JPH11168405A - 無線回路とそれを用いた移動無線機 - Google Patents

無線回路とそれを用いた移動無線機

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JPH11168405A
JPH11168405A JP9348699A JP34869997A JPH11168405A JP H11168405 A JPH11168405 A JP H11168405A JP 9348699 A JP9348699 A JP 9348699A JP 34869997 A JP34869997 A JP 34869997A JP H11168405 A JPH11168405 A JP H11168405A
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JP
Japan
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time constant
reception
transmission
time
signal
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Application number
JP9348699A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Hirano
俊介 平野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11168405A publication Critical patent/JPH11168405A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 間欠受信時の平均消費電力を減らすことがで
きる無線回路を提供する。 【解決手段】 周波数シンセサイザ6にループフィルタ
4の時定数を切り替える時定数切換手段9を設け、送信
モードか受信モードかを判定する送受モード判定信号を
時定数切換手段に入力する。受信モードでは周波数シン
セサイザのループフィルタの時定数を小さくしてロック
アップタイムを短縮し、送信モードでは周波数シンセサ
イザのループフィルタの時定数を大きくして送信信号の
C/N特性を改善する。送信信号のC/N特性を劣化さ
せることなく、間欠受信時の平均消費電力を低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動無線機等で使
用される無線回路と、それを用いた移動無線機に関し、
特に、送信信号のC/N特性を劣化させることなく、間
欠動作時の消費電力を低減できるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話のような移動無線機の場合、周
波数シンセサイザは基準信号から任意の局部発振周波数
を作り出すために使用される。
【0003】一般に携帯電話のような移動無線機で使用
される無線回路は、図11に示すように、入力電圧に応
じた周波数の信号を発振する電圧制御発振器1と、電圧
制御発振器1の出力信号の周波数を分周データに基づい
て分周する分周器2と、基準信号と分周器2の出力信号
との位相を比較して位相差を出力する位相比較器3と、
位相比較器3の出力を平均化するループフィルタ4と、
分周データを格納するデータ格納手段5とから成る周波
数シンセサイザ6と、周波数シンセサイザ6の出力信号
とベースバンド変調信号とを入力し送信信号を出力する
送信部7と、周波数シンセサイザ6の出力信号と受信信
号とを入力しベースバンド復調信号を出力する受信部8
とを備えている。
【0004】市販されている周波数シンセサイザIC等
で一般的に行なわれているように、分周比データは、ク
ロック信号とデータ信号とイネーブル信号とを用いてデ
ータ格納手段5にシリアル入力され、データ格納手段5
に格納される。
【0005】この電圧制御発振器1、分周器2、位相比
較器3及びループフィルタ4は、PLLを構成してお
り、基準信号の周波数と分周比の積で得られる周波数で
電圧制御発振器1の出力信号の周波数、即ち、周波数シ
ンセサイザ6の出力信号の周波数が安定する。
【0006】送信部7は、周波数シンセサイザ6の出力
信号とベースバンド変調信号により送信信号を生成し、
出力する。また、受信部8は、周波数シンセサイザ6の
出力信号と受信信号によりベースバンド復調信号を生成
し、出力する。
【0007】このような無線回路は、特開平8−190
28に記載されているように、待ち受け時には無線回路
を間欠動作させる。以下、この無線回路の待ち受け時の
動作を説明する。
【0008】図12は、受信スロットと、受信部7及び
周波数シンセサイザ6の間欠動作制御信号と、周波数シ
ンセサイザ6の出力周波数との関係を示している。周波
数シンセサイザ6は、始動してから出力周波数が目標周
波数に安定するまでに所要の時間(ロックアップタイ
ム)が必要であるため、受信スロットが開始する時点よ
りもロックアップタイムの余裕を持って始動させる。
【0009】このように、定められている受信スロット
の区間だけ、受信部7及び周波数シンセサイザ6に受信
動作を行なわせることにより、間欠受信時の平均消費電
力を少なくし、電池寿命を延ばしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】周波数シンセサイザ6
のロックアップタイムを短くすれば、待ち受け時の動作
時間が減るので間欠受信時の平均消費電力を少なくする
ことができる。しかし、周波数シンセサイザ6のロック
アップタイムはループフィルタ4の時定数に依存し、時
定数を小さくすればロックアップタイムを短縮できる
が、周波数シンセサイザ6の出力信号のノイズ特性が劣
化するというように、ロックアップタイムとノイズ特性
はトレードオフの関係にある。周波数シンセサイザ6の
出力信号は送信時の局部発振周波数としても使うため、
送信時のC/N特性を劣化させない程度にループフィル
タ4の時定数を設定する必要があり、ロックアップタイ
ムを十分に短縮することができないという問題点があ
る。
【0011】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、送信信号のC/N特性を劣化させること
なく間欠動作時のロックアップタイムを短縮し、間欠受
信時の平均消費電力を減らすことができる無線回路を提
供し、また、消費電力を減らして電池寿命を長持ちさせ
ることができる移動無線機を提供し、また、送信信号の
C/N特性を劣化させることなく平均消費電力を減らす
ための無線回路や移動無線機の送受信方法を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の無線回
路では、周波数シンセサイザのループフィルタの時定数
を切り替える時定数切換手段を設け、この時定数切換手
段に、送信モードか受信モードかを判定する送受モード
判定信号、または、待ち受けモードか通話モードかを判
定する動作モード判定信号を入力している。
【0013】また、本発明の送受信方法では、無線回路
を構成する周波数シンセサイザのループフィルタの時定
数を、受信時には送信時よりも小さく設定し、あるい
は、待ち受け時には通話時よりも小さく設定し、待ち受
け時の受信動作時間を短縮するようにしている。
【0014】そのため、送信時のループフィルタの時定
数に影響を与えずに、間欠受信時のループフィルタの時
定数を小さくして、間欠動作時の周波数シンセサイザの
ロックアップタイムを短縮することができ、間欠受信時
の平均消費電力を減らすことができる。
【0015】また、この無線回路や送受信方法を移動無
線機に適用することにより、電池寿命の長い移動無線機
を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電圧制御発振器と、電圧制御発振器の出力の周波数
を分周する分周器と、分周器が出力した信号と基準信号
との位相を比較してその位相差をループフィルタを介し
て電圧制御発振器に出力する位相比較器と、分周器の分
周データを格納するデータ格納手段とを有する周波数シ
ンセサイザと、電圧制御発振器の出力信号をベースバン
ド変調信号で変調する送信部と、受信信号を電圧制御発
振器の出力信号を用いて復調する受信部とを備える無線
回路において、前記ループフィルタの時定数を切り替え
る時定数切換手段を設け、この時定数切換手段に、送信
モードか受信モードかを判定する送受モード判定信号を
入力するようにしたものであり、送信時のループフィル
タの時定数を小さくすることなく、間欠受信時のループ
フィルタの時定数を小さくすることができ、間欠動作時
の周波数シンセサイザのロックアップタイムの短縮が可
能となる。
【0017】請求項2に記載の発明は、この時定数切換
手段が、ループフィルタの時定数を、受信時には、送信
時よりも小さくなるように切り換えるようにしたもので
あり、送信信号のC/N特性を劣化させることなく、間
欠動作時の周波数シンセサイザのロックアップタイムを
短縮することができ、間欠受信時の平均消費電力を減ら
すことが可能になる。
【0018】請求項3に記載の発明は、この送受モード
判定信号をデータ格納手段に設定し、データ格納手段か
ら時定数切換手段に入力するようにしたものであり、送
受モード判定信号を分周データとともに周波数シンセサ
イザのデータ格納手段に入力することにより、送受モー
ド判定信号を入力するための特別の入力端子が不要にな
り、周波数シンセサイザのIC化が容易になる。
【0019】請求項4に記載の発明は、電圧制御発振器
と、電圧制御発振器の出力の周波数を分周する分周器
と、分周器が出力した信号と基準信号との位相を比較し
てその位相差をループフィルタを介して電圧制御発振器
に出力する位相比較器と、分周器の分周データを格納す
るデータ格納手段とを有する周波数シンセサイザと、電
圧制御発振器の出力信号をベースバンド変調信号で変調
する送信部と、受信信号を電圧制御発振器の出力信号を
用いて復調する受信部とを備える無線回路において、前
記ループフィルタの時定数を切り替える時定数切換手段
を設け、この時定数切換手段に、待ち受けモードか通話
モードかを判定する動作モード判定信号を入力するよう
にしたものであり、送信時のループフィルタの時定数を
小さくすることなく、間欠受信時のループフィルタの時
定数を小さくすることができ、間欠動作時の周波数シン
セサイザのロックアップタイムの短縮が可能となる。
【0020】請求項5に記載の発明は、この時定数切換
手段が、ループフィルタの時定数を、待ち受け時には、
通話時よりも小さくなるように切り換えるようにしたも
のであり、送信信号のC/N特性を劣化させることな
く、間欠動作時の周波数シンセサイザのロックアップタ
イムを短縮することができ、間欠受信時の平均消費電力
を減らすことが可能になる。
【0021】請求項6に記載の発明は、この動作モード
判定信号をデータ格納手段に設定し、データ格納手段か
ら時定数切換手段に入力するようにしたものであり、送
受モード判定信号を分周データとともに周波数シンセサ
イザのデータ格納手段に入力することにより、送受モー
ド判定信号を入力するための特別の入力端子が不要にな
り、周波数シンセサイザのIC化が容易になる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかの無線回路を移動無線機に設けるようにした
ものであり、移動無線機の消費電力を低減し、電池寿命
を延ばすことができる。
【0023】請求項8に記載の発明は、時分割で送信及
び受信を行なう無線回路の送受信方法において、無線回
路を構成する周波数シンセサイザのループフィルタの時
定数を、受信時には送信時よりも小さく設定し、待ち受
け時の受信動作時間を短縮するようにしたものであり、
送信信号のC/N特性を劣化させることなく、間欠受信
時の平均消費電力を減らすことができる。
【0024】請求項9に記載の発明は、間欠受信動作を
行なう無線回路の送受信方法において、無線回路を構成
する周波数シンセサイザのループフィルタの時定数を、
待ち受け時には通話時よりも小さく設定し、待ち受け時
の受信動作時間を短縮するようにしたものであり、送信
信号のC/N特性を劣化させることなく、間欠受信時の
平均消費電力を減らすことができる。
【0025】請求項10に記載の発明は、時分割で送信
及び受信を行なう移動無線機の送受信方法において、無
線回路を構成する周波数シンセサイザのループフィルタ
の時定数を、受信時には送信時よりも小さく設定し、待
ち受け時の受信動作時間を短縮するようにしたものであ
り、送信信号のC/N特性を劣化させることなく、移動
無線機の間欠受信時の平均消費電力を減らすことがで
き、電池の寿命を長持ちさせることができる。
【0026】請求項11に記載の発明は、間欠受信動作
を行なう移動無線機の送受信方法において、無線回路を
構成する周波数シンセサイザのループフィルタの時定数
を、待ち受け時には通話時よりも小さく設定し、待ち受
け時の受信動作時間を短縮するようにしたものであり、
送信信号のC/N特性を劣化させることなく、移動無線
機の間欠受信時の平均消費電力を減らすことができ、電
池の寿命を長持ちさせることができる。
【0027】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0028】(第1の実施形態)第1の実施形態の無線
回路は、図1に示すように、入力電圧に応じた周波数の
信号を発振する電圧制御発振器1と、電圧制御発振器1
の出力信号の周波数を分周データに基づいて分周する分
周器2と、基準信号と分周器2の出力信号との位相を比
較して位相差を出力する位相比較器3と、位相比較器3
の出力を平均化するループフィルタ4と、送信時と受信
時とでループフィルタ4の時定数を切り換える時定数切
換手段9と、分周データを格納するデータ格納手段5と
から成る周波数シンセサイザ6と、周波数シンセサイザ
6の出力信号とベースバンド変調信号とを入力し送信信
号を出力する送信部7と、周波数シンセサイザ6の出力
信号と受信信号とを入力しベースバンド復調信号を出力
する受信部8とを備えている。
【0029】図2は、ループフィルタ4と時定数切換手
段9との回路構成の一例を示している。ループフィルタ
4は、複数の抵抗41〜44と、複数のコンデンサ45〜47と
を備えており、各抵抗の一端はコンデンサ45〜47を介し
て接地されている。位相比較器3の出力は抵抗41に接続
され、抵抗41の他端はコンデンサ45と抵抗42とに接続さ
れ、抵抗42の他端はコンデンサ46と抵抗43とに接続さ
れ、抵抗43の他端はローパスフィルタ4の出力として電
圧制御発振器1に接続されるとともに抵抗44に接続さ
れ、抵抗44の他端はコンデンサ47に接続されている。
【0030】時定数切換手段9は、コンデンサ91とスイ
ッチ92とを備えており、コンデンサ92の一端はスイッチ
92を介して接地されている。コンデンサ91の他端は、ル
ープフィルタ4の抵抗44とコンデンサ47との接続点に接
続されている。スイッチ92は送受モード判定信号の制御
でオン・オフされる。
【0031】図3は、図2の回路構成の場合のループフ
ィルタの周波数特性を示している。一般的に、この種の
ループフィルタでは、コンデンサ47に比べてコンデンサ
45、46の値を小さくしているため、ループフィルタのカ
ットオフ周波数は、抵抗41〜44とコンデンサ47、91とに
より決まる。スイッチ92をオンすると、図3に示すよう
に、スイッチ92がオフのときよりもカットオフ周波数が
低下し、ループ帯域が狭まり、時定数が増大する。この
ようにスイッチ92をオン・オフさせることで、カットオ
フ周波数を変化させ、時定数を変えることができる。
【0032】また、ループフィルタ4と時定数切換手段
9は、図4のように構成することもできる。この回路で
は、コンデンサ91が抵抗42とコンデンサ46との接続点に
接続されている点が図2の回路構成と異なっている。
【0033】図5は、この図3の回路構成の場合の周波
数特性を示している。コンデンサ45、46は、キャリアか
ら離れたところのC/N特性を確保するために挿入され
ており、図5に示すように、スイッチ92をオンすると、
周波数が高い領域での減衰量が大きくなり、ループ帯域
が狭まり、時定数が増大する。
【0034】次に、この無線回路の動作を説明する。
【0035】図6は、この動作を示すタイミングチャー
トである。ここで示しているタイムスロットは日本のP
DC方式のディジタル携帯電話のものである。無線回路
は、待ち受け中は間欠的に受信スロットを受信し、通話
中は送信スロットで送信し、受信スロットを受信する。
【0036】スイッチ92は、送信スロットとそれ以外と
を区別する送受モード判定信号によって制御され、通話
中の送信スロットの区間では、スイッチ92が送受モード
判定信号の制御でオンになり、一方、待ち受け中、及
び、送信スロット以外の通話中の区間では、スイッチ92
が送受モード判定信号の制御でオフになる。
【0037】このように、送受モード判定信号に基づい
てスイッチ92をオン・オフ制御することにより、待ち受
け中のループフィルタ4の時定数を小さく設定し、この
ときの周波数シンセサイザ6のロックアップタイムを短
くすることができる。従って、待ち受け中の動作時間を
短縮することが可能となり、間欠受信時の平均消費電力
を小さくすることができる。一方、通話中の送信時は、
時定数が大きくなり、送信信号のC/N特性を改善する
ことができる。
【0038】なお、ここでは日本のPDC方式のディジ
タル携帯電話のタイムスロットを用いて説明している
が、時分割で送信、受信を行なうものであれば同様に実
施可能である。
【0039】また、ループフィルタ4及び時定数切換手
段9の構成は、図2または図4の構成に限定するもので
はない。
【0040】また、この実施形態の無線回路を移動無線
機に適用することにより、移動無線機の送信信号のC/
N特性を劣化させることなく、間欠受信時の平均消費電
力を減らすことができ、電池寿命の長い移動無線機を得
ることができる。
【0041】(第2の実施形態)第2の実施形態の無線
回路は、図7に示すように、時定数切換手段9に、待ち
受け中と通話中とを区別する動作モード判定信号が入力
する。その他の構成は第1の実施形態(図1)と変わり
がない。
【0042】図8は、この無線回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。待ち受け中は、スイッチ92を動作
モード判定信号の制御でオフにする。通話中は、スイッ
チ92を動作モード判定信号の制御でオンにする。
【0043】このように、動作モード判定信号に基づい
てスイッチ92をオン・オフ制御しても、待ち受け中のル
ープフィルタ4の時定数を小さくし、周波数シンセサイ
ザ6のロックアップタイムを短くすることができる。従
って、待ち受け中の動作時間の短縮が可能となり、間欠
受信時の平均消費電力を減らすことができる。また、通
話中の送信時は、時定数が大きくなり、送信信号のC/
N特性を改善することができる。
【0044】また、この無線回路では、第1の実施形態
に比べて、時定数切り換えの制御が簡単であるため、動
作モード判定信号を発生する回路の作成が容易となる。
【0045】また、この第2の実施形態の無線回路を移
動無線機に適用することにより、移動無線機の送信信号
のC/N特性を劣化させることなく、間欠受信時の平均
消費電力を減らすことができ、電池寿命の長い移動無線
機を得ることができる。
【0046】(第3の実施形態)第3の実施形態の無線
回路は、図9に示すように、時定数切換手段9に入力す
る送受モード判定信号を、データ格納手段5より出力し
ている。その他の構成は、第1の実施形態(図1)と変
わりがない。
【0047】この無線回路では、クロック信号、データ
信号、イネーブル信号を用いてデータ格納手段5に分周
比データをシリアル入力する際に、このデータに送受モ
ード判定のデータを付加してデータ格納手段5に入力す
る。そして、このデータ格納手段5に格納された送受モ
ード判定のデータを時定数切換手段9に送り、ループフ
ィルタ4の時定数を切り換える。時定数切り換えの動作
は第1の実施形態と同じである。
【0048】このような構成により、周波数シンセサイ
ザをIC化する際に、送受モード判定信号のための外部
端子を設ける必要が無くなる。
【0049】(第4の実施形態)第4の実施形態の無線
回路は、図10に示すように、データ格納手段5から時
定数切換手段9に、動作モード判定信号を出力してい
る。その他の構成は、第3の実施形態(図9)と変わり
がない。
【0050】この無線回路では、クロック信号、データ
信号、イネーブル信号を用いてデータ格納手段5に分周
比データをシリアル入力する際に、このデータに動作モ
ード判定のデータを付加してデータ格納手段5に入力す
る。そして、このデータ格納手段5に格納された動作モ
ード判定のデータを時定数切換手段9に送り、ループフ
ィルタ4の時定数を切り換える。時定数切り換えの動作
は第2の実施形態と同じである。
【0051】このような構成により、周波数シンセサイ
ザをIC化する際に、動作モード判定信号のための外部
端子を設ける必要が無くなる。
【0052】また、この無線回路では、第3の実施形態
に比べて、時定数切り換えの制御が簡単であるため、動
作モード判定信号を発生する回路の作成が容易となる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の無線回路は、送信信号のC/N特性を劣化させること
なく、間欠動作時の周波数シンセサイザのロックアップ
タイムを短縮して間欠受信時の平均消費電力を低減する
ことができる。
【0054】また、この無線回路を移動無線機に適用す
ることにより、電池寿命の長い移動無線機を得ることが
できる。
【0055】また、本発明の送受信方法は、送信信号の
C/N特性を劣化させることなく、間欠受信時の平均消
費電力の低減を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における無線回路のブ
ロック図、
【図2】第1の実施形態の無線回路におけるループフィ
ルタと時定数切換手段の一例を示す回路図、
【図3】第1の実施形態の無線回路におけるループフィ
ルタの周波数特性図、
【図4】第1の実施形態の無線回路におけるループフィ
ルタと時定数切換手段の他の例を示す回路図、
【図5】第1の実施形態の無線回路におけるループフィ
ルタの他の周波数特性図、
【図6】第1の実施形態の無線回路の動作を説明するタ
イミングチャート、
【図7】本発明の第2の実施形態における無線回路のブ
ロック図、
【図8】第2の実施形態の無線回路の動作を説明するタ
イミングチャート、
【図9】本発明の第3の実施形態における無線回路のブ
ロック図、
【図10】本発明の第4の実施形態における無線回路の
ブロック図、
【図11】従来の無線回路のブロック図、
【図12】従来の無線回路の動作を説明するタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 2 分周器 3 位相比較器 4 ループフィルタ 5 データ格納手段 6 周波数シンセサイザ 7 送信部 8 受信部 9 分周比制御回路 41〜44 抵抗 45〜47 コンデンサ 91 コンデンサ 92 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 H04B 7/26 X

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器
    の出力の周波数を分周する分周器と、前記分周器が出力
    した信号と基準信号との位相を比較してその位相差をル
    ープフィルタを介して前記電圧制御発振器に出力する位
    相比較器と、前記分周器の分周データを格納するデータ
    格納手段とを有する周波数シンセサイザと、前記電圧制
    御発振器の出力信号をベースバンド変調信号で変調する
    送信部と、受信信号を前記電圧制御発振器の出力信号を
    用いて復調する受信部とを備える無線回路において、 前記ループフィルタの時定数を切り替える時定数切換手
    段を設け、前記時定数切換手段に、送信モードか受信モ
    ードかを判定する送受モード判定信号を入力することを
    特徴とする無線回路。
  2. 【請求項2】 前記時定数切換手段が、前記ループフィ
    ルタの時定数を、受信時には、送信時よりも小さくなる
    ように切り換えることを特徴とする請求項1に記載の無
    線回路。
  3. 【請求項3】 前記送受モード判定信号が、前記データ
    格納手段に設定され、前記データ格納手段から前記時定
    数切換手段に入力されることを特徴とする請求項1に記
    載の無線回路。
  4. 【請求項4】 電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器
    の出力の周波数を分周する分周器と、前記分周器が出力
    した信号と基準信号との位相を比較してその位相差をル
    ープフィルタを介して前記電圧制御発振器に出力する位
    相比較器と、前記分周器の分周データを格納するデータ
    格納手段とを有する周波数シンセサイザと、前記電圧制
    御発振器の出力信号をベースバンド変調信号で変調する
    送信部と、受信信号を前記電圧制御発振器の出力信号を
    用いて復調する受信部とを備える無線回路において、 前記ループフィルタの時定数を切り替える時定数切換手
    段を設け、前記時定数切換手段に、待ち受けモードか通
    話モードかを判定する動作モード判定信号を入力するこ
    とを特徴とする無線回路。
  5. 【請求項5】 前記時定数切換手段が、前記ループフィ
    ルタの時定数を、待ち受け時には、通話時よりも小さく
    なるように切り換えることを特徴とする請求項4に記載
    の無線回路。
  6. 【請求項6】 前記動作モード判定信号が、前記データ
    格納手段に設定され、前記データ格納手段から前記時定
    数切換手段に入力されることを特徴とする請求項4に記
    載の無線回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかの無線回路を
    具備することを特徴とする移動無線機。
  8. 【請求項8】 時分割で送信及び受信を行なう無線回路
    の送受信方法において、 無線回路を構成する周波数シンセサイザのループフィル
    タの時定数を、受信時には送信時よりも小さく設定し、
    待ち受け時の受信動作時間を短縮することを特徴とする
    無線回路の送受信方法。
  9. 【請求項9】 間欠受信動作を行なう無線回路の送受信
    方法において、 無線回路を構成する周波数シンセサイザのループフィル
    タの時定数を、待ち受け時には通話時よりも小さく設定
    し、待ち受け時の受信動作時間を短縮することを特徴と
    する無線回路の送受信方法。
  10. 【請求項10】 時分割で送信及び受信を行なう移動無
    線機の送受信方法において、 無線回路を構成する周波数シンセサイザのループフィル
    タの時定数を、受信時には送信時よりも小さく設定し、
    待ち受け時の受信動作時間を短縮することを特徴とする
    移動無線機の送受信方法。
  11. 【請求項11】 間欠受信動作を行なう移動無線機の送
    受信方法において、 無線回路を構成する周波数シンセサイザのループフィル
    タの時定数を、待ち受け時には通話時よりも小さく設定
    し、待ち受け時の受信動作時間を短縮することを特徴と
    する移動無線機の送受信方法。
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US9537693B2 (en) 2014-07-18 2017-01-03 Seiko Epson Corporation Circuit device having two communication interfaces for faster and slower transmission speeds, and transmission module, electronic apparatus, and moving object that have the circuit device

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