JP3865881B2 - 音再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音を再生する音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、楽曲の1小節分からなるフレーズを複数種類記憶しておき、これら複数種類のフレーズの中から再生したいフレーズを選択し、選択されたフレーズを再生する音再生装置が知られている。このような音再生装置において採用される、複数のフレーズを続けて再生する再生方式として、現在再生中のフレーズがあるときにそのフレーズの再生を中断して新たなフレーズの再生を開始する即時再生方式と、現在再生中のフレーズがあるときにそのフレーズの終了を待って新たなフレーズの再生を開始する連続再生方式とがある。
【0003】
図8は、即時再生方式によるフレーズ再生の流れ、および連続再生方式によるフレーズ再生の流れを示す図である。
図8(a)には、即時再生方式によるフレーズ再生の流れが示されている。先ず、フレーズAの再生開始が指示されると、フレーズAがそのフレーズAの先頭から再生される。ここで、フレーズAの再生中に、フレーズBの再生開始が指示されたとする。すると、フレーズBの再生開始が指示された時点でフレーズAの再生が中断され、フレーズBがそのフレーズBの先頭から再生される。このように、即時再生方式では、あるフレーズの再生開始が指示された時点で、現在再生されているフレーズAが中断され、その新たに指示されたフレーズの再生が開始される。
【0004】
図8(b)には、連続再生方式によるフレーズ再生の流れが示されている。先ず、フレーズAの再生開始が指示されると、フレーズAがそのフレーズAの先頭から再生される。次に、フレーズAの再生中にフレーズBの再生開始が指示されると、フレーズAは、前述した即時再生方式のようにフレーズAの途中で再生が中断されることはなく、そのフレーズAの末尾まで引き続き再生が行なわれ、その後フレーズBの再生が開始される。このように、連続再生方式では、あるフレーズの再生開始が指示されても、その時点で再生中のフレーズが中断されることなく、そのフレーズの再生の終了を待って、再生が指示されている新たなフレーズの再生が開始される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の音再生装置では、複数のフレーズを続けて再生する場合、即時再生方式で行なうか連続再生方式で行なうかは、その音再生装置の仕様であらかじめ一方の方式に固定されており、あるいは、双方の方式を選択できるように構成されている装置であっても、再生に先立ってあらかじめ一方の方式に設定される。このため、従来の音再生装置では、フレーズ再生中に再生方式を自在に切り替えることは困難であり、これを無理矢理行おうとすると、複雑な割込み処理をユーザ自身で管理する必要があるなど、ユーザに多大な負担を強いる結果となる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、フレーズを再生している途中であっても再生方式を自在にかつ容易に切り替えることができる音再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の音再生装置は、
(1)出力中のフレーズデータの再生出力終了を判定するフレーズ終了判定手段
(2)出力すべきフレーズデータを選択するフレーズ選択手段
(3)前記フレーズ選択手段によりフレーズデータが選択されたときに既に出力中のフレーズデータがあった場合に、該フレーズデータの出力を中断して新たなフレーズデータの出力を開始する即時再生モードと該フレーズデータの出力の終了を待って新たなフレーズデータの出力を開始する連続再生モードとのいずれの再生モードを選択するかを決定する再生モード決定手段
(4)前記フレーズ選択手段によりフレーズデータが選択されたことを受けて、該フレーズデータを指定するフレーズ指定部と前記再生モードを指定する再生モード指定部とを有しフレーズの出力を指示するフレーズ再生指示コマンドを入力するコマンド入力手段
(5)入力されたフレーズ再生指示コマンド中の再生モード指定部により指定される再生モードが即時再生モードであるかあるいは連続再生モードであるかを判定する再生モード判定手段
(6)前記コマンド入力手段によるフレーズ再生指示コマンドの入力を受けて、現在フレーズデータの出力中でないときは、入力されたフレーズ再生指示コマンド中のフレーズ指定部により指定されるフレーズデータの出力を開始させ、現在フレーズデータの出力中であって、かつ前記再生モード判定手段により判定された再生モードが即時再生モードである場合に、現在出力中のフレーズデータの出力の終了を待つことなく、現在出力中のフレーズデータの出力に代えて入力されたフレーズ再生指示コマンド中のフレーズ指定部により指定されるフレーズデータの出力を開始させ、現在フレーズデータ出力中であって、かつ前記再生モード判定手段により判定された再生モードが連続再生モードである場合に、前記フレーズ終了判定手段により現在出力中のフレーズデータの出力が終了したと判定されたときに、入力されたフレーズの再生指示コマンド中のフレーズ指定部により指定されるフレーズデータの出力を開始させるフレーズデータ出力制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の音再生装置は、即時再生モードと連続再生モードとのいずれの再生モードを採用するかを指定する再生モード指定部を有するフレーズ再生指示コマンドを入力して、そのフレーズ再生指示コマンドに従っていずれかの再生モードを採用することを特徴とするものである。具体的には、本発明の音再生装置は、コマンド入力手段に入力されたフレーズ再生指示コマンドにより指定される再生モードが即時再生モードであるかあるいは連続再生モードであるかを再生モード判定手段で判定し、再生モードが即時再生モードである場合に、現在出力中のフレーズデータの出力終了を持つことなく現在出力中のフレーズの出力に代えて入力された再生指示コマンドにより指定されるフレーズデータの出力を開始させ、また再生モードが連続再生モードである場合には、現在出力中のフレーズデータの出力の終了を待って、入力された再生指示コマンドにより指定されるフレーズデータの出力を開始させるものである。従って、フレーズ再生中であっても次に再生しようとするフレーズの再生方式を自由に選択することができる。
【0009】
ここで、フレーズをあらわすフレーズデータを複数のフレーズについて記憶するフレーズメモリを備え、上記フレーズ再生手段が、上記フレーズメモリから再生が指示されたフレーズをあらわすフレーズデータを読み出して読み出したフレーズデータに基づいてフレーズを再生するものであってもよい。
すなわち、本発明の音再生装置は、フレーズメモリが外付けされるものであってもよく、フレーズメモリを内蔵したものであってもよい。
【0010】
尚、上記フレーズデータは、音をデータで記述した、例えばその音が楽音である場合のいわゆる演奏データであってもよく、音の波形をあらわす波形データであってもよい。
またフレーズは1つの音、例えば1つの楽音のみからなるものであってもよく、一連の複数の音、例えば1小節分あるいは一曲分の楽音であってもよい。
【0011】
尚、本発明においてフレーズは、楽音から成るものであってもよいが、種々の効果音人の声等であってもよく、音として認識し得るものであればどのような音から成るものであってもよい。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の音再生装置を内蔵した電子楽器のブロック図である。
【0012】
図1に示す電子楽器100には、CPU10と、操作パネル20と、フレーズメモリ30と、この電子楽器100の一部を成す、本発明の一実施形態としての音再生装置200とが備えられている。音再生装置200は、コマンドレジスタ210と、制御部220と、アドレス発生器230とから構成されている。コマンドレジスタ210には、後述するフレーズ再生コマンドが転送される。このコマンドレジスタ210は本発明にいうコマンド入力手段に相当する。制御部220およびアドレス発生器230は本発明にいう再生モード判定手段およびフレーズデータ出力制御手段に相当し、フレーズの再生開始、終了を制御する。ここで、アドレス発生器230はフレーズメモリ30の読出しアドレスを発生させる。尚、これらコマンドレジスタ210,制御部220,アドレス発生器230は1つのLSIチップに実装されている。
【0013】
図2は、図1に示す操作パネルの詳細図である。
図2に示す8個のフレーズボタン21それぞれは、フレーズそれぞれに対応しており、いずれかのフレーズボタン21を押すと、押されたフレーズボタン21に対応するフレーズの再生が開始される。ここで、現在再生中のフレーズがあるときであっても、他のフレーズに対応するフレーズボタン21を押すと、現在再生中のフレーズの再生が中断され、押されたボタン21に対応するフレーズの再生が開始される(即時再生モード)。
【0014】
ループボタン22は、そのループボタン22を押しながら8個のフレーズボタン21のうちのいずれかのフレーズボタン21を押すことによってその押されたフレーズボタン21に対応するフレーズを繰り返し再生(ループ再生)する。尚、このループ再生に対比される用語として、フレーズを1回のみ再生してそのフレーズの再生を終了する再生方式を「ワンショット再生」と称する。
【0015】
チェインボタン23は、そのチェインボタン23を押しながら8個のフレーズボタン21のうちのいずれかのフレーズボタン21を押すことによって、現在再生中のフレーズがあるときに、そのフレーズの再生の終了を待って、押されたフレーズボタン21に対応するフレーズの再生を開始する(連続再生モード)。
ストップボタン24は、現在再生中のフレーズの再生を中止する。尚、ストップボタン24を単独で押した時は現在再生中のフレーズはストップボタン24が押された時点で中止するが、チェインボタン23を押しながらストップボタン24を押すと、現在再生中のフレーズがある場合、そのフレーズの末尾まで再生された後フレーズの再生が停止される。これにより、ワンショット再生のみでなく、ループ再生の場合であっても、その再生の終了がいわゆる尻切れトンボにならず、ループ再生をきれいに終了させることができる。このような操作パネル20の各ボタンの操作による指示に従い、図1に示すCPU10から音再生装置200のコマンドレジスタ210に向けて、以下に説明するフレーズの再生開始、および現在再生中のフレーズの再生の停止を指示するフレーズ再生指示コマンドが転送される。
【0016】
図3は、コマンドレジスタのビット構成を示す図である。
コマンドレジスタ210は、図3に示すように11ビット構成のレジスタであり、このコマンドレジスタ210にフレーズ再生指示コマンドが転送される。
コマンドレジスタ210の最上位ビットである11ビット目には、フレーズを再生するか停止するかを指示するコマンドcが格納される。コマンドcが1の場合はフレーズの再生が指示され、コマンドcが0の場合は再生中のフレーズの停止が指示される。
【0017】
コマンドレジスタ210の10ビット目には、コマンドLが格納される。このコマンドLはコマンドcとペアで用いられる。コマンドcが1(フレーズの再生が指示された場合)であってかつコマンドLが1の場合はフレーズの繰り返し再生(ループ再生)が指示される。またコマンドcが1であってコマンドLが0の場合は1度だけのフレーズの再生(ワンショット再生)が指示される。一方、コマンドcが0(再生中のフレーズの停止が指示された場合)であってかつコマンドLが1の場合はフレーズの通常の停止(強制停止;フレーズの再生のその時点での中断)が指示される。またコマンドcおよびコマンドLがともに0の場合は、現在再生中のフレーズの再生の末尾まで再生されるのを待って再生を停止するためにループ解除の停止が指示される。これは、ループ再生中であった場合、コマンドが入力された時点でそのループ再生がワンショット再生に変更されることと等価である。これにより、ワンショット再生のみでなくループ再生の場合もそのフレーズの再生をきれいに終了させることができる。
【0018】
コマンドレジスタ210の9ビット目は、本発明にいう再生モード指示部に相当し、この9ビット目には、即時再生モードか連続再生モードかを指示するコマンドyが格納される。コマンドyが1の場合は連続再生モードが指示され、コマンドyが0の場合は即時再生モードが指示される。
コマンドレジスタ210の8〜1ビット目は、本発明にいうフレーズ指定部に相当し、コマンドレジスタ210の8〜5ビット目には、フレームメモリ30の、フレーズの読出しの開始位置を示す読出し開始アドレスaaaaが格納される。また、コマンドレジスタ210の4〜1ビット目には、フレームメモリ30の、フレーズの読出しの終了位置を示す読出し終了アドレスbbbbが格納される。
【0019】
図4は、制御部とアドレス発生器の詳細のブロック構成図である。
図4に示すアドレス発生器230には、アドレスカウンタ231と、エンドアドレスレジスタ232と、エンド判定器233とが備えられている。アドレスカウンタ231は、フレーズメモリ30に格納されたフレーズデータを読み出すためのカウンタであり、このアドレスカウンタ231には、制御部220によりコマンドレジスタ210の読出し開始アドレスaaaaが設定される。またエンドアドレスレジスタ232には、制御部220によりコマンドレジスタ210の読出し終了アドレスbbbbが設定される。アドレス発生器230は、制御部220からの再生指示に応じて、アドレスカウンタ231を順次インクリメントする。これにより図1に示すフレーズメモリ30のアドレスが順次更新され、そのフレーズメモリ30の、順次更新されたアドレスに対応するフレーズデータがそのフレーズメモリ30から読み出される。一方、アドレス発生器230のエンド判定器233は、アドレスカウンタ231の内容と、エンドアドレスレジスタ232に設定された終了アドレスとが等しくなった場合、フレーズのエンドであると判定し、制御部220に向けてフレーズの再生終了を示す割込みを発生する。制御部220は、この割込みを受けてワンショット再生が指定されていたときにはアドレス発生器230に対して再生停止の指示を行ない、ループ再生が指定されていたときにはアドレスカウンタに再び読出し開始アドレスを設定する。
【0020】
図5は、制御部の、コマンド転送受信時に実行されるルーチンのフローチャートである。
制御部でコマンド転送を受信すると、先ず、ステップS11において、フレーズの再生開始か否かを示すコマンドcが1か0かが判定される。コマンドcが1であると判定された場合は、フレーズの再生開始が指示されたためステップS12に進む。ステップS12では、現在発音中か否かが判定される。現在発音中でないと判定された場合、即ち現在フレーズの再生中でないと判定された場合はステップS15に進む。ステップS15では、制御部で管理される制御フラグであり連続再生待ちのフレーズがあるか否かを示す予約フラグYを0にしてステップS16に進む。ステップS16は再生開始サブルーチンであり、詳細は後述するがアドレス発生器に読出し開始アドレス,読出し停止アドレスを設定してフレーズの再生を開始してこのルーチンを終了する。一方、ステップS12において、現在発音中であると判定された場合、即ち現在フレーズの再生中であると判定された場合はステップS13に進む。ステップS13では連続再生モードか即時再生モードかを示すコマンドyが1か0かが判定される。コマンドyが1であると判定された場合は連続再生モードであるため、現在再生中のフレーズが最後まで再生された時点で次のフレーズの再生を開始するためにステップS14に進む。ステップS14では、予約フラグYを1にして連続再生待ちのフレーズがある旨をセットし、このルーチンを終了する。一方、ステップS13において、コマンドyが0であると判定された場合は即時再生モードであるため、現在発音中であってもすぐに新たなフレーズを再生するために、先ずステップS15に進み予約フラグYを0にし、次にステップS16に進みフレーズの再生を開始してこのルーチンを終了する。
【0021】
また前述したステップS11において、コマンドcが0であると判定された場合は、再生中のフレーズの停止が指示されたためステップS17に進む。ステップS17ではコマンドLが1か否かが判定される。コマンドLが1であると判定された場合、即ちコマンドcが0でかつコマンドLが1であると判定された場合は通常の強制停止が指示されたためステップS18に進む。ステップS18ではアドレスカウンタのカウントをストップしてフレーズ再生を停止し、このルーチンを終了する。一方、ステップS17において、コマンドLが0であると判定された場合、即ちコマンドcおよびコマンドLがともに0であると判定された場合は何もせずにそのままこのルーチンを終了する。このことは、詳細は図7に示すフレーズ再生終了ルーチンのフローチャートで説明するが、再生中のフレーズの末尾に来た時点でフレーズの再生を停止する。
【0022】
図6は、図5のステップS16で実行される再生開始サブルーチンのフローチャートである。
先ず、ステップS21において、コマンドレジスタの読出し開始アドレスをアドレス発生器のアドレスカウンタに格納する。これにより再生したいフレーズの先頭アドレスが指定される。次にステップS22に進み、コマンドレジスタの読出し停止アドレスをアドレス発生器のエンドアドレスレジスタに格納する。これにより再生したいフレーズの末尾アドレスが指定される。次にステップS23に進み、アドレス発生器のアドレスカウンタのカウントをスタートしてフレーズの再生を開始し、このサブルーチンを終了する。
【0023】
図7は、制御部において、再生中のフレーズの末尾まで再生された時点で実行されるフレーズ再生終了ルーチンのフローチャートである。
先ずステップS31において、予約フラグYが1か0かが判定される。予約フラグYが1であると判定された場合は、再生待ちのフレーズがあるためステップS32に進む。ステップS32では、予約フラグYを0にリセットしてステップS33に進む。ステップS33は、前述した再生開始サブルーチン(図6参照)であり、このサブルーチンにより再生待ちのフレーズの再生を開始してこのルーチンを終了する。
【0024】
一方、ステップS31において、予約フラグYが0であると判定された場合は、再生待ちのフレーズはないため、ステップS34に進む。ステップS34では、ループ再生か否かを示すコマンドLが1か0かが判定される。コマンドLが1であると判定された場合はループ再生であるため、ステップS35に進む。ステップS35では、フレーズのループ再生を行なうために、アドレスカウンタを、読出し開始アドレスに戻してこのルーチンを終了する。一方、ステップS34において、コマンドLが0であると判定された場合、具体的にはもともとワンショット再生である場合、もしくはループ再生でありながらそのループ再生の区切りを待って再生を停止すること(ここでは、これを「ループ解除停止」と称する)が指示されている場合、すなわち再生停止のコマンドによりコマンドレジスタ210中のコマンドLが0に書き替えられた場合にはステップS36に進む。ステップS36では、アドレスカウンタのカウントをストップしてフレーズ再生の停止を行ない、このルーチンを終了する。このようにステップS36ではループ再生の区切りを待って再生が停止されるため、ループ再生の終了がいわゆる尻切れトンボにならず、ループ再生をきれいに終了させることができる。
【0025】
尚、本実施形態では、コマンドレジスタ210の10ビット目の、ループ再生を指示するコマンドLを用いて、「通常の強制停止」と「ループ解除停止」との両者を判別したが、コマンドレジスタ210の9ビット目の、再生モードを指示するコマンドyビットを用いて両者を判別してもよい。また、無音のフレーズを予め用意しておき、無音のフレーズをチェイン再生(連続再生)指示することにより「ループ解除停止」を行なってもよい。
【0026】
また、上記実施形態は、フレーズデータとして波形データを念頭に置いた実施形態であるがフレーズデータは、演奏データであってもよい。このときは、この電子楽器100に、フレーズメモリ30から読み出した演奏データを波形データに変換する楽音生成部を備えることが好ましい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フレーズを再生している途中であっても再生方式を自在にかつ容易に切り替えることができる。
また、例えば連続再生モードを指示したが、まだ前のフレーズが再生している状態で次に再生するフレーズを別のフレーズに変更することも、あるいはその別のフレーズを即時再生することも自在に指示できる。
【0028】
さらに、ループ再生中にループ解除停止コマンドを発行して、次のフレーズの末尾に来た時点で停止するようにすると、ループ再生の終了にあたり、尻切れトンボではなしに、きれいにループ再生を終了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の音再生装置を内蔵した電子楽器のブロック図である。
【図2】図1に示す操作パネルの詳細図である。
【図3】コマンドレジスタのビット構成を示す図である。
【図4】制御部とアドレス発生器の詳細のブロック構成図である。
【図5】制御部の、コマンド転送受信時に実行されるルーチンのフローチャートである。
【図6】図5のステップS16で実行される再生開始サブルーチンのフローチャートである。
【図7】制御部において、再生中のフレーズの末尾まで再生された時点で実行されるフレーズ再生終了ルーチンのフローチャートである。
【図8】即時再生方式によるフレーズ再生の流れ、および連続再生方式によるフレーズ再生の流れを示す図である。
【符号の説明】
10 CPU
20 操作パネル
21 フレーズボタン
22 ループボタン
23 チェインボタン
24 ストップボタン
30 フレーズメモリ
100 電子楽器
200 音再生装置
210 コマンドレジスタ
220 制御部
230 アドレス発生器
231 アドレスカウンタ
232 エンドアドレスレジスタ
233 エンド判定器

Claims (2)

  1. 出力中のフレーズデータの再生出力終了を判定するフレーズ終了判定手段、
    出力すべきフレーズデータを選択するフレーズ選択手段、
    前記フレーズ選択手段によりフレーズデータが選択されたときに既に出力中のフレーズデータがあった場合に、該フレーズデータの出力を中断して新たなフレーズデータの出力を開始する即時再生モードと該フレーズデータの出力の終了を待って新たなフレーズデータの出力を開始する連続再生モードとのいずれの再生モードを選択するかを決定する再生モード決定手段、
    前記フレーズ選択手段によりフレーズデータが選択されたことを受けて、該フレーズデータを指定するフレーズ指定部と前記再生モードを指定する再生モード指定部とを有しフレーズの出力を指示するフレーズ再生指示コマンドを入力するコマンド入力手段、
    入力されたフレーズ再生指示コマンド中の再生モード指定部により指定される再生モードが即時再生モードであるかあるいは連続再生モードであるかを判定する再生モード判定手段、および
    前記コマンド入力手段によるフレーズ再生指示コマンドの入力を受けて、現在フレーズデータの出力中でないときは、入力されたフレーズ再生指示コマンド中のフレーズ指定部により指定されるフレーズデータの出力を開始させ、現在フレーズデータの出力中であって、かつ前記再生モード判定手段により判定された再生モードが即時再生モードである場合に、現在出力中のフレーズデータの出力の終了を待つことなく、現在出力中のフレーズデータの出力に代えて入力されたフレーズ再生指示コマンド中のフレーズ指定部により指定されるフレーズデータの出力を開始させ、現在フレーズデータ出力中であって、かつ前記再生モード判定手段により判定された再生モードが連続再生モードである場合に、前記フレーズ終了判定手段により現在出力中のフレーズデータの出力が終了したと判定されたときに、入力されたフレーズの再生指示コマンド中のフレーズ指定部により指定されるフレーズデータの出力を開始させるフレーズデータ出力制御手段を備えたことを特徴とする音再生装置。
  2. フレーズをあらわすフレーズデータを複数のフレーズについて記憶するフレーズメモリを備え、
    前記フレーズデータ出力制御手段が、前記フレーズメモリから出力が指示されたフレーズをあらわすフレーズデータを読み出して読み出したフレーズデータを出力するものであることを特徴とする請求項1記載の音再生装置。
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