JPH0511862Y2 - - Google Patents

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JPH0511862Y2
JPH0511862Y2 JP1988142075U JP14207588U JPH0511862Y2 JP H0511862 Y2 JPH0511862 Y2 JP H0511862Y2 JP 1988142075 U JP1988142075 U JP 1988142075U JP 14207588 U JP14207588 U JP 14207588U JP H0511862 Y2 JPH0511862 Y2 JP H0511862Y2
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JP
Japan
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vibrator
seat back
back pad
formed wire
seat
Prior art date
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JP1988142075U
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JPH0263845U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバイブレータ付車両用シート、詳しく
は乗員をマツサージするため、バイブレータをシ
ートバツクパツドのフオームドワイヤに取付ける
構造の改良に係るものである。
(従来の技術) この種、従来品は第5図に示すように、自動車
座席のシートバツク1にバイブレータ2が設けら
れ、このバイブレータ2によりシートバツク1を
振動し、乗員をマツサージしている。
シートバツク1は発泡体製クツシヨン材3をフ
レームに取付け、このフレーム間にばね製支持材
4を張架し、このばね製支持材4にバイブレータ
2を取付け、発泡体製クツシヨン材3がバイブレ
ータ2により振動している。
このバイブレータ2を振動させることにより、
発泡体製クツシヨン材3が振動し、乗員の身体を
マツサージしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来品は、乗員のクツシヨン感を良くする
ための発泡体製クツシヨン材3に、硬いバイブレ
ータ2を当接しているので、乗員が着座した際、
このバイブレータ2の硬さによるクツシヨン感の
低下が生じていた。
また、バイブレータ2の振動を、発泡体製クツ
シヨン材4に効果的に伝えるには、振動力の反力
に抗した支えが必要である。そのため、ばね製支
持材4にバイブレータ2を固定しているが、バイ
ブレータ2の振動がこのばね製支持材4からフレ
ームに伝わり、座席全体が振動してバイブレータ
2の効果が低下する虞れもあつた。
本考案は、かかる点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、クツシヨン感が低
下することなく、効果的に乗員へ振動を伝達し得
るバイブレータ付車両用シートを提供するもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るバイブレータ付車両用シートは、
シートバツクパツドと、このシートバツクパツド
に設けたフオームドワイヤと、前記シートバツク
パツドの背もたれ面を振動するバイブレータと、
前記バイブレータと前記フオームドワイヤ間に設
けた弾性材からなる。
(作用) 上記バイブレータ付車両用シートによれば、バ
イブレータとフオームドワイヤ間に、前記バイブ
レータを支持する弾性材を設けているため、バイ
ブレータの振動力の反力が前記弾性材に吸収され
る。
乗員が着座した際、バイブレータは弾性材によ
つて弾性的に支持されているため、このバイブレ
ータは乗員の荷重方向へ移動する。
(実施例) 本考案にかかる一実施例を第1図ないし第4図
に基づいて説明する。
同図中、5は自動車座席のシートバツクで、こ
のシートバツク5はシートバツクパツド6がポリ
ウレタンフオームにより形成される。
そして、このシートバツクパツド6にはその内
部にフオームドワイヤ7が埋設される。尚、フオ
ームドワイヤの代わりに、S字形ばねであつても
よい。
このフオームドワイヤ7は荷重を表面で受ける
ように成形されたひも状の線加工ばねで、わく線
8の高さ方向に沿つて複数取付けられる。
すなわち、シートバツク5はシートバツクパツ
ド6がポリウレタンフオームからなり、このポリ
ウレタンフオームの外枠にわく線8が埋設される
とともに、このわく線8の高さ方向にフオームド
ワイヤ7が配設される。
なお、9は表皮で、この表皮9によりポリウレ
タンフオームであるシートバツクパツド6が被包
されている。
そして、このシートバツクパツド6の裏面には
フオームドワイヤ7の一部が露出する窪み部10
aが形成されている。
窪み部10aの前方には、バイブレータ11収
納用のバイブレータ収納部10bが窪み部10a
に連続して形成されている。
バイブレータ収納部10bは、バイブレータ1
1を収納することができるように、バイブレータ
11の外形形状よりも僅かに大形形状からなつて
いる。このバイブレータ11は従来用いられてい
るものと同様なものである。
前記バイブレータ11は前面11aがシートバ
ツクパツド6の背もたれ面に対向して配設され
る。
バイブレータ11の後面11bは、フオームド
ワイヤ7間に張架したブラケツト12に、バイブ
レータ11を支持する弾性材たるゴム材13によ
つて保持される。弾性材はバイブレータ11と窪
み部10aに露出したフオームドワイヤ7との間
に介在している。
前記バイブレータ11を支持するゴム材13
は、バイブレータ11が振動する際、振動力の反
力を吸収し、フオームドワイヤ7の振れを減少す
る。
すなわち、このゴム材13は、バイブレータ1
1の振動により、シートバツクパツド6の全体の
振れを減少させている。
また、バイブレータ11を使用しない際には、
バイブレータ11にかかる乗員の荷重を、前記ゴ
ム材12により緩衝し、クツシヨン感の低下を防
止している。
なお、弾性材はゴム材としているが、これに限
られず、コイルバネ、板バネ、樹脂バネ等を用い
ることもできる。
また、バイブレータ11はゴム材13とブラケ
ツト12によりフオームドワイヤ7に保持してい
るが、フオームドワイヤ7にゴムバンドを取付
け、このゴムバンドにバイブレータ11を取付け
ることもできる。
すなわち、バイブレータ11とフオームドワイ
ヤ7間に弾性材を配設し、この弾性材によりバイ
ブレータ11を保持できる構造であればよく、上
記実施例に限られない。
(考案の効果) この考案によれば、次の効果を奏する。
バイブレータを弾性材により支持し、この弾
性材をバイブレータとフオームドワイヤ間に配
設しているため、バイブレータの振動による振
れは前記弾性材により吸収し、フオームドワイ
ヤの振動が減少する。
そのため、バイブレータ使用時、シートバツ
クパツド全体が振動することなく、バイブレー
タが対向するシートバツクパツド部分のみが振
動し、効果的に乗員へのマツサージができる。
バイブレータを使用しない際には、乗員の背
もたれ面への荷重を弾性材により吸収しえるの
で、バイブレータが撓み、バイブレータによる
異和感が生じることがない。
そのため、シートバツクパツドのクツシヨン
感は低下せず、座り心地が快適になる。
フオームドワイヤはシートバツクパツドに埋
設し、シートバツクパツドの窪み部にフオーム
ドワイヤの一部を露出し、この露出したフオー
ムドワイヤとバイブレータとの間に弾性材を介
在している。
従つて、バイブレータからの振動が弾性材か
らフオームドワイヤに伝わつても、フオームド
ワイヤがシートバツクパツドに埋設しているの
で、フオームドワイヤの振動がシートバツクパ
ツドに吸収される。
その為、バイブレータ使用時、フオームドワ
イヤの振動による、シートバツクパツド全体の
振動を防ぐことができる。
フオームドワイヤはシートバツクパツドに埋
設しているので、バイブレータによつてフオー
ムドワイヤが振動しても、シートバツクパツド
との間に異音が生じることもなく、フオームド
ワイヤによる異音の発生が防止できる。
バイブレータはシートバツクパツドに形成し
たバイブレータの外形形状よりも僅かに大形形
状からなるバイブレータ収納部に収納されてい
る。
その為、バイブレータが振動すると、シート
バツクパツドの必要部分だけが振動し、一層効
果的に乗員へのマツサージができる。
バイブレータはバイブレータ収納部へ収納す
ればよく、バイブレータの位置決めが簡単に行
え、バイブレータの取付作業が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバイブレータ付自動車座
席の一部を切欠した斜視図、第2図は第1図に示
す座席の裏面側からの斜視図、第3図は第2図の
−線に沿う部分断面図、第4図は第2図の
−線に沿う部分断面図、第5図は従来のバイブ
レータ付自動車座席で、第2図相当の斜視図であ
る。 図中、5はシートバツク、6はシートバツクパ
ツドたるポリウレタンフオーム、7はフオームド
ワイヤ、11はバイブレータ、13は弾性材たる
ゴム材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートバツクパツドと、このシートバツクパツ
    ドに埋設すると共にシートバツクパツドに形成し
    た窪み部に一部が露出するフオームドワイヤと、
    前記シートバツクパツドの背もたれ面を振動する
    バイブレータと、このバイブレータの外形形状よ
    りも僅かに大形形状からなると共に前記シートバ
    ツクパツドの窪み部に連続して前記窪み部の前方
    に形成したバイブレータ収納用のバイブレータ収
    納部と、前記バイブレータと前記シートバツクパ
    ツドの窪み部に露出するフオームドワイヤとの間
    に介在した弾性材とからなることを特徴とするバ
    イブレータ付車両用シート。
JP1988142075U 1988-10-31 1988-10-31 Expired - Lifetime JPH0511862Y2 (ja)

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JP1988142075U JPH0511862Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

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JP1988142075U JPH0511862Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

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Publication Number Publication Date
JPH0263845U JPH0263845U (ja) 1990-05-14
JPH0511862Y2 true JPH0511862Y2 (ja) 1993-03-25

Family

ID=31407708

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4559897B2 (ja) * 2005-03-30 2010-10-13 パイオニア株式会社 スピーカ内蔵シート
JP5903301B2 (ja) 2012-03-15 2016-04-13 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP7132528B2 (ja) * 2020-10-08 2022-09-07 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
WO2024034614A1 (ja) * 2022-08-08 2024-02-15 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

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JPS6063335U (ja) * 1983-10-07 1985-05-04 三菱自動車工業株式会社 シ−ト装置
JPS61196740U (ja) * 1985-05-31 1986-12-08
JPH0246346Y2 (ja) * 1985-05-31 1990-12-06

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