JP2001039648A - エレベータ調速機用ロープのテンション方法及びその装置 - Google Patents
エレベータ調速機用ロープのテンション方法及びその装置Info
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- JP2001039648A JP2001039648A JP11216911A JP21691199A JP2001039648A JP 2001039648 A JP2001039648 A JP 2001039648A JP 11216911 A JP11216911 A JP 11216911A JP 21691199 A JP21691199 A JP 21691199A JP 2001039648 A JP2001039648 A JP 2001039648A
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims 1
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 2
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エレベータ調速機用ロープのテンション方法
及びその装置の提供。 【解決手段】 垂直方向に延在するガイド手段を有して
床に固定される基盤と、吊下げられた調速機用ロープ下
端の張車に取付けられ前記基盤のガイド手段に案内され
て垂直方向に上下動自在な本体と、前記基盤と本体との
間に設けられた引っ張り付勢手段とを備えたことを特徴
とする。
及びその装置の提供。 【解決手段】 垂直方向に延在するガイド手段を有して
床に固定される基盤と、吊下げられた調速機用ロープ下
端の張車に取付けられ前記基盤のガイド手段に案内され
て垂直方向に上下動自在な本体と、前記基盤と本体との
間に設けられた引っ張り付勢手段とを備えたことを特徴
とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ調速機
用ロープに緊張力を加えるテンション方法及びその装置
に関するものである。
用ロープに緊張力を加えるテンション方法及びその装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のエレベータ調速機用ロープにテン
ション即ち緊張力を加える方法及ぴ装置について、図３
及び図４に基づいて説明する。何れの図もテンション装
置の側面図にして、図４は図３より調速機用ロープが伸
びた状態を示す。図３に於いて、１はエレベータの調速
機用ロープ（以下、ロープともいう）、２は調速機用ロ
ープ１を張る張車、３は張車２を介して調速機用ロープ
１にテンションを与える錘、４はエレベータのカゴの昇
降を案内するカゴガイドレール、５はカゴガイドレール
４に取付けられる固定金具であり、ボルト７で固定され
ている。
ション即ち緊張力を加える方法及ぴ装置について、図３
及び図４に基づいて説明する。何れの図もテンション装
置の側面図にして、図４は図３より調速機用ロープが伸
びた状態を示す。図３に於いて、１はエレベータの調速
機用ロープ（以下、ロープともいう）、２は調速機用ロ
ープ１を張る張車、３は張車２を介して調速機用ロープ
１にテンションを与える錘、４はエレベータのカゴの昇
降を案内するカゴガイドレール、５はカゴガイドレール
４に取付けられる固定金具であり、ボルト７で固定され
ている。
【０００３】６は揺動アームであり、アームの一端は、
吊下げられた調速機用ロープ１の下端の張車２の車軸
に、他端は前記カゴガイドレール４に取付けられた固定
金具５にそれぞれ枢着され、ロープ１の伸びに応じて下
がる張車２の下がり方向、即ち、張車２の垂直な車輪面
と平行に、固定金具５側の揺動軸８を支点として、張車
２側が図上の上下方向に自在に揺動するように、接続さ
れている。図４は、調速機用ロープ１が図３に示す状態
より下方へ伸びた状態での、揺動アーム６の移動位置を
示したものである。
吊下げられた調速機用ロープ１の下端の張車２の車軸
に、他端は前記カゴガイドレール４に取付けられた固定
金具５にそれぞれ枢着され、ロープ１の伸びに応じて下
がる張車２の下がり方向、即ち、張車２の垂直な車輪面
と平行に、固定金具５側の揺動軸８を支点として、張車
２側が図上の上下方向に自在に揺動するように、接続さ
れている。図４は、調速機用ロープ１が図３に示す状態
より下方へ伸びた状態での、揺動アーム６の移動位置を
示したものである。
【０００４】吊下げられた調速機用ロープ１は、自重の
みでは、エレベータ走行時の振れや、捻じれや、他機器
への引っ掛かり等の不都合を生じさせるため、張車２と
錘３にてテンションを加えている。この、調速機用ロー
プ１のテンション装置は、ロープ１の伸びの発生時には
伸びによるロープ１の上下の動きに対し、上記揺動アー
ム６が揺動軸８を中心にして上がったり下がったりして
の揺動で、一応、追従が可能となっているが、更に、ロ
ープ１が伸びて下がるようであれば、揺動アーム６の支
点としての揺動軸８の位置を下げるため、固定金具５の
取付け位置を下げる付け替え作業を行なうことが必要と
なった。
みでは、エレベータ走行時の振れや、捻じれや、他機器
への引っ掛かり等の不都合を生じさせるため、張車２と
錘３にてテンションを加えている。この、調速機用ロー
プ１のテンション装置は、ロープ１の伸びの発生時には
伸びによるロープ１の上下の動きに対し、上記揺動アー
ム６が揺動軸８を中心にして上がったり下がったりして
の揺動で、一応、追従が可能となっているが、更に、ロ
ープ１が伸びて下がるようであれば、揺動アーム６の支
点としての揺動軸８の位置を下げるため、固定金具５の
取付け位置を下げる付け替え作業を行なうことが必要と
なった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のテ
ンション装置では、張車２が揺動アーム６によってカゴ
ガイドレール４側に接続されているため、錘３を持ち上
げながらテンション調整等の各種作業を行なわねばなら
ず、作業上での取扱いが容易ではなかった。例えば、テ
ンション装置の取付や調速機用ロープ１の取替え等を目
的とする修理作業を行う場合には、ボルト７により固定
金具５をカゴガイドレール４に取付、取外しを行い、同
時に重い錘３を持ち上げる必要があるため、扱いずら
く、困難で煩雑な作業を強いられていた。又、調速機用
ロープ１の伸びの対処に当っては、張車２に対する揺動
アーム６の水平角度Ｒ（図４参照）の調整、即ち、揺動
アーム６の支点（揺動軸８）の位置調整のため頻繁に固
定金具５の位置の付け替え作業が必要となっていた。
ンション装置では、張車２が揺動アーム６によってカゴ
ガイドレール４側に接続されているため、錘３を持ち上
げながらテンション調整等の各種作業を行なわねばなら
ず、作業上での取扱いが容易ではなかった。例えば、テ
ンション装置の取付や調速機用ロープ１の取替え等を目
的とする修理作業を行う場合には、ボルト７により固定
金具５をカゴガイドレール４に取付、取外しを行い、同
時に重い錘３を持ち上げる必要があるため、扱いずら
く、困難で煩雑な作業を強いられていた。又、調速機用
ロープ１の伸びの対処に当っては、張車２に対する揺動
アーム６の水平角度Ｒ（図４参照）の調整、即ち、揺動
アーム６の支点（揺動軸８）の位置調整のため頻繁に固
定金具５の位置の付け替え作業が必要となっていた。
【０００６】又、揺動アーム６は、垂直面上においての
み揺動自在ではあるが、吊下げられた調速機用ロープ１
を吊下げ方向へ引っ張る張車２を上面から見た中心部を
軸として、回転方向への角度調整はできないため、調速
機用ロープ１に捻じれ等が生じて、自然な吊下がり状態
での張車２の車輪面（垂直な面）が揺動アーム６の揺動
面（垂直な面）との平行が保てなくなった場合には、無
理に平行を保つ状態に矯正されてしまうため、却って、
調速機用ロープ１に無理な力が掛ってしまうという不都
合もあった。又、調速機用ロープ１に加えるテンション
が錘３により決定されてしまうので、強いテンションが
必要な場合には錘３を重く、弱いテンションが必要な場
合には錘３を軽くする必要があるが、その必要の都度、
重い錘３の取替えの手間を要していた。本発明は、上記
のような課題を解消し、機能性に優れたエレベータ調速
機用ロープのテンション方法及びその装置の提供を目的
とする。
み揺動自在ではあるが、吊下げられた調速機用ロープ１
を吊下げ方向へ引っ張る張車２を上面から見た中心部を
軸として、回転方向への角度調整はできないため、調速
機用ロープ１に捻じれ等が生じて、自然な吊下がり状態
での張車２の車輪面（垂直な面）が揺動アーム６の揺動
面（垂直な面）との平行が保てなくなった場合には、無
理に平行を保つ状態に矯正されてしまうため、却って、
調速機用ロープ１に無理な力が掛ってしまうという不都
合もあった。又、調速機用ロープ１に加えるテンション
が錘３により決定されてしまうので、強いテンションが
必要な場合には錘３を重く、弱いテンションが必要な場
合には錘３を軽くする必要があるが、その必要の都度、
重い錘３の取替えの手間を要していた。本発明は、上記
のような課題を解消し、機能性に優れたエレベータ調速
機用ロープのテンション方法及びその装置の提供を目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、垂直
方向に延在するガイド手段を有して床に固定される基盤
と、吊下げられた調速機用ロープ下端の張車に取付けら
れ前記基盤のガイド手段に案内されて垂直方向に上下動
自在な本体と、前記基盤と本体との間に設けられた引っ
張り付勢手段とを備えたことを特徴とする。
方向に延在するガイド手段を有して床に固定される基盤
と、吊下げられた調速機用ロープ下端の張車に取付けら
れ前記基盤のガイド手段に案内されて垂直方向に上下動
自在な本体と、前記基盤と本体との間に設けられた引っ
張り付勢手段とを備えたことを特徴とする。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１に記載のエレ
ベータ調速機用ロープのテンション装置において、本体
を上部と下部とに分離可能に形成し、上部と下部とを両
者の分離面において所要量相対的に回転させた状態にて
一体化させる結合手段を備えたことを特徴とする。
ベータ調速機用ロープのテンション装置において、本体
を上部と下部とに分離可能に形成し、上部と下部とを両
者の分離面において所要量相対的に回転させた状態にて
一体化させる結合手段を備えたことを特徴とする。
【０００９】請求項３の発明は、請求項１又は請求項２
に記載のエレベータ調速機用ロープのテンション装置、
引っ張り付勢手段は、基盤と本体との間に所要数着脱自
在に装着されたことを特徴とする。
に記載のエレベータ調速機用ロープのテンション装置、
引っ張り付勢手段は、基盤と本体との間に所要数着脱自
在に装着されたことを特徴とする。
【００１０】請求項４の発明は、請求項３に記載のエレ
ベータ調速機用ロープのテンション装置において、引っ
張り付勢手段は、基盤と本体の下部との間に装着された
ことを特徴とする。
ベータ調速機用ロープのテンション装置において、引っ
張り付勢手段は、基盤と本体の下部との間に装着された
ことを特徴とする。
【００１１】請求項５の発明は、請求項１乃至請求項４
の何れかに記載のエレベータ調速機用ロープのテンショ
ン装置において、本体を錘として形成したことを特徴と
する。
の何れかに記載のエレベータ調速機用ロープのテンショ
ン装置において、本体を錘として形成したことを特徴と
する。
【００１２】請求項６の発明は、エレベータ調速機用ロ
ープのテンション方法において、吊下げられた調速機用
ロープ下端の張車に錘部材を取付け、更に前記錘部材に
前記張車を吊下げ方向へ引っ張る引っ張り付勢手段を所
要数着脱自在に設けて、前記調速機用ロープのテンショ
ンを前記引っ張り付勢手段の数にて調整可能としたこと
を特徴とする。
ープのテンション方法において、吊下げられた調速機用
ロープ下端の張車に錘部材を取付け、更に前記錘部材に
前記張車を吊下げ方向へ引っ張る引っ張り付勢手段を所
要数着脱自在に設けて、前記調速機用ロープのテンショ
ンを前記引っ張り付勢手段の数にて調整可能としたこと
を特徴とする。
【００１３】請求項７の発明は、請求項６に記載のエレ
ベータ調速機用ロープのテンション方法において、張車
の吊下がり方向に直交する面において、前記張車と錘部
材とを所要量相対的に回転させた状態にて着脱自在に取
付可能に構成し、前記張車の吊下がり状態での捻じれに
応じて、前記錘部を張車に取付けることを特徴とする。
ベータ調速機用ロープのテンション方法において、張車
の吊下がり方向に直交する面において、前記張車と錘部
材とを所要量相対的に回転させた状態にて着脱自在に取
付可能に構成し、前記張車の吊下がり状態での捻じれに
応じて、前記錘部を張車に取付けることを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、本発明を実
施の形態１を示す図１に基づいて説明する。図１はテン
ション装置の側面図である。尚、従来技術で説明した図
３及び図４の符号と同一の符号は同一又は相当部分を示
すので、その説明を省略する。図１に於いて、１５は張
車２の取付台であり、この実施の形態１の取付台１５
は、水平方向に延在する板状の基板の上面側に張車２の
車軸の両端を支承する支承部を備え、当該支承部を介し
て張車２に取付けられている。１３は取付枠であり、取
付枠１３の上端側には、上記取付台１５の基板裏面に当
接される当接板を有しており、当接された状態にて結合
ボルト９によって結合されることで、上部の取付台１５
と下部の取付枠１３とが一体化された本体として、上記
の張車２から錘部材としての機能を兼ねて吊下げられ
る。以下、取付台１５を本体の上部、取付枠１３を本体
の下部という。
施の形態１を示す図１に基づいて説明する。図１はテン
ション装置の側面図である。尚、従来技術で説明した図
３及び図４の符号と同一の符号は同一又は相当部分を示
すので、その説明を省略する。図１に於いて、１５は張
車２の取付台であり、この実施の形態１の取付台１５
は、水平方向に延在する板状の基板の上面側に張車２の
車軸の両端を支承する支承部を備え、当該支承部を介し
て張車２に取付けられている。１３は取付枠であり、取
付枠１３の上端側には、上記取付台１５の基板裏面に当
接される当接板を有しており、当接された状態にて結合
ボルト９によって結合されることで、上部の取付台１５
と下部の取付枠１３とが一体化された本体として、上記
の張車２から錘部材としての機能を兼ねて吊下げられ
る。以下、取付台１５を本体の上部、取付枠１３を本体
の下部という。
【００１５】１２ば張車２の上下動方向を規制するため
本体に設けられた案内ガイドで、後述の張車ガイド手段
としての張車ガイドレール１１に案内される。この案内
ガイド１２は、後述する一対の張車ガイドレール１１、
１１の間を上下動する取付枠１３の両側面側に、当該張
車ガイドレール１１、１１に勘合するように設けられて
おり、張車ガイドレール１１に案内されて本体及び張車
２の上下動方向が規制され。
本体に設けられた案内ガイドで、後述の張車ガイド手段
としての張車ガイドレール１１に案内される。この案内
ガイド１２は、後述する一対の張車ガイドレール１１、
１１の間を上下動する取付枠１３の両側面側に、当該張
車ガイドレール１１、１１に勘合するように設けられて
おり、張車ガイドレール１１に案内されて本体及び張車
２の上下動方向が規制され。
【００１６】張車２の上下動方向を規制する張車ガイド
手段としての一対の張車ガイドレール１１、１１は、エ
レベータ昇降路の床（ピット）に固定される基盤１８に
適当な長さ分だけ延在するように垂直に設けられてい
る。基盤１８は、床から垂直に立ちあがる複数の高さ調
整ボルト１６によって、床から適当な高さ位置に自在に
設定可能に固定されている。この例では、高さ調整ボル
ト１６に嵌挿させた基盤１８の高さ位置を上下方向に動
かして、適当な位置に調整ナット１７で固定することで
高さが調整され、後述する引っ張り付勢手段としてのて
引きバネ１４のテンショシを調整する。
手段としての一対の張車ガイドレール１１、１１は、エ
レベータ昇降路の床（ピット）に固定される基盤１８に
適当な長さ分だけ延在するように垂直に設けられてい
る。基盤１８は、床から垂直に立ちあがる複数の高さ調
整ボルト１６によって、床から適当な高さ位置に自在に
設定可能に固定されている。この例では、高さ調整ボル
ト１６に嵌挿させた基盤１８の高さ位置を上下方向に動
かして、適当な位置に調整ナット１７で固定することで
高さが調整され、後述する引っ張り付勢手段としてのて
引きバネ１４のテンショシを調整する。
【００１７】引っ張り付勢手段としてのて引きバネ１４
は、張車２に取付けられた本体と上記基盤１８との間に
所要数が着脱自在に掛け渡されて、着脱自在に装着され
ている。この実施の形態１では、本体の下部の取付枠１
３に上端が着脱自在に係止され、基盤１８に下端が着脱
自在に係止されている。従って、調速機用ロープ１のテ
ンションの調節は、これらの引きバネ１４の取付け本数
や強度、及び調整ナット１７による基盤１８の高さ位置
の上下調整等により、必要なテンション（緊張）を強弱
自在に調整することができる。
は、張車２に取付けられた本体と上記基盤１８との間に
所要数が着脱自在に掛け渡されて、着脱自在に装着され
ている。この実施の形態１では、本体の下部の取付枠１
３に上端が着脱自在に係止され、基盤１８に下端が着脱
自在に係止されている。従って、調速機用ロープ１のテ
ンションの調節は、これらの引きバネ１４の取付け本数
や強度、及び調整ナット１７による基盤１８の高さ位置
の上下調整等により、必要なテンション（緊張）を強弱
自在に調整することができる。
【００１８】尚、この実施の形態１では、本体自体を錘
即ち錘部材として形成してあるので、上記引きバネ１４
は、この本体の錘の重量を勘案することで、本体を錘と
して形成しない場合に比べ、比較的弾発力が小さく、軽
量で取り扱い易いバネを用いることができる。
即ち錘部材として形成してあるので、上記引きバネ１４
は、この本体の錘の重量を勘案することで、本体を錘と
して形成しない場合に比べ、比較的弾発力が小さく、軽
量で取り扱い易いバネを用いることができる。
【００１９】上記実施の形態１によれば、テンション装
置が、エレベータの昇降路の床に固定されており、しか
も、締結ボルト９を取外すことにより、本体を上部と下
部とに分離できたり、或いは又、調節ナット１７を緩め
ることにより基盤１８を床への固定から解放即ち床から
分離することが容易な構成であるため、調速機ロープ１
の修理工事等の作業が発生した場合、従来のように、錘
３（図３）を手で持ち上げたり、或いは、別途用意した
台等の治具に乗せたりして固定する必要がなく、別治具
を使用せず短時間に、容易に作業を行なうことができ
る。
置が、エレベータの昇降路の床に固定されており、しか
も、締結ボルト９を取外すことにより、本体を上部と下
部とに分離できたり、或いは又、調節ナット１７を緩め
ることにより基盤１８を床への固定から解放即ち床から
分離することが容易な構成であるため、調速機ロープ１
の修理工事等の作業が発生した場合、従来のように、錘
３（図３）を手で持ち上げたり、或いは、別途用意した
台等の治具に乗せたりして固定する必要がなく、別治具
を使用せず短時間に、容易に作業を行なうことができ
る。
【００２０】実施の形態２．実施の形態１に示すテンシ
ョン装置は、吊下げられた調速機用ロープ１の下端の張
車２に取付けられ、基盤１８に設けられた垂直方向に延
在するガイド手段としての張車ガイドレール１１に案内
されて垂直方向に自在に上下動する本体が、張車２の車
軸を支承する上部の取付台１５と、張車ガイドレール１
１に案内される案内ガイド１２を有する下部の取付枠１
３とに分離可能に構成されているが、この実施の形態２
では、更に、分離可能な本体の上部と下部とを両者の分
離面において、所要量相対的に回転、即ちズラせた状態
にても一体的に結合可能な結合手段を備えた構成とした
ものである。
ョン装置は、吊下げられた調速機用ロープ１の下端の張
車２に取付けられ、基盤１８に設けられた垂直方向に延
在するガイド手段としての張車ガイドレール１１に案内
されて垂直方向に自在に上下動する本体が、張車２の車
軸を支承する上部の取付台１５と、張車ガイドレール１
１に案内される案内ガイド１２を有する下部の取付枠１
３とに分離可能に構成されているが、この実施の形態２
では、更に、分離可能な本体の上部と下部とを両者の分
離面において、所要量相対的に回転、即ちズラせた状態
にても一体的に結合可能な結合手段を備えた構成とした
ものである。
【００２１】本体の上部と下部とを分離且つ一体的に結
合可能な結合手段として、この実施の形態２では、下部
の取付枠１３の当接板の上面側に締結ボルト９を植設
し、この締結ボルト９が上部の取付台１５の基板を垂直
方向に貫通するボルト孔１０を設け、このボルト孔１０
の孔形を、吊下げ方向中心を軸として回転した際の回転
軌跡に沿って曲がる長孔として、当該軸を中心にして相
対する位置に一対設けてある。このボルト孔１０、１０
に締結ボルト９、９を貫通させてナットで締付けること
で、本体の上部と下部とを上記軸を中心として、ボルト
孔１０の弧状の長さ分、上部と下部との当接面即ち分離
面をを回転させ、ズラした状態にて、一体化させること
ができると共に、容易に分離させることができる構成と
している。
合可能な結合手段として、この実施の形態２では、下部
の取付枠１３の当接板の上面側に締結ボルト９を植設
し、この締結ボルト９が上部の取付台１５の基板を垂直
方向に貫通するボルト孔１０を設け、このボルト孔１０
の孔形を、吊下げ方向中心を軸として回転した際の回転
軌跡に沿って曲がる長孔として、当該軸を中心にして相
対する位置に一対設けてある。このボルト孔１０、１０
に締結ボルト９、９を貫通させてナットで締付けること
で、本体の上部と下部とを上記軸を中心として、ボルト
孔１０の弧状の長さ分、上部と下部との当接面即ち分離
面をを回転させ、ズラした状態にて、一体化させること
ができると共に、容易に分離させることができる構成と
している。
【００２２】この実施の形態２によれば、張車２の取付
台１５に空けた長孔のボルト孔１０で、結合ボルト９を
緩めることにより、張車２と取付台１５との一体をボル
ト孔１０の延在方向、即ち、張車２を上面より見て中心
を軸に回転方向に自在に、取付枠１３や基盤１８等との
角度調整を行なうことができる。又、上記のようなボル
ト孔１０は、この例に限らず、例えば、基盤１８のボル
ト１６に相応する部分に空けることにより（図示せ
ず）、テンション装置全体をボルト孔の延在方向へ回転
させて、ズレの角度を調整することもできる。
台１５に空けた長孔のボルト孔１０で、結合ボルト９を
緩めることにより、張車２と取付台１５との一体をボル
ト孔１０の延在方向、即ち、張車２を上面より見て中心
を軸に回転方向に自在に、取付枠１３や基盤１８等との
角度調整を行なうことができる。又、上記のようなボル
ト孔１０は、この例に限らず、例えば、基盤１８のボル
ト１６に相応する部分に空けることにより（図示せ
ず）、テンション装置全体をボルト孔の延在方向へ回転
させて、ズレの角度を調整することもできる。
【００２３】上記実施の形態２のように構成すれば、エ
レベータの昇降路の床（ピット）に本発明の装置を介し
て固定された張車２とエレベータの機械室に配設されて
いる調速機車（図示せず）とを、上面から見た場合の角
度にズレがあっても、結合ボルト９を緩め、六方向に張
車２と上部即ち取付台１５との一体部分を角度調整する
ことで、張車２と調速機車とのズレがなくなる。つま
り、調速機用ロープ１の捻じりがなくなり、常に最良の
テンション（緊張）を調速機用ロープ１に加えることが
できる。
レベータの昇降路の床（ピット）に本発明の装置を介し
て固定された張車２とエレベータの機械室に配設されて
いる調速機車（図示せず）とを、上面から見た場合の角
度にズレがあっても、結合ボルト９を緩め、六方向に張
車２と上部即ち取付台１５との一体部分を角度調整する
ことで、張車２と調速機車とのズレがなくなる。つま
り、調速機用ロープ１の捻じりがなくなり、常に最良の
テンション（緊張）を調速機用ロープ１に加えることが
できる。
【００２４】
【発明の効果】請求項１乃至請求項７の各発明によれ
ば、エレベータ調速機用ロープに加えるテンションを引
っ張り付勢手段の数やその弾発力の強弱を適宜選択する
ことによって、常時、テンションを最適な状態に保つこ
とができる機能性に優れたのテンション方法やその装置
を提供することができる。又、テンション装置の設定や
保守点検、更にはテンション調整作業を迅速且つ容易に
行なうことができる。
ば、エレベータ調速機用ロープに加えるテンションを引
っ張り付勢手段の数やその弾発力の強弱を適宜選択する
ことによって、常時、テンションを最適な状態に保つこ
とができる機能性に優れたのテンション方法やその装置
を提供することができる。又、テンション装置の設定や
保守点検、更にはテンション調整作業を迅速且つ容易に
行なうことができる。
【００２５】請求項２、請求項７の発明によれば、張車
とエレベータの機械室に配設されている調速機車とを、
上面から見た場合の角度にズレがあっても、結合ボルト
を緩め、本体の張車側の上部と下部との分離面における
回転角度を調整することで、張車と調速機車とのズレを
解消することができ、調速機用ロープの捻りが解消さ
れ、最良のテンションを調速機用ロープに加えることが
できる。
とエレベータの機械室に配設されている調速機車とを、
上面から見た場合の角度にズレがあっても、結合ボルト
を緩め、本体の張車側の上部と下部との分離面における
回転角度を調整することで、張車と調速機車とのズレを
解消することができ、調速機用ロープの捻りが解消さ
れ、最良のテンションを調速機用ロープに加えることが
できる。
【図１】 実施の形態１のテンション装置の側面図であ
る。
る。
【図２】 実施の形態２のテンション装置の平面図であ
る。
る。
【図３】 従来のテンション装置の側面図である。
【図４】 調速機用ロープが伸びた状態を示す従来のテ
ンション装置の側面図である。
ンション装置の側面図である。
１ 調速機用ロープ（ロープ）、２ 張車、３ 錘、４
カゴガイドレール、５ 張車固定金具、６ 揺動アー
ム、７ 固定金具、８ 支点（揺動軸）、９結合ボル
ト、１０ 長孔、１１ 張車ガイドレール（ガイド手
段）、１２ 案内ガイド、１３ 取付枠（本体の下
部）、１４ 引きバネ（引っ張り付勢手段）、１５ 取
付台（本体の上部）、１６ 案内ボルト，１７ 調整ナ
ット、Ｉ８ 基盤。
カゴガイドレール、５ 張車固定金具、６ 揺動アー
ム、７ 固定金具、８ 支点（揺動軸）、９結合ボル
ト、１０ 長孔、１１ 張車ガイドレール（ガイド手
段）、１２ 案内ガイド、１３ 取付枠（本体の下
部）、１４ 引きバネ（引っ張り付勢手段）、１５ 取
付台（本体の上部）、１６ 案内ボルト，１７ 調整ナ
ット、Ｉ８ 基盤。
Claims (7)
- 【請求項１】 垂直方向に延在するガイド手段を有して
床に固定される基盤と、吊下げられた調速機用ロープ下
端の張車に取付けられ前記基盤のガイド手段に案内され
て垂直方向に上下動自在な本体と、前記基盤と本体との
間に設けられた引っ張り付勢手段とを備えたことを特徴
とするエレベータ調速機用ロープのテンション装置。 - 【請求項２】 本体を上部と下部とに分離可能に形成
し、上部と下部とを両者の分離面において所要量相対的
に回転させた状態にて一体化させる結合手段を備えたこ
とを特徴とする請求項１に記載のエレベータ調速機用ロ
ープのテンション装置。 - 【請求項３】 引っ張り付勢手段は、基盤と本体との間
に所要数着脱自在に装着されたことを特徴とする請求項
１又は請求項２に記載のエレベータ調速機用ロープのテ
ンション装置。 - 【請求項４】 引っ張り付勢手段は、基盤と本体の下部
との間に装着されたことを特徴とする請求項３に記載の
エレベータ調速機用ロープのテンション装置。 - 【請求項５】 本体を錘として形成したことを特徴とす
る請求項１乃至請求項４の何れかに記載のエレベータ調
速機用ロープのテンション装置。 - 【請求項６】 吊下げられた調速機用ロープ下端の張車
に錘部材を取付け、更に前記錘部材に前記張車を吊下げ
方向へ引っ張る引っ張り付勢手段を所要数着脱自在に設
けて、前記調速機用ロープのテンションを前記引っ張り
付勢手段の数にて調整可能としたことを特徴とするエレ
ベータ調速機用ロープのテンション方法。 - 【請求項７】 張車の吊下がり方向に直交する面におい
て、前記張車と錘部材とを所要量相対的に回転させた状
態にて着脱自在に取付可能に構成し、前記張車の吊下が
り状態での捻じれに応じて、前記錘部を張車に取付ける
ことを特徴とする請求項６に記載のエレベータ調速機用
ロープのテンション方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11216911A JP2001039648A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | エレベータ調速機用ロープのテンション方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11216911A JP2001039648A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | エレベータ調速機用ロープのテンション方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001039648A true JP2001039648A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16695861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11216911A Pending JP2001039648A (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | エレベータ調速機用ロープのテンション方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001039648A (ja) |
Cited By (16)
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-
1999
- 1999-07-30 JP JP11216911A patent/JP2001039648A/ja active Pending
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060203 |