JPH08277876A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
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- JPH08277876A JPH08277876A JP8026495A JP8026495A JPH08277876A JP H08277876 A JPH08277876 A JP H08277876A JP 8026495 A JP8026495 A JP 8026495A JP 8026495 A JP8026495 A JP 8026495A JP H08277876 A JPH08277876 A JP H08277876A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- outer frame
- fitting
- vibration
- peripheral side
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防振装置の組立性を向上して製造コストを低
減する。 【構成】 外枠金具12の上部筒部12B内に弾性体1
8が嵌合され、上部筒部12Bの内周面が弾性体18を
囲んで保持する。弾性体18の中央上部側に上部連結金
具24が加硫接着され、上部連結金具24の上部にエン
ジンに防振装置10を連結する為のボルト22が突出し
ている。弾性体18の外周側の上部には、凸部19が円
環状に突出して配置され、弾性体18は凸部19を上部
に有し且つ外周寄りの部分ほど肉厚となるような挟持部
18Aを、外周側に円環状に有することになる。凸部1
9上に上部筒部12Bの上部側に連続して形成されたか
しめ部12Dが円環状にかしめられて、外枠金具12か
らの弾性体18の抜け出しを防止している。
減する。 【構成】 外枠金具12の上部筒部12B内に弾性体1
8が嵌合され、上部筒部12Bの内周面が弾性体18を
囲んで保持する。弾性体18の中央上部側に上部連結金
具24が加硫接着され、上部連結金具24の上部にエン
ジンに防振装置10を連結する為のボルト22が突出し
ている。弾性体18の外周側の上部には、凸部19が円
環状に突出して配置され、弾性体18は凸部19を上部
に有し且つ外周寄りの部分ほど肉厚となるような挟持部
18Aを、外周側に円環状に有することになる。凸部1
9上に上部筒部12Bの上部側に連続して形成されたか
しめ部12Dが円環状にかしめられて、外枠金具12か
らの弾性体18の抜け出しを防止している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動発生部からの振動
の伝達を防止する場合等に適用される防振装置に関する
ものであり、振動を発生する部材を支持するマウント類
に適用可能なものである。
の伝達を防止する場合等に適用される防振装置に関する
ものであり、振動を発生する部材を支持するマウント類
に適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の振動発生部となるエンジ
ンと振動受部となる車体との間にエンジンマウントとし
ての防振装置が配設されていて、エンジンが発生する振
動をこの防振装置が吸収し、車体側に伝達されるのを阻
止するような構造となっている。
ンと振動受部となる車体との間にエンジンマウントとし
ての防振装置が配設されていて、エンジンが発生する振
動をこの防振装置が吸収し、車体側に伝達されるのを阻
止するような構造となっている。
【0003】すなわち、この防振装置としては、防振装
置の内部に弾性体及び一対の液室を設けると共に、オリ
フィスとなる制限通路でこれらの液室を互いに連通した
ものが知られている。そして、搭載されたエンジンが作
動して振動が発生した場合には、弾性体の制振機能及
び、これら液室を連通するオリフィス内の液体の粘性抵
抗等で振動を吸収し、振動の伝達を阻止するようになっ
ている。
置の内部に弾性体及び一対の液室を設けると共に、オリ
フィスとなる制限通路でこれらの液室を互いに連通した
ものが知られている。そして、搭載されたエンジンが作
動して振動が発生した場合には、弾性体の制振機能及
び、これら液室を連通するオリフィス内の液体の粘性抵
抗等で振動を吸収し、振動の伝達を阻止するようになっ
ている。
【0004】その一例として、図9に示すような防振装
置が知られており、以下にこの図に基づき従来の防振装
置を説明する。
置が知られており、以下にこの図に基づき従来の防振装
置を説明する。
【0005】この図に示すように、防振装置の下部取付
金具112と上部取付金具116との間に、ゴム製の弾
性体118がこれら金具に加硫接着されて、配置されて
いる。そして、下部取付金具112にかしめられたダイ
ヤフラム122と弾性体118との間に液室124が設
けられ、この液室124を一対の液室124A、124
Bに区画すると共にオリフィス132を有した仕切板1
30が、液室124内に設置された構造となっている。
金具112と上部取付金具116との間に、ゴム製の弾
性体118がこれら金具に加硫接着されて、配置されて
いる。そして、下部取付金具112にかしめられたダイ
ヤフラム122と弾性体118との間に液室124が設
けられ、この液室124を一対の液室124A、124
Bに区画すると共にオリフィス132を有した仕切板1
30が、液室124内に設置された構造となっている。
【0006】従って、この防振装置は、両液室124
A、124Bを連通するオリフィス132を介して、両
液室124A、124B内の液体が流通して、振動を低
減するうことになる。
A、124Bを連通するオリフィス132を介して、両
液室124A、124B内の液体が流通して、振動を低
減するうことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
従来の防振装置では、上部取付金具116と弾性体11
8との間を加硫接着するだけでなく、大きな接着面積を
要する下部取付金具112と弾性体118との間をも加
硫接着する為に、下部取付金具112の表面にも煩雑な
処理工程が必要であった。
従来の防振装置では、上部取付金具116と弾性体11
8との間を加硫接着するだけでなく、大きな接着面積を
要する下部取付金具112と弾性体118との間をも加
硫接着する為に、下部取付金具112の表面にも煩雑な
処理工程が必要であった。
【0008】つまり、下部取付金具112等の金具の加
硫接着に際しては、金具に下地処理すると共に接着剤の
塗布等の接着処理を施さなければならず、複数の金具を
加硫接着するには、これらの処理をそれぞれの金具に対
して行う必要から、組立作業が煩雑となって製造コスト
が増大していた。
硫接着に際しては、金具に下地処理すると共に接着剤の
塗布等の接着処理を施さなければならず、複数の金具を
加硫接着するには、これらの処理をそれぞれの金具に対
して行う必要から、組立作業が煩雑となって製造コスト
が増大していた。
【0009】また、下地処理に際して金具の洗浄に多量
の溶剤が必要となると共に、接着処理に際して多量の接
着剤が必要となり、製造コストがより一層増大し、さら
には作業性が悪かった。
の溶剤が必要となると共に、接着処理に際して多量の接
着剤が必要となり、製造コストがより一層増大し、さら
には作業性が悪かった。
【0010】本発明は、上記事実を考慮し、組立性を向
上して製造コストを低減し得る防振装置を提供すること
を目的とする。
上して製造コストを低減し得る防振装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1による防振装置
は、振動発生部及び振動受部の一方に連結される第1の
取付部材と、前記第1の取付部材に連結され且つ外周寄
りの部分ほど肉厚とされる挟持部が外周側に設けられた
弾性体と、振動発生部及び振動受部の他方に連結され且
つ前記弾性体の外周面と嵌合されると共に一端側がかし
められて前記挟持部を挟持して前記弾性体と連結される
第2の取付部材と、内壁の少なくとも一部が前記弾性体
により形成され且つ液体が封入された液室と、を有する
ことを特徴とする。
は、振動発生部及び振動受部の一方に連結される第1の
取付部材と、前記第1の取付部材に連結され且つ外周寄
りの部分ほど肉厚とされる挟持部が外周側に設けられた
弾性体と、振動発生部及び振動受部の他方に連結され且
つ前記弾性体の外周面と嵌合されると共に一端側がかし
められて前記挟持部を挟持して前記弾性体と連結される
第2の取付部材と、内壁の少なくとも一部が前記弾性体
により形成され且つ液体が封入された液室と、を有する
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の取付部材と第2の取付部材との間に弾性
体が介在されており、弾性体により少なくとも一部が形
成された内壁により、液体が封入された液室が形成され
ている。
体が介在されており、弾性体により少なくとも一部が形
成された内壁により、液体が封入された液室が形成され
ている。
【0013】従って、いずれかの取付部材に連結された
振動発生部側から振動が伝達されると、弾性体が変形
し、これに伴って液室が拡縮して液体に圧力変化及び流
動が生じ、弾性体の変形及び、液体の圧力変化、流動に
より振動が減衰されて、振動受部側に振動が伝達され難
くなる。
振動発生部側から振動が伝達されると、弾性体が変形
し、これに伴って液室が拡縮して液体に圧力変化及び流
動が生じ、弾性体の変形及び、液体の圧力変化、流動に
より振動が減衰されて、振動受部側に振動が伝達され難
くなる。
【0014】また、弾性体の外周側寄りの部分に外周側
寄りほど肉厚となる挟持部が形成され、弾性体の外周面
に嵌合される第2の取付部材の一端側がかしめられて、
弾性体の挟持部を第2の取付部材が挟持して弾性体と第
2の取付部材とが確実に連結される。
寄りほど肉厚となる挟持部が形成され、弾性体の外周面
に嵌合される第2の取付部材の一端側がかしめられて、
弾性体の挟持部を第2の取付部材が挟持して弾性体と第
2の取付部材とが確実に連結される。
【0015】従って、第2の取付部材と弾性体との間が
加硫接着等によって接着されていなくとも、かしめられ
て第2の取付部材と弾性体との間が緊密に密着されてい
るので、弾性体が第2の取付部材から分離したり、弾性
体と第2の取付部材との間の隙間から液室内の液体が漏
れ出す虞がなくなる。この為、すくなくとも第2の取付
部材への下地処理及び接着剤の塗布等の表面処理が不要
となり、組立性が向上して製造コストが低減されること
になる。さらに、下地処理に際しての洗浄の為の溶剤が
不要となると共に、接着処理に際しての接着剤が不要と
なり、製造コストが低減されることになる。
加硫接着等によって接着されていなくとも、かしめられ
て第2の取付部材と弾性体との間が緊密に密着されてい
るので、弾性体が第2の取付部材から分離したり、弾性
体と第2の取付部材との間の隙間から液室内の液体が漏
れ出す虞がなくなる。この為、すくなくとも第2の取付
部材への下地処理及び接着剤の塗布等の表面処理が不要
となり、組立性が向上して製造コストが低減されること
になる。さらに、下地処理に際しての洗浄の為の溶剤が
不要となると共に、接着処理に際しての接着剤が不要と
なり、製造コストが低減されることになる。
【0016】
【実施例】本発明に係る防振装置の第1実施例を図1及
び図2に示し、これらの図に基づき本実施例を説明す
る。
び図2に示し、これらの図に基づき本実施例を説明す
る。
【0017】本実施例を表す図1に示すように、この防
振装置10の下部側を形成する外枠金具12の下部に
は、車体(図示せず)にこの防振装置10を図示しない
ナットの螺合により連結して固着する為のボルト14が
突出している。そして、この外枠金具12の下部側は円
環状に形成された下部筒部12Aとなっており、その上
部側は同じく円環状であって下部筒部12Aより大径に
形成された上部筒部12Bとされていて、これら筒部1
2A、12Bの間が段部12Cで繋がれている。
振装置10の下部側を形成する外枠金具12の下部に
は、車体(図示せず)にこの防振装置10を図示しない
ナットの螺合により連結して固着する為のボルト14が
突出している。そして、この外枠金具12の下部側は円
環状に形成された下部筒部12Aとなっており、その上
部側は同じく円環状であって下部筒部12Aより大径に
形成された上部筒部12Bとされていて、これら筒部1
2A、12Bの間が段部12Cで繋がれている。
【0018】また、上部筒部12Bの内周側には、円錐
形状をしたゴム製の弾性体18の外周面が嵌合されてお
り、この上部筒部12Bの内周面が弾性体18を囲んで
保持することになる。さらに、弾性体18の中央上部側
には、金属製で円柱状に形成された上部連結金具24が
加硫接着されており、この上部連結金具24の上部に
は、エンジン(図示せず)にこの防振装置10を図示し
ないナットの螺合により連結して固着する為のボルト2
2が突出している。
形状をしたゴム製の弾性体18の外周面が嵌合されてお
り、この上部筒部12Bの内周面が弾性体18を囲んで
保持することになる。さらに、弾性体18の中央上部側
には、金属製で円柱状に形成された上部連結金具24が
加硫接着されており、この上部連結金具24の上部に
は、エンジン(図示せず)にこの防振装置10を図示し
ないナットの螺合により連結して固着する為のボルト2
2が突出している。
【0019】以上より、弾性体18は、第1の取付部材
となる上部連結金具24と第2の取付部材を構成する外
枠金具12との間に介在されて取り付けられることとな
る。
となる上部連結金具24と第2の取付部材を構成する外
枠金具12との間に介在されて取り付けられることとな
る。
【0020】他方、外枠金具12の段部12Cと弾性体
18との間には、例えば合成樹脂材料で円板状に形成さ
れた仕切部材34及びゴム製の弾性膜であるダイヤフラ
ム30が、上から順に配置されており、外枠金具12の
段部12Cと弾性体18の下面との間にこれら部材の外
周寄りの部分が挟まれている。
18との間には、例えば合成樹脂材料で円板状に形成さ
れた仕切部材34及びゴム製の弾性膜であるダイヤフラ
ム30が、上から順に配置されており、外枠金具12の
段部12Cと弾性体18の下面との間にこれら部材の外
周寄りの部分が挟まれている。
【0021】一方、弾性体18の外周側の上部には、凸
部19が円環状に突出して配置されている。この為、弾
性体18は、凸部19を上部に有し且つ外周寄りの部分
ほど肉厚となるような挟持部18Aを、外周側に円環状
に有することになる。
部19が円環状に突出して配置されている。この為、弾
性体18は、凸部19を上部に有し且つ外周寄りの部分
ほど肉厚となるような挟持部18Aを、外周側に円環状
に有することになる。
【0022】そして、この突出した凸部19上に、上部
筒部12Bの上部側に連続して形成されたかしめ部12
Dが円環状にかしめられて、外枠金具12からの弾性体
18の抜け出しを防止すると共に、外枠金具12の段部
12Cと弾性体18の下面とによる仕切部材34及びダ
イヤフラム30の挟持を確実なものとしている。
筒部12Bの上部側に連続して形成されたかしめ部12
Dが円環状にかしめられて、外枠金具12からの弾性体
18の抜け出しを防止すると共に、外枠金具12の段部
12Cと弾性体18の下面とによる仕切部材34及びダ
イヤフラム30の挟持を確実なものとしている。
【0023】他方、弾性体18の下面側中央部には凹部
18Bが形成されており、また、ダイヤフラム30と弾
性体18との間には、ダイヤフラム30及び弾性体18
の凹部18Bで内壁面が形成された液室32が設けられ
ていて、例えば水、オイル等の液体が封入されている。
そして、仕切部材34が液室32を主液室32Aと副液
室32Bとに二分するように区画している。
18Bが形成されており、また、ダイヤフラム30と弾
性体18との間には、ダイヤフラム30及び弾性体18
の凹部18Bで内壁面が形成された液室32が設けられ
ていて、例えば水、オイル等の液体が封入されている。
そして、仕切部材34が液室32を主液室32Aと副液
室32Bとに二分するように区画している。
【0024】さらに、この仕切部材34の下面側であっ
て仕切部材34の外周部分と同軸状の位置には、環状壁
部34Aが円環状に突出して設けられている。この環状
壁部34Aの先端側は外周側に屈曲されて、環状壁部3
4Aの先端部がダイヤフラム30に当接され、閉鎖され
る空間を形成している。尚、図1に示すように、この環
状壁部34Aの先端部は、ダイヤフラム30の変形に伴
って環状壁部34Aがダイヤフラム30を傷付けないよ
うに、円形断面とされている。
て仕切部材34の外周部分と同軸状の位置には、環状壁
部34Aが円環状に突出して設けられている。この環状
壁部34Aの先端側は外周側に屈曲されて、環状壁部3
4Aの先端部がダイヤフラム30に当接され、閉鎖され
る空間を形成している。尚、図1に示すように、この環
状壁部34Aの先端部は、ダイヤフラム30の変形に伴
って環状壁部34Aがダイヤフラム30を傷付けないよ
うに、円形断面とされている。
【0025】そして、上記のように仕切部材34、環状
壁部34A及びダイヤフラム30に囲まれた円環状の空
間が、オリフィス42を構成する。このオリフィス42
の一端側の仕切部材34の部分には、主液室32Aとオ
リフィス42内とを連通する孔36が形成され、オリフ
ィス42の他端側の環状壁部34Aの部分には、副液室
32Bとオリフィス42内とを連通する孔38が形成さ
れている。従って、このオリフィス42が、孔36、3
8を介して主液室32Aと副液室32Bとの間を連通す
ることとなる。
壁部34A及びダイヤフラム30に囲まれた円環状の空
間が、オリフィス42を構成する。このオリフィス42
の一端側の仕切部材34の部分には、主液室32Aとオ
リフィス42内とを連通する孔36が形成され、オリフ
ィス42の他端側の環状壁部34Aの部分には、副液室
32Bとオリフィス42内とを連通する孔38が形成さ
れている。従って、このオリフィス42が、孔36、3
8を介して主液室32Aと副液室32Bとの間を連通す
ることとなる。
【0026】さらに、ダイヤフラム30と外枠金具12
との間の空間は空気室44とされてダイヤフラム30の
変形を可能としている。尚、この外枠金具12には貫通
孔(図示せず)が形成されており、空気室44がこの貫
通孔で外部と連通されている。
との間の空間は空気室44とされてダイヤフラム30の
変形を可能としている。尚、この外枠金具12には貫通
孔(図示せず)が形成されており、空気室44がこの貫
通孔で外部と連通されている。
【0027】次に、本実施例の防振装置の組立を説明す
る。まず、予め下地処理及び接着剤の塗布等の接着処理
が施された上部連結金具24を図示しない金型内に入れ
て、図2(a)に示すように上部連結金具24の周りに
弾性体18を加硫すると共に、外枠金具12、壁部材3
4及びダイヤフラム30の各部品をそれぞれ加工する。
る。まず、予め下地処理及び接着剤の塗布等の接着処理
が施された上部連結金具24を図示しない金型内に入れ
て、図2(a)に示すように上部連結金具24の周りに
弾性体18を加硫すると共に、外枠金具12、壁部材3
4及びダイヤフラム30の各部品をそれぞれ加工する。
【0028】そして、液体中において、上部連結金具2
4が一体的とされた弾性体18、仕切部材34及びダイ
ヤフラム30等を図2(b)に示すように、上部筒部1
2B内に挿入し、外枠金具12のかしめ部12Dを図2
(b)の二点鎖線で示すようにかしめ加工して、弾性体
18の挟持部18A、仕切部材34及びダイヤフラム3
0を段部12Cとの間で挟持すれば、組立は完了する。
尚、このかしめ加工の際に、液体が漏れ出さないよう
に、弾性体18の凸部19を若干つぶしつつかしめ部1
2Dをかしめ加工するが、弾性体18に応力を集中させ
ない為、かしめ部12Dの先端側寄りを湾曲させると共
に、弾性体18を傷つけない為、かしめ部12Dの先端
を弾性体18に当たらないように逃がす。また、外枠金
具12に形成された図示しない貫通孔より、空気室44
内に残った液体が排出され易くなる。
4が一体的とされた弾性体18、仕切部材34及びダイ
ヤフラム30等を図2(b)に示すように、上部筒部1
2B内に挿入し、外枠金具12のかしめ部12Dを図2
(b)の二点鎖線で示すようにかしめ加工して、弾性体
18の挟持部18A、仕切部材34及びダイヤフラム3
0を段部12Cとの間で挟持すれば、組立は完了する。
尚、このかしめ加工の際に、液体が漏れ出さないよう
に、弾性体18の凸部19を若干つぶしつつかしめ部1
2Dをかしめ加工するが、弾性体18に応力を集中させ
ない為、かしめ部12Dの先端側寄りを湾曲させると共
に、弾性体18を傷つけない為、かしめ部12Dの先端
を弾性体18に当たらないように逃がす。また、外枠金
具12に形成された図示しない貫通孔より、空気室44
内に残った液体が排出され易くなる。
【0029】さらに、このように完成された防振装置1
0は最後に車両内に設置されることになる。
0は最後に車両内に設置されることになる。
【0030】次に本実施例の作用を説明する。上部連結
金具24に搭載されるエンジンが作動すると、エンジン
の振動が上部連結金具24を介して弾性体18に伝達さ
れる。弾性体18は吸振主体として作用し、弾性体18
の内部摩擦に基づく制振機能によって振動を吸収するこ
とができる。さらに、主液室32A及び副液室32B内
の液体がオリフィス42を通って相互に流通し、オリフ
ィス42内に生ずる液体の圧力変化、液体流動の粘性抵
抗等に基づく減衰作用で防振効果を向上することができ
る。
金具24に搭載されるエンジンが作動すると、エンジン
の振動が上部連結金具24を介して弾性体18に伝達さ
れる。弾性体18は吸振主体として作用し、弾性体18
の内部摩擦に基づく制振機能によって振動を吸収するこ
とができる。さらに、主液室32A及び副液室32B内
の液体がオリフィス42を通って相互に流通し、オリフ
ィス42内に生ずる液体の圧力変化、液体流動の粘性抵
抗等に基づく減衰作用で防振効果を向上することができ
る。
【0031】また、弾性体18の外周側に、外周寄りの
部分ほど肉厚となる挟持部18Aが形成され、弾性体1
8の外周面に嵌合される外枠金具12の上端側に配置さ
れたかしめ部12Dがかしめられて、弾性体18の挟持
部18Aを外枠金具12が挟持して弾性体18と外枠金
具12とが確実に連結されている。
部分ほど肉厚となる挟持部18Aが形成され、弾性体1
8の外周面に嵌合される外枠金具12の上端側に配置さ
れたかしめ部12Dがかしめられて、弾性体18の挟持
部18Aを外枠金具12が挟持して弾性体18と外枠金
具12とが確実に連結されている。
【0032】従って、外枠金具12と弾性体18との間
が加硫接着によって接着されていなくとも、かしめ部1
2Dにより外枠金具12と弾性体18との間が緊密に密
着されているので、弾性体18が外枠金具12から分離
したり、弾性体18と外枠金具12との間の隙間から液
室32内の液体が漏れ出す虞がなくなる。
が加硫接着によって接着されていなくとも、かしめ部1
2Dにより外枠金具12と弾性体18との間が緊密に密
着されているので、弾性体18が外枠金具12から分離
したり、弾性体18と外枠金具12との間の隙間から液
室32内の液体が漏れ出す虞がなくなる。
【0033】この為、すくなくとも外枠金具12への下
地処理及び接着剤の塗布等の表面処理が不要となり、組
立性が向上して製造コストが低減されることになる。さ
らに、下地処理に際しての洗浄の為の溶剤が不要となる
と共に、接着処理に際しての接着剤が不要となり、製造
コストがさらに低減されることになる。
地処理及び接着剤の塗布等の表面処理が不要となり、組
立性が向上して製造コストが低減されることになる。さ
らに、下地処理に際しての洗浄の為の溶剤が不要となる
と共に、接着処理に際しての接着剤が不要となり、製造
コストがさらに低減されることになる。
【0034】一方、外枠金具12と弾性体18との間を
加硫接着しないので、弾性体18及び外枠金具12のリ
サイクルが容易となって、環境保全に寄与することにな
る。
加硫接着しないので、弾性体18及び外枠金具12のリ
サイクルが容易となって、環境保全に寄与することにな
る。
【0035】次に、本発明に係る防振装置の第2実施例
を図3に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
を図3に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
【0036】図3に示すように、本実施例の外枠金具1
2の上部筒部12Bの下部側には、この上部筒部12B
より下側に延びる延長部12Eが形成されており、これ
に合わせて、弾性体18の外周側には、下側に環状に突
出する環状凸部18Cが形成されている。このため、こ
の環状凸部18Cが延長部12E内に嵌まり込む形とな
っている。
2の上部筒部12Bの下部側には、この上部筒部12B
より下側に延びる延長部12Eが形成されており、これ
に合わせて、弾性体18の外周側には、下側に環状に突
出する環状凸部18Cが形成されている。このため、こ
の環状凸部18Cが延長部12E内に嵌まり込む形とな
っている。
【0037】また、仕切部材34の下面側には、円環状
の溝部48Aを有したオリフィス形成部材48が溶接等
により接合されており、仕切部材34により塞がれた溝
部48A内の空間がオリフィス42を構成している。そ
して、このオリフィス42の一端側の仕切部材34の部
分には、主液室32Aとオリフィス42内とを連通する
孔52が形成され、オリフィス42の他端側のオリフィ
ス形成部材48の部分には、副液室32Bとオリフィス
42内とを連通する孔54が形成されている。
の溝部48Aを有したオリフィス形成部材48が溶接等
により接合されており、仕切部材34により塞がれた溝
部48A内の空間がオリフィス42を構成している。そ
して、このオリフィス42の一端側の仕切部材34の部
分には、主液室32Aとオリフィス42内とを連通する
孔52が形成され、オリフィス42の他端側のオリフィ
ス形成部材48の部分には、副液室32Bとオリフィス
42内とを連通する孔54が形成されている。
【0038】以上より、本実施例によれば、弾性体18
の環状凸部18Cが外枠金具12の延長部12E内に嵌
まり込んでいるので、図3上、左右方向である水平方向
に沿って振動が上部連結金具24側より加わった場合で
も、弾性体18及び仕切部材34に対して外枠金具12
が水平方向にずれたりする虞がない。
の環状凸部18Cが外枠金具12の延長部12E内に嵌
まり込んでいるので、図3上、左右方向である水平方向
に沿って振動が上部連結金具24側より加わった場合で
も、弾性体18及び仕切部材34に対して外枠金具12
が水平方向にずれたりする虞がない。
【0039】次に、本発明に係る防振装置の第3実施例
を図4に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
を図4に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
【0040】図4に示すように、本実施例に係る弾性体
18の凹部18Bに当接し得る仕切部材34の位置に
は、円環状の嵌合凸部34Bが形成されており、凹部1
8Bとこの嵌合凸部34Bとの間の嵌合により、弾性体
18と仕切部材34との間のずれを防止している。
18の凹部18Bに当接し得る仕切部材34の位置に
は、円環状の嵌合凸部34Bが形成されており、凹部1
8Bとこの嵌合凸部34Bとの間の嵌合により、弾性体
18と仕切部材34との間のずれを防止している。
【0041】以上より、本実施例によれば、弾性体18
の凹部18Bに嵌合凸部34Bが嵌まり込んでいるの
で、図4上、左右方向である水平方向に沿って振動が上
部連結金具24側より加わった場合でも、弾性体18が
外枠金具12内で水平方向にずれたりする虞がなくな
り、水平方向の変位に対しての弾性体18の耐久性が向
上する。
の凹部18Bに嵌合凸部34Bが嵌まり込んでいるの
で、図4上、左右方向である水平方向に沿って振動が上
部連結金具24側より加わった場合でも、弾性体18が
外枠金具12内で水平方向にずれたりする虞がなくな
り、水平方向の変位に対しての弾性体18の耐久性が向
上する。
【0042】次に、本発明に係る防振装置の第4実施例
を図5に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
を図5に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
【0043】図5に示すように、本実施例のかしめ部1
2Dと弾性体18との間には、円環状に形成されたリン
グ金具62が配置されている。この為、かしめ部12D
と弾性体18との間にリング金具62が配置されている
ので、リング金具62と図示しない金型との間でかしめ
部12Dをかしめることになり、かしめ加工が容易とな
る。さらに、これに伴って、かしめ部12Dが弾性体1
8に直接接触しないので、かしめ部12Dの長さを短く
することができ、かしめ部12Dのかしめ加工がより一
層容易となる。
2Dと弾性体18との間には、円環状に形成されたリン
グ金具62が配置されている。この為、かしめ部12D
と弾性体18との間にリング金具62が配置されている
ので、リング金具62と図示しない金型との間でかしめ
部12Dをかしめることになり、かしめ加工が容易とな
る。さらに、これに伴って、かしめ部12Dが弾性体1
8に直接接触しないので、かしめ部12Dの長さを短く
することができ、かしめ部12Dのかしめ加工がより一
層容易となる。
【0044】次に、本発明に係る防振装置の第5実施例
を図6に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
を図6に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
【0045】図6に示すように、本実施例の上部連結金
具24には、上部連結金具24の外周側に円板状に突出
したフランジ部24Aが形成されている。そして、かし
め部12Dと弾性体18との間には、第4実施例と同様
に円環状に形成されたリング金具64が配置されてい
る。但し、このリング金具64の内周側はフランジ部2
4Aの上部にまで延びていて、内径がフランジ部24A
の外径より小さくされている。
具24には、上部連結金具24の外周側に円板状に突出
したフランジ部24Aが形成されている。そして、かし
め部12Dと弾性体18との間には、第4実施例と同様
に円環状に形成されたリング金具64が配置されてい
る。但し、このリング金具64の内周側はフランジ部2
4Aの上部にまで延びていて、内径がフランジ部24A
の外径より小さくされている。
【0046】以上より、リング金具64が、リバウンド
ストッパとしての機能及びエンジンからの熱の遮断機能
を有し、弾性体18の過大な変形を規制すると共に、弾
性体18の耐久性を向上している。
ストッパとしての機能及びエンジンからの熱の遮断機能
を有し、弾性体18の過大な変形を規制すると共に、弾
性体18の耐久性を向上している。
【0047】尚、リング金具64の内周端は上向きに曲
げられており、リング金具64の内周端でフランジ部2
4Aを覆っている弾性体18に傷が付かないようされて
いる。
げられており、リング金具64の内周端でフランジ部2
4Aを覆っている弾性体18に傷が付かないようされて
いる。
【0048】次に、本発明に係る防振装置の第6実施例
を図7に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
を図7に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
【0049】図7に示すように、本実施例のかしめ部1
2Dと挟持部18Aとの間には、円環状に形成されたリ
ング金具66が配置されている。このリング金具66の
外周側は、上部筒部12Bと弾性体18との間に延びて
いて、仕切部材34にリング金具66の外周端が突き当
たるようにする。
2Dと挟持部18Aとの間には、円環状に形成されたリ
ング金具66が配置されている。このリング金具66の
外周側は、上部筒部12Bと弾性体18との間に延びて
いて、仕切部材34にリング金具66の外周端が突き当
たるようにする。
【0050】この結果、かしめ部12Dのかしめ加工が
前述と同様に容易となり、かしめ部12Dによる弾性体
18のつぶし量を一定にし易くなる。
前述と同様に容易となり、かしめ部12Dによる弾性体
18のつぶし量を一定にし易くなる。
【0051】尚、本実施例の仕切部材34の直径が小さ
くい場合には、リング金具66の外周端は外枠金具12
の段部12Cに突き当たることになる。
くい場合には、リング金具66の外周端は外枠金具12
の段部12Cに突き当たることになる。
【0052】次に、本発明に係る防振装置の第7実施例
を図8に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
を図8に示し、この図に基づき本実施例を説明する。
尚、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
【0053】図8に示すように、本実施例の上部連結金
具24の外周側には、第5実施例と同様に円板状に突出
したフランジ部24Aが形成されている。そして、本実
施例の外枠金具12にはかしめ部12Dが無く、この替
わりに円環状に形成されたリング金具68が外枠金具1
2の外側に配置されている。但し、このリング金具68
の内周側はフランジ部24Aの上部にまで延びていて、
内径がフランジ部24Aの外径より小さくされている。
具24の外周側には、第5実施例と同様に円板状に突出
したフランジ部24Aが形成されている。そして、本実
施例の外枠金具12にはかしめ部12Dが無く、この替
わりに円環状に形成されたリング金具68が外枠金具1
2の外側に配置されている。但し、このリング金具68
の内周側はフランジ部24Aの上部にまで延びていて、
内径がフランジ部24Aの外径より小さくされている。
【0054】また、リング金具68の外周側は、外枠金
具12の段部12Cにまで延びていて、リング金具68
の外周側にかしめ部68Aが形成されている。
具12の段部12Cにまで延びていて、リング金具68
の外周側にかしめ部68Aが形成されている。
【0055】つまり、かしめ部68A以外の部分を図に
示すような形状に、予め形成しておき、弾性体18及び
外枠金具12の上部よりこのリング金具68を被せ、さ
らに、かしめ部68Aをかしめ加工することにより防振
装置10が完成される。従って、本実施例の防振装置1
0は、第1実施例と同様に、下地処理及び接着剤の塗布
等の表面処理が不要となり、製造コストが低減されるこ
とになる。
示すような形状に、予め形成しておき、弾性体18及び
外枠金具12の上部よりこのリング金具68を被せ、さ
らに、かしめ部68Aをかしめ加工することにより防振
装置10が完成される。従って、本実施例の防振装置1
0は、第1実施例と同様に、下地処理及び接着剤の塗布
等の表面処理が不要となり、製造コストが低減されるこ
とになる。
【0056】尚、上記実施例において、振動受部である
車体に第2の取付部材となる外枠金具12側を連結し、
振動発生部であるエンジンに第1の取付部材となる上部
連結金具24側を連結するような構成としたがこの逆の
構成としてもよい。
車体に第2の取付部材となる外枠金具12側を連結し、
振動発生部であるエンジンに第1の取付部材となる上部
連結金具24側を連結するような構成としたがこの逆の
構成としてもよい。
【0057】他方、実施例において、車両に搭載される
エンジンの防振を目的としたが、本発明の防振装置は例
えば車両のボディマウント等、あるいは車両以外の他の
用途にも用いられることはいうまでもなく、また、弾性
体等の形状、寸法及びオリフィスの数なども実施例のも
のに限定されるものではない。
エンジンの防振を目的としたが、本発明の防振装置は例
えば車両のボディマウント等、あるいは車両以外の他の
用途にも用いられることはいうまでもなく、また、弾性
体等の形状、寸法及びオリフィスの数なども実施例のも
のに限定されるものではない。
【0058】
【発明の効果】本発明の防振装置は、以上のように説明
した構成とした結果、組立性を向上して製造コストを低
減することが可能となった。
した構成とした結果、組立性を向上して製造コストを低
減することが可能となった。
【図1】本発明に係る防振装置の第1実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明に係る防振装置の第1実施例の組立てを
説明する図であって、(a)は組立て前の状態を示す図
であり、(b)は各部品が外枠金具内に収納された状態
を示す図である。
説明する図であって、(a)は組立て前の状態を示す図
であり、(b)は各部品が外枠金具内に収納された状態
を示す図である。
【図3】本発明に係る防振装置の第2実施例を示す断面
図である。
図である。
【図4】本発明に係る防振装置の第3実施例を示す断面
図である。
図である。
【図5】本発明に係る防振装置の第4実施例を示す断面
図である。
図である。
【図6】本発明に係る防振装置の第5実施例を示す断面
図である。
図である。
【図7】本発明に係る防振装置の第6実施例を示す断面
図である。
図である。
【図8】本発明に係る防振装置の第7実施例を示す断面
図である。
図である。
【図9】従来技術に係る防振装置を示す断面図である。
10 防振装置 12 外枠金具(第2の取付部材) 18 弾性体 18A 挟持部 24 上部連結金具(第1の取付部材) 32 液室
Claims (1)
- 【請求項1】 振動発生部及び振動受部の一方に連結さ
れる第1の取付部材と、 前記第1の取付部材に連結され且つ外周寄りの部分ほど
肉厚とされる挟持部が外周側に設けられた弾性体と、 振動発生部及び振動受部の他方に連結され且つ前記弾性
体の外周面と嵌合されると共に一端側がかしめられて前
記挟持部を挟持して前記弾性体と連結される第2の取付
部材と、 内壁の少なくとも一部が前記弾性体により形成され且つ
液体が封入された液室と、 を有することを特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8026495A JPH08277876A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8026495A JPH08277876A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 防振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277876A true JPH08277876A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13713456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8026495A Pending JPH08277876A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08277876A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001050333A (ja) * | 1999-08-10 | 2001-02-23 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置 |
JP2001227581A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-24 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置および防振装置用アクチュエータ |
JP2007078084A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kurashiki Kako Co Ltd | 液体封入式防振装置及びその製造方法 |
CN102691746A (zh) * | 2012-06-06 | 2012-09-26 | 宁波拓普集团股份有限公司 | 一种汽车发动机液压悬置 |
JP2013190037A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP8026495A patent/JPH08277876A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001050333A (ja) * | 1999-08-10 | 2001-02-23 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置 |
JP2001227581A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-24 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置および防振装置用アクチュエータ |
JP2007078084A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kurashiki Kako Co Ltd | 液体封入式防振装置及びその製造方法 |
JP2013190037A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振装置 |
CN102691746A (zh) * | 2012-06-06 | 2012-09-26 | 宁波拓普集团股份有限公司 | 一种汽车发动机液压悬置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040506 |