JP2005350190A - エレベータの巻上機支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業員が安全かつ容易にロープ伸び調整をすることのできるエレベータの巻上機支持装置の提供。
【解決手段】昇降路底部のピットベース2に巻上機支持台7を備え、この巻上機支持台7にロープ5を介して上方向に引張り力が作用するように巻上機6を取付けたエレベータの巻上機支持装置において、巻上機支持台7は、ピットベース2に立設される支柱手段、例えば支持柱3およびガイドレール4に上下方向へ移動可能に保持されるとともに、一端が巻上機支持台7に取付けられ、他端がピットベース2に移動可能に締結される引張りロッド8を備え、ロープ5の伸び調整時に巻上機支持台7の支柱手段による保持を解除し、引張りロッド8を下方向に移動するように構成してある。
【選択図】図1
【解決手段】昇降路底部のピットベース2に巻上機支持台7を備え、この巻上機支持台7にロープ5を介して上方向に引張り力が作用するように巻上機6を取付けたエレベータの巻上機支持装置において、巻上機支持台7は、ピットベース2に立設される支柱手段、例えば支持柱3およびガイドレール4に上下方向へ移動可能に保持されるとともに、一端が巻上機支持台7に取付けられ、他端がピットベース2に移動可能に締結される引張りロッド8を備え、ロープ5の伸び調整時に巻上機支持台7の支柱手段による保持を解除し、引張りロッド8を下方向に移動するように構成してある。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータの巻上機支持装置に係り、特に、昇降路内のスペースを利用して巻上機を設置した機械室レスのエレベータの巻上機支持装置に関する。
近年、建物の利用効率を高めるため、昇降路内のスペースを利用して巻上機や制御盤などを設置するエレベータ、いわゆる機械室レスエレベータが提案されている。そして、従来の機械室レスエレベータでは、巻上機が昇降路の上部で支持されるもの、および昇降路の底部、すなわちピットに設置されるものがある。
昇降路の上部に巻上機が設けられたエレベータは、巻上機はガイドレールの頂部に近い巻上機支持梁上に設置されている。巻上機支持梁はガイドレールの頂部から吊りロッドにより吊られるとともに、締結部材により上下位置を設定された支持台上に締結部材により締結され、かつ支持台は締結部材によりガイドレールに固定されている。巻上機の取付け高さおよび水平度を調整する場合には支持台の締結部材を緩め、吊りロッドの締結部材を回すことにより行う(例えば、特許文献1参照)。
一方、昇降路の底部に巻上機が設けられたエレベータは、巻上機はピット床上に設置された巻上機支持台により支持され、ロープを介して上方向に引張力が作用するようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−171954号公報 (段落番号0018〜0023、図1)
特開2003−221177号公報 (段落番号0009〜0018、図2)
しかしながら、前述した従来のものでは、経時的なロープ伸びが発生した際、ロープ伸び調整を実施することが構造上難しいという問題がある。すなわち、前者のものは巻上機の取付け高さを調整可能としたもので、ロープ伸び調整を目的としたものではなく、したがって、ロープ伸び調整を実施する場合は作業員が乗かご上に乗った状態で支持台の締結部材を緩め、吊りロッドの締結部材を回すことを要し、万一、締結部材が吊りロッドから外れた場合、支持台が落下する恐れがあった。
一方、後者のものでは、ロープ伸び調整を行う場合、この調整をロープの一端がロッドを介して係止された昇降路上部で行なうことから、作業員は乗かご上に乗り込み、昇降路上部へ赴き作業する必要があり、作業効率が悪いという問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、作業員が安全かつ容易にロープ伸び調整をすることのできるエレベータの巻上機支持装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、昇降路底部のピットベースに巻上機支持台を備え、この巻上機支持台にロープを介して上方向に引張り力が作用するように巻上機を取付けたエレベータの巻上機支持装置において、前記巻上機支持台は、前記ピットベースに立設される支柱手段に上下方向へ移動可能に保持されるとともに、一端が前記巻上機支持台に取付けられ、他端が前記ピットベースに移動可能に締結される引張りロッドを備え、前記ロープの伸び調整時に前記巻上機支持台の前記支柱手段による保持を解除し、前記引張りロッドを下方向に移動するようにした構成としている。
このように構成した本発明は、経年的なロープ伸びが発生し、ロープ伸び調整を実施する場合、ピットベースに立設された支柱手段による巻上機支持台の保持を解除するとともに、引張りロッドを下方向に移動することにより巻上機支持台をロープ伸びに対応した分下方向に移動させ、この後、再び巻上機支持台を支柱手段により保持する。このように巻上機を昇降路底部のピットに設置するとともに、巻上機を支持する巻上機支持台を上下方向に変位可能とすることにより、ロープ伸び調整の際、作業員は乗かご上に乗り込むことを要せず、かつ作業性に優れたピットで行うことができ、したがって、安全かつ容易にロープ伸び調整をすることができる。
本発明は、巻上機を昇降路底部のピットに設置するとともに、巻上機を支持する巻上機支持台を上下方向に変位可能とすることにより、ロープ伸び調整の際、作業員は乗かご上に乗り込むことを要せず、かつ作業性に優れたピットで行うことができ、したがって、安全かつ容易にロープ伸び調整をすることができる。
以下、本発明に係るエレベータの巻上機支持装置の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明のエレベータの巻上機支持装置の第1の実施形態を示す正面図、図2は巻上機支持装置の引張りロッドを示す正面図、図3は巻上機支持装置の引張りロッドを示す側面図、図4は支柱手段の要部を示す側面図である。
本実施形態のエレベータの巻上機支持装置は図1に示すように、昇降路底部のピット床1に設置されるピットベース2と、このピットベース2に立設される支柱手段、例えば支持柱3およびガイドレール4に上下方向へ移動可能に保持され、ロープ5を介して上方向に引張り力が作用するように巻上機6が取付けられる巻上機支持台7と、一端が巻上機支持台7に取付けられ、他端がピットベース2に移動可能に締結される引張りロッド8とを備えている。
また、前記の引張りロッド8の一端は図2および図3に示すように、巻上機支持台7に対してピン9により係合され、回動可能となっているとともに、引張りロッド8の他端にはネジ山10が切ってあり、ナット11によりピットベース2に締結されている。なお、ピン9の周囲に防振ゴムを取付けても良い。
さらに、支柱手段である支持柱3およびガイドレール4は図4に示すように、長穴12を有し、この長穴12を介して締結部材13a、13bにより巻上機支持台7が移動可能に締結される。
さらに、支柱手段である支持柱3およびガイドレール4は図4に示すように、長穴12を有し、この長穴12を介して締結部材13a、13bにより巻上機支持台7が移動可能に締結される。
経年的なロープ伸びが発生し、ロープ伸び調整を実施する場合、巻上機支持台7両端の締結部材13a、13bを緩め、支持柱3およびガイドレール4による巻上機支持台7の保持を解除するとともに、引張りロッド8の他端側に形成されたねじ山10に螺合するナット11を螺進させ引張りロッド8を図中、下方向へと移動する。これに応じて巻上機支持台7、締結部材13a、13bも下方に移動するが、締結部材13a、13bは長穴12を介して支持柱3およびガイドレール4に係合しているためこの下方への変位が可能となる。また、2本の引張りロッド8と接続される巻上機支持台7は、一方の引張りロッド8のナット11を螺進させることにより傾きが生じるが、引張りロッド8の一端は巻上機支持台7に対してピン9により係合されて回動可能となっていることから、傾きに係わりなく巻上機支持台7の下方への変位が可能となる。このようにしてロープ伸びに対応した分、巻上機支持台7を下方向に移動させた後、再び締結部材13a、13bを締結し、巻上機支持台7を支持柱3およびガイドレール4により保持する。
このように構成した本実施形態によれば、巻上機6を昇降路底部のピットに設置するとともに、巻上機6を支持する巻上機支持台7を上下方向に変位可能とすることにより、ロープ伸び調整の際、作業員は乗かご上に乗り込むことを要せず、かつ作業性に優れたピットで行うことができ、したがって、安全かつ容易にロープ伸び調整をすることができる。また、巻上機支持台7の両端を保持する支柱手段のうち一方をガイドレール4とすることにより、部材点数を低減し、コストを削減するとともにスペースを効率的に利用することができる。さらに、引張りロッド8の一端は巻上機支持台7に対して回動可能に取付けられることから、ロープ伸び調整の際に巻上機支持台7が傾いても支障なく巻上機支持台7を下方へ変位させることができる。さらにまた、支柱手段である支持柱3およびガイドレール4に長穴12を形成することにより、簡易な構成で巻上機支持台7を上下方向へ移動可能に保持することかできる。
1 ピット床
2 ピットベース
3 支持柱(支柱手段)
4 ガイドレール(支柱手段)
5 ロープ
6 巻上機
7 巻上機支持台
8 引張りロッド
9 ピン
10 ねじ山
11 ナット
12 長穴
13a 締結部材
13b 締結部材
2 ピットベース
3 支持柱(支柱手段)
4 ガイドレール(支柱手段)
5 ロープ
6 巻上機
7 巻上機支持台
8 引張りロッド
9 ピン
10 ねじ山
11 ナット
12 長穴
13a 締結部材
13b 締結部材
Claims (4)
- 昇降路底部のピットベースに巻上機支持台を備え、この巻上機支持台にロープを介して上方向に引張り力が作用するように巻上機を取付けたエレベータの巻上機支持装置において、
前記巻上機支持台は、前記ピットベースに立設される支柱手段に上下方向へ移動可能に保持されるとともに、一端が前記巻上機支持台に取付けられ、他端が前記ピットベースに移動可能に締結される引張りロッドを備え、前記ロープの伸び調整時に前記巻上機支持台の前記支柱手段による保持を解除し、前記引張りロッドを下方向に移動するようにしたことを特徴とするエレベータの巻上機支持装置。 - 前記支柱手段は、前記ピットベースに立設される支持柱およびガイドレールから成ることを特徴とする請求項1記載のエレベータの巻上機支持装置。
- 前記引張りロッドの一端は、前記巻上機支持台に回動可能に取付けられることを特徴とする請求項1記載のエレベータの巻上機支持装置。
- 前記支柱手段は、長穴を有し、この長穴を介して前記巻上機支持台が締結されることを特徴とする請求項1記載のエレベータの巻上機支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004171383A JP2005350190A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | エレベータの巻上機支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004171383A JP2005350190A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | エレベータの巻上機支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005350190A true JP2005350190A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35584978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004171383A Pending JP2005350190A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | エレベータの巻上機支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005350190A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012001310A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータのロープ伸び調整装置 |
JP2013100171A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Mitsubishi Hitachi Home Elevator Corp | 巻胴式エレベータ |
CN104909244A (zh) * | 2014-03-13 | 2015-09-16 | 株式会社日立制作所 | 电梯以及电梯所使用的补偿轮 |
CN109626186A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-04-16 | 施密特电梯有限公司 | 一种无机房电梯主机固定装置 |
-
2004
- 2004-06-09 JP JP2004171383A patent/JP2005350190A/ja active Pending
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JP2013100171A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Mitsubishi Hitachi Home Elevator Corp | 巻胴式エレベータ |
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