JP6215093B2 - エレベーター及びそれに用いるコンペンプーリ - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーター及びそれに用いるコンペンプーリに係り、特に高揚程のエレベーターに好適なエレベーター及びそれに用いるコンペンプーリに関する。
従来のロープトラクション式のエレベーターでは、巻上機およびそらせ車に主ロープを巻き掛け、主ロープの一端側に乗りかごを、他端側に釣合いおもりを取付ける、いわゆるつるべ式を採用している。このロープトラクション式のエレベーターでは、乗りかご重量及び釣り合いおもりの重量に、それぞれの側の主ロープの自重が加えられて、それぞれの側の主ロープの張力として作用する。
そのため、乗りかごが最上階または最下階に移動すると、主ロープ長に起因した張力差が最大になる。主ロープの張力差を軽減するために、昇降路の底部であるピットに張力補償用のプーリ(以下コンペンプーリと称する)を設置し、このコンペンプーリに巻装したロープ(以下コンペンロープと称す)の端部を、乗りかごおよび釣合いおもりに接続している。これにより、主ロープの張力の不釣合いを補償している。
この様な主ロープの張力の不釣合いを軽減する方法が、特許文献1に記載されている。この公報に記載のエレベーター装置では、コンペンケーブルの上端部を釣り合いおもりに接続し、下端部を昇降路下部のピットに配置したドラムに巻き付けている。そしてドラムを回転駆動する電動機をピットに設け、この電動機を回転駆動してコンペンケーブルに作用する張力を調節している。
特開2005−320105号公報
従来のコンペンプーリを有するロープトラクション式のエレベーターでは、コンペンロープの一端側を乗りかごに、他端側を釣り合いおもりにそれぞれ取り付け、コンペンロープの中間部をコンペンプーリに巻装している。これにより、主ロープの張力差を軽減している。
しかしながら、従来のロープトラクション式のエレベーターでは、エレベーターごとにコンペンプーリを設計しなければならず、製作費用および工数の増加を招いていた。つまり、エレベーターの定員(乗りかご重量)や揚程等の仕様は建物ごとに異なっているので、最適なコンペンプーリも建物ごとに異なり、コンペンプーリの標準化を妨げている。また、高揚程のため高速で使用されるエレベーターでは、主ロープの自重に起因する張力差が大きくなり、コンペンプーリも大型化せざるを得なくなり、ピット内に収容できない恐れも生じる。さらに、コンペンロープの張力は、コンペンロープ自重とコンペンプーリ重量に依存するので、かご重量の変更や建屋寸法変更等によりトラクション不具合が生じた場合、張力を調整することができなくなる。
本発明は、上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、高揚程のエレベーターであっても、主ロープの張力を容易に付加できるとともに、コンペンプーリの大型化を回避することにある。本発明の他の目的は、同一のコンペンプーリで主ロープの張力範囲を拡大することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、昇降路内を昇降する乗りかご及び釣り合いおもりと、一端部に前記乗りかごが、他端部に前記釣り合いおもりがそれぞれ接続され、巻上機により駆動される主ロープと、前記乗りかご及び前記釣り合いおもりの底部間を接続する複数条のコンペンロープと、前記複数条のコンペンロープの中間部に介在させたコンペンプーリとを備えたエレベーターにおいて、前記コンペンプーリは、回動自在であって前記複数条のコンペンロープが巻装されるドラム部と、前記昇降路内に固定され、前記ドラム部の上下方向移動を許容して保持する一対のコンペンプーリガイドレールとを有し、前記ドラム部に巻装される前記複数条のコンペンロープに張力を付加する張力調整機構を前記コンペンプーリに付設し、前記張力調整機構は前記コンペンプーリガイドレールに取り付けた固定ブラケットと前記ドラム部の上面に取り付けたガイドプレートとの間に設けたばねにより付勢力を発生して前記コンペンロープに張力を付与し、前記ばねは前記ガイドプレートの4個の角部に配置し、それぞれ独立し付勢力を調整可能としたことにある。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、両端部がエレベーターの乗りかごおよび釣合いおもりに接続された複数条のコンペンロープに張力を付与するコンペンプーリにおいて、前記複数条のコンペンロープに付与する張力を調整可能な張力調整機構を設け、前記張力調整機構は、前記乗りかごが昇降する昇降路内に固定して設けられた一対のコンペンプーリガイドレールと、側板および側板間に回動可能に設けたドラム部を有するプーリ本体と、前記プーリ本体上面を覆うガイドプレートと、前記コンペンプーリガイドレールに取り付けられかつ前記ガイドプレートよりも上方に位置し、ねじロッドが固定して設けられた固定ブラケットと、前記ねじロッドに螺合するナット付き可動プレートと、前記ガイドプレートと前記可動プレート間に配置した付勢力を発生するばねとを備え、前記ナットを回動して前記可動プレートを上下させて前記ばねが発生する付勢力を前記複数条のコンペンロープに張力として付加し、前記ねじロッド、前記可動プレート及び前記ばねは、前記ガイドプレートの4個の角部に配置されており、それぞれ独立して付勢力を調整可能としたことにある。
本発明によれば、エレベーターがコンペンプーリを有し、このコンペンプーリに張力調整機構を設けたので、たとえ高揚程のエレベーターであっても主ロープの張力を容易に付加できるとともに、コンペンプーリの大型化を回避できる。また、同一のコンペンプーリで主ロープの荷重補償範囲を拡大できる。
なお、本発明の他の目的および作用・効果は、以下に記載の発明の詳細な説明により明らかになるであろう。
本発明に係るエレベーターの一実施例の模式図である。 図1に示したエレベーターが備えるコンペンプーリの正面図である。 図2に示したコンペンプーリの側面図である。 図2に示したコンペンプーリの上面図である。 図2に示したコンペンプーリの張力可変機構の拡大図である。 図2に示したコンペンプーリのガイドプレートの上面図である。
以下、本発明に係るエレベーターの一実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るエレベーター50の一実施例の模式図である。エレベーター50では、昇降路28内に、この昇降路28内を昇降する乗りかご1が配置されている。昇降路内には、乗りかご1の荷重とバランスさせるための釣り合いおもり2も配設されている。
一端が乗りかご1の上部に、他端が釣り合いおもり2の上部に接続された主ロープ5が、乗りかご1と釣り合いおもり2を接続している。主ロープ5は、そらせ車4及び電動機を有する巻上機3にも巻装されており、電動機を駆動して巻上機が主ロープ5を巻き上げ・巻き下げすることにより、乗りかご1を昇降させる。なお、図示しないが、乗りかご1にはガバナーロープ等も接続されている。調速機にガバナーロープを巻装して、乗りかご1の昇降速度等を制御する。
ここで本発明に係るエレベーター50では、巻上機3から乗りかご1までの主ロープ5aの長さLCAにより、主ロープ5aには乗りかごの重さWCAの荷重の他に、主ロープ5aの自重WRCAが荷重として加わり、主ロープ5aの張力として作用する。同様に、巻上げ機3から釣り合いおもり2までの主ロープ5bの長さLBWにより、主ロープ5bには釣り合いおもり2の荷重WBWと主ロープ5bの自重WRBWの和が張力として作用する。
釣り合いおもり2は、乗りかご1が空の場合と、乗りかごの乗客が許容積載荷重になった場合との和の1/2程度に設定されている。したがって、乗りかご1側の主ロープ5aと釣り合いおもり2側の主ロープ5bでは、乗りかご1が空のときまたは乗りかご1が最大積載荷重になったときに乗客変動による張力差が最大になる。しかしこの張力差を想定して、巻上機3の電動機容量を設定して張力変動を吸収可能なので、乗りかご1内の乗客変動により主ロープ5のトラクションが影響されることはほとんどない。
しかしながら、乗りかご1の位置によって生じる、乗りかご1側の主ロープ5aの長さLCA、及び乗りかご1と反対方向に移動する釣り合いおもり2側の主ロープ5bの長さLBWの変動は、主ロープ5に大きな張力差を引き起こす。この事態は、高揚程の故に高速で昇降するエレベーター50において、主ロープ5の自重が無視できなくなることで、特に顕著になる。主ロープ5に多大な張力差が生じると、主ロープ5を駆動する巻上機3において、主ロープ5が巻上機3の出力軸に取り付けたシーブとの間で滑り、トラクション不良を引き起こす。
この不具合を解消するため、乗りかご1と釣り合いおもり2間を、コンペンロープ6が接続している。すなわち、コンペンロープ6の一端は乗りかご1の下部に、他端は釣り合いおもり2の下部に接続されている。そして、コンペンロープ6の中間部は、昇降路28の底部であるピット25に固定されて設けられたコンペンプーリ7に巻装されている。コンペンロープ6に加わる張力が、主ロープ5aと主ロープ5bの張力のアンバランスを緩和する。
図2は、図1に示したコンペンプーリ7の正面図であり、図3は、図1に示したコンペンプーリ7の側面図、図4はコンペンプーリ7の上面図である。コンペンプーリ7は、円筒形のドラム部8aと、ドラム部8aの両側面を覆う正方形状の側板10と、両側板10、10の内側面の中心に軸受9aを介して取り付けたシャフト9とを有している。軸受9aは側板10に保持されている。したがって、ドラム部8aとシャフト9は、側板10に対して回動自在になっている。なお、図2では軸受9aをドラム部8aとシャフト9間に介在させている。この場合、シャフト9の両端は側板10に固定される。いずれの場合でも、ドラム部8aを含む回転部であるプーリ本体8は、側板10に対して回動自在になっている。
各側板10の外側面であって幅方向の中央部には、上下方向2か所にコンペンプーリガイド11が設けられている。コンペンプーリガイド11は、コンペンプーリガイドレール12に係合する。コンペンプーリガイドレール12は、図4の上面図に示すように断面T字型の鉛直方向に延びるレール状部材で、下端部は昇降路28の底部に形成したピット25に固定されている。
コンペンプーリガイドレール12は、T字の縦棒部分である係止用レール部12aを対向させて一対設けられている。コンペンプーリガイドレール12のT字の横棒部分である取付け部12bは、後述する張力調整機構30のレールクリップ18を取り付ける際に利用される。コンペンプーリガイド11のコンペンプーリガイドレールに係合する面には、コンペンプーリガイドレール12の係止用レール部12aを挟持できるように、上下方向に延びるガイド溝11aが形成されている。
ドラム部8aには、複数条にコンペンロープ6(6a〜6c)が巻装されている。コンペンロープ6には、ドラム部8aやドラム部8aの内部に設けたシャフト9、軸受9a等を含むプーリ本体8と側板10等の静止部の自重が張力として付与される。プーリ本体8等の重量に応じて、プーリ本体8等は係止用レール部12aに案内されて上下方向位置を自動調整する。
これ迄は、コンペンプーリ7の重量を、乗りかご1が最高位置に達したときの主ロープ5aと主ロープ5bの重量差から、決定していた。そのためコンペンプーリ7の重量は、ときには1トンにも及ぶ。
そこで本発明では、コンペンプーリ7の上部に、プーリ本体8等の重量の他にコンペンロープ6に張力を付加できる張力調整機構30を設けている。この詳細を図2ないし図6を用いて説明する。図5は、張力調整機構30拡大正面図であり、図6は張力調整機構が有するガイドプレート13の上面図である。
各コンペンプーリガイドレール12の取付け部12bの反ドラム部面であって側板10よりも上方には、側板10の幅方向に延びる山形鋼(アングル材)で構成された固定ブラケット17が配置されている。固定ブラケット17は、コンペンプーリガイドレール12の係止用レール部12aの両側に位置する取付け部12bを、固定ブラケット17の背面側に配置した一対のレールクリップ18が挟持することで、位置を固定される。固定ブラケット17の位置固定のため、レールクリップ18はボルト締結手段を有している。
一方、コンペンプーリ7の各側板10の上面を覆うように、幅方向長さが固定ブラケット17とほぼ同じ長さであって、ドラム部8aの直径よりもわずかに短いガイドプレート13が取り付けられている。ガイドプレート13の幅方向に直交する方向(ドラム部8aの円筒軸方向)の長さは、図5に示すように、コンペンプーリガイドレール12に取り付けた固定ブラケット17の端面まで延びている。なお、ガイドプレート13は一対の固定ブラケット17で区画される面積を覆っているので、ガイドプレート13の両端部であって、コンペンプーリガイドレール12が位置する部分には、コンペンプーリガイドレール12との干渉を避けるために、切り欠き16が形成されている(図6参照)。
ガイドプレート13の4か所の角部22〜24には、通し穴15が形成されている。この通し穴15に対応するガイドプレート13の長手方向両端部には、ねじ孔が形成されており、各ねじ孔にねじロッド14が固定して取り付けられている。もしくは溶接等でねじロッド14をガイドプレート13に取り付ける。
各ねじロッド14の下端部は、通し穴15を貫通する。また、ねじロッド14の周囲にはばね21が巻装されており、ばね21の上端はねじロッド14に貫挿された可動プレート20を介してねじロッド14に螺合するナット19で留められている。可動プレート20とナット19とは溶接等で固定されていてもよい。
ナット19が取り付けられた可動プレート20は、ナット19をねじることにより、ねじロッド14に案内されて上下に移動し、ばね21を圧縮または伸長させる。これにより、ばね21にはばね力(付勢力)が発生する。発生した付勢力は、ガイドプレート13を介してプーリ本体8に作用し、コンペンロープ6に張力として作用する。
図6に示すように、ばね21は、ガイドプレート13の4個の角部22〜25近傍であってほぼ対称位置に配置されている。そして4個の角部22〜25の各ばね21の圧縮量を、それぞれ独立に調整できるので、コンペンプーリ7に荷重アンバランスがあったときでも各ばね21を調整することで、コンペンロープ6に均等に張力を加えることができる。この図6ではばね21を4個、固定ブラケットの下面に配置したが、左右の固定ブラケット17で対称的に配置すれば付勢力のアンバランスを防止できる。したがって、ばね21は4個に限るものではなく、6個、8個等でもよい。
なお、このばね21の調整は、原則として、昇降路28に乗りかご1を導入するときにだけ行えばよく、設定は容易である。ただし、エレベーター50の主ロープや各種シーブ等の経年変化により、トラクション力等が変化することもあるので、エレベーターの定期点検及び保守時に調整することが望ましい。その際でも、可動プレート20に取り付けたナット19を左右に回転させるだけであるから、ピット25の狭い空間であってもコンペンロープ6の張力調整作業が容易である。
本実施例によれば、可動プレート20の変位量により、ばね21の圧縮量が調整可能なので、コンペンロープ6の張力も調整可能となる。従来エレベーターの仕様に合わせて、コンペンプーリ7を交換していた。しかし、コンペンプーリ7がコンペンロープ6の張力を、ばね21で発生する付勢力で調整することができるので、エレベーターごとのコンペンプーリの設計や交換をする必要はなく、標準仕様品を揃えて標準品からのずれ分をばねで調整・補償するだけで済む。
また本実施例によれば、コンペンロープにばねが発生した付勢力を張力として付加できるので、コンペンプーリサイズを小さくしてもばねの付勢力を大きくすることにより、大きな張力を与えることができる。さらに、張力付加用のばねに不等ピッチばねや円錐コイルばね等の非線形ばねを用いれば、張力調整範囲を拡大することができる。張力付加用の上記ばねの付勢力は、通常は1kN程度あればよい。ただし、付勢力はこれに限るものではなく、もっと大きい付勢力を発生するばねを用いることもできる。
なお本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。上記実施例はあらゆる点で例示的なものである。本発明の範囲は特許請求の範囲により示されており、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
1…乗りかご、2…釣合いおもり、3…巻上機、4…そらせ車、5…主ロープ、5a…乗りかご側主ロープ、5b…釣り合いおもり側主ロープ、6…コンペンロープ、7…コンペンプーリ、8…プーリ本体、8a…ドラム部、9…シャフト、9a…軸受、10…側板、11…コンペンプーリガイド、11a…ガイド溝、12…コンペンプーリガイドレール、12a…係止用レール部、12b…取付け部、13…ガイドプレート、14…ねじロッド、15…通し穴、16…切り欠き、17…固定ブラケット、18…レールクリップ、19…ナット、20…可動プレート、21…ばね、22〜24…(ガイドプレート)角部、25…ピット、28…昇降路、30…張力調整機構、50…エレベーター。

Claims (4)

  1. 昇降路内を昇降する乗りかご及び釣り合いおもりと、一端部に前記乗りかごが、他端部に前記釣り合いおもりがそれぞれ接続され、巻上機により駆動される主ロープと、前記乗りかご及び前記釣り合いおもりの底部間を接続する複数条のコンペンロープと、前記複数条のコンペンロープの中間部に介在させたコンペンプーリとを備えたエレベーターにおいて、
    前記コンペンプーリは、回動自在であって前記複数条のコンペンロープが巻装されるドラム部と、前記昇降路内に固定され、前記ドラム部の上下方向移動を許容して保持する一対のコンペンプーリガイドレールとを有し、
    前記ドラム部に巻装される前記複数条のコンペンロープに張力を付加する張力調整機構を前記コンペンプーリに付設し、
    前記張力調整機構は前記コンペンプーリガイドレールに取り付けた固定ブラケットと前記ドラム部の上面に取り付けたガイドプレートとの間に設けたばねにより付勢力を発生して前記コンペンロープに張力を付与し、
    前記ばねは前記ガイドプレートの4個の角部に配置し、それぞれ独立し付勢力を調整可能としたことを特徴とするエレベーター。
  2. 前記コンペンプーリは、前記乗りかごが最高位置になったときの前記乗りかごと前記巻上機間の前記主ロープの自重と、前記巻上機と前記釣り合いおもり間の前記主ロープの自重の差による前記主ロープの張力差を、付設した前記張力調整機構とともに補償することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター。
  3. 両端部がエレベーターの乗りかごおよび釣合いおもりに接続された複数条のコンペンロープに張力を付与するコンペンプーリにおいて、
    前記複数条のコンペンロープに付与する張力を調整可能な張力調整機構を設け、
    前記張力調整機構は、前記乗りかごが昇降する昇降路内に固定して設けられた一対のコンペンプーリガイドレールと、側板および側板間に回動可能に設けたドラム部を有するプーリ本体と、前記プーリ本体上面を覆うガイドプレートと、前記コンペンプーリガイドレールに取り付けられかつ前記ガイドプレートよりも上方に位置し、ねじロッドが固定して設けられた固定ブラケットと、前記ねじロッドに螺合するナット付き可動プレートと、前記ガイドプレートと前記可動プレート間に配置した付勢力を発生するばねとを備え、
    前記ナットを回動して前記可動プレートを上下させて前記ばねが発生する付勢力を前記複数条のコンペンロープに張力として付加し、
    前記ねじロッド、前記可動プレート及び前記ばねは、前記ガイドプレートの4個の角部に配置されており、それぞれ独立して付勢力を調整可能としたことを特徴とするエレベーター用コンペンプーリ。
  4. 前記張力調整機構が有する前記ばねは、非線形ばねであることを特徴とする請求項3に記載のエレベーター用コンペンプーリ。
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