JP2001022348A - 波形読出装置および波形読出プログラム記憶媒体 - Google Patents

波形読出装置および波形読出プログラム記憶媒体

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JP2001022348A
JP2001022348A JP11195566A JP19556699A JP2001022348A JP 2001022348 A JP2001022348 A JP 2001022348A JP 11195566 A JP11195566 A JP 11195566A JP 19556699 A JP19556699 A JP 19556699A JP 2001022348 A JP2001022348 A JP 2001022348A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、順序付けられた複数の波形データ、
例えば、複数の音節それぞれの波形をあらわす複数の音
節波形データ等からなる連続したオーディオフレーズ
を、鍵盤やシーケンサ等からの発音開始指示によって読
み出す波形読出装置に関し、多彩な読出しを可能とし、
自由度の高い表現豊かな演奏を可能にする。 【解決手段】波形ホールド指示の有無に応じて、それぞ
れ、今回の発音開始指示に対する直前の発音開始指示に
より読み出された波形データ、あるいは今回の発音開始
指示に対する直前の発音開始指示により読み出された波
形データの次の波形データを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、順序付けられた複
数の波形データ、例えば、複数の音節それぞれの波形を
あらわす連続した複数の波形データ等からなるオーディ
オフレーズを、鍵盤やシーケンサ等からの発音開始指示
によって読み出す波形読出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの電子楽器は発音指示に応じて
楽音波形の先頭から最後まで連続して読み出しを行なう
ようになっている。これは押鍵に応じて1つの楽器音の
楽音波形を読み出すことを想定しているためである。こ
れまでの電子楽器では、例えば「ハレルヤ」などの歌声
を示す複数の音節からなるオーディオフレーズを記憶し
ておき、これを発音開始指示に応じて読み出すという使
用方法に関しては想定されていない。これまでの電子楽
器においても「ハレルヤ」などのオーディオフレーズを
楽音波形として記憶しておけば、発音開始指示に応じて
これを再生することもできる。しかしながら、これまで
の電子楽器では複数の音節からなる連続したオーディオ
フレーズを再生することを想定していないため、発音開
始指示に応じて「ハレルヤ」が最初から最後まで読み出
されるだけであり、オーディオフレーズの特定の音節の
みを任意のタイミングで読み出すことはできず、オーデ
ィオフレーズを用いて鍵盤などで演奏しようとすると制
約が大きいものとなっていた。
【0003】これに対して特開平9−281970号公
報には、複数の音節からなるオーディオフレーズを音節
毎に区切ることによって各音節ごとの波形データを順序
付けて記憶しておき、最初の発音開始指示に応じて最初
の音節の波形データを読み出し、再度の発音開始指示に
応じてその次の音節の波形データを読み出すことが示さ
れてる。しかしながら、この公報には、発音開始指示の
度に読出対象の音節を次のものに進めることが開示され
いるのみであり、この技術を採用しても、オーディオフ
レーズを用いて鍵盤等で演奏しようとすると相変わらず
大きな制約を伴うことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、オーディオフレーズ等の波形データを読み出すに
あたり多彩な読出しを可能とし、自由度の高い表現豊か
な演奏を可能にした波形読出装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の波形読出装置のうちの第1の波形読出装置は、発音
開始指示を入力する発音開始指示入力手段と、順序付け
られた複数の波形データを発音開始指示の入力とは独立
して記憶する波形記憶手段と、所定の波形ホールド指示
を入力する波形ホールド指示入力手段と、上記波形記憶
手段に記憶された波形データを上記発音開始指示入力手
段により入力される発音開始指示に応じて読み出す波形
読出手段とを備え、上記波形読出手段が、波形ホールド
指示入力手段による波形ホールド指示の有無に応じて、
それぞれ、今回の発音開始指示に対する直前の発音開始
指示により読み出された波形データ、あるいは今回の発
音開始指示に対する直前の発音開始指示により読み出さ
れた波形データの次の波形データを読み出すものである
ことを特徴とする。
【0006】本発明の第1の波形読出手段は、波形ホー
ルド指示入力手段を備えたため、波形データの読出しを
先に進めるか、もう一度同じ波形データを読み出すかを
選択することができ、その分多彩な演奏が可能となる。
【0007】また、本発明の波形読出装置のうちの第2
の波形読出装置は、 発音開始指示を入力する発音開始指示入力手段と、 順序付けられた複数の波形データを記憶する波形記憶手
段と、 少なくとも3つの、第1の読出形式、第2の読出形式、
及び第3の読出形式の中から読出形式を指定する読出形
式指定手段と、 上記波形記憶手段に記憶された波形データを上記発音開
始指示入力手段により入力される発音開始指示に応じて
読み出す波形読出手段とを備え、 上記波形読出手段が、読出形式指定手段により指定され
た、第1の読出形式、第2の読出形式、あるいは第3の
読出形式に応じて、それぞれ、今回の発音開始指示に対
する直前の発音開始指示により読み出された波形データ
の次の波形データの読出し、今回の発音開始指示に対す
る直前の発音開始指示により読み出された波形データの
先頭からの読出し、あるいは、今回の発音開始指示に対
する直前の発音開始指示により読み出された波形データ
の途中からの読み出しを行なうものであることを特徴と
する。
【0008】ここで、上記第2の波形読出装置におい
て、所定の波形ホールド指示を発音開始指示の入力とは
独立して入力する波形ホールド指示入力手段を備えると
ともに、上記発音開始指示入力手段が、レガート形式及
び非レガート形式の双方の形式での発音開始指示の入力
が可能なものであって、 上記読出形式指定手段が、上記波形ホールド指示入力手
段と上記発音開始指示入力手段との組合せからなり、波
形ホールド指示手段による波形ホールド指示の非存在を
もって上記第1の読出形式の指定となし、波形ホールド
指示手段による波形ホールド指示が存在する場合には、
発音開始指示入力手段により入力される発音開始指示が
非レガート形式であるかあるいはレガート形式であるか
を読出形式指定のための要件の1つとして、第2の読出
形式あるいは第3の読出形式を指定するものであっても
よい。
【0009】また、上記第2の波形読出装置において、
上記波形読出手段は、読出形式指定手段により上記第3
の読出形式が指定された場合に、読出しを行なおうとす
る波形データの、あらかじめ設定されている所定の途中
位置から読出しを行なうものとすることができる。
【0010】また、上記第2の波形読出装置において、
上記波形読出手段は、読出形式指定手段により上記第3
の読出形式が指定された場合に、今回の発音開始指示に
対する直前の発音開始指示に応じて読み出されていた波
形データの、現在の読出位置の続きの位置から読出しを
行なうものであることも好ましい態様である。
【0011】なお、上記の第2の波形読出装置におい
て、第3の読み出し形式が指定された場合に、あらかじ
め設定されている所定の途中位置からの読出しを行なう
か、現在の読出位置からの読出しを行なうか、のいずれ
の読み出しを行なうかを所定の条件に応じて選択するよ
うにすることも好ましい態様である。例えば、今回の発
音開始指示により読み出される波形データに所定の途中
位置からの読出しが設定されている場合にはその途中拉
置からの読出しを行ない、今回の発音開始指示により読
み出される波形データに所定の途中位置からの読出しが
設定されていない場合には現在の読出位置からの読出し
を行なうようにする。あるいはこの場合、今回の発音開
始指示により読み出される波形データに所定の途中位置
からの読出しが設定されている場合であっても、使用者
により現在の読出位置からの読み出しが指定されている
場合には、現在の読出位置からの読出しを行なうように
することもできる。
【0012】本発明の第2の波形読出装置は、少なくと
も第1、第2および第3の3つの読出形式の中から自由
に選択された読出形式により波形データを読み出すもの
であり、一層多彩な演奏が可能である。
【0013】また、本発明の波形読出装置のうちの第3
の波形読出装置は、発音開始指示を入力する発音開始指
示入力手段と、順序付けられた複数の波形データを記憶
する波形記憶手段と、所定のリセット指示を入力するリ
セット指示入力手段と、上記波形記憶手段に記憶された
波形データを上記発音開始指示入力手段により入力され
る発音開始指示に応じて読み出す波形読出手段とを備
え、上記波形読出手段が、発音開始入力指示手段による
発音開始指示の入力を受けて、リセット指示入力手段に
よりリセット指示が入力されているか否かに応じて、そ
れぞれ、上記複数の波形データのうちの先頭の波形デー
タの読出し、あるいは今回の発音開始指示に対する直前
の発音開始指示により読出された波形データの次の波形
データの読出しを行なうものであることを特徴とする。
【0014】本発明の第3の波形読出装置は、リセット
指示入力手段を備え、発音開始指示があったときに波形
データの読出を次に進めるか先頭の波形データの読出に
戻るかを自在に選択することができるようにしたため、
多彩な演奏が可能となる。
【0015】ここで、上記第1、第2、および第3の波
形読出装置のいずれにおいても、上記発音開始指示入力
手段は、音高の指示を伴う発音開始指示を入力するもの
であり、かつ、上記波形記憶手段は、それぞれの基準音
高をあらわす基準音高データが対応づけられた複数の波
形データを記憶するものであって、上記発音開始指示入
力手段により入力された発音開始指示に伴う音高と、そ
の発音開始指示に応じて読み出される波形データに対応
する基準音高データによりあらわされる音高とに基づい
て、その発音開始指示に応じて読み出される波形データ
に基づく波形の音高を決定する読出波形音高決定手段を
備えることが好ましい。
【0016】また、本発明の波形読出プログラム記憶媒
体は、プログラムを実行するプログラム実行手段と、順
序付けられた複数の波形データを記憶するメモリとを備
えた装置を、メモリから波形データを読み出す波形読出
装置として機能させる波形読出プログラムが記憶された
波形読出プログラム記憶媒体において、当該装置を、発
音開始指示を受信する発音開始指示受信手段と、発音開
始指示とは独立に送信されてくる所定の波形ホールド指
示を受信する波形ホールド指示受信手段と、波形記憶部
に記憶された波形データのうち、波形ホールド指示受信
手段による波形ホールド指示の受信の有無に応じて、そ
れぞれ、今回の発音指示に対する直前の発音開始指示に
より読み出された波形データ、あるいは今回の発音開始
指示に対する直前の発音開始指示により読み出された波
形データの次の波形データを発音開始指示受信手段によ
り受信される発音開始指示に応じて読み出す波形読出手
段とを備えた波形読出装置として機能させるための波形
読出プログラムが記憶されてなることを特徴とする。
【0017】本発明の波形読出プログラム記憶媒体に記
憶された波形読出プログラムによれば、プログラム実行
手段と波形メモリを備えた装置を本発明の波形読出装置
として機能させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態である波形読
出装置の構成図である。
【0020】この図1に示す波形読出装置10は、鍵盤
11,制御部12、D/A変換器13、メモリ14、お
よび操作パネル15からなり、操作パネル15には5つ
のフレーズ選択スイッチ151、音節ホールド、フレー
ズリセット、ポルタメント、音節連続再生、ループ/非
ループの各スイッチ152〜156、パラメータ設定用
の操作子群157、および表示器158が示されてい
る。
【0021】メモリ14には、制御部12で動作するプ
ログラム、5つのオーディオフレーズの波形データ、お
よび各オーディオフレーズに対応するパラメータなどが
予め記憶されている領域と、ワーキング用の領域とが設
けられている。記憶されているパラメータはパラメータ
設定用操作子群157の操作により任意に変更可能であ
り、その際、設定中のパラメータの種類、値および設定
に関連するその他の情報が表示器158に表示される。
【0022】ここで説明する実施形態では、オーディオ
フレーズの波形データおよびパラメータは予め記憶され
ているが、使用者が任意にオーディオフレーズの波形デ
ータを記憶させ、それに対して自動的にあるいは任意に
パラメータを設定するように構成してもよい。
【0023】制御部12はこの波形読出装置10の全体
の制御を行なうものであり、操作パネル15の各種操作
子の操作および鍵盤11の演奏操作を監視し、これらの
監視結果に応じてメモリ14から波形データを読み出し
D/A変換器13を介して外部に出力する。なお、波形
データは同時には1つの波形データのみが読み出される
ようになっている。
【0024】尚、本実施形態では、1つのオーディオフ
レーズ(通常は複数の音節からなる)の波形データを1
つの波形データと称し、その1つのオーディオフレーズ
を構成する複数の音節の1つ1つを音節と称している
が、本発明との対応では、1つのオーディオフレーズを
複数の音節1つ1つに分けたときの1つ1つの音節をそ
れぞれあらわす各波形データ部分をそれぞれ1つの波形
データと称している。ただし、本発明では、各波形デー
タは1つの音節に対応付けられている必要はなく、2つ
以上の音節の組を1つの波形データとしてもよく、ある
いは、音節なる概念が存在しない波形、例えば楽器音の
波形を複数に分けた1つ1つを1つの波形データと称し
てもよく、本発明では、結局順序付けられた複数の波形
データが存在していればよい。即ち、順序付けられた複
数の波形データの各々を以降の説明における音節として
取り扱うことができる。
【0025】図1に戻って説明を続行する。
【0026】図1の操作パネル15に示す各スイッチ
は、以下に説明する作用をなすスイッチである。 (5つのフレーズ選択スイッチ151)これら5つのフ
レーズ選択スイッチ151は、それら5つのフレーズ選
択スイッチ151の1つ1つがメモリ14に記憶されて
いる5つのオーディオフレーズの1つ1つに対応してお
り、それら5つのフレーズ選択スイッチ151のうちの
いずれか1つのフレーズ選択スイッチを押すことによ
り、その押されたフレーズ選択スイッチに対応するオー
ディオフレーズが読出対象のオーディオフレーズとして
選択される。 (音節ホールドスイッチ152)このスイッチ152が
押下中でないときに新たな押鍵があった場合には従前ま
で読み出していた、すなわち、今回の新たな押鍵の直前
の押鍵に応じて読み出していた音節の次の音節の読み出
しが行なわれ、このスイッチ152が押下中であるとき
に新たな押鍵があった場合には従前まで読み出していた
音節の読み出しが行なわれる。 (フレーズリセットスイッチ153)このスイッチを押
下すると次の押鍵でフレーズの先頭の音節の読み出しが
行なわれる。 (ポルタメントスイッチ154)このスイッチ154が
押下中でないときに新たな押鍵があった場合にはポルタ
メントは付加されず、押下中であるときに新たな押鍵が
あった場合にはポルタメントが付加される。 (音節連続再生スイッチ155)このスイッチ155が
押下されている場合には音節の区切りが無視され、読出
中の音節の最後まで読み出しを行なったときに引き続い
て次の音節の読み出しが行なわれる。 (ループ/非ループスイッチ156)読み出し対象の音
節にループ読み出しが指定されている場合(後述する)
には、このスイッチが押下中であるときにループ読み出
しが行なわれる。
【0027】図2は、オーディオフレーズの波形データ
のメモリマップを示す図である。
【0028】図1に示すメモリ14には、図2に示すよ
うにフレーズ1〜フレーズ5の5つのオーディオフレー
ズの波形データが記憶されている。各波形データは複数
の音節からなる連続したデータである。例えばフレーズ
1は「ハレルヤ」の4音節の歌声のデータである。
【0029】図3(a)は、フレーズ1の波形データの
エンベロープのレベル変化を示す図、図3(b)は、フ
レーズ1の波形データの音高変化を示す図である。図3
(a)に示されるように、オーディオフレーズの波形デ
ータは複数の音節からなる連続したデータであるため、
エンベロープのレベルは音節と音節の間でも0にはなっ
ていない。これらのオーディオフレーズの長さおよびこ
れらのオーディオフレーズに含まれる音節の数は任意で
あり互いに異なり得る。またここではオーディオフレー
ズとして歌声を取り上げたが楽器の演奏音に適用しても
よい。その場合、各音符に対応する音をここでいう音節
として扱う。図3に示す符号の意味は後述する。
【0030】図4は、各フレーズに対応して設定された
パラメータのメモリマップを示す図である。
【0031】また、各フレーズには、それぞれ図4に示
すパラメータが設定されている。すなわち、各音節毎に
は、「開始位置」、「ループ/非ループ」、「母音開始
位置」、「ループ開始位置」、「ループ終了位置」、
「ループ長さ」、「音節無視」、「基準音高」、および
「リリース速度」の各パラメータが設定されている。
【0032】新たな押鍵により「開始位置」からその音
節の波形データの読み出しが開始される。「開始位置」
はその音節の波形データの、メモリ上の先頭の位置を示
している。
【0033】図3(a)に示す横軸上の各位置S1,S
2,S3,S4が各音節の「開始位置」である。
【0034】「母音開始位置」は各音節の母音の開始位
置を示している。例えば、「ハレルヤ」の「ハ」の音節
の場合には「ハ」の母音である「ア」の開始位置を示
す。母音開始位置が明瞭でない音節に関しては、母音開
始位置が設定されていないことを示す情報が「母音開始
位置」に設定される。なお、ループ開始位置は母音開始
位置と同じかそれよりも後に配置されている。
【0035】母音開始位置からの読み出しが指定されて
いる場合には、新たな押鍵に応じて「母音開始位置」パ
ラメータにより指定される位置から読み出しが行なわれ
る。具体的には、音節ホールドとしている場合、従前の
音節の読み出しを行なっている最中に新たな押鍵をレガ
ート演奏で行なったとき、従前の音節に母音開始位置か
らの読み出しが設定されていればその設定されている位
置から読み出しが行なわれる。
【0036】図3(a)に示す各位置VS1,VS2,
VS3,VS4が各音節の「母音開始位置」である。
【0037】ループ読み出しが指定されているときには
「ループ開始位置」と「ループ終了位置」との間でルー
プ読み出しが行われる。「ループ終了位置」は音節の末
尾、次の音節の開始位置の直前に設定されている。
【0038】図3(a)に示す各位置LS1,LS2,
LS3,LS4が各音節に関する「ループ開始位置」、
各位置LE1,LE2,LE3,LE4が各音節に関す
る「ループ終了位置」である。
【0039】ループには波形データの1周期をループす
る短時間ループと波形データのレベルやピッチなどの変
動周期をループする長時間ループがあり、「ループ長
さ」はいずれのループであるかを示している。
【0040】「音節無視」は、その音節を1つの音節と
して扱うか、その音節とその次の音節とをまとめて1つ
の音節として扱うかを示す。「音節無視」によりその音
節をその次の音節とまとめて1つの音節として扱うこと
が指定されている場合には、その音節に関する、次の音
節とまとめて1つの音の音節として扱うことにより無意
味となるパラメータは無視される。
【0041】「基準音高」はその音節の波形データの有
する平均的音高を半音刻みで示す。図3(b)下段には
フレーズ1の波形データの各音節ごとの基準音高P1,
P2,P3,P4が示され、上段にはそれらの基準音高
P1,P2,P3,P4が5線譜上のどこに対応するか
が示されている。
【0042】「リリース速度」は離鍵されたときに波形
データにかけられる制御レベルの減衰速度を示す。この
制御レベルは、波形のエンベロープの大きさを決める制
御パラメータである。
【0043】1つのフレーズに対応するパラメータに
は、各音節のパラメータの他に、そのフレーズ全体に対
応するパラメータも存在し、ここでは、そのフレーズの
波形データのメモリ上の「最終位置」、「音節数」、
「フレーズ名」が設定されている。「音節数」から読み
出し中の音節が最後の音節かどうかが分かる。フレーズ
を選択するとフレーズ名が表示器158(図1参照)に
表示される。
【0044】図3(a)に示す位置ENDが、このフレ
ーズに関する「最終位置」である。
【0045】図5,図6は、発音開始指示、すなわちこ
こでは鍵盤11における押鍵があったときに制御部12
で実行される処理を示すフローチャートの各一部を示す
図である。
【0046】鍵盤11において押鍵があると、図5〜図
6に示すルーチンが起動され、先ずステップ(1)にお
いて、音節ホールド中か否かが判定される。
【0047】「音節ホールド」スイッチ152が押下中
でなければ音節ホールド中ではないと判定し、ステップ
(2)に進んで、フレーズリセットフラグが“1”か否
かを判定する。
【0048】フレーズリセットフラグが“1”であれば
フレーズリセットフラグを“0”とし(ステップ
(3))、波形データの読み出し中であるか否かを判定
する(ステップ(4))。読み出し中であれば読み出し
中の音節の波形データにかけている、波形のエンベロー
プの大きさを決める制御レベルを急速に減衰させ、制御
レベルの減衰が完了したら読み出しを停止する(ステッ
プ(5))。続いて、それまで読み出していた音節にか
かわらず先頭の音節を新たな読み出し対象の音節として
設定し(ステップ(6))、その音節の開始位置を読み
出し位置とする(ステップ(7))。
【0049】ステップ(2)においてフレーズリセット
フラグが“1”でないと判定されると、波形データの読
み出し中であるか否かを判定する(ステップ(1
2))。波形データの読み出し中でなければ直接にステ
ップ(18)に進み、今回読み出しが終了した音節の次
の音節を新たな読み出し対象の音節として設定し、波形
データの読み出し中であれば、読み出し中の音節が最後
の音節であるか否か(ステップ(13))、読み出し中
の音節に「音節無視」が設定されているか否か(ステッ
プ(14))、波形データの現在の読み出し位置から次
の音節の開始位置までの長さ(アドレス数)が所定値よ
りも大きいか否か(ステップ(15))を判定し、いず
れかの条件に該当する場合には読み出し中の音節の波形
データにかけている制御レベルを急速に減衰させ、制御
レベルの減衰が完了したら読み出しを停止する(ステッ
プ(16))。いずれの条件にも該当しない場合には次
の音節の開始位置の直前まで読み出しを続行する(ステ
ップ(17))。すなわち、読み出しているのが最後の
音節以外の音節の末尾である場合にはそのまま次の音節
まで読み出しを続行させ、そうでない場合には波形デー
タの読み出しを停止させる。こうすることにより、読み
出しているのが最後の音節以外の音節の末尾である場合
には、読み出しを一旦停止してから新たな読み出しを開
始するよりも、音節と音節のつながりが自然となる。
【0050】続いてそれまで読み出していた音節の次の
音節を新たな読み出し対象の音節とし(ステップ(1
8))、その音節の開始位置を読み出し位置とする(ス
テップ(7))。なお、それまで読み出していた音節が
最後の音節である場合には先頭の音節を読み出し対象の
音節とする。
【0051】ステップ(8)では、「ポルタメント」ス
イッチ154が押下中か否か、すなわちポルタメントの
付加が指示されているか否かを判定する。
【0052】ポルタメント付加が指示されていない場合
には、新たな押鍵により指示された音高と読み出し対象
とされた音節に設定されている基準音高との音程に基づ
いて、読み出された音節の平均的音高が新たな押鍵によ
り指示された音高と一致するように読み出し音高を決定
する(ステップ(9))。具体的には、新たな押鍵によ
り指示された音高と、読み出し対象とされた音節に設定
されている基準音高とが何半音分離れているかを求め、
2の12乗根をその差異の分だけべき乗した数を読み出
し速度とする。読み出し時にはサンプリング周期毎にこ
の読み出し速度の分だけ読み出しアドレスを歩進する。
例えば、押鍵により指示された音高が読み出し対象の音
節に設定されている基準音高よりも半音高い場合には録
音時の約1.06倍の読み出し速度となる。読み出し速
度をこのように決めることにより、波形データの本来持
っている音節内の音高変化をそのまま生かしながら、読
み出された音節の平均的音高が新たな押鍵により指示さ
れた音高と一致するようになる。なお、読み出し音高と
同じ音高を目標音高にも設定する。
【0053】ポルタメント付加が指示されている場合に
は、新たな押鍵の直前の押鍵に対応する音高と、読み出
し対象として設定された音節に設定されている基準音高
との音程に基づいて上述と同様に読み出し音高を求める
とともに、新たな押鍵により指示された音高と読み出し
対象とされた音節に設定されている基準音高との音程に
基づいて、上述と同様に読み出し音高を求め、それを目
標音高とする。
【0054】読み出し対象とされた音節に関して、上述
のようにして決定された読み出し音高で、指定された読
み出し位置から波形データの読み出しを開始する(ステ
ップ(11))。尚、読み出した波形データには最大音
量を示す制御レベルをかける。
【0055】すなわち、音節ホールドスイッチ152が
押下されていない場合には、新たな押鍵に応じて、それ
まで読み出していた音節の波形データの読み出しを停止
し、その次の音節の開始位置から波形データの読み出し
を開始する。ただし、フレーズリセットが指示されてい
た場合には、新たな押鍵に応じて、フレーズの先頭の音
節の波形データの読み出しを行なう。
【0056】ステップ(1)における音節ホールド中か
否かの判定において、「音節ホールド」スイッチ152
が押下中であれば音節ホールド中であると判定し、図6
のステップ(21)に進み、新たな押鍵がレガート形式
で押下されたか否かを判定する。レガート形式か否かの
判定は、新たな鍵が押下されたときに既に別の鍵が押下
されている場合にレガート形式と判定してもよいし、こ
の条件を満足するか、あるいは新たな鍵が押下されたと
きにいずれの鍵も押下されていない場合であっても、直
前の離鍵から所定時間以内にその新たな押鍵がなされた
場合にはレガート形式と判定してもよい。後者の場合に
は同じ鍵を連打した場合であってもレガート形式の押下
と判定することができる。
【0057】レガート形式でない場合には波形データの
読み出し中か否か判定し(ステップ(22))、波形デ
ータの読み出し中の場合には読み出し中の音節の波形デ
ータにかけている制御レベルを急速に減衰させ、制御レ
ベルの減衰が完了したら読み出しを停止する(ステップ
(23))。そしてそれまで読み出していた音節を再び
読み出し対象とする(ステップ(24))。
【0058】ステップ(21)においてレガート形式で
あると判定された場合には後述するリリース処理中か否
か判定し(ステップ(25))、リリース処理中である
場合には上述と同様に読み出し中の音節の波形データに
かけている制御レベルを急速に減衰させ、制御レベルの
減衰が完了したら読み出しを停止する(ステップ(2
3))。そしてそれまで読み出していた音節を再び読み
出し対象とする(ステップ(24))。
【0059】ステップ(25)においてリリース処理中
ではないと判定された場合には、波形データの読み出し
中か否か判定し(ステップ(26))、波形データの読
み出し中でない場合にはそれまで読み出していた音節を
再び読み出し対象とする(ステップ(24))。
【0060】ステップ(26)において読出処理中であ
ると判定された場合には、読み出している音節に母音開
始位置が設定されているか否か判定するステップ(2
7))。
【0061】母音開始位置が設定されている場合には読
み出し中の音節の波形データにかけている制御レベルを
急速に減衰させ、制御レベルの減衰が完了したら読み出
しを停止する(ステップ(28))。そしてそれまで読
み出していた音節を再び読み出し対象とし(ステップ
(29))、その音節に設定されている母音開始位置を
読み出し位置とする(ステップ(30))。ステップ
(27)において母音開始位置が設定されていないと判
定された場合には「ポルタメント」スイッチ154が押
下中でポルタメントの付加が指示されているか否かを判
定する(ステップ(31))。
【0062】ポルタメント付加が指示されていない場合
には、新たな押鍵により指示された音高と、従前から読
み出し対象とされている音節に設定されている基準音高
との音程に基づいて、前述したように読み出し音高、目
標音高を決定する(ステップ(32))。
【0063】一方、ポルタメント付加が指示されている
場合には、新たな押鍵により指示された音高と従前から
読み出し対象とされている音節に設定されている基準音
高との音程に基づいて前述したように目標音高を決定す
る(ステップ(33))。なお、この場合、読み出し音
高は従前のままである。
【0064】その後、決定された読み出し音高で波形デ
ータの読み出しを続行する(ステップ(34))。
【0065】すなわち、ここでは、音節ホールドスイッ
チ152が押下されている場合には、新たな押鍵がなさ
れても読み出し対象の音節を次の音節とはせずにそれま
で読み出していた音節の波形データを読み出す。
【0066】このとき、新たな押鍵がレガート形式では
なされなかった(非レガート形式でなされた)場合に
は、それまで読み出していた音節の開始位置から読み出
しを行なう。なお、新たな押鍵がレガート形式でなされ
たが読み出し中の波形データに関してリリース処理中で
ある場合、あるいは新たな押鍵がレガート形式でなされ
たが波形データの読み出し中でない場合にも、非レガー
ト形式で押鍵がなされた場合と同様にそれまで読み出し
ていた音節の開始位置から読み出しを行なう。これは、
以前になされていた押鍵に対応する波形データの読み出
しが終了しようとしている。あるいは既に終了している
とき、という特殊な状況のときにレガート演奏された場
合には、レガート演奏されなかったときと同様の取り扱
いをするものである。このような特殊な状況におけるレ
ガート演奏を想定しない場合には、単純にレガート演奏
されたか否かの判定のみを行うようにしてもよい。即
ち、レガート演奏されたか否かを判定し、レガート演奏
されなかったと判定した場合にはステップ(22)に進
むことによりそれまで読み出していた音節の開始位置か
ら読み出しを行ない、レガート演奏されたと判定した場
合にはステップ(27)に進むことによりそれまで読み
出していた音節の母音開始位置あるいはそれまで読み出
していた位置の続きの位置からの読み出しを行なうよう
にする。
【0067】また、波形データの読み出し状況が特殊な
状況でないときにレガート形式で押鍵がなされた場合に
は、それまで読み出していた音節に母音開始位置が設定
されているときにはその母音開始位置から読み出しを行
ない、それまで読み出していた音節に母音開始位置が設
定されていないときにはその今まで読み出していた位置
の続きから読み出しを行なう。前者の場合には、音節の
先頭部分の子音の後の位置から音節の読み出しが行われ
るため、例えば「ハレルヤ」のフレーズの「ハ」の音節
を読み出す場合には、最初の押鍵では「ハ」という波形
データが再生されるが、以降の押鍵では「ハ」の母音部
分である「ア」の波形データが再生される。
【0068】なお、それまで議み出していた音節に母音
開始位置が設定されている揚合であっても、使用者によ
り現在の読出位置からの読み出しが指定できるようにし
てもよい。この場合、それまで読み出していた音節に母
音開始位置が設定されており使用者により現在の読出位
置からの読み出しが指定されていないときには母音開始
位置から読み出しを行ない、それまで読み出していた音
節に母音開始位置が設定されているが使用者により現在
の読出位置からの読み出しが指定されたときには現在の
読出位置の続きの位置から読出しを行なうようにする。
【0069】図5、図6は、発音開始指示があったとき
の処理フローであるが、発音開始後は、図示しないサン
プリング周期毎の処理により、読み出し音高により定ま
る分だけ読み出しアドレスを歩進させ、歩進させた読み
出しアドレスによって指定されるアドレスの波形データ
のサンプルを読み出し、読み出した波形データに指示さ
れた制御レベルを乗算して出力する。なお、読み出し開
始からの時間経過に伴って読み出し音高を徐々に目標音
高に近づけるとともに、制御レベルの急速な減衰が指示
されている場合にはその指示からの時間経過に伴って指
示された減衰速度で制御レベルを徐々に減衰させる。
【0070】図7は、発音停止指示、すなわちここでは
鍵11における離鍵があったときに制御部12で実行さ
れる処理を示すフローチャートである。
【0071】ここでは、離鍵された鍵が押鍵されたとき
に読み出しを開始された波形データがまだ読み出されて
いるか否かを判定し(ステップ(31))、読み出され
ている場合には波形データにかけている制御レベルを読
み出し中の音節に設定されている「リリース速度」の示
す速度で減衰させ、減衰が完了したら読み出しを停止す
る(ステップ(32))。
【0072】すなわち、ここでは、新たな離鍵に応じ
て、その鍵に対応して波形データが読み出されている場
合には読み出されている波形データにかかる制御レベル
を減衰させる。
【0073】図8は、フレーズを構成する各音節の、
「ループ終了位置」まで波形データの読出しが行なわれ
るときに実行される音節終了ルーチンフローチャートで
ある。
【0074】このルーチンが起動されると先ず、「音節
連続再生」スイッチ155が押下されているか否かが判
定され(ステップ(41))「音節連続再生」スイッチ
155が押下されていた場合、今回「ループ終了位置」
まで読み出しが行われたのがフレーズの最後の音節か否
か判定し(ステップ(42))、最後の音節でなければ
処理を終了して波形データの読み出しをそのまま続行す
る。即ち、波形データの読み出しが続行されるため、次
の音節に読み出しが移行されることになる。最後の音節
であればループ読み出しが指定されているか否かを判定
し(ステップ(43))、ループ読み出しが指定されて
いない場合にはフレーズの終了位置まで波形データを読
み出した後に読み出しを停止し(ステップ(44))、
ループ読み出しが指定されている場合には、今回「ルー
プ終了位置」まで読み出しが行われた音節の「ループ開
始位置」に戻って読み出しを続行する(ステップ(4
5))。なお、図8の処理においては、ループ読み出し
が指定されているか否かの判定は、「ループ終了位置」
で読み出しが終了した音節にループ読み出しが設定され
ているか否か、および、「ループ/非ループ」スイッチ
156によりループ読み出しが指定されいるか否かの2
つ判定を行ない、その音節にループ読み出しが設定され
ており、かつ「ループ/非ループ」スイッチ156によ
りループ読み出しが指定されている場合に、ループ読出
しが指定されているものと判定する。なお「ループ/非
ループ」スイッチ156は、押下の度にループ読み出し
を行なう状態とループ読み出しを行なわない状態とを交
互に切り替えるスイッチである。
【0075】ステップ(41)において「音節連続再
生」スイッチ155が押下されていないと判定された場
合には、今回「ループ終了位置」まで読出しが行なわれ
た音節に「音節無視」することが設定されているか否か
が判定され(ステップ(46))、「音節無視」するこ
とが設定されている場合には、「音節連続再生」スイッ
チ155が押下されていた場合と同様に取り扱う。
【0076】一方、ステップ(46)において「音節無
視」が設定されていないと判定された場合には、ループ
読み出しが指定されているか否かを判定する(ステップ
(47))。ループ読み出しを行なうことが指定されて
いる場合には、今回「ループ終了位置」まで読み出しが
行われた音節の「ループ開始位置」に戻って読み出しを
続行する(ステップ(45))。一方、ループ読み出し
を行なわないことが指定されている場合には、波形デー
タにかけている制御レベルを読み出し中の音節に設定さ
れている「リリース速度」の示す速度で減衰させ、減衰
が完了したら読み出しを停止する(ステップ(4
8))。なお、減衰をしている途中に新たな押鍵があっ
た場合には処理を図5、図6に示す処理に移行させる。
【0077】すなわち、ここでは、音節の末尾(「ルー
プ終了位置」)まで読み出しを行なったときに音節連続
再生が指示されているか、あるいは音節連続再生は指示
されていないが末尾までの読み出しを行なった音節に音
節無視が設定されている場合には、末尾までの読み出し
を行なった音節がフレーズ最後の音節でなければそのま
ま次の音節を読み出し、末尾までの読み出しを行なった
音節がフレーズ最後の音節でありかつループ読み出しが
指定されていなければフレーズの終了位置まで読み出し
を行ない、末尾までの読み出しを行なった音節がフレー
ズ最後の音節でありかつループ読み出しが指定されてい
ればその音節のループ開始位置に戻りループ読み出しを
行なう。音節連続再生が指示されておらず、かつ末尾ま
での読み出しを行なった音節に音節無視が設定されてい
ない場合には、ループ読み出しが指定されていればルー
プ読み出しを行ない、ループ読み出しが設定されていな
ければリリース処理を行ない読み出しを停止する。
【0078】従って、音節連続再生を指示しないことに
より音節毎の読み出しが可能であるとともに、音節連続
再生を指示することにより全ての音節を連続して読み出
すことも可能である。音節連続再生をするか否かの指示
は波形データの読み出し中であっても変更できるため、
当初は音節連続再生を指示しておき2番目の音節まで読
み出し、その後音節連続再生の指示を止めることによ
り、次の押鍵から3番目の音節に移行することや、ある
いは当初は音節連続再生を指示しないでおきある音節を
ループ読み出ししている最中に音節連続再生を指示する
ことにより、ループ読み出しを中断して次の音節に移行
することも可能である。なお、音節連続再生を指示し
て、読み出しを次の音節に移行するときには、読み出し
音高の変更は行なっていない。このため、各音節の波形
データの本来有している各音節の音高の相対関係がその
まま反映された音が再生されるため、生々しい再生音が
得られる。例えば、2番目の音節の音高が1番目の音節
に対して半音高く、3番目の音節の音高が1番目の音節
に対して全音高い、各波形データを連続再生した場合に
は、1番目の音節は押鍵により指示された音高で再生さ
れ、2番目の音節は押鍵により指示された音高よりも半
音高い音高で再生され、3番目の音節は押鍵により指示
された音高よりも全音高い音高で再生される。
【0079】図9は、「フレーズリセット」スイッチ1
53が押下されたとき、すなわちフレーズのリセットが
指示されたときに実行される処理フローを示すフローチ
ャートである。
【0080】ここでは「フレーズリセット」スイッチ1
53の押下に応じてフレーズリセットフラグを“1”と
する。
【0081】すなわち、「フレーズリセット」スイッチ
153を押下した後の最初の押鍵に関しては、それまで
いずれの音節を読み出していたかに関わらず、先頭の音
節を読み出し対象とする。以上説明した実施形態では、
押鍵をしたときに音節ホールドスイッチが押下されてい
ることにより次の音節に進むのを禁止するようにした
が、フレーズリセットスイッチと同様に、音節ホールド
スイッチを押下した後の最初の押鍵に関して次の音節に
進むのを禁止するようにしてもよい。
【0082】また、上記の実施形態では、フレーズリセ
ットスイッチを押下した後の最初の押鍵に関してフレー
ズの先頭の音節に進むようにしたが、音節ホールドスイ
ッチと同様に、押鍵をしたときにフレーズリセットスイ
ッチが押下されていることによりフレーズの先頭の音節
に進むようにしてもよい。
【0083】また、上記の実施形態では、フレーズリセ
ットスイッチによりフレーズの先頭の音節に進むように
したが、フレーズの先頭以外の所定の音節に進むように
してもよい。この「所定の音節」を使用者が任意に指定
できるようにしてもよい。
【0084】さらに、上記の実施形態では、鍵操作によ
って発音開始指示および発音停止指示を入力するように
したが、他の操作子やMIDIなどの通信手段を介して
入力するようにしてもよい。
【0085】さらに、上記の実施形態では、音節連続再
生を行なう場合に、音節の終了位置まで波形データを読
み出した時点では読み出し音高の変更は行なっていない
ため、各音節のもともと有している音高の相対関係を保
って波形データが再生されるが、音節の終了位置まで波
形データを読み出したときに発音開始指示に対する処理
と同様に新たに読み出す音節に対応して読出音高を設定
し直すようにしてもよい。この場合には全ての音節が押
鍵により指示された音高で再生されることになる。
【0086】また、上記の実施形態では、音節ホールド
に関わるスイッチの機能を、そのスイッチを押下せずに
新たな押鍵をした場合には次の音節を読み出し、そのス
イッチを押下して新たな押鍵をした場合にはそれまで読
み出していた音節を読み出すものとしたが、逆の機能と
してもよい。すなわち、特定のスイッチを押下せずに新
たな押鍵をした場合にはそれまで読み出していた音節を
読み出し、特定のスイッチを押下して新たな押鍵をした
場合には次の音節を読み出すようにする。
【0087】また、上記の実施形態では、音節ホールド
中でない状態で新たな押鍵がなされたときに、読み出し
中の音節の読み出しを中止して次の音節の読み出しに移
行するようにしているが、読み出し中の音節の所定位置
まで読み出しをしてから次の音節の読み出しに移行する
ようにしてもよい。音節の先頭部分は音の出始めの部分
であり、この音の出始めの部分で波形データの読み出し
を中止すると不自然な音が再生されることがある。新た
な押鍵がなされたときに、読み出し中の音節の音の出始
めの部分の読み出しを終えてから次の音節の読み出しに
移行するようにすればこの不自然さを防ぐことができ
る。
【0088】さらに、上述の実施形態では、音節ホール
ド状態における押鍵に応じて、従前の音節の開始位置か
ら読み出す、従前の音節の母音開始位置から読み出す、
従前の音節の従前の読み出し位置の続きから読み出す、
の3通りの読み出し方法を、レガート形式で押鍵したか
否か、リリース処理中であるか否か、波形データの読み
出し中であるか否か、母音開始位置が設定されているか
否か、の各条件により決定したが、別の条件で決定する
ようにしてもよい。例えば、これらの3つの読み出し方
を排他的に指定する3つの操作情報を入力する手段を設
け、この入力手段により入力された操作情報の操作内容
によってその操作内容に対応する読み出し方法を選択す
る。ただしこの場合、母音開始位置からの読み出しが指
定されたが読み出し対象の音節に母音開始位置が設定さ
れていない場合には、従前の音節の従前の読み出し位置
の続きから読み出すようにする。
【0089】さらに、上述の実施形態では、波形データ
に対して最大音量を示す制御レベルをかけるようにした
が、所定のあるいは任意の時間変化する制御レベルをか
けるようにしてもよい。例えば図10に示すようにアタ
ック部分において変化する制御レベルをかけるようにす
ることにより、音節の開始部分にアクセントを付加する
ことができる。「ハレルヤ」というフレーズの「ハ」の
音節に関してはフレーズの最初の音節であるため波形デ
ータそのものに適度のアタック感がついているが、
「レ」「ル」「ヤ」の各音節に関しては途中の音節であ
るため波形データそのものにはあまりアタック感がつい
ておらず、押鍵に応じてこれらの音節を読み出したとき
に明瞭なアタック感を感じることができない。「レ」
「ル」「ヤ」の各音節に関して図10に示すアタック特
性を有する制御レベルをかけることにより、これらの音
節にも適度にアタック感がつくようになる。特に、母音
開始位置が設定されていない音節においてレガート形式
で押鍵をしたときには、新たな押鍵に応じて音高のみが
変化することとなるため、このような場合に適用すると
効果的であり、このような場合には自動的にアタック特
性を有する制御レベルがかけられるようにしてもよい。
【0090】このようなアタック特性を有する制御レベ
ルを演奏中の任意の音節にかけれることを指示する指示
手段を設けることが望ましい。この場合、例えば指示手
段として押しボタンスイッチを設け、このスイッチを押
しながら押鍵したときにはアタック特性を有する制御レ
ベルをその押鍵に応じて読み出される音節にかけるよう
にする。また、アタック特性を有する制御レベルは唯一
のものとしてもよいが、予め用意された複数の制御レベ
ルのなかから演奏者が任意のものを選択できるようにし
てもよいし、演奏者が任意に作成できるようにしてもよ
い。さらに、どのようなアタック特性を有する制御レベ
ルを使用するかをフレーズ毎に予め決めておくようにし
てもよい。
【0091】さらに上述の実施形態では、新たな押鍵に
応じて今まで読み出していた音節の次の音節を読み出し
たり、今まで読み出していた音節の母音開始位置から読
み出したりする際に、読み出しを行なっている波形デー
タにかけている制御レベルを一旦急速に減衰してから新
たな音節あるいは読み出し位置の波形データを読み出す
ようにしている。これは波形データにかかる制御レベル
を減衰させずに読み出し位置を切り替えると読み出され
た波形データが不連続となりノイズが発生するおそれが
あるためであるが、ノイズが発生しない場合には別の処
理方法を採用してもよい。例えば、押鍵に応じてそれま
での読み出しを続行させつつ、新たに波形データの読み
出しを行なう。なおこの場合、それまでの読み出しによ
り読み出される波形データにかかる制御レベルを徐々に
減少させ、いわゆるクロスフェードを施す。あるいは、
それまで読み出している波形データの波高値が0となっ
た時点で、新たな波形データの読み出しを行なう。
【0092】さらに上述の実施の形態では、元々連続し
ている1つのオーディオフレーズの各部分を各波形デー
タとして扱うようにしたが、本発明はこれに限られるこ
となく、複数の波形データの再生される順序が定義され
ていればよい。例えば、複数のオーディオフレーズか
ら、その一部分あるいは全部を1つの波形データとして
定義することにより複数の波形データを定義するととも
に、各波形データ間の再生の順序を定義しておくもので
あってもよい。
【0093】さらに上述の実施の形態では、音節ホール
ドの指示がなされていない状態でレガート形式で演奏が
なされたときに母音開始位置から読み出しを行なうよう
にしている。母音開始位置は所定の位置からの読み出し
を指定するものであって、必ずしも母音の開始位置から
読み出しを行なわなくてもよい。例えば、楽器音など母
音が存在しない音を扱う場合には、波形データの途中の
所定の位置を母音開始位置として見倣すようにする。
【0094】さらに上述の実施の形態では、音節ホール
ドの指示とフレーズリセットの指示が両方なされている
場合、音節ホールドの指示のみが有効とされているが、
別の方法を採用してもよい。例えば、音節ホールドの指
示とフレーズリセットの指示が両方なされている場合、
フレーズリセットの指示のみを有効としたり、あるいは
いずれの指示を有効とするかを使用者が任意に設定でき
るようにしてもよい。
【0095】さらに上述の実施の形態では、プログラム
は予めメモリ14に記憶されていたが、CDROMなど
の記憶媒体にプログラムを記憶しておき、記憶媒体から
メモリ14にプログラムをローディングするように構成
してもよい。
【0096】さらに上述の実施の形態では、音節連続再
生が指示されているか否かにかかわらず新たな押鍵がな
され時に同じ処理を行なっているが、音節連続再生が指
示されている場合には上述の実施の形態とは異なる処理
を行なうようにしてもよい。例えば、音節連続再生が指
示されている場合には、新たな押鍵にかかわらずそのま
ま読み出しを続行し音高のみを新たな押鍵に対応して変
更する。この場合、新たな押鍵がなされた時に音高を変
更してもよいし、読み出しの続行により読み出し対象の
音節が次の新たな音節になった時に音高を変更してもよ
い。またこの場合、新たな押鍵により指示された音高
と、音高が変更される際に読み出される音節に設定され
ている基準音高とに基づいて、上述の実施の形態に記載
したように絶対的に読み出し音高を決定するようにして
もよい。あるいは、新たな押鍵により指示された音高
と、新たな押鍵の直前の押鍵により指示された音高との
音程の分だけ既に設定されている読み出し音高を変更す
ることにより相対的に読み出し音高を決定するようにし
てもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多彩な演奏を行なうことのできる波形読出装置が実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である波形読出装置の構成
図である。
【図2】オーディオフレーズの波形データのメモリマッ
プを示す図である。
【図3】1つのフレーズの波形データのエンベロープの
レベル変化(a)と、音高変化(b)を示す図である。
【図4】各フレーズに対応して設定されたパラメータの
メモリマップを示す図である。
【図5】発音開始指示、すなわちここでは鍵盤における
押鍵があったときに制御部で実行される処理を示すフロ
ーチャートの一部を示す図である。
【図6】発音開始指示、すなわちここでは鍵盤における
押鍵があったときに制御部で実行される処理を示すフロ
ーチャートの一部を示す図である。
【図7】発音停止指示、すなわちここでは鍵における離
鍵があったときに制御部で実行される処理を示すフロー
チャートである。
【図8】フレーズを構成する各音節の、「ループ終了位
置」まで波形データの読出しが行なわれたときに実行さ
れる音節終了ルーチンフローチャートである。
【図9】「フレーズリセット」スイッチが押下されたと
き、すなわちフレーズのリセットが指示されたときに実
行される処理フローを示すフローチャートである。
【図10】アタック特性を有する制御レベルを示す図で
ある。
【符号の説明】
10 波形読出装置 11 鍵盤 12 制御部 13 D/A変換器 14 メモリ 15 操作パネル 151 フレーズ選択スイッチ 152 音節ホールド 153 フレーズリセット 154 ポルタメント 155 音節連続再生 156 ループ/非ループ 157 パラメータ設定用の操作子群 158 表示器
フロントページの続き Fターム(参考) 5D108 CA07 CA15 5D378 AD12 AD23 AD42 CC12 DD15 FF12 FF22 FF24 KK17 MM34 MM53 MM58 MM59 MM64 MM68 MM72 MM93 SA13 SD04 TT13 TT14 XX24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音開始指示を入力する発音開始指示入
    力手段と、 順序付けられた複数の波形データを記憶する波形記憶手
    段と、 所定の波形ホールド指示を前記発音開始指示の入力とは
    独立して入力する波形ホールド指示入力手段と、 前記波形記憶手段に記憶された波形データを前記発音開
    始指示入力手段により入力される発音開始指示に応じて
    読み出す波形読出手段とを備え、 前記波形読出手段が、前記波形ホールド指示入力手段に
    よる波形ホールド指示の有無に応じて、それぞれ、今回
    の発音開始指示に対する直前の発音開始指示により読み
    出された波形データ、あるいは今回の発音開始指示に対
    する直前の発音開始指示により読み出された波形データ
    の次の波形データを読み出すものであることを特徴とす
    る波形読出装置。
  2. 【請求項2】 発音開始指示を入力する発音開始指示入
    力手段と、 順序付けられた複数の波形データを記憶する波形記憶手
    段と、 少なくとも3つの、第1の読出形式、第2の読出形式、
    及び第3の読出形式の中から読出形式を指定する読出形
    式指定手段と、 前記波形記憶手段に記憶された波形データを前記発音開
    始指示入力手段により入力される発音開始指示に応じて
    読み出す波形読出手段とを備え、 前記波形読出手段が、前記読出形式指定手段により指定
    された、第1の読出形式、第2の読出形式、あるいは第
    3の読出形式に応じて、それぞれ、今回の発音開始指示
    に対する直前の発音開始指示により読み出された波形デ
    ータの次の波形データの読出し、今回の発音開始指示に
    対する直前の発音開始指示により読み出された波形デー
    タの先頭からの読出し、あるいは、今回の発音開始指示
    に対する直前の発音開始指示により読み出された波形デ
    ータの途中からの読出しを行なうものであることを特徴
    とする波形読出装置。
  3. 【請求項3】 所定の波形ホールド指示を前記発音開始
    指示の入力とは独立して入力する波形ホールド指示入力
    手段を備えるとともに、前記発音開始指示入力手段が、
    レガート形式及び非レガート形式の双方の形式での発音
    開始指示の入力が可能なものであって、 前記読出形式指定手段が、前記波形ホールド指示入力手
    段と前記発音開始指示入力手段との組合せからなり、前
    記波形ホールド指示手段による波形ホールド指示の非存
    在をもって前記第1の読出形式の指定となし、前記波形
    ホールド指示手段による波形ホールド指示が存在する場
    合には、前記発音開始指示入力手段により入力される発
    音開始指示が非レガート形式であるかあるいはレガート
    形式であるかを読出形式指定のための要件の1つとし
    て、第2の読出形式あるいは第3の読出形式を指定する
    ものであることを特徴とする請求項2記載の波形読出装
    置。
  4. 【請求項4】 発音開始指示を入力する発音開始指示入
    力手段と、 順序付けられた複数の波形データを記憶する波形記憶手
    段と、 所定のリセット指示を入力するリセット指示入力手段
    と、 前記波形記憶手段に記憶された波形データを前記発音開
    始指示入力手段により入力される発音開始指示に応じて
    読み出す波形読出手段とを備え、 前記波形読出手段が、前記発音開始入力指示手段による
    発音開始指示の入力を受けて、前記リセット指示入力手
    段によりリセット指示が入力されているか否かに応じ
    て、それぞれ、前記複数の波形データのうちの先頭の波
    形データの読出し、あるいは今回の発音開始指示に対す
    る直前の発音開始指示により読出された波形データの次
    の波形データの読出しを行なうものであることを特徴と
    する波形読出装置。
  5. 【請求項5】 プログラムを実行するプログラム実行手
    段と、順序付けられた複数の波形データを記憶するメモ
    リとを備えた装置を、該メモリから波形データを読み出
    す波形読出装置として機能させる波形読出プログラムが
    記憶された波形読出プログラム記憶媒体において、当該
    装置を、 発音開始指示を受信する発音開始指示受信手段と、 発音開始指示とは独立に送信されてくる所定の波形ホー
    ルド指示を受信する波形ホールド指示受信手段と、 前記波形記憶部に記憶された波形データのうち、前記波
    形ホールド指示受信手段による波形ホールド指示の受信
    の有無に応じて、それぞれ、今回の発音指示に対する直
    前の発音開始指示により読み出された波形データ、ある
    いは今回の発音開始指示に対する直前の発音開始指示に
    より読み出された波形データの次の波形データを、前記
    発音開始指示受信手段により受信される発音開始指示に
    応じて読み出す波形読出手段とを備えた波形読出装置と
    して機能させるための波形読出プログラムが記憶されて
    なることを特徴とする波形読出プログラム記憶媒体。
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