JP4412197B2 - 乗員検知センサ - Google Patents

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Description

本発明は、車両において、座席に乗員が着座しているかどうかを検知する乗員検知センサに関する。
車両の衝突時などに乗員を重大事故から保護するために乗員保護装置(エアバッグ装置、シートベルト装置)等が装備されている。エアバッグ装置は衝突時に袋体を展開させて、座席に座った乗員がインパネなどに衝突するのを防止するもので、乗員が着席している場合に展開させてこそ意味がある。車両の走行時運転席には必ず乗員(運転者)が着席しているが、助手席に乗員(同乗者)が着席しているとは限らない。そこで同乗者が着席時のみ助手席用エアバッグを作動させるために助手席に乗員(着席)検知センサを設ける場合がある。
乗員検知センサとしては静電容量式センサを利用する場合が多く(特許文献1参照)、例えば、図14に示すように、絶縁性のフィルム部材(不図示)の上面に第1電極(高電位電極)200を配置し、車体GND208に接続した金属製の座席フレーム202を第2電極(低電位電極)としている。車体GND208と第1電極200との間に配置された駆動部204が高周波電圧を印加して微弱な電界を形成する。電界内に乗員の身体の一部(臀部)が位置すると静電容量が変化し、その変化を電流計206が検出する。
乗員の非着席時(空席時)は、第1電極200と第2電極202との間に空気を誘電体とするコンデンサC1が形成され、第1電極200〜第2電極202間の静電容量(空席容量)はCoである。乗員が座席に着席すると、第1電極200と第2電極202との間に身体の一部を誘電体とするコンデンサC2が形成される。乗員の身体は空気よりも比誘電率が遙かに大きいので、第1電極200〜身体〜第2電極202間の静電容量Cbは上記Coよりも大きくなる。
特開平11−271463号公報
コンデンサC1とC2とは第1電極200と車両GND208との間に並列に配置されているので、着席時に電流計206は静電容量CoとCbとの総和に相当する電流を検出する。ここで、空席容量Coは総和容量Cのうちの大きな比率を占め、しかも各車両によってばらつくことがある。空席容量Coのばらつきにより総和容量Cがばらつき、乗員の正確な着席検知が困難になる。従って、空席容量Coを極力小さくすることが望ましい。
空席容量を小さくするために、本出願人は先に、特願2005−15749号(平成17年1月24日出願)で乗員検知センサを出願した。この先行出願の乗員検知センサは、乗員検知用電極と座席フレームとの間に、第1電極と座席フレームとの間の静電容量を低減する容量低減電極を配置している。
但し、その後の研究の結果、先行出願のように第1電極又は第2電極をフィルム部材の上面に配置し、座席フレームを第2電極又は第1電極とする乗員検知センサには、更に改良の余地があることが判明した。つまり、乗員は常に座席の所定部分(例えば中央部分)に着座するとは限らず、前方にずれたり後方にずれる。また、第1電極の上方に位置する乗員の衣服の厚さによって第1電極から臀部までの距離が変化し、座席フレーム即ち第2電極上に位置する靴の種類によって第2電極から足までの距離が変化する。さらに、座席にチャイルドシートを装着した場合、その比誘電率は空気や身体とは異なり、しかも第1電極から子供の臀部までの距離が長くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、座席への乗員の着席の仕方や、衣服の厚さ等が変わっても正確に着席を検知できる乗員検知センサを提供することを目的とする。
(イ)本発明者は、座席フレームを第2電極とする代わりに、フィルム部材及び容量低減電極の上に第2電極を第1電極と並べて集中的に配置することを着想して本発明を完成した。
(1)第1発明の乗員検知センサは、請求項1に記載したように、車両の座席に配置され乗員の着席を検知する乗員検知センサが、座席内に埋設された絶縁性のフィルム部材の上面に、座席の前後方向に交互に配置され、且つ同種の電極同士が相互に接続された複数の第1電極及び複数の第2電極から成る乗員検知用電極と、フィルム部材の下面に配置され、第2電極と同電位で、第1電極及び第2電極を座席のフレームから電気的に絶縁する容量低減電極と、第1電極と第2電極との間に電圧を印加すると共に、第1電極と容量低減電極との間に電圧を印加する駆動部と、第1電極と第2電極との間の電流を検出する検出部と、を備えている。
なお、従来の乗員検知センサ(特開平11−271463号公報)は、図15に示すように、座席の座部210の上面に、第1電極212及び第2電極213から成る乗員検知センサ214を配置している。第1電極212と第2電極213との間に電界を形成したとき、乗員が座部に非着席時と着席時とで静電容量が変化し、それにより変化する第1電極212と第2電極213との間の電流の変化を利用して着席の有無を検知する。
しかし、座部210に第1電極212及び第2電極213が一組しか配置されていないため、座部210上における乗員の種々の着座の仕方に対処できず、着席位置が第1電極212及び第2電極213からずれると着席が正確に検知できない場合がある。また、容量低減電極が配置されていないので、空席時の静電容量(空席容量)が着席時の静電容量に含まれ着席の検知が不正確になる。
(2)第2発明の乗員検知センサは、請求項に記載したように、車両の座席配置され乗員の着席を検知する乗員検知センサが、座席内に埋設された絶縁性のフィルム部材の上面に、座席の前方側に配置され、各々が電気的に分離された複数の第1電極と、座席の後方側に配置され、各々が電気的に分離された複数の第2電極を有し、第1電極及び第2電極を座席のフレームから電気的に絶縁する乗員検知用電極と、第1電極を択一的に選択する第1スイッチ、及び第2電極を択一的に選択する第2スイッチと、フィルム部材の下面に配置された容量低減電極と、容量低減電極と第1スイッチで選択された第1電極との間に電圧を印加する駆動部と、容量低減電極と第2スイッチで選択された第2電極との間の電流を検出する検出部と、を備えている。
(3)第3発明の乗員検知センサは、請求項に記載したように、車両の座席配置され乗員の着席を検知する乗員検知センサが、座席内に埋設された絶縁性のフィルム部材の上面に、座席の前後方向に配置され、各々が電気的に分離された複数の第1電極と、座席のフレームから成る第2電極とを含む乗員検知用電極と、第1電極を択一的に選択又は連続的に切り換えるスイッチと、フィルム部材の下面に配置された容量低減電極と、スイッチで択一的に選択又は連続的に切り換えられる第1電極と、第2電極との間に電圧を印加する駆動部と、第1電極と第2電極との間の電流を検出する検出部と、を備えている。
(ロ)以下、本発明の乗員検知センサの構成要素の種々の態様を説明する。
a.乗員検知電極
第1発明,第2発明及び第3明において、乗員検知電極は第1電極と第2電極とから成り、絶縁性のフィルム部材の上面に配置されている。フィルム部材は運転席及び/又は助手席の座席の座部の上面及び/又は背もたれ部の前面に埋設されている。第1電極及び第2電極の具体的構成は各発明で異なる。なお、「第2電極」とは駆動部で高周波の交流電圧を印加する際に基準となる電極(以下、適宜「低電位電極」と呼ぶ)を意味し、「第1電極」とは正側又は負側に変化する電極(以下、適宜「高電位電極」と呼ぶ)を意味する。
第1発明の乗員検知用電極は、ともにフィルム部材の上面に配置された複数の第1電極と複数の第2電極とを含む。複数の第1電極及び複数の第2電極は座席の前後方向、上下方向又は幅方向に離れて、しかも交互に並べることができる。複数の第1電極及び複数の第2電極はそれぞれ電気的に接続されても良いし、電気的に分離した複数の第1電極を第1スイッチで、複数の第2電極を第2スイッチで択一的又は連続的に選択しても良い。
隣接する第1電極と第2電極との間に、一本の電極を屈曲させて成る補助電極が蛇行状に配置されても良い。この場合、第1電極及び第2電極を高電位又は低電位とし、補助電極を低電位又は高電位とする。また、静電容量式の乗員検知センサに加えて感圧式センサを設けることができる。感圧式センサは、フィルム部材の上面で隣接する第1電極と第2電極との間に配置された上方感圧電極と、フィルム部材の下面で上方感圧電極に対向して配置された下方感圧電極とを含む。
第2発明の乗員検知用電極は、ともにフィルム部材の上面に配置され電気的に分離された複数の第1電極と、電気的に分離された複数の第2電極とから成る。例えば第1電極を座席の前方寄りに、第2電極を座席の後方寄りに配置できる。但し、その反対に配置しても良い。検知時は第1スイッチにより複数の第1電極を択一的又は連続的に切り換え、第2スイッチにより複数の第2電極を択一的又は連続的に切り換える。
第3発明の乗員検知用電極はフィルム部材の上面に配置された複数の第1電極と、座席フレームから成る一つの第2電極とを含む。複数の第1電極は座部の前後方向又は左右方向に離れて配置され電気的に分離され、スイッチにより択一的又は連続的に切り換える。
b.容量低減電極
第1,第2及び第3発明において、容量低減電極はフィルム部材の下面側に配置され、その下面全体を覆っている。第1及び第2発明では電位的に第2電極と同レベルで、第1電極及び第2電極を座席フレームから電気的に絶縁している。第3発明では第2電極と同レベルである。第1,第2及び第3発明において、第1電極と第2電極との間のコンデンサに加えて、容量低減電極と第1電極及び第2電極との間にそれぞれコンデンサが形成される。但し、第2電極は容量低減電極と同電位で、第1電極と容量低減電極とを流れる電流を検出しない構成にしたので、着席時の第1電極と第2電極との間のコンデンサの静電容量から、空席時の第1電極と第2電極との間のコンデンサの静電容量が、容量低減電極により低減(除去)される。
c.駆動部、検出部
第1発明,第2発明及び第3発明において、駆動部は容量低減電極と第1電極又は第2電極との間に高周波電圧を印加し、第1電極と第2電極との間に微弱な磁界を形成する。また、第1発明,第2発明及び第3発明において、空席時の第1電極と第2電極との間の静電容量が容量低減電極で低減されるので、検出部は着席時の第1電極と第2電極との間の静電容量を精度よく検出する。
(1)第1発明の乗員検知センサによれば、複数の第1電極及び複数の第2電極がともにフィルム部材の上面に配置されているので、乗員の姿勢の変化や厚着も判別できる。また容量低減電極が配置されているので、変動し易い非着席時(空席時)の静電容量を除去でき、検知が正確になる。また、容量低減電極は第2電極と同電位で、第1電極及び第2電極を座席のフレームから電気的に絶縁しているので、容量低減電極の作動が確実になる。更に、第1電極及び第2電極は、座席の前後方向に交互に配置され、且つ同種の電極同士が相互に接続されているので、乗員の着席位置が座部の前後方向又は幅方向にずれても着席を検知できる。
請求項の乗員検知センサによれば、乗員の体格に応じて最適位置にある第1電極及び第2電極を選択できる。請求項の乗員検知センサによれば、身体よりもよりフィルム部材に近い被水等をも検知できる。請求項の乗員検知センサによれば、静電容量式センサで検知し難い対象物の存在でも、その荷重により検知できる。
(2)第2発明の乗員検知センサによれば、複数の第1電極及び複数の第2電極を切り換えて最適の電極を選択でき、所定の検知幅又は検知長さで乗員の着席を検知できる。また、容量低減電極が配置されているので、変動し易い非着席時(空席時)の静電容量を除去でき、検知が正確になる。また、容量低減電極は第2電極と同電位で第1電極及び第2電極を座席のフレームから電気的に絶縁しているので、容量低減電極の作動が確実になる。更に、第1電極は座席の前方側に配置され、各々が電気的に分離され、第2電極は座席の後方側に配置され、各々が電気的に分離されているので、乗員の着席位置が座部の前後方向又は幅方向にずれても着席を検知できる。
(3)第3発明の乗員検知センサによれば、フィルム部材上に配置した複数の第1電極から所望の電極を選択できるので、所定の検知幅又は検知長さで乗員の着席を検知できる。また、容量低減電極が配置されているので、変動し易い非着席時(空席時)の静電容量を除去でき、検知が正確になる。更に、第2電極として従来の座席フレームを利用でき、設計変更が少なくて済む。また、容量低減電極は第1電極と同電位で第1電極を座席のフレームから電気的に絶縁しているので、容量低減電極の作動が確実になる。更に、乗員検知用電極は、第1電極が座席の前後方向に配置され、各々が電気的に分離されているので、乗員が座席の前後方向又は幅方向にずれても検知できる。
以下、本発明の最良の形態による乗員検知センサについて説明する。
<第1の実施形態>
(イ)構成
図1に座席10及び乗員検知センサ25の全体を示す。図1から分かるように、助手席の座席10は座部12と背もたれ部16とから成る。座部12はクッションバッド13及びクッションカバー14を含む。座席フレーム(不図示)が座部12及び背もたれ部16の骨格を形成している。
乗員検知センサ25は乗員検知電極30、容量低減電極45、駆動部50及び電流検出部55等を含む。詳細は次述する乗員検知電極30の高電位電極(第1電極)34a等の引出し線36と低電位電極(第2電極)38a等の引出し線41との間に、駆動部50及び電流検出部55が直列に配置されている。駆動部50は高電位電極34a等と低電位電極38a等との間に高周波電圧を印加するもので、電流検出部55は高電位電極34a等と低電位電極38a等との間を流れる電流を検出するものである。駆動部50と電流検出部55との間の中間点47に容量低減電極45の引出し線46が接続されている。ここで、フィルム部材32上の高電位電極38a等及び低電位電極34a等と座席フレーム(不図示)とは、電気的に絶縁されている。
図2及び図3に高電位電極34a等、低電位電極38a等及び容量低減電極45の詳細を示す。電気的絶縁材料(例えばPET)から成る矩形状のフィルム部材32の上面に三つの高電位電極34a、34b及び34cと三つの低電位電極38a、38b及び38cとが、座部12の前後方向(図2で上下方向)で交互に配置されている。高電位電極34c及び低電位電極38c側が前方である。各高電位電34a、34b及び34cは細長い矩形状を呈し、長手方向が座部12の幅方向と一致している。三つの高電位電極34a、34b及び34cは一側の接続部35で相互に接続され、前方の高電位電極34aから上記引出し線36が後方側に延びている。
各低電位電極38a、38b及び38cは細長い矩形状を呈し、長手方向が座部12の幅方向と一致している。三つの低高電位電極38a、38b及び38cは他側の接続部39で相互に接続され、前方の低電位電極36aから上記引出し線41が延びている。また、フィルム部材32の下面に配置された容量低減電極45は導電性金属から成り、矩形状を呈しフィルム部材32の下面全体を覆っている。容量低減電極45の前縁から上記引出し線46が延びている。
(ロ)作用
次に、第1の実施形態の作用を説明する。駆動部50で低電圧電極38a等と高電圧電極34a等との間に高周波電圧を印加し、微弱な電界Eを形成する。乗員が座部12に着座していないとき、高電位電極34a等と低電位電極38a等との間に図1に空気を誘電体とするコンデンサC2が形成される。また、高電位電極34a等と容量低減電極45との間にコンデンサ(不図示)が形成される。
乗員が座部12に着座すると、身体の一部(臀部)が電界Eの経路上に位置するので上記コンデンサC2の静電容量が変化する。ここで、高電位電極34a等及び低電位電極38a等と座席フレームとの間に容量低減電極45が位置し、しかも容量低減電極45の電位は低電位電極38a等と同レベルで、高電位電極34a等と容量低減電極45の間には電流検出部55を介しない。従って、低電位電極38a等と高電位電極34a等との間の静電容量は電流検出部55で検出されるが、容量低減電極45と高電位電極34a等との間の身体側の静電容量は検出されない(図1中矢印a参照)。こうして、着席による静電容量の変化即ち電流検出部55での電流値の変化により、乗員の着席が検知される。
(ハ)効果
第1の実施形態によれば以下の効果が得られる。第1に、乗員の座部12上の着席位置が前後方向にずれても着席が確実に検知でき、着席位置や姿勢の変化による影響を受け難い。即ち、三つの高電位電極34a等が接続部35で相互に接続され、三つの低電位電極38a等が接続部39で接続されている。従って、少なくとも一つの高電位電極34a等と、少なくとも一つの低電位電極38a等との間にわたって乗員の臀部Bが位置すれば乗員の着席が検知できる。
例えば、臀部Bが後方の高電位電極34cと後方の低電位電極38cとの間にわたっても、前方の高電位電極34aと前方の低電位電極38aとの間にわたっても良い。また、臀部Bが中央の低電位電極38bと中央の高電位電極34b又は前方の高電位電極34aとの間にわたれば良い。これは、三つの高電位電極34a等及び三つの低電位電極38a等をフィルム部材32の上面に集中的に配置したことにより可能になった。
第2に、三つの高電位電極34a等及び三つの低電位電極38a等をともにフィルム部材32の上面に配置したが、低電位電極38b等と高電位電極34a等との間の静電容量のうち、身体側の静電容量のみを検出する。つまり、クッションパッド13等の影響により変動し易いシートクッションパッド13側の静電容量C1は、容量低減電極45によって検出しないので、着座を正確に検知できる。これは、フィルム部材32の下面に容量低減電極45を配置し、その電位を低電位電極38等と同レベルにし、高電位電極34aと容量低減電源45との間に電流検出部55を介さないことにより可能となった。
<変形例>
(1)第1変形例
図4に示す第1変形例では、容量低減電極45及びフィルム部材32の上面に、前後方向に三つの高電位電極(第1電極)50a、50b及び50cと、三つの低電位電極(第2電極)54a、54b及び54cとが交互に配置されている。三つの高電位電極50a、50b及び50cは互いに切り離されて独立しており、前方高電位電極50aから引出し部51aが、中間高電位電極50bから引出し部51bが、そして後方高電位電極50cから引出し部51cが、それぞれ延びている。
また、三つ(前方、中央及び後方)の低電位電極54a、54b及び54cは互いに独立し、引出し部55a、55b及び55cが延びている。そして、三つの高電位電極50a、50b及び50cに択一的に切り換わるスイッチ52と、三つの低電位電極54a、54b及び54cに択一的に切り換わるスイッチ56とが設けられている。
この変形例によれば、座部12に着席する乗員の体格などに応じて、最適の高電位電極50a、50b又は50cと、低電圧電極54a、54b又は54cとを選択できる。例えば、幼児が着席する場合、座部12の全面に臀部が位置することは少ない。従って、座部12の中央部付近に着座すると想定して、第1スイッチ52で中央の高電位電極50bを選択し、第2スイッチ54で中央の低電位電極54bを選択する。なお、座部の上にチャイルドシートを装着し、その上に幼児が着席場合も基本的に同じである。
次に、第1変形例の応用例として、複数の第1電極及び複数の第2電極を連続的に切り換える場合について図5及び図6をもとに説明する。図5(a)(b)は座部12の前後方向に五組の乗員検知用電極が配置された場合で、横軸は座部の前後方向に離れた五つの検知用電極を示し、縦軸は検出容量を示す。スイッチを連続的に切り換えると、五つの乗員検知電極のそれぞれで所定の静電容量が検出される。図5(a)は乗員が大人で厚着をしている場合を示し、厚着のために臀部が乗員検知用電極から遠いので、検出容量が全体的に小さく、中央から前方寄りの乗員検知用電極の検出容量が閾値thを少し超える程度である。これに対して、図5(b)はチャイルドシート上に子供が着席している場合を示し、臀部が座部の中央部の乗員検知用電極に特に接近するので、中央部の検知用電極の検出容量が閾値thを大きく超えている。
五つの乗員検知電極を座部12の左右方向に配置した場合を示す図6(a)(b)において、図6(a)は乗員が大人で厚着をしている場合を示し、図6(b)は子供がチャイルドシートを使用せず座部に直座りしている場合を示す。大人の厚着の場合、臀部が乗員検知用電極から遠いので、中央部から右方寄りの乗員検知用電極の検出容量が閾値thを少し超える程度である。子供の直座りの場合、臀部が座部の中央部に特に接近するので、中央部の検知用電極の検出容量が閾値thを遙かに超えている。
(2)第2変形例
図7及び図8に示す第2変形例では、第1の実施形態と同様に、三つの電極60a、60b及び60cは接続部61で互いに接続されており、三つの電極64a、64b及び64cは接続部65で互いに接続されている。隣接する電極60a電極64aとの間のすきま67、電極60a等及び電極64a等と接続部61及び65との間のすきま68及び69を利用して、補助電極70が蛇行状に配置されている。
補助電極70は幅の小さい一本の電極を屈曲させて成り、隣接する電極間に位置する五つの部分71a、右側に位置する二つの部分71b、及び左側に位置する二つの部分71cとを含む。駆動部50により三つの電極60a等及び三つの電極64a等をいずれも高電位に、補助電極70全体を低電位に、それぞれ駆動している。
第2変形例によれば、第1電極60a等及び第2電極64a等と補助電極70の部分71a等との間のコンデンサにより電界が形成される。ここで、補助電極70の配置によりフィルム部材32の表面により近い部分に電極Eが形成されるので、身体の一部よりもよりフィルム部材32の上面に近接する対象物による静電容量の変化を検出できる。例えば、座部12に水がこぼれ、乗員検知センサ25が被水した場合の静電容量の変化や、座部12が高温又は高湿になった場合の静電容量の変化を検出できる。これら外乱による静電容量の変化を利用して、乗員の着席判定の閾値を補正したり、判別異常の可能性がある場合に警告できる。
(3)第3変形例
図9及び図10に示す第3変形例では、三つの高電位電極75a、75b及び75cと、三つの低電位電極77a、77b及び77cとが第1変形例と同様に配置及び接続され、第1変形例と同様のすきま78等が形成されている。このすきま78に屈曲させて配線した電極79を利用して感圧スイッチ80が配置されている。静電容量式の乗員検知用電極は乗員の身体の一部の接近は良好に検知できるが、乗員の身体以外(例えばチャイルドシート)が接近した場合の検知はそれほど正確ではない。そこで、静電容量式の乗員検知用電極に加えて感圧センサ80を設けた。
即ち、フィルム部材32の上面上で隣接する高電位電極75aと低電位電極77aとの間に上方感圧電極81を配置している。フィルム部材32の下面上の上方感圧電極81に対応する部分に下方感圧電極82を配置している。そして、フィルム部材32の上方感圧電極81と下方感圧電極82とで挟まれた部分に貫通孔84をあけている。こうして、電極79,上方感圧電極81、下方感圧電極82及びフィルム部材32の貫通孔84で感圧スイッチ80を形成している。上方感圧電極81及び下方感圧電極82は、フィルム部材32の上面に高電位電極75a及び低電位電極77aを形成するのと同じ方法で、容易に形成できる。
例えば、助手席にチャイルドシートが装備されると、上方感圧電極81が下降して下方感圧電極82に接触し、電極79に電流が流れる。チャイルドシートの装備にも関わらずシートベルトが装着されていない場合、感圧センサ80の検知結果に基づき警報を出して、シートベルトの装着を促す。また、感圧センサ80は容易に形成されるので、コストの上昇を抑制できる。
<第2の実施形態>
図11に示す第2の実施形態は、上記第1の実施形態と比較して、高電位電極及び低電位電極の構成が異なり、これとの関係で駆動部及び電流検出部の構成が異なる。詳述すると、乗員検知電極は容量低減電極45及びフィルム部材32の上面の前寄り(図11で下寄り)に配置され互いに分離した三つの高電位電極102a、102b及び102cと、後ろ寄りに配置され互いに分離した三つの低電位電極105a、105b及び105cとから成る。三つの高電位電極102a等を択一的に切り換える第1スイッチ103と、三つの低電位電極105a等を択一的に切り換える第2スイッチ106とが設けられている。
フィルム部材32の下面には容量低減電極45が配置されている。駆動部50(図1参照)は容量低減電極45と選択された高電位電極102a等との間に電圧を印加し、電流検出部55は容量低減電極45と低電位電極105a等との間の電流を検出する。なお高電位電極102a等及び低電位電極105a等は、座席フレームから絶縁されている。
第2の実施形態によれば、種々の着席パターンを検知できる。例えば、座部12の前後方向中央部に位置する前方の高電位電極102aと、座部12の最前方に位置する前方の低電位電極105aとで着席を検知できる。中間の高電位電極102bと中間の低電位電極105bとで着席を検知でき、また後方の高電位電極102cと後方の低電位電極105cとで着席を検知できる。
また、フィルム部材32の下面側に配置した容量低減電極45で空席時の低電位電極105a等と高電位電極102a等との間の静電容量を低減できる。なお、第1スイッチ103により三つの高電位電極102a等を連続的に切り換え、第2スイッチ106により三つの低電位電極105a等を連続的に切り換えても良い。
<第3の実施形態>
図12及び図13に示す第3の実施形態は、上記第1の実施形態と比較して、フィルム部材32の上面には複数の高電位電極110a等のみが配置され、低電位電極は車体GND23に導通された座席フレーム21から成る点が異なる。詳述すると、フィルム部材32の上面に、六つの高電位電極110aから110fが前後方向に離れて配置され、いずれの高電位電極も細長い矩形状を持っている。一側から引出し部112a、112b、112c、112d、112e及び112fが延び、複数の引出し部112a等に択一的又は連続的に切り換わるスイッチ114が設けられている。
フィルム部材32の下面には容量低減電極45が配置されている。駆動部50(図1参照)は高電位電極110a等と座席フレーム21との間に電圧を印加する。高電位電極110a等と低電位電極21との間を流れる電流が電流検出部55で検出される。
第3の実施形態によれば、乗員の体格等を考慮してスイッチ114を切り換え何れか一つの高電位電極110a等を選択し、選択した高電位電極110a等と座席フレーム21とで乗員の着席が確実に検知できる。また、フィルム部材32の下面側に配置した容量低減電極45で空席時の低電位電極21と高電位電極110a等との間の静電容量を低減できる。更に、低電位電極を座席フレーム21で形成したので従来から座席10内に組み込まれている座席フレーム21を利用できる。
本発明の最良の形態の第1の実施形態を示す全体説明図である。 第1の実施形態における高電位電極、低電位電極及び容量低減電極を示す平面図である。 図2の3−3断面図である。 第1の実施形態の第1変形例を示す平面図である。 (a)及び(b)は第1変形例の応用例の作動説明図である。 (a)及び(b)は第1変形例の応用例の作動説明図である。 第1の実施形態の第2変形例を示す平面図である。 図7の8−8断面図である。 第1の実施形態の第3変形例を示す平面図である。 図9の10−10断面図である。 最良の形態の第2の実施形態を示す平面図である。 最良の形態の第3の実施形態を示す回路説明図である。 同じく平面図である。 従来例の説明図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
10:座席 12:座部
21:座席フレーム 25:乗員検知センサ
30:乗員検知用電極 32:フィルム部材
34a等:第1電極 38等:第2電極
45:容量低減電極 50:駆動部
55:検出部

Claims (6)

  1. 車両の座席(12)に配置され、乗員の着席を検知する乗員検知センサ(25)であって、
    前記座席内に埋設された絶縁性のフィルム部材(32)の上面に、当該座席の前後方向に交互に配置され、且つ同種の電極同士が相互に接続された複数の第1電極(34a等)及び複数の第2電極(38a等)から成る乗員検知用電極(30)と、
    前記フィルム部材の下面に配置され、前記第2電極と同電位で、前記第1電極及び前記第2電極を前記座席のフレームから電気的に絶縁する容量低減電極(45)と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加すると共に、前記第1電極と前記容量低減電極との間に電圧を印加する駆動部(50)と、
    前記第1電極と前記第2電極との間の電流を検出する検出部(55)と、
    を備えたことを特徴とする乗員検知センサ。
  2. 前記第1電極(50a等)は互いに独立しており、第1スイッチ(52)で択一的に選択され、前記第2電極(54a等)は互いに独立しており、第2スイッチ(55)で択一的に選択されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の乗員検知センサ。
  3. 前記座部の前後方向で交互に位置する複数の前記第1電極(60a等)と複数の前記第2電極(64a等)とが高電位で、隣接する該第1電極と該第2電極との間に蛇行状に配置された補助電極(70)が低電位であることを特徴とする請求項1に記載の乗員検知センサ。
  4. 前記フィルム部材(32)の上面で隣接する前記第1電極と前記第2電極との間に上方感圧電極(81)を配置し、この上方感圧電極(81)に対向する当該フィルム部材の下面に下方感圧電極(82)を配置し、それら上方感圧電極及び下方感圧電極に挟まれたフィルム部材に貫通孔を形成し、物体の圧力により当該上方感圧電極が下降して当該下方感圧電極に接触すると電流が流れるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の乗員検知センサ。
  5. 車両の座席に配置され、乗員の着席を検知する乗員検知センサであって、
    前記座席内に埋設された絶縁性のフィルム部材(32)の上面に、当該座席の前方側に配置され、各々が電気的に分離された複数の第1電極(102a等)と、当該座席の後方側に配置され、各々が電気的に分離された複数の第2電極(105a等)からなる乗員検知用電極と、
    前記第1電極を択一的に選択する第1スイッチ(103)、及び前記第2電極を択一的に選択する第2スイッチ(106)と、
    前記フィルム部材の下面に配置され、前記第2電極と同電位で、前記第1電極及び前記第2電極を前記座席のフレームから電気的に絶縁する容量低減電極(45)と、
    前記容量低減電極と前記第1スイッチで選択された第1電極との間に電圧を印加する駆動部(50)と、
    前記容量低減電極と前記第2スイッチで選択された第2電極との間の電流を検出する検出部(55)と、
    を備えたことを特徴とする乗員検知センサ。
  6. 車両の座席に配置され、乗員の着席を検知する乗員検知センサであって、
    前記座席(12)内に埋設された絶縁性のフィルム部材(32)の上面に、当該座席の前後方向に配置され、各々が電気的に分離された複数の第1電極(110a等)と、前記座席のフレーム(21)から成る第2電極(21)とを含む乗員検知用電極と、
    前記第1電極を択一的に選択又は連続的に切り換えるスイッチ(114)と、
    前記フィルム部材の下面に配置され、前記第1電極と同電位で、前記第1電極を前記座席のフレームから電気的に絶縁する容量低減電極(45)と、
    前記スイッチで択一的に選択又は連続的に切り換えられる第1電極と、前記第2電極との間に電圧を印加する駆動部(50)と、
    前記第1電極と前記第2電極との間の電流を検出する検出部(55)と、を備えたことを特徴とする乗員検知センサ。
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