JPH0437560Y2 - - Google Patents

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JPH0437560Y2
JPH0437560Y2 JP10172986U JP10172986U JPH0437560Y2 JP H0437560 Y2 JPH0437560 Y2 JP H0437560Y2 JP 10172986 U JP10172986 U JP 10172986U JP 10172986 U JP10172986 U JP 10172986U JP H0437560 Y2 JPH0437560 Y2 JP H0437560Y2
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temperature
porridge
rice
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は炊飯器、特に、粥炊き機能を具備する
炊飯器に関するもので、炊飯米量に関わらず、均
一な粥が炊き上げられ得るようにしたものであ
る。
[従来技術及びその問題点] マイクロコンピユーター(以下単にマイコンと
略称する)を利用して器具動作を制御する型式の
炊飯器では、通常の炊飯以外にも粥炊きも行なえ
るように成つている。
この種炊飯器では例えば第3図に示すように構
成され、炊飯釜2の外底面にはその内部温度を検
知する感熱素子1が添設してあり、該感熱素子1
の出力に応じてマイコン30が主電磁弁4を開閉
し、これにより加熱手段としての主バーナ5の燃
焼状態をコントロールするようにしている。
そして、粥炊きを選択実行させた場合には、器
具燃焼は第4図のグラフに示す如くコントロール
される。即ち、時系列的に配列された予備加熱工
程Aとこれに続く粥炊き工程Bとが実行される。
上記予備加熱工程Aは、炊飯の場合と同様、粥
の炊き上り状態を良くする目的で米粒に適量水を
含浸させる為に設けられたものである。
他方、粥炊き工程Bは、粥を実際に炊き上げる
為の工程で、主バーナ5の燃焼と消火を間欠的に
繰返しながら、炊飯釜2内が軽く沸騰する程度の
温度(以下制御温度と言う)に保ち、この状態を
一定時間(通常は25分間)保持し、該時間が経過
した時に主バーナ5を強制消火させて粥炊を完了
させている。尚、上記制御温度は通常の飯炊きを
行なう場合に於ける炊飯制御温度と同じ温度にな
つている。
ところが、上記従来のものでは、炊飯米量が変
化した場合にはこれに伴なつて炊き上がり状態が
変化し、均質な粥が炊けないと言う問題があつ
た。
これは、粥炊き停止時期が専ら加熱時間を基準
にして判断されているからである。
即ち、上記従来のものでは、粥炊き工程Bに於
ける炊飯釜2の必要加熱量を時間的に規定してい
るから、米量等が変つてもこれら米粒等に与えら
れる熱量は変化しない。従つて、米量が増加した
場合には単位容量の米に対する加熱量が減少し、
米量の変化に伴なつて炊き上がり状態が不均質化
するのである。
他方、本願考案者は、炊飯釜2内に理想的な粥
が出き始めると粘度の高い澱粉液(以下オネバと
言う)が炊飯釜2底部に沈澱し、主バーナ5の燃
焼時に炊飯釜2底部のみが局部的に高温状態にな
ることを発見し上記問題点を解決するに至つた。
[技術的課題] 本考案は、炊飯釜2の外底面に感熱素子1を添
設し、該感熱素子1の出力を判断しながら加熱手
段の発熱状態を制御するようにした粥炊き機能を
具備する炊飯器に於いて、米量が変化しても均質
な粥を炊き上げられ得るようにするため、一定粘
度のオネバが出来た状態を示す感熱素子1の検知
温度によつて粥炊き完了の判定を行なうようにす
ることを課題とする。
[手段] 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段を
第1図を用いて説明すると、制御温度より若干高
く設定した最終温度と感熱素子1の出力を比較す
る比較手段6を設け、感熱素子1の出力が上記最
終温度より大きい状態を示す比較手段6の出力に
よつて粥炊き動作を完了せしめるようにしたこと
である。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
器具制御が粥炊き工程Bに入ると、加熱手段は
既述した従来のものと同様に間欠的に燃焼と消火
を繰返す。
粥が炊き上がつておらず炊飯釜2内にオネバが
発生していない状態では、炊飯釜2内温度は水の
沸点即ち100℃以上には上昇しない。
やがて、炊飯釜2内に粥ができ始めると、該炊
飯釜2内にはオネバが発生すると共に該オネバの
粘度が次第に高くなり、更に、該オネバは炊飯釜
2底部に沈澱する。
炊飯釜2底部に粘度の高いオネバが溜り始める
と、加熱手段による加熱時に上記高粘度のオネバ
が100℃(水の沸点)以上に昇温せしめられ、や
がて該オネバが沈澱している炊飯釜2底部の温度
は上記制御温度以上に昇温する。そして、上昇し
たこの温度は感熱素子1によつて検知され、この
検知された温度と予め設定された最終温度(制御
温度より若干高く設定されている)とが、比較手
段6で比較されることと成る。
そして、感熱素子1の検出温度が最終温度より
高い場合には、炊飯釜2底部に粘度の高いオネバ
が既に生成されており粥が炊き上がつているので
あるから、該状態を示す比較手段6の出力によつ
て加熱手段の発熱を停止させ粥炊きを完了させ
る。
以上のように、本考案の技術的手段によれば、
感熱素子1の検知温度が、適正粘度のオネバが出
来た粥炊き上がり状態を示す温度になつた時に粥
炊きが動作が完了せしめられる。
[効果] 本考案は次の特有の効果を有する。
感熱素子1の検知温度が一定粘度のオネバが出
来た状態を示す温度になつた時に粥炊きが完了せ
しめられるから、米量に関係なく均質な粥が炊け
る。
[実施例] 次に上記した本考案の実施例を図面に従つて詳
述する。
本考案実施例の炊飯器は、第3図に示す従来の
ものと同様、炊飯機構部19とマイコン30を組
込んだ制御部39から構成されており、感熱素子
1の出力をマイコン30が判断して主電磁弁4を
開閉制御し、これにより加熱手段としての主バー
ナ5の燃焼状態をコントロールするようになつて
いる。
次に、主バーナ5の燃焼状態を制御する為にマ
イコン30内に書き込まれたプログラムの内容を
第2図に示すフローチヤートに従つて説明する。
炊飯スイツチ(図示せず)を投入すると、既
述した従来のものと同様に先ず予備加熱工程A
が実行され、これに続いて粥炊き工程Bが開始
する。
粥炊き工程Bが開始すると、最初に主バーナ
5が燃焼せしめられ(同図図面符号61参照)
る。
マイコン30内のひとつのメモリー(同図の
ものではラベル1)が「1」にセツトされると
共に、ラベルMAXのメモリー内が「0」、ラ
ベルMINのメモリー内容が「255」にそれぞれ
設定される。(同図図面符号70参照) 続いてマイコン30の内蔵タイマーがリセツ
トされる。(同図図面符号63参照) 感熱素子1が検知する温度を読み込んでこれ
を温度メモリーT内に格納する。(同図図面符
号64参照) 次に、温度メモリーTの内容が上記ラベル
MAXのメモリー内の記憶値より大きければ改
めてMAX内を温度メモリーTの内容に書換え
(同図図面符号71,72参照)、他方、温度メ
モリーTの内容が上記ラベルMINのメモリー
内の記憶値より小さければ改めてMIN内を温
度メモリーTの内容に書換える(同図図面符号
73,74参照)。
続いてIの値が判断され、該Iの値が「13」
になつていれば、器具制御は後述の以下の制
御温度の判定作業にジヤンプし、「13」未満で
あれば先にリセツトしたタイマーが5秒経過す
るのを待つてその後にIの値を1つ増加させ再
び上記「」の命令に戻される。(同図図面符
号65,66,67,68参照) このようにして、感熱素子1が検知した炊飯
釜2底部の温度の最高温度MAX、最低温度
MINを見つけ、それぞれをラベルMAX、
MINのメモリー内へ書き込む。そして、上記
最高及び最低温度の差が4℃以上であれば炊飯
釜2内が未だ沸点に達していないと判断し、プ
ログラム命令は、再度上記に戻されて感熱素
子1の検知温度の最高温度と最低温度が4℃未
満になるまで上記〜の作業が繰返され、上
記差が4℃未満になれば一旦主バーナ5を消化
させて同図ウに示す炊飯完了判定工程に入る
(同図図面符号75,76参照) 次に、同図ウに示す炊飯完了判定工程では、
主バーナ5の90秒燃焼と180秒消火を繰返す。
そして、主バーナ5の消火状態を180秒間保持
した後に、感熱素子1による検知温度即ち炊飯
釜2底部の温度を判断し、該温度が、制御温度
(ラベルMINの記憶温度)より若干高く設定さ
れた最終温度(この実施例ではラベルMINの
記憶温度より6℃高く設定してある)よりも低
ければ感熱素子1の検知温度が上記制御温度以
下に降下するのを待つて、再度このの工程が
実行される。他方、主バーナ5を180秒間強制
消火せしめた後に感熱素子1の検知温度が最終
温度よりも高ければ炊飯完了表示をして器具を
停止させる。そして、感熱素子1の検知温度と
最終温度とを比較する上記プログラム中の手続
きが既述技術的手段に記載した比較手段に対応
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概念図、第2図はマイコン3
0に書込むプログラムのフローチヤート、第3図
は炊飯器の全体の略図、第4図は炊飯工程中に於
ける炊飯釜2の時間と温度の関係をグラフであ
り、 図中、1……感熱素子、2……炊飯釜、6……
比較手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炊飯釜2の外底面に感熱素子1を添設し、該感
    熱素子1の出力を判断しながら加熱手段の発熱状
    態を制御するようにした粥炊き機能を具備する炊
    飯器に於いて、粥炊き時に於ける制御温度より若
    干高く設定した最終温度と感熱素子1の出力を比
    較する比較手段6を設け、感熱素子1の出力が上
    記最終温度より大きい状態を示す比較手段6の出
    力によつて粥炊き動作を完了せしめるようにした
    炊飯器。
JP10172986U 1986-07-01 1986-07-01 Expired JPH0437560Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10172986U JPH0437560Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JP10172986U JPH0437560Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS638822U JPS638822U (ja) 1988-01-21
JPH0437560Y2 true JPH0437560Y2 (ja) 1992-09-03

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