JPH08188186A - 車両ドアの取り付け方法および装置 - Google Patents
車両ドアの取り付け方法および装置Info
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- JPH08188186A JPH08188186A JP190095A JP190095A JPH08188186A JP H08188186 A JPH08188186 A JP H08188186A JP 190095 A JP190095 A JP 190095A JP 190095 A JP190095 A JP 190095A JP H08188186 A JPH08188186 A JP H08188186A
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Abstract
の反対方向に力が作用しても位置ズレを生じることのな
いドアの組み付け方法及び装置の提供。 【構成】付勢装置42の水平移動シリンダ機構45、4
6を駆動して係合部材43、44を水平方向に移動させ
て、車体側ヒンジ部50の位置にセットし垂直移動シリ
ンダ47、48を駆動してそれぞれのヒンジを反対方向
に製造クリアランス分だけ付勢して変位せしめる。上方
のシリンダ機構47はシリンダロッドがストローク上方
にストロークするように制御し、下方のシリンダ機構4
8はロッドが下方にストロークするように制御する。こ
れによって上方の係合部材43は上方のヒンジ機構40
を上方に付勢し、下方の係合部材44は、下方のヒンジ
機構41を下方に付勢する。この状態で、ボルト53、
54によって車体側ヒンジ部を車体に取り付ける。
Description
有する車両用ドアの取り付けに関する。
ライン上を移動する車体ワークがドアの取り付けステー
ションおいて組立ロボットを使用して行われる。この場
合、ドアワークにはドア側ヒンジ部、車体側ヒンジ部お
よび両者を枢支する枢軸が取り付けられた状態で、車体
ワークとは別のラインを通じてドア取り付けステーショ
ンに持ち込まれる。ドア組み付けステーションにおい
て、組立ロボットはドアワークをドア搬送ラインの台車
から取り出し、車体に対してドアを位置決めした上で、
車体側にヒンジ部に止め部分をボルトなどによって車体
ワークに固定することによってドアを車体に取り付け
る。この場合、ドア側に取り付けられた状態の車体側ヒ
ンジを車体に固定した後ロボットによる支持状態を取り
除くと、ドアはヒンジ部によって車体に支持される片持
ち梁状態となり、自重によって、自由端側が僅かに下が
ってしまい、ドアの取り付け精度が悪くなるという問題
がある。この問題に対処するために、特開平3−239
685号公報には、ドアを車体側に取り付けるに際し、
予めドア荷重の作用する方向のガタを取り除いた状態で
ヒンジブラケットを車体に締結するようにしたドアの組
み付け方法および装置を開示している。
着側端部を持ち上げ、他方の端部を押し下げるようにし
てガタを除くようにしてドアを車体側に締結するように
なっている。この方法では、ドア荷重が作用する方向に
ついては対処することができるが、反対方向すなわち、
上方に力が作用する場合には、ドアと車体との位置ズレ
が生じるという問題がある。本発明は、この問題を解決
するために構成されたもので、ドアの取り付け後、ドア
荷重が作用しても、その反対方向に力が作用しても位置
ズレを生じることのないドアの組み付け装置および方法
を提供することを目的とする。
め、本発明は以下のように構成される。すなわち、本発
明は、上下に一対のヒンジ部を有する車両のドアを車体
側に取りつけるドアの取り付け装置であって、前記ドア
を保持し、前記車体への取りつけ位置に位置決めする保
持手段と、該保持手段に設けられ、前記ドアの上下のヒ
ンジ部を上下方向に関し互いに反対方向にクリアランス
分だけ付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする。
好ましい態様では、前記付勢手段は上部ヒンジを上方に
下部ヒンジを下方に付勢するシリンダ手段によって構成
される。また付勢手段を上部ヒンジを下方に下部ヒンジ
を上方に付勢するシリンダ手段で構成してもよい。本発
明の別の特徴は、上下に一対のヒンジ部を有する車両の
ドアを車体側に取り付ける方法において、前記ドアを保
持し、前記ドアの上下のヒンジ部を上下方向に関し互い
に反対方向にクリアランス分だけ付勢し、ヒンジ部を付
勢した状態で、ヒンジ部の車体側固定部を車体側に固定
することを特徴とする。
上下方向に関し互いに反対方向にクリアランス分だけ付
勢した状態で、ヒンジ部の車体側固定部を車体側に固定
するようになっているので、すなわち、どアが取り付け
られる場合には、上下一対のヒンジが互いに反対方向に
引き合う状態あるいは押し合う状態ですなわち、緊張状
態で車体側に取り付けられることになる。この結果、取
り付け後ドアを開放したとき、自重によってヒンジ部に
対して下方に力が加わっても、また逆方向に力を加えて
も位置ズレが生じることはない。
例を説明する。図1は、本発明の1実施例にかかる自動
車の組立ラインにおけるドア取り付けステーションの概
略の斜視図を示すものである。図1において、ドアなど
の組み付け部品が取り付けられるワーク1すなわち車体
を搬送するワーク搬送ライン2が設けられている。また
ワーク搬送ライン2の上方には、ワーク1に取り付ける
サイドドアあるいはバックドア、トランクリッドなどの
パネル部品を搬送するパネル部品搬送ライン3が設けら
れる。該ライン3には、複数のフロントドア4、リヤド
ア5、バックドア6等を積載して搬送するためのパネル
部品搬送装置7が懸架される。該搬送装置7はライン3
の搬送レール8に係合する滑車9を備えたハンガアーム
10によって懸架されている。搬送装置7の上部には複
数のフック11が設けられるとともに下部には、複数の
ガイド12が設けられる。フロントドア4、リヤドア5
が上記フック11およびガイド12に支持された状態で
固定されて積載され、これに隣接した位置には、バック
ドア6が所定にサポート13に支持された状態では積載
されている。
記ワーク搬送ライン2の近傍にドアを搬送装置7からド
アを移載するドア移載ロボット14が配置されている。
ドア移載ロボット14は、フロア面上に設置された架台
15上に設置されている。この移載ロボット14は架台
15に取り付けられる基部16と、該基部16から延び
る第1アーム17および該第1アーム17の先端から支
点部18を介して延びる第2アーム19を備えている。
さらに第2アーム19の先端には、支点部20を介して
ハンド21が取り付けられている。図示のハンド21の
先端には、ドア4を吸着して保持する吸着装置22が設
けられている。ワーク移載ロボット14の近傍には、ワ
ーク1に取り付ける直前のドア5を載置するドア載置台
23が設けられている。ドア載置台23には、上記のド
ア搬送装置7から移載ロボット14によって移載された
ドア5がいったん載置されるようになっている。この場
合載置されるドア5の位置が定まるように載置台23に
は、位置決め用治具24が設置されている。さらに該載
置台23に隣接した位置には載置台23上にあるドア5
を吸着保持してワーク1の所定の取り付け位置まで運ん
で位置決めするドア組み付けロボット25が設けられて
いる。このロボット25は、上記の移載ロボット14と
同様に架台26上に設置されており、基部27、第1ア
ーム28、第2アーム29、およびハンド30を備えて
いる。ハンド30は交換可能になっており、ロボット本
体25は、前記移載ロボット14と共通の仕様とするこ
とができる。
ボット25との間には、ドア5を車体ワーク1に締結す
るためのボルトなどの部品をドア組み付けステーション
に供給するための部品供給装置31が設置されている。
該部品供給装置31は、部品投入用の入口を有する部品
受入れ装置32と、部品の種類によって供給先を分別す
る分別装置33とを備えている。図2、図3および図4
を合わせて参照すると、本例の組み付けロボットのハン
ド30の先端部には、上記の吸着装置22が設けられて
おり、該吸着装置22は、ドア5のアウタパネルの表面
に吸着する吸着パッド34をロッド35の先端に備えて
おり、ドアの保持、開放を制御するための4つのシリン
ダ装置36が所定の間隔をおいて4角形の頂点の位置に
設置されている。このハンド30の基部37から上記シ
リンダ装置36を支持する左右方向に上記ハンドの基部
37の上下端部からそれぞれ左右方向に延びる一対のブ
ラケット38、39が設けられている。上記ブラケット
38、39のドアの取り付け側端部には、上下方向に延
び上記ブラケット38、39の端部を接続したブラケッ
ト39aがもうけられるとともに、このブラケットに支
持され、ドア5の上下のヒンジ構造40、41に係合し
て、所定の付勢動作を行なうための付勢装置42が設け
られる。付勢装置42は、上下のヒンジ構造40、41
に係合するための一対の係合部材43、44と、該係合
部材43を水平方向かつドアに対して接近あるいは離間
する方向(図2において上下方向)に移動させるための
一対の水平移動シリンダ機構45、46および係合部材
43、44をヒンジ構造40、41に対して付勢力を与
える方向(図3および図4において上下方向)に移動さ
せるための一対の垂直移動シリンダ機構47、48を備
えている。
ジ機構40、41(1つのみ示す)は、ドア側に取り付
けられるドア側ヒンジ部49と車体側に取り付けられる
車体側ヒンジ部50と、両ヒンジ部49、50を互いに
枢動自在に支持する枢軸51とを備えている。ドア側ヒ
ンジ部49は、バンド状で中間部が突出した山形形状を
成しており、両端平坦部49a、49bに設けられたボ
ルト開口49c、49dを介してボルト51、52によ
るドアの取り付け面に固定される。車体側ヒンジ部50
は、固定される際に固定面に接着するウエブ50aとそ
の両端から垂直方向に所定高さだけ突出して延びるフラ
ンジ部50bとを備えている。車体側ヒンジ部50は、
車体側に締結するためのボルトを挿通するための一対の
ボルト開口50c、50dを備えている。ドア5は、上
記のようにドア側ヒンジ部49をドアにボルト51、5
2により固定した状態でドア取り付けステーションに搬
入される。そして、ドア取り付けステーションでは、ド
ア取り付けロボット25により所定の態勢で吸着装置を
駆動して保持し、ワーク1に対してドア5を位置決めす
る。そして車体側ヒンジ部50を付勢装置42によって
製造上のクリアランス分だけ付勢した状態で車体側ヒン
ジ部50をボルト53、54によって車体ワーク1に固
定する。
ド34をドア5のアウターパネルの所定位置に接着させ
るようにシリンダを駆動する。次に吸着パッド34を真
空化してドア5を吸着することにより、ドア5をハンド
30によってしっかりと保持する。つぎに、付勢装置4
2の水平移動シリンダ機構45、46を駆動して係合部
材43、44を水平方向に移動させて、車体側ヒンジ部
50の位置にセットする。そして、垂直移動シリンダ4
7、48を駆動してそれぞれのヒンジを反対方向に製造
クリアランス分だけ付勢して変位せしめる。たとえば、
所定の押圧力で付勢する。この場合、付勢する方向は、
上部のヒンジ機構40は上方に下部のヒンジ機構41は
下方に変位するように各垂直シリンダ機構47、48を
作動させて係合部材43、44を付勢する。図示の例で
は、上方のシリンダ機構47はシリンダロッドがストロ
ーク上方にストロークするように制御し、下方のシリン
ダ機構48はロッドが下方にストロークするように制御
する。これによって上方の係合部材43は上方のヒンジ
機構40を上方に付勢し、下方の係合部材44は、下方
のヒンジ機構41を下方に付勢する。このような状態で
ボルト53、54によって車体側ヒンジ部を車体に取り
付ける。このようにすることによって、上下のヒンジ機
構40、41は、互いに引張力が作用するので、常時緊
張状態に維持されることになる。したがって、ドアの取
り付け作業完了後にロボット25がドアを解放しても、
自重によってあるいは、他の作用力によって位置ズレが
生じることはない。
構成によって、しっかりしたドアの取り付け状態を与え
ることができる。したがって、位置ズレによる見栄えの
低下などの問題を解消することができる。
態を示す平面図、
Claims (4)
- 【請求項1】上下に一対のヒンジ部を有する車両のドア
を車体側に取りつけるドアの取り付け装置であって、 前記ドアを保持し、前記車体への取りつけ位置に位置決
めする保持手段と、 該保持手段に設けられ、前記ドアの上下のヒンジ部を上
下方向に関し互いに反対方向にクリアランス分だけ付勢
する付勢手段とを備えたことを特徴とするドアの取り付
け装置。 - 【請求項2】前記付勢手段は上部ヒンジを上方に下部ヒ
ンジを下方に付勢するシリンダ手段である請求項1記載
のドアの取り付け装置。 - 【請求項3】前記付勢手段は上部ヒンジを下方に下部ヒ
ンジを上方に付勢するシリンダ手段である請求項1記載
のドアの取り付け装置。 - 【請求項4】上下に一対のヒンジ部を有する車両のドア
を車体側に取り付ける方法において、 前記ドアを保持し、 前記ドアの上下のヒンジ部を上下方向に関し互いに反対
方向にクリアランス分だけ付勢し、 ヒンジ部を付勢した状態で、ヒンジ部の車体側固定部を
車体側に固定することを特徴とするドアの取り付け方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00190095A JP3538821B2 (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 車両ドアの取り付け方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00190095A JP3538821B2 (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 車両ドアの取り付け方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08188186A true JPH08188186A (ja) | 1996-07-23 |
JP3538821B2 JP3538821B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=11514463
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Country | Link |
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JP (1) | JP3538821B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002018196A1 (fr) * | 2000-08-30 | 2002-03-07 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede d'installation de portiere de voiture et bati de montage de charniere de portiere |
CN102079043A (zh) * | 2010-12-10 | 2011-06-01 | 广汽本田汽车有限公司 | 一种车门拆装支承装置 |
JP2012140023A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Honda Motor Co Ltd | ドア取り外し装置及び方法 |
CN103395034A (zh) * | 2013-08-05 | 2013-11-20 | 广汽本田汽车有限公司 | 多方位变向活动式行李箱盖拆装支承装置 |
CN109773476A (zh) * | 2019-03-04 | 2019-05-21 | 江苏倍川自动化设备有限公司 | 一种用于智能橱柜的直臂铰链自动装配系统 |
-
1995
- 1995-01-10 JP JP00190095A patent/JP3538821B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002018196A1 (fr) * | 2000-08-30 | 2002-03-07 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede d'installation de portiere de voiture et bati de montage de charniere de portiere |
US6910254B2 (en) | 2000-08-30 | 2005-06-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of installing door of car and door hinge assembly jig |
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