JPH11228055A - エレベータのつり合いロープ張り車 - Google Patents

エレベータのつり合いロープ張り車

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JPH11228055A
JPH11228055A JP3440498A JP3440498A JPH11228055A JP H11228055 A JPH11228055 A JP H11228055A JP 3440498 A JP3440498 A JP 3440498A JP 3440498 A JP3440498 A JP 3440498A JP H11228055 A JPH11228055 A JP H11228055A
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JP
Japan
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rope
tensioner
car
guide rail
balancing
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JP3440498A
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Hirotada Sasaki
宏忠 佐々木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】張り車及びガイドレールの固定部やつり合いロ
ープの強度を上げることなく、張り車の跳ね上がりを防
ぐことのできるエレベータのつり合いロープ張り車を得
ること。 【解決手段】支持枠12Aの天板12aの両側に摺動案内レ
ール18を立設し、この摺動案内レール18の頭部に対し
て、摺動部19を嵌合させる。左右の摺動部19の上面に載
置した押え板14aの中央部にブロック14bを載せ、この
ブロック14bの前面に形成した溝14gにガイドレール10
の頭部を遊嵌する。ブロック14bの前面にレバー14eを
設ける。天板12aの中央部に圧縮コイルばね16とおもり
25を順に載せ、このおもり25に下端を固定した芯線20a
の上端をレバー14eの片側に固定する。レバー14eの他
側には、ローラ14cを設ける。張り車13が跳ね上がる
と、芯線20a上部の下端でレバー14eを揺動させて、ロ
ーラ14cをガイドレール10に押圧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのつり
合いロープ張り車に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のエレベータのつり合いロ
ープ張り車が設置された昇降路の一例を示す概略縦断面
図、図9は図8で示したエレベータのつり合いロープ張
り車9の拡大詳細図で、共に特公平4− 66791号公報に
開示されている。
【0003】このうち、図8において、エレベータが設
置されたビルに形成された昇降路1の上端には、機械室
1aが形成され、この機械室1aに設置された巻上機5
の出力軸の端部に挿入された駆動綱車5aには、主索4
の上端が巻装されている。
【0004】この主索4の左側の下端には、かご2が吊
り下げられ、駆動綱車5aの右側の主索4は、巻上機5
から突設されたそらせ車5bを経て垂下し、下端につり
合いおもり3が吊り下げられている。
【0005】このつり合いおもり3とかご2の下端に
は、一対の非常止め6が垂設され、これらの非常止め6
に組み込まれた図示しない一対のくさびは、かご2とつ
り合いおもり3の両側に対置して昇降路1の壁に沿って
縦設された一対の図示しないガイドレールの頭部と対置
している。
【0006】昇降路1の下端のピットには、一対の油圧
緩衝器7がかご2とつり合いおもり3と対置して立設さ
れ、これらの油圧緩衝器7の間には、本発明の対象とな
るつり合いロープ用張り車9が詳細を図9で後述するよ
うに立設されている。
【0007】このつり合いロープ用張り車9の張り車に
下端が巻装されたつり合いロープ8の片側は、張り車の
左側から立ち上がってかご2の下端に繋止され、張り車
の右側から立ち上がったつり合いロープ8の上端は、つ
り合いおもり3の中間部に繋止されている。
【0008】図9において、つり合いロープ8の下端が
巻装された張り車13の軸13aの両側には、側板12cが軸
受を介して平行に縦設され、これらの側板12cの上端に
は、厚い天板12aが固定され、この天板12aと一対の側
板12cとで逆U字状の支持枠12Cを構成している。
【0009】支持枠12Cの下部の中央部の外面側には、
ガイドシュー11Aが設けられ、これらのガイドシュー11
Aの溝には、昇降路のピットから立設されたつり合いロ
ープ張り車用の一対のガイドレールの頭部が遊嵌してい
る。
【0010】天板12aの両側には、両ねじボルト15Cの
下端が貫通し、これらの両ねじボルト15Cには、小形の
一対のコイルばね16Cが遊嵌されている。上下のコイル
ばね16Cの間には、図示しない平面図では環状となる一
対のばね受けとナットが挿入され、上下のコイルばね16
Cは、これらのばね受けとナットによって相互間の間隔
を所定の値に維持している。
【0011】上側のコイルばね16Cの上端には、上昇抑
止機構14のベースとなる図示しない平面図では長方形の
押え板14aが載置され、前述した両ねじボルト15Cの上
端は、押え板14aを貫通している。
【0012】天板12aと押え板14aの中心部には、案内
棒15Dが貫挿され、この案内棒15Dには、大形のコイル
ばね16Dが遊嵌されている。このコイルばね16Dの上端
には、内側案内筒17Aが下端のフランジ部を介して載置
されている。
【0013】図10(a)は、図9の部分詳細図、図10
(b)は(a)の部分平面図である。図9及び図10
(a),(b)において、押え板14aの中心部の下面に
は、外側案内筒17Bの上端が溶接され、この外側案内筒
17Bの内部には、内側案内筒17Aの上部が嵌合してい
る。
【0014】押え板14aの上面には、前面側に溝14gが
縦設された塊状のブロック14bが載置され、このブロッ
ク14bの後方に対してもこのブロック14bと同一品の図
示しないブロックが溝を背面側にして対称的に載置され
ている。
【0015】これらのブロック14bの溝14gには、前述
したガイドレール10の頭部が縦に遊嵌している。ブロッ
ク14bの上面には、ガイドシュー11Bが固定され、この
ガイドシュー11Bに形成された溝にも、ガイドレール10
の頭部が遊嵌している。
【0016】前側のブロック14bの左側の前面には、ピ
ン14dを介してレバー14eの中間部が支持されている。
このレバー14eの右端には、ピンを介してローラ14cが
取り付けられ、このローラ14cの左側面は、溝14gの左
側に形成された斜面14hに接触している。
【0017】レバー14eの左端の丸棒部分は、山形鋼か
ら製作された支持金具14fの上部を貫通し、図示しない
ピンで係止されている。この支持金具14fの下側には、
前述した案内棒15Cの上端が貫通し、この案内棒15Cに
螺合されたダブルナットによって固定されている。
【0018】押え板14aの後方に載置された図示しない
ブロックの溝と右側に設けられた案内棒15Cの上端との
間にも、左側に示した支持金具14fやレバー14e及びロ
ーラ14cなどが対称的に組み込まれている。ガイドシュ
ー11Bも同様である。
【0019】このようなつり合いロープ張り車が設置さ
れたエレベータにおいては、図8において、かご2が規
定の速度を超えて降下すると、このかご2の非常止め6
が動作してかご2は急停止する。
【0020】このとき、高速で上昇していたつり合いお
もり3は、慣性で急停止できず、跳ね上がり、その後そ
の分だけ落下する。すると、落下して停止したときに高
い張力が主索に加えられるので、この原因となるつり合
いおもりの跳ね上がりを防ぐために、つり合いロープ張
り車が設置されている。
【0021】なお、このつり合いおもりの跳ね上がり
は、急降下するかごがピットの油圧緩衝器によって急停
止した場合にも発生し、逆につり合いおもりが急停止し
たり油圧緩衝器で停止した場合にもかご側に発生する。
【0022】図11は、図8〜図10で示したつり合いロー
プ張り車と異なる従来のつり合いロープ張り車9Bの一
例を示す図で、特開平5−338958号公報に開示されてお
り、(a)は図8に対応する全体図、(b)は(a)で
示した張り車13の支持枠12Dの両側から垂設された油圧
ダンパを示す拡大詳細縦断面図である。
【0023】図11(a),(b)において、図8〜図10
で示したつり合いロープ張り車と異なるところは、図8
〜図10の支持枠12Cの上部に組み込まれコイルばね16
B,16Cや上昇抑止機構14の代りに、支持枠の下側に油
圧ダンパ22Bが組み込まれたことである。
【0024】すなわち、張り車13の下方のピットには、
内部に粘性油22cが注入された一対の油圧ダンパ22Bが
立設され、この油圧ダンパ22Bのシリンダ22aの内部に
遊嵌されたピストン22bの上端に下端が繋止されたワイ
ヤロープ23の上端は、支持枠12Dの左右の下端に繋止さ
れている。
【0025】この場合には、前述したつり合いおもりや
かごの跳ね上がりに起因するつり合いロープ8の跳ね上
がりを、一対の油圧ダンパ22Bによって抑えるだけでな
く、長期に亘る運転によって伸びる主索やつり合いロー
プ8に対しても、その伸びに従い下降するピストン22b
によって対応することができる。一方、ワイヤロープ23
にかかる急激な張力に対しては、粘性油22cの粘性によ
ってワイヤロープの上昇を抑えることができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたエレベータのつり合いロープ張り車において
は、張り車に加えられる作動力の最大値は、 図9の場合で、F1=kxmax …(1) 図11の場合で、F2=Cvmax …(2) 但し、 k;コイルばね16D全体のばね定数 xmax ;コイルばね16Dの最大たわみ C;油圧ダンパ22Bの減衰係数 vmax ;油圧ダンパ22Bのピストン22bの最大稼動速度 となり、このうち、式(1) に示した作動力は、図3のグ
ラフの曲線B,式(2) で示した作動力は、図3のグラフ
の曲線Aに示すようになる。
【0027】この最大値F1,F2は、例えば 420m/
分,26人乗りのかごのエレベータでは、10t〜20t程度
の値であるが、26人乗りのかごを2段積みしたダブルデ
ッキエレベータや1000m/分の超高速型エレベータで
は、50t〜 100t程度となる。
【0028】この作動力F1,F2は、図8〜図10で示
した張り車ではガイドレール10を介して、図11で示した
張り車では油圧ダンパ22Bを介してこれらを昇降路床面
に固定した固定部にかかるので、ガイドレール10の昇降
路床面への固定部や昇降路床面のコンクリートの強度を
上げなければならない。
【0029】また逆に、張り車13に生じた作動力は、つ
り合いロープ8を介して乗りかご2やつり合いおもり3
の下部にかかるので、つり合いロープ8の強度の向上
や、つり合いロープ8と乗りかご2またはつり合いおも
り3との固定部の強度も上げなければならなくなる。
【0030】また、図8〜図10で示した張り車では、作
動時にはコイルばね16Dが圧縮されることによって蓄積
したエネルギーは、このコイルばね16Dが伸びることで
放出されるので、このコイルばね16Dは圧縮と伸びを数
回繰り返した後に静止する。
【0031】この間、このコイルばね16Dが完全に伸び
きったときに両ねじボルト15Dに大きな衝撃力が引張力
として働くので、この両ねじボルト15Dやナットなどを
強化しなければならなくなる。
【0032】さらに、図11で示した張り車では、経時的
変化によるつり合いロープ8の伸びに対し、油圧ダンパ
22Bのストロークで対応しているので、この油圧ダンパ
22Bの長さが長くなる。
【0033】通常昇降行程が 100mを超すエレベータに
おいては、このロープの伸びに対する余裕長さは1m程
度必要であり、このような長い油圧ダンパは高価で製作
にも時間がかかる。
【0034】そこで、本発明の第1の目的は、張り車及
びガイドレールの固定部やつり合いロープの強度を上げ
ることなく、張り車の跳ね上がりを防ぐことのできるエ
レベータのつり合いロープ張り車を得ることであり、本
発明の第2の目的は、油圧ダンパのストロークの増加を
防ぐことのできるエレベータのつり合いロープ張り車を
得ることである。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
のエレベータのつり合いロープ張り車は、かごとつり合
いおもりに上端が繋止されたつり合いロープの下端に吊
設された張り車と、この張り車に立設され摩擦摺動部が
嵌合する一対の摺動案内レールと、摩擦摺動部に載置さ
れ斜面を備えた溝にガイドレールが遊嵌するブロックと
溝に遊嵌するローラでなる上昇抑止機構と、張り車に載
置されかご又はつり合いおもりの非常停止でつり合いロ
ープに従い上昇する張り車に抗する慣性力で駆動されロ
ーラを斜面とガイドレールの間に押圧する上昇抑止駆動
機構とを備えたことを特徴とする。
【0036】請求項2に対応する発明のエレベータのつ
り合いロープ張り車は、かごとつり合いおもりに上端が
繋止されたつり合いロープの下端に吊設された張り車
と、この張り車に立設され摩擦摺動部が挿入された一対
の摺動案内レールと、張り車のガイドレールに固定され
たラチェット板と、摩擦摺動部に載置されラチェット板
の歯に先端が係合する爪とを備えたことを特徴とする。
【0037】請求項3に対応する発明のエレベータのつ
り合いロープ張り車は、かごとつり合いおもりに上端が
繋止されたつり合いロープの下端に吊設された張り車
と、この張り車に立設された流体ダンパと、この流体ダ
ンパに載置され斜面を備えた溝にガイドレールが遊嵌す
るブロックと溝に遊嵌するローラでなる上昇抑止機構
と、かご又はつり合いおもりの非常停止でつり合いロー
プに従い上昇する張り車に抗する慣性力で駆動されロー
ラを斜面とガイドレールの間に押圧する上昇抑止駆動機
構とを備えたことを特徴とする。
【0038】請求項4に対応する発明のエレベータのつ
り合いロープ張り車は、かごとつり合いおもりに上端が
繋止されたつり合いロープの下端に吊設された張り車
と、この張り車に立設された流体ダンパと、張り車のガ
イドレールに固定されたラチェット板と、流体ダンパに
載置されラチェット板の歯に先端が係合する爪とを備え
たことを特徴とする。
【0039】特に、請求項5に対応する発明のエレベー
タのつり合いロープ張り車は、張り車に載置されるコイ
ルばねと、このコイルばねに載置されるおもりと、この
おもりに下端が係止されローラを駆動するレバーを揺動
させるワイヤとを上昇抑止駆動機構に備えたことを特徴
とする。
【0040】また、特に請求項6に対応する発明のエレ
ベータのつり合いロープ張り車は、張り車に載置される
コイルばねと、このコイルばねに載置されるおもりと、
このおもりに下端が係止されローラを駆動するレバーを
揺動させるリンクと上昇抑止駆動機構に備えたことを特
徴とする。
【0041】このような手段によって、請求項1及び請
求項2に対応する発明では、かごまたはつり合いおもり
の非常停止に伴って、跳ね上がる張り車を案内レールを
摺動する摺動部によって静止させる。また、請求項3及
び請求項4に対応する発明では、かごまたはつり合いお
もりの非常停止に伴って、跳ね上がる張り車を流体ダン
パによって静止させる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータのつり
合いロープ張り車の一実施形態を図面を参照して説明す
る。図1は、本発明のエレベータのつり合いロープ張り
車の第1の実施形態を示す正面図で、請求項1及び請求
項5に対応し、従来の技術で示した図9に対応する図で
ある。
【0043】図1において、従来の技術で示した図9と
異なるところは、張り車13を収納し支持する支持枠12A
の天板12aの上部の上昇抑止機構の構成である。すなわ
ち、天板12aの左右には、L字形に折り曲げられ中央部
に三角形の補強板が溶接された固定金物18aが対称的に
載置され、下端がボルトで天板12aに固定されている。
【0044】固定金物18aの対向面には、図示しない平
面図ではガイドレール10と同一形状のT字形の摺動案内
レール18の底部の下部が添設され、固定金物18aにボル
トで固定されている。これらの摺動案内レール18の上部
には、この上部の片側の横断面拡大詳細図を示す図2の
ように、摺動部19の溝部が挿入されている。
【0045】この摺動部19は、天板12aに上端が固定さ
れた固定ベース19bと、この固定ベース19bの片側に形
成された凸部19cの両側に添設された鋳物製の摺動板19
aと、これらの摺動板19aの上下に水平に貫挿されたボ
ルトに挿入された圧縮コイルばね16Bと、この圧縮コイ
ルばねを圧縮するナットなどで構成されている。
【0046】左右の摺動部19の上端には、押え板14aが
載置され、前述した摺動部19の固定ベース19bは、押え
板14aに一対のボルトで固定されている。押え板14aの
上面の中央部には、上昇抑止機構14Aの一対のブロック
14bが図9と同様に載置され、押え板14aに固定されて
いる。押え板14aの両側には、図10(b)で示した支持
金具14fの位置に対して、図示しない側面図では凸字状
に折り曲げられた支持金具24Aの下端がボルトで固定さ
れている。
【0047】このうち、各ブロック14bに形成された溝
の前面の支持金具24A側には、ピン14dを介してレバー
14eの中間部が図9,図10と同様に揺動自在に支持さ
れ、これらのレバー14eの先端には、ローラ14cが図示
しないピンを介して図9,図10と同様に取り付けられて
いる。
【0048】ブロック14bの上面には、ガイドシュー11
Bが図9,図10と同様に溝部をガイドレール10の頭部に
遊嵌させた状態で固定されている。ブロック14bを搭載
した押え板14aは、摺動部19と摺動案内レール18との間
の摩擦力によって、据付初期の高さを維持している。
【0049】天板12aの中央部の上面には、円筒状で下
端にフランジ部が形成されたやや大形の支持筒24Bが載
置され、上方の支持金具24Aと同様に下端の曲げ部が天
板12aにボルトで固定されている。
【0050】支持筒24Bの内部には、圧縮コイルばね16
Aが挿入され、この圧縮コイルばね16Aの上部には、お
もり25が搭載され、圧縮コイルばね16Aの撓み量に従っ
て支持筒24Bの内部で上下動自在となっている。
【0051】支持筒24Bの底部には、一対の細い導管の
内部にばね用ステンレス棒の芯線が遊嵌した導管20Aの
下端が固定され、この導管20Aの内部の芯線20aの下端
は、支持筒24Bの底部を貫通し、おもり25の上面中央部
に固定されている。
【0052】導管20Aの上部は、ガイドシュー11Bの上
方で半円状に湾曲し、 180°曲がって前述した支持金具
24Aの上端を貫通し、その芯線20aの下端は、前述した
リンク14eの後端の上部に固定されている。
【0053】このように構成されたエレベータのつり合
いロープ張り車においては、ブロック14bの荷重は、押
え板14a及び摺動部19と摺動案内レール18を介して天板
12aに印加される。したがって、これらの荷重と張り車
13などの荷重の合計がつり合いロープ8の張力として印
加される。
【0054】ここで、かごの非常停止によって跳ね上が
ったつり合いおもりとともに、つり合いロープ8が上方
に引き上げられ、張り車13も上方に急激に引き上げられ
る場合には、その初期においておもり25の慣性によって
コイルばね16Aが圧縮される。
【0055】すると、導管20Aの芯線20aの下端はブロ
ック14bに対して相対的に下方に引かれ、芯線20aの上
部の下端は上方に引かれるので、レバー14eは時計方向
に揺動して、先端のローラ14cがガイドレール10と斜面
14hの間に圧入され、ブロック14bの上動を阻止する。
すると、張り車13の天板12aに固定された摺動案内レー
ル18は、摺動部19との間の摩擦に抗して僅かに上昇して
静止する。
【0056】このように構成されたエレベータのつり合
いロープ張り車においては、張り車の上昇を抑える摺動
部19と摺動案内レール18との間の摩擦は、従来の技術で
示した図9及び図11で示した張り車と異なり、一定で、
図3のグラフの線Cで示すようになる。
【0057】したがって、このように構成されたエレベ
ータのつり合いロープ張り車においては、張り車の上昇
の始動時から静止までに要するエネルギーが一定でも、
作動力の最大値を図3の線Cで示すように低い値に抑え
ることができる。
【0058】したがって、つり合いロープに印加される
張力を減らすことができるので、つり合いロープの形格
の増加を防ぎ、張り車の両側のガイドレールの固定部の
固定力を減らすこともできる。
【0059】次に、図4は、本発明のエレベータのつり
合いロープ張り車の第2の実施形態を示す図で、請求項
2に対応し、(a)は第1の実施形態で示した図1に対
応する正面図、(b)は(a)のD−D断面図である。
【0060】図4において、第1の実施形態で示した図
1と異なるところは、ガイドレールへの係止構造で、ロ
ーラによる押圧の代りにラチェット機構を採用したこと
である。すなわち、一対のガイドレール10の頭部には、
鋸状の歯が対向側に形成されたラチェット板21bが片側
面に添設されボルトで固定されている。
【0061】一方、押え板14aには、各ラチェット板21
bの中間よりも上方と対向した位置に対して、U字状の
支え21aが固定されている。この支え21aには、爪21c
の下端が遊嵌され、この爪21cの下端と支え21aに貫挿
されたピンを介して支持されている。
【0062】支え21aの下部と爪21cの中間部の間に
は、密着巻きの引張りばねの上下端のフック部がピンを
介して係止され、爪21cは、引張りばねの復帰力によっ
て上端の爪部がラチェット板21bの歯に押圧されてい
る。
【0063】このように構成されたエレベータのつり合
いロープ張り車においては、エレベータの長期に亘る運
転によってつり合いロープ8が伸びた場合には、爪21c
はその伸び量に応じて、先端が下方の歯に押圧される。
【0064】また、エレベータの非常停止によって、張
り車13が跳ね上がる場合には、ラチェット板21bの歯に
先端が押圧された爪21cに印加される反力で、第1の実
施形態で示した図1と同様に摺動部19が相対的に降下し
て、図3のグラフの線Cで示すよう上昇した張り車を静
止させる。
【0065】この場合には、図1で示した実施形態と比
べて構成が簡単となるので、組立や保守・点検が容易と
なる利点がある。図5は、本発明のエレベータのつり合
いロープ張り車13の第3の実施形態を示す正面図で、請
求項3に対応し、前述した実施形態で示した図1及び図
4(a)に対応する図である。
【0066】図5において、前述した実施形態で示した
図1と異なるところは、この図1で組み込まれた摺動部
19の代りに、油圧ダンパを採用したことで、他は図1と
同一である。したがって、同一部分は同一符号を付し、
説明を省略する。すなわち、天板12bの左右には、油圧
ダンパ22Aが対称的に立設され、これらの油圧ダンパ22
Aの上端に対して、押え板14aが固定されている。
【0067】このように構成されたエレベータのつり合
いロープ張り車においては、エレベータの非常停止によ
って上昇する張り車13は、従来の技術の図11で示した張
り車と同様に、図3のグラフの曲線Aで示した作動特性
で作動する油圧ダンパ22Aによって静止する。この場合
には、つり合いロープの経時変化による伸びと関係な
く、油圧ダンパ22Aのストロークは一定となるので、製
作は容易である。
【0068】図6は、本発明のエレベータのつり合いロ
ープ張り車の第4の実施形態を示す図で、請求項4に対
応し、前述した実施形態で示した図1及び図4,図5の
うち、特に図4に対応し、(a)は正面図、(b)は
(a)のE−E断面図である。
【0069】図6において、前述した図4と異なるとこ
ろは、図4で示した摺動部19の代りに、図5で示した油
圧ダンパ22Aを組み込んだことである。したがって、図
4及び図5と同一要素には、同一符号を付して説明を省
略する。すなわち、つり合いロープの経時変化に伴う伸
びには、ラチェット部で対応し、かごの非常停止に対し
ては、油圧ダンパ22Aで対応する。
【0070】この場合には、図4で示した実施形態と比
べて構成部品の数を更に減らすことができるので、組立
や保守・点検が更に容易となる利点がある。なお、油圧
ダンパ22Aの代りに、空圧ダンパを採用してもよい。
【0071】図7は、本発明のエレベータのつり合いロ
ープ張り車の第5の実施形態を示す正面図で、請求項6
に対応し、図1及び図5に対応する図である。図7にお
いて、第1の実施形態で示した図1と異なるところは、
図1で示した導管20Aの代りに、レバーや両ねじボルト
などで構成するリンク機構を採用したことで、摺動案内
レール18や摺動部19は省略している。
【0072】すなわち、天板12bの上面には、図示しな
い側面図では凸字状に形成された一対の支え24Cが前後
に隣接して立設され、下端の曲げ部がボルトで固定され
ている。
【0073】これらの支え24Cには、図1で示した圧縮
コイルばね16Aと同一品の圧縮コイルばね16Aが挿入さ
れ、これらの圧縮コイルばね16Aの上端には、おもり25
が載置されている。これらのおもり25の上部の中心に
は、両ねじボルト15Aの下端が螺合されナットで固定さ
れている。
【0074】このうち、前側の支え24Cに収納されたお
もり25から突き出た両ねじボルト15Aの上端には、レバ
ー27の右端が挿入され、上下のダブルナットで抜け止め
が図られている。
【0075】同じく、後側の支え24Cに収納されたおも
り25から突き出た両ねじボルト15Aの上端にも、レバー
27の左端が対称的に挿入され、上下のダブルナットで抜
け止めが図られている。
【0076】レバー27の外側には、両ねじボルト15Aの
下端が挿入され、ダブルナットで上下から係止され、こ
れらの両ねじボルト15Aは、押え板14aの左右を貫通し
ている。
【0077】これらの両ねじボルト15Aの上端に対し
て、図9で示した支持金具14fの片側が挿入され、上下
からナットで固定され、支持金具14fの他側に対して、
図9と同様にレバー14eの片側が係止されている。
【0078】このように構成されたエレベータのつり合
いロープ張り車においては、かごの非常停止に伴って張
り車13がつり合いロープ8を介して上方に引き上げられ
ると、その瞬間におもり25で撓む圧縮コイルばね16Aと
ともに相対的に下降する両ねじボルト15Aに従い、レバ
ー27の外側は上動する。
【0079】すると、レバー27に下端が連結された両ね
じボルト15Aは上方に跳ね上がり、レバー14eは外側が
上方に、内側が下方に揺動して、これらのレバー14eの
先端に設けられたローラ14cが、ブロック14bの斜面と
ガイドレール10の頭部の側面の間に押し込まれる。
【0080】以下は、第1の実施形態と同様に、摺動部
19と摺動案内レール18との間の摩擦によって、図3のグ
ラフの線Cで示す作動力で張り車13は静止する。なお、
摺動部19と摺動案内レール18の代りに、図5及び図6で
示した油圧ダンパ22Aを採用してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、かごとつり合いおもりに上端が繋止されたつり合い
ロープの下端に吊設された張り車と、この張り車に立設
され摩擦摺動部が嵌合する一対の摺動案内レールと、摩
擦摺動部に載置され斜面を備えた溝にガイドレールが遊
嵌するブロックと溝に遊嵌するローラでなる上昇抑止機
構と、張り車に載置されかご又はつり合いおもりの非常
停止でつり合いロープに従い上昇する張り車に抗する慣
性力で駆動されローラを斜面とガイドレールの間に押圧
する上昇抑止駆動機構とを備えることで、かごまたはつ
り合いおもりの非常停止に伴って、跳ね上がる張り車を
案内レールを摺動する摩擦摺動部によって静止させたの
で、張り車及びガイドレールの固定部やつり合いロープ
を強度を上げることなく、張り車の跳ね上がりを防ぐこ
とのできるエレベータのつり合いロープ張り車を得るこ
とができる。
【0082】また、請求項2に対応する発明によれば、
かごとつり合いおもりに上端が繋止されたつり合いロー
プの下端に吊設された張り車と、この張り車に立設され
摩擦摺動部が挿入された一対の摺動案内レールと、張り
車のガイドレールに固定されたラチェット板と、摩擦摺
動部に載置されラチェット板の歯に先端が係合する爪と
を備えることで、かごまたはつり合いおもりの非常停止
に伴って、跳ね上がる張り車を案内レールを摺動する摩
擦摺動部によって静止させたので、張り車及びガイドレ
ールの固定部やつり合いロープを強度を上げることな
く、張り車の跳ね上がりを防ぐことのできるエレベータ
のつり合いロープ張り車を得ることができる。
【0083】また、請求項3に対応する発明によれば、
かごとつり合いおもりに上端が繋止されたつり合いロー
プの下端に吊設された張り車と、この張り車に立設され
た流体ダンパと、この流体ダンパに載置され斜面を備え
た溝にガイドレールが遊嵌するブロックと溝に遊嵌する
ローラでなる上昇抑止機構と、かご又はつり合いおもり
の非常停止でつり合いロープに従い上昇する張り車に抗
する慣性力で駆動されローラを斜面とガイドレールの間
に押圧する上昇抑止駆動機構とを備えることで、かごま
たはつり合いおもりの非常停止に伴って、跳ね上がる張
り車を流体ダンパによって静止させたので、流体ダンパ
のストロークの増加を防ぐことのできるエレベータのつ
り合いロープ張り車を得ることができる。
【0084】さらに、請求項4に対応する発明によれ
ば、かごとつり合いおもりに上端が繋止されたつり合い
ロープの下端に吊設された張り車と、この張り車に立設
された流体ダンパと、張り車のガイドレールに固定され
たラチェット板と、流体ダンパに載置されラチェット板
の歯に先端が係合する爪とを備えることで、かごまたは
つり合いおもりの非常停止に伴って、跳ね上がる張り車
を流体ダンパによって静止させたので、流体ダンパのス
トロークの増加を防ぐことのできるエレベータのつり合
いロープ張り車を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータのつり合いロープ張り車の
第1の実施形態を示す正面図。
【図2】図1の部分拡大横断面図。
【図3】本発明のエレベータのつり合いロープ張り車の
作用を示すグラフ。
【図4】本発明のエレベータのつり合いロープ張り車の
第2の実施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は
(a)のD−D断面図。
【図5】本発明のエレベータのつり合いロープ張り車の
第3の実施形態を示す正面図。
【図6】本発明のエレベータのつり合いロープ張り車の
第4の実施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は
(a)のE−E断面図。
【図7】本発明のエレベータのつり合いロープ張り車の
第5の実施形態を示す正面図。
【図8】従来のエレベータのつり合いロープ張り車が設
置された昇降路の一例を示す縦断面図。
【図9】従来のエレベータのつり合いロープ張り車の一
例を示す正面図。
【図10】(a)は図9の部分拡大詳細図、(b)は
(a)の平面図。
【図11】(a)は従来のエレベータのつり合いロープ
張り車が設置された図9と異なる一例を示す図、(b)
は(a)の部分拡大縦断面図。
【符号の説明】
1…昇降路、2…かご、3…つり合いおもり、4…主
索、5…巻上機、5a…駆動綱車、5b…そらせ車、6
…非常止め、7…油圧緩衝器、8…つり合いロープ、9
…つり合いロープ張り車、10…ガイドレール、11A,11
B…ガイドシュー、12A,12B,12C…支持枠、12a,
12b…天板、12c…側板、13…張り車、14A,14B,14
C…上昇抑止機構、14a…押え板、14b…ブロック、14
c…ローラ、14d…ピン、14e…レバー、14f…支持金
具、14g…溝、14h…斜面、15A,15B,15C…両ねじ
ボルト、16A,16B,16C,16D…圧縮コイルばね、17
A,17B…案内筒、18…摺動案内レール、19…摺動部、
20A…導管、20a…芯線、21…ラチェット機構、21a…
支え、21b…ラチェット板、21c…爪、22A…油圧ダン
パ、23…ワイヤロープ、24A,24B…支持筒、24C…支
え、25…おもり、27…レバー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごとつり合いおもりに上端が繋止され
    たつり合いロープの下端に吊設された張り車と、この張
    り車に立設され摩擦摺動部が嵌合する一対の摺動案内レ
    ールと、前記摩擦摺動部に載置され斜面を備えた溝にガ
    イドレールが遊嵌するブロックと前記溝に遊嵌するロー
    ラでなる上昇抑止機構と、前記張り車に載置され前記か
    ご又は前記つり合いおもりの非常停止で前記つり合いロ
    ープに従い上昇する前記張り車に抗する慣性力で駆動さ
    れ前記ローラを前記斜面と前記ガイドレールの間に押圧
    する上昇抑止駆動機構とを備えたエレベータのつり合い
    ロープ張り車。
  2. 【請求項2】 かごとつり合いおもりに上端が繋止され
    たつり合いロープの下端に吊設された張り車と、この張
    り車に立設され摩擦摺動部が挿入された一対の摺動案内
    レールと、前記張り車のガイドレールに固定されたラチ
    ェット板と、前記摩擦摺動部に載置され前記ラチェット
    板の歯に先端が係合する爪とを備えたエレベータのつり
    合いロープ張り車。
  3. 【請求項3】 かごとつり合いおもりに上端が繋止され
    たつり合いロープの下端に吊設された張り車と、この張
    り車に立設された流体ダンパと、この流体ダンパに載置
    され斜面を備えた溝にガイドレールが遊嵌するブロック
    と前記溝に遊嵌するローラでなる上昇抑止機構と、前記
    かご又は前記つり合いおもりの非常停止で前記つり合い
    ロープに従い上昇する前記張り車に抗する慣性力で駆動
    され前記ローラを前記斜面と前記ガイドレールの間に押
    圧する上昇抑止駆動機構とを備えたエレベータのつり合
    いロープ張り車。
  4. 【請求項4】 かごとつり合いおもりに上端が繋止され
    たつり合いロープの下端に吊設された張り車と、この張
    り車に立設された流体ダンパと、前記張り車のガイドレ
    ールに固定されたラチェット板と、前記流体ダンパに載
    置され前記ラチェット板の歯に先端が係合する爪とを備
    えたエレベータのつり合いロープ張り車。
  5. 【請求項5】 前記張り車に載置されるコイルばねと、
    このコイルばねに載置されるおもりと、このおもりに下
    端が係止され前記ローラを駆動するレバーを揺動させる
    ワイヤとを前記上昇抑止駆動機構に備えたことを特徴と
    する請求項1又は請求項3に記載のエレベータのつり合
    いロープ張り車。
  6. 【請求項6】 前記張り車に載置されるコイルばねと、
    このコイルばねに載置されるおもりと、このおもりに下
    端が係止され前記ローラを駆動するレバーを揺動させる
    リンクと前記上昇抑止駆動機構に備えたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項3に記載のエレベータのつり合い
    ロープ張り車。
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