JP2012046340A - ダブルデッキエレベーター - Google Patents

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Abstract

【課題】かご枠内で上下に配置されたかごを吊持するロープ端部を固定する固定部材を移動させる際に偏荷重が発生することを防止し得るダブルデッキエレベーターを提供する。
【解決手段】本発明に係るダブルデッキエレベーターは、かご枠2と、上かご12と、下かご13と、かご位置調整駆動装置11と、索状体17とを備えたダブルデッキエレベーターにおいて、索状体17の一方、または両方の端部は、固定部材26a,26bに吊り下げられており、固定部材26a,26bを移動させる固定部材移動装置25a,25bを介してかご枠2に取り付けられていると共に、固定部材26a,26bが固定部材移動装置25a,25bの駆動により移動する際に、固定部材の移動を案内するガイド手段28,29が備えられたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、かご枠内に複数のかごを有するダブルデッキエレベーターに関する。
従来のダブルデッキエレベーターの上下かごを移動可能に構成するタイプでは、かご枠の上部に駆動装置を設置し、この駆動装置と上かごのかご下、及び下かごのかご下に設けたプーリにロープを介して構成したものがある。ロープを介した構成では荷重変化に応じてロープの伸び等が生じ、かごの床位置が変化するためその補正方法が提案されている。このような構成のダブルデッキエレベーターは、たとえば特許文献1がある。
特開2007−331871号公報
しかしながら、前記特許文献1ではかご内に乗客、または荷物が乗り込んだとき荷重を検出する方法によって、吊下体の伸びを吸収する伸び吸収装置を備えることが記載されている。そして伸び吸収装置としてのヒッチ移動装置はモーター等のアクチュエータを有しており、荷重に応じたかご位置補正する方法が述べられているが、乗りかごの荷重がかかるヒッチの移動の際に偏荷重等が生じることなく移動することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記技術の問題点を解決するためになされたものであり、かご枠内で上下に配置されたかごを吊持するロープ端部を固定する固定部材を移動させる際に偏荷重が発生することを防止し得るダブルデッキエレベーターを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係るダブルデッキエレベーターは、昇降路内を昇降されるかご枠と、前記かご枠内を上下に昇降可能に前記かご枠内に配置された上かごと、前記かご枠内を上下に昇降可能に前記かご枠内の前記上かごの下方に配置された下かごと、前記上かごと前記下かごを互いに上下反対に前記かご枠内で駆動するかご位置調整駆動装置と、前記かご枠に一端が固定され、前記上かごを吊持し、前記かご位置調整駆動装置に巻き掛けられた後、前記下かごを吊持し、前記かご枠に他端が固定された索状体とを備えたダブルデッキエレベーターにおいて、前記索状体の一方、または両方の端部は、固定部材に吊り下げられており、前記固定部材を移動させる固定部材移動装置を介して前記かご枠に取り付けられていると共に、前記固定部材が前記固定部材移動装置の駆動により移動する際に、前記固定部材の移動を案内するガイド手段が備えられたことを特徴とする。
本発明によれば、かご枠内で上下に配置されたかごを吊持するロープ端部を固定する固定部材を移動させる際に偏荷重が発生することを防止し得るダブルデッキエレベーターを提供できる。
本発明のダブルデッキエレベーター全体の概略構成図である。 本発明のダブルデッキエレベーターのかご枠概略構成図である。 本発明に係るダブルデッキエレベーターの第1の実施例のかご位置調整ロープ端部の概要を示す正面図である。 本発明に係るダブルデッキエレベーターの第1の実施例のかご位置調整ロープ端部の概要を示す上面図である。 図3における固定部材移動装置を駆動した状体を示す正面図である。 本発明に係るダブルデッキエレベーターの第2の実施例のかご位置調整ロープ端部の概要を示す正面図である。 本発明に係るダブルデッキエレベーターの第3の実施例のかご位置調整ロープ端部の概要を示す正面図である。 本発明に係るダブルデッキエレベーターの制御のフローチャートである。 本発明に係るダブルデッキエレベーターのかご位置調整動作のタイミングとかご位置の関係を説明する図である。
以下、本発明に係るダブルデッキエレベーターの実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明のダブルデッキエレベーターの全体概略構成を示す図である。同図に示すダブルデッキエレベーター装置は、昇降路1内を昇降するかご枠2と、一端がかご枠2に連結されてかご枠2を吊持する主索3と、主索3の他端に連結されて吊持され、昇降路1内をかご枠2とは互いに上下反対に昇降するつり合いおもり4と、昇降路1上部の機械室5に設置されるとともに、主索3の中間部が巻き掛けられた主索3を駆動する駆動装置6と、機械室5にあって駆動装置6の近傍に配置され、主索3が巻き掛けられたそらせ車7と、機械室5に配置され、ダブルデッキエレベーターの運転を制御する制御装置8を有しており、かご枠2内にはかご枠2内を上下に昇降可能に配置された上かご12と、かご枠2内を上下に昇降可能に、かご枠2内の上かご12の下方に配置された下かご13とが配置されている。
図2は本発明のダブルデッキエレベーターのかご枠2の概略構成を示す図である。同図に示すように、かご枠2は、上梁2a,一対の縦枠2b,2c,下梁2e,中間梁2dから形成されている。かご枠2は昇降路1内に設けられたかご枠ガイドレール14にガイドされて昇降するように構成されている。また図示しないがつり合いおもり4も昇降路1内に設けられたつり合いおもりガイドレールにガイドされて昇降する。
また上梁2aの上部には防振ゴムを介してかご位置調整駆動装置11が載置され、かご位置調整駆動装置11にはかご位置調整駆動シーブ11aが備えられている。上かご12は、かご枠2に設けられた一対の上かごガイドレール15に沿って上梁2aと中間梁2dの間のかご枠2内の空間を上下動可能である。また、かご枠2の内側で上かご12の下方に配置された下かご13も、かご枠2に設けられた一対の下かごガイドレール16に沿って中間梁2dと下梁2eの間のかご枠2内の空間を上下動可能に構成されている。なお、中間梁2dには上かご12がかご枠2内で下降しすぎた場合に上かご12を下から支えて緩衝する緩衝器24aが、下梁2eには下かご13がかご枠2内で下降しすぎた場合に下かご13を下から支えて緩衝する緩衝器24bがそれぞれ備えられている。
索状体であるかご位置調整ロープ17は、一端が上梁2aに弾性体19を介して固定され、上かご12の下部に取り付けられる2つの上かごプーリ9a,9bに巻き掛けられて上かご12を吊持し、かご位置調整駆動装置11のかご位置調整駆動シーブ11aに巻き掛けられる。その後かご位置調整ロープ17は、下かご13の下部に取り付けられる2つの下かごプーリ10a,10bに巻き掛けられて下かご13を吊持し、他端が中間梁2dに弾性体19を介して固定される。
また、昇降路1内には各階に設けた位置決め板20aが設けられており、かご枠2には前記位置決め板20aに基づいて昇降路内におけるかご枠2の位置を検出するかご枠位置検出装置20が設けられている。さらにかご枠2内にはかご枠2内での上かごの位置を検出するための位置決め板21aが設けられており、上かご12はかご枠2内での位置を検出する上かご位置検出装置21及び上かご内に乗り込んだ人や積載された荷物などの総重量であるかご内に搭載された荷重を検出する荷重検出装置としての荷重センサ23aが設けられている。同様に、かご枠2内にはかご枠2内での下かごの位置を検出するための位置決め板22aが設けられており、下かご13はかご枠2内での位置を検出する下かご位置検出装置22及び下かご内に乗り込んだ人や積載された荷物などの総重量であるかご内に搭載された荷重を検出する荷重検出装置としての荷重センサ23bが設けられている。
そしてかご枠位置検出装置20は位置決め板20aに合わせて、昇降路の乗り場位置に対するかご枠2の位置検出し、上かご位置検出装置21は位置決め板21aに合わせてかご枠2に対する上かご12の位置を検出し、下かご位置検出装置22は位置決め板22aに合わせてかご枠2に対する下かご13の位置検出を行う。さらにかご内の荷重変化によるかご位置の変化は、この各位置検出器20,21,22により検出する。
なお、図1に示すように、制御装置8と駆動装置6はケーブル36aを介して、制御装置8とかご枠2内の上下のかごの駆動を制御する制御装置18は、ケーブル36bを介してそれぞれ接続されている。また、図2に示すように、かご枠位置検出装置20,上かご位置検出装置21,下かご位置検出装置22,荷重センサ23a,荷重センサ23bの出力は制御装置8に送信・入力されるように構成されている。
このように構成されたダブルデッキエレベーターは、制御装置18によりかご位置調整駆動装置11を駆動させて、かご位置調整駆動シーブ11aを回転させるものであり、このかご位置調整駆動シーブ11aを回転によりかご枠2内で上かご12と下かご13を互いに上下反対に駆動する。そして、図1に示すようにかご枠2が上方階1aboveにある場合は、乗り場階の間隔がH1のため、それに合わせて上かご12と下かご13との間隔を寸法H1に調整するとともに、下方階1belowの場合は乗り場階の間隔がH2に変わるためそれに合わせて上かご12と下かご13との間隔をH2に変更することが可能となっている。なお、ここに示した乗場階の間隔は例示であり、乗り場階の間隔は建屋の条件によってそれぞれ異なるものである。
一般にエレベーターのかごは、かごを吊るロープ端部のばね、かご枠にかごを載置する際にかご下に備えられた防振ゴム、かごを吊るロープを駆動する駆動装置を載置する際に設けられた防振ゴム、ロープであるワイヤロープ自身がそれぞれ荷重変化により伸縮するため、かご位置が変化する。このため、エレベーターかごへの乗客の乗降により、数十mmの位置変化を生じる。
本実施形態においては、まず荷重変化により発生したかご位置の変化は、かご枠2を駆動する駆動装置6により、かご枠2の位置を補正することで位置補正を行っている。さらに、かご枠2内の上かご12及び下かご13にもそれぞれの荷重変化により発生したかご位置の変化が発生する。そこで本実施形態ではかご位置調整ロープ17の吊端部を一方の端部は共通の固定部材26aに、他方の端部は共通の固定部材26bにそれぞれ固定し、この固定部材26a,26bを移動させる固定部材移動装置25a,25bを介して前記かご枠2に取り付けられている。そして、この固定部材移動装置25a,25bを駆動させて固定部材26a,26bをかご位置調整ロープ17ごと上下に駆動して、かごの位置を補正する制御を行うのである。
さらに、ワイヤロープはエレベーター走行に従い、一定の荷重による一定量の伸びを生じ、これは荷重がなくなればほぼ元に戻るが、使用している間に経年的にも伸びが発生し、こちらは永久的に延びたままになる特性がある。この改善も同時に、固定部材移動装置25a,25bの駆動で補正を行う。
以下、固定部材移動装置の詳細な構造について説明する。図3は本実施形態のダブルデッキエレベーターのかご位置調整ロープ端部の概要を示す正面図である。同図に示すかご位置調整ロープ17は複数本のワイヤロープで構成されており、その端部は弾性体19であるばねを介して金属の板で構成された共通の固定部材26aにシンブルロッドを通してナットで吊下げ固定されている。固定部材移動装置25aとして本実施形態では油圧シリンダを用い、この油圧シリンダ25aで固定部材26aを上下に駆動する構成である。制御装置8からの信号で圧力発生装置27から高圧ホース31a,31bにより圧力流体が給排されて、油圧シリンダ25aの伸縮量は制御される。高圧ホース31a,31bは柔軟性のある素材によって構成されており、配置の自由度が高い。なお同図においては左側の油圧シリンダ25aに高圧ホース31aが、右側の油圧シリンダ25aに高圧ホース31bが接続されている。またかご位置調整ロープ17端部のばねのセット誤差による偏荷重を防止するため固定部材ガイドレール28と固定部材ガイドレール28に摺動して固定部材26aを固定部材ガイドレール28に沿ってガイドするガイド29を設け、固定部材26aの上下方向の動作がスムーズになるよう構成されている。
図4は本実施形態におけるダブルデッキエレベーターのかご位置調整ロープ端部の概要を示す上面図である。同図に示すようにかご位置調整ロープ17端部の固定部材26aを上方から見た場合、油圧シリンダ25aの支持点は、かご位置調整ロープ17が吊下げ固定された荷重と固定部材26a自身の荷重を合わせた重心を通るようにバランスよく配置する。またかご位置調整ロープ17端部の弾性体19のセット誤差による偏荷重を防止するため固定部材ガイドレール28とガイド29を設け、上下方向の動作がスムーズになるよう構成する。本実施例では、固定部材26aの四隅に対応する位置に固定部材ガイドレール28を立設し、固定部材26aの四隅それぞれに、この固定部材ガイドレール28に摺動するガイド29を設けている。この固定部材ガイドレール28は図3に示すようにかご枠2にレールブラケット30を設け、このレールブラケット30にボルト30aやレールクリップ等を用いて固定されている。この構成により油圧シリンダ25aへ偏荷重が少なくスムーズな動作を行うことができ、補正時のかご内の乗り心地を向上できる。なお、本実施例では固定部材ガイドレール28とガイド29を用いて偏荷重を防止しながらスムーズな動作を行う構成としたが、固定部材26aのシンブルロッドを通す穴とシンブルロッド自身を使用してガイド手段を形成することなども可能である。
図5は図3における固定部材移動装置を駆動した状態を示す正面図である。なお、本図5を含む以下の図面においては固定部材ガイドレール28及びガイド29の記載は省略して説明する。同図に示すように、例えば上かご12への乗客の乗り込みや荷物の積み込みによりかご位置が変化すると、その変化量を上かご位置検出装置21で検出し、その変化量に基づいて、かご位置の変化量を補正するように油圧シリンダ25aにより固定部材を異動させてかご位置の変化量(L2−L1)の補正をする。下かご13の場合も同様であり、下かご13への乗客の乗り込みや荷物の積み込みによりかご位置が変化すると、その変化量を下かご位置検出装置22で検出し、その変化量に基づいて、かご位置の変化量を補正するように油圧シリンダ25bにより固定部材を異動させてかご位置の変化量の補正をする。これによりかごと乗り場との床レベル誤差をなくし、段差のないエレベーターを提供できる。
このときのかごの位置は常にかご位置を監視して連続的に行ってもよいし、かご位置の変位量の検出レベルを2段階(最大,最小)、または3段階(最大,中間,最小)に設定すれば、油圧シリンダの伸縮量も簡易的な構成にすることができ、機器の構成を簡略できる。
なお、本実施形態においては上かご位置検出装置21,下かご位置検出装置22をかご位置を検出する検出装置として用いたが、かご位置が一定量変化した際に、その変化位置にかごが移動してきたことを検出するリミットスイッチで検出するようにしても同様の効果を得られる。
また、ロープが経年的に伸びた場合には、上下のかごの位置とかご内の乗客の荷重の両方を検知し、かご内が無負荷であるのに、つまりかご内の荷重からかご内に人の乗り込みや荷物の積載が無いと判断可能な結果が検出されたにもかかわらず、かご位置が変化している場合はロープが経年伸びしていると判断し、固定部材移動装置によって、本実施形態では油圧シリンダでその分を補正する。そして、ロープの経年変化による伸びを補正した以降は、その補正後の数値を基準位置とし、常に加算して制御を行うようにする。ロープの経年伸びの限界は別に設けるリミットスイッチ等により限界位置を決めて伸び検出を行うことで安全性が向上する。
なお、前述の図3,図4,図5においては上かご12に設けられた固定部材26aと固定部材移動装置25aを例に挙げて説明したが、下かご13に設けられた固定部材26bと固定部材移動装置25bも前述の説明と同様の構成となっている。
このような構成により本実施形態におけるダブルデッキエレベーターは、かご位置調整ロープ17の伸びを改善することができるダブルデッキエレベーターを提供できる。なお、本実施例では、上かご12と下かご13の両方のかご位置調整ロープ17端部に固定部材移動装置25a,25bを設けて固定部材26a,26bを駆動する例を挙げて説明した。このような構成は固定部材移動装置の設置スペースを両端部で確保できる場合に有効で、上かご12と下かご13を同時に駆動できるので迅速に補正を行うことができ、補正性能をさらに向上することができる。さらにロープの経年的な伸びの調整は両方の固定部材移動装置の駆動で対応できるので、より対応できる延び量が大きくできる。
これに対して例えば上かご12のかご位置調整ロープ17端部のみに固定部材移動装置25aを設ける構成であってもよい。このように構成した場合は、下かご13への乗客の乗り込みや荷物の積み込みによりかご位置が変化すると、その変化量を下かご位置検出装置22で検出し、その変化量に基づいて、かご位置調整駆動装置11を駆動して補正する。また、上かご12への乗客の乗り込みや荷物の積み込み、及びかご位置調整駆動装置11を駆動して行った下かご13のかご位置調整によりかご位置が変化すると、その変化量を上かご位置検出装置21で検出し、その変化量に基づいて、かご位置の変化量を補正するように油圧シリンダ25aにより固定部材を異動させてかご位置の変化量を補正する。このように、上かご12の位置変化分は上かご12のかご位置調整ロープ17端部が固定された固定部材26aを、固定部材移動装置を駆動して補正し、下かご13の位置の変化分はかご枠2に設けられたかご位置調整駆動装置11を駆動することで補正することで同様の効果が得られる。
この構成のときは設置スペースに制約がある場合に有効であり、また一方のみに固定部材移動装置を設けることでかご位置調整が可能となるため、簡易な構成で実現することができる。なお上記説明では上かご12側のみに固定部材移動装置を設ける例を挙げて説明したが、逆に下かごのみの場合も同様である。なお、このようにがご位置調整ロープ17の一方端部のみに固定部材移動装置を設けた例では、ロープの経年的な伸びの調整が必要な場合、固定部材移動装置を駆動して固定部材を移動することで伸びの調整を行うのでなく、固定部材移動装置が設けられていない側で、保守等の際に手動で伸び調整を行い、固定部材を駆動する側はかごの荷重変化に対応した位置変化のみを補正するように固定部材を移動させるようにすることでより対応できるかご位置変化の範囲を大きく確保することが可能となる。
図6に本発明に係るダブルデッキエレベーターの第2の実施例のかご位置調整ロープ端部の概要を示す正面図を示す。なお同図において、第1の実施例と同様の構成のもの同じ符号を付して説明を省略する。同図において油圧シリンダ25aで駆動する固定部材は弾性体19であるばねを受ける固定部材32を駆動する構成である。本実施例の構成によれば弾性体19への荷重繰り返しの振幅を積載の変動分だけで対応できるので、弾性体19の強度を低くすることができ、ばねの小型化が可能である。かご位置の補正は上記の実施例と同様の構成とすることで同等の効果がある。本実施例は実施例1で説明したものと置き換えて、実施例1で説明した様々な変形例にも適用可能である。
図7に本発明に係るダブルデッキエレベーターの第3の実施例のかご位置調整ロープ端部の概要を示す正面図を示す。同図に示す固定部材移動装置25aは、かご位置調整ロープ17であるワイヤロープを吊る固定部材26aをボールネジ装置25aにより駆動する構成である。固定部材26aに固定したボールネジ用の固定ナット34にボールネジ軸33を通し、ボールネジ軸33はボールネジ駆動装置35(たとえばサーボモータ)により回転トルクをボールネジの直線運動に変換させてかご位置の変化量を補正する。このかご位置の検出は前述の実施例1と同様の構成で達成できる。ボールネジ装置は電力により駆動できるため、圧力流体を不要にでき、作動油等を使用しなくてすむため、環境にやさしく簡易な構成にできる。本実施例は実施例1で説明したものと置き換えて、実施例1で説明した様々な変形例にも適用可能である。
図8は前述の各実施例に適用可能な制御のフローチャートを示す。かご枠位置検出装置20,上かご位置検出装置21,下かご位置検出装置22の取り付け等は図2で説明したのと同様のものとする。かご枠2の位置はかご枠2、及び上かご12が停止した位置を基準位置とし、かご枠位置検出装置20により、乗り場との位置を監視する(S1)。たとえば上かご12に乗客が乗るとかご枠2全体が下方に変化すると共に、上かご12もかご枠に対して下方に変化し、かご枠位置検出装置20と上かご位置検出装置21は上限値から下限値の範囲では位置を監視し続ける(S2)。さらに乗客が乗り込むと、かご位置は下限値以下になる。このときかご枠位置検出装置20により下限値以下になったことが検出された場合はかご位置変化分の信号を駆動装置に出力してかご枠2の位置を補正する(S3)。また上かご位置検出装置21で下限値以下になったことが検出された場合は圧力発生装置を起動後(S4)、油圧シリンダを駆動(S5)して基準値へ補正する。これを基準位置に戻るまで繰り返す(S6)。基準位置に戻ったら制御を停止する(S7)。これにより乗客の乗り込みによるかご位置の変化を補正できる。
なお、ロープの伸びはかご枠2の主索3と上かご12のかご位置調整ロープ17の両方で発生し、かご枠2の主索3は駆動装置6により補正し(補正1)、上かご12のかご位置調整ロープ17は固定部材移動装置25a,25bにより補正する(補正2)。この補正1の動作と、補正2の動作を別々の独立した制御で行い、同時に駆動する構成としてもよい。このように構成することで、補正時間を短縮できる。
図9に、前述の実施例で説明したダブルデッキエレベーターのかご位置調整動作のタイミングとかご位置の関係を説明する図を示す。同図においては、上かご12の基準位置に対するかご位置の時間に対する変化と積載質量の時間に対する変化について、それぞれ乗客の乗り込む場合と降りる場合及びかご位置補正を行う場合と補正を行わない場合を例として挙げて説明する。
図9(A)に示したグラフはかごへの乗客が乗り込む場合で、かご位置補正を行わない場合を示したものである。同図(A)に示すように、かご停止直後は上かご12は乗場の階床レベルと同じ高さである基準位置に停止していたが、乗客の乗り込み量に応じてかご位置が下方に変化して行き、乗り込み量があるレベル以上となると階床レベルとの差として定めた下限値を越えて下がってしまっていることがわかる。このような状態のままでは乗場の階床の高さとエレベーターの床板の高さの段差が大きくなってしまっている。
図9(B)に示したグラフはかごへの乗客が乗り込む場合で、かご位置補正を行う場合を示したものである。同図(B)に示すように、かご停止直後は上かご12は乗場の階床レベルと同じ高さである基準位置に停止していたが、乗客の乗り込み量に応じてかご位置が下方に変化して行き、乗り込み量があるレベル以上となると階床レベルとの差として定めた下限値に達する。下限値に達したことを検知して前述した固定部材移動装置を駆動してかご位置調整を行う。このかご位置調整によりかご位置が基準位置に補正され、乗り込み量が多くなっても乗場の階床の高さとエレベーターの床板の段差をなくすことができている。
また図9(C)に示したグラフは、(A)とは逆にかごへ乗り込んだ乗客が降りる場合で、かご位置補正を行わない場合を示したものである。同図(C)に示すように、かご停止直後は上かご12は乗場の階床レベルと同じ高さである基準位置に停止していたが、乗客の降車に応じてかご位置が上方に変化して行き、乗り込み量があるレベル以下となると階床レベルとの差として定めた上限値を越えてあがってしまっていることがわかる。このような状態も乗場の階床の高さに対してエレベーターの床板の高さのほうが高い状態で段差が大きくなってしまっている。
図9(D)に示したグラフは、かごから乗客が降りる場合で、かご位置補正を行う場合を示したものである。同図(D)に示すように、かご停止直後は上かご12は乗場の階床レベルと同じ高さである基準位置に停止していたが、乗客の降車に応じてかご位置が上方に変化して行き、乗り込み量があるレベル以下となると階床レベルとの差として定めた上限値に達する。上限値に達したことを検知して前述した固定部材移動装置を駆動してかご位置調整を行う。このかご位置調整によりかご位置が基準位置に補正され、乗り込み量が少なくなっても乗場の階床の高さとエレベーターの床板の段差をなくすことができている。
このように前述の各実施例により、ある範囲以上のかご位置変化が生じると基準位置に戻す制御を行うことで、かごの段差が小さいエレベーターを提供できる。即ち上かご及び下かごに乗る乗客の荷重変化に対して、かごの位置変化を補正することができ、乗り心地を向上したダブルデッキエレベーターを提供できる。
1 昇降路
2 かご枠
2a 上梁
2b,2c 一対の縦枠
2d 中間梁
2e 下梁
3 主索
4 つり合いおもり
5 機械室
6 駆動装置
7 そらせ車
8,18 制御装置
9a,9b 上かごプーリ
10a,10b 下かごプーリ
11 かご位置調整駆動装置
11a かご位置調整駆動シーブ
12 上かご
13 下かご
14 かご枠ガイドレール
15 上かごガイドレール
16 下かごガイドレール
17 かご位置調整ロープ
19 弾性体
20 かご枠位置検出装置
20a,21a,22a 位置決め板
21 上かご位置検出装置
22 下かご位置検出装置
23a,23b 荷重センサ
24a,24b 緩衝器
25a,25b 固定部材移動装置(油圧シリンダ,ボールネジ装置)
26a,26b,32 固定部材
27 圧力発生装置
28 固定部材ガイドレール
29 ガイド
30 レールブラケット
30a ボルト
31a,31b 高圧ホース
33 ボールネジ軸
34 固定ナット
35 ボールネジ駆動装置
36a,36b ケーブル

Claims (5)

  1. 昇降路内を昇降されるかご枠と、前記かご枠内を上下に昇降可能に前記かご枠内に配置された上かごと、前記かご枠内を上下に昇降可能に前記かご枠内の前記上かごの下方に配置された下かごと、前記上かごと前記下かごを互いに上下反対に前記かご枠内で駆動するかご位置調整駆動装置と、前記かご枠に一端が固定され、前記上かごを吊持し、前記かご位置調整駆動装置に巻き掛けられた後、前記下かごを吊持し、前記かご枠に他端が固定された索状体とを備えたダブルデッキエレベーターにおいて、
    前記索状体の一方、または両方の端部は、固定部材に吊り下げられており、前記固定部材を移動させる固定部材移動装置を介して前記かご枠に取り付けられていると共に、前記固定部材が前記固定部材移動装置の駆動により移動する際に、前記固定部材の移動を案内するガイド手段が備えられたことを特徴とするダブルデッキエレベーター。
  2. 請求項1に記載のダブルデッキエレベーターにおいて、前記上かごの前記かご枠に対するかご位置を検知する上かご位置検出装置と、前記下かごの前記かご枠に対するかご位置を検知する下かご位置検出装置と、前記上かご位置検出装置及び前記下かご位置検出装置の検知結果に基づいて前記固定部材移動装置を駆動させる制御装置とを備えたことを特徴とするダブルデッキエレベーター。
  3. 請求項2に記載のダブルデッキエレベーターにおいて、前記上かご及び前記下かごそれぞれに、かご内に搭載された荷重を検出する荷重検出装置が設けられており、前記荷重検出装置によりかご内の荷重からかご内に人の乗り込みや荷物の積載が無いと判断可能な結果が検出されたときに、前記上かご位置検出装置又は下かご位置検出装置により前記上かご又は下かごのかご位置が初期値と差が生じたことを検知されると、前記制御装置により前記初期値との差分がなくなるように前記固定部材移動装置を駆動させることを特徴とするダブルデッキエレベーター。
  4. 請求項1に記載のダブルデッキエレベーターにおいて、前記固定部材移動装置が前記固定部材を支持する油圧シリンダと、前記油圧シリンダを駆動するための高圧流体を給入または排出させる圧力発生ユニットから構成されていることを特徴とするダブルデッキエレベーター。
  5. 請求項1に記載のダブルデッキエレベーターにおいて、前記固定部材移動装置が前記固定部材と螺合するボールネジ軸と前記ボールネジ軸を駆動するボールネジ軸駆動装置から構成されていることを特徴とするダブルデッキエレベーター。
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