JPH0556962B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0556962B2
JPH0556962B2 JP28456990A JP28456990A JPH0556962B2 JP H0556962 B2 JPH0556962 B2 JP H0556962B2 JP 28456990 A JP28456990 A JP 28456990A JP 28456990 A JP28456990 A JP 28456990A JP H0556962 B2 JPH0556962 B2 JP H0556962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
cooking
control
heater
rice cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28456990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04158815A (ja
Inventor
Kenichi Tsuji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP28456990A priority Critical patent/JPH04158815A/ja
Publication of JPH04158815A publication Critical patent/JPH04158815A/ja
Publication of JPH0556962B2 publication Critical patent/JPH0556962B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炊飯ジヤーに関し、特に、おかゆ炊
飯制御機能を備えた炊飯ジヤーにおいて、おかゆ
炊飯時にふきこぼれがないように適切におかゆ炊
飯制御を行う炊飯ジヤーに炊飯ジヤーに関するも
のである。
〔従来の技術〕
現在、市場に出回つている炊飯ジヤーは、電気
炊飯器と保温ジヤーを組み合せたものである。こ
のような炊飯ジヤーには、内鍋の底部に加熱ヒー
タが設けられており、この加熱ヒータに加熱電力
を供給して炊飯を行う。また、保温のために内鍋
に蓋部または内鍋の側部に保温ヒータが設けられ
ており、炊飯の後に該保温ヒータにより保温が行
われる。これにより、炊飯した御飯が常に温かい
状態で食べられるようになる。
また、温度センサとマイクロコンピユータを搭
載したコントローラにより、炊飯鍋の温度を測定
し、温度または温度上昇度のデータをマイクロコ
ンピユータに入力し、炊飯容量を判定して、炊飯
容量に応じた適切な電力制御を行うようにしたマ
イクロコンピユータ制御の自動炊飯器が開発され
ている。マイクロコンピユータ制御により炊飯を
行う自動炊飯器は、マイクロコンピユータのプロ
グラム制御により順次に、吸水工程、炊飯容
量判定工程、炊き上げ工程、沸騰維持工程、
第1むらし工程、追い炊き工程、第2むら
し工程、保温工程等の炊飯工程制御を行い、最
適な加熱制御で炊飯を行い、炊飯制御を行つた後
は、保温制御状態となる。このようにマイクロコ
ンピユータ制御炊飯器では、プログラム制御によ
り炊飯工程の制御を細かく制御できるので、複数
種類の炊飯制御パターンのプログラムを備えるこ
とにより、多機能炊飯、早炊き炊飯、タイマ予約
炊飯、食べ頃通報、洗つてすぐ炊飯等の各種の便
利な機能が備えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕 このように、マイクロコンピユータ制御の炊飯
ジヤーは、上述したように、マイクロコンピユー
タのプログラム制御により複雑な炊飯制御が行え
るため、各種の便利な炊飯機能が備えられ、例え
ば、おかゆ炊飯機能などが更に備えられた多機能
な炊飯ジヤーとなつている。
また、おかゆ炊飯制御機能を備えた炊飯ジヤー
において、おかゆ炊飯を行う場合、通常炊飯の場
合より米の量より少なくし、水の量を多くするた
め、おかゆ炊飯制御で通常炊飯制御を行う場合と
同様に炊飯容量判定(合数判定)を行つても、正
確に炊飯容量の判定が行えず、バラツキが生ず
る。正確な炊飯容量によらず誤つた判定結果の炊
飯容量のデータにより炊飯制御を行うと、おかゆ
炊飯ではふきこぼれが発生することがある。ま
た、炊飯ヒータのバラツキ、室温、水温のバラツ
キなどでも、おかゆ炊飯制御が適切に行えない
と、ふきこぼれが生ずることがある。
本発明の目的は、おかゆ炊飯制御機能を備えた
炊飯ジヤーにおいて、おかゆ炊飯時にふきこぼれ
が生じないようにおかゆ炊飯制御を行う炊飯ジヤ
ーを提供することである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特
徴は、本明細書の記述及び添付図面によつて明ら
かになるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の炊飯ジヤ
ーは、炊飯鍋と、炊飯鍋の底部に配設した底部炊
飯ヒータと、炊飯鍋の肩部に配設した肩部保温ヒ
ータと、第1設定温度で行う吸水工程制御、第2
設定温度までのフル通電工程制御、炊飯容量判定
工程制御、判定した炊飯容量に応じて炊き上げを
行う炊き上げ工程制御、および沸騰近傍で弱加熱
を所定時間持続する炊飯工程制御のおかゆ炊飯制
御シーケンスを順次に行い、おかゆ炊飯制御を行
うマイクロコンピユータ制御器とを備える炊飯ジ
ヤーであつて、マイクロコンピユータ制御器は、
沸騰近傍で弱加熱を所定時間持続する炊飯工程制
御を、一定時間の底部炊飯ヒータのみの通電制御
の後に肩部保温ヒータの通電制御を加えて、弱加
熱で所定時間持続する通電制御を行うことを特徴
とする。
〔作用〕
前記手段によれば、マイクロコンピユータ制御
器は、おかゆ炊飯制御を、第1設定温度で行う吸
水工程制御、第2設定温度までのフル通電工程制
御、炊飯容量判定工程制御、判定した炊飯容量に
応じて炊き上げを行う炊き上げ工程制御、および
沸騰近傍で弱加熱を所定時間持続する炊飯工程制
御のおかゆ炊飯制御シーケンスを順次に行う。こ
の場合、おかゆ炊飯制御における最終段階の炊き
上げ制御を、とろ火工程に入つてから肩部保温ヒ
ータへの通電制御を加えて行う。すなわち、マイ
クロコンピユータ制御器は、沸騰近傍で弱加熱を
所定時間持続する炊飯工程制御を、一定時間の底
部炊飯ヒータのみの通電制御の後に保温ヒータを
主体とする弱加熱に切換えて、更に肩部保温ヒー
タの通電制御を加えて、弱加熱で所定時間持続す
る通電制御を行う。
これにより、おかゆ炊飯制御を行う場合につい
ては、肩部保温ヒータの通電制御で更に加える加
熱量だけ、底部における炊飯ヒータの通電制御に
よる加熱量および側部における保温ヒータの通電
制御による加熱量を予め減らすことができ、ふき
こぼれを防ぐことができる。また、肩部保温ヒー
タを通電し肩リングを加熱して肩リングに密着す
る鍋蓋の温度を上げて、ふきこぼれが生じても蒸
発させてしまうことができ、ふきこぼれ防止を効
果のあるものとすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、図面を用いて説明
する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる炊飯ジヤ
ーの断面図である。第1図において、1は炊飯器
本体、2は炊飯器本体1の蓋部、3は炊飯器本体
1の本体部である。本体部3には、内鍋4、内鍋
を収納する内鍋収納容器5、内鍋底部の炊飯ヒー
タ6、内鍋収納容器の肩部に設けられる肩リング
7、内鍋収納容器の肩部の肩リング内に設けられ
る肩部保温ヒータ(以後、肩ヒータと称する)
8、内鍋収納容器の胴部に設けられる保温ヒータ
(以後、単に保温ヒータと称する)9、マイクロ
コンピユータ等を組み込んだ制御ユニツト10等
が内部に設けられる。また、内鍋4はフランジ部
が鍋蓋4aに取り付けられた円周パツキン4bに
接して、上部が鍋蓋4aで蓋われる。鍋蓋4aは
熱伝導性の高い材質、例えば、アルミニウムを成
形して構成される。温度センサ25が、鍋蓋4a
に密着する位置に配置されたセンサケースに入れ
られて設けられる。また、内鍋の底部分には、温
度センサ29が設けられる。11は機能表示選択
操作ユニツトである。
機能表示選択操作ユニツト11は炊飯器本体1
の上部位置に配設されており、この機能表示選択
操作ユニツト11には、後述するように、複数個
の操作キースイツチ、各種の状態を表示する発光
ダイオード、時刻を表示する7セグメントの文字
表示器が設けられている。操作キースイツチとし
ては、時キースイツチ、分キースイツチ、予約キ
ースイツチ、メニユーキースイツチ、開始キース
イツチ、取消キースイツチの各キースイツチが設
けられている。
第2図は、機能選択操作ユニツトのパネル面を
示す正面図である。第2図において、12は文字
表示器であり、例えば、各表示桁の文字を7セグ
メントで表示する4桁の数字表示液晶モジユール
である。文字表示器12には、時刻が表示される
と共に、予約炊飯等を行う場合の予約時間が表示
される。13aは時間桁を操作する時キースイツ
チ、13bは分桁を操作する分キースイツチ、1
3cは予約を指示する予約キースイツチ、13d
は炊飯メニユーを指示するメニユーキースイツ
チ、13eは炊飯動作スタートまたは予約炊飯動
作スタートを指示する開始キースイツチ、13f
は各操作の取消を行う取消キースイツチである。
また、14は動作モードを表示する状態表示部で
ある。状態表示部14には、炊飯ジヤーの各種の
状態を表示する複数個の発光ダイオードが設けら
れている。表示すべき状態として、予約モードの
区別、炊飯制御の炊飯メニユー種別、および保温
モードの区別の各状態を表示するために、それぞ
れ「予約1」、「予約2」、「白米」、「早炊き」、「

込み」、「おこわ」、「玄米」、「おかゆ」、「保温」

および「炊きたて保温」と表記した発光ダイオー
ドを点灯して、各種の状態を表示する。
第3図は、マイクロコンピユータを用いた制御
ユニツトの要部の構成を示すブロツク図である。
第4図において、6は炊飯ヒータ、8は肩ヒー
タ、9は保温ヒータ、10は制御ユニツト、11
は機能表示選択操作ユニツト、25は鍋蓋部分に
設けられる蓋部の温度センサ(以後、蓋センサと
称する)、また、29は内鍋の底部分に設けられ
る底部の温度センサ(以後、底センサと称する)
である。機能表示選択操作ユニツト11には、前
述したように、7セグメントの文字表示器12、
操作キースイツチ13,13a〜13f、状態表
示部14の発光ダイオードが設けられている。ま
た、15は商用交流電源、16は温度ヒユーズで
ある。制御ユニツト10には、炊飯モード時と保
温モード時とを切替えるリレー17、炊飯ヒータ
6の通電制御を行うトライアツク18、保温ヒー
タ9の通電制御を行うトライアツク19a、肩ヒ
ータ8の通電制御を行うトライアツク19b、マ
イクロコンピユータ20、時計機構21、ブザー
22等が備えられている。内鍋の蓋部に設けられ
る温度センサ(蓋センサ25)はサーミスタ等で
構成される。また、鍋底部に設けられる底部の温
度センサ(底センサ29)も、同様に、サーミス
タ等で構成されている。これらの温度センサは、
温度の変化を抵抗値の変化により検出して温度に
対応する電気信号を出力する。温度に対応する電
気信号はマイクロコンピユータ20のアナログ/
デイジタル変換ポートに入力される。マイクロコ
ンピユータ20は、内部に処理装置CPU、ワー
クメモリRAM、プログラムメモリROM、アナ
ログ/デイジタル変換機能を有する入力ポート、
キースイツチ入力を受付ける複数の入力ポート、
制御出力信号および表示制御信号を出す出力ポー
ト等を内蔵するものであり、プログラムメモリに
格納されているプログラムに従い、入力ポートか
らの入力に対応して所定の出力信号を出力ポート
から出力する。すなわち、マイクロコンピユータ
20は、各々の温度センサ(蓋センサ25、底セ
ンサ29)、時計機構21、操作キースイツチ1
3からの入力を受け、内蔵する処理プログラムに
従い、一連の処理を行い、ヒータの通電制御を行
うトライアツク等への制御信号を送出すると共
に、動作モード等の状態を表示するために、状態
表示部14の発光ダイオードへの点灯制御信号を
送出する。また、時計機構21からの時刻信号は
マイクロコンピユータ20に入力され、文字表示
器12で時刻表示がされると共に、タイマ予約炊
飯を行う場合の予約時間を判定するための信号と
して、マイクロコンピユータ20に入力され用い
られる。
次に、このように構成された炊飯ジヤーの動作
を説明する。
第4図は、マイクロコンピユータの全体の制御
の流れの概略を示すフローチヤートである。第4
図を参照して説明する。
電源がオンとされると、ステツプ31において、
炊飯制御の前処理を行う。この炊飯制御の前処理
ではマイクロコンピユータの各種の内部レジス
タ、タイマ等をリセツトする初期化処理を行い、
炊飯メニユー設定、炊飯予約時間設定等の炊飯動
作指示データの設定処理が行われ、続いて、開始
キースイツチがオンとされると(または予約炊飯
の場合には予約時間となると)、ステツプ32から
の処理を行う。ステツプ32においては、炊飯制御
を行うために、リレーをオンとし、炊飯ヒータ回
路をオンとする。次に、ステツプ33の炊飯工程制
御を行う。これにより、米を炊き上げる炊飯動作
が行われる。炊飯動作が終了すると、次に、ステ
ツプ34でリレーをオフとし、炊飯ヒータ回路をオ
フにして、炊き上つた御飯を保温するための保温
制御を行う保温制御モードとする。保温制御モー
ドでは、ステツプ35からの処理を行う。
保温制御モードにおいては、ステツプ35で通常
保温制御を行い、次のステツプ36において、温度
異常であるか否かを判定する。温度異常であれ
ば、ステツプ37において、異常報知、異常表示等
のエラー処理を行い、全体の処理を終了する。ま
た、ステツプ36において、温度異常でなければ、
ステツプ35に戻つて、通常保温制御を繰り返し行
う。
次に、このように構成されたマイクロコンピユ
ータ制御による炊飯制御の処理の概略の動作を説
明する。
内鍋4に所望量の米と、それに見合つた水を入
れ、開始キースイツチをオンすると、制御ユニツ
ト10のマイクロコンピユータ20は、その中の
プログラムメモリROMに記憶されている炊飯プ
ログラムの処理ステツプにしたがつて、炊飯工程
における加熱のための電力制御を開始する。この
とき、マイクロコンピユータ20は、蓋センサ2
5および底センサ29からの電圧出力をアナロ
グ/デイジタル変換機能の入力ポートA/Dから
デイジタル量に変換して入力し、温度に変換する
処理を行い、入力された温度を判定して、温度の
判定結果から各種の炊飯工程の制御を行うことに
なる。この炊飯工程では、炊飯の初期において
は、加熱電力を小さくして米に吸水させる吸水工
程を行う。次に、加熱電力を大きくして、所定温
度での炊飯容量判定を行い、更に急激に昇温させ
て、沸騰させる炊き上げ工程を行い、そして、沸
騰を持続させる沸騰維持工程を行う。沸騰維持工
程が続いて、米が十分に水を吸水し内鍋底部の水
分がなくなり、炊飯鍋の温度が上昇して所定温
度、例えば130℃に達すると、この温度を底セン
サ29により検知してマイクロコンピユータ20
は加熱用のヒータをオフとして、沸騰維持工程を
終了する。次に、所定時間の間の第1むらし工
程、第1追い炊き工程、第2むらし工程、第2追
い炊き工程等を行い、最終的に保温工程に至つ
て、炊飯工程を終了する。炊飯工程制御を終了す
ると、次には保温工程制御に移行する。
第5図は、マイクロコンピユータの制御により
通常の炊飯工程の制御を行つた場合の内鍋の温度
変化を示す炊飯温度カーブの一例を示す図であ
る。第5図において、領域は吸水工程を示し、
領域は炊飯容量判定工程を含む炊き上げ工程を
示し、領域は沸騰維持工程を示す。また、領域
は追い炊き工程を含むむらし工程を示してい
る。領域の炊き上げ工程は、加熱電力を大きく
して、急激昇温して沸騰させ、沸騰維持工程へと
続ける工程である。この工程では、炊飯容量を判
定(合数判定)する工程を含み、この炊飯容量判
定工程により、炊飯容量を判定する。そして、次
の沸騰維持工程において、判定した炊飯容量に応
じた適切な加熱電力に制御して、適切に沸騰を持
続させて炊飯を行う。
また、第6図は、おかゆ炊飯制御を行つた場合
の内鍋の温度変化を示す炊飯温度カーブの一例を
示す図である。おかゆ炊飯制御も、基本的には通
常の炊飯工程の制御と同様な炊飯制御シーケンス
により、炊飯制御が行なわれる。
第6図に示すように、おかゆ炊飯の炊飯制御シ
ーケンスでは、まず、第1設定温度の40℃付近で
吸水工程を行い、70℃付近の第2設定温度までの
フル通電工程を行い、次に、炊飯容量を判定し
て、判定した炊飯容量に応じて、ふきあがきりの
ない炊き上げを行うため合数判定工程を行い、続
いて、炊き上げ終了むらし工程を行い、更にいわ
ゆる「とろ火炊き」の工程へと続けて、沸騰近傍
での弱加熱を所定時間持続しておかゆ炊飯を行
う。このようにしておかゆ炊飯制御を行う。
第7a図、第7b図、および第7c図、マイク
ロコンピユータ制御によるおかゆ炊飯制御の制御
動作の一例を示すフローチヤートである。
まず、第7a図を参照して説明する。ステツプ
61において、吸水工程の処理を行う。この吸水工
程の処理は、水を少し温めて米に十分に水を吸水
させる工程である。吸水工程の処理の終了した
後、次にステツプ62で炊飯ヒータをオンとしてフ
ル通電による炊き上げを行う。この場合、ステツ
プ62では炊飯ヒータをオンとし、次のステツプ63
において、71℃以下であるか否かを判定する。71
℃以下であれば、ステツプ62の炊飯ヒータのフル
通電を継続する。炊飯ヒータのフル通電を行い、
次のステツプ63で、71℃を越することが判定でき
ると、次に、ステツプ64からの炊飯容量判定(合
数判定)工程の処理を行う。
合数判定工程の処理では、ステツプ64において
基準温度のTm℃以下であるか否かを判定する。
温度がTm℃以下であれば、ステツプ68で炊飯ヒ
ータをオンとし、また、Tm℃以下でなければ、
ステツプ66で炊飯ヒータをオフとし、ステツプ67
で時間積算(S)行つて、次に、ステツプ69でtn
秒が経過したか否かを判定する。tn秒が経過する
までは、ステツプ64に戻り、再びステツプ64から
の処理を繰り返し行う。ステツプ69でtn秒の経過
が判定できると、次にステツプ70に進み、m=n
となつた否かを判定する。m=nでなければ、ス
テツプ71でmに1を加算して増加させて、ステツ
プ64に戻り、ステツプ64からの処理を繰り返し行
う。すなわち、このステツプ64から処理をn回分
繰り返し行う。ステツプ64からの処理がn回分終
了して、時間積算の値(S)が求まると、次の処
理ステツプ(第7b図)において、求めた合数判
定の値[時間積算の値(S)]に応じて炊飯ヒー
タのフル通電を行い、ふきこぼれや炊き不足が生
じないようにして炊き上げを行うことになる。
次のステツプ72(第7b図)では、炊飯ヒータ
をオンとする。次に、ステツプ73において、S≦
10秒であるか否かを判定し、更に次のステツプ74
で10秒<S≦20秒であるか否かを判定する。この
判定により炊飯ヒータをオンとしてフル通電する
通電時間を、時間積算の値(S)に応じて設定し
た時間とし、ふきこぼれや炊き不足のない加熱量
により炊き上げを行う通電制御を行う。ステツプ
73においてS≦10秒であることが判定されると、
ステツプ76で250秒が経過するまで炊飯ヒータを
オンとして、通電を継続する。250秒の通電が終
了すると、ステツプ77に進む。
また、S≦10秒でない場合には、次のステツプ
74において10秒<S≦20秒であることが判定され
ると、ステツプ75で100秒が経過するまで炊飯ヒ
ータをオンとして、通電を継続する。100秒の通
電が終了すると、ステツプ77に進む。20秒<Sで
ある場合には、炊飯ヒータの通電制御は行わず
に、直ちに次のステツプ77に進む。これらの一連
のステツプ72〜ステツプ76の処理により判定した
炊飯容量に応じた時間のフル通電の加熱を行う。
次に進むステツプ77においては、炊飯ヒータを
オフとし、次のステツプ78で120秒が経過したか
否かを判定する。120秒が経過するまでステツプ
77の炊飯ヒータをオフとする処理を継続する。
120秒が経過すると、次に、第7c図のステツプ
79に進む。
このように、おかゆ炊飯制御においては、炊飯
容量の判定を行い、判定した炊飯容量に応じた時
間のフル通電の加熱を行い、ふきあがりのない加
熱を行うように通電制御を行うようにしている
が、おかゆ炊飯の場合には、米の量が少なく、水
の量が多いので、正確に炊飯容量を判定できず、
判定した炊飯容量にバラツキが生ずることがあ
る。このため、ふきこぼれが生じないように、こ
こでは、予め設定した沸騰近傍温度の95℃までの
炊き上げを行う。
すなわち、ステツプ79において、炊飯ヒータを
フル通電し、次にステツプ80において95℃となつ
たか否かを判定する。95℃以下である場合には、
ステツプ79に戻り、炊飯ヒータのフル通電を継続
して行う。95℃を越えると炊き上げを終了して、
ステツプ81において炊飯ヒータをオフとして、次
のステツプ82において、100℃以下であるか否か
を判定して、基準温度となる100℃を越えている
ことを確認する。
炊飯鍋の温度が100℃となつておらず、ステツ
プ82で100℃以下と判定されると、ステツプ83に
進み、炊飯ヒータを10/14でオンとする加熱を行
い、次のステツプ84において、20秒が経過したか
否かを判定する。20秒が経過していないと、ステ
ツプ83に戻つて、炊飯ヒータを10/14でオンとす
る加熱を継続して行う。20秒が経過すると、次に
ステツプ85で、100℃以下であるか否かを判定す
る。この判定で100℃以下であれば、再びステツ
プ83に戻り、ステツプ83からの処理を行つて、炊
飯ヒータを10/14でオンとする20秒間の加熱処理
の何回かを繰り返し行い、100℃となつたか否か
を判定する。ステツプ85において、100℃を越え
たことが判定されると、ステツプ81に戻つて、再
びステツプ81から処理を行う。
一方、ステツプ82で100℃を越えたことが判定
されると、次にステツプ86に進み、110秒が経過
したか否かを判定する。110秒が経過するまでは、
再びステツプ81に戻り、ステツプ81からの処理を
行う。
このようにして、110秒が経過する間までに基
準温度の100℃に達していることが確認できると、
次に、ステツプ87に進み、おかゆ炊飯の規定時間
となる1200秒タイマをスタートさせる。そして、
ステツプ88において、炊飯ヒータを2/14でオンと
し、次のステツプ89で保温ヒータを12/14でオン
とする弱い加熱の通電制御を行い、ステツプ89に
おいて300秒の時間が経過したか否かを判定する。
300秒が経過するまでは、そのまま次にステツプ
92に進み、ステツプ92で1200秒の時間が経過した
か否かを判定する。1200秒が経過していなけれ
ば、再びステツプ88からの弱加熱の通電制御を継
続して行い、ステツプ88〜ステツプ92の間の1200
秒の間の弱加熱の通電制御を継続して行う。
この間、ステツプ90において、300秒が経過し
たことが判定されると、300秒が経過した後はス
テツプ91の処理が加わり、ステツプ91の処理で肩
ヒータを14/14でオンとする加熱を更に加えて、
1200秒の間の弱加熱を通電制御の継続を行う。
このようにして、1200秒の間、弱加熱を通電制
御の継続を行い、1200秒の間の加熱の通電制御が
終了すると、ステツプ93に進み、炊飯ヒータをオ
フとする処理を行い、更に、ステツプ94におい
て、保温ヒータをオフとする処理を行う。これに
より、おかゆ炊飯の炊飯制御の処理を終了して、
次のむらし工程に移行する。ここで注意すべきこ
とは、1200秒タイマのスタートの後の300秒の経
過の後は、肩ヒータを14/14でオンとする加熱制
御は継続して行なわれている。
このように、おかゆ炊飯制御においては、炊飯
容量の判定(合数判定)を行ない、判定した炊飯
容量に応じて、沸騰近傍温度までの炊き上げを行
い、所定時間の経過の後に基準温度の100℃を判
定できると、加熱電力を低下して、規定時間の
1200秒の時間の弱加熱を継続する炊飯制御を行
い、おかゆ炊飯を行う。この弱加熱の炊飯制御
は、300秒の経過の後は肩ヒータの加熱を加えて
行う。
第8図は、このようなおかゆ炊飯制御を行つた
場合の鍋の温度変化を示している。第8図に示す
ように、おかゆ炊飯制御は、合数判定を含む炊き
上げ工程の終了の後、所定のt1時間の経過後で基
準温度を検出した状態の後に、規定時間の1200秒
タイマをスタートさせて、弱加熱の通電制御を継
続して行う。弱加熱の通電制御は、1200秒タイマ
のスタートの後に開始するが、所定時間のt2時間
(300秒間)が経過するまでは、炊飯ヒータ2/14で
の通電および保温ヒータ12/14での通電を行うが、
t2時間の経過後は、炊飯ヒータ2/14での通電およ
び保温ヒータ12/14での通電に加えて、更に、肩
ヒータ14/14での通電を加えて、弱加熱の加熱制
御を行い、おかゆ炊飯を行う。これにより、炊飯
容量の判定のバラツキにより、炊き上げの制御が
適切に行えない場合であつても、規定時間の弱加
熱を継続する場合において、ふきこぼれのない、
おかゆ炊飯制御を行うことができる。すなわち、
おかゆ炊飯制御を行う場合、肩ヒータの通電制御
で更に加える加熱量だけ、底部における炊飯ヒー
タの通電制御による加熱量および側部における保
温ヒータの通電制御による加熱量を予め減らすこ
とができ、ふきこぼれを防ぐことができる。ま
た、肩ヒータを通電し肩リングを加熱して肩リン
グに密着する鍋蓋の温度を上げて、ふきこぼれが
生じても蒸発させてしまうことができ、ふきこぼ
れ防止を効果のあるものとすることができる。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明
したが、本発明は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲において
種々変更可能であることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明の炊飯ジヤーに
おいては、おかゆ炊飯の弱加熱の加熱制御である
とろ火工程に入つてから、肩ヒータに通電を行う
ので、ふきこぼれを防いで規定時間の弱加熱の通
電制御を行い、おかゆ炊飯を行う。このため、炊
飯容量判定を誤つても、また、炊飯容量の判定を
行なわくても、ふきこぼれがなく、炊き上がりの
良いおかゆ炊飯を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかる炊飯ジヤ
ーの断面図、第2図は、機能選択操作ユニツトの
パネル面を示す正面図、第3図は、マイクロコン
ピユータを用いた制御ユニツトの要部の構成を示
すブロツク図、第4図は、マイクロコンピユータ
の全体の制御の流れの概略を示すフローチヤー
ト、第5図は、マイクロコンピユータの制御によ
り通常の炊飯工程の制御を行つた場合の内鍋の温
度変化を示す炊飯温度カーブの一例を示す図、第
6図は、おかゆ炊飯制御を行つた場合の内鍋の温
度変化を示す炊飯温度カーブの一例を示す図であ
る。第7a図、第7b図、および第7c図は、マ
イクロコンピユータ制御によるおかゆ炊飯制御の
制御動作の一実施例を示すフローチヤート、第8
図は、おかゆ炊飯制御を行つた場合の内鍋の温度
変化を示す炊飯温度カーブの一例を示す図であ
る。 図中、1……炊飯器本体、2……蓋部、3……
本体部、4……内鍋、4a……鍋蓋、5……内鍋
収納容器、6……炊飯ヒータ、7……肩リング、
8……肩ヒータ、9……保温ヒータ、10……制
御ユニツト、11……機能表示選択操作ユニツ
ト、12……文字表示器、13……操作キースイ
ツチ、14……状態表示部、15……商用交流電
源、16……温度ヒユーズ、17……リレー、1
8,19a,19b……トライアツク、20……
マイクロコンピユータ、21……時計機構、22
……ブザー、25……温度センサ(蓋センサ)、
29……温度センサ(底センサ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炊飯鍋と、炊飯鍋の底部に配設した底部炊飯
    ヒータと、炊飯鍋の肩部に配設した肩部保温ヒー
    タと、第1設定温度で行う吸水工程制御、第2設
    定温度までのフル通電工程制御、炊飯容量判定工
    程制御、判定した炊飯容量に応じて炊き上げを行
    う炊き上げ工程制御、および沸騰近傍で弱加熱を
    所定時間接続する炊飯工程制御のおかゆ炊飯制御
    シーケンスを順次に行い、おかゆ炊飯制御を行う
    マイクロコンピユータ制御器とを備える炊飯ジヤ
    ーであつて、マイクロコンピユータ制御器は、沸
    騰近傍で弱加熱を所定時間接続する炊飯工程制御
    を、一定時間の底部炊飯ヒータのみの通電制御の
    後に肩部保温ヒータの通電制御を加えて、弱加熱
    で所定時間接続する通電制御を行うことを特徴と
    する炊飯ジヤー。
JP28456990A 1990-10-22 1990-10-22 炊飯ジャー Granted JPH04158815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28456990A JPH04158815A (ja) 1990-10-22 1990-10-22 炊飯ジャー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28456990A JPH04158815A (ja) 1990-10-22 1990-10-22 炊飯ジャー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04158815A JPH04158815A (ja) 1992-06-01
JPH0556962B2 true JPH0556962B2 (ja) 1993-08-20

Family

ID=17680166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28456990A Granted JPH04158815A (ja) 1990-10-22 1990-10-22 炊飯ジャー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04158815A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4797791B2 (ja) * 2005-06-30 2011-10-19 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置及び電子機器
JP4797803B2 (ja) * 2005-06-30 2011-10-19 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04158815A (ja) 1992-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6135844B2 (ja)
JPH0560730B2 (ja)
JPH0556962B2 (ja)
JP2887706B2 (ja) タイマーセット付炊飯ジャー及び吸水工程条件設定方法
JPH064850Y2 (ja) 炊飯器
JPH0556963B2 (ja)
JP2936212B2 (ja) 炊飯ジャー
KR930006562B1 (ko) 음식물의 조리방법 및 장치
JP2670720B2 (ja) 炊飯ジャー
JPH062099B2 (ja) 炊飯ジャー
JPH03202021A (ja) 炊飯ジャー
JP2742844B2 (ja) 炊飯ジャー及び炊飯容量判定方法
JPH03114416A (ja) おかゆ炊飯ジャー
JPH03261422A (ja) 炊飯ジャー
JPH0632011Y2 (ja) 炊飯器
JPH064853Y2 (ja) 炊飯器
JPH0221822A (ja) 電気調理器
JPH064050B2 (ja) 炊飯ジャー
JP2794685B2 (ja) 炊飯器
JP3826070B2 (ja) 炊飯器
JPH0549532A (ja) 炊飯ジヤー
JPH034814A (ja) 炊飯保温ジャー
JP2870491B2 (ja) 炊飯器
JP2794686B2 (ja) 炊飯器
JPH0363016A (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees