JP2011020356A - タイヤの製造方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】下モールド15、上金型42およびポストキュアインフレータ60の上、下リム73、58の交換作業を高能率で安全かつ容易に行うとともに、エネルギー消費量を低減する。
【解決手段】上金型42と下リム58を有するインフレータ本体61とは個別に前後方向に移動することができるため、製造タイヤの種類変更に対応してこれらの交換を行う際、これらを最適位置に位置させることができ、この結果、同時期に、しかも、比較的広い作業環境下で容易に交換することができる。また、インフレータ本体61は低い位置にあり、上リム73は下降させることで低い位置まで移動させることができるため、下、上リム58、73の交換作業を低い位置で行うことできる。
【選択図】図1

Description

この発明は、グリーンタイヤを加硫した後、冷却することでタイヤを製造するようにしたタイヤの製造方法および装置に関する。
従来のタイヤの製造方法および装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。
特開2000−158447号公報
このものは、後方から前方に向かって互いに離れて配置されたタイヤ供給、タイヤ加硫、タイヤ取出位置のタイヤ供給位置とタイヤ加硫位置との間を移動可能で、タイヤ供給位置に位置しているとき、搬入されたグリーンタイヤが載置される下金型と、下金型より前方に設置され、タイヤ加硫位置とタイヤ取出位置との間を移動可能で、加硫済タイヤを支持する昇降可能なポストキュアインフレータの下リムを有し、前記下金型に一体的に連結された取出装置と、タイヤ加硫位置に昇降可能に設けられ、下降したとき、タイヤ加硫位置に位置する下金型と共にグリーンタイヤを加硫して加硫済タイヤとする一方、該加硫済タイヤを把持しながら昇降することで、加硫済タイヤをタイヤ加硫位置に位置する取出装置の下リムに受渡すことができる上金型と、タイヤ取出位置に静置されるとともに、加硫済タイヤを支持可能な上リムを有し、下リムに支持された加硫済タイヤが取出装置により持ち上げられたとき、該加硫済タイヤを下リムと共に支持しながら内圧を供給して冷却するポストキュアインフレータのインフレータ本体と、下金型および取出装置を前後方向に移動させる移動手段とを備えたものである。
そして、前述の製造装置を用いてタイヤを製造する場合には、タイヤ供給位置に下金型が位置し、タイヤ加硫位置に下リムを有する取出装置がそれぞれ位置しているとき、下金型にグリーンタイヤを搬入して載置する一方、取出装置の下リムを上昇させて上金型に把持されている加硫済タイヤを下リムに受渡した後、該下リム、加硫済タイヤを下降させる。次に、グリーンタイヤを載置している下金型および加硫済タイヤを支持している下リム(取出装置)を移動手段により一体的に前方に、下金型がタイヤ加硫位置に、取出装置がタイヤ取出位置にそれぞれ位置するまで移動させる。
次に、上金型を下降させ下金型と共にグリーンタイヤを加硫して加硫済タイヤとした後、該加硫済タイヤを把持した上金型を上昇させる一方、下リム、加硫済タイヤを上昇させて、該加硫済タイヤを上、下リムにより上下から支持するとともに、インフレータ本体と下リム(取出装置)とにより加硫済タイヤを冷却した後、下リムを下降させて冷却済みの加硫済タイヤを搬出コンベアに払い出す。次に、空の下金型および空の下リム(取出装置)を移動手段により一体的に後方に、下金型がタイヤ供給位置に、取出装置がタイヤ加硫位置にそれぞれ位置するまで移動させるようにしている。この結果、上金型の上昇と加硫済タイヤの下金型からの取出しとを同時に行うことができるとともに、上金型の下降による加硫済タイヤの上金型から取出装置(下リム)への受渡しと、次に加硫するグリーンタイヤの下金型への搬入載置とを同時期に行うことができ、これにより、通常の加硫機、ポストキュアインフレータに比較し、作業能率を向上させることができる。
しかしながら、このような従来のタイヤの製造方法および装置にあっては、製造タイヤの種類変更に対応して上、下金型および上、下リムを交換するとき、作業性の関係から、下金型をタイヤ供給位置まで移動させた状態で、一方、下リムは下リム(取出装置)をタイヤ取出位置まで移動させた状態で行うが、下金型と下リムとは前述のように一体的に連結されているため、同時期に交換作業を行うことができず、この結果、作業能率が低下するという課題がある。また、このような交換作業時、ポストキュアインフレータのインフレータ本体が高い位置に静置されているため、上リムの交換は高所での作業となり、作業が面倒で、かつ、危険となるという課題もある。さらに、加硫済タイヤを冷却する際、大重量である加硫済タイヤを下リム(取出装置)によってインフレータ本体まで持ち上げる必要があり、この結果、エネルギー消費量が大となってしまうという課題もある。
この発明は、上、下金型およびポストキュアインフレータのリム交換作業を高能率で安全かつ容易に行うことができるとともに、エネルギー消費量を低減することができるタイヤの製造方法および装置を提供することを目的とする。
このような目的は、第1に、後方から前方に向かって互いに離れて配置された加硫、受渡し、冷却ステーションの受渡しステーションに上金型および下リムを有するポストキュアインフレータのインフレータ本体が共に位置しているとき、搬入されたグリーンタイヤを加硫ステーションに設置されている下金型に載置する一方、加硫済タイヤを把持している上金型を下降させて、該加硫済タイヤを前記インフレータ本体の下リムに受け渡した後、空の上金型を上昇させる第1工程と、前記上金型を後方に加硫ステーションまで移動させる一方、加硫済タイヤを受け取ったインフレータ本体を前方に冷却ステーションまで移動させる第2工程と、上金型を下降させて加硫ステーションに位置する下金型と共にグリーンタイヤを加硫し加硫済タイヤとした後、該加硫済タイヤを把持した上金型を上昇させる一方、冷却ステーションに設けられたポストキュアインフレータの上リムを下降させて加硫済タイヤをインフレータ本体と共に支持するとともに、これら上リム、インフレータ本体により加硫済タイヤを冷却した後、インフレータ本体から加硫済タイヤを取出して搬出する第3工程と、加硫済タイヤを把持している上金型を前方に受渡しステーションまで移動させる一方、空のインフレータ本体を後方に受渡しステーションまで移動させる第4工程とを備えたタイヤの製造方法により、達成することができる。
第2に、後方から前方に向かって互いに離れて配置された加硫、受渡し、冷却ステーションの加硫ステーションに設置され、搬入されたグリーンタイヤが載置される下金型と、下金型より前方に設置され、受渡しステーションと冷却ステーションとの間を移動可能で、加硫済タイヤを支持可能な下リムを有するポストキュアインフレータのインフレータ本体と、前記加硫ステーションと受渡しステーションとの間を移動可能、かつ、昇降可能で、加硫ステーションにおいて下降することで下金型と共にグリーンタイヤを加硫して加硫済タイヤとする一方、該加硫済タイヤを把持しながら昇降することで、加硫済タイヤを受渡しステーションに位置するインフレータ本体の下リムに受渡すことができる上金型と、冷却ステーションに昇降可能に設けられ、下降したとき、冷却ステーションに位置するインフレータ本体と共に加硫済タイヤを支持するとともに冷却するポストキュアインフレータの上リムと、前記上金型およびインフレータ本体を個別に前後方向に移動させる移動手段とを備えたタイヤの製造装置により、達成することができる。
この発明においては、上金型とインフレータ本体とが個別に前後方向に移動することができるため、製造タイヤの種類変更に対応して上、下金型および上、下リムを交換する際、上金型および下リムを有するインフレータ本体を交換作業に最適の位置にそれぞれ位置させることができ、この結果、上、下金型および上、下リムを同時期に、しかも、比較的広い作業環境下で容易に交換することができる。また、下リムを有するインフレータ本体は、上金型が下降したとき、該上金型から加硫済タイヤが受渡されるので、高い位置に配置する必要はなく、一方、上リムに関しては下降させることで低い位置まで移動させることができるため、下、上リムの交換作業を低い位置で行うことでき、作業が安全で容易となる。また、上リムが昇降するため、大重量である加硫済タイヤは加硫直前にインフレータ本体(下リム)に支持されながら前方に移動するだけとなり、この結果、エネルギー消費量を容易に低減させることができる。
また、請求項3に記載のように構成すれば、グリーンタイヤを下金型に確実かつ容易に搬入載置することができるとともに、把持体によるグリーンタイヤの下金型への搬入載置と、上金型による加硫済タイヤのインフレータ本体への受渡しとを同時期に行うことも可能で、作業能率の向上を図ることもできる。さらに、請求項4に記載のように構成すれば、上金型、インフレータ本体を高精度で容易に個別に移動させることができる。また、請求項5に記載のように構成すれば、省スペース化を図りながら、加硫済タイヤを、別の搬出手段、例えばアンローダ装置を設置することなく容易に搬出することができる。
この発明の実施形態1を示す一部破断概略正面図である。 製造工程を説明する図1と同様の一部破断概略正面図である。 製造工程を説明する図1と同様の一部破断概略正面図である。
以下、この発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1、2において、A、B、Cは床面11の上方に規定された3つのステーション、即ち、加硫ステーション、受渡しステーション、冷却ステーションであり、これらの加硫ステーションA、受渡しステーションB、冷却ステーションCは後方から前方に向かって同一直線上を等距離Lだけ互いに離れて順次配置されている。また、前記直線上で加硫ステーションAから距離Lだけ後方に離れた位置の床面11上には搬入ステーションDが、さらに、前記直線上で冷却ステーションCから距離Lだけ前方に離れた位置の床面11上には搬出ステーションEがそれぞれ配置されている。
13は前記加硫ステーションAの床面11上に設置された固定台であり、この固定台13の上端には水平な平板状の下基台14が固定されている。前記下基台14の上面にはプラテンを含む下金型としての下モールド15が着脱可能に取り付けられ、この下モールド15は前述した加硫ステーションAに設置されるとともに、搬入されたグリーンタイヤGが載置される。また、この下モールド15はグリーンタイヤGの加硫時に該グリーンタイヤGの下側サイドウォール部、下側ビード部を主に型付けすることができる。
19は前記下モールド15の中央部に設置された中心機構であり、この中心機構19は下モールド15に支持された下クランプリング20と、上下方向に延び昇降可能なセンターポスト21と、該センターポスト21の上端に固定された上クランプリング22と、下端部が下クランプリング20に、上端部が上クランプリング22に気密状態を保持しながら係止された膨張収縮可能なブラダ23とを有している。前述した固定台13、下基台14、下モールド15、中心機構19は全体として、加硫機24の下部機構25を構成する。
28は後端が前記搬入ステーションDと加硫ステーションAとの中間部に、前端が受渡しステーションBと冷却ステーションCとの中間部にそれぞれ位置し、前後方向に延びる固定フレームであり、この固定フレーム28の上端には前後方向に延びるガイドレール29が敷設されている。30は前後方向に延びる水平部30aと、水平部30aの後端から下方に向かって垂直に延びる垂直部30bとからなる可動フレームであり、この可動フレーム30の水平部30aは前記ガイドレール29に摺動可能に係合している。この結果、可動フレーム30は固定フレーム28にガイドレール29を介して前後方向に移動可能に支持されることになる。
前記可動フレーム30の水平部30aには上下方向に延びる複数の昇降シリンダ33が取り付けられ、これら昇降シリンダ33のピストンロッド34の先端(下端)には前記下基台14と対をなす水平な平板状の上基台35が固定されている。この結果、前記上基台35は昇降シリンダ33の作動により昇降することができる。前記上基台35の下面にはプラテンを含む上モールド36が着脱可能に取り付けられ、この上モールド36は前記グリーンタイヤGの加硫時に該グリーンタイヤGの上側サイドウォール部、上側ビード部を主に型付けすることができる。
39は前記上モールド36の直下に配置されるとともに、上端が上モールド36に半径方向に移動可能に支持された複数のセクターモールドであり、これらのセクターモールド39は弧状を呈するとともに、周方向に並べて配置され、前記グリーンタイヤGの加硫時に該グリーンタイヤGのトレッド部を主に型付けすることができる。40は前記セクターモールド39を囲むよう配置されたアウターリングであり、このアウターリング40の内周および前記セクターモールド39の外周は、上方から下方に向かうに従い拡開するよう傾斜した円錐面の一部から構成されている。
41は上基台35に取り付けられた拡縮シリンダであり、この拡縮シリンダ41が作動すると、アウターリング40が昇降し、これにより、セクターモールド39は、該セクターモールド39の外周およびアウターリング40の内周による楔作用によって、半径方向に同期移動し、拡縮する。前述した上モールド36、セクターモールド39は全体として上金型42を構成し、この上金型42は前記昇降シリンダ33の作動により上基台35と共に昇降することができる。また、前述した可動フレーム30、昇降シリンダ33、上基台35、アウターリング40、拡縮シリンダ41、上金型42は全体として、前記加硫機24の加硫機本体43を構成する。
44は前記固定フレーム28の上端に取り付けられた前後方向に延びる第1駆動機構としてのロッドレスタイプの第1サーボシリンダであり、この第1サーボシリンダ44の図示していない移動ブロックには前記可動フレーム30が連結されている。この結果、第1サーボシリンダ44が作動すると、加硫機本体43の可動フレーム30、上金型42は一体となってガイドレール29にガイドされながら加硫ステーションAと受渡しステーションBとの間をサーボ制御されながら前後方向に移動することができる。このように前述の加硫機24は、加硫ステーションAに位置している下部機構25と、加硫ステーションAと受渡しステーションBとの間を前後方向に移動可能な加硫機本体43とに2分割されているのである。
そして、前記加硫機本体43が加硫ステーションAに位置するとともに、下部機構25の下モールド15上にグリーンタイヤGが載置されているとき、昇降シリンダ33の作動により上基台35、上金型42が下降すると、グリーンタイヤGは下モールド15、上金型42により形成された加硫空間に収納される。その後、中心機構19のブラダ23内に高温、高圧の加硫媒体が供給されると、上金型42は加硫ステーションAに位置する下モールド15と共にグリーンタイヤGを加硫して加硫済タイヤTとする。
ここで、加硫終了後もセクターモールド39が半径方向内側限に位置していると、上金型42は加硫済タイヤTを把持し続けることができ、この結果、この状態のままで上金型42が昇降すると、加硫済タイヤTは上金型42に把持されたまま昇降することになる。なお、この発明においては、加硫金型を2分割された上、下モールドから構成してもよいが、この場合には、上モールドは加硫済タイヤTを把持しながら昇降することができないため、上モールドに半径方向に同期移動可能で加硫済タイヤTを把持することができる複数の把持爪を設けることで対処すればよい。
前記可動フレーム30の垂直部30bの後側面には上下方向に延びるガイドレール45が敷設され、このガイドレール45には移載台46が摺動可能に支持されている。そして、この移載台46は図示していない駆動機構から駆動力を受けてガイドレール45にガイドされながら昇降することができる。前記移載台46には周方向に離れて配置された複数の把持爪47が支持され、これらの把持爪47は図示していない駆動機構から駆動力を受けて半径方向に同期移動することができる。前述した移載台46、把持爪47は全体として、上金型42の後方に該上金型42から距離Lだけ離れて設置された昇降可能な把持体48を構成し、この把持体48は、把持爪47が半径方向外側に同期移動してグリーンタイヤGの上側ビード部に接触することで、グリーンタイヤGを内側から把持することができる。
また、前記把持体48は、可動フレーム30を介して上金型42に一体的に連結されているため、上金型42が加硫ステーションAに位置しているときには、搬入ステーションDに位置している。このように把持体48が搬入ステーションDに位置しているとき、図示していないローダ、フォークリフト等の搬入手段によりグリーンタイヤGが搬入ステーションDに搬入されると、把持爪47が半径方向外側に同期移動し、把持体48はグリーンタイヤGを内側から把持する。
その後、可動フレーム30が前方に移動して上金型42が加硫ステーションAから受渡しステーションBまで移動すると、グリーンタイヤGを把持している把持体48は搬入ステーションDから加硫ステーションAまで上金型42と一体となって移動する。次に、把持体48、グリーンタイヤGが下降することで、把持体48に把持されているグリーンタイヤGが下モールド15上に載置されると、把持爪47は半径方向内側に同期移動してグリーンタイヤGから離脱し、その後、空の把持体48は上昇限まで上昇する。
このように上金型42に一体的に連結され昇降可能でグリーンタイヤGを把持することができる把持体48を上金型42より後方に設け、前記上金型42が受渡しステーションBまで移動することで、グリーンタイヤGを把持している把持体48が加硫ステーションAまで移動したとき、把持体48を下降させることでグリーンタイヤGを下モールド15に載置するようにしたので、グリーンタイヤGを下モールド15に確実かつ容易に搬入載置することができるとともに、把持体48によるグリーンタイヤGの下モールド15への搬入載置と、後述する上金型42による加硫済タイヤTのインフレータ本体への受渡しとを同時期に行うことが可能となり、作業能率の向上を図ることもできる。なお、この発明においては、前述の把持体48は省略してもよく、この場合には、グリーンタイヤGを搬入手段により直接下モールド15に搬入載置すればよい。
51は下部機構25より前方に設置されたL字形のスライドフレームであり、このスライドフレーム51の下端は床面11上に敷設された前後方向に延びるガイドレール50に摺動可能に係合し、また、その前端には前方に向かって水平に延びる支持プレート52の後端が固定されている。53は搬出ステーションEにおける床面11上に設置された支持フレームであり、この支持フレーム53の上面には前後方向に延びるガイドレール54が敷設されている。そして、前記支持プレート52は前記ガイドレール54に摺動可能に係合しており、この結果、スライドフレーム51、支持プレート52はそれぞれガイドレール50、54にガイドされながら一体となって前後方向に移動することができる。
56は前記スライドフレーム51に支持された円筒状の回転ケースであり、この回転ケース56は図示していないモータにより水平軸を中心として 180度だけ間欠的に回転することができるが、その回転停止時には上下方向に延びている。前記回転ケース56の両端にはそれぞれ下締結体57を有する下リム58が回転可能に支持され、各下リム58は回転ケース56内に収納された駆動機構としての駆動モータ59から駆動力を受けて回転ケース56の中心軸回りに回転することができる。前述した回転ケース56、下リム58、駆動モータ59および図示していない内圧供給機構は全体としてポストキュアインフレータ60のインフレータ本体61を構成し、このポストキュアインフレータ60は前記加硫済タイヤTに内圧を供給して所定形状に保持しながら該加硫済タイヤTを冷却する。なお、この発明においては、前記駆動機構(駆動モータ59)はインフレータ本体に必須ではなく、省略可能である。
前記受渡しステーションBより前方の床面11には前後方向に延びる第2駆動機構としての第2サーボシリンダ62が設置され、この第2サーボシリンダ62のピストンロッド63の先端(後端)は前記スライドフレーム51に連結されている。この結果、前記第2サーボシリンダ62が作動してピストンロッド63が突出したり引っ込んだりすると、下モールド15より前方に設置されたインフレータ本体61はサーボ制御されながら受渡しステーションBと冷却ステーションCとの間を前後方向に移動することができる。
前述した第1、第2サーボシリンダ44、62は全体として、上金型42およびインフレータ本体61を個別に前後方向に移動させる移動手段68を構成する。そして、この移動手段68を前述のように上金型42をサーボ制御しながら前後方向に移動させる第1サーボシリンダ44と、インフレータ本体61をサーボ制御しながら前後方向に移動させる第2サーボシリンダ62とから構成し、これら第1、第2サーボシリンダ44、62により上金型42とインフレータ本体61とを個別に前後方向に移動させるようにすれば、上金型42、インフレータ本体61を高精度で容易に個別に移動させることができる。なお、この発明においては、移動手段として駆動モータにより駆動されるねじ機構、ラック・ピニオン機構等を用いてもよい。
そして、前述のような加硫終了後に、上金型42が加硫済タイヤTを把持しながら一旦上昇限まで上昇した後、可動フレーム30、上金型42が加硫ステーションAから受渡しステーションBまで、一方、インフレータ本体61が冷却ステーションCから受渡しステーションBまでそれぞれ移動し、その後、上金型42が加硫済タイヤTと共に下降すると、該加硫済タイヤTは受渡しステーションBに位置しているインフレータ本体61に供給されるが、このとき、セクターモールド39がアウターリング40の上昇により半径方向外側に移動することで、前記加硫済タイヤTはインフレータ本体61の下リム58に受け渡され、これにより、該下リム58は供給された加硫済タイヤTの下側ビード部を下方から支持する。
71は固定フレーム28の前側面に敷設された上下方向に延びるガイドレールであり、このガイドレール71には保持体72が摺動可能に支持されている。73は冷却ステーションCに位置しているポストキュアインフレータ60の上リムであり、この上リム73は前記インフレータ本体61の下リム58と対をなすとともに、前記保持体72に取り外し可能に保持されている。また、前記保持体72は図示していない駆動機構から駆動力を受けて昇降することができ、この結果、上リム73も保持体72と一体となって昇降することができる。
74は前記上リム73に設けられた上締結体であり、この上締結体74は、インフレータ本体61が冷却ステーションCに位置しているとき、保持体72が下降した後、下締結体57に締結されることで、下リム58と上リム73とを一体的に連結する。このように上リム73が下降した後、該上リム73と下リム58とが連結されると、上リム73は加硫済タイヤTの上ビード部を支持する。その後、保持体72が上リム73を保持から解放するとともに、上方に移動すると、上、下リム73、58によって上下から支持された加硫済タイヤT内に内圧供給機構から所定圧の内圧が充填されるとともに、駆動モータ59により下、上リム58、73、加硫済タイヤTが一体的に加硫済タイヤTの軸線回りに回転される。これにより、加硫済タイヤTはインフレータ本体61の下リム58と上リム73とにより回転されながら冷却される。
75は上リム73に設けられた複数の支持体であり、これらの支持体75は半径方向に同期移動可能で、半径方向外側に移動したとき、冷却後の加硫済タイヤTの上側ビード部に接触して該加硫済タイヤTを内側から支持することができる。そして、インフレータ本体61が冷却ステーションCに位置しているとき、上リム73が下降して冷却が終了した加硫済タイヤTを支持体75が支持すると、上締結体74と下締結体57との締結が解除され、その後、保持体72が加硫済タイヤTと共に上昇限まで上昇する。これにより、冷却後の加硫済タイヤTは冷却ステーションCにおいて持ち上げられ、インフレータ本体61から取り出される。
78は支持プレート52の上面に固定され、供給された加硫済タイヤTを前方に向かって搬送するコンベアであり、このコンベア78はその搬送方向中央がインフレータ本体61から前方に距離Lだけ離れて配置されるとともに、支持プレート52、スライドフレーム51を介してインフレータ本体61に連結されている。そして、このコンベア78は、スライドフレーム51、支持プレート52の移動によりインフレータ本体61が冷却ステーションCから受渡しステーションBまで後方に移動すると、インフレータ本体61と一体となって搬出ステーションEから冷却ステーションCまで移動することで冷却ステーションCに侵入し、一方、インフレータ本体61が受渡しステーションBから冷却ステーションCまで前方に移動すると、インフレータ本体61と一体となって冷却ステーションCから搬出ステーションEまで移動することで冷却ステーションCから退避することができる。
そして、前述のように支持体75により支持された加硫済タイヤTおよび上リム73を上昇限まで上昇させる一方、インフレータ本体61を受渡しステーションBまで移動させることでコンベア78を冷却ステーションCまで移動(侵入)させ、その後、加硫済タイヤTを支持体75による支持から解放すると、該加硫済タイヤTはコンベア78に供給される。このように上リム73に支持体75を設けるとともに、インフレータ本体61にコンベア78を連結すれば、省スペース化を図りながら、加硫済タイヤTを、別の搬出手段、例えばアンローダ装置を設置することなく容易に前方(次工程)に搬出することができる。
次に、前記実施形態1の作用について説明する。
今、加硫ステーションAにおいては、把持体48が搬入されたグリーンタイヤGを把持しながら上昇限で停止しており、一方、下モールド15にはグリーンタイヤGは載置されておらず、中心機構19のセンターポスト21は上昇してブラダ23は略円筒状を呈している。一方、受渡しステーションBにおいては、上金型42が加硫直後の加硫済タイヤTを把持しながら上昇限で停止しており、また、インフレータ本体61も上金型42と共に受渡しステーションBに位置しているが、該インフレータ本体61の上側に位置する下リム58は空であり、上リム73は取り去られている。さらに、冷却ステーションCにおいては、上リム73は、支持体75が冷却済みの加硫済タイヤTを支持した状態で、保持体72とともに上昇限まで移動して停止しており、前記上リム73の直下の冷却ステーションCにはコンベア78が侵入している。このときの状態が図1に示されている。
次に、加硫ステーションAにおいて、把持体48およびグリーンタイヤGが下降するとともにセンターポスト21が下降し、これにより、グリーンタイヤGは下モールド15上に載置されるとともに、ブラダ23が該グリーンタイヤG内に膨張しながら侵入する。このとき、把持爪47が半径方向内側に同期移動してグリーンタイヤGを把持から解放し、その後、該把持体48は上昇限まで再び上昇する。このとき、受渡しステーションBにおいては、昇降シリンダ33の作動により上基台35および加硫済タイヤTを把持している上金型42が下降するが、この下降は、加硫済タイヤTの下側ビード部がインフレータ本体61の上側に位置する下リム58により下方から支持されて該下リム58に受け渡されたとき、停止する。
次に、拡縮シリンダ41によりアウターリング40を上昇させてセクターモールド39を半径方向外側に同期移動させ、加硫済タイヤTを上金型42による把持から解放する。その後、空となった上金型42は昇降シリンダ33の作動により上昇限まで再び上昇する。また、このとき、冷却ステーションCにおいては、上リム73および冷却済みの加硫済タイヤTが下降した後、支持体75が半径方向内側に同期移動する。この結果、加硫済タイヤTは支持体75による把持から解放され、コンベア78上に落下して該コンベア78に受け渡される。その後、空となった上リム73は上昇限まで上昇する。このときの状態が図3に示されている。なお、問題なくコンベア78に加硫済タイヤTを供給できるのであれば、上昇限に位置している上リム73から加硫済タイヤTを落下させてコンベア78に供給するようにしてもよい。
次に、第1サーボシリンダ44を作動して加硫機本体43、把持体48を後方に一体的に移動させ、上昇限に位置する空の把持体48を加硫ステーションAから搬入ステーションDまで、また、空の上金型42を含む加硫機本体43を受渡しステーションBから加硫ステーションAまでそれぞれ移動させる。これとほぼ同時に、第2サーボシリンダ62を作動してインフレータ本体61、コンベア78を前方に移動させ、加硫済タイヤTを支持しているインフレータ本体61を受渡しステーションBから冷却ステーションCまで、また、加硫済タイヤTが載置されたコンベア78を冷却ステーションCから搬出ステーションEまで移動させて冷却ステーションCから退避させる。
次に、搬入手段により次に加硫を行うグリーンタイヤGが搬入ステーションDに搬入されると、把持爪47が半径方向外側に同期移動し、該グリーンタイヤGの上側ビード部を内側から把持する。これにより、該グリーンタイヤGは上昇限に位置している把持体48により把持される。このような作業時、把持体48の直下は下部機構25が存在せず広い空間となっているため、前述したグリーンタイヤGの受け渡し作業は容易となる。一方、加硫ステーションAにおいては、昇降シリンダ33により上金型42が下降するとともに、拡縮シリンダ41によりセクターモールド39が半径方向内側に同期移動し、これにより、グリーンタイヤGは下モールド15、上金型42内に形成された加硫空間に収納される。
その後、図2に示すように、中心機構19のブラダ23内に高温、高圧の加硫媒体が供給されると、上金型42は下モールド15と共に加硫ステーションAにおいてグリーンタイヤGを加硫し加硫済タイヤTとする。前述のような加硫時、冷却ステーションCにおいては、上昇限で停止していた空の上リム73が下降した後、上締結体74と下締結体57とが締結され、これにより、上側の下リム58と上リム73とが連結される。このとき、上リム73は、下リム58に支持されている加硫済タイヤTの上ビード部を上方から支持し、これにより、加硫済タイヤTは上リム73およびインフレータ本体61の下リム58により上下から支持される。
次に、保持体72による保持から上リム73を解放した後、保持体72を上昇限まで上昇させる。このようにポストキュアインフレータ60の上リム73が昇降するため、大重量である加硫済タイヤTは冷却直前にインフレータ本体61(下リム58)に支持されながら前方に移動するだけとなり、これにより、エネルギー消費量を容易に低減させることができる。次に、インフレータ本体61が水平軸回り 180度だけ回転し、これにより、冷却済みの加硫済タイヤTは上側となり、これから冷却を行う加硫済タイヤTは下側となる。
次に、下側となった加硫済タイヤT内に所定圧の内圧が充填されるとともに、駆動モータ59により下、上リム58、73、加硫済タイヤTが回転され、これにより、加硫済タイヤTはインフレータ本体61と上リム73とにより回転されながら冷却される。一方、上側となった冷却済みの加硫済タイヤTについては、保持体72が下降して上側の上リム73を保持した後、支持体75が半径方向外側に移動するため、上リム73を介して保持体72に保持される。
その後、上締結体74と下締結体57との締結が解除されると、保持体72、上リム73は上昇限まで上昇し、これにより、冷却済みの加硫済タイヤTはインフレータ本体61から取り出されるとともに、上リム73と共に上昇限まで上昇する。また、このとき、搬出ステーションEにおいては、コンベア78が作動して加硫済タイヤTを前方(次工程)に向かって搬出する。このときの状態が図2に示されている。
また、この実施形態においては、前述のように上金型42を含む加硫機本体43とインフレータ本体61とが別個の構成で、かつ、別個に移動するため、インフレータ本体61での作業は加硫機本体43から影響を受けることはなく、この結果、十分な作業スペースを確保でき、作業能率を向上させることができる。なお、この発明においては、コンベア78を省略し、上リム73に保持された加硫済タイヤTを、図示していないアンローダ装置等の搬出手段により、該上リム73から受け取ってそのまま搬出するようにしてもよい。
そして、加硫ステーションAにおける加硫が終了すると、上金型42は昇降シリンダ33の作動により上昇限まで上昇するが、このとき、セクターモールド39は半径方向内側限まで移動したままであるので、上金型42は加硫済タイヤTを把持したまま上昇限まで上昇する。なお、この上金型42による加硫済タイヤTの把持継続は、加硫済タイヤTが落下しない程度にセクターモールド39が半径方向外側限より若干半径方向内側に位置していても、行うことができる。また、このとき、ブラダ23内から加硫媒体が排出されるとともに、センターポスト21、上クランプリング22が上昇し、ブラダ23がドーナツ状から略円筒状に変形する。
次に、第1サーボシリンダ44を作動して加硫機本体43、把持体48を前方に一体的に移動させ、グリーンタイヤを把持している把持体48を搬入ステーションDから加硫ステーションAまで、また、加硫済タイヤTを把持している加硫機本体43(上金型42)を加硫ステーションAから受渡しステーションBまでそれぞれ移動させる。これとほぼ同時に、第2サーボシリンダ62を作動してインフレータ本体61、コンベア78を後方に移動させ、上側が空となったインフレータ本体61を冷却ステーションCから受渡しステーションBまで、また、空のコンベア78を搬出ステーションEから冷却ステーションCまで移動させて冷却ステーションCに侵入させる。
そして、この実施形態においては、前述のように加硫後において上金型42を上昇させる際、加硫済タイヤTを該上金型42によって把持するとともに、該上金型42が上昇限まで上昇すると、加硫済タイヤTを把持している上金型42を前方に向かって、即ち、インフレータ本体61に接近するよう移動させ、その後、該上金型42の下降による加硫済タイヤTのインフレータ本体61への受渡しと、次に加硫を行うグリーンタイヤGの下モールド15への搬入載置とを同時期(同時あるいは若干の時間的なずれは許容される)に行うようにしたので、サイクルタイムが短縮し作業能率が向上する。このようにして製品タイヤが製造されるが、前述のようなサイクルを繰り返すことで、製品タイヤを次々と製造することができる。
次に、製造すべきタイヤの種類に変更が生じると、このような変更に対応して下モールド15、上金型42およびポストキュアインフレータ60の下、上リム58、73を交換する必要があるが、この場合には、上金型42を含む加硫機本体43を加硫ステーションAに位置させるとともに、インフレータ本体61を冷却ステーションCに位置させる。この状態で下基台14から下モールド15を取り外すとともに、上基台35を下降させて上金型42を下モールド15上に載置し、その後、上金型42を上基台35から取り外すとともに、上基台35を上昇させる。
次に、保持体72をインフレータ本体61より若干上方の低い位置まで下降させた後、下モールド15、上金型42および下、上リム58、73の交換作業を行うが、このとき、前述のように上金型42とインフレータ本体61とを個別に前後方向に移動させることができるため、上金型42、下リム58を有するインフレータ本体61を交換作業に最適の位置、この実施形態では前述のように上金型42については加硫ステーションAに、インフレータ本体61については冷却ステーションCにそれぞれ位置させることができ、この結果、下モールド15、上金型42および下、上リム58、73を同時期に、しかも、比較的広い作業環境下で容易に交換することが可能となり、作業能率が向上する。
また、前記下リム58を有するインフレータ本体61は、上金型42が下降したとき、該上金型42から加硫済タイヤTが受渡されるので、前述のような交換作業時に高い位置に配置する必要はなく、一方、上リム73に関しては下降させることで低い位置まで移動させることができるため、下、上リム58、73の交換作業を低い位置で行うことでき、作業が安全で容易となる。さらに、下モールド15、上金型42の清掃作業を行う場合、例えば、インフレータ本体61を冷却ステーションCに、上金型42を受渡しステーションBに位置させれば、下モールド15の周囲および上金型42の下方に広い作業空間を確保することができ、清掃作業の作業能率が向上する。
この発明は、グリーンタイヤを加硫した後、冷却することでタイヤを製造する産業分野に適用できる。
15…下金型 42…上金型
44…第1駆動機構 48…把持体
58…下リム 60…ポストキュアインフレータ
61…インフレータ本体 62…第2駆動機構
68…移動手段 73…上リム
75…支持体 78…コンベア
A…加硫ステーション B…受渡しステーション
C…冷却ステーション G…グリーンタイヤ
T…加硫済タイヤ

Claims (5)

  1. 後方から前方に向かって互いに離れて配置された加硫、受渡し、冷却ステーションの受渡しステーションに上金型および下リムを有するポストキュアインフレータのインフレータ本体が共に位置しているとき、搬入されたグリーンタイヤを加硫ステーションに設置されている下金型に載置する一方、加硫済タイヤを把持している上金型を下降させて、該加硫済タイヤを前記インフレータ本体の下リムに受け渡した後、空の上金型を上昇させる第1工程と、前記上金型を後方に加硫ステーションまで移動させる一方、加硫済タイヤを受け取ったインフレータ本体を前方に冷却ステーションまで移動させる第2工程と、上金型を下降させて加硫ステーションに位置する下金型と共にグリーンタイヤを加硫し加硫済タイヤとした後、該加硫済タイヤを把持した上金型を上昇させる一方、冷却ステーションに設けられたポストキュアインフレータの上リムを下降させて加硫済タイヤをインフレータ本体と共に支持するとともに、これら上リム、インフレータ本体により加硫済タイヤを冷却した後、インフレータ本体から加硫済タイヤを取出して搬出する第3工程と、加硫済タイヤを把持している上金型を前方に受渡しステーションまで移動させる一方、空のインフレータ本体を後方に受渡しステーションまで移動させる第4工程とを備えたことを特徴とするタイヤの製造方法。
  2. 後方から前方に向かって互いに離れて配置された加硫、受渡し、冷却ステーションの加硫ステーションに設置され、搬入されたグリーンタイヤが載置される下金型と、下金型より前方に設置され、受渡しステーションと冷却ステーションとの間を移動可能で、加硫済タイヤを支持可能な下リムを有するポストキュアインフレータのインフレータ本体と、前記加硫ステーションと受渡しステーションとの間を移動可能、かつ、昇降可能で、加硫ステーションにおいて下降することで下金型と共にグリーンタイヤを加硫して加硫済タイヤとする一方、該加硫済タイヤを把持しながら昇降することで、加硫済タイヤを受渡しステーションに位置するインフレータ本体の下リムに受渡すことができる上金型と、冷却ステーションに昇降可能に設けられ、下降したとき、冷却ステーションに位置するインフレータ本体と共に加硫済タイヤを支持するとともに冷却するポストキュアインフレータの上リムと、前記上金型およびインフレータ本体を個別に前後方向に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とするタイヤの製造装置。
  3. 前記上金型に一体的に連結され昇降可能でグリーンタイヤを把持することができる把持体を上金型より後方に設け、前記上金型が受渡しステーションまで移動することで、グリーンタイヤを把持している把持体が加硫ステーションまで移動したとき、把持体を下降させることでグリーンタイヤを下金型に載置するようにした請求項2記載のタイヤの製造装置。
  4. 前記移動手段を、上金型をサーボ制御しながら移動させる第1駆動機構と、インフレータ本体をサーボ制御しながら移動させる第2駆動機構とから構成し、これら第1、第2駆動機構により上金型とインフレータ本体とを個別に前後方向に移動させるようにした請求項2または3記載のタイヤの製造装置。
  5. 前記上リムに加硫済タイヤを支持可能な支持体を設けるとともに、インフレータ本体に連結され、インフレータ本体の移動により冷却ステーションに侵入退避可能なコンベアをさらに設け、インフレータ本体が冷却ステーションに位置しているとき、冷却が終了した加硫済タイヤを支持体により支持した後、上リムを上昇させてインフレータ本体から取り出す一方、インフレータ本体を受渡しステーションまで移動させることでコンベアを冷却ステーションに侵入させ、その後、加硫済タイヤを支持体による支持から解放してコンベアに供給し搬出するようにした請求項2〜4のいずれかに記載のタイヤの製造装置。
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