JPH0938168A - 振動機構を備えた車輌用シート - Google Patents

振動機構を備えた車輌用シート

Info

Publication number
JPH0938168A
JPH0938168A JP19320195A JP19320195A JPH0938168A JP H0938168 A JPH0938168 A JP H0938168A JP 19320195 A JP19320195 A JP 19320195A JP 19320195 A JP19320195 A JP 19320195A JP H0938168 A JPH0938168 A JP H0938168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
bracket
base plate
vibration
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19320195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hattori
賢治 服部
Masahiro Iwamoto
雅弘 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takanichi Co Ltd filed Critical Takanichi Co Ltd
Priority to JP19320195A priority Critical patent/JPH0938168A/ja
Publication of JPH0938168A publication Critical patent/JPH0938168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座者に対し振動を効率的に伝えることがで
きるうえ振動体ユニットを簡易に取付けることができる
振動機構を備えた車輌用シートを提供すること。 【解決手段】 ベース板部6の両側に先端が外向きの座
部7aに形成された後向きの脚部7を連設したブラケッ
ト5をパッド材2の裏側にパッド材表面とベース板部6
間が薄肉の振動伝達パッド部2aとされパッド材裏面と
座部7a間が薄肉の緩衝パッド部2bに形成された状態
で埋め込み一体化したうえこのブラケット5の内部に振
動体ユニット3を取付けたクッション体1を、支持フレ
ーム11の表側に前記座部7aが緩衝パッド部2bを介
してこのバックフレーム11に張架された受け部材12
と対向させて支持させたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座者に対し振動
を効率的に伝えることができ、しかも、振動体ユニット
をクッション体に簡易に取付けることができる振動機構
を備えた車輌用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、マッサージ効果を目的とした
振動機構を備えた車輌用シートとしては、実開平1−1
38435号公報にあるように振動体ユニットをシート
バックフレームに架設されたS字状バネの前面側に装着
して着座者に振動を伝達する構造のものや、実開平1−
130725号公報にあるように振動体ユニットを四角
状の枠線に張設されたバンド上に取り付けたうえ枠線ご
とシートバック内に内装して着座者に振動を伝達する構
造のものが知られている。
【0003】ところが、前者のものにおいては振動体ユ
ニットで発した振動がS字状バネからシートバックフレ
ームへと伝達して吸収されてしまうため着座者に十分伝
わらないという問題点や取り付けスペースが大きくなる
という問題点があった。一方、後者のものにおいては振
動がシートバックの裏面側にも伝達・分散されてしまう
ため着座者に十分伝わらないとともに、振動体ユニット
がシートバックの表面に近いと異物感が生じて乗り心地
を阻害するという問題点があり、更にはクッション体に
対する振動体ユニットの取付けが煩雑で組立作業性が劣
るという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、振動体ユニットで発生させた
振動エネルギーが分散・吸収されるのを最小限に抑えて
着座者に対し振動を効率的に伝えることができ、しか
も、構造的にシンプルで振動体ユニットをクッション体
に対し簡単かつ省スペースで取付けることができる生産
コストも安価な振動機構を備えた車輌用シートを提供す
ることを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の振動機構を備えた車輌用シート
は、ベース板部の両側に先端が外向きの座部に形成され
た後向きの脚部をそれぞれ連設した振動体ユニット取付
用のブラケットを発泡合成樹脂よりなるパッド材の裏側
にパッド材表面とベース板部間が薄肉の振動伝達パッド
部とされパッド材裏面と座部間が薄肉の緩衝パッド部に
形成された状態に埋め込み一体化してこのブラケットの
内部に振動体ユニットを取付けたクッション体を、バッ
クフレームの表側に前記座部が緩衝パッド部を介してこ
のバックフレームに張架された受け部材と対向させた状
態として支持させてあることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明において用いられる振動体
ユニット取付用のブラケットは金属或いは硬質の合成樹
脂により予め成形しておくもので、このブラケットはポ
リウレタンフォームなどの発泡合成樹脂によりなるパッ
ド材を成形するとき成形用の型内にセットしておくいわ
ゆるインサート成形法によりパッド材の裏側に埋め込み
一体化する。また、ブラケットの内部に振動体ユニット
を取付けるにはパッド材の薄肉の振動伝達パッド部表面
に対して効率的な振動伝達が行われるようにベース板部
に取付けることとなるが、この場合、作動中における擦
れ等に起因する異音の発生が防止されるように振動体ユ
ニットを緩衝部材を介してベース板部に取付けることが
好ましい。
【0007】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施の態様を図示の
自動車用のリアシートに適用した場合について詳細に説
明する。図中1はシートバックを構成するクッション
体、2はクッション体1の主要部であるポリウレタンフ
ォームよりなるパッド材、3は振動体ユニット、4は振
動体ユニット3をパッド材2に埋め込むことによりパッ
ド材2の裏側に形成される振動体ユニット埋込用の凹
部、5は振動体ユニット3のブラケット、11はクッシ
ョン体1を支持する支持フレームで、この支持フレーム
11には後述する振動体ユニット3の受け部材12が張
架されている。
【0008】ブラケット5は振動体ユニット3を取り付
けるためのものであり、図2に示されるように前記凹部
4の底面に対応したベース板部6の両側縁から先端が外
向きの座部7aに形成された後向きの脚部7をそれぞれ
連設した金属板材よりなる枠状のもので、ベース板部6
から後向きに立設したボルト8aに振動体ユニット3を
ナット8bにより締結することにより簡単に振動体ユニ
ット3をブラケット5の内部に固定できるよう構成され
ており、このブラケット5は発泡合成樹脂よりなるパッ
ド材2を成形するとき成形用の型内にセットしていわゆ
るインサート成形法によりパッド材2の裏側にパッド材
表面とベース板部6間が薄肉の振動伝達パッド部2aと
され、パッド材裏面と座部7a間が薄肉の緩衝パッド部
2bに形成された状態としてパッド材2の発泡成形と同
時に一体成形されている。また、、振動体ユニット3を
ブラケット5のベース板部6に取付ける場合、ベース板
部6と振動体ユニット3との間に緩衝部材を介在させて
作動中における擦れ等に起因する異音の発生が適確に防
止されるようにしてある。
【0009】このように構成されたものにおいては、図
3に示されるように、振動体ユニット3がパッド材2の
裏側にパッド材表面とベース板部6との間が薄肉の振動
伝達パッド部2aとされ、また、パッド材裏面と座部7
a間が薄肉の緩衝パッド部2bに形成された状態として
インサート成形法により埋め込み一体化されているブラ
ケット5の内部に取付けられたものであるため、簡単か
つ省スペースで取付作業が行えることとなる。また、振
動体ユニット3を作動した場合には、図4に示されるよ
うに、搭乗者の押圧力によりパッド材2の薄肉の振動伝
達パッド部2aが圧縮されてパッド材自身の振動減衰率
が低下してより振動を伝達しやすくなるうえ、このクッ
ション体1は支持フレーム11に対してブラケット5の
ベース板部6の両側縁に続かせた後向きの脚部7の先端
の座部7aが前記した緩衝パッド部2bを介してこのバ
ックフレーム11の受け部材12と対向させて支持させ
てあるため、この座部7aと受け部材12との間の薄肉
の緩衝パッド部2bが搭乗者の押圧力により圧縮されて
受け部材12に支持された時点でパッド材1の変形をス
トップさせることとなるので、着座者の荷重がかかった
場合にもブラケット5が限りなく後方側へ変形すること
が確実に防止され、より効率的に前記した振動の伝達が
行われることとなる。なお、実施例においては脚部7を
ベース板部6の左右両側縁に続かせたものとしたが上下
両側縁に続かせたものとすることや、左右および上下両
側縁に続かせたものとしてもよいことは勿論である。
【0010】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は振動体ユニットで発生させた振動エネルギーが分散
・吸収されるのを最小限に抑えて着座者に対し振動を効
率的に伝えることができ、しかも、構造的にシンプルで
振動体ユニットを簡易かつ省スペースで取り付けること
ができるとともに生産コストも安価にすることができる
ものである。よって本発明は従来の問題点を一掃した振
動機構を備えた車輌用シートとして、産業の発展に寄与
するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の実施例における要部を示す分解斜視図
である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図2における着座状態を示す断面図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 クッション体 2 パッド材 2a 振動伝達パッド部 2b 緩衝パッド部 3 振動体ユニット 5 ブラケット 6 ベース板部 7 脚部 7a 座部 11 支持フレーム 12 受け部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板部(6) の両側に先端が外向きの
    座部(7a)に形成された後向きの脚部(7) をそれぞれ連設
    した振動体ユニット取付用のブラケット(5)を発泡合成
    樹脂よりなるパッド材(2) の裏側にパッド材表面とベー
    ス板部(6) 間が薄肉の振動伝達パッド部(2a)とされパッ
    ド材裏面と座部(7a)間が薄肉の緩衝パッド部(2b)に形成
    された状態に埋め込み一体化してこのブラケット(5) の
    内部に振動体ユニット(3) を取付けたクッション体(1)
    を、支持フレーム(11)の表側に前記座部(7a)が緩衝パッ
    ド部(2b)を介してこのバックフレーム(11)に張架された
    受け部材(12)と対向させた状態として支持させてあるこ
    とを特徴とする振動機構を備えた車輌用シート。
  2. 【請求項2】 振動体ユニット(3) が異音発生防止用の
    緩衝部材を介してブラケット(5) のベース板部(6) に取
    付けられている請求項1に記載の振動機構を備えた車輌
    用シート。
JP19320195A 1995-07-28 1995-07-28 振動機構を備えた車輌用シート Pending JPH0938168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19320195A JPH0938168A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 振動機構を備えた車輌用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19320195A JPH0938168A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 振動機構を備えた車輌用シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0938168A true JPH0938168A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16303990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19320195A Pending JPH0938168A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 振動機構を備えた車輌用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0938168A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101118542B1 (ko) * 2010-06-25 2012-02-24 (주) 아쿠브 진동 체감 의자
JP2013138716A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Ts Tech Co Ltd シート
US10549665B2 (en) 2012-03-15 2020-02-04 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
KR20220088558A (ko) * 2020-12-18 2022-06-28 젠스웰 주식회사 시트 진동유닛
JP2022111288A (ja) * 2019-07-31 2022-07-29 テイ・エス テック株式会社 椅子

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101118542B1 (ko) * 2010-06-25 2012-02-24 (주) 아쿠브 진동 체감 의자
WO2011162496A3 (ko) * 2010-06-25 2012-04-12 (주) 아쿠브 진동 체감 의자
JP2013138716A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Ts Tech Co Ltd シート
US10549665B2 (en) 2012-03-15 2020-02-04 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US11951888B2 (en) 2012-03-15 2024-04-09 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
JP2022111288A (ja) * 2019-07-31 2022-07-29 テイ・エス テック株式会社 椅子
KR20220088558A (ko) * 2020-12-18 2022-06-28 젠스웰 주식회사 시트 진동유닛

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200114791A1 (en) Vehicle seat
US20080136240A1 (en) Vehicle seat
JPH0246346Y2 (ja)
JP2016105868A (ja) 乗物用シート
JP2001161489A (ja) 車両用シート
JPH0938168A (ja) 振動機構を備えた車輌用シート
JP2001070091A (ja) 車輌乗員検出センサの取り付け構造
JPH0511862Y2 (ja)
US4789204A (en) Reclining device for automotive seat
JP2002315648A (ja) 自動車用シート
JP4141939B2 (ja) 自動車の座席
JP7132528B2 (ja) 乗物用シート
JP6601535B2 (ja) 乗物用シート
JP6721847B2 (ja) シートフレームおよび乗物用シート
JP2598814Y2 (ja) 車両用シート
JP2020001700A (ja) 乗物用シート
JP2018039506A (ja) 乗物用シート
KR200213845Y1 (ko) 자동차의 리어 시트용 높이 조절 장치
JP3586907B2 (ja) 車両用シートのモールドパッド支持構造
JP2020001700A5 (ja)
JP2003325271A (ja) ダンパ効果を有するシート
JP3636610B2 (ja) 自動車用シートのシートバック緩衝構造
KR0149966B1 (ko) 차량용 시트의 럼버서포트 지지구조
CN113479123A (zh) 一种腰托震动按摩系统
JPH05245015A (ja) シ−トクッション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02