JPH11140287A - 難燃性ポリエステル樹脂組成物及び成形体 - Google Patents

難燃性ポリエステル樹脂組成物及び成形体

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JPH11140287A
JPH11140287A JP9304711A JP30471197A JPH11140287A JP H11140287 A JPH11140287 A JP H11140287A JP 9304711 A JP9304711 A JP 9304711A JP 30471197 A JP30471197 A JP 30471197A JP H11140287 A JPH11140287 A JP H11140287A
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olefin
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glycidyl
flame
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JP9304711A
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Shoichi Wakatake
昌一 若竹
Seiichi Nakamura
清一 中村
Koichi Kiyono
幸一 清野
Tomoyuki Uno
智幸 宇野
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた難燃性と流動性、機械物性、耐トラッ
キング性に加えて、良好な耐加水分解性、耐冷熱サイク
ル性を合わせ持つ難燃性ポリエステル樹脂組成物を提供
する。 【解決手段】 熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部
に対して、ハロゲン化合物10〜35重量部、アンチモ
ン化合物1〜20重量部、α、β−不飽和酸のグリシジ
ルエステルとα―オレフィンからなるグリシジル基含有
共重合体3〜20重量部、グリシジル基を含まないα―
オレフィンとアクリル酸アルキルエステルからなるオレ
フィン系共重合体5〜20重量部、エポキシ当量が30
0以下のエポキシ化合物0.1〜5重量部、及び、無機
強化剤0〜100重量部からなる難燃性ポリエステル樹
脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術技術】本発明は、耐トラッキング性
に優れるとともに、耐冷熱サイクル性、耐加水分解性に
も優れた難燃性ポリエステル樹脂組成物に関するもので
ある、即ち、電気・電子部品、あるいは自動車電装部
品、例えばモーター部品、照明器具品、ソケット、コイ
ル、端子台、インシュレーター、プラグ、スイッチ、リ
ーレーなどのように、難燃性と耐トラッキング性を有し
かつ高度な耐冷熱性、耐加水分解性が要求される耐電圧
部品用に好適な成形用難燃ポリエステル樹脂組成物及び
その成形品に関するもので、特に耐トラッキング性、耐
冷熱サイクル性、耐加水分解性が要求されるモーター部
品に適した難燃性ポリエステル樹脂組成物、成形品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリエステル、とりわけポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート
は、その優れた機械物性、成形加工性を有していること
から、電子機器部品、機械部品、自動車部品、等その他
広い分野に使用されている。
【0003】それらのうち特に熱可塑性ポリエステルの
優れた機械物性、電気特性を生かしてエレクトロニクス
産業の発展とともに今後ますます広く利用されることが
期待されている。
【0004】ところで、電気・電子部品に対して樹脂材
料を使用する際にはUL規格に規定されている難燃性を
満足することが必要であり、さらに難燃性を付与した際
にも良好な機械物性、電気特性が必要である。特に非密
閉状態、湿気、高温、塵埃にさらされた状態で高電圧の
かかる電気・電子部品においては耐トラッキング性、耐
加水分解性、耐冷熱サイクル性が要求される。
【0005】熱可塑性ポリエステルに難燃性を付与する
にあたってはハロゲン化合物とアンチモン系化合物を添
加することがよく知られている。これらの難燃剤は確か
に少量の配合で高度な燃焼性を付与することはできるも
のの耐トラッキング性、耐加水分解性、耐冷熱サイクル
性が著しく低下する。電気部品用途で要求される難燃性
を付与するために本来熱可塑性ポリエステルが有すこれ
らの特性著しく低下させることは重大な問題であり、そ
の改良が望まれていた。
【0006】耐トラッキング性を改善するために、難燃
ポリエステルに特定の板状ケイ酸マグネシウムを添加し
て耐トラッキング性を改良できることが特開平5―17
9112号広報に開示されているが耐冷熱サイクル性が
著しく低下し、成型品の使用環境温度が変化する用途に
おいては成型品にクラックが入ったり、割れが生じる。
【0007】また、熱可塑性ポリエステルにポリオレフ
ィンを配合する方法が特開昭50―55657号広報
に、熱可塑性ポリエステルにナイロンあるいはさらにポ
リエチレンを特定配合する技術が特開平2―43253
号広報及び特開平2―55755号広報に開示されてい
るものの、耐トラッキング性の改良は充分でなくまた耐
冷熱サイクル性や耐加水分解性に劣り、使用環境によっ
ては、成型品の割れ、強度不足が問題となる。一方、ポ
リエステルの耐加水分解性改良技術としては多官能エポ
キシ化合物で表面処理したガラス繊維を添加することが
特開昭55―52340号広報に、特定のエポキシ化合
物又はウレタン化合物を添加することが特開昭57―1
2054号広報、特開昭57―36148号広報に開示
されている。耐加水分解性については、改良効果がみら
れるものの耐トラッキング性、耐冷熱サイクル性が低下
する。
【0008】特公平4―32111号広報には、剛性お
よび耐トラッキング特性が改良された難燃性ポリエステ
ル樹脂組成物として、ポリエステル樹脂、硫酸マグネシ
ウム及び難燃剤を含有してなるポリエステル樹脂組成物
が開示されている。しかしながら、機械物性特に引張り
伸びが充分でなく、耐冷熱サイクル性も著しく低い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、優れ
た難燃性、流動性、機械物性、耐トラッキング性とに加
えて、良好な耐加水分解性、耐冷熱サイクル性を兼ね備
えた難燃性ポリエステル樹脂組成物を得ること、さら
に、非密閉状態で、湿気、高温、塵埃にさらされた状態
で高電圧のかかる電気・電子部品用として優れた特性を
発揮する成形品を得ることを主たる課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の状況に鑑み本発明
者らは、上記課題を解決すべく、樹脂組成物について鋭
意検討した結果、熱可塑性ポリエステルに対して特定の
グリシジル共重合体とともにさらに特定の添加剤を特定
割合で併用することが有効であることを見出した。
【0011】即ち、本発明は、(A)熱可塑性ポリエス
テル樹脂100重量部に対して、(B)ハロゲン化合物
10〜35重量部、(C)アンチモン化合物1〜20重
量部、(D)α、β−不飽和酸のグリシジルエステルと
α―オレフィンからなるグリシジル基含有共重合体3〜
20重量部、(E)グリシジル基を含まないα―オレフ
ィンとアクリル酸アルキルエステルからなるオレフィン
系共重合体5〜20重量部、(F)エポキシ当量が30
0以下のエポキシ化合物0.1〜5重量部(G)無機強
化剤0〜100重量部が配合され、かつ(D)α、β−
不飽和酸のグリシジルエステルとα―オレフィンからな
るグリシジル基含有共重合体と(E)グリシジル基を含
まないα―オレフィンとアクリル酸アルキルエステルか
らなるオレフィン系共重合体の配合比が1/5〜3/1
であることを特徴とする難燃性ポリエステル樹脂組成
物、及び該難燃性ポリエステル樹脂組成物からなる成形
品、特に電気機器部品用の成形品、にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明において「重量」とは「質量」を意味す
る。
【0013】本発明で使用する熱可塑性ポリエステルは
実質的にテレフタル酸、2,6―ナフタレンジカルボン
酸、イソフタル酸などから選ばれた少なくとも1種の酸
成分と、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、ヘキシレングリコールあるいはポ
リエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
などのポリアルキレングリコールなどから選ばれた少な
くとも1種のジオール成分との重縮合によって得られる
ものであり、具体的にはポリブチレンテレフタレート
(PBT)、ポリプロピレンテレフタレート(PP
T)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリヘ
キシレンテレフタレート(PHT)、ポリエチレンナフ
タレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PB
N)、ポリシクロヘキサン―1,4―ジメチロールテレ
フタレートなどのほか、ポリエチレンイソフタレート・
テレフタレート(PET/I)、ポリブチレンイソフタ
レート・イソフタレート(PET/I)などのような共
重合ポリエステルなどを挙げることができる。
【0014】なおこれらのポリエステルにはさらに30
モル%以内で他の第3成分、たとえば、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカンジオン酸、ヘキサデカンジカルボン
酸、オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸、フタル
酸、4,4´―ジフェニルカルボン酸、スルホイソフタ
ル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸、ピスフエノールAのエチレンオキサイド付加
物、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1,5―ペンタンジオ
ール、1,6―ヘキサンジオールなどを共重合させるこ
とができる。またこれらの熱可塑性ポリエステルを2種
以上混合してなるブレンドであっても本発明に適用する
ことができる。
【0015】なお使用する熱可塑性ポリエステルはオル
トクロルフェノールの0.5%ポリマ溶液を25℃で測
定した相対粘度が1.2〜1.8の範囲にあり、そのカ
ルボキシル末端基が20〜80当量/106 gのものが
適当である。
【0016】本発明に用いる(B)ハロゲン化合物とし
ては芳香族ハロゲン置換体、脂肪族ハロゲン置換体等が
使用できる。例えばヘキサブロムベンゼン、テトラブロ
ムビスフェノールA、及びその誘導体、テトラブロモフ
タル酸無水物、デカブロモジフェニルエーテル、ヘキサ
ブロムジフェニルエーテル、トリジスブロモフェニルフ
ォスフェート、トリス2,3―ジブロモプロピルフォス
フェート、C144 Cl12O、C178 Cl12、C18
12Cl12、等の脂肪族環状化合物等や臭素化エポキシ樹
脂、臭素化ポリエステル樹脂等の重合体等公知の難燃剤
を使用することができるが、テトラブロモビスフェノー
ルAオリゴマー、臭素化ポリカーボネート、臭素化エポ
キシド、ポリブロモフェニルエーテルが好ましい。これ
らのハロゲン化合物の配合量はポリエステル樹脂100
重量部に対して、10〜35重量部、好ましくは15〜
30重量部である。配合量が10重量部未満では充分な
難燃化効果が得られず35重量部を越える場には靭性が
低下する。
【0017】本発明に用いる(C)アンチモン化合物と
しては、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンなどの酸
化アンチモン、リン酸アンチモン、アンチモン酸ソー
ダ、KSb(OH)6 、酒石酸アンチモニルカリウム、
Sb(OCH2 CH3 3 およびトリフェニルスチビ
ンなどが挙げられ、なかでも酸化アンチモンが好ましく
使用できる。これらアンチモン化合物の配合量はポリエ
ステル樹脂100重量部に対して、1〜20重量部であ
る。1重量部未満では充分な難燃化効果が得られず20
重量部を越える場合には靭性が低下する。好ましくは配
合した難燃剤中の臭素2〜5原子に対してアンチモン化
合物中のアンチモン原子1の比率で配合することが好ま
しい。
【0018】本発明で使用する(D)α、β−不飽和酸
のグリシジルエステルとα―オレフィンからなるグリシ
ジル基含有共重合体におけるα、β−不飽和酸のグリシ
ジルエステルとは、一般式
【化1】 (式中、Rは水素原子、低級アルキル基あるいはグリシ
ジルエステル基で置換された低級アルキル基である。)
で示される化合物であり、具体的にはアクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジ
ル、イタコン酸グリシジルなどであり、なかでもメタク
リル酸グリシジルが好ましく使用できる。グリシジル基
含有共重合体におけるα、β−不飽和酸のグリシジルエ
ステル共重合量は1〜50重量%、とくに2〜30重量
%の範囲が適当である。また、さらに40重量%以下で
あれば上記の共重合体と共重合可能な不飽和モノマすな
わちビニルエーテル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ルなどのビニルエステル類、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチルなどのアクリル酸およびメタクリル酸エステ
ル類、アクリロニトリル、スチレンなどを1種以上を共
重合してもよい。
【0019】さらに(D)の共重合体中のα―オレフィ
ンとはエチレン、プロピレン、ブテン―1、ペンテン―
1、4―メチルペンテン―1、イソブチレン、ヘキセン
―1、デセン―1、オクテン―1、1,4―ヘキサジエ
ン、ジシクロペンタジエン等が挙げられ、好ましくはエ
チレン、プロピレン、ブテン―1が用いられる。またこ
れらのα―オレフィンは単独、あるいは2種以上を使用
しても差し支えない。
【0020】本発明における(D)の共重合体中のグリ
シジル基含有共重合体の好ましい例としては、エチレン
/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/メタク
リル酸グリシジル/酢酸ビニル共重合体、エチレン/メ
タクリル酸グリシジル/アクリル酸エステル共重合体、
エチレン/アクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/
アクリル酸グリシジル/酢酸ビニル共重合体などが挙げ
られるが特にエチレン/メタクリル酸グリシジル/アク
リル酸エステル共重合体が好ましい。
【0021】(D)のグリシジル基含有共重合体の配合
量はポリエステル樹脂100重量部に対して、3〜20
重量部、好ましくは5〜15重量部である。配合量が3
重量部未満では熱可塑性ポリエステルとの相溶性が不足
し耐衝撃性が低下し、また充分な耐トラッキング性が得
られず20重量部を越える場合には増粘しゲル化物が発
生する。
【0022】次に本発明に使用する(E)グリシジル基
を含まないα―オレフィンとアクリル酸アルキルエステ
ルからなるオレフィン系共重合体におけるα―オレフィ
ンとはエチレン、プロピレン、ブテン―1、ペンテン―
1、4―メチルペンテン―1、イソブチレン、ヘキセン
―1、デセン―1、オクテン―1、1,4―ヘキサジエ
ン、ジシクロペンタジエン等が挙げられ、好ましくはエ
チレン、プロピレン、ブテン―1が用いられる。またこ
れらのα―オレフィンは単独、あるいは2種以上を使用
しても差し支えない。また、アクリル酸アルキルエステ
ルとは、例えばアクリル酸、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n―プロピル、アクリル酸イソ
プロピル、アクリル酸n―ブチル、アクリル酸t―ブチ
ル、アクリル酸イソブチルが挙げられ、好ましくはアク
リル酸メチル、アクリル酸エチルが用いられる。またこ
れらのアクリル酸アルキルエステルは単独あるいは2種
以上を使用しても差し支えない。
【0023】(E)グリシジル基を含まないα―オレフ
ィンとアクリル酸アルキルエステルからなるオレフィン
系共重合体の配合量はポリエステル樹脂100重量部に
対して、5〜20重量部、好ましくは10〜15重量部
である。配合量が5重量部未満では充分な冷熱サイクル
性が得られず20重量部を越える場合には熱可塑性ポリ
エステルが本来有する機械特性が低下する。
【0024】また、本発明で使用される(D)α、β−
不飽和酸のグリシジルエステルとα―オレフィンからな
るグリシジル基含有共重合体と(E)グリシジル基を含
まないα―オレフィンとアクリル酸アルキルエステルか
らなるオレフィン系共重合体の配合比は1/5〜3/1
の比率で配合する必要がある。1/5よりも低いと熱可
塑性ポリエステルとの相溶性が不足し耐衝撃性が低下
し、耐冷熱サイクル性も改良されない。また3/1より
も高いと耐冷熱サイクル性が低下する。
【0025】本発明で使用される(F)エポキシ化合物
はエポキシ当量が300以下でエポキシ基を分子内に1
つ以上有するエポキシ化合物であり、モノエポキシ、ジ
エポキシ、ポリエポキシのいずれであってもよい。モノ
エポキシは、次式
【化2】 (式中、Rはフタルイミド、フェニル、フェノキシ、ベ
ンゾイルオキシ、シクロアルキル、シクロアルキルオキ
シ又はシクロアルキルカルボニルオキシである)で表さ
れる。
【0026】ジエポキシとしてはエチレングリコールの
ビスエポキシジシクロペンタジフェニルエーテル、ブタ
ジエンジエポキシサイドのような脂肪族ジエポキシ化合
物、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールのジグリシジルエーテル、フタル酸のジグリシジ
ルエーテルのような芳香族ジエポキシ化合物、3,4―
エポキシ―6―メチルシクロヘキシルメチル、3,4―
エポキシ―6―メチルシクロヘキサンカルボキシレー
ト、2,3―エポキシシクロヘキシルメチル―3,4―
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,
4―エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス
(3,4―エポキシ―6―メチルシクロヘキシルメチ
ル)アジペート、2―(3,4―エポキシシクロヘキシ
ル―3,5―スピロ3,4―エポキシ)シクロヘキサン
―メタジオキサンのような脂環式ジエポキシ化合物、テ
トラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテルのよ
うなハロゲン含有ジエポキシ化合物を挙げられる。
【0027】ポリエポキシとしてはジグリセロールポリ
グリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエー
テル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテルが挙げ
られこれらを1種あるいは2種以上添加することができ
る。これらのエポキシ化合物の中ではビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジル
エーテル、を含有するエポキシ化合物が好ましい。
【0028】(F)エポキシ化合物の添加量はポリエス
テル樹脂100重量部に対して、0.1〜5重量部好ま
しくは0.5〜3重量部である。かかるエポキシ化合物
の添加量であれば流動性を損なうことなく耐加水分解性
を改良することができる。0.1重量部未満の場合は耐
加水分解性、滞留安定性の改良効果が小さく5重量部を
越えると増粘しゲルが発生する。
【0029】本発明の(G)無機強化剤の配合は必ずし
も必須ではないが、機械的強度、耐熱性、寸法安定性、
電気的性能に優れた成形品を得るためには、目的に応じ
て繊維状、粉粒状、板状の充填剤が用いられる。
【0030】繊維状充填剤としては、ガラス繊維、アス
ベスト繊維、カーボン繊維、シリカ繊維、シリカ・アル
ミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化珪素繊維、窒化硼素繊
維、硼素繊維、チタン酸カリ繊維、さらにステンレス、
アルミニウム、チタン、銅、真鍮等の金属繊維物などの
無機質繊維状物質などがあげられる。特に代表的な繊維
状充填剤はガラス繊維、又はカーボン繊維である。
【0031】一方、板状充填剤としては、マイカ、ガラ
スフレーク、各種の金属箔等があげられる。
【0032】また、粉粒状充填剤としては、カーボンブ
ラック、シリカ、石英粉末、ガラスビーズ、ガラス粉、
珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、カオリン、タル
ク、クレー、ウォラストナイトの如き硅酸塩、酸化鉄、
酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナの如き金属の酸化物、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムの如き金属の炭酸
塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムの如き金属の硫酸
塩、その他炭化硅素、窒化硅素、各種粉末等があげられ
る。
【0033】なかでもチョップストランドタイプのガラ
ス繊維が好ましく使用できる。これらの無機充填剤は1
種又は2種以上使用することができる。繊維状充填剤、
特にガラス繊維又はカーボン繊維と粒状及び/又は板状
充填剤の併用は、特に機械的強度と寸法精度、電気的性
質等を改良する上で好ましい。これらの充填剤の使用に
あたっては必要ならば収束剤又は表面処理剤を使用する
ことが望ましい。例えば、エポキシ系化合物、イソシア
ネート系化合物、シラン系化合物、チタネート系化合物
等の官能性化合物があげられる。これら(G)無機強化
剤の配合量は熱可塑性ポリエステル100重量部に対し
て100重量部以下で、80重量部以下で用いるのが好
ましい。100重量部を越えると流動性が低下し良好な
成型品を得ることができない。
【0034】本発明組成物に対してエポキシ化合物の反
応を促進する化合物をさらに添加する場合には、耐加水
分解性、耐衝撃性をさらに改良することができる。これ
らの化合物としては、トリフェニルアミン、2,4,6
―トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールなどの三
級アミン、トリフェニルホスファイト、トリイソデシル
ホスファイトなどの亜リン酸エステル、トリフェニルア
リルホスホニウムプロマイドなどのホスホニウム化合
物、トリフェニルホスフィンなどの3級ホスフィン、ス
テアリン酸リチウム、ステアリン酸カルシウムなどのカ
ルボン酸金属塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、3,5―ジカルボメトキシベンゼンスルホン酸ナト
リウムなどのスルホン酸金属塩、ラウリル硫酸ナトリウ
ムなどの硫酸エステル塩などが挙げられ、熱可塑性ポリ
エステル100重量部に対して0.001〜5重量部添
加されるのが好ましい。
【0035】本発明の組成物に対して、特定のヒンダー
ドフェノール類、チオエーテル類、3価の有機リン化合
物等公知の熱安定剤を少量添加すれば、なお一層の耐加
水分解性および耐熱性が向上する。
【0036】本発明で用いられるヒンダードフェノール
系熱安定剤としては、N,N―ヘキサメチレンビス
(3,5―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキシ―ヒドロシ
ンナマミド)、3,5―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキ
シ―ベンジルフォスフォネート―ジエチルエステル)、
1,3,5―トリメチル―2,4,6―トリス(3,5
―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキシベンジルベンゼン、
1,6―ヘキサンジオール―ビス〔3―(3,5―ジ―
t―ブチル―4―ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、ペンタエリスリチル―テトラ―キス〔3―(3,
5―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、トリス―(3,5―ジ―t―ブチル―4―
ヒドロキシベンジル)―イソシアヌレート等が挙げられ
る。この中で、ペンタエリスリチル―テトラ―キス〔3
―(3,5―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕およびトリス(3,5―ジ―t―
ブチル―4―ヒドロキシベンジル)―イソシアヌレート
が好適である。
【0037】チオエーテル系熱安定剤としては、ジラウ
リルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピ
オネート、ジステアリルチオジプロピネート、テトラキ
ス〔メチレン―3―(ドデシルチオ)プロピオネート〕
メタンが挙げられ、特にテトラキス〔メチレン―3―
(ドデシルチオ)プロピオネート〕メタンが好適であ
る。
【0038】また、3価の有機リン化合物としては、ト
リフェニレルホスファイト、ジフェニルイソデシルホス
ファイト、トリスジノニルフェニルホスファイト、トリ
ス(ノニル・フェニル)ホスファイト、トリス(2,4
―ジ―t―ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,
6―ジ―t―ブチル―4―メチルフェニル)ペタエリス
リトール―ジ―ホスファイト、ビス(2,4―ジ―t―
ブチルフェニル)ペタエリスリトール―ジ―ホスファイ
トが挙げられ、特に、トリス(2,4―ジ―t―ブチル
フェニル)ホスファイト、ビス(2,6―ジ―t―ブチ
ル―4―メチルフェニル)ペンタエリスリトール―ジ―
ホスファイト、ビス(2,4―ジ―t―ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトール―ジ―ホスファイトが好適で
ある。
【0039】これらのヒンダードフェノール系熱安定
剤、チオエーテル系熱安定剤および3価の有機リン化合
物は単独で用いてもさしつかえない。これらの熱安定剤
の添加量としては好ましくは0.01〜5重量部であ
る。かかる範疇の添加量であれば耐熱性が良好である。
【0040】さらに本発明の組成物に対して、本発明の
目的を損なわない範囲で酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑
剤、離型剤、染料及び顔料を含む着色剤、核剤などの通
常の添加剤を1種以上添加することができる。また少量
の熱可塑性樹脂、例えばポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリフェニレンスルフィド、ポリプロピレン、ポリ
エチレンを添加することもできる。
【0041】本発明の樹脂組成物を製造するための方法
に特に制限はなく、通常の方法で製造できる。溶融混練
法が一般的で、装置としては押出機、バンバリーミキサ
ー、ローラー、ニーダー等を例として挙げることができ
るが、好ましくは本発明の樹脂組成物を単軸あるいは二
軸の押出機に供給して250〜270℃の温度て溶融混
練りすることが挙げられる。原料の混合順序に特に制限
はない。また、少量添加剤成分については、他の成分を
上記の方法などで混練りしペレット化した後、成形前に
添加することもできる。
【0042】本発明の難燃性ポリエステル樹脂組成物
は、射出成形、押出成形、ブロー成形、トランスファー
成形、真空成形など一般に熱可塑性樹脂の公知の成型方
法により成形されるが、なかでも射出成形が好ましい。
【0043】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらにくわし
く説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。なお実施例および比較例の中で述べられる成形品の
機械物性、難燃性試験、耐トラッキング性、耐ヒートサ
イクル性、耐加水分解性、ゲル発生は次の方法で測定し
た。
【0044】(1)難燃性試験 UL94に準拠する。
【0045】(2)耐トラッキング性 IECに準拠して、湿式比較トラッキング指数(CT
I)を測定した。
【0046】(3)耐冷熱サイクル性の評価 シリンダ温度270℃、金型温度80℃の条件で金型ブ
ロックをインサート成形した、図1に示す金属インサー
トテストピースを用いた。これを120℃×1hr←→
−30℃×1hrを1サイクルとして、冷熱サイクル処
理し、10サイクル毎に目視によりクラック発生の有無
を確認した。クラック発生が認められた冷熱処理サイク
ル処理数を耐冷熱サイクル性とした。
【0047】(4)引張強度 ASTM1号ダンベルを用いて ASTM D638に
準拠し実施。
【0048】(5)耐加水分解性試験 ASTM1号ダンベルを121℃、100%RH、2A
TMにて100時間処理し上記ASTMD638で引張
強度を測定した。
【0049】(6)衝撃強度 ASTM−D256に準拠する。
【0050】(7)ゲル発生 プレス成形により厚み100μのフィルムを作成し、目
視でゲルの有無を判定した。
【0051】実施例1〜4 相対粘度1.62のポリブチレンテレフタレート(PB
T)と表1に示すハロゲン化合物、アンチモン化合物、
グリシジル基含有共重合体、アクリル酸アルキルエステ
ル含有オレフィン共重合体、エポキシ化合物、無機強化
剤を表1に示す割合でドライブレンドした後、260℃
の温度条件に設定したスクリュー式2軸押出機により溶
融混練後ペレタイズした。
【0052】なお、表1に示す添加剤の種類は、次のと
おりである。 A−1:相対粘度1.62のポリブチレンテレフタレー
ト B−1:テトラブロモビスフェノールA(Br:54
%) B−2:臭素化エポキシ(エポキシ当量2000、B
r:54%) C−1:三酸化アンチモン(Sb2 3 ) D−1:エチレン/メタクリル酸グリシジル(88/1
2wt%) D−2:エチレン/アクリル酸メチル/メタクリル酸グ
リシジル(64/30/6wt%) E−1:エチレン/アクリル酸エチル共重合体(65/
35wt%) F−1:ビスフェノールAジグリシジルエーテル(エポ
キシ当量200) G−1:ガラス繊維(ガラス繊維径10μm、繊維長3
mm)
【0053】得られたペレットを用い、型締力75トン
の射出成型機を用いてシリンダ温度270℃、金型温度
80℃の条件下で必要な試験片を成形し、難燃性試験、
耐トラッキング試験、耐冷熱サイクル性試験、引張強
度、耐加水分解性試験、衝撃強度、ゲル発生について測
定、評価した。いずれの材料も表1に示すとおり、ポリ
ブチレンテレフタレートが本来有する機械特性を損なわ
ず、耐トラッキング性、耐冷熱サイクル性、耐加水分解
性が著しく改良された難燃性ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂組成物であった。
【0054】比較例1〜6 表1に示した配合処方の材料について実施例と同様の方
法で成形品を得て、試験評価した。いずれの材料も特性
によっては改良はみられるものの、いずれかの特性が劣
っていた。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明の難燃性ポリエステル樹脂組成物
は、耐トラッキング性に優れるとともに、耐冷熱サイク
ル性、耐加水分解性にも優れ、さらに、ポリエステル樹
脂の本来もつ機械特性を有しており、射出成形による電
気・電子部品、特に非密閉状態で外気環境にさらされて
耐電圧が必要となるモーター部品等に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08L 67/02 101:04 63:00 23:00 33:06) (72)発明者 宇野 智幸 愛知県名古屋市港区大江町9番地の1 東 レ株式会社名古屋事業場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱可塑性ポリエステル樹脂100
    重量部に対して、(B)ハロゲン化合物10〜35重量
    部、(C)アンチモン化合物1〜20重量部、(D)
    α、β−不飽和酸のグリシジルエステルとα―オレフィ
    ンからなるグリシジル基含有共重合体3〜20重量部、
    (E)グリシジル基を含まないα―オレフィンとアクリ
    ル酸アルキルエステルからなるオレフィン系共重合体5
    〜20重量部、(F)エポキシ当量が300以下のエポ
    キシ化合物0.1〜5重量部、及び、(G)無機強化剤
    0〜100重量部が配合され、かつ、(D)α、β−不
    飽和酸のグリシジルエステルとα―オレフィンからなる
    グリシジル基含有共重合体と、(E)グリシジル基を含
    まないα―オレフィンとアクリル酸アルキルエステルか
    らなるオレフィン系共重合体との配合比が1/5〜3/
    1であることを特徴とする難燃性ポリエステル樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 (D)グリシジル基含有共重合体が、α
    ―オレフィン―グリシジルメタクリレート―メチルアク
    リレート共重合体であり、(E)グリシジル基を含まな
    いα―オレフィンとアクリル酸アルキルエステルからな
    るオレフィン系共重合体がエチレンエチルアクリレート
    である請求項1記載の難燃性ポリエステル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (A)熱可塑性ポリエステルがポリブチ
    レンテレフタレート及び/又はポリエチレンテレフタレ
    ートである請求項1又は2記載の難燃性ポリエステル樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の難燃性
    ポリエステル樹脂組成物を成形して得られる電気機器部
    品用の成形体。
  5. 【請求項5】 モーター部品用成形体である請求項4記
    載の成形体。
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