JP2001037634A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001037634A
JP2001037634A JP11213022A JP21302299A JP2001037634A JP 2001037634 A JP2001037634 A JP 2001037634A JP 11213022 A JP11213022 A JP 11213022A JP 21302299 A JP21302299 A JP 21302299A JP 2001037634 A JP2001037634 A JP 2001037634A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炊飯の開始時に炊きあがりまでの目安の時間
を表示し、使用者の利便性を高めた炊飯器を安価な構成
で精度よく使用者に提供する。 【解決手段】 炊飯に要する時間を計時する計時手段1
と、計時した炊飯に要した時間を記憶する記憶手段4を
設け、その家庭の使用環境、すなわち炊飯量や、水温、
電圧などによって変動する炊飯に要する時間を学習さ
せ、次回炊飯の開始時は推論手段2によって記憶手段4
の記憶値から炊飯に要する時間を推論させて表示部3に
炊飯終了までの残時間を表示させる。また、前記記憶手
段4に新たな炊飯時間を学習させる場合は、前回までの
記憶値に今回の計時手段1による炊飯に要した時間を加
算して1/2することで、いつもと異なる炊飯条件で炊
飯して、炊飯に要した時間が著しく異なったとき、記憶
値が著しく変動して誤差が生じないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器に関し、炊
飯の開始時または炊飯の前半の時期に炊飯に要する残り
時間を表示し、使用者の利便性を高めるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、実開昭60−1514
28号公報に示す如く、米と水を入れた炊飯容器の外側
底部に炊飯量測定部を設けて、これにより炊飯量を判断
し、その量に見合った炊飯時間を推論して表示するもの
や、炊飯の開始時に炊飯量に関わりなく規定値を表示
し、炊飯の進行に伴い表示時間を修正していくもの或い
は炊飯の開始時には炊飯時間を表示せず、「むらし」な
ど残りの時間が明確な時間プログラムでの制御に移行し
たあと、炊飯の途中から残りの時間を表示するものが見
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の炊飯器に
おいて、炊飯量測定部を設けるものは、圧力センサー等
で重量を測定して炊飯量に比例する値を炊飯開始前に検
出する必要があり、構成が複雑で高価なものとなり、安
価に使用者に提供することができない問題がある。
【0004】また、炊飯開始時に規定値を表示し、途中
で修正するものは、精度に問題があり、炊飯開始時に5
0分と表示したのに、40分で炊けてしまう等の問題が
ある。
【0005】また、炊飯の途中で表示するものは、炊飯
の開始時にどの位の時間で炊けるのか分からず、使用者
の利便性に問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる従来の問題点を解
決するため、本発明は、炊飯に要する時間を計時する計
時手段と、計時結果を記憶する記憶手段と、現在時刻を
運針する時計手段を設け、炊飯の開始時または炊飯の開
始後初期に時計手段の現在時刻に応じて定まる記憶手段
の記憶値を基に推論手段で炊飯に要する時間を求め、こ
の求めた時間を表示部に表示し、以降この時間から減算
表示することで、炊きあがりまでの残り時間を表示する
ようにしたものであり、これによって炊飯の開始時に炊
きあがりまでの目安の時間を表示し、使用者の利便性を
高めた炊飯器を安価な構成で精度よく使用者に提供する
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1では、炊飯に要
する時間を計時する計時手段と、計時結果を記憶する記
憶手段と、炊飯の開始時または炊飯の開始後初期に記憶
手段の記憶値を元に推論する推論手段を設け、この推論
手段で求めた時間を表示部に表示し、以降この時間から
減算表示することにより炊きあがりまでの残り時間を表
示する炊飯器において、現在時刻を運針する時計手段を
設け、前記記憶手段は炊飯開始時の時計手段の時刻に応
じて、複数の時刻帯に分けて複数設けられた記憶手段か
ら推論手段で推論して炊飯の残り時間を表示部に表示す
るものである。
【0008】また請求項2では、計時手段の計時結果を
記憶手段に記憶させる際に、それまでの記憶値に計時手
段の計時結果を加算し、1/2にした値を新たな記憶値
として記憶させるものである。
【0009】また請求項3では、推論手段は、記憶手段
の記憶値に温度センサーによって検出した水温または室
温が低いほど多い時間を加算して表示する時間を求める
ものである。
【0010】また請求項4では、炊飯時間の異なる複数
の炊飯メニュー(火加減)を有する炊飯器において、メ
ニュー毎に記憶手段を設けたものである。
【0011】また請求項5では、炊飯時間の異なる複数
の炊飯メニュー(火加減)を有する炊飯器において、メ
ニュー毎に補正時間をあらかじめ定めている補正手段を
設け、推論手段は記憶手段の記憶値にメニューに応じて
補正手段の補正時間を補正して表示部に表示する時間を
求め、炊飯の終了時に計時手段の計時結果で記憶手段の
記憶値を更新する際は、メニューに応じて補正手段の補
正時間を推論手段とは逆に補正するものである。
【0012】また請求項6では、表示部の表示は、推論
手段により表示する時間が求まるまで、通常とは異なる
表示をするものである。
【0013】さらに請求項7では、炊飯の進行に伴い、
火加減プログラム上、炊きあがりまでの残り時間が明確
な時間プログラムでの進行に切り替わった時点、例えば
「むらし」への移行時などに、表示部に表示している残
り時間を、その時間プログラムの残り時間に改めるもの
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明について、実施例を基に詳細に
説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例による炊飯器の
構成を示すブロック図、図2は、同炊飯過程を示す説明
図、図3は同炊飯器の表示部の表示例を示す説明図で、
(a)は炊飯を開始し、推論手段の推論中の表示状態を
示す図。(b)は推論が終了し終わった炊飯の残り時間
を表示している状態を示す図。(c)はその1分後を示
す図、(d)はむらしに移行した時の表示状態を示す
図、図4は、同炊飯器を断面した構造説明図である。
【0016】図1において、1は計時手段で、炊飯の開
始と同時に計時を開始し、炊飯(むらし)終了までの所
要時間を計時するものであり、この計時結果に基づいて
処理された値は、後記する記憶手段4に記憶される。2
は推論手段で、記憶手段4の記憶値を基に推論して炊飯
の終了までに要する時間を求める働きをする。3は表示
部で、推論手段2で求めた炊飯終了までに要する時間を
表示するもので、炊飯開始以降炊飯の進行に伴って減算
表示される。すなわち、炊き上がりまでの残り時間を表
示する。
【0017】4は記憶手段で、炊飯を開始した時刻帯に
応じて複数の記憶部が設けられている。そして、この記
憶手段4は、前記したように、炊飯の開始時に推論手段
2の推論に利用され、炊飯(むらし)の終了時に実際に
要した炊飯時間(計時手段1の計時時間)から記憶値が
更新され、次回の炊飯の推論に役立てられる。
【0018】5は時計手段で、現在時刻を常に運針して
いるものであり、記憶手段4の時刻帯毎に設けられた複
数の記憶部から記憶値を読み出すときに、炊飯の開始時
刻が何時かを判断するのに用いられる。
【0019】6は温度センサーで、推論手段2で推論を
行なうときの温度情報(後記炊飯容器11の水温又は室
温)を検出するのに用いられる。7は補正手段で、温度
センサー6の温度情報に従って推論手段2での推論値に
補正を加えるものであり、これによって水温と室温に応
じた炊飯に要する時間を推論することができる。
【0020】また図4において、8は炊飯器本体で、外
枠9と内枠10とで構成されている。11は炊飯容器
で、内枠10の中に取り出し自在に収納されている。1
2は外蓋で炊飯器本体8の上面に開閉自在に設けられて
いる。6は温度センサーで、炊飯容器11の外側底面に
接触している。13は制御基板で、前記した記憶手段
4、推論手段2、補正手段7及び計時手段1はこの中に
納められている。
【0021】次にその作用について、図2に従って説明
する。
【0022】炊飯に当たっては、まず外蓋12を開けて
炊飯器本体8の内枠10から炊飯容器11を取り出し、
その中によく研いだ米と水を入れ、再び内枠10内に収
納して外蓋12を閉じる。
【0023】次に炊飯スイッチ(図示せず)を操作す
る。炊飯のための加熱が始まると同時に、計時手段1が
動作を始める。同時に、推論手段2の推論が開始され
る。この時、表示部3の表示は図3(a)に示す表示と
なり、推論中であることを使用者に知らしめる。
【0024】推論手段2は、まず記憶手段4の記憶値を
取り出すが、この時の時計手段5の現在時刻が例えば午
前4時〜午前9時59分の間なら「朝」の記憶値から、
午前10時〜午後3時59分なら「昼」の記憶値から、
午後4時〜午前3時59分なら「夜」の記憶値からとい
うように時刻に応じた記憶値を取り出す。
【0025】例えば「朝」の記憶値が45分だったとす
ると、45を取り出す。推論手段2は次に温度センサー
6の温度情報を調べ、この温度が低いほど多くの時間を
加算する。
【0026】例えば20℃の時は1分、5℃の時は5分
というように加算値が定まる。記憶値が45の例では温
度センサー6が5℃なら45+5で50が推論結果とな
る。
【0027】次に推論手段2は、炊いているメニューに
応じてあらかじめ定めてある補正値を補正手段7から読
み出し、推論結果、50に加算する。例えば補正値は白
米は0、硬めは−5、軟らかめは+5、早炊きは−15
というように定めてあり、早炊きを炊飯している場合
は、50+(−15)=35が加算結果となって推論を
終了する。
【0028】推論が終了すると、表示部3の図3(a)
の表示が消え、代わりに図3(b)の如く推論結果の3
5が表示される。これにより使用者は、あと約35分で
炊きあがることが分かる。
【0029】表示部3の表示は、1分ごとに34→33
→32→…のように減算表示するので、いつ見ても後何
分で炊きあがるかが分かり、非常に便利である。
【0030】炊飯が進行して炊飯容器11内の水がなく
なると、その容器底部の温度が急上昇し、これを検出し
て「むらし」の動作に移行する。「むらし」は一定に定
まる時間プログラムで制御されるので、例えばその実行
に15分と一律に時間が定まっている。このため、表示
部3に表示している残り時間が例えば17分であったと
しても、あと15分で炊きあがるのが明確なため、図3
(d)の如く表示時間を15分に改める。
【0031】やがて15分の「むらし」が終了すると、
表示時間が1から0または無表示に切り替わり「保温」
に移行する。この「むらし」終了時に計時手段1の計時
動作が終了する。計時の結果32分だったとすると、こ
れをもとに以下の方法で記憶手段4の記憶値を更新す
る。
【0032】早炊きでの炊飯時間32分をそのまま記憶
してしまうと他のメニューの炊飯時に短かすぎる時間を
推論してしまうため、炊飯開始時に推論手段2で推論す
る時に補正手段7で補正した「早炊き」の補正値−15
の分を逆算する。すなわち、32−(−15)=47と
なる。同様に温度センサー6で定まる値を加算した5分
を減算してもよいが、本実施例では温度センサー6の加
算分は減算しないことにする。よって、求めた値は47
となり、炊飯の開始時に読み出した記憶手段4の「朝」
の記憶値45に対し、(45+47)/2=46の処理
で求まる46を「朝」の新しい記憶値として更新する。
【0033】ここで、47をそのまま記憶値として更新
しないのは、上の例では問題が少ないものの、突発的に
例えばいつもより少ない量を炊飯した場合に、計時手段
1で計時した炊飯時間が例えば早炊きで24分となる
と、24−(−15)=39となり、この39が記憶さ
れてしまうため、次回にいつもの炊飯量で炊飯する際に
異常に短い時間が表示されてしまうためである。
【0034】本発明の方法では、(45+39)/2=
42となり、ずれが半減される。もし、それ以降は少な
い炊飯量、すなわち毎回24分(早炊きの補正をして3
9分)で炊飯できる炊飯量で炊き続けた場合は、炊く毎
に(42+39)/2=40(小数点以下切り捨て)
(40+39)/2=39のごとく、新しい炊飯量に合
わせた時間に記憶値が近づいて行くので、次第に精度を
向上させた値を炊飯の開始時に表示させることができ
る。
【0035】前記本発明によれば、使用者が炊飯スイッ
チを操作して炊飯が開始されるときまたは開始後炊飯の
初期に、記憶手段4の記憶値、すなわち前回の炊飯に要
した時間を反映した値から推論手段2で炊飯に要する時
間を推論し、表示部3に表示し、以降は残り時間を減算
表示するので、使用者は何分くらいで炊きあがるか把握
でき、他の調理の段取りが取りやすい等の利便性が高ま
る。
【0036】一般の家庭では、その家庭の家族構成や生
活パターンで毎日炊飯する量はほぼ一定であり、計時手
段5で実際に炊飯に要した時間を計時して記憶手段4に
記憶させることで、ほぼ正確な時間を推論し、表示する
ことができる。
【0037】また朝は多く炊き、夜は少なく炊く等の生
活パターンがあるため、現在時刻を運針する時計手段5
の時刻により、炊飯開始時の時刻を判断し、時刻帯に分
けて例えば朝・昼・夜に分けて設けられた複数の記憶手
段4のなかから該当する時刻帯、例えば午前6時に炊飯
開始なら朝の記憶手段4の記憶値から推論して時間を表
示し、また午後6時なら夜の記憶手段4の記憶値から推
論して時間を表示させることで精度が高く、使用者の使
用パターンに合わせた表示ができる。
【0038】また炊飯の度に記憶手段4の記憶値を更新
する際に、それまでの記憶値に計時手段1の炊飯時間を
加算して1/2とすることで、前回までの記憶値と今回
炊飯の時間との差の1/2を修正した記憶値となり、毎
回同じ炊飯量で炊く場合は、炊く毎に実際の炊飯時間と
表示時間の差が縮小することになる。
【0039】また、突発的に異なる炊飯量を炊飯して炊
飯時間がいつもより長くまたは短くなった場合でも、次
回炊飯時に与える誤差が少なくて済み、精度の高いもの
が提供できる。
【0040】また本発明では、前回の炊飯時間に応じて
記憶手段4の記憶値が更新されるため、季節の移り変わ
りで水温が変化し、炊飯時間が変化した場合も、それに
追従して記憶値が変化するが、突発的に水温や室温が変
化した時に対応するため、温度センサー6を設けて水温
または室温が低いほど多い時間を加算するように推論手
段2を構成しておくと、さらに精度が向上する。
【0041】また、炊飯器によっては通常の白米炊飯の
ほか、硬め、軟らかめ、玄米、炊き込み等、複数の炊飯
メニューを有するものがあるが、この場合でも各メニュ
ー毎に記憶手段4を設けておくと、各メニューで本発明
による炊飯を行なうことができる。
【0042】また、補正手段7にあらかじめメニュー毎
の補正時間、例えば白米に比べて軟らかめは5分長くか
かる等の情報を定めておき、記憶手段4の記憶値に補正
を加えることで白米炊飯時の学習結果、すなわち記憶手
段4の値を反映させて、異なるメニューの炊飯時も炊飯
時間を推論させることができる。
【0043】さらに、使用者が炊飯スイッチを操作して
から推論手段2で炊飯に要する時間を推論するまでの
間、表示部3に推論中であることを示す表示を行うと、
これから残り時間が表示されることが使用者に告知でき
利便性が高まる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、炊飯に
要する時間を計時する計時手段と、計時結果を記憶する
記憶手段と、現在時刻を運針する時計手段を設け、炊飯
の開始時または炊飯の開始後初期に時計手段の現在時刻
に応じて定まる記憶手段の記憶値を基に推論手段で炊飯
に要する時間を求め、この求めた時間を表示部に表示
し、以降この時間から減算表示することで、炊きあがり
までの残り時間を表示するようにしたものであり、また
前記計時手段の計時結果を記憶手段に記憶させる際に、
それまでの記憶値に計時手段の計時結果を加算し、1/
2にした値を新たな記憶値として記憶手段に記憶させる
ようにしたので、記憶手段に記憶される記憶値は、使い
込むほどにその家庭の朝・昼・夜の炊飯量=生活パター
ンを学習したのと同じことになり、加えて、その家庭の
水温や、電源電圧の高低を含めた使用環境も学習したこ
とになる。そしてこれを元に推論手段で求めた炊飯時間
を表示するので、使い込むほどに表示する炊飯残時間と
実際の炊飯時間の誤差が少なく、精度が高くなる。
【0045】また季節の変化で水温が次第に変化して炊
飯時間が変動しても、毎日の炊飯の中でこれに追従して
計時手段の計時が変化して記憶手段の記憶値が変化する
ので精度を維持できる。
【0046】また、本発明では推論手段は、記憶手段の
記憶値に温度センサーによって検出した水温または室温
が低いほど多い時間を加算して表示する時間を求めるよ
うに構成したので水温が急に変動しても誤差を少なくで
きる。
【0047】また、「むらし」終了時に記憶手段の記憶
値を更新する際に、この温度センサーによる加算分を減
算しないで記憶しているため、実際の炊飯時間により学
習された記憶値より、推論手段で推論時は温度センサー
による加算分だけ少し多めの分数を推論することになる
が、これは炊飯時の変動要因で表示した時間より長く炊
飯時間がかかることを防ぐ意味で、変動の余裕分として
の効果がある。
【0048】また、本発明では炊飯時間の異なる複数の
炊飯メニュー(火加減)を有する炊飯器においても、メ
ニュー毎に複数の記憶手段を設けるか、またはメニュー
毎に補正時間をあらかじめ定めている補正手段を設け
て、推論手段での推論時に補正することで、メニューに
関わらず学習した結果を反映させた炊飯残時間表示を実
現でき、使用者の利便性を高めることができる。
【0049】加えて、本発明の構成はマイコンのプログ
ラムで実現でき、炊飯量を測定する圧力(重量)センサ
ーなどの特殊な構成を必要としないので、安価に構成で
き、使用者に安価に提供できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による炊飯器の動作を示すブ
ロック図である。
【図2】同炊飯過程を示す説明図である。
【図3】同炊飯器の表示部の表示例を示す図である。
【図4】同炊飯器を断面した構造説明図である。
【符号の説明】
1 計時手段 2 推論手段 3 表示部 4 記憶手段 5 時計手段 6 温度センサー 7 補正手段 11 炊飯容器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯に要する時間を計時する計時手段
    (1)と、計時結果を記憶する記憶手段(4)と、炊飯
    の開始時または炊飯の開始後初期に記憶手段(4)の記
    憶値を元に推論する推論手段(2)を設け、この推論手
    段(2)で求めた時間を表示部(3)に表示し、以降こ
    の時間から減算表示することにより炊きあがりまでの残
    り時間を表示する炊飯器において、現在時刻を運針する
    時計手段(5)を設け、前記記憶手段(4)は炊飯開始
    時の時計手段(5)の時刻に応じて、複数の時刻帯に分
    けて複数設けられた記憶手段(4)から推論手段(2)
    で推論して炊飯の残り時間を表示部(3)に表示するこ
    とを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 計時手段(1)の計時結果を記憶手段
    (4)に記憶させる際に、それまでの記憶値に計時手段
    (1)の計時結果を加算し、1/2にした値を新たな記
    憶値として記憶させることを特徴とする請求項1記載の
    炊飯器。
  3. 【請求項3】 推論手段(2)は、記憶手段(4)の記
    憶値に温度センサー(6)によって検出した水温または
    室温が低いほど多い時間を加算して、表示する時間を求
    めることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 炊飯時間の異なる複数の炊飯メニュー毎
    に記憶手段(4)を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 炊飯時間の異なる複数の炊飯メニュー毎
    に補正時間をあらかじめ定めている補正手段(7)を設
    け、前記推論手段(2)は記憶手段(4)の記憶値にメ
    ニューに応じて補正手段(7)の補正時間を補正して表
    示部(3)に表示する時間を求め、炊飯の終了時に計時
    手段(1)の計時結果により記憶手段(4)の記憶値を
    更新する際は、メニューに応じて補正手段(7)の補正
    時間を推論手段(2)とは逆に補正することを特徴とす
    る請求項1記載の炊飯器。
  6. 【請求項6】 表示部(3)の表示は、推論手段(2)
    により表示する時間が求まるまで、通常とは異なる表示
    をすることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  7. 【請求項7】 炊飯の進行に伴い、火加減プログラム
    上、炊きあがりまでの残り時間が明確な時間プログラム
    での進行に切り替わった時点で、表示部(3)に表示し
    ている残り時間を、その時間プログラムの残り時間に改
    めることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019698A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Kubota Corp 炊飯機
JP2016171845A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 三菱電機株式会社 加熱調理器
CN112656197A (zh) * 2019-10-16 2021-04-16 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 一种烹饪方法及装置、设备、存储介质

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