JP2003048471A - 人体検知センサ及びその人体検知センサを備えた座席 - Google Patents

人体検知センサ及びその人体検知センサを備えた座席

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JP2003048471A
JP2003048471A JP2001237291A JP2001237291A JP2003048471A JP 2003048471 A JP2003048471 A JP 2003048471A JP 2001237291 A JP2001237291 A JP 2001237291A JP 2001237291 A JP2001237291 A JP 2001237291A JP 2003048471 A JP2003048471 A JP 2003048471A
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human body
electrodes
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seat
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JP2001237291A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kitamura
寿博 北村
Hisao Seto
学雄 瀬戸
Yoshinobu Momoi
義宣 桃井
Katsunori Shinoda
克規 信太
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡略化を図る。 【解決手段】 配設面を有した基台1と、基台1の配設
面1aに対をなして配設された検知電極2と、検知電極
2間に電流を流すよう信号出力するとともに検知電極2
間に流れる電流を測定する電気回路3と、検知電極2間
の電流に依存する静電容量の変化量と予め設定された閾
値とを比較して着座を検知する検知手段と、を備えた構
成にしている。従って、着座に伴う荷重等を検出するた
めに座席にマトリクス状に配設される多数の素子を必要
とせず、構造の簡略化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の座席等へ
の着座を検知する人体検知センサ及びそれを備えた座席
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車には、衝突事故時の搭乗者
への衝撃を緩和するために、衝突事故時に動作するエア
バッグを有したエアバッグシステムが搭載されるように
なっている。このエアバッグシステムは、着座している
状態で動作するようになっており、そのために、自動車
の座席に人体検知センサを配置して、その人体検知セン
サにより、着座しているか否かを検知して、その検知結
果をエアバッグシステムに出力するようにしている。と
ころで、この人体検知センサとしては、以下に示す3種
類の着座センサが知られている。
【0003】この着座センサの第1例は、荷重により抵
抗値が変化する素子、例えば、FSR(Force S
encing Resistor)等をマトリックス状
に多数備えて構成される。このものは、多数の素子のそ
れぞれに着座時の荷重がかかるよう座席に配置され、着
座して荷重が掛かったときに、その荷重による抵抗値の
変化を配置箇所毎に検知することにより、荷重分布を判
断して、着座を検知する。
【0004】また、着座センサの第2例は、予め設定さ
れた所定荷重が掛かると接点が導通するスイッチ等の素
子をマトリックス状に多数備えて構成される。このもの
は、多数の素子のそれぞれに着座時の荷重がかかるよう
座席に配置され、着座して荷重が掛かったときに、その
荷重が所定荷重以上であるために導通した導通箇所の分
布を判断して、着座を検知する。
【0005】また、着座センサの第3例は、所定間隔で
対向配置された電極よりなる素子をマトリックス状に多
数備えて構成される。このものは、電極が上下に対向配
置され、かつ、多数の素子のそれぞれに着座時の荷重が
かかるよう、座席に配置され、着座して荷重が掛かった
ときに、その荷重に応じて電極間の間隔が変化して静電
容量も変化し、その静電容量変化の分布を判断して、着
座を検知する。
【0006】ところで、多数の素子を備えることなく着
座を検知できる座席占有者検知システムが、特表平9−
509118号により開示されている。このものは、図
29に示すように、座部及び背もたれ部に電極100を
配置し、電極間の静電容量の変化を検知する検知回路と
接続されている。
【0007】しかしながら、このものは、背もたれ部と
座部との相対的位置関係が変化しても静電容量が変化し
てしまい、さらに、電極が背もたれ部及び座部に配置さ
れているために、その電極に接続されて引き回される導
電線もおのずと長くなって、外来ノイズによる影響を受
け易くなる恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した着座センサに
あっては、第1例乃至第3例のいずれのものも、それら
の各構成要素である素子が、マトリックス状に座席に多
数配置され、荷重分布、導通箇所の分布、静電容量変化
の分布を判断して、着座を検知するようにしているか
ら、これらの各分布を判断をするための回路構成も複雑
となっていた。
【0009】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、構造の簡略化が図れる
人体検知センサ及びその人体検知センサを備えた座席を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の人体検知センサは、配設面を有
した基台と、基台の配設面に対をなして配設された検知
電極と、検知電極間に電流を流すよう信号出力するとと
もに検知電極間に流れる電流を測定する電気回路と、検
知電極間の電流に依存する静電容量の変化量と予め設定
された閾値とを比較して着座を検知する検知手段と、を
備えた構成にしている。
【0011】請求項2記載の人体検知センサは、請求項
1記載の人体検知センサにおいて、前記検知電極間にダ
ミー電極を前記検知電極に並列接続して前記配設面に配
設した構成にしている。
【0012】請求項3記載の人体検知センサは、請求項
2記載の人体検知センサにおいて、前記ダミー電極とし
て、前記検知電極内側に内方ダミー電極を配設した構成
にしている。
【0013】請求項4記載の人体検知センサは、請求項
2記載の人体検知センサにおいて、前記ダミー電極とし
て、前記検知電極外側に外方ダミー電極を配設した構成
にしている。
【0014】請求項5記載の人体検知センサは、請求項
2記載の人体検知センサにおいて、前記ダミー電極とし
て、前記検知電極外側に外方ダミー電極を配設するとと
もに、前記検知電極外側に外方ダミー電極を配設した構
成にしている。
【0015】請求項6記載の人体検知センサは、請求項
1乃至請求項5のいずれかに記載の人体検知センサにお
いて、前記基台は、弾性変形するものであって、前記検
知手段は、前記検知電極間の距離の変化と前記静電容量
の変化とを対応付けて、荷重を識別する構成にしてい
る。
【0016】請求項7記載の人体検知センサは、請求項
6記載の人体検知センサにおいて、前記基台は、弾性変
形量が周囲よりも相対的に大きい弾性変形部を前記検知
電極内側に有した構成にしている。
【0017】請求項8記載の人体検知センサは、請求項
1乃至請求項7いずれかに記載の人体検知センサにおい
て、前記検知電極は、前記配設面に略等間隔で配設され
た構成にしている。
【0018】請求項9記載の人体検知センサは、請求項
1乃至請求項8のいずれかに記載の人体検知センサにお
いて、前記検知電極は、前記配設面に複数対配設された
構成にしている。
【0019】請求項10記載の座席は、座面を有した座
部に前記検知電極を位置させるよう請求項1乃至請求項
9のいずれかに記載の人体検知センサが配置された構成
にしている。
【0020】請求項11記載の座席は、請求項10記載
の座席において、背もたれ部に前記検知電極を位置させ
るよう請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の人体検
知センサが追加して配置された構成にしている。
【0021】請求項12記載の座席は、請求項10又は
請求項11のいずれかに記載の座席において、前記検知
電極が前記座部に位置する前記人体検知センサが複数個
配置され、前記検知手段は、前記人体検知センサの前記
検知電極間毎に静電容量の変化を検知して、静電容量の
分布を算出し、この静電容量の分布に基づいて、着座姿
勢を判断する構成にしている。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の人体検知
センサを図1乃至図5に基づいて以下に説明する。
【0023】1は基台で、例えば、ゴム等の弾性材料に
より、平面視矩形で厚みが10〜30mmの板状に形成
されており、人の臀部が載る程度の大きさを有してい
る。なお、この基台1は、ウレタンクッション製でもよ
い。
【0024】2,2は検知電極で、30〜35μmの厚
みを有した銅箔よりなり、基台1の一面に、接着や蒸着
により、対をなして平行に配設されている。すなわち、
基台1の一面が、検知電極2,2を配設する配設面1a
となっている。なお、この検知電極2,2は、アルミ
箔、導電性織布、導電性エラストマー、ポリエステル製
シートに導電性材料を塗布又は蒸着したものでもよい。
この検知電極2,2は、弾性材料製の基台1の一面に配
設されているから、後述するように、この人体検知セン
サが自動車の座席Aに配置された状態では、人Pが座席
Aに座った場合に、基台1が圧縮されて側方へ拡がるた
めに、互いの間の距離が僅かに大きくなる。
【0025】3は電気回路で、この電気回路3の各回路
に給電する電源回路3a、発振回路3b(信号出力
源)、検知電極2,2間に流れる交流信号(電流値)を
測定する電流値測定回路3c、検知電極2,2間に流れ
る交流信号(電流値)を交流信号(電圧値)へ変換する
I/V変換回路3d、I/V変換回路3dから出力され
た交流信号(電圧値)を直流信号(電圧値)に整流する
全波整流回路3e、全波整流回路3eから出力された直
流信号(電圧値)を所望の信号レベルに増幅して後述す
るECU4に入力する増幅回路3fを備えている。
【0026】この発振回路3bは、一方の検知電極2に
接続され、検知電極2,2間に、仮想的に電気力線を流
すよう交流信号を出力する。なお、この発振回路3bが
半波整流信号を出力する場合、全波整流回路3eは、I
/V変換回路3dから出力された半波整流信号を平滑す
ることとなる。
【0027】この発振回路3bから交流信号が出力され
ることにより、検知電極2,2間に電界が生じて、仮想
的に電気力線が通り、一方、検知電極2,2間に流れる
電流値は、検知電極2,2間の静電容量に依存した値と
なる。また、静電容量は、電気力線の通る空間に存在す
る物体の誘電率により変化し、誘電率の高い物体が存在
するほど大きくなる。例えば、人Pの誘電率が50〜8
0程度であり、人P以外の物(例えば、荷物)の誘電率
が2〜5程度であるから、静電容量は、図4に示すよう
に、人Pが存在するときの方が明らかに大きくなる。従
って、検知電極2,2間に流れる電流も、図5に示すよ
うに、人Pが存在するときの方が明らかに大きくなるの
で、この電流値を検知することにより、静電容量を算出
することができる。
【0028】4はECU(Electric Cont
rol Unit)で、電気力線の通る空間に存在する
物体が人Pである場合に静電容量が明らかに大きくなる
ことに着目し、後述するように、この人体検知センサが
自動車の座席Aに配置された状態では、検知電極2,2
間の静電容量(又は静電容量に対応する値)の変化量と
予め設定された閾値とを比較して、着座を検知する。ま
た、このECU4は、座席A上の物体の有無、及び、座
席A上に物体が人Pであるか荷物等であるかを判断し、
その判断結果をエアバック等に出力する。その結果、エ
アバックは、人Pのときに、動作するようにしている。
【0029】次に、この人体検知センサの自動車の座席
A、詳しくは、座面を表面に有した座部A1への配置状
態について説明する。自動車の座席Aは、一般に、人が
着座する座面から順に、シート表皮、ウレタンクッショ
ン、金属シートパンにより構成されており、そのシート
表皮とウレタンクッションの間に基台1を配置して、基
台1の配設面1aに配設された検知電極2,2が座部A
1に位置して、座面と重合するよう、人体検知センサが
配置される。なお、この基台1の配置箇所は、シート表
皮とウレタンクッションの間に限るものではなく、例え
ば、シート表皮内部、ウレタンクッション内部、ウレタ
ンクッションと金属シートパンとの間でもよく、さらに
は、座面、すなわち、シート表皮の表面でもよい。
【0030】かかる人体検知センサにあっては、配設面
1aに対をなして配設された検知電極間2,2の、着座
に伴う静電容量の変化量を検知し、その静電容量の変化
量と予め設定された閾値とを比較して、着座を検知する
ようにしているから、着座に伴う荷重等を検出するため
に座席にマトリクス状に配設される多数の素子を必要と
せず、構造の簡略化を図ることができる。
【0031】また、配設面1aに対をなして配設された
検知電極2,2間の、着座に伴う静電容量の変化量を検
知し、その静電容量の変化量と予め設定された閾値とを
比較して、着座を検知するようにしているから、誘電率
に差異のある人と荷物等の物の区別することができ、確
実に着座を検知することができる。
【0032】また、対をなす検知電極2,2が基台1の
配設面1aに配設されているから、異なる配設面に配設
される場合に配設面の相対的位置関係によって起こり得
る静電容量のばらつきが殆ど起こらなくなる。従って、
この人体検知センサは、図29に示した特表平9−50
9118号の座席占有者検知システムに比較して、確実
に着座を検知することができる。
【0033】また、対をなす検知電極2,2が基台1の
配設面1aに配設されているから、検知電極2,2に接
続される信号線は、異なる配設面に配設される場合に比
較して短くなる。従って、この人体検知センサは、図2
9に示した特表平9−509118号の座席占有者検知
システムに比較して、確実に外来ノイズの影響を受け難
くなる。
【0034】また、人体検知センサを備えた座席にあっ
ては、配置された人体検知センサにより、着座を検知す
ることができる。
【0035】さらに、図6に示すように、検知電極2,
2が背もたれ部A2に位置するよう、人体検知センサが
追加して配置された場合に、その追加して配設された人
体検知センサが、検知電極2,2が座部A1に位置する
よう配置された人体検知センサとともに、着座を検知す
ることができるので、着座を確実に検知することができ
る。例えば、検知電極2,2が背もたれ部A2に追加し
て配設された人体検知センサのみが着座を検知し、検知
電極2,2が座部A1に位置するよう配設された人体検
知センサが着座を検知していない場合には、例えば、座
席A上に落とした鍵等の小物を拾おうとして臀部を座席
Aから浮かした状態で着座していると判断することがで
きるのである。
【0036】次に、本発明の第2実施形態の人体検知セ
ンサを図7に基づいて以下に説明する。なお、第1実施
形態と同一の部材には同一の符号を付し、第1実施形態
と異なるところのみ記す。また、図7では、電気回路の
図示を省略している。本実施形態は、基本的には第1実
施形態と同様であるが、検知電極2,2は、内方ダミー
用電極5,5が並列接続された構成となっている。
【0037】内方ダミー用電極5,5は、配設面1aの
検知電極2,2内側に配設されている。従って、検知用
電極2,2間に生じる電気力線は、内方ダミー電極5,
5間に生じる電気力線の外側を通ることになる。
【0038】かかる人体検知センサにあっては、第1実
施形態の効果に加えて、検知電極2,2に並列接続され
た内方ダミー電極5,5を配設面1aの検知電極内側に
配設しているから、検知電極2,2間の電気力線が、内
方ダミー電極5,5間の電気力線の外側を通ることにな
るので、配設面1aから離れた箇所での着座を検知する
ことができる。従って、座面上に、例えば、クッション
等の介在物が載置されて、その介在物上に着座する場合
でも、着座を検知することができる。
【0039】次に、本発明の第3実施形態の人体検知セ
ンサを図8に基づいて以下に説明する。なお、第1実施
形態と同一の部材には同一の符号を付し、第1実施形態
と異なるところのみ記す。また、図8では、電気回路3
のうち、発振回路3b及び電流値測定回路3c以外の回
路の図示を省略している。本実施形態は、基本的には第
1実施形態と同様であるが、検知電極2,2は、内方ダ
ミー用電極5,5及び外方ダミー電極6,6が並列接続
された構成となっている。
【0040】外方ダミー用電極6,6は、配設面1aの
検知電極2,2外側に配設されている。従って、検知用
電極2,2間に生じる電気力線は、内方ダミー電極5,
5間に生じる電気力線の外側であり、かつ、外方ダミー
電極6,6間に生じる電気力線の内側を通ることにな
る。
【0041】かかる人体検知センサにあっては、第2実
施形態の効果に加えて、検知電極2,2に並列接続され
た外方ダミー電極6,6を配設面1aの検知電極2,2
外側に配設しているから、検知電極2,2間の電気力線
が、内方ダミー電極5,5間に生じる電気力線の外側で
あり、かつ、外方ダミー電極6,6間に生じる電気力線
の内側を通ることになるので、第2実施形態のものより
も、電気力線が集中することになり、着座の検知精度を
高くすることができる。
【0042】次に、本発明の第4実施形態の人体検知セ
ンサを図9に基づいて以下に説明する。なお、第3実施
形態と同一の部材には同一の符号を付し、第3実施形態
と異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的には第
3実施形態と同様であるが、検知電極2,2並びに内方
ダミー電極5,5及び外方ダミー電極6,6は、同心円
状に配設されることにより、前述した配設面1aに略等
間隔で配設された構成となっている。
【0043】従って、この人体検知センサが配置された
座席Aでは、検知電極2,2並びに内方ダミー電極5,
5及び外方ダミー電極6,6が、座面の全面に略均等に
重合するよう、座部A1に位置する構成となっている。
【0044】かかる人体検知センサが配置された座席に
あっては、第3実施形態の人体検知センサに加えて、検
知電極2,2が配設面1aに略等間隔で配設されている
から、着座に伴って、配設面1aの一部に偏って荷重が
かかる場合でも、着座を確実に検知することができる。
【0045】なお、本実施形態では、検知電極2,2並
びに内方ダミー電極5,5及び外方ダミー電極6,6が
同心円状に配設されているが、このような配設状態に限
るものではない。例えば、図10に示すように、同心円
状でありかつ配設面1aの四隅に亙るように配設されて
もよいし、図11に示すように、櫛歯状に並設されても
よい。
【0046】また、本実施形態では、検知電極2,2の
外側に外方ダミー電極6,6が設けられているが、外方
ダミー電極6,6が配設されない場合は、図12に示す
ようになる。さらに、同心円状でありかつ配設面1aの
四隅に亙るように配設された場合は、図13に示すよう
になり、櫛歯状に配設された状態では、図14に示すよ
うになる。
【0047】次に、本発明の第5実施形態の人体検知セ
ンサを図15に基づいて以下に説明する。なお、第3実
施形態と同一の部材には同一の符号を付し、第3実施形
態と異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的には
第3実施形態と同様であるが、検知電極2,2並びに内
方ダミー電極5,5及び外方ダミー電極6,6は、前述
した配設面1aを4分割してなる分割面に、それぞれ配
設されることにより、前述した配設面1a全面に4対ず
つ配設された構成となっている。
【0048】従って、この人体検知センサが配置された
座席では、4対の検知電極2,2並びに内方ダミー電極
5,5及び外方ダミー電極6,6が、座面の全面に略均
等に重合するよう、座部A1に位置する構成となってい
る。
【0049】かかる人体検知センサが配置された座席に
あっては、第3実施形態の人体検知センサが配置された
座席の効果に加えて、検知電極2,2が配設面1aに4
対配設されているから、着座に伴って、配設面1aの一
部に偏って荷重がかかる場合でも、着座を確実に検知す
ることができる。
【0050】また、本実施形態では、検知電極2,2の
外側に外方ダミー電極6,6が設けられているが、外方
ダミー電極6,6が配設されない場合は、図16に示す
ようになる。
【0051】次に、本発明の第6実施形態の人体検知セ
ンサを図17に基づいて以下に説明する。なお、第3実
施形態と同一の部材には同一の符号を付し、第3実施形
態と異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的には
第3実施形態と同様であるが、人Pの荷重を識別するよ
うにしている。
【0052】これは、着座に伴い人Pの荷重がかかるこ
とにより、弾性材料製の基台1が変形して検知電極2,
2間の変化すると、静電容量も変化することに着目した
ものであり、検知電極2,2間の距離の変化と静電容量
の変化との相関に基づいて、人Pの荷重を識別すること
ができるのである。
【0053】次に、図17に基づいて、詳しく説明す
る。初めに、電流値から変換されてなる電圧値に基づい
て、検知電極2,2間の物体の静電容量を計測し、その
物体の静電容量に基づいて、検知電極2,2間の物体が
「物」であるか又は「人」であるかを判断し、その物体
が「人」であると判断された場合は、物体の静電容量と
予め設定された体重識別用閾値とを比較し、物体の静電
容量が体重識別用閾値以上のとき、「人」の体重を**
kg以上と判断するのである。ただし、**は正の実数
である。
【0054】かかる人体検知センサにあっては、第3実
施形態の効果に加えて、検知電極2,2間の距離の変化
と静電容量の変化とを対応付けて、荷重を識別するよう
にしているから、例えば、大人又は子供のいずれが着座
しているかを識別することができ,その識別結果をエア
バッグに出力して、着座した人が子供であるときには大
きく膨らむように、エアバッグの動作を制御することが
できるようになる。
【0055】次に、本発明の第7実施形態の人体検知セ
ンサを図18に基づいて以下に説明する。なお、図18
では、内方ダミー電極5,5及び外方ダミー電極6,6
の図示を省略している。また、第6実施形態と同一の部
材には同一の符号を付し、第6実施形態と異なるところ
のみ記す。本実施形態は、基本的には第6実施形態と同
様であるが、検知電極2,2間を局部的に薄くすること
により弾性変形量が周囲よりも相対的に大きくされた弾
性変形部1bを、検知電極2,2間内側に有した構成と
なっている。従って、基台1に荷重がかかると、弾性変
形部1bの近傍、すなわち、検知電極2,2の配設箇所
も、弾性変形部1bにつられて弾性変形して、検知電極
2,2間の距離が変化するのである。
【0056】かかる人体検知度センサにあっては、着座
に伴う荷重により、弾性変形部1bが周囲よりも大きく
弾性変形するから、荷重に伴う静電容量の変化が大きく
なり、第6実施形態よりも、荷重を識別し易くなる。
【0057】なお、本実施形態では、弾性変形部1b
は、基台1における検知電極2,2間を局部的に薄くす
ることにより形成されているが、このようにして形成さ
れるものに限るわけではない。例えば、図19に示すよ
うに、検知電極2,2間にV字型の溝を設けることによ
り形成されても、図20に示すように、検知電極2,2
間に貫通孔を設けることにより形成されても、図21に
示すように、検知電極2,2間に凸条を設けることによ
り形成されても、図22に示すように、検知電極2,2
間にV字型の溝が設けられるとともに溝に沿う凸条が配
設されることにより形成されても、図23に示すよう
に、検知電極2,2間に波型部分が設けられることによ
り形成されてもよい。これらの例示したものの内、図2
1に示したものは、凸条の先端部が押し込まれるように
なっており、図22に示したものは、溝に沿う凸条が溝
部へ向かって押し込まれるので、特に変形し易く、よっ
て、検知電極2,2間の距離も、特に変化し易くなって
いる。
【0058】次に、本発明の第8実施形態の人体検知セ
ンサを図24乃至図28に基づいて以下に説明する。こ
のものは、基本的には第2実施形態と同様であるが、基
台1は、座席Aに「田」字型に4個配設されて、基台1
毎に検知電極2,2及び内方ダミー電極5,5を配設
し、ECU4が、一基台1に配設された検知電極2,2
毎に、検知電極2,2間の静電容量の変化量を検知し
て、4つの基台1の全ての配設面1aが集合してなる平
面に沿って、静電容量の分布を算出し、この静電容量の
分布、詳しくは、静電容量と相関のある荷重の分布に基
づいて、人Pの着座姿勢を判断するようにしている。
【0059】このものでは、前述したように、基台1が
「田」字型に4個配設されており、ここでは、説明のた
めに、図25に示すように、前部右側の基台1を第1の
基台1A、前部左側の基台1を第2の基台1B、後部右
側の基台1を第3の基台1C、後部左側の基台1を第4
の基台1Cとして区別する。図25中で、P1は人Pの
臀部を示している。
【0060】人Pが、前に屈むようにした状態で着座し
た前位置着座の場合、座席の背もたれ部を倒してリクラ
イニング着座をしている場合、通常着座をしている場
合、脚を組んだ脚組着座をしている場合では、配設面1
aに沿った人Pの重心は、図26に示すようになり、配
設面1aに沿った荷重分布は、図27に示すようにな
る。
【0061】具体的には、配設面1aにおける人Pの重
心は、図26に示すように、前位置着座をしている場合
に前方に位置し、リクライニング着座をしている場合に
略中央に位置し、通常着座をしている場合に後方に位置
し、脚組着座をしている場合に左右で差が生じるように
なる。
【0062】また、配設面1aに沿った荷重分布は、図
27に示すように、前位置着座をしている場合に前方に
偏って、第1の基台1A及び第2の基台1Bで、大きな
圧力が発生し、リクライニング着座をしている場合に略
均一となって、第1の基台1A乃至第4の基台1Dで略
均等に圧力が発生し、通常着座をしている場合に後方に
少し偏って、第3の基台1C及び第4の基台1Dで少し
大きな圧力が発生し、脚組着座をしている場合に左右で
発生する圧力に差が生じて、この説明の例では、右側の
第1の基台1A及び第3の基台1Cに大きな圧力が発生
している。
【0063】このように、人Pの着座姿勢により、配設
面1aに沿って、人Pの重心及び荷重分布に、それぞれ
特性があるので、これらの特性に応じて、人Pの着座姿
勢を判断することができるのである。この判断のフロー
は、図28に示すとおりである。
【0064】すなわち、初めに、第1の基台1A乃至第
4の基台1D上の静電容量をそれぞれ検知することによ
り、静電容量と関連する荷重をそれぞれ検知し、次に、
重心を算出する。この算出する重心は、全体重心、第1
の基台1A及び第3の基台1Cよりなる左側領域の重
心、第2の基台1B及び第4の基台1Dよりなる右側領
域の重心の3種である。そして、これら3種の重心によ
り、重心のパターンが算出される。次に、全荷重に対す
る各部の荷重の割合、すなわち荷重分布を算出する。
【0065】次に、上記手順により算出した重心のパタ
ーンと予め人Pの着座姿勢に対応付けて算出しておいた
重心のパターンとを比較して、重心が前方に偏っている
ときには前位置着座と、重心が左右で異なっているとき
には脚組着座と判断し、圧力分布値が後方に偏っている
ときには通常着座と判断し、いずれにも該当しない姿勢
をリクライニング着座と判断する。
【0066】かかる人体検知センサを配置した座席にあ
っては、図8に示した人体検知センサを配置した座席の
効果に加えて、配設面1aに4対並設された検知電極
2,2毎に静電容量の変化、詳しくは、静電容量と相関
のある荷重の変化を検知して、荷重の分布を算出し、こ
の荷重の分布に基づいて、人Pの着座姿勢を判断するか
ら、着座姿勢に応じて、エアバッグの動作を調整するこ
とができる。例えば、人が偏った姿勢で着座している状
態でも、人Pに向かって膨らむようにして、エアバッグ
の動作を調整することができる。
【0067】なお、第1実施形態乃至第9実施形態は、
自動車の座席に配置されて着座を検知するものである
が、自動車の座席に配置されて着座を検知するものに限
るわけではなく、例えば、飲食店、映画館、ジェットコ
ースター等の各種アミューズメント機器の座席や、便座
に配置されて着座を検知するものとして使用されるもの
でも、同様の効果を奏することができる。
【0068】さらには、本発明の人体検知センサは、介
護用のオムツ内への排尿を検知するものとして使用する
こともできる。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の人体検知センサは、配設
面に対をなして配設された検知電極間の、着座に伴う静
電容量の変化量を検知し、その静電容量の変化量と予め
設定された閾値とを比較して、着座を検知するようにし
ているから、着座に伴う荷重等を検出するために座席に
マトリクス状に配設される多数の素子を必要とせず、構
造の簡略化を図ることができる。
【0070】また、配設面に対をなして配設された検知
電極間の、着座に伴う静電容量の変化量を検知し、その
静電容量の変化量と予め設定された閾値とを比較して、
着座を検知するようにしているから、誘電率に差異のあ
る人と荷物等の物の区別することができ、確実に着座を
検知することができる。
【0071】また、対をなす検知電極が基台の配設面に
配設されているから、異なる配設面に配設される場合に
配設面の相対的位置関係によって起こり得る静電容量の
ばらつきが殆ど起こらなくなり、確実に着座を検知する
ことができる。
【0072】請求項2記載の人体検知センサは、請求項
1記載の人体検知センサの効果に加えて、検知電極に並
列接続して配設面に配設したダミー電極により形成され
る電気力線によって、検知電極間の電気力線の通る箇所
を制御するから、ダミー電極の配置場所を適宜選択する
ことにより、着座を検知するために、所望の箇所に、検
知電極間の電気力線を通すよう制御することができ、ひ
いては、座面上に、例えば、クッション等の介在物が載
置されて、その介在物上に着座する場合でも、検知電極
間の静電容量の変化量を検知することができるので、着
座を検知することができる。
【0073】請求項3記載の人体検知センサは、請求項
2記載の人体検知センサの効果に加えて、ダミー電極と
して、検知電極内側に内方ダミー電極を配設しているか
ら、検知電極間の電気力線が、内方ダミー電極間の電気
力線の外側を通ることになるので、配設面から離れた箇
所に電気力線を通すようになり、配設面から離れた箇所
での着座を検知できる。
【0074】請求項4記載の人体検知センサは、請求項
2記載の人体検知センサの効果に加えて、ダミー電極と
して、検知電極外側に外方ダミー電極を配設しているか
ら、検知電極間の電気力線が、外方ダミー電極間の電気
力線の内側を通ることになるので、電気力線を配設面寄
りへと集中させることができ、着座の検知精度を高くす
ることができる。
【0075】請求項5記載の人体検知センサは、請求項
2記載の人体検知センサの効果に加えて、ダミー電極と
して、検知電極内側に外方ダミー電極を配設するととも
に、検知電極外側に外方ダミー電極を配設しているか
ら、検知電極間の電気力線が、外方ダミー電極間の電気
力線の内側と内方ダミー電極間の電気力線の外側との間
を通ることになるので、電気力線を集中させることがで
き、着座の検知精度を高くすることができる。
【0076】請求項6記載の人体検知センサは、請求項
1乃至請求項5のいずれかに記載の人体検知センサの効
果に加えて、検知電極間の距離の変化と静電容量の変化
とを対応付けて、荷重を識別するようにしているから、
例えば、大人又は子供のいずれが着座しているかを識別
することができる。
【0077】請求項7記載の人体検知センサは、請求項
6記載の人体検知センサの効果に加えて、着座に伴う荷
重により、弾性変形部が周囲よりも大きく弾性変形する
から、荷重に伴う静電容量の変化が大きくなり、荷重を
識別し易くなる。
【0078】請求項8記載の人体検知センサは、請求項
1乃至請求項7のいずれかに記載の人体検知センサの効
果に加えて、検知電極が配設面に略等間隔で配設されて
いるから、着座に伴って、配設面の一部に偏って荷重が
かかる場合でも、着座を確実に検知することができる。
【0079】請求項9記載の人体検知センサは、請求項
1乃至請求項8のいずれかに記載の人体検知センサの効
果に加えて、検知電極が配設面に複数対配設されている
から、着座に伴って、配設面の一部に偏って荷重がかか
る場合でも、着座を確実に検知することができる。
【0080】請求項10記載の座席は、請求項1乃至請
求項9のいずれかに記載の人体検知センサが配置され、
座面を有した座部に前記検知電極を位置させるよう請求
項1乃至請求項9のいずれかに記載の人体検知センサが
配置されているから、その配置された人体検知センサに
より、着座を検知することができる。
【0081】請求項11記載の座席は、請求項10記載
の座席の効果に加えて、背もたれ部に検知電極を位置さ
せるよう請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の人体
検知センサが追加して配置されているから、座部に検知
電極を位置させるよう配置された人体検知センサととも
に、着座を検知することができるので、着座を確実に検
知することができる。
【0082】請求項12記載の座席は、請求項10又は
請求項11のいずれかに記載の座席の効果に加えて、検
知電極が座部に位置する人体検知センサが複数個配置さ
れ、検知手段が、人体検知センサの検知電極間毎に静電
容量の変化を検知して、静電容量の分布を算出し、この
静電容量の分布に基づいて、着座姿勢を判断するから、
例えば、人の搭乗姿勢に応じてエアバッグの動作を調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の基本構成を示す斜視図
である。
【図2】同上のものを自動車用シートに配設した状態を
示す側面図である。
【図3】同上のもののブロック図である。
【図4】人と物とでは静電容量が異なることを示す説明
図である。
【図5】人と物とでは静電容量が異なるために、通電量
も異なることを示す説明図である。
【図6】同上のものを背もたれ面にも配置した状態を示
す側面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の基本構成を示す斜視図
である。
【図8】本発明の第3実施形態の基本構成を示す斜視図
である。
【図9】本発明の第4実施形態の電極の配設状態を示す
平面図である。
【図10】電極が配設面の四隅に亙るよう配設された状
態を示す平面図である。
【図11】電極が櫛歯状に配設された状態を示す平面図
である。
【図12】検知電極及びその内方ダミー電極が同心円状
に配設された状態を示す平面図である。
【図13】検知電極及びその内方ダミー電極が配設面の
四隅に亙るよう配設された状態を示す平面図である。
【図14】検知電極及びその内方ダミー電極が櫛歯状に
並設された状態を示す平面図である。
【図15】本発明の第5実施形態のものの電極の配設状
態を示す平面図である。
【図16】検知電極及びその内方ダミー電極がそれぞれ
4対配設された状態を示す平面図である。
【図17】本発明の第6実施形態のものが、着座した人
の体重を識別するフローを示すフローチャートである。
【図18】本発明の第7実施形態の弾性部材を示す正面
図である。
【図19】検知電極間にV字型の溝を設けることにより
形成された弾性変形部を示す正面図である。
【図20】検知電極間に貫通孔を設けることにより形成
された弾性変形部を示す平面図である。
【図21】検知電極間に凸条を設けることにより形成さ
れた弾性変形部を示す正面図である。
【図22】検知電極間にV字型の溝が設けられるととも
に溝に沿う凸条が配設されることにより形成された弾性
変形部を示す正面図である。
【図23】検知電極間に波型部分が設けられることによ
り形成された弾性変化部を示す正面図である。
【図24】本発明の第8実施形態の基本構成を示す斜視
図である。
【図25】臀部の着座状態を示す説明図である。
【図26】着座姿勢と重心との関係を示す説明図であ
る。
【図27】着座姿勢と圧力分布との関係を示す説明図で
ある。
【図28】着座姿勢を判断するフローチャートである。
【図29】特表平9−509118号により開示された
座席占有者検知システムの構成図である。
【符号の説明】
1 基台 1a 配設面 1b 弾性変形部 2 検知電極 3 電気回路 4 ECU(検知手段) 5 内方ダミー電極 6 外方ダミー電極 A 座席 A1 座部 A2 背もたれ部 P 人
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桃井 義宣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 信太 克規 佐賀県佐賀市鍋島町八戸937−20 Fターム(参考) 3B087 DE08 3D054 EE10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配設面を有した基台と、基台の配設面に
    対をなして配設された検知電極と、検知電極間に電流を
    流すよう信号出力するとともに検知電極間に流れる電流
    を測定する電気回路と、検知電極間の電流に依存する静
    電容量の変化量と予め設定された閾値とを比較して着座
    を検知する検知手段と、を備えたことを特徴とする人体
    検知センサ。
  2. 【請求項2】 前記検知電極間にダミー電極を前記検知
    電極に並列接続して前記配設面に配設した請求項1記載
    の人体検知センサ。
  3. 【請求項3】 前記ダミー電極として、前記検知電極内
    側に内方ダミー電極を配設した請求項2記載の人体検知
    センサ。
  4. 【請求項4】 前記ダミー電極として、前記検知電極外
    側に外方ダミー電極を配設した請求項2記載の人体検知
    センサ。
  5. 【請求項5】 前記ダミー電極として、前記検知電極内
    側に内方ダミー電極を配設するとともに、前記検知電極
    外側に外方ダミー電極を配設した請求項2記載の人体検
    知センサ。
  6. 【請求項6】 前記基台は、弾性変形するものであっ
    て、前記検知手段は、前記検知電極間の距離の変化と前
    記静電容量の変化とを対応付けて、荷重を識別するよう
    にした請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の人体検
    知センサ。
  7. 【請求項7】 前記基台は、弾性変形量が周囲よりも相
    対的に大きい弾性変形部を前記検知電極内側に有した請
    求項6記載の人体検知センサ。
  8. 【請求項8】 前記検知電極は、前記配設面に略等間隔
    で配設された請求項1乃至請求項7いずれかに記載の人
    体検知センサ。
  9. 【請求項9】 前記検知電極は、前記配設面に複数対配
    設された請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の人体
    検知センサ。
  10. 【請求項10】 座面を有した座部に前記検知電極を位
    置させるよう請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の
    人体検知センサが配置されたことを特徴とする座席。
  11. 【請求項11】 背もたれ部に前記検知電極を位置させ
    るよう請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の人体検
    知センサが追加して配置された請求項10記載の座席。
  12. 【請求項12】 前記検知電極が前記座部に位置する前
    記人体検知センサが複数個配置され、前記検知手段は、
    前記人体検知センサの前記検知電極間毎に静電容量の変
    化を検知して、静電容量の分布を算出し、この静電容量
    の分布に基づいて、着座姿勢を判断するようにした請求
    項10又は請求項11のいずれかに記載の座席。
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