JPH0437569Y2 - - Google Patents

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JPH0437569Y2
JPH0437569Y2 JP1988046678U JP4667888U JPH0437569Y2 JP H0437569 Y2 JPH0437569 Y2 JP H0437569Y2 JP 1988046678 U JP1988046678 U JP 1988046678U JP 4667888 U JP4667888 U JP 4667888U JP H0437569 Y2 JPH0437569 Y2 JP H0437569Y2
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rice cooker
temperature
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/08Pressure-cookers; Lids or locking devices specially adapted therefor
    • A47J27/09Safety devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/08Pressure-cookers; Lids or locking devices specially adapted therefor
    • A47J27/0802Control mechanisms for pressure-cookers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J36/00Parts, details or accessories of cooking-vessels
    • A47J36/38Parts, details or accessories of cooking-vessels for withdrawing or condensing cooking vapors from cooking utensils

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び考案の概要] 本考案はガス炊飯器に関するもので、ガスバー
ナの燃焼量を複数段階に分割して設定した複数の
燃焼度を利用して上記ガスバーナの燃焼状態を段
階的に制御するようにしたものである。そしてこ
れにより、炊飯釜内温度を一定に保ちながら炊飯
動作を続行させる際に、該釜内温度が高い精度で
一定に保ち得るようにすると共に、ガスバーナを
最大出力状態で燃焼させる炊飯初期段階から上記
釜内温度を一定に保つ段階に器具動作が移行する
際に、炊飯釜から吹きこぼれが生じないようにす
るものである。
[従来技術及びその問題点] 最近、内蔵させたマイクロコンピユータを利用
して器具動作を制御する型式のガス炊飯器が使用
されるようになつて来たが、該炊飯器は第5図の
如く構成されている。
炊飯釜2の外底面にはその釜内温度を検知する
感熱素子1の添設されていると共に、該感熱素子
1の出力は、これを監視するマイコン3に入力さ
れており、該マイコン3の出力によつてガス弁4
が開閉制御され、これによりガスバーナ5の燃焼
状態がコントロールされるようになつている。
マイコン3には、通常炊飯以外にも粥炊き用の
プログラムが書込まれたものがあり、該粥炊きプ
ログラムを実行させた場合には、第6図のグラフ
に示すように器具の燃焼状態がコントロールさ
れ、炊飯器は、時系列的に配列された集中加熱工
程Aとこれに続く温度調整工程Bとを実行する。
上記集中加熱工程Aは、炊飯器2内が軽く沸騰
する程度の温度(以下、設定温度と言う)までこ
れを昇温させるべく、該炊飯釜2を継続的に加熱
する工程である。
他方、温度調整工程Bは、粥を実際に炊き上げ
る為の工程で、ガスバーナ5の燃焼と消火を間欠
的に繰返しながら、炊飯釜2の内部温度を上記設
定温度に保ち、この状態を一定時間(通常は25分
程度)保持すると粥炊き作業が完了する。
ところが、上記従来のものは、ガスバーナ5を
間欠的に燃焼させて炊飯釜2の内部温度を一定に
保つものであることから、温度調整工程Bに於け
る炊飯釜2の内部温度は、第6図の如く、常に設
定温度付近で変化して一定せず、粥の炊き上がり
に悪影響を与える。
そこで、第7図の如く、ガスバーナ5へのガス
回路51内に比例弁41を挿入すると共に、炊飯
釜内温度を検知する感熱素子1の出力を監視する
比例状態回路6を設け、該比例状態回路6の出力
によつて、ガスバーナ5へのガス回路51に挿入
された比例弁41を比例制御するようにし、これ
により温度調整工程Bに於ける炊飯釜2の内部温
度を高い精度で一定にすることも考えられる。
ところが、かかる場合には、炊飯制御工程が集
中加熱工程Aから温度調整工程Bに移行する段階
で、炊飯釜2の内部温度が一時的に設定温度を超
えてしまつて該炊飯釜から吹きこぼれが生じると
言う問題がある。
これは、上記改良案のものでは、加熱動作が集
中加熱工程Aから温度調整工程Bに移行する際
に、ガスバーナ5の発熱低下動作が連続的且つ緩
慢に進むことがその技術的原因となつている。
上記技術的原因について更に詳述する。
上記第7図の改良案のものにおいて、器具制御
が集中加熱工程Aを終えて炊飯釜2の内部温度が
設定温度(約98度C)を越え始めると、比例弁4
1の開度は全開状態から連続的に絞られてガスバ
ーナ5の燃焼量が所定量になるまで絞られる。
しかしながら、上記改良案のものの場合、比例
制御回路6を用いて比例弁41の開度を連続的に
制御するものであるから、炊飯釜2の内部温度が
設定温度を越え始めた際にガスバーナ5の発熱量
を直ちに低下させても、該ガスバーナ5の発熱低
下動作は連続的にしか進行しない。
他方、炊飯釜2は相当の熱容量を持つていると
共に、該炊飯釜自体の構成壁面温度はその内部の
米飯の温度より高くなつている。従つて、ガスバ
ーナ5が発熱低下を起した後でも、暫くの間は、
炊飯釜2の構成壁に蓄えられた上記高熱がその内
部の米飯側に熱伝達され、炊飯釜内温度は若干上
昇傾向を示す。そして、炊飯釜内温度が上昇傾向
にあるこの時点において、ガスバーナ5の発熱低
下が上記のように連続的且緩慢に進行すると、炊
飯釜2の内部が一時的に高温状態になつてしま
い、該釜内が一時的ではあるが盛んに沸騰して吹
きこぼれが生じるのである。
以上記載したように、集中加熱工程Aの最終部
に於いてガスバーナ5が一時的に完全消火状態に
なる第5図,第6図に示す従来のものでは、集中
加熱工程Aの最終部に於ける吹きこぼれの心配は
ないものの、該従来のものでは、器具制御が温度
調整工程Bに入つた後には、炊飯釜2の内部温度
が設定温度の付近で常に変化して一定せず、粥の
炊き上がりに悪影響を与える。又、比例弁41と
比例制御回路6とを使用する上記改良案のものの
場合には、温度調整工程Bに於ける炊飯釜2の内
部温度は高い精度で一定温度に保たれるものの、
器具動作が集中加熱工程Aから温度調整工程Bに
移行する段階で炊飯釜2から吹きこぼれが生じる
危険がある。
[技術的課題] 本考案はかかる点に鑑みて成されたもので、
『炊飯釜2の外底面に添設した感熱素子1の出力
を判断しながらガスバーナ5の発熱量を制御する
ガス炊飯器』に於いて、温度調整工程Bに於ける
炊飯釜内温度の変動を低く抑えると共に、器具制
御が集中加熱工程Aから温度調整工程Bに移行す
る際に炊飯釜内から吹きこぼれが生じないように
する為、ガスバーナ5の発熱量を複数段階に分割
して設定した複数の発熱率を利用して上記ガスバ
ーナの発熱量を段階的に制御するようにすること
をその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段を
第1図に示す概念図を引用しながら記載すると、
本考案技術的手段は、『ガスバーナ5へのガス回
路中に挿入された比例弁41と、感熱素子1から
出される釜内温度信号と温度設手段10で設定し
た設定温度とを比較して前者が後者より大きい場
合には加熱信号を出す比較器11と、該比較器1
1からの加熱信号が出されている場合には一定周
期でカウントアツプ動作し逆の場合には一定周期
でカウントダウン動作する計数装置27と、この
計数装置27の出力が印加され且つ比例弁41の
開弁量を複数段階に分割設定した開弁度中特定の
開弁度を選択出力する開弁度出力手段99とを設
け、該開弁度出力手段99は、計数装置27がカ
ウントアツプする毎に一段小さな開弁度をその逆
の場合には一段大きな開弁度を出力し直して行く
と共に、更に上記開弁度出力手段99は、比較器
11から最初の加熱信号が出たときには最大開弁
度より比較的小さな開弁度を出力するようにし
た』ことである。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
炊飯操作をすると、既述した改良案のものと同
様に、ガスバーナ5へのガス回路中に挿入された
比例弁41が全開状態(最大開弁度状態)に強制
保持されて炊飯動作が開始する。即ち、集中加熱
工程Aが始まるのである。
やがて上記集中加熱工程Aが終りに近付いて炊
飯釜2の内部温度が設定温度(炊飯釜2内が軽く
沸騰する程度に設定された温度)に達すると、該
設定温度と感熱素子1の出力とを比較する比較器
11から最初の加熱信号が出力される。すると、
開弁度出力手段99は、比例弁41の開弁量を複
数段階に分割して設定した開弁度の中から最大開
弁度より比較的小さな開弁度を選択出力し、この
出力によつて比例弁41の開弁量が調整せしめら
れる。
即ち、炊飯釜2の内部温度が上昇して設定温度
に到達すると、比例弁41の開弁度は上記比較的
小さな開弁度に不連続的に変更せしめられ、ガス
バーナ5の発熱量が不連続的に小さくなる。即
ち、ガスバーナ5の発熱量は、比例弁41を比例
制御する既述改良案のもののように緩慢且つ連続
的に小さくならないのである。そして、この時点
から、温度調整工程Bが進行することとなる。
ガスバーナ5の発熱量が小さくなると、爾後、
計数装置27は、比較器11からの出力を調べ、
炊飯釜2の内部温度が設定温度を越えていて比較
器11から加熱信号が出ているときには、周期的
に計数値を「1」づつ増加させて行く。
すると、開弁度出力手段99は、上記計数装置
27の計数値が増加する(炊飯釜2の内部温度が
設定温度を越えている状態を示している)毎に一
段小さな開弁度を選択し直してこれを出力して行
き、該出力内容によつて比例弁41の開度が制御
されてこれが絞られて行くこととなる。即ち、炊
飯釜2の内部温度が設定温度を越えている場合に
は比例弁41が絞られて行き、ガスバーナ5の発
熱量が段階的に小さくなるのである。
他方、炊飯釜2の内部温度が設定温度より低く
比較器11から加熱信号が出ていないときには、
この状態を示す比較器11の出力によつて、計数
装置27は、その計数値を「1」づつ減少させて
行く。そして、このカウントダウン動作によつ
て、開弁度出力手段99が上記カウントアツプ時
と逆の動作を行ない、これにより、ガスバーナ5
の発熱量が増加する。即ち、炊飯釜2の内部温度
が設定温度より低い場合には、炊飯釜2は次第に
強く加熱されることとなるのである。
以上のように、ガスバーナ5の発熱量は、炊飯
釜2の内部温度が設定温度を越えている場合には
減少せしめられると共に逆の場合には増加せしめ
られ、この動作の繰返しにより、ガスバーナ5の
発熱量はほぼ一定値に維持せしめられる。
[効果] 本考案は次の特有の効果を有する。
比例弁41の開弁量を複数段階に分割して設定
した複数の開弁度を利用して該比例弁41の開度
を調整し、これにより、ガスバーナ5の発熱量を
複数段階に制御し得るようにしたから、温度調整
工程Bに於ける炊飯釜2内の温度変化が低く抑え
られる。又、集中過熱工程Aの終りに炊飯釜2の
内部温度が上昇して設定温度に到達した場合には
ガスバーナ5の発熱量を不連続的に小さくするよ
うにしたから、器具制御が集中加熱工程Aから温
度調整工程Bに移行する際に炊飯釜2から吹きこ
ぼれが生じる心配がない。
[実施例] 次に、上記した本考案の実施例を図面に従つて
詳述する。
第2図に示すように、炊飯釜2の下面に添設さ
れた感熱素子1と設定温度(炊飯釜2内が軽く沸
騰する程度に設定された温度)を設定する温度設
定手段10との出力は比較器11に印加されてお
り、該比較器11の出力は、炊飯スイツチ7の出
力でセツトされる第1フリツプフロツプ(以下、
第1FFと略記する)33のリセツト端子に印加さ
れている。
又、上記比較器11の出力は、発振器26の出
力及び後述する第2フリツプフロツプ(以下、第
2FF略記載する)34の出力と共に第1AND回
路35に印加されている。
更に、上記発振器26の出力及び、後述する第
3フリツプフロツプ(以下、第3FFと略記する)
36と第1FF33の出力は第2AND回路37の
「H」能動入力端子に印加されていると共に、比
較器11の出力は上記第2AND回路37の「L」
能動入力端子に印加されている。
そして、上記した第1AND回路35の出力は6
進カウンターから成るUP/DOWNカウター17
のUP入力端子に、又、第2AND回路37の出力
は上記UP/DOWNカウター17のDOWN入力
端子にそれぞれ印加されており、上記した第1,
第3AND回路35,36、更にUP/DOWNカウ
ター17の組合わせが既述した技術的手段の項に
記載の計数装置27に対応している。更に、
UP/DOWNカウター17には、初期値設定器4
4が接続されており、この実施例のものでは、上
記UP/DOWNカウター17の初期値は「0001」
に設定してある。
上記したUP/DOWNカウター17の出力は、
デコーダ18に印加されており、該デコーダ18
の各出力はそれぞれ次に記憶する如く処理される
ようになつている。そして、上記デコーダ18の
出力により、比例弁41の開弁量を6段階に等分
して設定した値が順次書込まれた開弁度メモリー
M1〜M6中の特定のメモリーが選択されるよう
になつている。
即ち、UP/DOWNカウター17の「0000」出
力に対応するデコーダ18の第0出力端子は炊
飯スイツチ7の投入信号でセツトされる第1FF3
3の出力端子と共に第1OR回路45に接続さ
れていると共に、更に該第1OR回路45のOR出
力は、比例弁41の最大開弁度が書込まれてい
る開弁度メモリーM6に対応する第6ゲート86
に印加されている。又、上記第0出力端子は、
第3FF36のセツト入力端子22にも接続されて
いる。
UP/DOWNカウター17の「0001」出力に対
応するデコーダ18の第1出力端子は、上記し
た第1FF33の出力とと共に第3AND回路38
に接続され、該第3AND回路38のAND出力
は、第2番目に大きな比例弁41の弁開度が書込
まれた開弁度メモリーM5に対応する第5ゲート
85に印加されている。又、上記デコーダ18の
第1出力端子からの出力は、上記第0出力端子
からの出力でセツトされる前記第3FF36のリ
セツト入力端子23にも印加されている。
次にUP/DOWNカウンター17の「0010」〜
「0101」出力に各別に対応するデコーダ18の第
2〜5出力端子,,,は、開弁度メモリ
ーM4,M3,M2,M1に各別に対応する第
4,第3,第2,第1ゲート84,83,82,
81に各別に接続されていると共に、上記各出力
端子中、第5出力端子と第4出力端子は、第
1AND回路35に接続される第2FF34のセツト
入力端子54及びリセツト入力端子55に各別に
繋がつている。
そして、この実施例のものでは、上記したデコ
ーダ18,第1OR回路45,第3AND回路38,
第1乃至第6ゲート81〜86及び開弁度メモリ
ーM1〜M6が既述した技術的手段の項に記載の
開弁度出力手段99に対応している。
最後に、上記第1及至第6ゲート81〜86を
介する前記開弁度メモリーM1〜M6の各出力
は、デジタルアナログ変換器(以下、D/A変換
器と略記する)74を介して増幅回路76に印加
され、該増幅回路76からの増幅信号によつて比
例弁41の開度が調整されるようになつている。
又、限時復帰型の炊飯完了検知タイマー78の常
開出力接点79は、比例弁41の励磁コイル46
と直列に接続されていると共に、上記炊飯完了検
知タイマー78は、炊飯スイツチ7の投入によつ
て付勢されるようになつている。
更に、既述した炊飯スイツチ7の出力は、
UP/DOWNカウター17のロード入力端子77
にも印加されている。
次に、上記実施例の炊飯器の動作を、器具使用
の実際に従つて説明する。
炊飯スイツチ7を投入すると、炊飯完了検知タ
イマ78の常開出力接点79が閉じる。又、該炊
飯スイツチ7の投入信号はUP/DOWNカウンタ
17のロード入力端子77に印加されて、該
UP/DOWNカウンター17は、初期値設定器4
4で設定された初期値「0001」にプリセツトされ
る。又、第3FF36や第2FF34は初期状態にセ
ツトされ、それぞれの出力は「H」状態に維持
せしめられる。又、第1FF33の出力が印加さ
れる第2AND回路37は、炊飯スイツチ7を投入
したこの状態では、炊飯釜2の内部温度が後述の
設定温度に達してリセツトせしめられる迄は出力
信号を出さない状態に維持せしめられている。
他方、上記炊飯スイツチ7の投入信号は第1FF
33を介して第1OR回路45に印加されており、
該第1OR回路45のOR出力によつて開弁度メ
モリーM6(比例弁41の最大開弁度が書込まれ
ている)に対応する第6ゲート86が開成され
る。そして、上記開弁度メモリーM6に書込まれ
た内容がD/A変換器74でアナログ量(電流
量)に変換され、これによつて比例弁41の開度
が調整される。即ち、炊飯スイツチ7を投入して
集中加熱工程Aが開始した時には、比例弁41は
最大開弁度状態に保持され、ガスバーナ5は完全
出力状態で燃焼するのである。
ガスバーナ5の燃焼が継続し、炊飯釜2の内部
温度が、温度設定手段10で設定された設定温度
(この実施例では98℃に設定されている)に達す
ると、この状態を示す加熱信号が比較器11から
出力せしめられ、該加熱信号によつて第1FF33
がリセツトされて上記開弁度メモリーM6に対応
する第6ゲート86が閉じられる。又、上記加熱
信号をUP/DOWNカウター17がカウントアツ
プしてデコーダ18の第2出力端子から信号が
出ることとなり、開弁度メモリーM4に対応する
第4ゲート84が開かれ、該開弁度メモリーM4
に書込まれた開弁度(この実施例のものでは最大
開弁度の2/3に設定されている)に比例弁41が
開度調整され、これにより、ガスバーナ5の燃焼
量は不連続的に小さくなる。
従つて、炊飯釜2の内部温度が設定温度まで温
度上昇した際にガスバーナ5の燃焼量が連続的に
小さくなる既述した改良案のもののように、炊飯
釜2から吹きこぼれの生じる心配が少なくなる。
ガスバーナ5の燃焼量が不連続的に小さくなつ
た後に発振器28から新たな信号が出力される
と、この信号出力時に炊飯釜2の内部温度が設定
温度より小さくなつていないとき(比較器11か
ら加熱信号が出ている場合)には、UP/DOWN
カウター17は更にカウントアツプ動作をしてデ
コーダ18の第3出力端子から出力信号が出さ
れ、該信号に対応する第3ゲート83が開かれて
ガスバーナ5の燃焼量は更に低下せしめられるこ
ととなる。このようにして、比較器11から最初
の加熱信号が出された後は、炊飯釜2の内部温度
が設定温度以下に降下するまでガスバーナ5の燃
焼量が低下せしめられる。尚、この場合、比較器
11の加熱信号を受けてカウントアツプ動作する
UP/DOWNカウンター17の出力が最大値にな
つてデコーダ18の第5出力端子から出力があ
ると、第2FF34の出力が「L」となり第
1AND回路35が出力不能状態になる。即ち、
UP/DOWNカウンター17が最大値までカウン
トアツプした後には、比較器11と発振器26か
ら信号が出てもUP/DOWNカウター17はカウ
ントアツプ動作をしないのである。又、この状態
でUP/DOWNカウター17が後述の作用でカウ
ントダウン動作をしてデコーダ18の第4出力端
子から出力があると、上記第2FF34がリセツ
トされ、これにより、該UP/DOWNカウター1
7のカウントアツプ動作が再度可能な状態とな
る。
他方、ガスバーナ5の燃焼量が低下せしめられ
て、炊飯釜2の内部温度が設定温度より低くなる
と、比較器11から「L」信号が出ることとな
り、これによつてUP/DOWNカウンター17が
カウントダウン動作を始める。すると、UP/
DOWNカウンター17がカウントダウン動作を
する毎に、デコーダ18の出力が変化し、その都
度、現在より一段小さな開弁度が書込まれた特定
の開弁度メモリーに対応する特定のゲートが開か
れる。そして、この状態で、ガスバーナ5の燃焼
量が制御される。
以上のように、本考案のものでは、ガスバーナ
5の発熱量は、炊飯釜2の内部温度が設定温度を
越えた場合には減少せしめられると共に逆の場合
には増加せしめられ、この動作の繰り返しによ
り、ガスバーナ5の発熱量はほぼ一定値に維持せ
しめられ、これによつて温度調整工程Bが継続す
ることとなるのである。
爾後、炊飯操作と同時に閉動作した炊飯完了タ
イマー78(限時復帰型のタイマー)の出力接点
が開状態に復帰すると、比例弁41が完全閉弁し
て炊飯動作が完了することとなる。
第3図,第4図に、本考案の第2実施例を示
す。
この実施例のものは、マイクロコンピユータを
使用して器具の制御をするもので、炊飯釜2の内
部温度を検知する感熱素子1と炊飯スイツチ7の
出力は、マイコン3に印加されていると共に、該
マイコン3の出力ポートにはD/A変換器74が
接続されている。そして、該D/A変換器74の
出力は、ガスバーナ5へのガス回路51に挿入さ
れた比例弁41に、増幅回路76を介して印加さ
れている。
上記マイコン3には、第4図のフローチヤート
に示す如き内容のプログラムが書き込まれてお
り、以下、該プログラムの内容を、器具動作の実
際に従つて説明する。
炊飯スイツチ7を投入すると、比例弁41の
開弁量を32段階に分割して設定した開弁度A1
〜A32が書込まれた開弁度メモリーM1〜M
32群中の最大開弁度A32に対応する開弁度
メモリーM32の内容がラベルIの付いたメモ
リー内に読み込まれる(図面符合90参照)。
次に、上記ラベルIのメモリーに書込まれた
内容で比例弁41の開弁制御がされ、この状態
でガスバーナ5が燃焼する。即ち、ガスバーナ
5は完全出力状態で燃焼せしめられるのである
(図面符合91参照)。
続いて、感熱素子1の出力から炊飯釜2の内
部温度が設定温度(釜内が軽く沸騰する程度の
温度で通常は98℃に設定されている)に達した
か否かが判断され、炊飯釜2の内部温度が設定
温度に達している場合には、炊飯動作を完了さ
せる際に使用する第1タイマをリセツトすると
共に、ラベルjの付いたメモリー内容を16にセ
ツトする。そして、大きいものから並べられた
開弁度メモリーM1〜M32群中メモリーMj
(比例弁41を半分開放する為に必要な値が書
込まれている)の内容がラベルIの付いたメモ
リー内に読込まれ、比例弁41は半分だけ開放
した状態に維持せしめられる。即ち、ガスバー
ナ5の燃焼量が不連続的に半減せしめられ、こ
の時点で集中加熱工程Aが終了するのである
(図面符合92参照)。
続いて、炊飯釜2の内部温度が設定温度を越
えているか否かが判断され越えているなら、
「j=j−1」の演算を、又、越えていないな
ら「j=j+1」の演算を行なつた後、ラベル
I内に開弁度メモリーMjの内容を読み込み、
該読込んだ値に比例弁41の開弁度が維持さ
れ、この状態にガスバーナ5の燃焼量が制御さ
れる(図面符合93参照)。
即ち、炊飯釜2の内部温度が設定温度より高
い場合には、ガスバーナ5の燃焼量が一段だけ
抑えられ、又、炊飯釜2の内部温度が設定温度
より低い場合には、逆にガスバーナ5の燃焼量
が一段だけ増加せしめられるのである。
次に、温度調整工程Bの初期にリセツトされ
た上記第1タイマーの内容が判断され、該第1
タイマーがセツトアツプして炊飯を完了させる
必要がある時迄、上記温度調整工程Bを継続す
る。
上記第2実施例のものでは、プログラム工程
中、炊飯釜2の内部温度が設定温度を越えたか否
か判断するマイコン3の機能部分が、上記技術的
手段の項に記載の比較器11に対応すると共に、
炊飯釜2の内部温度が設定温度を越えているか否
かを判断してラベルjのメモリーを「1」づつ増
減させるマイコン3の機能部分が既述技術的手段
の項に記載の計数装置27に、更に、開弁度メモ
リーM1〜M32群中、ラベルjの内容に対応し
た特定の開弁度メモリーMjを選択してこれを出
力するマイコン3の機能が技術的手段の項に記載
の開弁度出力手段99に対応する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概念図、第2図は本考案の第
1実施例の説明図、第3図,第4図は本考案の第
2実施例の説明図、第5図,第6図は従来例の説
明図、第7図,第8図従来例の改良案を示す説明
図であり、図中、1……感熱素子、2……炊飯
釜、5……ガスバーナ、11……比較器、26…
…発振器、27……計数装置、28……選択回
路、41……比例弁、M1〜Mn……開弁度メモ
リー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炊飯釜2の外底面に添設した感熱素子1の出力
    を判断しながらガスバーナ5の発熱量を制御する
    ガス炊飯器に於いて、ガスバーナ5へのガス回路
    中に挿入された比例弁41と、感熱素子1から出
    される釜内温度信号と温度設手段10で設定した
    設定温度とを比較して前者が後者より大きい場合
    には加熱信号を出す比較器11と、該比較器11
    からの加熱信号が出されている場合には一定周期
    でカウントアツプ動作し逆の場合には一定周期で
    カウントダウン動作する計数装置27と、この計
    数装置27の出力が印加され且つ比例弁41の開
    弁量を複数段階に分割設定した開弁度中特定の開
    弁度を選択出力する開弁度出力手段99とを設
    け、該開弁度出力手段99は、計数装置27がカ
    ウントアツプする毎に一段小さな開弁度をその逆
    の場合には一段大きな開弁度を出力し直して行く
    と共に、更に上記開弁度出力手段99は、比較器
    11から最初の加熱信号が出たときには最大開弁
    度より比較的小さな開弁度を出力するようにした
    ガス炊飯器。
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KR890020633U (ko) 1989-11-01

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