JP2001050333A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2001050333A
JP2001050333A JP11226068A JP22606899A JP2001050333A JP 2001050333 A JP2001050333 A JP 2001050333A JP 11226068 A JP11226068 A JP 11226068A JP 22606899 A JP22606899 A JP 22606899A JP 2001050333 A JP2001050333 A JP 2001050333A
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rubber elastic
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cylindrical
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
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    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K5/00Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
    • B60K5/12Arrangement of engine supports
    • B60K5/1208Resilient supports
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体ゴム弾性体の中央部分に第一の取付部材
を接着する一方、本体ゴム弾性体の外周部分に第二の取
付部材の円筒状部を接着することにより、それら第一の
取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で弾性連結
した防振装置において、本体ゴム弾性体における第二の
取付部材への接着部付近における耐久性の向上を図るこ
と。 【解決手段】 第二の取付部材14の開口側先端部分に
くびれ状部30を形成し、このくびれ状部30の外径寸
法を、第二の取付部材14の円筒状部28の外径寸法と
同じかそれ以下に設定すると共に、本体ゴム弾性体16
の外周面を、これらくびれ状部30と円筒状部28のそ
れぞれの内周面に対して接着せしめて、それらくびれ状
部30と円筒状部28をそれぞれ本体ゴム弾性体16を
介して第一の取付部材12に弾性連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、振動伝達系を構成する被連結体
間に介装されて、それらの被連結体を相互に防振連結す
る、ゴム弾性体を用いた防振装置に係り、特にゴム弾性
体の有効自由長を制限することなく、ゴム弾性体の耐久
性の向上が有利に達成され得る防振装置に関するもので
ある。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する被連結体
を防振連結する防振装置の一種として、特開平10−1
84770号公報等に記載されているように、防振連結
される一方の被連結体に取り付けられる第一の取付金具
を、防振連結される他方の被連結体に取り付けられる第
二の取付金具に設けられた円筒状部の開口部側に離間し
て配設せしめて、本体ゴム弾性体の中央部分に該第一の
取付金具を接着すると共に、該本体ゴム弾性体の外周面
を該第二の取付金具の円筒状部の内周面に接着すること
により、それら第一の取付金具と第二の取付金具を該本
体ゴム弾性体で連結した防振装置が、知られており、例
えば、自動車用エンジンマウント等に採用されている。
【0003】ところで、このような防振装置では、第二
の取付金具の開口部分に接着されたゴム弾性体の外周部
分から亀裂等が発生し易く、ゴム弾性体の耐久性が問題
となり易い。そこで、例えば、ゴム弾性体の端部が接着
される第二の取付金具の開口部分において、径方向外方
に屈曲したフランジ状部を形成したり、或いは開口部側
に向かって次第に拡開するテーパ状部を形成することに
より、ゴム弾性体の第二の取付金具への接着面積を増大
させたり、ゴム弾性体における局部的な応力集中を緩和
することが考えられている。ところが、このようなフラ
ンジ状部やテーパ状部を採用すると、第二の取付金具の
開口部分だけが大径化してしまい、配設スペース上の制
約等から第二の取付金具の円筒状部が実質的に小径化す
るために、本体ゴム弾性体の全体ボリュームや実質的な
有効自由長が小さくなって、ばね特性等に悪影響が及ぼ
されるおそれがあった。また、特に、第二の取付金具
を、取付用のブラケット等の装着孔に対して、その開口
部側から圧入して組み付ける場合には、フランジ状部や
テーパ状部は、現実的に採用できないという問題もあっ
た。
【0004】また一方、第二の取付金具の開口部分を大
径化することなく、該第二の取付金具の開口部分に接着
されたゴム弾性体の耐久性を確保するための方策とし
て、第二の取付金具の円筒状部を開口部側に延び出させ
て、該第二の取付金具に接着されるゴム弾性体の外周隅
部に対して、第二の取付金具の円筒状部に沿って軸方向
に延びて該円筒状部の内周面に接着されるフィレットア
ール部を設けることも考えられる。ところが、フィレッ
トアール部を設けると、ゴム弾性体よりも、その外周側
に配設された第二の取付金具の方が軸方向に突出するた
めに、ゴム弾性体の成形型を軸直角方向に割ることが困
難となり、金型構造上の制約によって、ゴム弾性体等の
形状や構造等の設計自由度が大幅に制限されてしまうと
いう不具合があった。具体的には、例えば、ゴム弾性体
の成形型を軸方向に型割りすると、ゴム弾性体の外周面
よりも第一の取付金具の外周縁部を軸直角方向に張り出
させることが出来ないために、ゴム弾性体における第一
の取付金具の外周縁部への接着部位に対して応力集中の
緩和構造を採用することが難しくなって、耐久性の低下
が問題となるおそれもあったのである。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は上述の如き事情を
背景として為されたものであって、その解決課題とする
ところは、第二の取付部材の大径化を回避してコンパク
ト性を維持しつつ、本体ゴム弾性体の自由長を大きく確
保することが出来ると共に、本体ゴム弾性体の第二の取
付部材への接着部付近における応力の集中が緩和乃至は
回避されて優れた耐久性が達成される、新規な構造の防
振装置を提供することにある。
【0006】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様は、任意の組み合わせで採用可能である。また、本
発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限
定されることなく、明細書全体および図面に記載され、
或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る
発明思想に基づいて認識されるものであることが理解さ
れるべきである。
【0007】本発明の第一の態様は、防振連結される一
方の被連結体に取り付けられる第一の取付部材を、防振
連結される他方の被連結体に取り付けられる第二の取付
部材に設けられた円筒状部の開口部側に離間して配設せ
しめて、本体ゴム弾性体の中央部分に該第一の取付部材
を固着すると共に、該本体ゴム弾性体の外周面を該第二
の取付部材の円筒状部の内周面に接着することにより、
それら第一の取付部材と第二の取付部材を該本体ゴム弾
性体で連結した防振装置において、前記第二の取付部材
における円筒状部の開口側先端部分に、径方向内方に向
かって突出して周方向全周に亘って連続して延びるくび
れ状部を一体形成すると共に、該くびれ状部の開口端部
の最大外径寸法を該円筒状部の外径寸法を越えない大き
さとする一方、前記本体ゴム弾性体を、それらくびれ状
部と円筒状部の両内周面に亘って接着せしめて、それら
くびれ状部と円筒状部をそれぞれ該本体ゴム弾性体を介
して前記第一の取付部材に弾性連結せしめたことにあ
る。
【0008】このような第一の態様に従う構造とされた
防振装置においては、第二の取付部材の開口側先端部分
に設けられたくびれ状部によって、そこに接着された本
体ゴム弾性体における接着面積の増大と変形時における
応力集中の緩和が達成されることにより、本体ゴム弾性
体ひいては防振装置全体の耐久性の向上が達成されるの
である。
【0009】しかも、かかるくびれ状部が、本体ゴム弾
性体の応力集中が問題となり易い第二の取付部材におけ
る開口側先端部分だけに設けられていると共に、くびれ
状部の最大外径寸法が、円筒状部の外径寸法かそれ以下
に設定されていることから、コンパクトな外形サイズが
実現されると共に、くびれ状部よりも大径の円筒状部に
よって本体ゴム弾性体の全体ボリュームと有効自由長が
有利に確保されるのであり、それによって、本体ゴム弾
性体におけるより一層の耐久性の向上が図られ得ると共
に、本体ゴム弾性体の材質やばね特性等の設定自由度も
十分に確保され得るのである。
【0010】なお、本態様において、第二の取付部材と
しては、例えば鉄鋼等の金属材のプレス成形品等が、コ
スト性や製造性等の点から、有利に採用され得る。ま
た、上述の如き技術的効果を有効に得るために、第二の
取付部材におけるくびれ状部と円筒状部は、何れも、本
体ゴム弾性体を介して、第一の取付部材に対して、実質
的に弾性連結されている必要があり、第一の取付部材と
それらくびれ状部および円筒状部の間に介装された本体
ゴム弾性体に対して、何れも、振動入力時に弾性変形が
有効に生ぜしめられるように、かかる本体ゴム弾性体
が、それらくびれ状部と円筒状部の各内周面から、それ
ぞれ、直接に径方向内方に延び出す形状をもって形成さ
れる。
【0011】また、本発明の第二の態様は、前記第一の
態様に従う構造とされた防振装置において、前記本体ゴ
ム弾性体における前記第一の取付部材と前記第二の取付
部材の連結部分の外周自由表面を、前記第二の取付部材
におけるくびれ状部の開口端部から径方向内方に行くに
従って軸方向外方に向かって次第に突出するテーパ筒形
状としたことを、特徴とする。このような本態様に従う
構造とされた防振装置においては、第二の取付部材の大
径化を抑えつつ、本体ゴム弾性体における第一の取付部
材と第二の取付部材の弾性連結部位における有効自由長
が、一層有利に確保され得る。また、第一の取付部材と
第二の取付部材を軸方向に相対接近させる方向の荷重入
力時に、本体ゴム弾性体に生ぜしめられる引張応力が軽
減されて、耐久性の更なる向上が可能となる。なお、よ
り好適には、本体ゴム弾性体の大径側端面に開口する凹
所が設けられ、それによって、第一の取付部材と第二の
取付部材を軸方向に相対接近させる方向の荷重入力時に
おける本体ゴム弾性体への引張応力の発生がより有効に
軽減乃至は回避されることから、更なる耐久性の向上が
可能となる。
【0012】また、本発明の第三の態様は、前記第二の
態様に係る防振装置において、前記本体ゴム弾性体の小
径側端面に前記第一の取付部材を接着せしめて、該第一
の取付部材の外周部分を該本体ゴム弾性体から径方向外
方に張り出させると共に、該本体ゴム弾性体の小径側端
部において、径方向外方に向かって湾曲して広がり、該
第一の取付部材の張り出し部に接着されるフィレットア
ール部を設けたことを、特徴とする。このような本態様
に従う構造とされた防振装置においては、本体ゴム弾性
体の第一の取付部材に対する接着部位でも、フィレット
アール部によって応力集中が緩和されることにより、本
体ゴム弾性体ひいては防振装置全体の耐久性の更なる向
上が図られ得る。そこにおいて、本体ゴム弾性体は、第
二の取付部材の開口部分から径方向中央部分に行くに従
って次第に軸方向外方に突出するテーパ状外周面を有し
ていることから、径方向の型割り構造の成形型によっ
て、第一及び第二の取付金具が加硫接着された一体加硫
成形品を有利に形成することが出来るのであり、それ
故、第一の取付部材との接着部位におけるフィレットア
ール部も、簡単な構造の金型によって容易に形成するこ
とが可能となる。
【0013】また、本発明の第四の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に従う構造とされた防振装置にお
いて、前記第一の取付部材から前記本体ゴム弾性体に向
かって軸方向に突出するボス状突部を設けて、該ボス状
突部を、該本体ゴム弾性体の内部に差し込んだ状態で該
本体ゴム弾性体に接着せしめたことを、特徴とする。こ
のような本態様に従う構造とされた防振装置において
は、第一の取付部材に一体形成されたボス状突部によっ
て、本体ゴム弾性体の不規則な変形が拘束されて抑えら
れることから、本体ゴム弾性体の弾性特性に基づいて発
揮される目的とする防振効果を、より安定して得ること
が可能となる。しかも、第一の取付部材に一体形成され
たボス状突部によって、本体ゴム弾性体によって直接に
連結された第一の取付部材と第二の取付部材の直接的な
対向面積がより有利に確保され得るのである。
【0014】また、本発明の第五の態様は、前記第一乃
至第四の何れかの態様に従う構造とされた防振装置にお
いて、前記本体ゴム弾性体を前記くびれ状部の径方向内
方突出先端部を通る円筒状面で切断した仮想的な筒状切
断面において、該くびれ状部の径方向内方に位置せしめ
られる部分の軸方向長さ:Lに対して、前記円筒状部の
径方向内方に位置せしめられる部分の軸方向長さ:Mの
値を、0.5≦M/L≦3を満足するように設定したこ
とを、特徴とする。このような設定範囲を採用すること
によって、第二の取付金具の開口部分に形成されたくび
れ状部による本体ゴム弾性体の耐久性の向上効果と、円
筒状部による本体ゴム弾性体のボリュームと有効自由長
の確保に基づく防振特性やゴム材質等の設計自由度の向
上効果とが、一層有利に両立して達成可能となるのであ
る。なお、LおよびMの値は、より好ましくは、1.0
≦M/L≦2を満足するように設定される。
【0015】また、本発明の第六の態様は、前記第一乃
至第五の何れかの態様に従う構造とされた防振装置にお
いて、前記第二の取付部材におけるくびれ状部の内周面
を、その全体に亘って、径方向に広がる平坦部を有する
ことなく軸方向に延びるように形成したことを、特徴と
する。このような本態様に従う構造とされた防振装置に
おいては、第二の取付部材に平坦部が形成されることに
起因する大径化や、本体ゴム弾性体における死に領域
(第一の取付部材と第二の取付部材の間への荷重入力時
にも弾性変形しない部分)の増大等が効果的に回避され
得ることから、防振装置のコンパクト化や防振特性の向
上効果等が、一層有利に実現され得る。
【0016】更にまた、本発明の第七の態様は、前記第
一乃至第六の何れかの態様に従う構造とされた防振装置
において、前記第二の取付部材における円筒状部の中空
内部において、前記本体ゴム弾性体によって壁部の一部
が構成されて非圧縮性流体が封入された流体室を形成し
たことを、特徴とする。このような本態様に従う構造と
された防振装置においては、封入された非圧縮性流体の
共振作用等の流動作用を利用して、一層有効な防振効果
を得ることが可能となる。また、第二の取付部材におけ
る円筒状部の軸方向一方の開口部を、本体ゴム弾性体に
よって流体密に覆蓋せしめることにより、中空内部を巧
く利用して、流体室を容易に形成することが出来る。
【0017】また、本発明の第八の態様は、前記第一乃
至第七の何れかの態様に従う構造とされた防振装置にお
いて、前記第二の取付部材が取り付けられる被連結体に
固定されるブラケットの装着孔に対して、前記第二の取
付部材を、前記くびれ状部の側から軸方向に圧入して組
み付けたことを、特徴とする。このような本態様に従う
構造とされた防振装置においては、くびれ状部が円筒状
部と同じか小さい外径寸法とされていることから、ブラ
ケットの装着孔に対して第二の取付部材を圧入すること
によって、容易に装着することが出来るのであり、ま
た、くびれ状部が第二の取付部材の軸方向先端部分だけ
に形成されていることから、円筒状部によって、ブラケ
ットの装着孔に対する圧入固定面積を有利に確保するこ
とが出来、有効な圧入固定力を容易に確保することが可
能となるのである。なお、第二の取付部材の装着孔への
圧入作業性や圧入の際の変形防止等を考慮して、くびれ
状部の最大外径寸法(一般に、開口端部の外径寸法)
を、円筒状部の外径寸法よりも僅かに小さく設定しても
良い。
【0018】また、本発明の第九の態様は、前記第一乃
至第八の何れかの態様に従う構造とされた防振装置にお
いて、前記円筒状部における前記くびれ状部側と反対の
軸方向端部に、該円筒状部よりも大径のかしめ筒部を一
体形成し、該円筒状部の開口を流体密に覆蓋する蓋部材
の外周縁部を該かしめ筒部にかしめ固定することによ
り、かかる円筒状部の中空内部において、前記本体ゴム
弾性体によって壁部の一部が構成されて非圧縮性流体が
封入された流体室を形成する一方、かかるかしめ筒部
を、前記ブラケットにおける装着孔の開口端面に当接さ
せることにより、前記第二の取付部材を該ブラケットに
対して軸方向に位置決めしたことを、特徴とする。この
ような本態様に従う構造とされた防振装置においては、
第二の取付部材の中空内部に流体室を一層有利に形成す
ることが出来ると共に、第二の取付部材の軸方向一方の
端部に一体形成されたかしめ筒部を巧く利用して、第二
の取付部材のブラケットに対する位置決めを高精度にす
ることが出来るのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0020】先ず、図1には、本発明の一実施形態とし
ての自動車用エンジンマウント10が示されている。こ
のエンジンマウント10は、第一の取付部材としての第
一の取付金具12と第二の取付部材としての第二の取付
金具14が本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結さ
れた構造とされており、第一の取付金具12が図示しな
い自動車のパワーユニットに取り付けられる一方、第二
の取付金具14が図示しない自動車のボデーに取り付け
られることにより、パワーユニットをボデーに対して防
振支持するようになっている。また、そのような装着状
態下、第一の取付金具12と第二の取付金具14の間に
は、パワーユニットの分担荷重と、防振すべき主たる振
動が、何れも、略マウント軸方向(図1中上下方向)に
入力されるようになっている。なお、以下の説明中、上
下方向とは、原則として、図1中の上下方向を言うもの
とする。
【0021】より詳細には、第一の取付金具12は、剛
性材である鉄鋼等の金属材で形成されており、軸方向上
端部に位置して軸直角方向に広がる円板状部18を有し
ていると共に、該円板状部18の中央部分には、軸方向
下方に向かって突出する円形ブロック状のボス状突部2
0が一体形成されている。なお、ボス状突部20の突出
先端部分は、先細のテーパ筒状面とされている。また、
第一の取付金具12には、円板状部18の上面に開口し
て、中心軸上をボス状突部20内に延びるボルト穴22
が設けられており、このボルト穴22に螺着される取付
ボルト(図示せず)によって、第一の取付金具12が自
動車のパワーユニットに固定的に取り付けられるように
なっている。
【0022】一方、第二の取付金具14は、大径の略円
筒形状を有する上側筒金具24と、大径の略テーパ筒形
状を有する下側筒金具26によって構成されている。こ
れら上下筒金具24,26は、何れも、例えば剛性材で
ある鉄鋼等の金属製のパイプや板材を用いてプレス成形
等によって形成されたものが、好適に採用され得る。ま
た、上側筒金具24は、その軸方向中央部分が、略一定
の内外径寸法をもって軸方向に延びる直管形状の円筒状
部28とされている。更に、円筒状部28の軸方向上端
部には、略円弧形の断面形状をもって径方向内方に湾曲
されて小径化されたくびれ部30が一体形成されてい
る。このくびれ部30は、略一定の断面形状をもって周
方向全周に亘って連続した管形状とされて、円筒状部2
8の軸方向上端部から軸方向上方に延び出して形成され
ており、上側筒金具24における軸方向上側開口部が、
このくびれ部30によって構成されている。なお、本実
施形態では、図3に示されているように、くびれ部30
の開口側端面が、成形後の切削によって軸直角方向に切
断形成されており、それによって、かかる開口側端面が
軸直角方向に広がる平坦面をもって高精度に形成されて
いる。
【0023】また、かかるくびれ部30は、その軸方向
下側部分において、円筒状部28の上側開口部から軸方
向上方に向かって径方向内方に傾斜して一旦小径化せし
められた後、その軸方向上側部分において、軸方向上方
に向かって径方向外方に傾斜して次第に大径化せしめら
れている。これにより、上側筒金具24の軸方向上側開
口部分の内周面が、軸方向上方に向かって拡開する傾斜
面とされている。更に、このくびれ部30は、開口側端
部を含むその全体に亘って、外径寸法が、円筒状部28
の外径寸法と同一か、小さく設定されている。
【0024】更にまた、上側筒金具24における円筒状
部28の軸方向下端部には、径方向外方に向かって段差
状に広がり、その先端外周部分が軸方向下方に屈曲され
ることによって円環状のかしめ部32が一体形成されて
いる。即ち、このかしめ部32の段差部分は、くびれ部
30や円筒状部28よりも大径寸法とされて径方向外方
に張り出して形成されているのである。
【0025】一方、下側筒金具26は、軸方向下方に向
かって次第に小径化する大径のテーパ筒形状とされてお
り、大径側の径方向寸法が、上側筒金具24の円筒状部
28の径方向寸法と略同じに設定されている。また、か
かる下側筒金具26の大径側開口部には、径方向外方に
広がるフランジ状部34が、上側筒金具24の円筒状部
28の外径寸法よりも大きな外径寸法をもって一体形成
されている。更にまた、小径側開口部には、径方向内方
に向かって延び出す円環板状部と、該円環板状部の内周
縁部から軸方向下方に向かって延びる円筒状部とからな
る、略L字形断面の環状支持部36が一体形成されてい
る。
【0026】また、下側筒金具26の軸方向下側の開口
部には、流体不透過性の可撓性膜としての薄肉ゴム膜か
らなる変形容易なダイヤフラム38が配設されており、
該ダイヤフラム38の外周縁部が、環状支持部36に対
して加硫接着されている。これにより、下側筒金具26
の軸方向下側の開口部がダイヤフラム38によって流体
密に閉塞されている。なお、下側筒金具26には、その
内外周面を略全体に亘って覆うシールゴム40が、ダイ
ヤフラム38と一体形成されて加硫接着されている。ま
た、仕切側筒金具26の環状支持部36には、径方向内
方に突出する円環形状のオリフィス底壁ゴム42が、ダ
イヤフラム38と一体形成されて加硫接着されている。
【0027】そして、かかる下側筒金具26は、上側筒
金具24の軸方向下側に重ね合わされており、下側筒金
具26のフランジ状部34が上側筒金具24のかしめ部
32に対して、シールゴム層40を挟んで流体密にかし
め固定されることによって、それら上下筒金具24,2
6が相互に固定され、以て、全体として大径の略円筒形
状を有する第二の取付金具14が構成されている。要す
るに、かかる第二の取付金具14は、上下筒金具24,
26の連結部位となるかしめ部32が最も大きな外径寸
法とされているのである。
【0028】そして、このような構造とされた第二の取
付金具14に対して、第一の取付金具12が、該第二の
取付金具14の略中心軸上で開口部側(図中、軸方向上
側)に離間して対向配置されている。特に、本実施形態
では、第一の取付金具12のボス状突部20が第二の取
付金具14の開口部に向かって延び出し、該ボス状突部
20の突出先端部分が、第二の取付金具14の開口部分
から所定量だけ差し込まれて、くびれ部30の径方向内
方に位置せしめられている。これにより、第二の取付金
具14における上側筒金具24のくびれ部30と円筒状
部28の両内周面が、何れも、十分に広い範囲に亘っ
て、ボス状突部20を含む第一の取付金具12に対し
て、径方向或いは斜め軸方向で直接に対向位置せしめら
れている。
【0029】また、このように主たる振動荷重の入力方
向となる中心軸方向で離間して対向配置された第一の取
付金具12と第二の取付金具14の間には、本体ゴム弾
性体16が介装されている。かかる本体ゴム弾性体16
は、全体として略円錐台形状を有しており、その小径側
端面に対して、第一の取付金具12が重ね合わされて加
硫接着されている。要するに、第一の取付金具12は、
その円板状部18の外周縁部が本体ゴム弾性体16の小
径側端面に重ね合わされて加硫接着されていると共に、
そのボス状突部20が本体ゴム弾性体16の小径側端面
から軸方向内方に所定深さで差し込まれて加硫接着され
ている。また、本体ゴム弾性体16の大径側端部は、軸
方向所定長さに亘って略一定の外径寸法とされており、
その大径側端部の外周面において、第二の取付金具14
を構成する上側筒金具24の内周面に対して加硫接着さ
れている。要するに、本実施形態では、本体ゴム弾性体
16は、第一の取付金具12と上側筒金具24を備えた
一体加硫成形品として形成されているのである。そし
て、上側筒金具24に本体ゴム弾性体16が加硫接着さ
れることにより、上側筒金具24の軸方向上側の開口部
が本体ゴム弾性体16によって流体密に閉塞されてい
る。
【0030】ここにおいて、本体ゴム弾性体16は、第
二の取付金具14の軸方向上側開口部から突出する部分
の外周自由表面が、上側筒金具24のくびれ部30の軸
方向端面よりも軸方向下方に入り込むことなく、該くび
れ部30の軸方向端面と面一で径方向内方に僅かに延
び、そこから径方向内方に行くに従って湾曲して軸方向
外方に延びるテーパ状外周面44をもって形成されてい
る。また、本体ゴム弾性体16の突出先端部分は、第一
の取付金具12のボス状突部20よりも大径とされて、
円板状部18の下面に加硫接着されている。そこにおい
て、本体ゴム弾性体16の突出先端部(最小径部)の外
径寸法は、円板状部18の外径寸法よりも小さくされ
て、円板状部18が本体ゴム弾性体16の突出先端部か
ら径方向外方に所定量だけ張り出していると共に、本体
ゴム弾性体16の円板状部18への接着側端部外周面に
は、円板状部18の下面への接着端部の接触角が出来る
だけ小さくなるように湾曲状に拡径する外周面を備えた
フィレットアール部46が一体形成されている。
【0031】また、本体ゴム弾性体16において外径寸
法が略一定とされて略円形ブロック形状とされた大径側
端部48は、軸方向で十分に厚肉とされており、第二の
取付金具14を構成する上側筒金具24の軸方向上側の
開口部から軸方向下方に向かって十分な長さで入り込ん
で位置せしめられている。それによって、本体ゴム弾性
体16における大径側端部48の外周面が、上側筒金具
24の内周面に対して、くびれ部30だけでなく、円筒
状部28に対しても、十分な面積をもって接着されてい
る。なお、パワーユニット分担荷重等の初期荷重の入力
時における本体ゴム弾性体16の引張応力を軽減し、耐
久性を向上させるために、本体ゴム弾性体16には、大
径側端面に開口する大径の凹所50が設けられている。
【0032】特に、本体ゴム弾性体16の大径側端部4
8の軸方向長さが、上側筒金具24におけるくびれ部3
0の軸方向長さよりも十分に長くされており、それによ
って、かかる大径側端部48の上側筒金具24に対する
接着面積が、くびれ部30と円筒状部28の何れにおい
ても有効に確保されるようになっている。換言すれば、
図4に示されているように、くびれ部30の径方向内方
突出先端部を通る円筒状面:Cをもって本体ゴム弾性体
16を切断した仮想的な筒状切断面において、くびれ部
30の径方向内方に位置せしめられる部分の軸方向長
さ:Lに対して、円筒状部28の径方向内方に位置せし
められる部分の軸方向長さ:Mの値が、0.5≦M/L
≦3、好ましくは1≦M/L≦2となるように設定され
ている。
【0033】なお、本実施形態では、上側筒金具24に
おいて、本体ゴム弾性体16が被着されていない軸方向
下側部分を略全体に亘って覆うと共に、下側筒金具26
のかしめ固定部をシールする被覆ゴム層52が、本体ゴ
ム弾性体16と一体的に形成されているが、この被覆ゴ
ム層52は、第一の取付金具12と第二の取付金具14
での振動伝達部材を実質的に構成するものでない。即
ち、かかる被覆ゴム層52は、第一の取付金具12と第
二の取付金具14の間への振動入力時に、かかる振動が
及ぼされて弾性変形せしめられる本体ゴム弾性体16と
は、実質的に別部材として認識されるものである。
【0034】そして、このように第二の取付金具12
が、その軸方向上側の開口部を本体ゴム弾性体16で流
体密に閉塞されると共に、その軸方向下側の開口部をダ
イヤフラム38で流体密に閉塞されることにより、かか
る第二の取付金具12の中空内部には、本体ゴム弾性体
16とダイヤフラム38の対向面間において、非圧縮性
流体が封入された流体室54が形成されている。なお、
流体室54の封入流体としては、水やアルキレングリコ
ール,ポリアルキレングリコール,シリコーン油,或い
はそれらの混合物等が好適に採用され得、特に、後述す
る流体の共振作用に基づく防振効果を有効に得るために
は、粘度が0.1Pa・s以下の低粘性流体が好適に採
用される。また、かかる非圧縮性流体の流体室54への
封入は、例えば、本体ゴム弾性体16が加硫接着された
上側筒金具24とダイヤフラム38が加硫接着された下
側筒金具26のかしめ固定を、かかる非圧縮性流体中で
行なう事などによって有利に為され得る。
【0035】さらに、かかる流体室54には、仕切部材
56が収容配置されている。この仕切部材56は、略円
環形状の支持板金具58の中央穴に所定厚さのゴム弾性
板60が配設されて、該ゴム弾性板60の外周縁部が支
持板金具58に加硫接着された一体加硫成形品にて構成
されている。そこにおいて、支持板金具58は、円環板
形状の横板部62と、該横板部62の内周縁部から軸方
向下方に延びる円筒形状の竪板部64とを有しており、
全体としてL字形断面を有する環状のプレス板金具で構
成されている。そして、その竪板部64に対して、厚肉
円板形状のゴム弾性板60の外周縁部が加硫接着されて
おり、それによって、支持板金具58の中央穴が、ゴム
弾性板80で流体密に閉塞されている。特に、本実施形
態では、ゴム弾性板60の外周縁部が、軸方向下方に向
かって斜めに延びる略テーパ形状とされており、上面か
らの作用圧力に対するばね剛性が大きく調節設定されて
いる。
【0036】そして、かかる仕切部材56は、流体室5
4内の軸方向中間部分で軸直角方向に広がる状態で収容
配置されており、支持板金具58の横板部62の外周縁
部が、上側筒金具24のかしめ部32によって、下側筒
金具26のフランジ状部34と共に、第二の取付金具1
4に対して流体密にかしめ固定されている。これによ
り、流体室54が、仕切部材56によって流体密に二分
されており、以て、仕切部材56の上側には、壁部の一
部が本体ゴム弾性体16で構成されて、振動入力時に該
本体ゴム弾性体16の弾性変形に伴う圧力変化が生ぜし
められる受圧室66が形成されている一方、仕切部材5
6の下側には、壁部の一部がダイヤフラム38で構成さ
れて、該ダイヤフラム38の変形に基づいて容積変化が
容易に許容される平衡室68が形成されている。
【0037】また、仕切部材56における支持板金具5
8の竪板部64の内周面には、オリフィス周壁ゴム70
が、全周に亘って加硫接着されており、このオリフィス
周壁ゴム70が、竪板部64の軸方向下端部から軸方向
外方に延び出されて、下側筒金具26に被着されたオリ
フィス底壁ゴム42に対して圧接されている。これによ
り、下側筒金具26と支持板金具58によって画成され
て、下側筒金具26の内周面に沿って周方向に延びる環
状のオリフィス通路72が形成されている。なお、図5
に示されているように、支持板金具58に被着されたオ
リフィス周壁ゴム70には、周上の一箇所において径方
向外方に突出して下側筒金具26に圧接されることによ
り、オリフィス通路72を流体密に遮断する遮断壁部7
4が形成されており、この遮断壁部74を挟んだ周方向
両側において、オリフィス通路72を受圧室66に連通
する第一の連通孔76と、オリフィス通路72を平衡室
68に連通する第二の連通孔78が形成されている。こ
れにより、オリフィス通路72が、周方向で略一周の長
さをもって受圧室66と平衡室68を相互に連通するよ
うにされている。
【0038】そして、このような構造とされたエンジン
マウント10にあっては、第一の取付金具12と第二の
取付金具14の間への振動入力時に、受圧室66と平衡
室68の間に生ぜしめられる相対的な圧力差に基づい
て、それら両室66,68間でオリフィス通路72を通
じての流体流動が生ぜしめられるようになっており、こ
の流動流体の共振作用に基づいて、有効な防振効果が発
揮される。なお、流体の共振作用に基づいて発揮される
防振効果は、オリフィス通路72の長さと断面積の比を
調節することによってチューニングすることが可能であ
り、例えば、シェイク振動に対する減衰効果や、アイド
リング振動に対する絶縁効果等を適宜に得ることが出来
る。また、オリフィス通路72のチューニング周波数域
よりも高周波数域では、オリフィス通路72の流通抵抗
が著しく大きくなって実質的に閉塞化するが、その場合
には、ゴム弾性板60の弾性変形に基づいて受圧室66
の圧力変化が吸収されることから、著しい高動ばね化が
回避されて、高周波数域の振動に対しても良好なる防振
効果が発揮され得るようになっている。
【0039】そこにおいて、上述の如き構造とされたエ
ンジンマウント10にあっては、本体ゴム弾性体16の
第二の取付金具14への接着部位において、特に亀裂等
が発生し易い上側筒金具24の開口部分がくびれ部30
とされて、円筒形状よりも接着面積が大きく設定されて
いると共に、開口端部が軸方向外方に拡開して傾斜せし
められていることから、本体ゴム弾性体16の上側筒金
具24への接着部付近における応力集中が緩和されて耐
久性が向上されるのである。
【0040】しかも、第二の取付金具14におけるくび
れ部30は、本体ゴム弾性体16の接着部位のうち、特
に本体ゴム弾性体16の応力集中が問題となり易い、軸
方向上端部だけに設定されており、くびれ部30が形成
されていない大径の円筒状部28に対しても本体ゴム弾
性体16が加硫接着されて、かかる大径の円筒状部28
と第一の取付金具12が、本体ゴム弾性体16によって
直接に弾性連結されていることから、かかる部位におい
て、本体ゴム弾性体16のボリュームや有効自由長が大
きく確保されることとなる。それ故、本体ゴム弾性体1
6の耐久性の更なる向上が図られ得ると共に、本体ゴム
弾性体16の材質の選定やばね特性の設定等に関して大
きな設計自由度が達成され得るのである。
【0041】さらに、本実施形態では、本体ゴム弾性体
16の第一の取付金具12への接着部位においても、フ
ィレットアール部46が形成されて応力集中が緩和され
るようになっていることから、本体ゴム弾性体16の耐
久性が一層有利に達成され得るのである。そこにおい
て、本体ゴム弾性体16は、大径側端部における第二の
取付金具14への接着端部が、第二の取付金具14の軸
方向先端部と面一とされて、そこから軸方向外方に向か
って円錐台形状をもって延び出しており、本体ゴム弾性
体16の外周面の全体が、第二の取付金具14の軸方向
先端面よりも軸方向外方に突出せしめられていることか
ら、本体ゴム弾性体16の成形型において、軸直角方向
に型開閉する型割構造を採用することが出来るのであ
り、それによって、本体ゴム段伊勢体16の下面側に、
オーバハング状のフィレットアール部46を、簡単な成
形型形状と構造によって容易に形成することが出来るの
である。
【0042】また、上述の如き構造とされたエンジンマ
ウント10は、例えば図4に示されているように、ボデ
ー側に取り付けられるブラケット80に対して、該ブラ
ケット80に形成された円形の装着孔82に第二の取付
金具14を圧入固定することによって組み付けられるこ
ととなるが、そこにおいて、第二の取付金具14におけ
る上側筒金具24は、くびれ部30の外径寸法が円筒状
部28の外径寸法と同一かそれ以下に設定されているこ
とから、該上側筒金具24を、くびれ部30側から装着
孔82に圧入することによって、容易に組み付けること
が出来る。しかも、第二の取付金具14においては、く
びれ部30が先端部分だけに形成されていることから、
円筒状部28において、装着孔82に対する圧入固定面
積を有利に確保することが出来る。また、本実施形態で
は、上側筒金具24の軸方向下端部に、かしめ部32が
突設されていることから、このかしめ部32を装着孔8
2の開口端面に重ね合わせることによって、エンジンマ
ウント10を軸方向において装着孔82に有利に位置決
めすることが可能となる。なお、ブラケット80は、鉄
鋼等の金属板をプレス成形等で門形とし、その両側脚部
84,84の下端部を外方に屈曲させて、ボデー側にボ
ルト固定する取付板部86,86を形成すると共に、装
着孔82を有する円筒形状の圧入保持金具88を、両側
脚部84,84の各中央部分に跨がって配設して溶着固
定した構造とされている。また、圧入保持金具88の外
周面には、外周面上に突出する取付ステー90が溶着さ
れている一方、ブラケット80の天板部94には挿通孔
92が貫設されており、この挿通孔92を通じて、パワ
ーユニット側に固設された図示しないブラケットが挿通
されて、第一の取付金具12にボルト固定されるように
なっている。
【0043】以上、本発明の一実施形態について詳述し
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
【0044】例えば、前記実施形態では、第二の取付金
具14を構成する上側筒金具24のくびれ部30の開口
端面が、切削加工されて軸直角方向に広がる切削端面と
されていたが、そのような切削加工は必ずしも必要でな
く、図5に示されているように、円筒形状の筒金具をプ
レス加工等で屈曲乃至は湾曲させてくびれ部30を形成
しただけの非切削端面96によって、くびれ部30の開
口端面を構成しても良い。
【0045】また、前記実施形態のエンジンマウント1
0は、ブラケット80の装着孔82に圧入固定されて装
着されるようになっていたが、その取付構造は何等限定
されるものでなく、例えば、第二の取付金具14に対し
て、取付用の脚部等を溶接等で直接に一体形成しても良
い。
【0046】更にまた、第二の取付金具14に形成され
るくびれ部30の具体的形状は例示のものに限定される
ものでなく、各種の形状が採用され得る。具体的には、
例えば、図6に示されているように、円筒状部28の軸
方向上端部から径方向内方に向かって延び出す円環板状
の平坦部98を形成すると共に、該平坦部98の内周縁
部から軸方向外方に向かって拡開しながら突出するテー
パ筒部100を形成することにより、それら平坦部98
とテーパ筒部100によって、くびれ部を構成しても良
い。或いはまた、図7に示されているように、円筒状部
28の軸方向上端部から径方向内方に向かって延び出す
円環板状の下平坦部102を形成すると共に、該下平坦
部102の内周縁部から軸方向外方に向かって略一定の
径寸法で突出する小径筒部104を形成し、更に該小径
筒部104の突出先端部を湾曲させて径方向外方に向か
って延び出す円環板状の上平坦部106を形成すること
により、それら上下平坦部102,106と小径筒部1
04からなる段付円筒構造をもって、くびれ部を構成し
ても良い。
【0047】また、第一の取付金具12の具体的形状
は、何等限定されるものでなく、本体ゴム弾性体16に
おいても、第一の取付金具12への接着部分におけるフ
ィレーットアール部46は、必ずしも受ける必要はな
い。
【0048】また、オリフィス通路72の具体的構造
は、何等限定されるものでない。更に、ゴム弾性板60
は必ずしも設ける必要はなく、例えば、支持板金具58
を円形平板形状として、該支持板金具58によって受圧
室66と平衡室68を仕切るようにしても良い。更にま
た、本発明は、非圧縮性流体が封入された流体室を備え
ない構造の防振装置にも、適用可能である。
【0049】加えて、前記実施形態では、本発明を自動
車用のエンジンマウントに適用したものの具体例を示し
たが、本発明は、その他、自動車用のボデーマウントや
デフマウント等、或いは自動車以外の各種装置における
各種の防振装置に対して、何れも有効に適用され得るこ
とは、勿論である。
【0050】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた防振装置においては、第二の取付部
材の開口側先端部分に設けられたくびれ状部によって、
そこに接着されたゴム弾性体の応力集中が緩和されて耐
久性の向上が図られ得る。しかも、かかるくびれ状部
が、ゴム弾性体の応力集中が問題となり易い第二の取付
部材における開口側先端部分だけに形成されていること
から、くびれ状部よりも大径の円筒状部において、本体
ゴム弾性体の全体ボリュームと有効自由長が有利に確保
されて、本体ゴム弾性体の耐久性の更なる向上と、本体
ゴム弾性体の材質やばね特性等の設計自由度の拡大など
が達成され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての自動車用エン
ジンマウントを示す縦断面説明図であって、図3におけ
るI−I断面に相当する図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの要部拡大説
明図である。
【図3】図1に示されたエンジンマウントを構成する仕
切部材の底面図である。
【図4】図1に示されたエンジンマウントのブラケット
への組み付け状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の別の実施形態としてエンジンマウント
を示す、図2に対応する縦断面図である。
【図6】本発明の更に別の実施形態としてのエンジンマ
ウントの要部を示す縦断面説明図である。
【図7】本発明の更に別の実施形態としてのエンジンマ
ウントの要部を示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント 12 第一の取付金具 14 第二の取付金具 16 本体ゴム弾性体 28 円筒状部 30 くびれ部 80 ブラケット 82 装着孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振連結される一方の被連結体に取り付
    けられる第一の取付部材を、防振連結される他方の被連
    結体に取り付けられる第二の取付部材に設けられた円筒
    状部の開口部側に離間して配設せしめて、本体ゴム弾性
    体の中央部分に該第一の取付部材を固着すると共に、該
    本体ゴム弾性体の外周面を該第二の取付部材の円筒状部
    の内周面に接着することにより、それら第一の取付部材
    と第二の取付部材を該本体ゴム弾性体で連結した防振装
    置において、 前記第二の取付部材における円筒状部の開口側先端部分
    に、径方向内方に向かって突出して周方向全周に亘って
    連続して延びるくびれ状部を一体形成すると共に、該く
    びれ状部の開口端部の最大外径寸法を該円筒状部の外径
    寸法を越えない大きさとする一方、前記本体ゴム弾性体
    を、それらくびれ状部と円筒状部の両内周面に亘って接
    着せしめて、それらくびれ状部と円筒状部をそれぞれ該
    本体ゴム弾性体を介して前記第一の取付部材に弾性連結
    せしめたことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 前記本体ゴム弾性体における前記第一の
    取付部材と前記第二の取付部材の連結部分の外周自由表
    面を、前記第二の取付部材におけるくびれ状部の開口端
    部から径方向内方に行くに従って軸方向外方に向かって
    次第に突出するテーパ筒形状とした請求項1に記載の防
    振装置。
  3. 【請求項3】 前記本体ゴム弾性体の小径側端面に前記
    第一の取付部材を接着せしめて、該第一の取付部材の外
    周部分を該本体ゴム弾性体から径方向外方に張り出させ
    ると共に、該本体ゴム弾性体の小径側端部において、径
    方向外方に向かって湾曲して広がり、該第一の取付部材
    の張り出し部に接着されるフィレットアール部を設けた
    請求項2に記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の取付部材から前記本体ゴム弾
    性体に向かって軸方向に突出するボス状突部を設けて、
    該ボス状突部を、該本体ゴム弾性体の内部に差し込んだ
    状態で該本体ゴム弾性体に接着せしめた請求項1乃至3
    の何れかに記載の防振装置。
  5. 【請求項5】 前記本体ゴム弾性体を前記くびれ状部の
    径方向内方突出先端部を通る円筒状面で切断した仮想的
    な筒状切断面において、該くびれ状部の径方向内方に位
    置せしめられる部分の軸方向長さ:Lに対して、前記円
    筒状部の径方向内方に位置せしめられる部分の軸方向長
    さ:Mの値を、0.5≦M/L≦3を満足するように設
    定した請求項1乃至4の何れかに記載の防振装置。
  6. 【請求項6】 前記第二の取付部材におけるくびれ状部
    を、その全体に亘って、径方向に広がる平坦部を有する
    ことなく軸方向に傾斜して延びる傾斜面乃至は湾曲面と
    した請求項1乃至5の何れかに記載の防振装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の取付部材における円筒状部の
    中空内部において、前記本体ゴム弾性体によって壁部の
    一部が構成されて非圧縮性流体が封入された流体室を形
    成した請求項1乃至6の何れかに記載の防振装置。
  8. 【請求項8】 前記第二の取付部材が取り付けられる被
    連結体に固定されるブラケットの装着孔に対して、前記
    第二の取付部材を、前記くびれ状部の側から軸方向に圧
    入して組み付けた請求項1乃至7の何れかに記載の防振
    装置。
  9. 【請求項9】 前記円筒状部における前記くびれ状部側
    と反対の軸方向端部に、該円筒状部よりも大径のかしめ
    筒部を一体形成し、該円筒状部の開口を流体密に覆蓋す
    る蓋部材の外周縁部を該かしめ筒部にかしめ固定するこ
    とにより、かかる円筒状部の中空内部において、前記本
    体ゴム弾性体によって壁部の一部が構成されて非圧縮性
    流体が封入された流体室を形成する一方、かかるかしめ
    筒部を、前記ブラケットにおける装着孔の開口端面に当
    接させることにより、前記第二の取付部材を該ブラケッ
    トに対して軸方向に位置決めした請求項8に記載の防振
    装置。
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