JP2001031851A - ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物および成形品 - Google Patents
ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物および成形品Info
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Abstract
れ、さらには低温と高温試験を繰り返すヒートサイクル
性に優れるため、金属がインサートされた機械機構部
品、電気電子部品または自動車部品に有用なポリブチレ
ンテレフタレート樹脂組成物および成形品を得ることを
課題とする。 【解決手段】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂1
00重量部に対して、(B)(B1)エチレン(共)重
合体および(B2)不飽和カルボン酸またはその誘導体
0.01〜15重量%を共重合したエチレン(共)重合
体から選択される一種以上のエチレン系樹脂0.5〜5
0重量部および(C)(C1)グリシジルエステル化合
物の少なくとも一種と(C2)グリシジルエーテル化合
物の少なくとも一種のエポキシ化合物0.1〜6重量部
からなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物および
成形品。
Description
解性および粘度安定性に優れ、さらには低温と高温試験
を繰り返すヒートサイクル性に優れるため、金属がイン
サートされたインサート成形品、機械機構部品、電気電
子部品または自動車部品に有用なポリブチレンテレフタ
レート樹脂組成物および成形品に関する。
T)は、その優れた射出成形性や機械物性などの諸特性
を生かし、幅広い分野に利用されている。
によつて、さらに機械物性や耐熱性に優れる材料として
広く用いられている。その繊維強化材の中ではとくにガ
ラス繊維が多く使用されている。
劣る欠点を有しており、より衝撃強度や加水分解性に優
れる材料が要求されている。
は、エチレン系共重合体、ブタジエン系ゴム、アクリル
ゴムおよび柔軟ポリエステルなどが知られている。ま
た、加水分解性を改善する方法としては、末端カルボキ
シル基と反応するタイプの添加剤が主流であり、例え
ば、エポキシ化合物、カーボネート化合物、カルボジイ
ミド化合物、オキサゾリン化合物、アジリジン化合物、
N−グリシジルイミドおよびN−グリシジルアミドなど
が知られている。
部品やエアコン部品などは高温や低温での使用、一年を
通しての使用およぴ短時間に部品の温度が高温から低温
に低温から高温に変化する状態で使用されたり、あるい
は金属部品とセツトで使用されることが多く、使用時の
部品の信頼性を高めるため、高温と低温を繰り返すヒー
トサイクル性に優れる材料が要求されている。
する方法として、エチレン系共重合体、ブタジエン系ゴ
ムおよびエポキシ化合物を併用する方法が提案されてい
る。例えば、特開昭58−45253号公報、特開昭6
0−28446号公報、特開昭64−16861号公報
および特開平1−221448号公報に開示されてい
る。
キシ化合物は、PBT樹脂の粘度を低下させたり、高粘
度化させたりすることが多く、粘度安定性に欠ける課題
があつた。
BTの本質的な欠点である衝撃強度と加水分解性を改善
し、更に粘度安定性とヒートサイクル性に優れるPBT
樹脂組成物および成形品を得ることを課題とする。
を鑑み、鋭意検討を重ねた結果、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂に特定のエチレン系樹脂と特定の(C)エポ
キシ化合物を特定量配合することで、高度に優れた衝撃
強度と加水分解性を保持しつつ、特異的に粘度安定性と
ヒートサイクル性が向上した樹脂材料が得られることを
見いだし、本発明に到達した。
レフタレート樹脂100重量部に対して、(B)(B
1)エチレン(共)重合体および(B2)不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体0.01〜15重量%を共重合し
たエチレン(共)重合体から選択される一種以上のエチ
レン系樹脂0.5〜50重量部および(C)(C1)グ
リシジルエステル化合物の少なくとも一種と(C2)グ
リシジルエーテル化合物の少なくとも一種のエポキシ化
合物0.1〜6重量部からなるポリブチレンテレフタレ
ート樹脂組成物、上記難燃性ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂組成物からなる機械機構部品、電気電子部品また
は自動車部品用成形品、および上記難燃性ポリブチレン
テレフタレート樹脂組成物からなる成形品に金属がイン
サートされたインサート成形品を提供するものである。
ンテレフタレート樹脂組成物および成形品について具体
的に説明する。
タレート樹脂とは、テレフタル酸あるいはそのエステル
形成性誘導体と1,4−ブタンジオールあるいはそのエ
ステル形成性誘導体との重縮合反応によって得られる重
合体であるが、この他に酸成分として、イソフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ド
デカンジ酸、シュウ酸などを、グリコール成分として、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、シクロヘ
キサンジメタノール、シクロヘキサンジオールなど、あ
るいは分子量400〜6000の長鎖グリコール、すな
わちポリエチレングリコール、ポリ−1,3−プロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどを2
0モル%以下用いることもできる。これら重合体あるい
は共重合体の好ましい例としては、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリブチレン(テレフタレート/イソフタレ
ート)、ポリブチレン(テレフタレート/アジペー
ト)、ポリブチレン(テレフタレート/セバケート)、
ポリブチレン(テレフタレート/デカンジカルボキシレ
ート)、ポリブチレン(テレフタレート/ナフタレー
ト)などが挙げられ、単独で用いても2種以上混合して
用いても良い。なお、ここで「/」は、共重合を意味す
る。
ロロフェノール溶媒を用いて25℃で測定した固有粘度
が0.36〜1.60、特に0.12〜1.25の範囲
にあるものが得られる組成物の衝撃強度、成形性の点か
ら好適である。また、(A)ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂の固有粘度の異なるポリブチレンテレフタレート
樹脂を併用しても良く、固有粘度が0.36〜1.60
の範囲にあることが好ましい。
樹脂、m−クレゾール溶液をアルカリ溶液で電位差滴定
して求めたCOOH末端基量が1〜50eq/t(ポリ
マ1トン当りの末端基量)の範囲にあるものが耐久性、
異方性抑制効果の点から好ましく使用できる。
1)エチレン(共)重合体および(B2)不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体0.01〜15重量%を共重合し
たエチレン(共)重合体から選択される一種以上であ
る。上記(B1)エチレン(共)重合体とは、エチレン
重合体および/またはエチレン共重合体であり、なかで
もエチレン共重合体が好ましい。上記のエチレン重合体
としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
超低密度ポリエチレンなどが挙げられ、上記のエチレン
共重合体としては、エチレンおよびそれと共重合可能な
モノマーを共重合して得られるものであり、共重合可能
なモノマーとしてはプロピレン、ブテン−1、酢酸ビニ
ル、イソプレン、ブタジエンあるいはアクリル酸、メタ
クリル酸などが好ましく挙げられ、エチレン共重合体の
具体例としては、エチレン/プロピレン共重合体、エチ
レン/ブテン−1共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重
合体、エチレン/エチルアクリレート共重合体、エチレ
ン/ブチルアクリレート共重合体、エチレン/メチルア
クリレート共重合体およびエチレン/メタクリル酸エチ
ルアクリレート共重合体などが挙げられる(ここで、/
は共重合を意味する)。
の誘導体0.01〜15重量%を共重合したエチレン
(共)重合体(以下変性エチレン(共)重合体と略称す
る場合もある)とは、上記のエチレン(共)重合体に不
飽和カルボン酸またはその誘導体0.01〜15重量
%、好ましくは0.01〜10重量%を共重合した変性
エチレン(共)重合体である。上記の不飽和カルボン酸
とは、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマー
ル酸、イタコン酸、テトラヒドロフタル酸、ノルボーネ
ンジカンボン酸、ダイマー酸、クロトン酸などが例とし
て挙げられ、その誘導体としては、上記の不飽和カルボ
ン酸の無水物、エステル、アミド、イミド、塩などが挙
げられ、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水フマー
ル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、マレイン酸
ブチル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジグリシジ
ル、フマール酸ジエチル、フマール酸ジブチル、フマー
ル酸ジグリシジル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジ
ブチル、イタコン酸ジグリシジル、ダイマー酸ジエチ
ル、ダイマー酸ジブチル、ダイマー酸ジグリシジル、テ
トラヒドロフタル酸ジエチル、テトラヒドロフタル酸ジ
ブチル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジル、アクリル
アミド、メタククリルアミド、マレインアミド、イタコ
ンアミド、フマールアミド、テトラヒドロフタルアミ
ド、ダイマーアミド、マレインイミド、イタコンイミ
ド、フマールイミド、テトラヒドロフタルイミド、ダイ
マーイミド、N−フェニルマレインイミド、N−フェニ
ルイタコンイミド、N−フェニルフマールイミド、N−
フェニルテトラヒドロフタルイミドなどが具体例として
挙げられ、なかでもアクリル酸、無水マレイン酸、アク
リル酸グリシジルおよびメタクリル酸グリシジルが好ま
しく用いられ、通常公知の方法で製造することが可能で
あり、通常の共重合により製造する方法でも、グラフト
共重合により製造する方法でもよい。
(B1)エチレン(共)重合体および(B2)変性エチ
レン(共)重合体から選択される一種または二種以上で
使用され、使用される少なくとも一種がガラス転移温度
が−50℃以下であることが得られる組成物のヒートサ
イクル性の向上に好ましい。ここで、ガラス転移温度と
は、ポリマーの粘弾性挙動を測定する東洋ボールドウイ
ン性“バイブロン”のピーク値などから求められる。ま
た、(B)成分の添加量は、少なすぎると得られる組成
物の衝撃強度の低下を招き、多すぎると得られる組成物
の優れた成形性が損なわれることから(A)ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂100重量部に対して0.5〜5
0部重量部重量部が好ましく、特に好ましくは1〜40
重量部以下である。
とは、(C1)グリシジルエステル化合物の少なくとも
一種と(C2)グリシジルエーテル化合物の少なくとも
一種を併用したエポキシ化合物である。
果を発現するには、(C1)グリシジルエステル化合物
と(C2)グリシジルエーテル化合物のそれぞれのエポ
キシ当量が500未満であることが好ましく、さらには
エポキシ当量が400未満であることが特に好ましい。
ここで、エポキシ当量とは、1グラム当量のエポキシ基
を含むエポキシ化合物のグラム数が500未満のエポキ
シ化合物であり、エポキシ当量の測定例を示すと、エポ
キシ化合物をピリジンに溶解し、0.05N塩酸を加え
40〜45℃で加熱後、指示薬にチモールブルーとクレ
ゾールレツドの混合液を用い、0.05N苛性ソーダで
逆滴定する方法などが知られている。
リシジルエステル化合物と(C2)グリシジルエーテル
化合物を併用する際のとくに好ましい混合比は[C1]
>[C2](ただし(C1)、(C2)の重量基準の配
合量をそれぞれ[C1]、[C2]とする)である。ま
た、PBTにより優れた粘度安定性を発現するには、
(C1)グリシジルエステル化合物が単官能であること
が好ましい。
度安定性と機械特性の面から(A)ポリブチレンテレフ
タレート100重量部に対して0.1〜6重量部が好ま
しく、特に好ましくは0.1〜5.5重量部である。
とは、下記一般式で表される化合物であり、R1はn1
価の炭化水素基、炭素数20以下の脂肪族基、シクロヘ
キシレンなどの脂環族基、フェニレン、ナフチレン、ビ
スフェノールA、ビスフェノールSやビスフェノールO
などの芳香族基を含有するものであり、n1は1以上の
整数であるが、1〜6の数、とくに1〜3が好ましい。
物の具体例としては、安息香酸グリシジルエステル、t
−Bu−安息香酸グリシジルエステル、P−トルイル酸
グリシジルエステル、シクロヘキサンカルボン酸グリシ
ジルエステル、ペラルゴン酸グリシジルエステル、ステ
アリン酸グリシジルエステル、ラウリン酸グリシジルエ
ステル、パルミチン酸グリシジルエステル、ベヘン酸グ
リシジルエステル、バーサティク酸グリシジルエステ
ル、オレイン酸グリシジルエステル、リノール酸グリシ
ジルエステル、リノレイン酸グリシジルエステル、ベヘ
ノール酸グリシジルエステル、ステアロール酸グリシジ
ルエステル、テレフタル酸ジグリシジルエステル、イソ
フタル酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジル
エステル、ナフタレンジカルボン酸ジグリシジルエステ
ル、メチルテレフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロフ
タル酸ジグリシジルエステル、シクロヘキサンジカルボ
ン酸ジグリシジルエステル、アジピン酸ジグリシジルエ
ステル、コハク酸ジグリシジルエステル、セバシン酸ジ
グリシジルエステル、ドデカンジオン酸ジグリシジルエ
ステル、オクタデカンジカルボン酸ジグリシジルエステ
ル、トリメリット酸トリグリシジルエステル、ピロメリ
ット酸テトラグリシジルエステルなどを挙げられ、これ
らは1種または2種以上を用いることができる。
とは、下記一般式で表される化合物であり、R2はn2
価の炭化水素基、炭素数20以下の脂肪族基、シクロヘ
キシレンなどの脂環族基、フェニレン、ナフチレン、ビ
スフェノールA、ビスフェノールSやビスフェノールO
などの芳香族基を含有するものであり、n2は1以上の
整数であるが、1〜6の数、とくに1〜3が好ましい。
物の具体例としては、フェニルグリシジルエ−テル、O
−フェニルグリシジルエ−テル、1,4−ビス(β,γ
−エポキシプロポキシ)ブタン、1,6−ビス(β,γ
−エポキシプロポキシ)ヘキサン、1,4−ビス(β,
γ−エポキシプロポキシ)ベンゼン、1−(β,γ−エ
ポキシプロポキシ)−2−エトキシエタン、1−(β,
γ−エポキシプロポキシ)−2−ベンジルオキシエタ
ン、2,2−ビス−[р−(β,γ−エポキシプロポキ
シ)フェニル]プロパンおよび2,2−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンや2,2−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)メタンなどのビスフェノールとエピ
クロルヒドリンの反応で得られるビスグリシジルポリエ
ーテルなどが挙げられ、これらは1種または2種以上を
用いることができる。
材を配合することが可能である。繊維状強化材として
は、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維などが挙げら
れる。上記のガラス繊維としては、通常のPBTの強化
材に使用されるチョップドストランドタイプやロービン
グタイプのガラス繊維でありアミノシラン化合物やエポ
キシシラン化合物などのシランカップリング剤および/
またはビスフェノールAジグリシジルエーテルやノボラ
ック系エポキシ化合物などの一種以上のエポキシ化合物
などを含有した集束剤で処理されたガラス繊維が好まし
く用いられる。また、ガラス繊維の好ましい繊維径は5
μm〜20μmである。
の配合量は、成形時の流動性の点から(A)ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂100重量部に対して、1〜20
0重量部が好ましく、特に好ましくは2〜190重量部
である。
ル樹脂および/または(F)ポリカーボネート樹脂を配
合することが可能である。かかる(E)ポリエステル樹
脂および/または(F)ポリカーボネート樹脂の(E)
ポリエステル樹脂とは、上記(A)成分以外のポリエス
テル樹脂であり、例えばポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリエステルエラストマー、ポリアリレート樹脂、
全芳香族液晶ポリエステル、半芳香族液晶ポリエステル
およびポリシクロヘキサンメタクレート樹脂などであ
り、とくにポリエチレンテレフタレート樹脂およびポリ
エステルエラストマーが好ましく挙げられる。
場合の添加量は、得られるポリブチレンテレフタレート
樹脂組成物の成形性の点から(A)ポリブチレンテレフ
タレート樹脂100重量部に対して1〜150重量部、
好ましくは2〜130重量部、より好ましくは3〜10
0重量部である。
しく用いられるポリエチレンテレフタレート樹脂とは、
テレフタル酸を酸成分に、エチレングリコールをグリコ
ール成分に用いた、主鎖にエステル結合を有する高分子
量の熱可塑性ポリエステル樹脂を指すが、この他に酸成
分として、イソフタル酸、アジピン酸、シュウ酸など
を、グリコール成分として、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノ
ール、シクロヘキサンジオールなど、あるいは分子量4
00〜6000の長鎖グリコール、すなわちポリエチレ
ングリコール、ポリ−1,3−プロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコールなどを20モル%以下用
いることもできる。また、ポリエチレンテレフタレート
樹脂は、O−クロロフェノール溶媒を用いて25℃で測
定した固有粘度が0.36〜1.60、特に0.45〜
1.15の範囲にあるものが得られる組成物の衝撃強
度、成形性の点から好適である。
しく用いられるポリエステルエラストマーとしては、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリブチレン(テレフタレ
ート/イソフタレート)、ポリブチレン(テレフタレー
ト/アジペート)、ポリブチレン(テレフタレート/セ
バケート)、ポリブチレン(テレフタレート/デカンジ
カルボキシレート)、ポリブチレン(テレフタレート/
ナフタレート)、ポリブチレンアジペートおよびポリエ
チレンテレフタレートから選ばれる一種をハードセグメ
ントとし、ポリテトラメチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコールのエチレン
オキサイド付加物、ポリエチレングリコールおよびポリ
ラクトンをソフトセグメントとする共重合体等が挙げら
れ、これら単独あるいは混合物として使用することがで
きる。
脂および/または(F)ポリカーボネート樹脂の(F)
ポリカーボネート樹脂としては、芳香族二価フェノール
系化合物とホスゲン、または炭酸ジエステルなどとを反
応させることにより得られる芳香族ホモまたはコポリカ
ーボネート樹脂が挙げられる。該芳香族ホモまたはコポ
リカーボネート樹脂は、粘度平均分子量が通常、100
00〜1000000の範囲のものであり、粘度平均分
子量が10000〜1000000の範囲であれば、粘
度平均分子量の異なるポリカーボネート樹脂を併用して
も良い。ここで二価フェノール系化合物としては、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)
プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジフェニル)ブタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジエチルフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジエチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1−フェニル−
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン等が使
用でき、これら単独あるいは混合物として使用すること
ができる。
する場合の添加量は、得られる組成物の成形性の点か
ら、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量
部に対して、通常、1〜150重量部、好ましくは2〜
130重量部、より好ましくは3〜100重量部であ
る。
を添加することが可能である。かかる層状無機充填剤と
は、単位結晶層が互いに積み重なり層状結晶構造を持ち
劈開性を有している無機化合物である。層状無機充填剤
の具体例としては、カオリナイト、タルク、スメクタイ
ト、バーミキュライト、マイカなどの珪酸塩や燐酸ジル
コニウム、燐酸チタニウムなどの燐酸塩などが挙げら
れ、これらの無機層状化合物には、カップリング剤処理
あるいは層間に無機イオンを有するものについてその無
機イオンを有機イオンとイオン交換する有機化処理が行
われていても良い。また、層状無機充填剤を配合する場
合の添加量は、得られる組成物の衝撃強度の点から
(A)ポリブチレンテレフタレート100重量部に対
し、通常、0.1〜30重量部であり、好ましくは0.
1〜25重量部である。また、層状無機充填剤の平均粒
径は衝撃強度の点から0.1〜4μmであることが好ま
しく、特に0.3〜3μmであることが好ましい。
ことが可能である。かかる滑剤としては、ステアリン酸
カルウシム、ステアリン酸バリウムなどの金属石鹸、脂
肪酸エステル、脂肪酸エステルの塩(一部を塩にした物
も含む)、エチレンビスステアロアマイドなどの脂肪酸
アミド、エチレンジアミンとステアリン酸およびセバシ
ン酸との重縮合物あるいはフェニレンジアミンとステア
リン酸およびセバシン酸との重縮合物からなる脂肪酸ア
ミド、ポリアルキレンワックス、酸無水物変性ポリアル
キレンワックスなとが挙げられるがこれに限定されるも
のではない。
られる組成物の衝撃強度の点から(A)ポリブチレンテ
レフタレート100重量部に対し0.1〜30重量部で
あることが好ましく、より好ましくは0.1〜25重量
部である。
や酸化チタンなどの公知の顔料や染料を配合することも
可能である。顔料や染料を配合する場合の添加量は、得
られる組成物の衝撃強度の点から(A)ポリブチレンテ
レフタレート樹脂100重量部に対して0.1〜30重
量部が好ましく、より好ましくは0.1〜20重量部、
さらに好ましくは0.1〜15重量部である。
ノール系安定剤および/またはホスファイト系安定剤を
配合することにより、長期間高温にさらされても極めて
良好な耐熱エージング性が得られる。このようなヒンダ
ードフェノール系安定剤の例としては、トリエチレング
リコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−
ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペン
タエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート
ジエチルエステル、1,3,5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、ビスもしくはトリス(3−t−ブ
チル−6−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、N,
N’−トリメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)などが挙げられ
る。また、ホスファイト系安定剤との例としては、トリ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、
2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)オクチルオスファイト、トリスノニルフェニルホス
ファイト、アルキルアリル系ホスファイト、トリアルキ
ルホスファイト、トリアリルホスファイト、ペンタエリ
スリトール系ホスファイト化合物などが挙げられる。
を配合することにより、本発明の性能と難燃性を併せ持
つポリブチレンテレフタレート樹脂組成物および成形品
が得られる。ここで、上記の公知の難燃剤としては、デ
カブロムジフェニルエーテル、臭素化ポリカーボネート
樹脂、臭素化イミド樹脂、臭素化ポリフェニレンオキサ
イド樹脂および臭素化エポキシ樹脂などの臭素を含有す
る化合物や樹脂の臭素系難燃剤が好ましく用いられる。
また、上記の臭素系難燃剤の難燃性をさらに向上させる
ため、三酸化アンチモンなどのアンチモン化合物および
硼素化合物などを併用することが好ましい。また、上記
の臭素系難燃剤以外の難燃剤としては、水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウムなどの金属水和物、リン酸エ
ステル化合物、赤リンなどのリン系難燃剤、メラミン、
メラミンシアヌレートおよび窒素化グアニジンなどの窒
素系難燃剤、フッ素系樹脂、およびシリコーン系難燃剤
を使用することができる。上記の難燃剤の一種以上と併
用して使用しても良く、添加量は難燃性規格に合格する
量が好ましい。
ート樹脂組成物および成形品に対して本発明の目的を損
なわない範囲で、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂および
スチレン系ゴムなどのスチレン系樹脂、ポリエチレンな
どのポリオレフィン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹
脂、ポリフェニルスルフィド樹脂およびポリアミド樹脂
などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹
脂、シリコーン樹脂、ガラスフレーク、カオリン、マイ
カなどの板状無機充填材、シリカ、ガラスビーズなどの
粒状無機充填材、イオウ系酸化防止剤、紫外線吸収剤、
離型剤、可塑剤および紫外線防止剤などの通常の添加剤
を1種以上配合された材料も用いることができる。
および成形品は通常公知の方法で製造される。例えば、
(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂、(B)エチレ
ン系樹脂、(C)エポキシ化合物、必要に応じて(D)
繊維強化材、(E)ポリエステル樹脂、(F)ポリカー
ボネート樹脂、および必要に応じてその他の必要な層状
無機充填剤、滑剤、安定剤、難燃剤などの添加剤を予備
混合して、またはせずに押出機などの元込め部に供給し
て、押出機内で溶融混練することにより樹脂組成物を調
製するが、予備混合の例として、ドライブレンドするだ
けでも本発明の効果が発揮できるが、ヘンシェルミキサ
ー等の機械的な混合装置を用いて混合することが挙げら
れる。また、(D)繊維強化材は、二軸押出機などの多
軸押出機の元込め部とベント部の途中にサイドフィダー
を設置して添加する方法であっても良い。
成物を製造する溶融混練機は、限定されるものではない
が、例えば“ユニメルト”あるいは“ダルメージ”タイ
プのスクリューを備えた単軸押出機、二軸押出機、三軸
押出機およびニーダータイプの混練機などを用いること
ができる。
ート樹脂組成物は、通常公知の方法で成形することがで
き、例えば射出成形、押出成形、圧縮成形、シート成
形、フィルム成形などによって、あらゆる形状の成形品
とすることができ、なかでも射出成形が好適であり、特
に金属部品の一部を直接成形品と一体化させるインサー
ト成形による射出成形方法で得られる成形品に好適であ
る。
ト樹脂組成物からなる成形品は、高温と低温を繰り返す
ヒートサイクル性に優れるため、高温や低温で使用され
る部品、一年を通しての使用、およぴ短時間に部品の温
度が高温から低温にあるいは低温から高温に変化する状
態で使用される部品、あるいは金属部品とセツトで使用
される部品などに有用である。具体的には、自動車エン
ジン内部品、電熱器部品、エアコン部品、一般家庭電化
製品やOA機器の中に組み込まれて使用されるコイルボ
ビン、コネクター、リレーおよびトランスなどの電気部
品および屋外で使用される機械機構部品に好適な成形品
である。
説明する。ここで部とはすべて重量部をあらわす。各特
性の測定方法は以下の通りである。
ート <A−1> ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹
脂である東レPBT1100S(東レ社製)を使用し
た。
13、ガラス転移温度約−45℃)共重合体、“タフマ
ーA70090”(三井石油化学工業社製)を使用し
た。 <B−2> 変性エチレン重合体 エチレン/グリシジルメタクリレート(共重合比約94
/6、ガラス転移温度約−15℃))共重合体、“ボン
ドファースト2C”(住友化学工業社製)を使用した。 <B−3> 変性エチレン共重合体 エチレン/ブテン−1/無水マレイン酸(主成分の共重
合比の推定75/24/1、ガラス転移温度約−60
℃)共重合体“MH−5020”(三井デュポン・ポリ
ケミカル社製)を使用した。 <B−4> 変性エチレン共重合体 エチレン/アクリル酸メチル/グリシジルメタクリレー
ト(共重合比67/30/3、ガラス転移温度約−55
℃)共重合体“ボンドファースト7L”(住友化学工業
社製)を使用した。
グリシジルエステル化合物 <C1−1> t−Bu−安息香酸グリシジルエステル
“PES−10”エポキシ当量260(扶桑化学工業社
製)を使用した。 <C1−2> ジカルボキシル酸ジグリシジルエステル
“デナコール”EX−1112エポキシ当量277(ナ
ガセ化成工業社製)を使用した。 <C1−3> オレイン酸および/またはリノール酸モ
ノグリシジルエステル“CR−G”エポキシ当量392
(岡村製油社製)を使用した。
グリシジルエーテル化合物 <C2−1> ビスフェノールAジグリシジルエーテル
“エピコート”828エポキシ当量190(油化シェル
エポキシ社製)を使用した。 <C2−2> ビスフェノールAジグリシジルエーテル
“エピコート”1002エポキシ当量650(油化シェ
ルエポキシ社製)を使用した。
ジルエステルエーテル化合物 <C3−1> P−ヒドロキシベンゾイック酸グリシジ
ルエステルエーテル“デナコール”202エポキシ当量
161(ナガセ化成工業社製)を使用した。
S3J948”(日東紡績社製)を使用した。繊維径約
10μm。
/テトラクロロエタンの1:1の混合溶媒)のポリエチ
レンテレフタレート(PET)樹脂を使用した。
C)樹脂 <F−1> “ユーピロン”S3000(三菱エンジニ
アリングプラスチックス社製)を使用した。
き2軸押出機(日本製鋼所製、TEX−30α)を用い
て、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂(以下PB
Tと略す)、(B)エチレン系樹脂、(C)エポキシ化
合物および必要に応じて(E)、(F)を表1に示した
配合組成で混合し、元込め部から添加した。また、元込
め部とベント部の途中にサイドフィダーを設置して
(D)ガラス繊維を上記と同じく表1に示す添加量を添
加した。なお、混練温度270℃、スクリュ回転150
rpmの押出条件で溶融混合を行い、ストランド状に吐
出し、冷却パスを通し、ストランドカッターによりペレ
ット化した。
形機により、それぞれの試験片を成形し、次の条件で物
性の測定を行い、測定値を表2に示した。
度260℃、金型温度80℃の条件で射出成形された1
/8インチ厚みのアイゾット衝撃試験片をASTM D
−256に従い、アイゾット衝撃強度を測定した。
度260℃、金型温度80℃の条件で3mm厚みのAS
TM1号ダンベル片の射出成形を行い、得られたAST
M1号ダンベル片を温度121℃、湿度100%RHの
条件下で0時間(未処理品)、50時間、100時間処
理した後、ASTM D648に準じて引張強度を測定
し、50時間処理品、100時間処理品の測定値を未処
理品の測定値で割った値の百分率を求め、保持率(%)
とし、加水分解性の指標とした。
度260℃、金型温度80℃の温度設定で、2条件の成
形サイクル(1.射出時間10秒/冷却時間10秒/中
間時間10秒、2.射出時間10秒/冷却時間10秒/
中間時間100秒)で2mm厚みの80mm×80mm
の角板の射出成形を行った。2条件の成形サイクルにつ
いて、上記角板が射出成形出来る最低の射出圧力(成形
下限圧力)を測定した。なお、2条件の成形サイクルの
成形下限圧力に変化が少ない材料が粘度安定性に優れ
る。
度270℃、金型温度60℃の条件で、縦47mm、横
47mm、高さ27mmの材質がS35C製鉄芯をイン
サート成形用の金型に設置し、樹脂厚み1.5mmで被
覆した成形品を、TABAI−TSV−40冷熱試験機
を用いて−40℃×1h〜130℃×1hを1サイクル
とする条件で、15サイクル毎に成形品の観察を行い、
クラックが発生するサイクル回数を測定した。
BT樹脂にエチレン(共)重合体および/または不飽和
カルボン酸またはその誘導体0.01〜15重量%を共
重合した変性エチレン(共)重合体およびグリシジルエ
ステル化合物の少なくとも一種とグリシジルエーテル化
合物の少なくとも一種のエポキシ化合物を配合すること
により、高度な衝撃強度、加水分解性保持しつつ、特異
的に粘度安定性とヒートサイクル性に優れる材料が得ら
れることがわかる。
として用いる(B1)エチレン(共)重合体および(B
2)変性エチレン(共)重合体のうち、少なくとも一種
が−50℃以下のガラス転移温度を有するものである場
合、特に−50℃以下のガラス転移温度を有する変性エ
チレン(共)重合体を用いた場合は、さらに高度なヒー
トサイクル性に優れる材料が得られることがわかる。
化合物あるいは単官能のグリシジルエステル化合物を用
いたばあいは、さらに高度な加水分解性と粘度安定性に
優れる材料が得られることがわかる。
を配合することにより、さらに高度なヒートサイクル性
に優れる材料が得られることがわかる。
脂を配合しない場合は、衝撃強度とヒートサイクル性に
劣ることがわかる(比較例1)。 また、グリシジルエ
ステル化合物の少なくとも一種とグリシジルエーテル化
合物の少なくとも一種のエポキシ化合物を配合しない場
合は、加水分解性の低下が大きく、若干の粘度低下を起
こすことがわかる(比較例2)。
とも一種とグリシジルエーテル化合物の少なくとも一種
のエポキシ化合物を併用配合しない場合は、加水分解性
もしくは粘度安定性のどちらかの低下が大きいことがわ
かる(比較例3〜4)。
化合物もしくはグリシジルエーテル化合物のどちらか一
種とグリシジルエステルエーテル化合物を併用配合しな
い場合も加水分解性もしくは粘度安定性のどちらかの低
下が大きいことがわかる(比較例5〜6)。
合量が本発明で規定した特定量より多すぎると優れた加
水分解性を維持できなく、成形下限圧力も高く、流動性
に劣ることがわかる(比較例7〜8)。
とも一種とグリシジルエーテル化合物の少なくとも一種
のエポキシ化合物の配合量が特定量より多すぎると粘度
安定性に劣り、流動性にも劣ることがわかる(比較例
9)。
撃強度、加水分解性および粘度安定性に優れ、使用環境
が高温と低温が繰り返される成形品(部品)の性能評価
に有用なヒートサイクル性に優れる材料が得られ、自動
車部品、電気・電子部品および機械部品の市場拡大に大
きく寄与することが期待できる。
Claims (7)
- 【請求項1】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂1
00重量部に対して、(B)(B1)エチレン(共)重
合体および(B2)不飽和カルボン酸またはその誘導体
0.01〜15重量%を共重合したエチレン(共)重合
体から選択される一種以上のエチレン系樹脂0.5〜5
0重量部および(C)(C1)グリシジルエステル化合
物の少なくとも一種と(C2)グリシジルエーテル化合
物の少なくとも一種のエポキシ化合物0.1〜6重量部
からなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。 - 【請求項2】(B)エチレン系樹脂として用いられる
(B1)成分または(B2)成分のうち、少なくとも一
種が−50℃以下のガラス転移温度を有するものである
請求項1記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成
物。 - 【請求項3】(C1)グリシジルエステル化合物および
(C2)グリシジルエーテル化合物のエポキシ当量がそ
れぞれ500未満である請求項1〜2のいずれか記載の
ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。 - 【請求項4】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂1
00重量部に対して(D)繊維状強化材5〜200重量
部をさらに含有してなる請求項1〜3のいずれか記載の
ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。 - 【請求項5】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂1
00重量部に対して(E)ポリエステル樹脂を1〜15
0重量部および/または(F)ポリカーボネート樹脂を
1〜150重量部をさらに含有してなる請求項1〜4の
いずれか記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成
物。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載のポリブチレ
ンテレフタレート樹脂組成物からなる機械機構部品、電
気電子部品または自動車部品用成形品。 - 【請求項7】請求項1〜5のいずれか記載のポリブチレ
ンテレフタレート樹脂組成物からなる成形品に金属がイ
ンサートされたインサート成形品。
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