412197B2 (ja) | 2005-02-17 | 2005-02-17 | 乗員検知センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006226823A JP2006226823A (ja) | 2006-08-31 |
JP4412197B2 true JP4412197B2 (ja) | 2010-02-10 |
Family
ID=36988330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005040773A Expired - Fee Related JP4412197B2 (ja) | 2005-01-24 | 2005-02-17 | 乗員検知センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4412197B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102362144B (zh) * | 2009-03-24 | 2013-12-11 | 株式会社藤仓 | 头枕与头部之间的距离测定装置、头枕与头部之间的距离测定方法、头枕位置调整装置及头枕位置调整方法 |
JP5561562B2 (ja) * | 2012-03-12 | 2014-07-30 | 株式会社デンソー | 静電容量式乗員センサ装置 |
CN107752522B (zh) * | 2017-11-27 | 2019-12-17 | 张卓群 | 一种公交站台用自发电座椅 |
JP2022155778A (ja) | 2021-03-31 | 2022-10-14 | サトーホールディングス株式会社 | 情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム |
-
2005
- 2005-02-17 JP JP2005040773A patent/JP4412197B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006226823A (ja) | 2006-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4766166B2 (ja) | 静電容量式乗員センサおよび静電容量式乗員センサ装置 | |
US7575085B2 (en) | Capacitance-based sensor and occupant sensing system | |
JP4324877B2 (ja) | 静電容量式乗員検知センサ | |
JP4229071B2 (ja) | 静電容量式センサおよび乗員検知システム | |
JP4609731B2 (ja) | 静電容量式乗員検知センサ | |
JP4362786B2 (ja) | フィルム式着座検出用静電容量センサ | |
US20130241578A1 (en) | Capacitance type sensor | |
JP5316527B2 (ja) | 静電容量式乗員検知装置 | |
US20070132559A1 (en) | Seat occupancy detection system | |
US8665103B2 (en) | Seat having occupant detecting function and occupant detection device | |
US20050253712A1 (en) | Occupant judgment device and occupant judgment method | |
JP4412197B2 (ja) | 乗員検知センサ | |
US20080122645A1 (en) | Seat sensor | |
JP2010159043A (ja) | 乗員検知システム | |
JP5561562B2 (ja) | 静電容量式乗員センサ装置 | |
JP4564894B2 (ja) | 乗員検知システム | |
JP3999466B2 (ja) | 乗員検知装置 | |
CN116133893A (zh) | 用于加热器构件补偿、特别是用于汽车应用的电容检测和/或分类装置及操作方法 | |
US6442464B2 (en) | Process for the capacitive object detection in the case of vehicles | |
JP5460364B2 (ja) | 乗員検知装置 | |
US20040012499A1 (en) | Occupant-presence sensing | |
JP4883140B2 (ja) | 静電センサ及び静電式乗員検知装置 | |
JP2003048471A (ja) | 人体検知センサ及びその人体検知センサを備えた座席 | |
US20130241577A1 (en) | Capacitance type sensor | |
JP2012101566A (ja) | サイドエアバッグ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070424 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20071221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090916 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091027 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091109 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121127 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131127 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |