JP2001024538A - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP2001024538A
JP2001024538A JP11195861A JP19586199A JP2001024538A JP 2001024538 A JP2001024538 A JP 2001024538A JP 11195861 A JP11195861 A JP 11195861A JP 19586199 A JP19586199 A JP 19586199A JP 2001024538 A JP2001024538 A JP 2001024538A
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frequency
clock signal
signal
harmonic
wireless device
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Naoki Tsukuda
直樹 佃
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B15/00Suppression or limitation of noise or interference
    • H04B15/02Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2215/00Reducing interference at the transmission system level
    • H04B2215/064Reduction of clock or synthesizer reference frequency harmonics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2215/00Reducing interference at the transmission system level
    • H04B2215/064Reduction of clock or synthesizer reference frequency harmonics
    • H04B2215/065Reduction of clock or synthesizer reference frequency harmonics by changing the frequency of clock or reference frequency

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Noise Elimination (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線装置において、クロック信号高調波に基
づく、回線信号周波数における感度抑圧の発生を防止す
る。 【解決手段】 開示される無線装置では、指定周波数の
回線信号を受信して復調する無線部103と、動作クロ
ック信号を用いて前記復調結果の信号を復号する制御部
102と、クロック信号を供給するクロック信号発生回
路101とを備えてなる無線装置において、制御部10
2が、クロック信号発生回路101に対して、回線信号
周波数に応じて、クロック信号の周波数を変化させる制
御を行うことによって、クロック信号の高調波が、回線
信号周波数に対応する感度抑圧範囲内に入らないように
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周波数シンセサ
イザを用いて復号用クロック信号を発生する無線装置に
係り、動作クロック信号の高調波に基づく感度抑圧の防
止を可能にした無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線装置の受信部においては、受信周波
数の近傍に、強力な妨害波が存在する場合、高周波部等
の飽和による増幅度の低下等の原因に基づいて、感度抑
圧現象が発生して、受信感度が劣化する。特に、従来、
無線選択呼出受信機(例えばポケットベル)のように、
多数の受信回線信号周波数を有する無線装置の場合、受
信機内部のクロック信号発生回路から発生する、クロッ
ク信号高調波が妨害波となって感度抑圧を受けるため、
一部の回線信号周波数において、受信感度が劣化するこ
とがあった。
【0003】図6は、従来の無線装置の構成例を示すブ
ロック図、また、図7は、従来の無線装置における回線
信号周波数とクロック信号高調波周波数との関係を示す
図である。従来の無線装置は、図6に示すように、クロ
ック信号発生回路301と、制御部302と、無線部3
03と、不揮発メモリ304とから概略構成されてい
る。クロック信号発生回路301は、制御部302にそ
の動作用クロックを供給する。制御部302は、無線部
303の受信動作を制御するとともに、無線部303か
らの復調結果のディジタル符号化信号に対する復号等の
処理を行う。無線部303は、受信した無線信号を復調
して、ディジタル符号化信号からなる復調信号を出力す
る。不揮発メモリ304は、復調信号におけるIDアド
レスや、無線部303における受信回線信号周波数等の
データを記憶している。
【0004】なお、クロック信号発生回路301には、
例えば、周波数シンセサイザが用いられる。従来、無線
選択呼出受信機のように、多数の受信回線信号周波数を
有する無線装置においては、受信信号の周波数変換等の
目的で、複数の局発周波数信号等を生成する際に、周波
数シンセサイザを使用して、安定な基準周波数の信号か
ら、所要の複数の異なる周波数の信号を作成する方法が
多く用いられている(例えば、特開平5−152903
号公報,特開平9−8688号公報等参照)が、近年に
おいては、さらに、符号化されている受信復調信号の復
号用クロック信号を発生するための、クロック信号発生
回路としても、周波数シンセサイザを用いることが多く
なった。
【0005】次に、図6を参照して、従来の無線装置の
動作について説明する。図示されないアンテナから入力
された、所定の変調方式の変調波からなる高周波信号
は、無線部303に入力される。このとき、制御部30
2は、不揮発メモリ304に記憶されている受信回線信
号周波数のデータに応じて、所要の回線信号周波数の高
周波信号のみを受信するように、無線部303を制御す
る。受信された高周波信号は、無線部303において復
調されて、所定の符号形式のディジタル信号として出力
される。この符号化信号は、制御部302において、ク
ロック信号発生回路301からの動作クロック信号を用
いて復号される。また、制御部302は、復号結果のデ
ータに含まれるIDアドレスと、不揮発メモリ304に
記憶されているIDアドレスとの一致を検出したとき、
復号結果のデータを、例えば表示等の方法で出力する。
【0006】図6に示された無線装置では、図7に示す
ように、ある回線信号周波数fの前後の一定の範囲
P、例えばf±Δfの範囲は、感度抑圧を受ける範
囲であって、この範囲内に妨害波が存在すると、受信感
度が劣化する。そこで、クロック信号のある高調波の周
波数m・fCLKが、この範囲内にある場合には、これ
が受信入力に回り込んで妨害波となるため、それ以外の
周波数範囲と比べて、受信感度が低下することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示された従来の
無線装置では、クロック信号発生回路の発生するクロッ
ク信号の周波数fCLKは略一定である。そのため、受
信回線数が多い場合には、使用する回線信号周波数によ
っては、クロック信号のある高調波の周波数m・f
CLKが、感度抑圧を生じるf±Δfの周波数範囲
に入るため、受信感度が劣化することを避けられないと
いう問題があった。
【0008】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、複数の受信回線信号周波数を持つ無線装
置であって、動作クロック信号の高調波に基づく感度抑
圧を防止した無線装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、指定周波数の回線信号を受
信して復調する無線手段と、動作クロック信号を用いて
上記復調結果の信号を復号する制御手段と、上記クロッ
ク信号を供給するクロック信号発生手段とを備えてなる
無線装置に係り、上記制御手段が、回線信号周波数に応
じて、上記クロック信号の高調波が、該回線信号周波数
に対応する感度抑圧範囲内に入らないように、上記クロ
ック信号発生手段に対して、上記クロック信号の周波数
を変化させる制御を行うことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の無線装置に係り、上記クロック信号発生手段が、基
準周波数の信号を発生する基準発振器と、クロック信号
を分周する分周手段と、該分周された信号と基準周波数
信号との位相誤差を検出する位相比較手段と、該位相誤
差に応じて発振周波数が変化するVCO(Voltage Cont
rolled Oscillator )とを備えてなり、上記制御手段の
制御に応じて、上記分周手段の分周数を変化させること
によって、上記VCOから出力されるクロック信号の周
波数を変化させることを特徴としている。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の無線装置に係り、上記制御手段が、回線信号周波数
に応じて、クロック信号高調波周波数が、該回線信号周
波数に対応する感度抑圧範囲内にあるか否かを計算しな
がら、上記分周手段の分周数を逐次変化させて、上記ク
ロック信号発生手段においてクロック信号を発生させる
ことによって、該クロック信号の高調波周波数が、上記
回線信号周波数に対応する感度抑圧範囲内に入らないよ
うに制御することを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の無線装置に係り、上記制御手段が、最初、クロック
信号高調波周波数が、上記感度抑圧範囲の上端又は下端
のいずれに近いかをみて、該クロック信号高調波周波数
が、近い側の感度抑圧範囲外になるように制御を行うこ
とを特徴としている。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項2記
載の無線装置に係り、上記制御手段が、回線信号周波数
に応じて、クロック信号高調波周波数が、該回線信号周
波数に対応する感度抑圧範囲内に入らないようにするた
めに必要な、上記分周手段の分周数を計算して、該分周
数に応じて上記クロック信号発生手段を制御することを
特徴としている。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項3乃
至5のいずれか1に記載の無線装置に係り、上記計算結
果の分周数を回線信号周波数に対応して記憶する手段を
設け、上記制御手段が、同一回線信号周波数受信時に、
該記憶されている分周数によって、上記クロック信号発
生手段がクロック信号を発生するように制御することを
特徴としている。
【0015】また、請求項7記載の発明は、請求項2記
載の無線装置に係り、上記受信周波数範囲を複数区分し
た各区分ごとに、クロック信号高調波周波数が該区分内
のすべての回線信号周波数に対応する感度抑圧範囲内に
存在しないように定められた、上記分周手段の分周比の
データを予め記憶する手段を有し、上記制御手段が、受
信回線信号周波数に応じて対応する該データを読み出し
て、該データに応じて上記分周手段の分周比を制御し
て、上記クロック発生手段においてクロック信号を発生
させることを特徴としている。
【0016】
【作用】この発明の構成では、無線装置において、制御
手段が、クロック信号発生手段に対して、回線信号周波
数に応じて、クロック信号の周波数を変化させる制御を
行うことによって、クロック信号の高調波が、回線信号
周波数に対応する感度抑圧範囲に入らないようにする
が、この際の、クロック信号周波数の制御は、基準周波
数の信号を発生する基準発振器と、クロック信号を分周
する分周手段と、分周された信号と基準周波数信号との
位相誤差を検出する位相比較手段と、この位相誤差に応
じて発振周波数が変化するVCOとを備えた周波数シン
セサイザにおいて、制御手段の制御に応じて、分周手段
の分周数を変化させることによって、VCOから出力さ
れるクロック信号の周波数を変化させることで行われ
る。
【0017】この場合のクロック信号周波数の制御は、
制御手段が、回線信号周波数に応じて、クロック信号高
調波周波数が、この回線信号周波数に対応する感度抑圧
範囲内にあるか否かを計算しながら、分周手段の分周数
を逐次変化させて、クロック信号発生手段においてクロ
ック信号を発生させることによって、クロック信号の高
調波周波数が、回線信号周波数に対応する感度抑圧範囲
に入らないように制御することによって行ってもよく、
又は、受信周波数範囲を複数区分した各区分ごとに、ク
ロック信号高調波周波数がこの区分内のすべての回線信
号周波数に対応する感度抑圧範囲内に存在しないように
定められた、分周手段の分周比のデータを予め記憶する
手段を設け、制御手段が、回線信号周波数ごとに対応す
る記憶データを読み出して、このデータに応じて分周手
段の分周比を制御して、クロック発生手段においてクロ
ック信号を発生させるようにしてもよい。
【0018】したがって、この発明の構成によれば、制
御手段における動作クロック信号の高調波周波数が、回
線信号周波数に接近して、無線手段において感度抑圧を
生じる周波数範囲に入ることがないように、クロック発
生手段においてクロック信号周波数の制御が行われるの
で、クロック信号高調波の影響に基づく受信感度の劣化
を確実に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である無線装置の構成を
示すブロック図、図2は、本実施例におけるクロック信
号発生回路の構成を示すブロック図、図3は、本実施例
の無線装置における、回線信号周波数と受信感度劣化を
生じるクロック信号高調波周波数との関係を示す図、ま
た、図4は、本実施例の無線装置におけるクロック信号
周波数制御動作を示すフローチャートである。
【0020】この例の無線装置は、図1に示すように、
クロック信号発生回路101と、制御部102と、無線
部103と、不揮発メモ104とから構成されている。
クロック信号発生回路101は、制御部102の制御に
応じてクロック信号を発生して、制御部102にその動
作用クロックとして供給する。制御部102は、不揮発
メモリ104のデータを用いて、無線部103の動作を
制御するとともに、無線部103からの復調信号に対し
て、復号の処理を行う。無線部103は、受信した無線
信号を復調して、ディジタルデータからなる復調信号を
出力する。不揮発メモリ104は、復調信号におけるI
Dアドレスや、無線部103における受信回線信号周波
数等のデータを記憶している。
【0021】次に、図1を参照して、この例の無線装置
の動作について説明する。図示されないアンテナから入
力された、所定の変調方式の変調波からなる高周波信号
は、無線部103に入力されて受信される。このとき、
制御部102は、不揮発メモリ104に記憶されている
受信回線信号周波数のデータに応じて、所要の回線信号
周波数の高周波信号を選択的に受信するように、無線部
103を制御する。受信された高周波信号は、無線部1
03において復調されて、所定の符号形式のディジタル
信号として出力される。この符号化信号は、制御部10
2において、クロック信号発生回路101から出力され
た動作クロック信号を用いて、符号化方式に対応する復
号方式で復号される。制御部102は、復号結果のデー
タに含まれるIDアドレス(例えば電話番号等)と、不
揮発メモリ104に記憶されているIDアドレスとを照
合して一致したとき、復号結果のデータを、例えば図示
されない表示器上に表示する等の方法で出力する。この
際、制御部102では、不揮発メモリ104に記憶され
ている、回線信号周波数fと、クロック信号発生回路
101における、基準発振器の発振周波数(基準周波
数)fREF及び分周器の分周数Nと、受信感度が劣化
する周波数範囲Δfのデータに応じて、クロック信号
発生回路101において発生するクロック信号の周波数
を設定する。なお、この場合、復号結果のディジタ
ル信号のデータレートは、クロック信号周波数に比べて
十分低いので、クロック信号周波数が多少変化しても、
復号動作には、影響が生じないものとする。
【0022】次に、図2を参照して、この例のクロック
信号発生回路の構成と動作について、詳細に説明する。
この例のクロック信号発生回路101は、図2に示すよ
うに、VCO(Voltage Controlled Oscillator )20
1と、LPF(Low Pass Filter )202と、位相比較
器203と、基準発振器204と、分周器205とを備
えている。VCO201は、LPF202の出力電圧の
極性とレベルとに応じて変化する周波数の信号を、クロ
ック信号として出力する。LPF202は、位相比較器
203の出力信号を帯域制限して、低周波成分の信号を
出力する。位相比較器203は、分周器205の出力信
号と、基準発振器204の出力信号との位相を比較し
て、位相誤差の信号を発生する。基準発振器204は、
クロック発生のための基準となる所定周波数の安定な信
号を発生する。分周器205は、クロック信号周波数
を、制御部102からの制御信号によって設定される分
周数N(Nは自然数)によって分周する。
【0023】クロック信号発生回路101は、周波数シ
ンセサイザを構成し、分周器205の分周数を制御部1
02からの制御信号によって制御されて、VCO201
から制御部102に動作クロック信号を供給する。図2
に示されたクロック信号発生回路においては、分周器2
05の分周数をNとし、基準発振器204の発振周波数
をfREF とすると、出力されるクロック信号の周波
数fCLK は、次のようになる。 fCLK=N・fREF …(1)
【0024】図3は、この例の無線装置における、回線
信号周波数と受信感度劣化を生じるクロック信号高調波
周波数との関係を示している。いま、回線信号周波数f
に近い2つのクロック信号高調波を、m・fCLK
び(m+1)・fCLKとし(ただしmは自然数)、ク
ロック信号高調波m・fCLKは、回線信号周波数f
より、Δfだけ下側にあり、クロック信号高調波(m
+1)・fCLKは、回線信号周波数fより、Δf
だけ上側にあるものとする。また、クロック信号高調波
が、回線信号周波数fに対して、f±Δfの範囲
P内にあるとき、受信感度が劣化するものとする。
【0025】次に、図4を参照して、この例の無線装置
におけるクロック信号周波数制御動作について説明す
る。無線装置の電源がオンになると、制御部102は、
不揮発メモリ104に記憶されている、回線信号周波数
,基準発振器204の発振周波数fREF,分周器
205の分周数N,受信感度が劣化する周波数範囲Δf
のデータを読み込む(ステップS1)。次に、制御部
102は、回線信号周波数fの下側にあるクロック
信号高調波m・fCLKの位置を求めるために、両周波
数の比f/fCLKを計算する。ただし、この際、f
CLK=N・fREFの関係になるようにする。このと
きの、f/fCLKの商をmとし、剰余をΔfとす
ると、クロック信号高調波周波数m・fCLKは、図3
に示すように、回線信号周波数fよりも、Δfだけ
下側にある。また、回線信号周波数fの上側にあるク
ロック信号高調波周波数(m+1)・fCLK を求め
るために、Δf=(m+1)・fCLK−fを計算
する。クロック信号高調波周波数(m+1)・fCLK
の位置は、図3に示すように、回線信号周波数f
りも、Δfだけ上側にある(ステップS2)。
【0026】次に、制御部102は、ΔfとΔf
の大小を比較することによって、クロック信号高調波周
波数m・fCLKと、(m+1)・fCLKのどちらが
回線信号周波数fに近いかの判定を行う(ステップS
3)。もしも、Δf<Δfの場合には、ΔfとΔ
とを比較して(ステップS4)、Δf<Δf
とき、すなわち、クロック信号高調波周波数m・f
LKが、受信感度が劣化する周波数範囲内にある場合
は、制御部102が、分周数Nから1を減算して、クロ
ック信号周波数を、fCLK−fREFにして、クロッ
ク信号高調波周波数を、m・fREFだけ低くする。こ
れによって、Δfは、m・fREFだけ増加する(ス
テップS5)。以後、再びΔfとΔfとを比較して
(ステップS4)、Δf<Δfの間は、ステップS
4〜ステップS5の処理を繰り返して行う。そして、Δ
≧Δfになったら、制御部102が、分周器20
5の分周数を計算して、求められた分周数Nを分周器2
05に設定する。このとき、クロック信号発生回路10
1は、周波数fCLK=N・fREFのクロック信号を
発生する(ステップS8)ので、クロック信号高調波周
波数は、無線装置の受信感度が劣化する周波数範囲f
±Δfの範囲外になっている。
【0027】また、ステップS3において、Δf≧Δ
の場合には、ΔfとΔfとを比較して(ステッ
プS4)、Δf<Δfのとき、すなわち、クロック
信号高調波周波数(m+1)・fCLKが、受信感度が
劣化する周波数範囲内にある場合は、制御部102が、
分周数Nに1を加算して、クロック信号周波数を、f
CLK +fREFにして、クロック信号高調波周波数
を、(m+1)・fRE だけ高くする。これによっ
て、Δfは、(m+1)・fREFだけ増加する(ス
テップS7)。以後、再びΔfとΔfとを比較して
(ステップS6)、Δf<Δfの間は、ステップS
7〜ステップS6を繰り返す。そして、Δf ≧Δf
になったら、制御部102が、分周器205の分周数を
計算して、求められた分周数Nを分周器205に設定す
る。このとき、クロック信号発生回路101は、周波数
CLK=N・fREFのクロック信号を発生する(ス
テップS8)ので、クロック信号高調波周波数は、無線
装置の受信感度が劣化する周波数範囲f±Δfの範
囲外になっている。
【0028】このように、この例の無線装置によれば、
制御部が、回線信号周波数と、クロック信号高調波周波
数とが、接近しないように、クロック発生回路のクロッ
ク信号周波数の制御を行うので、クロック信号高調波の
影響による受信感度劣化の発生を防止することができ
る。
【0029】◇第2実施例 図5は、この発明の第2実施例の無線装置におけるクロ
ック信号周波数制御動作を示すフローチャートである。
この例の無線装置の構成は、図1に示された実施例の場
合と同様であるが、制御部102における、クロック周
波数制御の方法が異なっている。
【0030】以下においては、無線装置において使用で
きる回線信号周波数の範囲が、fからfの範囲であ
る場合について説明する。無線装置の電源がオンになる
と、制御部102は、不揮発メモリ104に記憶されて
いる、回線信号周波数f,基準発振器204の発振
周波数fREF,分周器205の分周数N1,N2,N
3のデータを読み込む(ステップP1)。ここで、分周
数N1,N2,N3は、回線信号周波数が、それぞれ、
≦f<f2,≦f<fの範囲内にあると
きの分周数とする。次に、制御部102は、回線信号周
波数の範囲を、f≦f<f2,≦f<f3,
≦f<fの3つに分割して、回線信号周波数f
が、どの範囲にあるのかを判定する(ステップP
2)。
【0031】回線信号周波数fが、f≦f<f
の場合は、制御部102は、分周器205の分周数をN
1に設定し(ステップP3)、f≦f<fの場合
は、制御部102は、分周器205の分周数をN2に設
定し(ステップP4)、f≦f<fの場合は、制
御部102は、分周器205の分周数をN3に設定する
(ステップP5)。ここで、分周数N1は、周波数f
CLK=N1・fREFのクロック信号の高調波が、f
≦f<fの範囲内にある、すべての周波数の回線
信号に影響を与えないような値に決定して、予め不揮発
メモリ104に記憶されている。同様に、分周数N2
は、周波数fCLK=N2・fREFのクロック信号の
高調波が、f≦f<fの範囲内にある、すべての
周波数の回線信号に影響を与えないような値に決定し
て、予め不揮発メモリ104に記憶されている。さら
に、分周数N3は、周波数fCLK=N3・fREF
クロック信号の高調波が、f≦f<fの範囲内に
あるすべての周波数の回線信号に影響を与えないような
値に決定して、予め不揮発メモリ104に記憶されてい
る。
【0032】クロック信号発生回路101は、このよう
にして決定された、いずれかの分周数Nを用いて、周波
数fCLK=N・fREFのクロック信号を発生し、制
御部102は、これを動作クロック信号として用いて、
無線部103からの復調信号に対する、所要の復号等の
動作を行う。
【0033】したがって、この例の無線装置では、クロ
ック信号高調波の影響による、受信感度劣化の発生を防
止することができる。なお、この例の無線装置では、一
例として、回線信号周波数の範囲を3分割したが、分割
された範囲内にあるすべての周波数の回線信号が、その
範囲内で使用するクロック信号の高調波の影響を受けな
いように注意することによって、回線信号周波数の範囲
を任意数に分割することも可能である。
【0034】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、第1実施
例の場合において、分周数Nを1ずつ変化させて、クロ
ック信号周波数を基準周波数fREFずつ、逐次変化さ
せるような計算を行う代わりに、回線信号周波数に応じ
て、クロック信号の高調波周波数が、無線部の受信感度
が劣化する範囲Δfに入らなくなるような、クロック
信号周波数を発生させるための分周器の分周数を計算し
て、この分周数によって、クロック信号を発生させるよ
うにしてもよい。さらに、この場合と、第1実施例の場
合とで、計算によって所要の分周器の分周数が決定され
たとき、計算結果の分周数を、回線信号周波数対応に、
メモリに記憶しておき、次回、同じ回線信号周波数の受
信を行うときは、メモリに記憶されている分周数を読み
出して使用することによって、その都度、分周数の計算
を行わなくてもよいようにすることも可能である。な
お、この発明は、無線選択呼出受信機の場合に限らず、
携帯電話機や、各種の無線部を内蔵した携帯情報端末等
の場合にも適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、制御部における動作クロック信号の高調波周波
数が、回線信号周波数に接近して、無線部において感度
抑圧を生じる周波数範囲に入ることがないように、クロ
ック発生回路においてクロック信号周波数の設定を行う
ので、クロック信号高調波の影響に基づく受信感度の劣
化を確実に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である無線装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるクロック信号発生回路の構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施例の無線装置における、回線信号周波数
と受信感度劣化を生じるクロック信号高調波周波数との
関係を示す図である。
【図4】本実施例の無線装置におけるクロック信号周波
数制御動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の第2実施例の無線装置におけるクロ
ック信号周波数制御動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の無線装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】従来の無線装置における回線信号周波数とクロ
ック信号高調波周波数との関係を示す図である。
【符号の説明】
101 クロック信号発生回路(クロック信号発生
手段) 102 制御部(制御手段) 103 無線部(無線手段) 104 不揮発メモリ(記憶手段) 201 VCO 202 LPF 203 位相比較器 204 基準発振器 205 分周器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定周波数の回線信号を受信して復調す
    る無線手段と、動作クロック信号を用いて前記復調結果
    の信号を復号する制御手段と、前記クロック信号を供給
    するクロック信号発生手段とを備えてなる無線装置であ
    って、 前記制御手段が、回線信号周波数に応じて、前記クロッ
    ク信号の高調波が、該回線信号周波数に対応する感度抑
    圧範囲内に入らないように、前記クロック信号発生手段
    に対して、前記クロック信号の周波数を変化させる制御
    を行うことを特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記クロック信号発生手段が、基準周波
    数の信号を発生する基準発振器と、クロック信号を分周
    する分周手段と、該分周された信号と基準周波数信号と
    の位相誤差を検出する位相比較手段と、該位相誤差に応
    じて発振周波数が変化するVCO(Voltage Controlled
    Oscillator )とを備えてなり、前記制御手段の制御に
    応じて、前記分周手段の分周数を変化させることによっ
    て、前記VCOから出力されるクロック信号の周波数を
    変化させることを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、回線信号周波数に応じ
    て、クロック信号高調波周波数が、該回線信号周波数に
    対応する感度抑圧範囲内にあるか否かを計算しながら、
    前記分周手段の分周数を逐次変化させて、前記クロック
    信号発生手段においてクロック信号を発生させることに
    よって、該クロック信号の高調波周波数が、前記回線信
    号周波数に対応する感度抑圧範囲内に入らないように制
    御することを特徴とする請求項2記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、最初、クロック信号高
    調波周波数が、前記感度抑圧範囲の上端又は下端のいず
    れに近いかをみて、該クロック信号高調波周波数が、近
    い側の感度抑圧範囲外になるように制御を行うことを特
    徴とする請求項3記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、回線信号周波数に応じ
    て、クロック信号高調波周波数が、該回線信号周波数に
    対応する感度抑圧範囲内に入らないようにするために必
    要な、前記分周手段の分周数を計算して、該分周数に応
    じて前記クロック信号発生手段を制御することを特徴と
    する請求項2記載の無線装置。
  6. 【請求項6】 前記計算結果の分周数を回線信号周波数
    に対応して記憶する手段を設け、前記制御手段が、同一
    回線信号周波数受信時に、該記憶されている分周数によ
    って、前記クロック信号発生手段がクロック信号を発生
    するように制御することを特徴とする請求項3乃至5の
    いずれか1に記載の無線装置。
  7. 【請求項7】 受信周波数範囲を複数区分した各区分ご
    とに、クロック信号高調波周波数が該区分内のすべての
    回線信号周波数に対応する感度抑圧範囲内に存在しない
    ように定められた、前記分周手段の分周比のデータを予
    め記憶する手段を有し、前記制御手段が、受信回線信号
    周波数に応じて対応する該データを読み出して、該デー
    タに応じて前記分周手段の分周比を制御して、前記クロ
    ック発生手段においてクロック信号を発生させることを
    特徴とする請求項2記載の無線装置。
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