JPWO2006018868A1 - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
エレベータ装置においては、かごは、主ロープ体により昇降路内に吊り下げられている。主ロープ体は、ロープ端接続装置によりかごの上梁に接続されている。ロープ端接続装置は、主ロープ体が巻き掛けられ、主ロープ体の端部の向きを転向する転向部材と、上梁の内側に配置され、かつ主ロープ体の端部と上梁との間に接続されている接続ロッドとを有している。
Description
この発明は、かご及び釣合おもりが主ロープにより昇降路内に吊り下げられているエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、かご及び釣合おもりが複数本の主ロープにより昇降路内に吊り下げられている。各主ロープのかご側端部は、引き止め棒に接続されている。各引き止め棒は、かごの上梁に接続されている。また、引き止め棒は、上梁の長手方向に対してほぼ直角に配置されており、上梁上に突出している(例えば、特許文献1参照)。
上記のように構成された従来のエレベータ装置においては、引き止め棒が上梁上に突出しているため、上梁の上部に引き止め棒のためのスペースが必要となり、オーバーヘッド寸法(最上停止階の床面から昇降路の頂部までの垂直距離)が大きくなり、昇降路全体の上下方向寸法が大きくなってしまう。また、これを避けるため、主ロープが巻き掛けられる一対の吊り車をかごの下部に設け、かごの下部に主ロープを通す構造(2:1ローピング・アンダスラング方式)とすると、構成が複雑になるとともに部品点数が増え、機器コスト及び据付コストが高くなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で、オーバーヘッド寸法を縮小することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、かご室と、かご室の上方に設けられた上梁とを有し、昇降路内を昇降されるかご、かごを昇降路内に吊り下げる主ロープ体、及び主ロープ体を上梁に接続するロープ端接続装置を備え、ロープ端接続装置は、主ロープ体が巻き掛けられ、主ロープ体の端部の向きを転向する転向部材と、上梁の内側に配置され、かつ主ロープ体の端部と上梁との間に接続されている接続ロッドとを有している。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置(この例では機械室レスエレベータ)を示す側面図である。図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール(図示せず)と、一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。かご2は、かごガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり3は、釣合おもりガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降される。また、釣合おもり3は、かご2と同じ高さに位置するときにかご2の背面に対向するように、乗場側から見てかご2の後方に配置されている。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置(この例では機械室レスエレベータ)を示す側面図である。図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール(図示せず)と、一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。かご2は、かごガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり3は、釣合おもりガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降される。また、釣合おもり3は、かご2と同じ高さに位置するときにかご2の背面に対向するように、乗場側から見てかご2の後方に配置されている。
かご2は、かご枠4と、かご枠4に支持されたかご室5とを有している。かご室5の前面には、かご出入口が設けられている。かご出入口は、一対のかごの戸6により開閉される。乗場に設けられた乗場出入口は、一対の乗場の戸7により開閉される。かごの戸6及び乗場の戸7は、かご2上に搭載されたドアモータ(図示せず)の駆動力により開閉される。
かご枠4は、下枠8、下枠8上に設けられた一対の縦柱9、及び縦柱9の上端部間に固定された上梁10を有している。かご室5は、下枠8上に支持されている。縦柱9は、かご室5の両側で垂直に配置されている。上梁10は、かご室5の幅方向に対して平行かつ水平に配置されている。
昇降路1内の上部には、かご2及び釣合おもり3を昇降させるための駆動力を発生する駆動装置(巻上機)11が配置されている。駆動装置11は、モータ及びブレーキを含む駆動装置本体12と、駆動装置本体12により回転される駆動シーブ13とを有している。駆動装置11は、昇降路1内の上部に固定された支持梁(図示せず)により支持されている。支持梁は、かごガイドレール及び釣合おもりガイドレールの少なくとも一部、又は建築により支持されている。また、支持梁には、そらせ車14が支持されている。
駆動シーブ13及びそらせ車14には、複数本(図1では1本のみ示す)の主ロープ15を含む主ロープ体150が巻き掛けられている。各主ロープ15は、上梁10に接続されたかご側端部15aと、釣合おもり3の上部に接続された釣合おもり側端部15bとを有している。かご2及び釣合おもり3は、主ロープ15により1:1ローピング方式で昇降路1内に吊り下げられている。
図2は図1のかご2を示す正面図、図3は図2の要部を拡大して示す正面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図であり、図2及び図3では上梁10の一部を破断して示している。上梁10の長手方向の中央部には、転向部材としての複数(主ロープ15と同数)の転向プーリ21が設けられている。転向プーリ21は、上梁10に取り付けられた軸22を中心としてそれぞれ独立して回転可能になっている。
各転向プーリ21には、それぞれ対応する主ロープ15が巻き掛けられている。各転向プーリ21の外周には、主ロープ15が挿入されるロープ溝が設けられている。主ロープ15のかご側端部15aは、転向プーリ21に巻き掛けられることにより、その向きを90度又はほぼ90度転向されている。
上梁10には、長手方向に沿って上梁溝10aが形成されている。転向プーリ21の全体は、上梁溝10a内に収容されている。即ち、転向プーリ21は、上梁10の内側に配置されている。また、上梁溝10a内には、一対の平板状のロッド接続部10b,10cが互いに間隔をおいて対向するように固定されている。ロッド接続部10b,10cは、かご2の幅方向の中心に対して対称又はほぼ対称に配置されている。ロッド接続部10b,10cは、例えば溝10a内に溶接された金属板により構成されている。
各主ロープ15のかご側端部15aには、金属製の接続ロッド23が接続され締結されている。各接続ロッド23は、ロッド接続部10b,10cのいずれか一方を貫通している。接続ロッド23は、上梁溝10a内に収容されている。即ち、接続ロッド23は、上梁10の内側に配置されている。また、接続ロッド23は、上梁10の長手方向に沿って水平又はほぼ水平に配置されている。
接続ロッド23の反主ロープ15側の端部とロッド接続部10b,10cとの間には、ばね(シャックルばね)24が設けられている。
実施の形態1のロープ端接続装置25は、転向プーリ21、軸22、接続ロッド23及びばね24を有している。主ロープ15は、ロープ端接続装置25により上梁10に接続されている。主ロープ15のかご側端部15aは、転向プーリ21でかご2の幅方向(上梁10の長手方向)両側へ振り分けられている。この例では、図4に示すように、4本の主ロープ15が2本ずつに振り分けられている。このように、主ロープ15は、かご2の幅方向両側にできるだけ均等に振り分けるのが好適である。従って、主ロープ15の本数が奇数である場合にも、n本とn+1本とに振り分けるのが好適である。
このようなロープ端接続装置25を用いたエレベータ装置では、主ロープ15のかご側端部15aの向きが転向プーリ21で転向される。具体的には、転向プーリ21よりも駆動シーブ13側では、主ロープ15は垂直又はほぼ垂直であり、転向プーリ21よりも接続ロッド23側では、主ロープ15は水平又はほぼ水平である。このため、接続ロッド23も、上梁10の内側に水平又はほぼ水平に配置することができる。
従って、接続ロッド23が上梁10から上方へ突出することがなく、接続ロッド23の配置空間を上梁10上に確保する必要がない。これにより、オーバーヘッド寸法を縮小することができ、ひいては昇降路1全体の上下方向寸法を小さくすることができる。また、かご2及び釣合おもり3は、1:1ローピング方式で吊り下げられているので、全体の構成を簡単にすることができる。
また、全ての転向プーリ21が同軸上に配置されているので、部品点数を少なくすることができる。
さらに、転向プーリ21は、軸22を中心に回転可能であるため、主ロープ15が転向プーリ21の外周に沿って摺動するのを防止することができ、主ロープ15の摩耗による劣化を防止することができる。
さらにまた、主ロープ15は、かご2の幅方向両側にできるだけ均等に振り分けられているので、主ロープ15からかご2に偏心荷重が作用するのを防止することができ、かご2を安定して昇降させることができる。
さらに、転向プーリ21は、軸22を中心に回転可能であるため、主ロープ15が転向プーリ21の外周に沿って摺動するのを防止することができ、主ロープ15の摩耗による劣化を防止することができる。
さらにまた、主ロープ15は、かご2の幅方向両側にできるだけ均等に振り分けられているので、主ロープ15からかご2に偏心荷重が作用するのを防止することができ、かご2を安定して昇降させることができる。
実施の形態2.
次に、図5はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。かご2(図1)の上部には、上梁31が設けられている。上梁31は、一対の上梁側面部31a,31bを有している。上梁側面部31a,31bは、互いに間隔をおいて平行に配置されている。また、上梁側面部31a,31bは、かご2の幅方向に平行かつ水平に配置されている。
次に、図5はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。かご2(図1)の上部には、上梁31が設けられている。上梁31は、一対の上梁側面部31a,31bを有している。上梁側面部31a,31bは、互いに間隔をおいて平行に配置されている。また、上梁側面部31a,31bは、かご2の幅方向に平行かつ水平に配置されている。
上梁側面部31a,31b間には、一対の平板状のロッド接続部32a,32bが互いに間隔をおいて対向するように固定されている。ロッド接続部32a,32bは、かご2の幅方向の中心に対して対称又はほぼ対称に配置されている。ロッド接続部32a,32bは、例えば上梁31a,31b間に溶接された金属板により構成されている。
上梁31の長手方向の中央部には、円筒状の転向部材33が設けられている。転向部材33は、上梁31に固定されている。実施の形態1の転向プーリ21は回転可能としたが、実施の形態2の転向部材33は、回転不可となっている。
転向部材33には、主ロープ15のかご側端部15aが巻き掛けられている。転向部材33の外周には、主ロープ15が挿入される複数のロープ溝が設けられている。主ロープ15のかご側端部15aは、転向部材33に巻き掛けられることにより、その向きを90度又はほぼ90度転向されている。
転向部材33の下部は、上梁31の内側、即ち上梁側面部31a,31b間に配置されている。各主ロープ15のかご側端部15aには、金属製の接続ロッド23が締結され接続されている。各接続ロッド23は、ロッド接続部32a,32bのいずれか一方を貫通している。接続ロッド23は、上梁31の内側に配置されている。また、接続ロッド23は、上梁31の長手方向に沿って水平又はほぼ水平に配置されている。
接続ロッド23の反主ロープ15側の端部には、ロッド接続部32a,32bからの接続ロッド23の抜けを防止するナット34が螺着されている。主ロープ15から接続ロッド23に作用する張力は、ナット34を介してロッド接続部32a,32bにより受けられる。
実施の形態2のロープ端接続装置35は、転向部材33、接続ロッド23及びナット34を有している。主ロープ15は、ロープ端接続装置35により上梁31に接続されている。主ロープ15のかご側端部15aは、転向部材33でかご2の幅方向両側へ交互に振り分けられている。また、駆動シーブ13は、軸方向に2つに分割されている。即ち、駆動シーブ13は、第1のシーブ部分13aと第2のシーブ部分13bとを有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、ばねを用いずに接続ロッド23を上梁31に接続する場合、転向部材33は回転不可としてもよい。これにより、共通の転向部材33に全ての主ロープ15を巻き掛けることができ、部品点数を削減することができ、コストを低減することができる。
また、転向部材33の両側から主ロープ15が立ち上がる場合、駆動シーブ13を第1及び第2のシーブ部分13a,13bに分割することにより、駆動シーブ13全体を小形軽量化することができる。
実施の形態3.
次に、図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。この例では、上梁31に円筒状の複数(一対)の転向部材36,37が固定されている。主ロープ15は、転向部材36,37のいずれか一方に振り分けられて巻き掛けられている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
次に、図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。この例では、上梁31に円筒状の複数(一対)の転向部材36,37が固定されている。主ロープ15は、転向部材36,37のいずれか一方に振り分けられて巻き掛けられている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このように、転向部材36,37を用いることにより、主ロープ15は、転向部材36,37間の近い位置からまとめて立ち上がるので、駆動シーブ13を分割する必要はなく、通常の駆動シーブ13を適用することができる。また、各転向部材36,37に巻き掛けられる主ロープ15の本数が実施の形態2よりも少ないので、各転向部材36,37の軸方向寸法を実施の形態2の転向部材33よりも小さくすることができ、転向部材36,37を上梁31の内側に容易に配置することができる。
実施の形態4.
次に、図9はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図10は図9のX−X線に沿う断面図である。この例では、上梁31に複数(主ロープ15の本数と同数)の円筒状の転向部材、即ち第1ないし第4の転向部材41〜44が固定されている。第1の転向部材41と第2の転向部材42とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。同様に、第3の転向部材43と第4の転向部材44とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。
次に、図9はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図10は図9のX−X線に沿う断面図である。この例では、上梁31に複数(主ロープ15の本数と同数)の円筒状の転向部材、即ち第1ないし第4の転向部材41〜44が固定されている。第1の転向部材41と第2の転向部材42とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。同様に、第3の転向部材43と第4の転向部材44とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。
各転向部材41〜44には、対応する主ロープ15が巻き掛けられている。転向部材41〜44の径(半径及び外周面の曲率半径)は、互いに等しくなっている。また、第1の転向部材41と第2の転向部材42とは、主ロープ15の立ち上がり位置をオフセットするように、中心軸の位置が互いにずらされている。さらに、第3の転向部材43と第4の転向部材44とについても、中心軸の位置が互いにずらされている。
このような段付き転向部材41〜44を用いることにより、転向部材41〜44の真上に位置する駆動シーブ13のロープ溝に対して適正な位置に主ロープ15を立ち上げることができ、主ロープ15のフリート角度を小さくすることができる(例えば2.5度以下)。これにより、フリート角度を小さくするだけのために駆動シーブ13を高い位置に配置する必要がなくなり、オーバーヘッド寸法をさらに縮小することができる。
実施の形態5.
次に、図11はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図12は図11のXII−XII線に沿う断面図である。この例では、上梁31に複数(主ロープ15の本数と同数)の円筒状の転向部材、即ち第1ないし第4の転向部材45〜48が固定されている。第1の転向部材45と第2の転向部材46とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。同様に、第3の転向部材47と第4の転向部材48とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。
次に、図11はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図12は図11のXII−XII線に沿う断面図である。この例では、上梁31に複数(主ロープ15の本数と同数)の円筒状の転向部材、即ち第1ないし第4の転向部材45〜48が固定されている。第1の転向部材45と第2の転向部材46とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。同様に、第3の転向部材47と第4の転向部材48とは、一体部品として構成しても、別体部品として構成してもよい。
各転向部材45〜48には、対応する主ロープ15が巻き掛けられている。第1及び第3の転向部材45,47の径(半径及び外周面の曲率半径)は、互いに等しくなっている。また、第2及び第4の転向部材46,48の径は、互いに等しくなっている。さらに、第2及び第4の転向部材46,48の径は、第1及び第3の転向部材45,47の径よりも小さくなっている。
第1の転向部材45と第2の転向部材46とは、同軸上に配置されている。また、第3の転向部材47と第4の転向部材48とは、同軸上に配置されている。
各転向部材45〜48には、対応する主ロープ15が巻き掛けられている。また、第1の転向部材45と第2の転向部材46とは、主ロープ15の立ち上がり位置をオフセットするように、径が互いに異なっている。さらに、第3の転向部材47と第4の転向部材48とについても、径が互いに異なっている。
このような段付き転向部材45〜48を用いることにより、転向部材45〜48の真上に位置する駆動シーブ13のロープ溝に対して適正な位置に主ロープ15を立ち上げることができ、主ロープ15のフリート角度を小さくすることができる(例えば2.5度以下)。これにより、フリート角度を小さくするだけのために駆動シーブ13を高い位置に配置する必要がなくなり、オーバーヘッド寸法をさらに縮小することができる。
実施の形態6.
次に、図13はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図14は図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。この例では、実施の形態1と同様に、接続ロッド23の反主ロープ15側の端部とロッド接続部10b,10cとの間には、ばね(圧縮ばね)24が設けられている。転向部材36,37は、水平な軸49,50を中心として回転可能に上梁31に設けられている。軸49,50は、かご2(図1)の奥行き方向に平行に配置されている。転向部材36,37は、軸49,50と転向部材36,37との間には、ベアリング(図示せず)が設けられている。
次に、図13はこの発明の実施の形態6によるエレベータ装置のロープ端接続装置を示す平面図、図14は図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。この例では、実施の形態1と同様に、接続ロッド23の反主ロープ15側の端部とロッド接続部10b,10cとの間には、ばね(圧縮ばね)24が設けられている。転向部材36,37は、水平な軸49,50を中心として回転可能に上梁31に設けられている。軸49,50は、かご2(図1)の奥行き方向に平行に配置されている。転向部材36,37は、軸49,50と転向部材36,37との間には、ベアリング(図示せず)が設けられている。
このようなロープ端接続装置では、主ロープ15の伸縮等に伴ってばね24が伸縮し、主ロープ15が移動しても、転向部材36,37が回転するので、主ロープ15が転向部材36,37に対して摺動されることがなく、主ロープ15の長寿命化を図ることができる。
実施の形態7.
次に、図15はこの発明の実施の形態7によるエレベータ装置のロープ端接続装置の要部を示す正面図である。この例では、接続ロッド23が傾斜してロッド接続部32a,32bに接続されている。即ち、転向部材36に対する主ロープ15の巻き付け角度が互いに異なっている。図示しないが、転向部材37に対する主ロープ15の巻き付け角度も互いに異なっている。他の構成は、実施の形態6と同様である。
次に、図15はこの発明の実施の形態7によるエレベータ装置のロープ端接続装置の要部を示す正面図である。この例では、接続ロッド23が傾斜してロッド接続部32a,32bに接続されている。即ち、転向部材36に対する主ロープ15の巻き付け角度が互いに異なっている。図示しないが、転向部材37に対する主ロープ15の巻き付け角度も互いに異なっている。他の構成は、実施の形態6と同様である。
このようなロープ端接続装置では、転向部材36,37から互いに異なる角度でかご側端部15aが引き出されるので、ロッド接続部32a,32bへの接続ロッド23の接続位置を上下方向にずらすことができ、狭いロッド接続部32a,32b内に複数の接続ロッド23を効率的に接続することができる。
なお、転向部材は、回転不可であれば円筒状でなくてもよく、主ロープが巻き掛けられる部分のみ曲面としてもよい。
また、上記の例では、かご側端部をかごの上梁に接続するロープ端接続装置を示したが、釣合おもり側端部を釣合おもりの上部に接続するロープ端接続装置にもこの発明を適用してもよい。
さらに、上記の例では、釣合おもりがかごの後方に配置されているが、釣合おもりは、かごと同じ高さに位置するときにかごの側面に対向するように、かごの側方に配置してもよい。
さらにまた、上記の例では昇降路内の上部に駆動装置が配置されているが、駆動装置は、昇降路上部の機械室に配置してもよい。
また、上記の例では、かご側端部をかごの上梁に接続するロープ端接続装置を示したが、釣合おもり側端部を釣合おもりの上部に接続するロープ端接続装置にもこの発明を適用してもよい。
さらに、上記の例では、釣合おもりがかごの後方に配置されているが、釣合おもりは、かごと同じ高さに位置するときにかごの側面に対向するように、かごの側方に配置してもよい。
さらにまた、上記の例では昇降路内の上部に駆動装置が配置されているが、駆動装置は、昇降路上部の機械室に配置してもよい。
Claims (6)
- かご室と、上記かご室の上方に設けられた上梁とを有し、昇降路内を昇降されるかご、
上記かごを上記昇降路内に吊り下げる主ロープ体、及び
上記主ロープ体を上記上梁に接続するロープ端接続装置
を備え、
上記ロープ端接続装置は、
上記主ロープ体が巻き掛けられ、上記主ロープ体の端部の向きを転向する転向部材と、
上記上梁の内側に配置され、かつ上記主ロープ体の端部と上記上梁との間に接続されている接続ロッドと
を有しているエレベータ装置。 - 上記接続ロッドは、ばねを介して上記上梁に接続されており、
上記転向部材は水平な回転軸を中心として回転可能になっている請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記主ロープ体は、複数本の主ロープを含み、
上記転向部材は、それぞれ上記主ロープが巻き掛けられ独立して回転可能な複数の転向プーリを含む請求項2記載のエレベータ装置。 - 上記主ロープ体は、複数本の主ロープを含み、
上記主ロープは、上記上梁の長手方向の両側へ上記転向部材で振り分けられている請求項1記載のエレベータ装置。 - 上記主ロープは、上記転向部材への巻き付け方向を変えることにより振り分けられている請求項4記載のエレベータ装置。
- 上記主ロープ体は、複数本の主ロープを含み、
上記転向部材は、上記主ロープの立ち上がり位置をオフセットするように構成されている請求項1記載のエレベータ装置。
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