JPH0523768B2 - - Google Patents
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- JPH0523768B2 JPH0523768B2 JP1108052A JP10805289A JPH0523768B2 JP H0523768 B2 JPH0523768 B2 JP H0523768B2 JP 1108052 A JP1108052 A JP 1108052A JP 10805289 A JP10805289 A JP 10805289A JP H0523768 B2 JPH0523768 B2 JP H0523768B2
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- JP
- Japan
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- boiling
- temperature
- heater
- inner pot
- food
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Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明はおかゆ等の調理の行なえる電気調理器
に関する。
に関する。
(ロ) 従来の技術
従来、電気炊飯器にあつては、内鍋の底部に感
熱体を設け、この感熱体の出力に基づいてヒータ
を制御するようになつている(例えば特開昭55−
138420号公報、特開昭55−125821号公報)。この
様な電気炊飯器にあつては、炊飯完了の検知及び
低温域の温度検知に良好な結果をえることができ
るが、炊飯用のヒータが近くにありこの熱影響を
大きく受けたり、又被調理物の温度分布の不均一
に大きく左右されることになる為、被調理物の沸
騰検知を正確に行なうことができながつた。而し
て、おかゆ等の調理を行なう場合には、正確な沸
騰検知ができないと多量の吹き溢れが生じて調理
の継続ができなくなるなどの問題が生じる。ま
た、従来の炊飯器にあつては、被調理物の水分が
なくなり、内鍋の温度が100℃以上に上昇しない
と炊飯が終了しないので、おかゆ調理を行なう場
合は調理する人が手動で炊飯スイツチを切つて終
了しなければならず、使い勝手が悪かつた。
熱体を設け、この感熱体の出力に基づいてヒータ
を制御するようになつている(例えば特開昭55−
138420号公報、特開昭55−125821号公報)。この
様な電気炊飯器にあつては、炊飯完了の検知及び
低温域の温度検知に良好な結果をえることができ
るが、炊飯用のヒータが近くにありこの熱影響を
大きく受けたり、又被調理物の温度分布の不均一
に大きく左右されることになる為、被調理物の沸
騰検知を正確に行なうことができながつた。而し
て、おかゆ等の調理を行なう場合には、正確な沸
騰検知ができないと多量の吹き溢れが生じて調理
の継続ができなくなるなどの問題が生じる。ま
た、従来の炊飯器にあつては、被調理物の水分が
なくなり、内鍋の温度が100℃以上に上昇しない
と炊飯が終了しないので、おかゆ調理を行なう場
合は調理する人が手動で炊飯スイツチを切つて終
了しなければならず、使い勝手が悪かつた。
そこで上記の問題を解決し、おかゆ調理を行な
うことができるようにした電気釜が中華民国新型
専利公報第35127号に開示されている。この電気
釜は、蓋体にサーモスタツトを設け、おかゆ炊き
を行なう場合には、前記サーモスタツトによつて
おかゆの沸騰を検知して発熱体への通電を停止さ
せ、10数分の予熱による保温を経た後、おかゆが
出来上るというものである。
うことができるようにした電気釜が中華民国新型
専利公報第35127号に開示されている。この電気
釜は、蓋体にサーモスタツトを設け、おかゆ炊き
を行なう場合には、前記サーモスタツトによつて
おかゆの沸騰を検知して発熱体への通電を停止さ
せ、10数分の予熱による保温を経た後、おかゆが
出来上るというものである。
(ハ) 発明が解決しようとする課題
ところが上記の電気釜は、おかゆを炊く場合、
沸騰まで加熱してその後は予熱によつて炊き上げ
るものであるから、炊き上がりまでに時間がかか
るとともに、周囲温度によつて炊き上りまでの時
間が大きく変化し、寒冷時には炊き上りが不十分
となるという問題がある。また、沸騰してサーモ
スタツトが切れるまでは、発熱体に全通電される
から、オーバーシユートにより多量の吹き溢れが
生じるという問題がある。
沸騰まで加熱してその後は予熱によつて炊き上げ
るものであるから、炊き上がりまでに時間がかか
るとともに、周囲温度によつて炊き上りまでの時
間が大きく変化し、寒冷時には炊き上りが不十分
となるという問題がある。また、沸騰してサーモ
スタツトが切れるまでは、発熱体に全通電される
から、オーバーシユートにより多量の吹き溢れが
生じるという問題がある。
そこで本発明は上記の問題を解決し、おかゆの
炊き上げを良好を行なうことができるとともに、
吹き溢れを確実に防ぐことができる電気調理器を
提供するものである。
炊き上げを良好を行なうことができるとともに、
吹き溢れを確実に防ぐことができる電気調理器を
提供するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段
本発明は、外鍋と、内鍋と、前記外鍋と内鍋を
施蓋する蓋体と、前記内鍋を加熱するヒータと、
前記外鍋に設けた感熱体によつて前記内鍋の温度
を検出し出力する内鍋温度検出手段と、前記蓋体
に設けた感熱体によつて被調理物の沸騰を検知し
て出力する沸騰検知手段と、前記ヒータの発熱量
を可変する加熱制御手段と、前記沸騰検知手段の
出力に基づき作動するタイマー手段とを備え、前
記加熱制御手段は、前記内鍋温度検出手段の出力
によつて被調理物の温度が所定の温度に上昇した
ことを検知して前記ヒータの発熱量を低下させ、
その後前記沸騰検知手段の出力によつて被調理物
の沸騰を検知すると、沸騰状態を維持すべく前記
ヒータの発熱量をさらに低下させ、この状態を前
記マイマー手段によつて設定される所定時間維持
する構成としたものである。
施蓋する蓋体と、前記内鍋を加熱するヒータと、
前記外鍋に設けた感熱体によつて前記内鍋の温度
を検出し出力する内鍋温度検出手段と、前記蓋体
に設けた感熱体によつて被調理物の沸騰を検知し
て出力する沸騰検知手段と、前記ヒータの発熱量
を可変する加熱制御手段と、前記沸騰検知手段の
出力に基づき作動するタイマー手段とを備え、前
記加熱制御手段は、前記内鍋温度検出手段の出力
によつて被調理物の温度が所定の温度に上昇した
ことを検知して前記ヒータの発熱量を低下させ、
その後前記沸騰検知手段の出力によつて被調理物
の沸騰を検知すると、沸騰状態を維持すべく前記
ヒータの発熱量をさらに低下させ、この状態を前
記マイマー手段によつて設定される所定時間維持
する構成としたものである。
(ホ) 作用
本発明によれば、被調理物が沸騰する前に内鍋
温度検出手段の出力によつて被調理物の温度が所
定温度に上昇したことを検出してヒータの発熱量
を低下させることにより、沸騰時の被調理物の吹
き溢れを防止する。そして、被調理物が沸騰する
と、蓋体に設けた感熱体が沸騰時の急激な蒸気量
の増加に反応し、沸騰検知手段は被調理物の沸騰
を正確に検知する。沸騰後ヒータの発熱量がさら
に低下して被調理物の吹き溢れをより確実に防ぐ
とともに、沸騰状態を措定時間維持して米のα化
を充分に促進させる。また、沸騰に達する際のヒ
ータの蒸発量は、沸騰後その状態を維持する発熱
量よりも大きいから、沸騰前に沸騰を維持する発
熱量に一度に低下させる場合に比べて、被調理物
を確実に沸騰させることがてきるとともに、沸騰
までの時間を短かくすることが可能となる。
温度検出手段の出力によつて被調理物の温度が所
定温度に上昇したことを検出してヒータの発熱量
を低下させることにより、沸騰時の被調理物の吹
き溢れを防止する。そして、被調理物が沸騰する
と、蓋体に設けた感熱体が沸騰時の急激な蒸気量
の増加に反応し、沸騰検知手段は被調理物の沸騰
を正確に検知する。沸騰後ヒータの発熱量がさら
に低下して被調理物の吹き溢れをより確実に防ぐ
とともに、沸騰状態を措定時間維持して米のα化
を充分に促進させる。また、沸騰に達する際のヒ
ータの蒸発量は、沸騰後その状態を維持する発熱
量よりも大きいから、沸騰前に沸騰を維持する発
熱量に一度に低下させる場合に比べて、被調理物
を確実に沸騰させることがてきるとともに、沸騰
までの時間を短かくすることが可能となる。
(ヘ) 実施例
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は概略断面図を示す。1は円筒状のフレー
ム、2は該フレームに内装した有底筒状の外鍋、
3は該外鍋内に挿脱自在にして設けた被調理物を
収納する内鍋、4は前記外鍋2の内底部を設けた
リング状態の煮炊ヒータ、5は前記外鍋2の底面
中央部に設けられ常時スプリング6によつて内鍋
3の外底面(被調理物が沸騰温度に到達するまで
の最も被調理物の温度を正確に感知する位置)に
密着すべく附勢された第一感熱体で、温度上昇に
より抵抗値が低下する負のサーミスターであり、
約70度付近にシユーリーホイントを設定してい
る。7は外鍋2及び内鍋3を施蓋する回動自在な
蓋体で、外鍋2と熱伝導の良好な内鍋9と夫々の
蓋の外周縁間に挟持した蓋パツキング10と内蓋
9の上面(沸騰温度を正確に感知する位置)に密
着して設けた第二感熱体11とからなり、該感熱
体は温度上昇により抵抗値が増加する正のサーミ
スターであり、約80度付近にキユーリーポイント
を設定している。12は前記蓋体7の下面に装着
自在にして設けた補助蓋、13は前記フレーム1
と外蓋2の上方開口部の端縁を嵌合固定するフレ
ームカバー、14は前記フレーム1の下部に固定
した裏蓋で、後述する電子回路15の収納室16
を形成している。
1図は概略断面図を示す。1は円筒状のフレー
ム、2は該フレームに内装した有底筒状の外鍋、
3は該外鍋内に挿脱自在にして設けた被調理物を
収納する内鍋、4は前記外鍋2の内底部を設けた
リング状態の煮炊ヒータ、5は前記外鍋2の底面
中央部に設けられ常時スプリング6によつて内鍋
3の外底面(被調理物が沸騰温度に到達するまで
の最も被調理物の温度を正確に感知する位置)に
密着すべく附勢された第一感熱体で、温度上昇に
より抵抗値が低下する負のサーミスターであり、
約70度付近にシユーリーホイントを設定してい
る。7は外鍋2及び内鍋3を施蓋する回動自在な
蓋体で、外鍋2と熱伝導の良好な内鍋9と夫々の
蓋の外周縁間に挟持した蓋パツキング10と内蓋
9の上面(沸騰温度を正確に感知する位置)に密
着して設けた第二感熱体11とからなり、該感熱
体は温度上昇により抵抗値が増加する正のサーミ
スターであり、約80度付近にキユーリーポイント
を設定している。12は前記蓋体7の下面に装着
自在にして設けた補助蓋、13は前記フレーム1
と外蓋2の上方開口部の端縁を嵌合固定するフレ
ームカバー、14は前記フレーム1の下部に固定
した裏蓋で、後述する電子回路15の収納室16
を形成している。
第2図は電子回路を示すもので、MCは入力ゲ
ートI1,I2と出力ゲートO0を有し、タイマー機能
を含む予め定められた機能をブログラミングされ
たマイクロコンピーユーター、RYは内蔵する接
点RYSを前記煮炊用ヒータ4に直列接続したリ
レー、Eは直流電源、STWは該電源に直列接続
したスタートスイツチ、BG1は前記第一感熱体5
を含む第一ブリツジ回路で、一辺は第一感熱体5
と抵抗R1を直列接続し他辺は抵抗R2と抵抗R3を
直列接続して基準電圧を設定し、夫々の接続部を
第一コンパレーターCP1の入力ゲートに接続し該
コンパレーターの出力は前記マイクロコンピユー
ターMCの1つの入力ゲートI1に接続している。
BG2は前記第二感熱体11を含む第二ブリツジ回
路で、一辺は第二感熱体11と抵抗R4を直列接
続し他辺は抵抗R5と抵抗R6を直列接続して基準
電圧を設定し、夫々の接続部を第二コンパーター
CP2の入力ゲートに接続し該コンパレーターの出
力は前記マイクロコンピユータMCの他の1つの
入力ゲートI2に接続している。R7,R8は夫々の
コンパレーターの出力ゲートに接続した帰還用の
抵抗、Trは前記リレーRYに直列接続され、前記
マイクロコンピユーターMCの出力ゲートO0によ
つて抵抗R9を介しON−OFFするドライバーであ
る。次に動作について述べる。始めに、普通の炊
飯を行なう場合は内鍋3内に所定量の水と米を収
納し外鍋2内に挿入すると共にマイクロコンピユ
ータMCの他の入力ゲート(図示せず)に接続し
た入力レベル切替スイツチ(図示せず)を操作し
て「炊飯」位置にセツトしスタートスイツチ
STWをONにして第一感熱体5のみの温度検出
状態とし炊飯動作を行なう。
ートI1,I2と出力ゲートO0を有し、タイマー機能
を含む予め定められた機能をブログラミングされ
たマイクロコンピーユーター、RYは内蔵する接
点RYSを前記煮炊用ヒータ4に直列接続したリ
レー、Eは直流電源、STWは該電源に直列接続
したスタートスイツチ、BG1は前記第一感熱体5
を含む第一ブリツジ回路で、一辺は第一感熱体5
と抵抗R1を直列接続し他辺は抵抗R2と抵抗R3を
直列接続して基準電圧を設定し、夫々の接続部を
第一コンパレーターCP1の入力ゲートに接続し該
コンパレーターの出力は前記マイクロコンピユー
ターMCの1つの入力ゲートI1に接続している。
BG2は前記第二感熱体11を含む第二ブリツジ回
路で、一辺は第二感熱体11と抵抗R4を直列接
続し他辺は抵抗R5と抵抗R6を直列接続して基準
電圧を設定し、夫々の接続部を第二コンパーター
CP2の入力ゲートに接続し該コンパレーターの出
力は前記マイクロコンピユータMCの他の1つの
入力ゲートI2に接続している。R7,R8は夫々の
コンパレーターの出力ゲートに接続した帰還用の
抵抗、Trは前記リレーRYに直列接続され、前記
マイクロコンピユーターMCの出力ゲートO0によ
つて抵抗R9を介しON−OFFするドライバーであ
る。次に動作について述べる。始めに、普通の炊
飯を行なう場合は内鍋3内に所定量の水と米を収
納し外鍋2内に挿入すると共にマイクロコンピユ
ータMCの他の入力ゲート(図示せず)に接続し
た入力レベル切替スイツチ(図示せず)を操作し
て「炊飯」位置にセツトしスタートスイツチ
STWをONにして第一感熱体5のみの温度検出
状態とし炊飯動作を行なう。
ここで、おかゆを炊く場合は内鍋3内に米と多
い目の水を収納し該内鍋を外鍋2内に挿入すると
共に切替スイツチを操作して「おかゆ」位置にセ
ツトしスタートスイツチSTWをONにする。こ
のON動作に伴ないマイクロコンピユーターMC
の出力ゲートO0の出力信号は抵抗R3を介してド
ライバーTrをONにしリレーRYを駆動して接点
RYSを介して煮炊用ヒータ4に電通する。これ
は第一感熱体5の抵抗値が大きいために第一コン
パレーターCP1の出力は「H」となり、これを受
けてマイクロコンピユータMCの出力ゲートが
「H」となるためである。
い目の水を収納し該内鍋を外鍋2内に挿入すると
共に切替スイツチを操作して「おかゆ」位置にセ
ツトしスタートスイツチSTWをONにする。こ
のON動作に伴ないマイクロコンピユーターMC
の出力ゲートO0の出力信号は抵抗R3を介してド
ライバーTrをONにしリレーRYを駆動して接点
RYSを介して煮炊用ヒータ4に電通する。これ
は第一感熱体5の抵抗値が大きいために第一コン
パレーターCP1の出力は「H」となり、これを受
けてマイクロコンピユータMCの出力ゲートが
「H」となるためである。
おかゆの温度は第3図の様に煮炊用ヒータ4の
熱量が直接内鍋3を加熱することから急激に上昇
し約90度付近に達すると、第一感熱体5の温度は
約70度に達して第一コンパレーターCP1の出力は
「H」から「L」となりマイクロコンピユータ
MC内の第1プログラムによりリレーRYを所定
の間隔で「ON」「OFF」して煮炊用ヒータ4の
発熱量を若干低下せしめ徐々に沸騰温度に到達せ
しめる。おかゆの温度が沸騰温度に到達すると、
内鍋3の蒸気の発生量が急激に増加しこの蒸気は
補助蓋12及び内蓋9を加熱して該内蓋は約80度
に到達する。この温度を感知した第二感熱体11
はその抵抗値が急激に増加するため第二コンパレ
ーターCP2の出力が「L」から「H」となりマイ
クロコンピユーターMCの入力ゲートI2に入力さ
れ出力ゲートO0はおかゆがマイクロコンピユー
ターMCのタイマーによつて沸騰温度付近を所定
時間(約20分間)維持すべく第2のプログラムに
よつてドライバーTrを制御し煮炊用ヒータ4の
発熱量を更に低下せしめる如く「ON」「OFF」
制御する。この間に米の温度を98℃以上で約20分
間維持するという米のα化の条件が満され、米の
α化が充分促進される。やがて、所定時間を経過
するとマイクロコンピユータMCの出力のデユー
テイを大きく変え煮炊用ヒータ4の通電率を最も
少なくし保温状態に移行せしめおかゆ調理を終了
する。この所定時間の経過後は必要なければ煮炊
用ヒータ4の発熱を完全に停止せしめておかゆ調
理を終了してもよい。
熱量が直接内鍋3を加熱することから急激に上昇
し約90度付近に達すると、第一感熱体5の温度は
約70度に達して第一コンパレーターCP1の出力は
「H」から「L」となりマイクロコンピユータ
MC内の第1プログラムによりリレーRYを所定
の間隔で「ON」「OFF」して煮炊用ヒータ4の
発熱量を若干低下せしめ徐々に沸騰温度に到達せ
しめる。おかゆの温度が沸騰温度に到達すると、
内鍋3の蒸気の発生量が急激に増加しこの蒸気は
補助蓋12及び内蓋9を加熱して該内蓋は約80度
に到達する。この温度を感知した第二感熱体11
はその抵抗値が急激に増加するため第二コンパレ
ーターCP2の出力が「L」から「H」となりマイ
クロコンピユーターMCの入力ゲートI2に入力さ
れ出力ゲートO0はおかゆがマイクロコンピユー
ターMCのタイマーによつて沸騰温度付近を所定
時間(約20分間)維持すべく第2のプログラムに
よつてドライバーTrを制御し煮炊用ヒータ4の
発熱量を更に低下せしめる如く「ON」「OFF」
制御する。この間に米の温度を98℃以上で約20分
間維持するという米のα化の条件が満され、米の
α化が充分促進される。やがて、所定時間を経過
するとマイクロコンピユータMCの出力のデユー
テイを大きく変え煮炊用ヒータ4の通電率を最も
少なくし保温状態に移行せしめおかゆ調理を終了
する。この所定時間の経過後は必要なければ煮炊
用ヒータ4の発熱を完全に停止せしめておかゆ調
理を終了してもよい。
(ト) 発明の効果
以上のように本発明は、内鍋温度検出手段の主
力によつて被調理物の温度が所定温度に上昇した
ことを検知してヒータの発熱量を低下させ、その
後蓋体に設けた感熱体から成る沸騰検知手段の出
力によつて被調理物の沸騰を検知すると、沸騰状
態を維持すべく前記ヒータの発熱量をさらに低下
させ、この状態をマイマー手段によつて設定され
る所定時間維持する加熱制御手段を備えるもので
あるから、従来のように蓋体あるいは鍋底のいず
れか一方の感熱体のみによつて被調理物の沸騰を
検知してヒータの発熱量を制御するものに比べ
て、沸騰時及び沸騰後の吹き溢れをより確実に防
止することができる。加えて、沸騰状態を所定時
間維持するので、予熱による炊き上げに比べて米
のα化を充分に促進させおかゆを一定した時間で
安定して炊き上げることができる。また、沸騰に
達する際のヒータの発熱量は、沸騰後沸騰状態を
維持するヒータの発熱量よりも大きいから、沸騰
する前に沸騰を維持する発熱量まで一度に低下さ
せる場合に比べて被調理物を確実に沸騰させるこ
とができるとともに、沸騰までの時間を短かくす
ることができる。
力によつて被調理物の温度が所定温度に上昇した
ことを検知してヒータの発熱量を低下させ、その
後蓋体に設けた感熱体から成る沸騰検知手段の出
力によつて被調理物の沸騰を検知すると、沸騰状
態を維持すべく前記ヒータの発熱量をさらに低下
させ、この状態をマイマー手段によつて設定され
る所定時間維持する加熱制御手段を備えるもので
あるから、従来のように蓋体あるいは鍋底のいず
れか一方の感熱体のみによつて被調理物の沸騰を
検知してヒータの発熱量を制御するものに比べ
て、沸騰時及び沸騰後の吹き溢れをより確実に防
止することができる。加えて、沸騰状態を所定時
間維持するので、予熱による炊き上げに比べて米
のα化を充分に促進させおかゆを一定した時間で
安定して炊き上げることができる。また、沸騰に
達する際のヒータの発熱量は、沸騰後沸騰状態を
維持するヒータの発熱量よりも大きいから、沸騰
する前に沸騰を維持する発熱量まで一度に低下さ
せる場合に比べて被調理物を確実に沸騰させるこ
とができるとともに、沸騰までの時間を短かくす
ることができる。
第1図は本発明の電気調理器の概略断面図、第
2図は同じく電気回路図、第3図は被調理物の特
性図を示すものである。 1……フレーム、2……外鍋、3……内鍋、4
……煮炊用ヒータ、5……第一感熱体、7……蓋
体、11……第二感熱体、MC……タイマー機能
を有するマイクロコンピユータ。
2図は同じく電気回路図、第3図は被調理物の特
性図を示すものである。 1……フレーム、2……外鍋、3……内鍋、4
……煮炊用ヒータ、5……第一感熱体、7……蓋
体、11……第二感熱体、MC……タイマー機能
を有するマイクロコンピユータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外鍋と、該外鍋内に設けた被調理物を収納す
る有底筒状の内鍋と、前記外鍋及び内鍋を施蓋す
る蓋体と、前記内鍋を加熱するヒータと、前記外
鍋に設けた感熱体によつて前記内鍋の温度を検出
し出力する内鍋温度検出手段と、前記蓋体に設け
た感熱体によつて被調理物の沸騰を検知して出力
する沸騰検知手段と、前記ヒータの発熱量を可変
する加熱制御手段と、前記沸騰検知手段の出力に
基づき作動するタイマー手段とを備え、前記加熱
制御手段は、前記内鍋温度検出手段の出力によつ
て被調理物の温度が所定温度に上昇したことを検
出して前記ヒータの発熱量を低下させ、その後前
後沸騰検知手段の出力によつて被調理物の沸騰を
検知すると、沸騰状態を維持すべく前記ヒータの
発熱量をさらに低下させ、この状態を前記タイマ
ー手段によつて設定される所定時間維持すること
を特徴とする電気調理器。 2 前記加熱制御手段は被調理物の温度を沸騰温
度付近に所定時間維持した後前記ヒータの発熱量
をさらに低下もしくは発熱停止せしめることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電気調理
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10805289A JPH0221822A (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 電気調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10805289A JPH0221822A (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 電気調理器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2403787A Division JPS62189020A (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | 電気煮炊器の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221822A JPH0221822A (ja) | 1990-01-24 |
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ID=14474703
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Citations (2)
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-
1989
- 1989-04-26 JP JP10805289A patent/JPH0221822A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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JPS55125821A (en) * | 1979-03-20 | 1980-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Rice cooker |
JPS55148522A (en) * | 1979-05-09 | 1980-11-19 | Tokyo Shibaura Electric Co | Rice cooker |
Also Published As
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JPH0221822A (ja) | 1990-01-24 |
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