JP2005000486A - 炊飯器 - Google Patents

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Masaki Yura
政樹 由良
Motomichi Mishima
基道 三島
Katsunori Zaizen
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【課題】加水比による飯の食感を報知することにより、使用者が食感を確認しながら水加減を行えるので使用者の望ましい食感を実現し、炊飯性能を向上させることができる炊飯器を提供する。
【解決手段】鍋に投入された米量と水量を検知する重量検知手段8と、加水比を演算する水加減検知手段とによる飯の食感を表示する食感報知手段とを設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は米、水等の重量を計測できる炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、米および水の重量を計測できる炊飯器として、本体または内鍋の重量を検知し、米の重量(米量や炊飯量ともいう)に対して適正な水の重量(水量ともいう)であるかを判定し、結果を表示することにより、米の重量と水の重量の割合(加水比や水加減ともいう)を安定させるものがある。このような炊飯器では、米と水の重量から炊飯量を検知し、炊飯開始とともに炊飯量により最適な電力を鍋加熱手段に供給し、鍋の温度と火力を制御すること(火加減ともいう)により、飯を炊飯する運転プログラム(炊飯シーケンスともいう)を行う。だれでも簡単に飯が炊けるので、使い勝手がよいうえに炊飯性能も安定している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他の炊飯器として、飯の炊き上がり状態を使用者が判定して入力することで、使用者の所望により、飯の硬さを硬めあるいは柔らかめに調整でき、白米の種類等の微妙な変化にも対応して炊飯を行うことができる炊飯器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第1543891号公報
【特許文献2】
特開平5−115359号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のような従来構成では、米量と水量の割合を一定にして炊飯するので、飯の食感は安定するものの、使用者が所望する食感であるとは限らない。そこで、使用者が鍋の水位線に対して、目分量で水量を多め、あるいは少なめにすることで加水比を調整するとしても、このような方法では炊飯のたびに加水比が異なるので、食感は安定しない。したがって、必ずしも使用者が所望する食感で炊き上がらない。
【0006】
また、使用者により複数の炊飯条件のいずれかが変動することで、例えば、炊飯の準備としての米とぎ作業の方法、その後の水切り時間あるいは浸漬時間などは、ほぼ一定の手順があるとしても、水温、米とぎの回数や時間が異なることで、米の炊飯条件は千差万別である。さらに米は、季節や精米後の保存日数により、含水率や物性が変化する。このように、炊飯条件は変化するので、炊飯器が米と水の重量を検知し、水加減を一定にしても、飯の炊き上がり状態は変動する。すなわち使用者が所望する食感の飯がいつも得られるとは限らない。
【0007】
以後、食感とは、主として飯の硬さ、粘り等による食味を総合的に表したものとして使用する。同様に、炊飯条件とは、炊飯シーケンスにおける米、水加減、火加減など、炊飯性能に関連する複数の要因のこととして使用する。
【0008】
また、特許文献2のような従来構成では、使用者が飯の炊き上がり状態を調整する手段として、ヒーターの加熱量や炊き上がりの温度を調整することが提案されているが、重要な炊飯条件である米と水の量の割合が一定でないので、水加減のばらつきにより飯の炊き上がり状態は変動し、所望の食感を安定して得ることが困難である。
【0009】
さらに、これらを単純に組合せるのみでは、水加減が一定であるから、飯の炊き上がりは安定するものの、火加減で調整される飯の食感の調整範囲が小さいので、必ずしも使用者の所望する食感にならない。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加水比による飯の食感を報知するので、使用者が食感を確認しながら水加減を行え、所望する食感の飯が炊ける炊飯器を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、鍋に投入される米量と水量を検知する重量検知手段と、前記重量検知手段の検知結果を記録する重量記録手段と、前記重量記録手段の記録重量から加水比を演算する水加減検知手段と、前記加水比による飯の食感を報知する食感報知手段を設けたものである。水加減検知手段は重量検知手段により得られた重量記録手段の記録重量から、鍋の米量と水量を算出し、加水比を演算する。食感報知手段は水加減検知手段が算定した加水比により飯の食感を推定し、炊飯運転の開始前に飯の食感を表示する。使用者は食感報知手段の報知を確認しながら水加減を行うことができるので、所望の食感の飯に炊き上がる。
【0012】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、鍋と、前記鍋に投入される米量と水量を検知する重量検知手段と、前記重量検知手段の検知結果を記録する重量記録手段と、前記重量記録手段の記録重量から加水比を演算する水加減検知手段と、前記加水比による飯の食感を報知する食感報知手段と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋加熱手段を制御する制御手段とを設けた炊飯器であり、水加減検知手段は重量検知手段により得られた重量記録手段の記録重量から、鍋の米量と水量を算出し、加水比を演算する。食感報知手段は加水比により飯の食感を推定し、炊飯運転の開始前に飯の食感を表示する。使用者は食感報知手段の報知内容を確認しながら水加減を行うことができるので、所望の食感の飯に炊き上がり、炊飯性能が向上する。
【0013】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の水加減検知手段は、炊飯開始スイッチを備え、炊飯開始スイッチに入力されるまで演算を繰り返す。使用者は炊飯運転の開始直前まで、その内容を確認できる。そのため、食感の変更も炊飯直前まで可能であり、使用者が今回の炊飯で必要とする食感の飯に炊飯できる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項1または2に記載の炊飯器に、米の種類を設定する米種設定手段を設け、前記米種設定手段は食感報知手段により報知する食感を補正するものであり、食感報知手段はいろいろな銘柄の米において食感を報知するので、使用者の望む食感が得られる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1または3に記載の炊飯器に、カレンダー時計と、前記カレンダー時計の日情報に基づいて米の含水率を演算する米含水率推定手段を設け、前記米含水率推定手段は食感報知手段により報知する食感を補正するものであり、食感報知手段は季節によって米質が変化することを補正して報知するので、使用者の望む食感が得られる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項1から4のいずれか1項に記載の炊飯器に、蒸気発生手段と、蒸気加熱手段を設けたことで、食感報知手段が報知する食感により制御手段は前記蒸気発生手段と前記蒸気加熱手段の動作を制御するものであり、より報知する食感に近い炊き上げを行う。
【0017】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1から5のいずれか1項に記載の炊飯器に、米量を計量する米計量手段を設けたものであり、重量検知手段および水加減検知手段により、加水量を算定すればよい。また、米量が米の計量カップ単位でなく、中間の任意の米量において、加水比を演算することができる。いろいろな炊飯量に対して、食感を報知して、望む食感が得られる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項6記載の炊飯器に、米計量手段は計量を指示入力する米計量ボタンを有する重量検知手段であるものであり、米専用の計量手段を設けず、単一の計量機構で、任意の米量を計測することができる。水加減検知手段はその米量に対する加水比を演算し、食感報知手段が加水比による食感を報知するので、使用者は米計量ボタンを操作すれば、任意の炊飯量で食感を報知して、望む食感が得られる。
【0019】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項7記載の炊飯器に、無洗米を炊飯する無洗米炊飯コースを設け、前記無洗米炊飯コースを選択する無洗米炊飯コース選択手段を米計量ボタンとするものである。鍋をセットし、無洗米を投入後、米計量ボタンにより米量を検知するので、続いて、加水すれば、食感を報知するので、簡単に誰でも望む食感が得られる。
【0020】
請求項9に記載の発明は、特に、請求項1から8のいずれか1項に記載の炊飯器に、重量記録手段の記録重量から米の浸漬時間を検知する浸漬検知手段を設けたものである。重量検知手段が検知し、重量記録手段が記録した重量より、米の浸漬時間を検知するので、浸漬時間の長短により、鍋加熱手段の動作を制御することで、浸漬時間に応じた適正な鍋の加熱すなわち炊飯が行え、報知した食感との差が少ない飯が得られる。
【0021】
請求項10に記載の発明は、特に、請求項9記載の炊飯器に、浸漬検知手段が検知した浸漬時間により炊飯開始を報知する炊飯開始報知手段を設けたものである。浸漬時間が予め設定された時間を経過すると、炊飯開始報知手段が炊飯開始の必要性を報知するので、食感報知手段が報知した食感に対し、浸漬時間の影響により食感が実現しないことを防止できる。いつも報知した食感の飯が得られる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
(実施例1)
本発明の実施例1における炊飯器ついて、図1〜図4を用いて説明する。
【0024】
図1において、炊飯器1には、米と水を投入し、飯を炊き上げる鍋2が着脱自在に収納されている。鍋2には、米計量のカップ数を単位として、米量に応じた適切な水量を示す水位線2aが、その内面に表示されている。鍋2の下方には、鍋加熱手段として鍋2を誘導加熱する鍋加熱コイル3が設けられている。4は底温度センサーで、鍋2の底面と当接するよう構成されている。制御手段5は炊飯器1の動作を制御するものである。
【0025】
また、蓋6が炊飯器1の後部のヒンジ部に設けたヒンジ軸(図示は省略)にて軸支され、鍋2の開口部を開閉自在に覆っている。蓋6には、加熱板7と、蓋加熱手段として加熱板7を誘導加熱する蓋加熱コイル(図示は省略)が設けられている。加熱板7は加熱板蒸気口7aを有しており、蓋6の天面には加熱板蒸気口7aと連通する蓋蒸気口6aが設けられている。
【0026】
また、重量検知手段8は、炊飯器1の鍋2、蓋6および鍋2に投入された米や水の重量を支持する本体1aの重量を検知するものであり、重量記録手段(図示は省略)により重量検知手段8の検知結果が記録される。水加減検知手段(図示は省略)は、この記録重量の変化より、投入された米量および水量を検知し、米量がカップ数単位であることを前提として、加水比を演算する。なお、重量検知の構成としては、ひずみゲージ式、静電容量式など、実現手段は公知であり、説明を省略する。もちろん、米量を計測する場合は鍋2や本体1aの重量を含み、水量を計測する場合はさらに米量も重量検知手段8に加えられるものであるが、制御手段5がそれぞれ余分な重量をキャンセルし、米量と水量を計測することは、公知の技術で実現可能であり、説明を省略する。
【0027】
また、操作部9には、食感報知手段10が配置されており、水加減検知手段が演算した水加減により、飯の食感を報知する。使用者は操作部9を操作することにより、炊飯器1の運転方法を設定し、運転開始するものである。操作部9には、食感報知手段10のほかに、白米、おかゆ、炊き込み飯などと運転コースを設定するコース設定手段や、米の銘柄を入力する米種設定手段11が設けてあり、制御手段5との間でこれらの設定情報を伝達する。
【0028】
次に、上記構成において動作を説明する。図4に、普通に白米を炊飯する場合の動作を示す。図4の※印は、使用者の作業を示す。なお、以下の図6、7、11等においても、※印は、使用者の作業を示す。
【0029】
電源投入後、計量機能付き米びつあるいは専用カップで計量された米を鍋2に投入し、洗米する。投入した米量にあわせた水位線2aまで、水を鍋2に入れ、鍋2を本体1aにセットする。この時点で、制御手段5は重量検知手段8により本体1aの重量を測定し、重量記録手段でその重量を記録する。
【0030】
制御手段5、特に水加減検知手段は、図5に示すように、予め記憶されたカップ数単位の米量と、水を加えた全体重量の標準的な関係から、鍋2に投入された米量を推定する。次に水加減検知手段は、全体重量を米量と水量に分割し、加水比を演算する。加水比が標準的な比率よりも多い場合には飯がやわらかめとなり、少ない場合には飯がかためとなるので、食感報知手段10は、飯の食感を複数の段階に分類して表示する。
【0031】
この段階で、使用者の所望とする食感でなければ、食感報知手段10の表示を見ながら、適宜、水加減をして、飯の食感を変更することが可能である。この水加減は炊飯開始スイッチ(図3では、「炊飯スタート」のボタン)を操作するまで、いつでも行える。
【0032】
引続き、炊飯開始スイッチを操作すると、制御手段5が炊飯開始スイッチよりの入力を受け、炊飯工程を実行する。また、底温度センサー4は鍋2の底面の温度を検知し、制御手段5へと検知結果を送る。底温度センサー4よりの検知結果に基づき、制御手段5は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分された炊飯工程のそれぞれにおいて、米と水の重量および水加減に応じて、鍋2の内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間に維持されるよう、鍋加熱コイル3や蓋加熱コイルへの通電量を制御する。すなわち、鍋加熱コイル3は制御手段5より供給される電流で誘導加熱により鍋2の底面を発熱させる。同様に、蓋加熱コイルも制御部5より供給される電流で誘導加熱により加熱板7を発熱させて、飯を炊き上げる。
【0033】
炊飯の各工程での炊飯器1の動作を簡単に説明する。
【0034】
まず、浸水工程では米の糊化が開始しない温度まで米と水の温度が上昇するように鍋加熱コイル3を通電し鍋2を発熱させ、米の吸水を行う。次に、炊き上げ工程では、鍋加熱コイル3で鍋2の底面を発熱させるとともに、蓋加熱コイルで加熱板7を発熱させ、鍋2全体を包み込むように加熱する。鍋2全体をすばやく均一に加熱し、むらなく米澱粉の糊化を促進する。最後に、蒸らし工程では鍋加熱コイル3が鍋2の底面の飯が乾燥したり焦げたりしない程度に鍋2の底面を発熱させると共に、蓋加熱コイルは加熱板7に露が着かない程度に加熱板7を発熱させ、飯が芯まで糊化するように、鍋2全体すなわち飯を高温の状態に保つことで、米澱粉の糊化を進行させる熱エネルギーを供給し、飯の糊化を促進し、飯の硬さ、粘り、甘味などが所定の食感の飯に炊き上げる。
【0035】
特に、本実施例は、従来から一般的である鍋2の内面の水位線に合わせての水加減であるので、水量を合わせるという操作は従来と同様で、比較的簡単である。しかしながら、水位線での水加減は、炊飯量の大小にもよるものの、水位線に対する目視誤差が2mmあれば少なくとも5%から15%は過不足を生ずるものであり、慎重に合わせても、多少はばらつく。しかも、計量機能付き米びつあるいは米計量専用カップで計量された米量は比較的一定量であるが、水加減としてはかなり変動するものと言わざるを得ない。本実施例はこのような加水比を検知したうえで、炊飯シーケンスを再設定しているので、所望の食感に近いものが得られる。また、重量検知手段8の精度は重量検知の構成によるものの、体重計や料理ばかりで実用される公知の技術で、炊飯器としては高精度となる5%以下の計量精度を得ることが可能であり、説明を省略する。
【0036】
なお、図6に他の運転方法として、米種設定手段11にて米の銘柄を指定した場合の運転方法を示す。米種設定手段11は、入力された米の銘柄ごとに設定された加水比における食感により、食感報知手段10により報知する食感を補正するものである。食感報知手段10はいろいろな銘柄の米において食感を報知するので、銘柄が変わっても、使用者の望む食感が得られる。
【0037】
なお、図7に他の運転方法として、制御手段5がカレンダー時計と、このカレンダー時計の日情報に基づいて米の含水率を演算する米含水率推定手段(図示省略)を有する場合の運転方法を示す。米含水率推定手段は米の含水率ごとに設定された加水比における食感により、食感報知手段10により報知する食感を補正するものである。食感報知手段10は季節によって米質が変化することを補正して報知するので、年間を通じて、使用者の望む食感が得られる。
【0038】
(実施例2)
本発明の第2の実施例について、図8および図9を用いて説明する。鍋2、鍋加熱コイル3等の主要構成は実施例1と同様で、説明を省略するが、鍋2に高温蒸気を投入する蒸気構成を備え、それに伴って制御手段5が行う運転方法が異なるので、その点を中心に説明する。
【0039】
第1に、蒸気構成として蒸気発生手段と蒸気加熱手段とで100℃を超える高温蒸気を鍋2に投入する構成を備えており、それぞれ説明する。
【0040】
まず、鍋2内へ供給する蒸気を発生する蒸気発生手段として、水タンク15と、水タンク15を誘導加熱する水タンク加熱コイル16と、水を入れるための給水口15aを有しており、これらは蓋6より下方位置に配置されている。この水タンク15は、後部の水タンク収納扉15bを開放することにより、炊飯器1から脱着できる構造であり、給水口15aより水タンク14に水を入れることができる。
【0041】
次に、水タンク15より発生する蒸気を加熱し、高温蒸気を生成する蒸気加熱手段として線状発熱体であるヒーター17が、水タンク15と連通し蒸気を鍋2内に投入する蒸気通路18の外側に配置されている。ヒーター17は、蒸気通路18の全周囲から内部を所定の流速で通過する蒸気を加熱するので、加熱エネルギーの無駄が少ない。さらに、この蒸気通路18およびヒーター17を断熱カバー(図示は省略)が覆い、蓋6の内部に収納されているので、無駄な放熱が少なく、小さい消費電力の線状発熱体でもって、蒸気を高温蒸気することができる。ことで、線状発熱体は外形が細いもので良いので、蓋6の厚さを大きくしたり、炊飯器1全体を殆ど大きくしたりすることなく、蒸気加熱手段を蓋6に構成することができている。
【0042】
なお、一般的な電熱線と絶縁材料で形成された線状発熱体を蒸気通路18に密着して取り付けて効率よく加熱するためには、管状の蒸気通路18においては、その表面に螺旋状に巻き付けることでよいが、蒸気通路18の形状および具体的な取付け方法はこれに限定されるものではない。
【0043】
また、蒸気加熱手段としてヒーター17を設けたが、蒸気通路18を誘導加熱により発熱させ、蒸気を加熱する蒸気通路加熱コイルを蒸気加熱手段として設けてもよいものである。
【0044】
第2に、制御手段5が行う運転方法について説明する。本実施例では、制御手段5は、図10に示すように、蒸らし工程で蒸気加熱手段における蒸気通路18の温度が100℃に到達した時点(図におけるK1点)以後に、蒸気発生手段として水タンク加熱コイル16を作動させ、水タンク14の水温を100℃(図におけるH1点)まで加熱するものであり、発生した蒸気は100℃以上に予熱した蒸気通路18にて高温蒸気に加熱される。したがって、水タンク14にて発生する蒸気が低温度で、蒸気通路18を通過して、鍋2に投入されることが殆どない。このようにして、米澱粉の糊化を安定して促進することにより、飯の食感を変更する。
【0045】
制御手段5は食感報知手段10からの信号により、上述のように蒸気発生手段と蒸気加熱手段を作動させて、望ましい食感の飯に炊き上げるものである。さらには、蒸気発生手段および蒸気加熱手段の通電量を制御し、鍋2に投入される高温蒸気の温度、投入時間および投入量を制御し、飯の粘り、甘みなどの強さを調整し食感を変更するものである。
【0046】
なお、他の運転方法として、蒸気加熱手段における蒸気通路18の温度上昇の速さがほぼ一定であって、制御手段5がK1点の到達時間を予測できるときには、蒸気発生手段を蒸気通路18の温度がK1点に到達する前に、先行して動作させて、水タンク14の水温をH1点まで上昇させてもよいものである。この場合、高温蒸気の得られるまでの時間が短時間になり、飯をより長時間、高温に保持することができて、糊化が促進されるので、より粘りと甘みを強調した食感を得るものである。
【0047】
ただし、上記いずれの運転方法においても、K1点がH1点に先行すること、言い換えると、蒸気加熱手段における蒸気通路18が100℃以上に予熱されてから、蒸気が供給されるように制御する点で同様である。
【0048】
また、水タンク14および蒸気通路18は浸水工程、炊き上げ工程で徐々に温度上昇させている。これにより、蒸気発生手段と蒸気加熱手段の電力が小さいもので、蒸らし工程の必要なタイミングで高温蒸気を得ることができていることは明白である。
【0049】
また、実施例2では、鍋2の内部空間に高温蒸気を送り込むので、むらなく鍋2全体に高温蒸気が行きわたり、鍋2全体の飯の食味を均一に向上させる。例えば、蒸気発生手段が少なくとも1分当りで数ミリリットルの水を蒸気にするとして、蒸気の状態では鍋2の内部空間2b、最大でも鍋2の容積に比べて、大きい体積に膨張するから、高温蒸気が内部空間に充満することは明白である。
【0050】
また、特に炊飯量によって、鍋2の内部空間の空間高さが大幅に異なるが、高温蒸気は速やかに内部空間に充満する。したがって、最小から最大までいずれの炊飯量においても、飯の糊化を促進して、よりおいしく炊き上げる。しかも、高温蒸気の投入条件により、粘り、甘みを強調し、飯の食感を変更し、望ましい食感を得るものである。
【0051】
また、実施例2では、炊飯工程における米澱粉の糊化を中心に効果を説明したが、炊飯工程に加えて、その後の保温工程で高温蒸気を投入してもよい。この場合は、炊飯工程で十分に糊化した飯に対し、保温工程で低下した飯の温度を高め、乾燥した飯の表面には蒸気から凝縮した水が付着し、飯が有する保温臭さも除去するという効果により、望ましい食感を得るものである。
【0052】
なお、実施例において、各加熱手段は、それぞれを独立した加熱手段として構成しているが、鍋、加熱板、水タンク、蒸気通路の配置および形状によっては、いくつかを兼用することもできる。例えば、水タンク加熱コイル16は水タンク15を加熱すると共に、鍋2を加熱することにも寄与している。また特に、蓋加熱コイルで蒸気通路18を加熱する構成とすることも可能であり、このような共通化をおこなうことで、よりシンプルで、安価な構成で、飯の食感を変更し、より望ましい食感にすることで、炊飯性能を向上することもできる。
【0053】
なお、実施例2において、蒸気発生手段の水タンク15は長期間使用すると給水した水が含む硬水成分(水垢)が付着するので、ときどき付着した硬水成分を除去する必要があるが、水タンク15は炊飯器1から簡単に取り外すことができる。また、水タンク15の上部の給水口15aは、下部の水タンク14とは分離できて、内部に堆積した硬水成分をブラシで除去でき、お手入れしやすい。また、クエン酸などの洗浄効果のある薬剤を投与してお手入れすることも簡単にできる。もちろん、上部の蒸気加熱手段、特にその内部の蒸気通路18への硬水成分の堆積はなく、通常はメンテナンスが不要である。
【0054】
なお、実施例2において、水タンク15の着脱部が、鍋2の後方で水タンク収納扉15bを開放して、給水口15aを接続する構造であるので、鍋2から飯を茶碗に入れたり、鍋2を出し入れしたりする時に、誤って飯粒や、異物が侵入するのも防止できる。
【0055】
(実施例3)
本発明の第3の実施例について、図10〜図12を用いて、説明する。実施例3においては、米計量手段として、米量を計量する指示入力する米計量ボタン20を有する重量検知手段8を設けている。その他の構成は実施例1から実施例2のいずれかと同様であるので、説明を省略し、米計量ボタン20の動作を中心に説明する。
【0056】
使用者がこの炊飯器1を使用する場合は、電源投入後、鍋2を本体1aにセットし、米を投入し、操作部9の米計量ボタン20を操作する。重量検知手段8は本体1a、鍋2の重量を差し引いた米量を検知し、重量記録手段に記録される。この米量は米計量専用カップのカップ数に換算されて、操作部9の炊飯設定に小数点第1位まで表示される。そこで使用者は鍋2を取出して、洗米し、再び鍋2を装着する。
【0057】
次に米量に合わせて、鍋2の水位線を目安に、水を投入する。鍋2の装着を検知すると、重量検知手段8は水量を検知する。水加減検知手段は米量と水量より加水比を演算し、食感報知手段10は加水比による食感を報知する。その後の、炊飯動作は上記実施例と同様であり、説明を省略する。
【0058】
本実施例は、他の実施例と異なり、米量が米の計量カップ単位でなく、中間の任意の米量において、加水比を演算することができる。すなわち、いろいろな炊飯量に対して、食感を報知して、使用者の望む食感が得られる。
【0059】
また、重量検知手段8による計量を指示する米計量ボタン20を米計量手段として設けたものであり、米専用の計量手段が不要であり、単一の計量機構で検知することができる。すなわち、本体1aとして、大型化しないので、機器設置の自由度は高い。
【0060】
なお、米量を計量する米計量手段として、重量検知手段8とは別に設けてもよいものであり、重量検知手段8は水量のみを検知し、水加減検知手段により加水量を算定すればよい。このようにすれば、実施例のような、本体1aおよび鍋2の重量を検知する重量検知手段8に限定されず、鍋2に供給する水量を給水量より検知することも可能であり、水道や他の給水手段から給水するものであってもよい。また、米計量手段としては、米を容積で計量する米計量手段であっても良いし、重量検知手段8とは別に重量で計量する専用の米計量手段、「はかり」であっても良い。
【0061】
なおまた、炊飯器1に無洗米を炊飯する無洗米炊飯コースを設け、無洗米炊飯コースを選択する無洗米炊飯コース選択手段を米計量ボタンとしてもよいものである。すなわち、一例とすれば、本実施例の米計量ボタン20を「無洗米計量」と表示すれば、次のように使用できて、極めて簡便な炊飯器1とすることができる。
【0062】
使用者は、鍋2をセットし、無洗米を投入後、「無洗米計量」なる米計量ボタン20を操作する。重量検知手段8は米量を検知し、操作部9に米量が表示される。そのまま、加水すれば、食感を報知するので、炊飯スタートをすれば、簡単に誰でも望む食感の飯を炊き上げることができる。はじめて炊飯する使用者においても、炊飯量と食感を見ながら、簡単に操作できるものであるので、米量の勘違い、水加減の間違いがなく、所定の炊飯性能を発揮する炊飯器である。
【0063】
すなわち、米が無洗米の場合は、米計量と水計量の中間で行う洗米作業を省略し、鍋2を取出さずに連続して計量して炊飯してもよいので、操作も簡単である。また、必ずしも操作部9に炊飯コースとして無洗米コースを設けても設けなくてもよいものである。
【0064】
なお、米計量ボタンを1個設けているが、「米量」と「水量」の2個のボタンを設けてもよいものある。計量の操作方法は、投入前後のいつ操作するか、ボタンを何個設けるかはいろいろ組合せが可能であり、操作部9の表示や配置はこれに限定するものでない。
【0065】
なお、従来は水位線による水加減を行うので、炊飯量は米計量専用カップで1カップを単位として数える。したがって、2.3カップのような中間量での炊飯は行えなかった。やむを得ず行うとすれば、使用者は水量を水位線の中間位置に目分量で合わせることになり、このような方法では、水加減のばらつきが大きいために、食感は一定しないものであった。一方、本実施例では米計量手段20があることで、使用者は任意の米量に対して、食感が報知される。すなわち、所望の食感のために最適な水加減が確実に行える。
【0066】
(実施例4)
本発明の第4の実施例について、図13〜図15を用いて説明する。制御手段5は重量検知手段8からの検知結果に基づき、米の浸漬時間を検知する浸漬検知手段(図示は省略)を備えている。その他の構成は実施例1と同じであるので、説明を省略する。
【0067】
浸漬検知手段を備えた制御手段5の動作を中心に説明する。
【0068】
電源投入後、使用者が鍋2に米と水を投入すると、実施例1で説明したように米量と水量が重量記録手段に記録される。この時点で、重量検知手段8からの検知結果により、制御手段5は米が浸漬されていると判断できる。制御手段5は炊飯開始スイッチを操作するまでの時間を米の浸漬時間t0として計測し、浸漬時間記録手段に記録する。
【0069】
そして、使用者が炊飯開始スイッチを操作して、炊飯工程が開始すると、制御手段5は浸漬時間t0により炊飯シーケンスを再設定する。一般的な炊飯器の炊飯シーケンス(図15参照)は、水加減を行った直後にいわゆる浸漬なしで炊飯できるように、浸水工程、炊き上げ工程、蒸らし工程の時間をそれぞれt1、t2、t3と設定している。実施例4においては、浸漬時間t0があることで、炊飯シーケンスの浸水工程t1の時間を短縮し、炊き上げ工程および蒸らし工程を実行する。すなわち、米の吸水状態を制御し、その後の加熱を適切に行うことで、望ましい食感の飯に炊き上げることができる。
【0070】
図13に示すように、浸漬時間が加水比による食感の飯を炊き上げるためには十分である場合に、炊飯開始報知手段(操作部9に設けるが、図示は省略)で、使用者に炊飯開始を報知するものである。米が過剰に浸漬されて、食感が満足しないことを防止して、常に所定の炊飯性能を発揮する。
【0071】
なお、重量検知手段8からの検知結果に基づき、浸水時間の過不足を炊飯後に報知する浸水過不足報知手段を設けてもよい。使用者は実際の炊飯時に浸漬時間が過剰であったか、不足であったかを知らされて、適正な判断を下すことができる。もちろん、夏場に水加減を完了後、炊飯スタートまで長時間放置したことで過剰な浸水があれば、炊飯開始を自動的に行ってもよいものである。
【0072】
なお、上記各実施例において、鍋加熱手段、蓋加熱手段、蒸気発生手段、蒸気加熱手段の各加熱手段は、誘導加熱による発熱を行うためのコイルで構成しているが、ヒーターによる加熱、ガス燃焼による加熱など、熱源は限定しないものである。この場合、鍋、加熱板、水タンク、蒸気通路の材質も非磁性金属材料で構成してもよい。いずれにせよ、鍋、加熱板、水タンク、蒸気通路をそれぞれ、100℃以上に加熱できる熱源であればよい。
【0073】
なお、上記各実施例において、鍋加熱手段、蒸気発生手段、あるいは蒸気加熱手段が温度検知手段を有して、鍋温度制御あるいは蒸気温度制御を、さらにはそれぞれの空焼検知を制御手段5とで行うことや、重量検知手段により鍋や水タンクの装着の有無を判定することも、公知の技術でもあり、詳細な説明は省略した。
【0074】
なお、上記各本実施例において、白米を炊飯するコースに対して食感報知手段を動作させているが、他のコース、例えば、玄米、無洗米の炊飯や予約炊飯で食感報知手段を動作させても同様に望ましい食感を得ることができる。
【0075】
なお、上記各本実施例において、炊飯器1で作れる他のメニューとして、おかゆ、炊きこみごはん、すしめし、茶碗蒸しなどにおいて、食感報知手段を動作させてもよいものである。
【0076】
なお、上記各本実施例において、操作部9において、食感として「やわらかめ」「ふつう」「かため」などと飯の硬さで表示しているが、炊飯器において使用者にとって分かりやすい表現として、水加減水として「やわらかめ」「ふつう」「かため」や、水が「多い」「普通」「少ない」や、水位線に対して「少し上」「ぴったり」「少し下」等の表現を用いてもよいものであり、これらを数値化してデジタル的に表示したり、アナログ的に表現したりしてもよいものであり、実施例に限定するものでない。
【0077】
なお、上記各本実施例において、米と水の計量は電源投入後に行うものであるが、タイマーやカレンダー時計を駆動する内蔵の電源により重量検知手段を動作させ、投入された米量や水量を計量してもよい。
【0078】
なお、上記各本実施例において、重量検知手段8の検知結果により鍋の装着の有無検知に限らず、鍋内の飯の残量を判定し、報知することや、電源を切ることもできる。
【0079】
なお、上記各本実施例において、食感報知手段10は操作部9として制御手段5とは別体に設けられ、それぞれの制御基板を信号線(図示は省略)で接続した構成であるが、これらを一体に設けることや、無線で接続することも実現手段としては公知であり、限定するものではない。また、重量検知手段8や重量記録手段からの信号の接続方法や構成についても同様であり、説明を省略する。
【0080】
なお、上記各本実施例において、重量検知手段8を備えているので、鍋2は炊飯量に対応した水位線を必要としないものの、従来と同様の操作で炊飯を行うため、あるいは水量の目安として水位線を設けたものであっても良いことは言うまでもない。
【0081】
なお、上記各本実施例において、操作部9のボタンの表示あるいは構成に関し、食感報知手段10を硬さ選択ボタンと記したり、水加減報知手段11を水加減お知らせと記したりしているが、使用者にとって分かりやすい表示、構成であればこれに限定するものでないことは言うまでもない。
【0082】
なお、上記各実施例において、制御手段5は重量検知手段8の検知結果より炊飯可能な炊飯量であることを確認できるので、炊飯量として過少であったり、過多であったりすることを未然に防止できることも言うまでもない。これにより、従来の炊飯器では、米量および水量に関して明らかに使用者の勘違いといった場合もあり、例えば米計量カップのカップ数を間違えるなど、水加減の変動幅は大きいために、極端に硬めの飯や柔らかめの飯に炊きあがることもあった点を解消する。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、食感報知手段により、使用者が望む飯の食感を実現し、炊飯性能を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における炊飯器の断面図
【図2】同実施例1の操作部を示す外観図
【図3】同実施例1の操作部を示す平面図
【図4】同実施例1の運転プログラムを示すフローチャート
【図5】同実施例1の米量と全体重量の関係を示すグラフ
【図6】同実施例1の他の運転プログラムを示すフローチャート
【図7】同実施例1の他の運転プログラムを示すフローチャート
【図8】本発明の実施例2における炊飯器の断面図
【図9】同実施例2の鍋の温度変化を示す温度チャート
【図10】本発明の実施例3における炊飯器の操作部を示す平面図
【図11】同実施例3の運転プログラムを示すフローチャート
【図12】同実施例3の他の運転プログラムを示すフローチャート
【図13】本発明の実施例4における炊飯器の運転プログラムを示すフローチャート
【図14】同実施例4の他の運転プログラムを示すフローチャート
【図15】従来の炊飯器の鍋の温度変化を示す温度チャート
【符号の説明】
1 炊飯器
2 鍋
3 鍋加熱コイル(鍋加熱手段)
4 底温度センサー(鍋温度検知手段)
5 制御手段
6 蓋
7 加熱板
8 重量検知手段
9 操作部
10 食感報知手段
11 米種設定手段
15 水タンク
16 水タンク加熱コイル(蒸気発生手段)
17 ヒーター(蒸気加熱手段)
18 蒸気通路
20 米計量ボタン(米計量手段)

Claims (10)

  1. 鍋と、前記鍋に投入される米量と水量を検知する重量検知手段と、前記重量検知手段の検知結果を記録する重量記録手段と、前記重量記録手段の記録重量から加水比を演算する水加減検知手段と、前記加水比における飯の食感を報知する食感報知手段と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋加熱手段を制御する制御手段とを設けた炊飯器。
  2. 水加減検知手段は、炊飯開始スイッチを備え、炊飯開始スイッチに入力されるまで演算を繰り返す請求項1記載の炊飯器。
  3. 米の種類を設定する米種設定手段を設け、前記米種設定手段は食感報知手段により報知する食感を補正する請求項1または2記載の炊飯器。
  4. カレンダー時計と、前記カレンダー時計の日情報に基づいて米の含水率を演算する米含水率推定手段を設け、前記米含水率推定手段は食感報知手段により報知する食感を補正する請求項1から3いずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 蒸気発生手段と、蒸気加熱手段を設け、食感報知手段が報知する食感により制御手段は前記蒸気発生手段と前記蒸気加熱手段の動作を制御する請求項1から4いずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 米量を計量する米計量手段を設けた請求項1から5いずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 米計量手段は計量を指示入力する米計量ボタンを有する重量検知手段である請求項6記載の炊飯器。
  8. 無洗米を炊飯する無洗米炊飯コースを有し、前記無洗米炊飯コースを選択する無洗米炊飯コース選択手段を米計量ボタンとする請求項7記載の炊飯器。
  9. 重量記録手段の記録重量から米の浸漬時間を検知する浸漬検知手段を設けた請求項1から8いずれか1項に記載の炊飯器。
  10. 浸漬検知手段が検知した浸漬時間により炊飯開始を報知する炊飯開始報知手段を設けた請求項9記載の炊飯器。
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