JP3421153B2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP3421153B2 JP32230194A JP32230194A JP3421153B2 JP 3421153 B2 JP3421153 B2 JP 3421153B2 JP 32230194 A JP32230194 A JP 32230194A JP 32230194 A JP32230194 A JP 32230194A JP 3421153 B2 JP3421153 B2 JP 3421153B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、振動発生部からの振動
の伝達を防止する場合等に適用される防振装置に関する
ものであり、振動を発生する部材を支持するマウント類
に適用可能なものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、車両の振動発生部となるエンジ
ンと振動受部となる車体との間にエンジンマウントとし
ての防振装置が配設されていて、エンジンが発生する振
動をこの防振装置が吸収し、車体側に伝達されるのを阻
止するような構造となっている。 【0003】すなわち、この防振装置としては、防振装
置の内部に弾性体及び一対の液室を設けると共に、オリ
フィスとなる制限通路でこれらの液室を互いに連通した
ものが知られている。そして、搭載されたエンジンが作
動して振動が発生した場合には、弾性体の制振機能及
び、これら液室を連通するオリフィス内の液体の粘性抵
抗等で振動を吸収し、振動の伝達を阻止するようになっ
ている。 【0004】その一例として、図6に示すような防振装
置が知られており、以下に説明する。 【0005】この図に示すように、防振装置の下部取付
金具112にかしめられた支持金具114と上部取付金
具116との間に、ゴム製の弾性体118がこれら金具
に加硫接着されて、配置されている。 【0006】そして、下部取付金具112と支持金具1
14との間に挟まれたダイヤフラム122と弾性体11
8との間に液室124が設けられ、この液室124を一
対の液室124A、124Bに区画すると共にオリフィ
ス132を有した隔壁筒130が、液室124内に設置
された構造となっている。 【0007】従って、この防振装置は、両液室124
A、124Bを連通するオリフィス132を介して、両
液室124A、124B内の液体が流通して、振動を低
減している。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
従来の防振装置では、支持金具114及び上部取付金具
116と弾性体118との間を加硫接着する為に、支持
金具114及び上部取付金具116等の金具への接着剤
塗布等の表面処理の工程が必要であり、組立作業が煩雑
となって製造コストが増大するという欠点を有してい
た。 【0009】本発明は、上記事実を考慮し、組立性を向
上して製造コストを低減し得る防振装置を提供すること
を目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】請求項1による防振装置
は、振動発生部及び振動受部の一方に連結される第1の
取付部材と、振動発生部及び振動受部の他方に連結され
る第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2の
取付部材との間に介在されて配置される弾性体と、内壁
の少なくとも一部が前記弾性体により形成され且つ液体
が封入された液室と、を有する防振装置であって、前記
第1の取付部材に形成され且つ一端側が開放されると共
に前記弾性体を囲んで非接着状態で保持する保持部と、
前記保持部の開放された端部周辺にまで延びている前記
弾性体の部分を前記保持部との間に挟持しつつ前記第一
の取付部材に連結されて前記弾性体の前記第1の取付部
材からの分離を阻止する蓋部材と、を有することを特徴
とする。 【0011】 【作用】第1の取付部材と第2の取付部材との間に弾性
体が介在されており、弾性体により少なくとも一部が形
成された内壁により、液体が封入された液室が形成され
ている。 【0012】従って、いずれかの取付部材に連結された
振動発生部側から振動が伝達されると、弾性体が変形
し、これに伴って液室が拡縮して液体に圧力変化及び流
動が生じ、弾性体の変形及び、液体の圧力変化、流動に
より振動が減衰されて、振動受部側に振動が伝達され難
くなる。 【0013】また、第1の取付部材に形成される保持部
が弾性体を囲んで非接着状態で保持し、さらに、保持部
の開放された端部周辺にまですくなくとも延びている弾
性体の部分を、第1の取付部材とで挟持しつつ第1の取
付部材に連結される蓋部材が、弾性体の第1の取付部材
からの分離を阻止する。 【0014】従って、第1の取付部材と弾性体との間が
加硫接着等によって接着されていなくとも、弾性体が第
1の取付部材から分離する虞がなくなる。この為、すく
なくとも接着剤の第1の取付部材への塗布等の表面処理
が不要となり、組立性が向上して製造コストが低減され
ることになる。 【0015】 【実施例】本発明に係る防振装置の第1実施例を図1か
ら図4に示し、これらの図に基づき本実施例を説明す
る。 【0016】本実施例を表す図1から図3に示すよう
に、この防振装置10の下部側を形成する底板12の下
部には、車体(図示せず)にこの防振装置10を図示し
ないナットの螺合により連結して固着する為のボルト1
4が突出している。そして、この底板12の周囲は立壁
12Aとなっており、その上端部には支持円筒16がか
しめられて取付けられている。 【0017】この支持円筒16は円板状のフランジ部1
6Aを有しており、このフランジ部16Aの外周端部が
立壁12Aとかしめ固着されている。このフランジ部1
6Aの内周部から直角に筒部16Bが立設されており、
この筒部16Bの上端部にテーパ状に広がるテーパ部1
6Cが連結されている。従って、これら一体的にかしめ
られた底板12と支持円筒16とで第1の取付部材が構
成されることになる。 【0018】また、支持円筒16の内周面には、円筒形
状をしたゴム製の弾性体18の下部側外周面が嵌合され
ており、この支持円筒16のテーパ部16Cが弾性体1
8を囲んで保持することになる。この為、テーパ部16
Cが第1の取付部材の一端側が開放された保持部を構成
することになる。 【0019】さらに、弾性体18の上部側の内部には、
金属製のパイプ材20と、皿状の抜け止め金具22とが
溶接により接続されて一体的に形成された上部連結部材
24が埋設されており、このパイプ材20の両端部が弾
性体18から突出している。そして、この弾性体18か
ら突出されるパイプ材20はエンジンへの連結用として
用いられることとなり、図示しないボルトによりエンジ
ンが固定される。 【0020】以上より、弾性体18は、第2の取付部材
となる上部連結部材24と第1の取付部材を構成する支
持円筒16との間に介在されて取り付けられることとな
る。 【0021】また、テーパ部16Cの上部には、テーパ
部16Cより突出した弾性体18の部分を支持円筒16
とで挟持して弾性体18を支持円筒16に固定する蓋部
材26が、テーパ部16Cに両端部をかしめられて、支
持円筒16に連結されつつ配置されている。 【0022】他方、立壁12Aと共にフランジ部16A
へかしめ固着されるダイヤフラム30と、弾性体18と
の間には、これらの部材で内壁面が形成された液室32
が設けられていて、例えば水、オイル等の液体が封入さ
れている。そして、この液室32内には例えば合成樹脂
材料で形成された隔壁部材34が弾性体18の内壁面に
嵌合されて配置されていて、液室32を主液室32Aと
副液室32Bとに二分して区画している。 【0023】さらに、この隔壁部材34の中央部には、
円形の開口部38が形成されており、また、この隔壁部
材34の外周面となる外周端部34Bの内側には、外周
端部34Bに沿いほぼ一周にわたって溝状に形成された
溝部36が設けられている。この溝部36の一端部に
は、主液室32Aと溝部36内とを連通する小孔52が
形成され、他端部には、副液室32Bと溝部36内とを
連通する小孔54が形成されている。従って、弾性体1
8の内壁面により塞がれたこの溝部36及び小孔52、
54が主液室32Aと副液室32Bとの間を連通するオ
リフィス42を構成することとなる。 【0024】尚、外周端部34Bの下端部は外側に突出
しており、フランジ部16Aの底面へ弾性体18を介し
て当接されると共に、立壁12A及びダイヤフラム30
と一体的にフランジ部16Aへかしめ固着されている。
さらに、ダイヤフラム30と底壁12との間は空気室4
4とされてダイヤフラム30の変形を可能としている。 【0025】一方、隔壁部材34には、開口部38の上
部側に突出するリブ34Aが形成されており、中央部が
円形に突出する弾性板46が、このリブ34Aに係止さ
れている。 【0026】そして、弾性板46の下側外周寄りの部分
には、外周端側がダイヤフラム30と隔壁部材34の外
周端部34Bとの間に挟持されて固定され且つ中央部が
開口部38に嵌合されるように円形に突出した金属製の
円板48が当接して、弾性板46をリブ34Aとの間で
挟着している。 【0027】この円板48には、複数の貫通孔48Aが
形成されていて、貫通孔48Aが、円板48及び弾性板
46で区画された空間と、円板48及びダイヤフラム3
0で区画された空間とを連通している。尚、小孔54に
対応する円板48の位置には、図示のように孔部を有し
ている。 【0028】また、組立時においては、まずパイプ材2
0と抜け止め金具22とを溶接して作成された上部連結
部材24及び支持円筒16を金型内に入れて、弾性体1
8を加硫する。但し、上部連結部材24及び支持円筒1
6の表面には、接着剤の塗布等の表面処理を施さない。
従って、加硫された弾性体18は、上部連結部材24及
び支持円筒16の表面に接着されない。 【0029】そして、液体中において、弾性板46、円
板48が装着された状態の隔壁部材34及びダイヤフラ
ム30等を支持円筒16内に挿入し、底板12と共に隔
壁部材34等を支持円筒16へかしめて固着し、図4に
示すような状態にする。 【0030】この後、図1及び図2に示すように、蓋部
材26をテーパ部16Cにかしめて、弾性体18の上部
側を挟持しつつ支持円筒16に連結すれば組立は完了す
る。さらに、このように完成された防振装置10を車両
内に設置する。 【0031】次に本実施例の作用を説明する。上部連結
部材24に搭載されるエンジンが作動すると、エンジン
の振動が上部連結部材24及び連結板50を介して弾性
体18に伝達される。弾性体18は吸振主体として作用
し、弾性体18の内部摩擦に基づく制振機能によって振
動を吸収することができる。さらに、主液室32A及び
副液室32B内の液体がオリフィス42を通って相互に
流通し、オリフィス空間に生ずる液体の圧力変化、液体
流動の粘性抵抗等に基づく減衰作用で防振効果を向上す
ることができる。 【0032】一方、高周波の振動が伝達された場合など
のように、狭い振動数範囲の低減のみ可能なオリフィス
42が目詰まりしてオリフィス42のみによっては十分
に振動が低減されないときでも、弾性板46が弾性変形
して、液室32内の内圧が高くなることがない。この結
果、オリフィス42では振動を低減できない高周波数の
振動が生じても低動ばねとなり、防振特性が低減されず
に維持され、防振装置10の効果が十分発揮される。 【0033】また、支持円筒16に形成されるテーパ部
16Cが弾性体18を囲んで保持し、さらに、テーパ部
16Cの開放された端部周辺にまですくなくとも延びて
いる弾性体18の部分を、支持円筒16とで挟持しつつ
支持円筒16に連結される蓋部材26が、弾性体18を
支持円筒16に固定する。 【0034】従って、支持円筒16と弾性体18との間
が加硫接着等によって接着されていなくとも、弾性体1
8が支持円筒16から分離したり、弾性体18と支持円
筒16との間の隙間から液室32内の液体が漏れ出す虞
がなくなる。 【0035】さらに、上部連結部材24と弾性体18と
の間が加硫接着等によって接着されていなくとも、上部
連結部材24は、上部連結部材24の抜け止め金具22
が弾性体18に覆われているので、上部連結部材24が
弾性体18から抜け出すことも無くなる。 【0036】この為、接着剤の支持円筒16及び上部連
結部材24への塗布等の表面処理工程が不要となると共
に、接着剤を用いる必要がなくなり、組立性が向上して
製造コストが低減されることになる。 【0037】次に、本発明に係る防振装置の第2実施例
を図5に示し、この図に基づき本実施例を説明する。 【0038】図5に示すように、本実施例の防振装置6
0は、一例として振動受部としての車体側へ連結される
外筒62を備えている。この外筒62は円筒状とされ、
外筒62の下部側には、テーパ部を介して中心部に円形
の円孔62Bが形成された底部62Aが配置されてい
る。また、この外筒62には、外筒62を車体へ取り付
けるための略L字形の取付脚64が一対固着されてい
る。 【0039】この外筒62の内部には、内筒金具66が
配設されている。この内筒金具66は、皿状のフランジ
部68及び、上端面がフランジ部68に溶接されて固着
されているパイプ状に形成された円筒部70から構成さ
れている。この円筒部70の内周側には雌ねじ70Aが
形成されており、また、内筒金具66の図5上、下側と
なる先端側が、外筒62の円孔62Bから下方へ突出し
ている。従って、内筒金具66に振動発生部となるエン
ジン(図示せず)に連結するためのボルトが円筒部70
にねじ止められるようになっている。 【0040】さらに、外筒62と内筒金具66との間に
は、ゴム製の弾性体72が配設されている。この弾性体
72の外周は薄肉となって外筒62の内周面全域にわた
って嵌合されており、内周はフランジ部68の外周面へ
加硫接着されている。この為、外筒62の開放された上
端部側が保持部を構成することになる。 【0041】他方、外筒62の下方側であって外筒62
の底部62Aに対向した位置には、ストッパ金具74が
配設されている。そして、このストッパ金具74には、
厚肉のゴム製の弾性体76が加硫接着されている。 【0042】一方、金属等で円板状に形成された押さえ
金具78の外周部分が外筒62の上部に配設されてお
り、この押さえ金具78の中央部には、開口部78Aが
形成されている。 【0043】また、円板状に形成された金属製の挟持金
具80が、押さえ金具78の下面に当接されて配設され
ている。この挟持金具80の中央部に形成された凹部8
0Aと押さえ金具78との間に弾性板82が位置してい
て、弾性板82の外周縁部がこれらの間に挟持されて、
固定されている。さらに、挟持金具80の中央近傍には
孔84が形成されており、弾性板82側と挟持金具80
の下部側とは、この孔84を介して連通されている。 【0044】さらに、押さえ金具78の上部側には、外
筒62の上部側を覆うように薄肉のゴムで形成されたダ
イヤフラム86が配設されており、このダイヤフラム8
6の上側には、薄肉の金属板で形成された蓋部材88
が、外周縁部を外筒62の外周側にかしめられた状態
で、配設されている。 【0045】つまり、外筒62内の弾性体72を外筒6
2とで挟持して弾性体72を外筒62に固定する蓋部材
88が、押さえ金具78、挟持金具80及びダイヤフラ
ム86と共に、外筒62の上部にかしめられて、外筒6
2に連結されている。 【0046】以上より、弾性体72、挟持金具80及び
弾性板82とで囲まれる空間が受圧液室90とされ、押
さえ金具78、弾性板82及びダイヤフラム86で囲ま
れる空間が副液室92とされている。 【0047】他方、押さえ金具78には、押さえ金具7
8の約半周にわたって通路用凹部78Aが形成されてお
り、押さえ金具78の通路用凹部78Aと挟持金具80
とに囲まれる空間は、制限通路94とされている。そし
て、挟持金具80の底部に形成された貫通孔96によっ
て受圧液室90と制限通路94とが連通している。ま
た、押さえ金具78には、防振装置60の軸線を挟んで
貫通孔96と反対側に貫通孔98が形成されており、制
限通路94はこの貫通孔98を介して副液室92と連通
している。 【0048】したがって、受圧液室90と副液室92と
は、制限通路94を介して常に連通しており、上記受圧
液室90、副液室92及び制限通路94内には、水、シ
リコンオイル、エチングリコール等の液体が充填されて
いる。 【0049】次に本実施例の組立を説明する。この防振
装置60の組立に際しては、まず取付脚64が固着され
た状態の外筒62及び内筒金具66を金型内に入れて、
弾性体72を加硫する。但し、外筒62の表面には、接
着剤の塗布等の表面処理を施さない。従って、加硫され
た弾性体72は外筒62の表面に接着されない。 【0050】そして、内筒金具66の先端側を構成する
円筒部70の下部に、ストッパ金具74を取り付ける。
その後、挟持金具80との間で弾性板82を挟持する押
さえ金具78、ダイヤフラム86及び、蓋部材88を順
に、外筒62の上部に組付けて、これらを外筒62側に
かしめ加工する。 【0051】なお、押さえ金具78、蓋部材88及び外
筒62等の組立を液体中で行うことによって、防振装置
60内に液体を充填してもよく、組立て後に、外筒62
に形成した液体充填用の孔(図示せず)から注入するよ
うにしてもよい。 【0052】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
も第1実施例と同様に、弾性体72の内部摩擦に基づく
制振機能及び制限通路94により構成されるオリフィス
空間に生ずる液体流動の粘性抵抗等に基づく減衰作用で
防振効果を向上することができる。 【0053】また、外筒62が弾性体72を囲んで保持
する。さらに、外筒62の開放された上端部周辺にまで
延びている弾性体72の部分を外筒62とで挟持しつつ
外筒62に連結される蓋部材88が、弾性体72を外筒
62に固定する。 【0054】従って、外筒62と弾性体72との間が加
硫接着等によって接着されていなくとも、弾性体72が
外筒62から分離したり、弾性体72と外筒62との間
の隙間から液室内の液体が漏れ出す虞がなくなる。この
為、すくなくとも接着剤の外筒62への塗布等の表面処
理が不要となり、組立性が向上して製造コストが低減さ
れることになる。 【0055】尚、上記実施例において、振動受部である
車体に第1の取付部材となる底板12及び外筒62側を
連結し、振動発生部であるエンジンに第2の取付部材と
なる上部連結部材24及び内筒金具66側を連結するよ
うな構成としたがこの逆の構成としてもよい。 【0056】また、第1実施例において、上部連結部材
24と弾性体18との間を加硫接着しないこととした
が、これらを加硫接着することとしても良く、さらに、
第2実施例において、弾性体72とフランジ部68とを
加硫接着したが、これらを加硫接着しなくとも良いこと
は言うまでもない。 【0057】他方、実施例において、車両に搭載される
エンジンの防振を目的としたが、本発明の防振装置は例
えば車両のボディマウント等、あるいは車両以外の他の
用途にも用いられることはいうまでもなく、また、弾性
体等の形状、寸法及びオリフィスの数なども実施例のも
のに限定されるものではない。 【0058】 【発明の効果】本発明の防振装置は、以上のように説明
した構成とした結果、組立性を向上して製造コストを低
減することが可能となった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る防振装置の第1実施例を示す部分
断面図である。 【図2】本発明に係る防振装置の第1実施例を示す側面
図である。 【図3】本発明に係る防振装置の第1実施例の要部を拡
大して示す断面図である。 【図4】本発明に係る防振装置の第1実施例の組立を説
明する断面図である。 【図5】本発明に係る防振装置の第2実施例を示す断面
図である。 【図6】従来技術に係る防振装置を示す断面図である。 【符号の説明】 10 防振装置 12 底板(第1の取付部材) 16 支持円筒(第1の取付部材) 16C テーパ部(保持部) 18 弾性体 24 上部連結部材(第2の取付部材) 26 蓋部材 32 液室 60 防振装置 62 外筒(第1の取付部材) 66 内筒金具(第2の取付部材) 72 弾性体 88 蓋部材 90 受圧液室 92 副液室

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 振動発生部及び振動受部の一方に連結さ
    れる第1の取付部材と、振動発生部及び振動受部の他方
    に連結される第2の取付部材と、前記第1の取付部材と
    前記第2の取付部材との間に介在されて配置される弾性
    体と、内壁の少なくとも一部が前記弾性体により形成さ
    れ且つ液体が封入された液室と、を有する防振装置であ
    って、 前記第1の取付部材に形成され且つ一端側が開放される
    と共に前記弾性体を囲んで非接着状態で保持する保持部
    と、 前記保持部の開放された端部周辺にまで延びている前記
    弾性体の部分を前記保持部との間に挟持しつつ前記第一
    の取付部材に連結されて前記弾性体の前記第1の取付部
    材からの分離を阻止する蓋部材と、 を有することを特徴とする防振装置。
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