JP2001064483A - 液晶表示素子用シール材組成物 - Google Patents

液晶表示素子用シール材組成物

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JP2001064483A
JP2001064483A JP24231699A JP24231699A JP2001064483A JP 2001064483 A JP2001064483 A JP 2001064483A JP 24231699 A JP24231699 A JP 24231699A JP 24231699 A JP24231699 A JP 24231699A JP 2001064483 A JP2001064483 A JP 2001064483A
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epoxy resin
weight
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sealing material
polybutadiene
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Tetsuya Mori
哲也 森
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べてホットプレスによる加熱硬化工
程で急激な粘度低下をおこしにくく、シール形状保持特
性の優れた液晶表示素子用シール材組成物を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂、硬化剤、エポキシ化ポリ
ブタジエン、無機充填剤を含んでなることを特徴とする
液晶表示素子用シール材組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示素子用シー
ル材組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軽量、薄型、低消費電力等の特徴から、
フラットパネルディスプレイとして液晶表示素子が広く
普及している。液晶表示素子は、配向処理を施された二
枚のガラス、あるいはプラスティック基板の外周部を接
着剤により圧着封止しており、一般にこの接着剤を液晶
表示素子用シール材(略してシール材)と呼んでいる。
【0003】従来、シール材はスクリーン印刷又はディ
スペンサーによって基板上にパターンが形成され、基板
を貼り合わせた後にオーブンに入れ、昇温と同時に硬化
させていくバッチ方式が採用されてきた。この方式の場
合、室温から徐々に温度を上げて行くことから、硬化に
要する時間がかかる反面、シール材が流れ出すことな
く、硬化後のシール形状がきれいに仕上がるという利点
があった。
【0004】これに対して、近年シール硬化に要する時
間を短縮してパネルの生産性を向上させるために、貼り
合わせた基板を高温に熱せられた熱板間に挟み、短時間
で硬化させるホットプレス方式が採用されつつある。ホ
ットプレス方式は、バッチ方式と比べて、熱伝導性に優
れているため、硬化時間を短縮化できるメリットを有し
ている。
【0005】ところが、従来材を用いた場合、硬化温度
を高くしていくとシール形状が保持出来なくなるという
弊害が生じ、十分にホットプレス方式のメリットをいか
しきれないことがある。従来の液晶シール材には、もっ
ぱらシリコーン変成エポキシ樹脂と他のエポキシ樹脂と
を併用する方法が用いられてきており(例えば、特公平
4-5063号公報、特開平6-73164号公報、特開平6-75231号
公報)、このようなシロキサン骨格を導入することは、
硬化物に可撓性を持たせ、耐衝撃性を向上させるという
利点があるが、ホットプレス硬化においては急激な粘度
低下を引き起こして、シール形状の断線や発泡現象等を
引き起こしやすい傾向にあった。このような現象が起こ
ると、液晶注入が困難になるばかりか、接着性の低下を
まねき、パネルの歩留まりを著しく低下させるために、
生産性の面で非常に好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来に比べ
てホットプレスによる加熱硬化工程で、急激な粘度低下
をおこしにくく、シール形状保持特性の優れた、液晶表
示素子用シール材組成物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、エポキシ樹
脂、硬化剤、エポキシ化ポリブタジエン、無機充填剤を
含んでなることを特徴とする液晶表示素子用シール材組
成物を見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、 1. エポキシ樹脂(a)、硬化剤(b)、エポキシ化
ポリブタジエン(c)および無機充填剤(d)を必須成
分として含んでなることを特徴とする液晶表示素子用シ
ール材組成物、
【0009】2. エポキシ樹脂が、オルソクレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂とジシクロペンタジエン型エ
ポキシ樹脂の2種類のエポキシ樹脂を含んでなり、かつ
前記2種類のエポキシ樹脂が、全エポキシ樹脂100重
量部に対して60〜100重量部である1項記載の液晶
表示素子用シール材組成物、
【0010】3. エポキシ化ポリブタジエンにおい
て、主鎖のポリブタジエンの数平均分子量が、500〜
2000である1項又は2項記載の液晶表示素子用シー
ル材組成物、
【0011】4. エポキシ化ポリブタジエンにおい
て、エポキシ基の付加率が、主鎖のポリブタジエンの数
平均分子量に対して3〜10重量%であり、且つエポキ
シ化ポリブタジエンの添加量が、全エポキシ樹脂100
重量部に対して3〜5重量部である1項、2項又は3項
記載の液晶表示素子用シール材組成物、である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、エポキシ樹脂、硬化
剤、無機充填剤の他に必須成分として用いられるエポキ
シ化ポリブタジエンをこの系に添加することで、ホット
プレス加熱硬化工程でシール形状を保持できることを骨
子とする。
【0013】シール形状保持を確認するため、硬化時の
シール材の増粘挙動を粘弾性スペクトロメーターにより
比較検討した。測定は平行円盤法を用い、シール材を円
盤上に塗布し室温から200℃まで毎分5℃の割合で、
円盤の温度を上昇させていったときの複素粘性率の経時
変化を追跡した(図1)。シール材Aはエポキシ化ポリ
ブタジエンを加えた場合、シール材Bは加えなかった場
合である。シール材Bでは粘度が初期から低下しはじ
め、極小値を超えてからゲル化が開始されるのに対し
て、シール材Aではゲル化までほとんど粘度低下が見ら
れなかった。このような溶融粘度挙動の差が、硬化後の
シール形状に大きく影響を与えていることが示された。
【0014】本発明で用いるエポキシ樹脂としては、オ
ルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペ
ンタジエン型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、アルキル置換ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、アルキル置換ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エ
ポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ
樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂等が挙げられるが、可
能であれば分子蒸留を行い分子量分布を狭くしたものを
用いることが好ましい。
【0015】本発明に用いるエポキシ樹脂において、オ
ルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂及びジシクロ
ペンタジエン型エポキシ樹脂を用いることは、疎水性の
シール材硬化物を形成させるために有効である。更に、
分子量分布が小さいことから、熱時の樹脂の流動性を制
御することが容易であるため、ホットプレスによるシー
ル材の硬化には適している。又、その合計量は、全エポ
キシ樹脂100重量部中、60〜100重量部となるよ
う調整することが好ましい。オルソクレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂及びジシクロペンタジエン型エポキシ
樹脂の配合量が60重量部未満の場合では、エポキシ樹
脂の種類によっては流動性制御が困難になることがあ
り、前述のシールの断線や発泡現象を引き起こすことが
あるため、この場合はホットプレス硬化にとって好まし
くない。
【0016】又、硬化剤としては、エポキシ樹脂用硬化
剤として、一般に使用されるアミン系硬化剤、イミダゾ
ール系硬化剤、ジシアンジアミド、ヒドラジド系硬化
剤、酸無水物系硬化剤、フェノール系硬化剤等が使用可
能であり、更に保存性を向上させるために、これらのマ
イクロカプセル化硬化剤、アダクト型硬化剤等が使用可
能であり、更に、これらに硬化促進剤を併用することも
できる。硬化促進剤としては、リン系化合物、イミダゾ
ール系化合物、尿素系化合物、二塩基酸化合物、DBU
塩等一般的に使用されるものが用いられる。
【0017】本発明で用いるエポキシ化ポリブタジエン
は、ポリブタジエンにエポキシ基を付加させた一般式
(1)で表されるものである。
【化1】 尚、a,b,c,dは各構造単位の繰り返し数を表し、
1.7≦a≦10.8、0.1≦b≦0.85、3.9
≦c≦25.3、0.15≦d≦2であり、主鎖のポリ
ブタジエンの数平均分子量及び主鎖のポリブタジエンに
対してエポキシ基の付加率が、上記の条件を満たす場合
であれば、任意の値を取ることが出来る。
【0018】主鎖のポリブタジエンの数平均分子量は、
500〜2000のものを用いるのが好ましく、500
未満であると添加効果が得られにくい場合があり、20
00を越える場合にはエポキシ化ポリブタジエンが固形
化して配合時の作業性が悪化することがある。又、エポ
キシ基の付加率が、主鎖のポリブタジエンに対して3〜
10重量%のものを用いるのが好ましく、3重量%未満
の場合、エポキシ化ポリブタジエンのエポキシ基の濃度
が低いために、硬化剤との反応が十分に行われず、硬化
後にシール材硬化物からエポキシ化ポリブタジエンが分
離することがある。又10重量%を越える場合は、エポ
キシ化ポリブタジエンが固形化して配合時の作業性が悪
化するばかりか、シール材の粘度が上昇し印刷性に支障
をきたすことがある。又、エポキシ化ポリブタジエンの
添加量は、全エポキシ樹脂100重量部に対して3〜5
重量部とすることが好ましい。3重量部未満の場合、ホ
ットプレスによる加熱硬化工程で急激な粘度低下を起こ
しやすく、十分な添加効果が得られないことがある。
又、5重量部を越える場合には、シール材の粘度が上昇
し印刷性に支障をきたすことがある。
【0019】又、無機充填材としては、例えば、各種金
属の炭酸塩、硫酸塩、アルミナ、シリカ、酸化チタン、
チタン酸カリウム等があげられ、これらの中で種々の点
からアルミナ、シリカを一種または二種以上併用して使
用されることが好ましい。更に無機充填材の添加量とし
ては、印刷性等の作業性の点から、全組成物のうち3〜
50重量%とすることが好ましい。
【0020】又、シール材組成物の粘度調整、各成分の
均一混合の目的で必要に応じて溶剤を添加してもよい。
使用される溶剤についても特に限定はないが、例えばn
−ヘキサン、n−デカン、シクロヘキサン等の炭化水素
系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素系溶剤、ブチルアセテート、ベンジルアセテート等
のエステル系溶剤、メチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチル
カルビトール、メチルセロソルブアセテート、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ジグライム等の多
価アルコール系及びその誘導体等が、一種あるいは二種
以上併用されて使用される。溶剤の添加量は、印刷性等
の点から全成分のうち2〜50重量%とすることが好ま
しい。
【0021】又、その他の成分としてカップリング剤、
消泡剤、レベリング剤等を添加してもよい。本発明の液
晶表示素子用シール材組成物を調製する際は、各成分を
均一に混合させるために3本ロール等を用いて十分に混
練することが好ましい。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではな
い。
【0023】実施例及び比較例で得たシール材を用いた
評価については、以下の通りである。 1. 試験片の作製 シール材に直径5μmの球状シリカスペーサーを1%混
合し、以下の要領でホットプレス硬化用の試験片を作製
した。 1.1 スクリーン印刷 300メッシュの版を用いて、洗浄処理を予め行ったガ
ラス基板上の中央部に図2のようなシール材のパターン
を印刷した。 1.2 予備乾燥 上記の基板を熱風乾燥機中30分/90℃加熱し、含有
する溶剤を揮発させた。 1.3 貼り合わせ/加熱硬化 次に、洗浄処理を予め行ったガラス基板を予備乾燥済み
の基板と貼り合わせ、150℃に設定された熱板間に挟
み、1kgf/cm2の圧力をかけた状態で2時間加熱を行い
シール材を硬化させた。
【0024】2.シール形状の評価 硬化完了後の形状の目視観測を行い、断線がなく線幅が
均等なものを良品とした。又、断線していたり、シール
内部から発泡したような痕跡があるもの、及び線幅の不
均等なものは全て不良品とした。
【0025】(実施例1)エポキシ樹脂として、オルソ
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬社製、
EOCN−1020−55)40重量部、ジシクロペン
タジエン型エポキシ樹脂(大日本インキ化学社製、HP
―7200)20重量部、ナフタレン型エポキシ樹脂
(大日本インキ化学社製、HP−4032)40重量
部、硬化剤としてアジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社
製)10重量部、主鎖のポリブタジエンの数平均分子量
が700であり、エポキシ基の付加率が主鎖のポリブタ
ジエンに対して3.5重量%であるエポキシ化ポリブタ
ジエン樹脂(日本石油化学社製、E−700−3.5)
3重量部、無機充填材として無定型シリカ(日本アエロ
ジル社製、アエロジルR−972)5重量部、球状シリ
カ(アドマテックス社製、SO−C4)60重量部、溶
剤としてエチルカルビトール13重量部を攪拌混合し、
更に3本ロールにて十分に混練して液晶シール材を得
た。ここで得られたシール材を用いたシール形状の評価
結果は表1に示す通りであった。
【0026】(実施例2)エポキシ樹脂として、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、
エピコート828)40重量部、オルソクレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂(住友化学社製、ESCN−19
5LB)40重量部、ジシクロペンタジエン型エポキシ
樹脂(大日本インキ化学社製、HP―7200H)20
重量部、硬化剤としてジシアンジアミド15重量部、主
鎖のポリブタジエンの数平均分子量が1500であり、
エポキシ基の付加率が主鎖のポリブタジエンに対して8
重量%であるエポキシ化ポリブタジエン樹脂(日本石油
化学社製、E−1500−8.0)5重量部、無機充填
材として無定型シリカ(日本アエロジル社製、アエロジ
ルR−972)5重量部、アルミナ(昭和電工社製、U
A−5055)60重量部、溶剤としてメチルカルビト
ール20重量部を攪拌混合し、更に3本ロールにて十分
に混練して接着剤組成物を得た。ここで得られたシール
材を用いたシール形状の評価結果は表1に示す通りであ
った。
【0027】(実施例3)エポキシ樹脂としてオルソク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学社製、E
SCN−195LB)60重量部、ジシクロペンタジエ
ン型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業社製、HPー
7200)40重量部、主鎖のポリブタジエンの数平均
分子量が1000であり、エポキシ基の付加率が主鎖の
ポリブタジエンに対して6.5重量%であるエポキシ化
ポリブタジエン樹脂(日本石油化学社製、E−1000
−6.5)5重量部、硬化剤としてアジピン酸ジヒドラ
ジド(大塚化学社製)10重量部、無機充填材として無
定型シリカ(日本アエロジル社製、アエロジルR−97
2)5重量部、球状シリカ(アドマテックス社製、SO
−C4)20重量部、溶剤としてエチルカルビトール1
3重量部を攪拌混合し、更に3本ロールにて十分に混練
して接着剤組成物を得た。ここで得られたシール材を用
いたシール形状の評価結果は表1に示す通りであった。
【0028】(実施例4)エポキシ樹脂としてビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、エ
ピコート1001)100重量部、主鎖のポリブタジエ
ンの数平均分子量が1000であり、エポキシ基の付加
率が主鎖のポリブタジエンに対して6.5重量%である
エポキシ化ポリブタジエン樹脂(日本石油化学社製、E
−1000−6.5)4重量部、硬化剤としてアジピン
酸ジヒドラジド(大塚化学社製)13重量部、無機充填
材として無定型シリカ(日本アエロジル社製、アエロジ
ルR−972)5重量部、球状シリカ(アドマテックス
社製、SO−C4)20重量部、溶剤としてメチルカル
ビトール20重量部を攪拌混合し、更に3本ロールにて
十分に混練して接着剤組成物を得た。ここで得られたシ
ール材を用いたシール形状の評価結果は表1に示す通り
であった。
【0029】(比較例1)エポキシ樹脂としてビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、エ
ピコート834)100重量部、 硬化剤としてジシア
ンジアミド15重量部、無機充填材として無定型シリカ
(日本アエロジル社製、NAX50)5重量部、球状シ
リカ(アドマテックス社製、SO−C4)60重量部、
溶剤としてメチルカルビトール20重量部を攪拌混合
し、更に3本ロールにて十分混練して接着剤組成物を得
た。 ここで得られたシール材を用いたシール形状の評
価結果は表1に示す通りであった。
【0030】(比較例2)エポキシ樹脂として、 オル
ソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学社
製、ESCN−195LB)100重量部、硬化剤とし
てアジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)10重量
部、無機充填材として無定型シリカ(日本アエロジル社
製、アエロジルR−972)5重量部、球状シリカ(ア
ドマテックス社製、SO−C4)60重量部、溶剤とし
てエチルカルビトール13重量部を攪拌混合し、更に3
本ロールにて十分に混練して接着剤組成物を得た。ここ
で得られたシール材を用いたシール形状の評価結果は表
1に示す通りであった。
【0031】(比較例3)エポキシ樹脂として、グリシ
ジルアミン型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、
エピコート604)50重量部、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、エピコート10
01)50重量部、硬化剤としてジシアンジアミド15
重量部、無機充填材として無定型シリカ(日本アエロジ
ル社製、アエロジルR−972)5重量部、アルミナ
(昭和電工社製、UA−5055)60重量部、溶剤と
してメチルカルビトール20重量部を攪拌混合し、更に
3本ロールにて十分に混練して接着剤組成物を得た。こ
こで得られたシール材を用いたシール形状の評価結果は
表1に示す通りであった。
【0032】(比較例4)エポキシ樹脂として、オルソ
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬社製、
EOCN−1020−55)40重量部、ジシクロペン
タジエン型エポキシ樹脂(大日本インキ化学社製、HP
―7200)20重量部、ナフタレン型エポキシ樹脂
(大日本インキ化学社製、HP−4032)40重量
部、硬化剤としてアジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社
製)10重量部、主鎖のポリブタジエンの数平均分子量
が700でありエポキシ基の付加率が主鎖のポリブタジ
エンに対して3.5重量%であるエポキシ化ポリブタジ
エン樹脂(日本石油化学社製、E−700−3.5)1
5重量部、無機充填材として無定型シリカ(日本アエロ
ジル社製、アエロジルR−972)5重量部、球状シリ
カ(アドマテックス社製、SO−C4)60重量部、溶
剤としてエチルカルビトール13重量部を攪拌混合し、
更に3本ロールにて十分に混練して液晶シール材を得
た。ここで得られたシール材を用いたシール形状の評価
結果は表1に示す通りであった。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の液晶表示素子用シール材組成物
は、ホットプレスによる硬化工程でも、シール形状を良
好に保持できる性能を有しているため、硬化に要する時
間の短縮化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複素粘性率の経時変化
【図2】シール材のパターン印刷例
【符号の説明】
1:シール材 2:基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 KA15 MA04Y NA41 NA45 NA48 NA53 PA19 QA12 QA13 QA14 4J002 CD00W CD18X FD017 FD146 GJ02 4J036 AD07 AD08 AD21 AE07 AF05 AF06 AF08 AH00 AK03 DB06 DB15 DC02 DC25 DC31 DC35 DC41 DC46 DD07 FA03 FA04 FA05 FA09 FA10 JA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂(a)、硬化剤(b)、エ
    ポキシ化ポリブタジエン(c)および無機充填剤(d)
    を必須成分として含んでなることを特徴とする液晶表示
    素子用シール材組成物。
  2. 【請求項2】 エポキシ樹脂が、オルソクレゾールノボ
    ラック型エポキシ樹脂とジシクロペンタジエン型エポキ
    シ樹脂の2種類のエポキシ樹脂を含み、かつ前記2種類
    のエポキシ樹脂が全エポキシ樹脂100重量部に対して
    60〜100重量部である請求項1記載の液晶表示素子
    用シール材組成物。
  3. 【請求項3】 エポキシ化ポリブタジエンにおいて、主
    鎖のポリブタジエンの数平均分子量が500〜2000
    である請求項1又は2記載の液晶表示素子用シール材組
    成物。
  4. 【請求項4】 エポキシ化ポリブタジエンにおいて、エ
    ポキシ基の付加率が主鎖のポリブタジエンの数平均分子
    量に対して3〜10重量%であり、且つエポキシ化ポリ
    ブタジエンの添加量が全エポキシ樹脂100重量部に対
    して3〜5重量部である請求項1、2又は3記載の液晶
    表示素子用シール材組成物。
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