JP2001030256A - 加硫後インフレート処理装置のタイヤ掴み装置 - Google Patents

加硫後インフレート処理装置のタイヤ掴み装置

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JP2001030256A JP11209968A JP20996899A JP2001030256A JP 2001030256 A JP2001030256 A JP 2001030256A JP 11209968 A JP11209968 A JP 11209968A JP 20996899 A JP20996899 A JP 20996899A JP 2001030256 A JP2001030256 A JP 2001030256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り込み装置や払い出し装置を振り込む際
に、着脱側リム金型を離反させて両リム金型を分離させ
るといった工程を排除し、その分だけロード工程および
アンロード工程を簡略にして作業能率を向上させる。
又、着脱側リム金型を本体側リム金型から離反あるいは
結合させる際のストローク量についても、掴んだタイヤ
が本体側リム金型に干渉しないだけのストローク量で足
りるようにして、装置の小型化を図ることができる加硫
後インフレート処理装置のタイヤ掴み技術の提供。 【解決手段】 本体側リム金型2と、着脱側リム金型3
とを備え、両リム金型に加硫後タイヤT1のビード部外
面に対するビード受け面21,31が形成され、このビ
ード受け面間に加硫後タイヤを保持した状態で、この加
硫後タイヤを冷却して形状安定させる加硫後インフレー
ト処理装置Aである。着脱側リム金型のビード受け面と
の間でタイヤのビード部を着脱可能に掴むための係止爪
40が着脱側リム金型に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ加硫装置に
よって加硫された加硫後タイヤを加硫後インフレート処
理装置(以下、PCI装置という)に取り込んだり(ロ
ード)、あるいは、PCI装置によって処理された冷却
後タイヤを払い出したり(アンロード)する際に用いら
れるPCI装置のタイヤ掴み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ成形工程において、タイヤ加硫装
置によって加硫された直後の加硫後タイヤは、熱くて柔
らかく、そのままでは自重により変形してしまうことに
なる。そこで、加硫後タイヤを本体側リム金型と着脱側
リム金型とでホイール装着に近い状態に保持し、その内
部に圧縮空気を供給してタイヤ形状を保ちながら冷却
し、形状を安定させるPCI装置が用いられている。
【0003】加硫後タイヤをPCI装置にロードするに
際しては、PCI装置とタイヤ加硫装置との間を往復移
動する取り込み装置を用い、又、冷却後タイヤをPCI
装置からアンロードするに際しては、PCI装置とタイ
ヤ排出位置との間を往復移動する払い出し装置が用いら
れる。又、PCI装置では、タイヤを本体側リム金型と
着脱側リム金型とでホイール装着に近い状態に保持して
おくことになる。そして、タイヤのロード時及びアンロ
ード時には、着脱側リム金型を本体側リム金型に対して
離反させることにより両リム金型を分離させ、その間に
取り込み装置を振り込んで加硫後タイヤを本体側リム金
型上に載置させ、あるいは払い出し装置を振り込んで冷
却後タイヤを本体側リム金型上から取り上げる必要があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものでは、取り込み装置や払い出し装置を本体側リム金
型と着脱側リム金型との間に振り込む際に、これらが着
脱側リム金型に干渉しないように、着脱側リム金型を大
きくストローク(上昇)させる必要があり、それだけP
CI装置が大型になるし、製造コスト負担も増大する。
又、この着脱側リム金型の離反動作は、取り込み装置や
払い出し装置を両リム金型間に振り込む際に、干渉防止
目的で両リム金型を分離させておくためだけに行なわれ
る。従って、この着脱側リム金型の離反工程が加わる分
だけ加硫後タイヤのロード工程や冷却後タイヤのアンロ
ード工程が増加し複雑になり、作業能率を向上できない
という問題があった。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、着脱側リム金型にタイヤ
掴み装置を組み付けることにより、着脱側リム金型でタ
イヤを掴んだ状態のままで取り込み装置によるロード及
び払い出し装置によるアンロードが行なえるようにす
る。これにより、取り込み装置や払い出し装置を振り込
む際に、着脱側リム金型を離反させて両リム金型を分離
させるといった工程を排除し、その分だけロード工程お
よびアンロード工程を簡略にして作業能率を向上させ
る。又、着脱側リム金型を本体側リム金型から離反ある
いは結合させる際のストローク量についても、掴んだタ
イヤが本体側リム金型に干渉しないだけのストローク量
で足りるようにして、装置の小型化を図ることができる
ようにしたPCI装置のタイヤ掴み装置を提供すること
を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のPCI装置のタイヤ掴み装置、本体側リム
金型と、着脱側リム金型とを備え、両リム金型に加硫後
タイヤのビード部外面に対するビード受け面が形成さ
れ、このビード受け面間に加硫後タイヤを保持した状態
で、この加硫後タイヤを冷却して形状安定させるPCI
装置において、着脱側リム金型のビード受け面との間で
タイヤのビード部を着脱可能に掴むための係止爪が着脱
側リム金型に設けられている構成とした。即ち、この発
明は、タイヤ(加硫後タイヤ又は冷却後タイヤ)を着脱
可能に掴むための係止爪が着脱側リム金型に組み付けら
れている点に特徴がある。
【0007】まず、このタイヤ掴み装置を備えたPCI
装置を用い、取り込み装置によって加硫後タイヤをタイ
ヤ加硫装置からPCI装置にロードする場合の工程を説
明する。取り込み装置に着脱側リム金型を結合した状態
で、この着脱側リム金型をタイヤ加硫装置に移動させ、
ここで着脱側リム金型に設けた係止爪により加硫後タイ
ヤを掴んで着脱側リム金型に保持させる。次に、この状
態で取り込み装置をPCI装置に移動させ、着脱側リム
金型を本体側リム金型に結合させる。この際、着脱側リ
ム金型には加硫後タイヤが保持されているため、この加
硫後タイヤを、着脱側リム金型を本体側リム金型に結合
させると同時に両リム金型間に保持させることができ
る。
【0008】このように、着脱側リム金型にタイヤ掴み
装置を組み付けることにより、着脱側リム金型でタイヤ
を掴んだ状態のままで取り込み装置によるロードを行な
うことができる。従って、取り込み装置をPCI装置に
振り込む際に、着脱側リム金型を離反させて両リム金型
を分離させるといった従来の工程が排除され、その分だ
けロード工程が簡略化されて作業能率が向上する。又、
着脱側リム金型を本体側リム金型に結合させる際のスト
ローク量についても、掴んだ加硫後タイヤをPCI装置
に振り込む際に、本体側リム金型に干渉しないような量
でストロークさせれば足りるため、取り込み装置の小型
化を図ることができる。
【0009】次に、このタイヤ掴み装置を備えたPCI
装置を用い、払い出し装置によって冷却後タイヤをPC
I装置からアンロードする場合の工程を説明する。取り
込み装置によってPCI装置にロードされた加硫後タイ
ヤは、本体側リム金型と着脱側リム金型との間に保持さ
れた状態で冷却される。この冷却後タイヤのアンロード
に際し、払い出し装置を着脱側リム金型に結合させると
共に、ここで着脱側リム金型に設けた係止爪により冷却
後タイヤを掴んで着脱側リム金型に保持させる。次に、
両リム金型の結合を解除させたのち、払い出し装置によ
って冷却後タイヤを伴いながら着脱側リム金型をタイヤ
排出位置に移動させる。そして、ここで係止爪による冷
却後タイヤの掴みを解除して冷却後タイヤを所定の位置
に取り下ろすことになる。
【0010】このように、着脱側リム金型にタイヤ掴み
装置を組み付けることにより、着脱側リム金型でタイヤ
を掴んだ状態のままで払い出し装置によるアンロードを
行なうことができる。従って、払い出し装置をPCI装
置に振り込む際に、着脱側リム金型を離反させて両リム
金型を分離させるといった従来の工程が排除され、その
分だけアンロード工程が簡略化されて作業能率が向上す
る。又、着脱側リム金型を本体側リム金型から分離させ
る際のストローク量についても、掴んだ冷却後タイヤを
PCI装置から振り出す際に、本体側リム金型に干渉し
ないような量でストロークさせれば足りるため、払い出
し装置の小型化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の一形態であっ
て、タイヤ掴み装置を組み付けたPCI装置の要部を示
す一部切欠図、図2はその底面図、図3はその側面図、
図4はPCI装置の全体側面図、図5はPCI装置の全
体平面図である。
【0012】図4において、1はPCI装置Aのメイン
フレームで、上端をタイヤ着け替え位置Mとし、下端を
タイヤ冷却位置Nとした上下反転構造のターンテーブル
10が設けられている。前記ターンテーブル10の両端
には、図1に示すように、ボデイフランジ20を介して
本体側リム金型2が取り付けられている。この本体側リ
ム金型2の外面外周縁には加硫後タイヤT1のビード部
外面に対するビード受け面21が形成され、又、その外
面中央部には、結合穴(図示せず)が形成されたバヨネ
ット22が取り付けられている。尚、23はインフレー
ト用ポートで、本体側リム金型2に形成されたエアー口
24に連通している。
【0013】そして、前記本体側リム金型2には、着脱
側リム金型3が対向状態で着脱可能に結合される。この
着脱側リム金型3は、アッパーフランジ30の下面に取
り付けられ、その下面外周縁には加硫後タイヤT1のビ
ード部外面に対するビード受け面31が形成され、又、
その下面中央部には前記バヨネット22の結合穴に着脱
可能に結合するバヨネットプラグ32が突設されてい
る。又、このアッパーフランジ30の上面中央部には、
クラッチプレート33が取り付けられ、このクラッチプ
レート33に後述するタイヤ給排装置5が着脱可能に結
合するようになっている。
【0014】又、このアッパーフランジ30には、タイ
ヤ掴み装置4が組み込まれている。このタイヤ掴み装置
4には、着脱側リム金型3のビード受け面31との間で
タイヤ(加硫後タイヤT1又は冷却後タイヤT2)のビ
ード部を着脱可能に掴むための3枚(2枚や4枚等、複
数枚であればよい)の係止爪40が設けられている。こ
の各係止爪40は、図2に示すように、プレートを略三
日月状に湾曲成形したもので、着脱側リム金型3の下面
側に120度の等配間隔で配設され、閉限でタイヤの出
入りに支障がなく、開いたときにタイヤのビードと十分
接触できる構造となっている。各係止爪40の取り付け
構造は、図1に示すように、各係止爪用の駆動シャフト
41がアッパーフランジ30を上下方向に貫通するよう
に軸受42で軸支され、この駆動シャフト41の下面貫
通端に係止爪40が固定されている。又、各駆動シャフ
ト41の中程にはギヤ部43が形成されて、このギヤ部
43に噛み合う歯車44がバヨネットプラグ32の基端
部に遊嵌され、かつ駆動シャフト41の中の1本の駆動
シャフト41の上端にレバー45を介して爪駆動用シリ
ンダ46が連結されたものとなっている。
【0015】従って、爪駆動用シリンダ46を進退動作
させると、レバー45を介して各係止爪40がギヤ部4
3と歯車44により連動しながら駆動シャフト41を中
心として同時に回動し、ビード受け面31よりも内側に
後退した退入位置(図2点線位置)と、ビード受け面3
1を越えるように突出した進出位置(図2実線位置)と
の間で進退する。このように、係止爪40を進出させる
ことでタイヤのビード部を掴むことができ、又、係止爪
40を退入させることでその掴みを解除すると共に、本
体側リム金型2に対する着脱側リム金型3の着脱動作の
障害にならないようにしている。
【0016】又、図4及び図5において、5はタイヤ給
排装置で、タイヤ加硫装置(図示せず)によって加硫さ
れた加硫後タイヤT1をPCI装置Aにロードする機能
と、PCI装置Aによって冷却した冷却後タイヤT2を
排出位置に取り下ろすアンロード機能を併有している。
このタイヤ給排装置5は、縦フレーム50に沿って昇降
する昇降台51に、2個のシリンダ52,53とアーム
リンク54によリ基軸55を中心として回動する回動ア
ーム56が設けられ、この回動アーム56の先端部にシ
リンダ57によって作動する結合部58が設けられたも
のとなっている。この場合、回動アーム56は、タイヤ
加硫装置のタイヤセット位置Xと、PCI装置のタイヤ
セット位置Yとの間を往復回動すると共に、両タイヤセ
ット位置X,Yの中間部をタイヤ排出位置Zとして、各
位置で停止できるようになっている。又、前記結合部5
8は、シリンダ57の作動により前記したアッパーフラ
ンジ30に設けられたクラッチプレート33に対して着
脱可能に結合するもので、その結合状態でシリンダ57
を作動させることにより、着脱側リム金型3と本体側リ
ム金型2とを着脱可能に結合させることができるように
なっている。
【0017】次に、図6により、PCI装置のタイヤ給
排工程を説明する。まず、PCI装置Aのタイヤセット
位置Yにある(図6−イ)回動アーム56を下降させ
て、この回動アーム56の先端部に着脱側リム金型3を
結合させる(図6−ロ)。この状態で、係止爪40を突
出させて冷却後タイヤT2を掴む。次に、着脱側リム金
型3と本体側リム金型2との結合を解除させたのち、冷
却後タイヤT2を保持したままの着脱側リム金型3を伴
いながら回動アーム56を上昇させ(図6−ハ)、引き
続きタイヤ排出位置Zに移動させる(図6−ニ)。ここ
で、回動アーム56を排出台6上に下降させたのち、係
止爪40を退入させて着脱側リム金型3から冷却後タイ
ヤT2を取り下ろす(図6−ホ)。ここまでがPCI装
置Aから冷却後タイヤT2をアンロードする場合の工程
である。このように、着脱側リム金型3にタイヤ掴み装
置4を組み付けることにより、着脱側リム金型3で冷却
後タイヤT2を掴んだ状態のままでアンロードさせるこ
とができる。
【0018】従って、回動アーム56をPCI装置Aか
ら振り出す際に、着脱側リム金型3を離反させて両リム
金型2,3を分離させるといった従来の工程が排除さ
れ、その分だけアンロード工程が簡略化されて作業能率
が向上する。又、着脱側リム金型3と本体側リム金型2
との結合を解除させる際の上昇ストローク量について
も、掴んだ冷却後タイヤT2をPCI装置Aから振り出
す際に、本体側リム金型2に干渉しないようなストロー
ク量で上昇させれば足りるため、タイヤ給排装置5の小
型化を図ることができる。
【0019】上述のようにして、冷却後タイヤT2を排
出台6上にアンロードさせたのちは、着脱側リム金型3
を結合したまま回動アーム56を上昇させ(図6−
ヘ)、次に、この回動アーム56をタイヤ加硫装置のタ
イヤセット位置Xに移動させたのち(図6−ト)、この
回動アーム56を下降させ、着脱側リム金型3に設けた
係止爪40を突出させて加硫後タイヤT1を掴む(図6
−チ)。次に、加硫後タイヤT1を保持したままの着脱
側リム金型3を伴いながら回動アーム56を上昇させ
(図6−リ)、引き続きPCI装置Aのタイヤセット位
置Yに移動させる(図6−ヌ)。ここで、回動アーム5
6を下降させて、着脱側リム金型3と本体側リム金型2
とを結合させ、この両リム金型2,3間に加硫後タイヤ
T1を保持させる(図6−ル)。次に、着脱側リム金型
3に対する回動アーム56の結合を解除したのち、回動
アーム56を上昇させるものである(図6−オ)。ここ
までがタイヤ加硫装置からPCI装置Aに加硫後タイヤ
T1をロードする場合の工程である。このように、着脱
側リム金型3にタイヤ掴み装置4を組み付けることによ
り、着脱側リム金型3で加硫後タイヤT1を掴んだ状態
のままでロードさせることができる。
【0020】従って、回動アーム56をPCI装置Aに
振り込む際に、着脱側リム金型3を離反させて両リム金
型2,3を分離させるといった従来の工程が排除され、
その分だけロード工程が簡略化されて作業能率が向上す
る。又、着脱側リム金型3と本体側リム金型2とを結合
させる際の下降ストローク量についても、掴んだ加硫後
タイヤT1をPCI装置Aに振り込む際に、本体側リム
金型2に干渉しないようなストローク量で下降させれば
足りるため、タイヤ給排装置5の小型化を図ることがで
きる。
【0021】尚、上述のようにして加硫後タイヤT1を
PCI装置Aにロードしたのちは、ターンテーブル10
を上下反転させ(図6−ワ)、今、PCI装置Aにロー
ドした加硫後タイヤT1をタイヤ冷却位置Nに旋回し
て、そこで冷却処理させると共に、先にタイヤ冷却位置
Nで冷却処理していた冷却後タイヤT2をタイヤ着け替
え位置Mに旋回させ、この冷却後タイヤT2を上述同様
の工程でアンロードさせると共に、引き続き加硫後タイ
ヤT1をPCI装置Aにロードさせることになる。
【0022】以上、本発明の実施の一形態を説明した
が、具体的な構成はこれに限定されることはない。例え
ば、係止爪について、実施の形態では回動によって進退
する構造としたが、半径方向に拡縮するようにした係止
爪を用いることもできる。又、実施の形態では、一応用
例として、加硫後タイヤをPCI装置にロードする機能
と、冷却後タイヤをアンロードする機能を併有したタイ
ヤ給排装置を示したが、ロード用の取り込み装置と、ア
ンロード用の払い出し装置を別々に設け、この両装置に
対してそれぞれ本発明を応用させ、あるいは一方の装置
(例えば、取り込み装置)に本発明を応用させ、他方の
装置(例えば、払い出し装置)については従来通りの構
成としてもよい。又、このタイヤ給排装置(取り込み装
置、払い出し装置を含む)は、回動アームを用いたもの
である必要はなく、例えば、ガイドレール上を走行させ
ることにより、タイヤ加硫装置のタイヤセット位置、P
CI装置のタイヤセット位置、タイヤ排出位置に移動さ
せるようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のPC
I装置のタイヤ掴み装置にあっては、これが着脱側リム
金型に組み付けられているため、着脱側リム金型でタイ
ヤを掴んだ状態のままで取り込み装置によるロード及び
払い出し装置によるアンロードを行なうことができる。
これにより、取り込み装置や払い出し装置を振り込む際
に、着脱側リム金型を離反させて両リム金型を分離させ
るといった工程を排除でき、その分だけロード工程およ
びアンロード工程を簡略にして作業能率を向上させるこ
とができる。又、着脱側リム金型を本体側リム金型から
離反させたり、結合させる際のストローク量について
も、掴んだタイヤが本体側リム金型に干渉しないだけの
ストローク量で足りるため、装置の小型化を図ることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であって、タイヤ掴み装
置を組み付けたPCI装置の要部を示す一部切欠図であ
る。
【図2】その底面図である。
【図3】その側面図である。
【図4】PCI装置の全体側面図である。
【図5】PCI装置の全体平面図である。
【図6】PCI装置のタイヤ給排工程の説明図である。
【符号の説明】
A PCI装置(加硫後インフレート処理装置) 2 本体側リム金型 21 ビード受け面 3 着脱側リム金型 31 ビード受け面 40 係止爪 T1 加硫後タイヤ T2 冷却後タイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体側リム金型と、着脱側リム金型とを
    備え、両リム金型に加硫後タイヤのビード部外面に対す
    るビード受け面が形成され、このビード受け面間に加硫
    後タイヤを保持した状態で、この加硫後タイヤを冷却し
    て形状安定させる加硫後インフレート処理装置におい
    て、 着脱側リム金型のビード受け面との間でタイヤのビード
    部を着脱可能に掴むための係止爪が着脱側リム金型に設
    けられていることを特徴とした加硫後インフレート処理
    装置のタイヤ掴み装置。
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