JP3178176B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JP3178176B2
JP3178176B2 JP20299693A JP20299693A JP3178176B2 JP 3178176 B2 JP3178176 B2 JP 3178176B2 JP 20299693 A JP20299693 A JP 20299693A JP 20299693 A JP20299693 A JP 20299693A JP 3178176 B2 JP3178176 B2 JP 3178176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伴奏データを記憶する
外部メモリと、外部メモリから読出した伴奏データに基
づいて自動伴奏を行う自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1,2小節単位の複数の伴奏パタ
ーンとそれに対応する楽音パラメータとを予めメモリに
記憶しておき、指定された伴奏パターンを繰返し読出し
てそれに対応する楽音パラメータで制御して楽音を生成
することにより自動伴奏を行う電子楽器が知られてい
る。
【0003】この種の自動伴奏装置では、例えば、メジ
ャー、マイナー、オーグメント等の全てのコード(和
音)タイプについて伴奏パターンを記憶したのでは記憶
容量が膨大になるため、一般に、Cメジャーの伴奏パタ
ーンのみを記憶しておき、他のコードタイプについて
は、Cメジャーの伴奏パターンのデータをノート変換テ
ーブルを使用することによってマイナー、オーグメント
等のコードタイプに変換し、その後、その変換された伴
奏パターンのデータをコード根音に応じてシフトするこ
とによって得ている。
【0004】しかし、演奏にバリエーションを持たせる
ためには、予め記憶されている伴奏パターンだけでは足
りないことがあるため、この伴奏パターンと楽音パラメ
ータとをフロッピーディスク等の外部メモリに記憶して
おき、それを読出して内部メモリに記憶して使用する自
動伴奏装置があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の自動
伴奏装置では、入力可能なコードタイプや制御可能な楽
音パラメータが決まっているが、自動伴奏装置の改良等
によってそれらが増えれば、外部メモリに記憶されるノ
ート変換テーブルのデータや楽音パラメータを増やさな
ければならない。
【0006】すると、予め決められているノート変換テ
ーブルのデータや楽音パラメータとは異なるデータやパ
ラメータを読込むことになるので、読取りから処理にか
けての動作で誤動作することがあった。
【0007】本発明は、このような事情の下になされた
もので、その目的は、入力可能なコード(和音)タイプ
や制御可能な楽音パラメータ等が従来の自動伴奏装置よ
り増えた自動伴奏装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による自動伴奏装置は、伴奏の再生内容を指
示するイベントデータと伴奏の第1の再生態様を制御す
る制御データとを含む伴奏情報と、伴奏の第2の再生態
様を制御する制御データのみで構成された再生態様情報
とを記憶可能な外部記憶装置にアクセス可能であって、
前記外部記憶装置から前記伴奏情報を読み出す伴奏情報
読出手段と、少なくとも前記伴奏情報読出手段により読
み出された伴奏情報のイベントデータに従った伴奏を、
該伴奏情報の制御データに従った第1の再生態様で再生
する再生手段と、前記外部記憶装置から前記再生態様情
報を読み出す再生態様情報読出手段と、前記伴奏情報読
出手段により読み出された伴奏情報に対応する再生態様
情報が前記外部記憶装置に記憶されているか否かを判別
する判別手段と、前記判別手段により再生態様情報が記
憶されていると判別された場合は、該再生態様情報を前
記再生態様情報読出手段により読み出し、該読み出され
た再生態様情報に係る第2の再生態様と前記伴奏情報読
出手段により読み出された伴奏情報に係る第1の再生態
様とにより前記再生手段にて再生される伴奏の再生態様
を制御し、前記再生態様情報が記憶されていないと判別
された場合は、前記伴奏情報読出手段により読み出され
た伴奏情報に係る第1の再生態様のみで前記再生手段に
て再生される伴奏の再生態様を制御する制御手段とを有
している。
【0009】また、本発明では、前記制御データは、
伴奏に対する残響などの効果を制御する効果制御データ
伴奏の音高を他の音高に変換するための変換制御デー
など複数の種類があり、前記再生態様情報に含まれて
いる制御データは各種の制御データのうち本自動伴奏装
置でのみ利用可能なデータであり、前記伴奏情報に含ま
れている制御データは各種の制御データのうち本自動伴
奏装置以外の他の自動伴奏装置においても利用可能なデ
ータのみとなっている。
【0010】
【作用】本発明では、前記制御手段は、前記判別手段に
より再生態様情報が記憶されていると判別された場合
は、該再生態様情報を前記再生態様情報読出手段により
読み出し、該読み出された再生態様情報に係る第2の再
生態様と前記伴奏情報読出手段により読み出された伴奏
情報に係る第1の再生態様とにより前記再生手段にて再
生される伴奏の再生態様を制御し、前記再生態様情報が
記憶されていないと判別された場合は、前記伴奏情報読
出手段により読み出された伴奏情報に係る第1の再生態
様のみで前記再生手段にて再生される伴奏の再生態様を
制御する。
【0011】また、本発明では、前記制御データは、
伴奏に対する残響などの効果を制御する効果制御データ
伴奏の音高を他の音高に変換するための変換制御デー
など複数の種類があり、前記再生態様情報に含まれて
いる制御データは本自動伴奏装置でのみ利用され、前記
伴奏情報に含まれている制御データは本自動伴奏装置以
外の他の自動伴奏装置においても利用される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例による電子楽器
の概略構成を示すブロック図であり、本電子楽器は、C
PU1を中核として、自動伴奏制御を行いつつ演奏制御
を行うものである。
【0014】CPU1には、バスラインBUSを介し
て、プログラムメモリ2、ワーキングメモリ3、プリセ
ットスタイルメモリ4、ディスクスタイルメモリ5、鍵
盤回路6、スイッチ群7、音源回路8、ディスクインタ
フェース9、およびタイマ10が接続されている。ま
た、ディスクインタフェース9には、伴奏用データが格
納されたフロッピーディスク12をアクセス制御するた
めのディスクドライブ11が接続され、音源回路8に
は、サウンドシステムSSが接続されている。
【0015】プログラムメモリ2とプリセットスタイル
メモリ4とはROMにより構成され、ワーキングメモリ
3とディスクスタイルメモリ5とはRAMにより構成さ
れている。そして、プログラムメモリ2には、図4〜図
10に示したような各種の演奏制御用のプログラム等が
プリセットされており、CPU1は、これらプログラム
メモリ2内のプログラムに従って演奏制御を行う。この
際、CPU1は、ワーキングメモリ3をワークエリアと
して利用する。ディスクスタイルメモリ5には、フロッ
ピーディスク12に格納された伴奏用データのうち、演
奏者により選択された楽曲スタイル(種類)に対応する
伴奏用データがロードされて記憶される。なお、プリセ
ットスタイルメモリ4に記憶されているデータ内容につ
いては、後述する。
【0016】鍵盤回路6は、鍵盤の押鍵状態を検出し、
押圧鍵が離鍵されるまでの間、押鍵状態を示すキーオン
信号と、どの鍵が押鍵されたかを示すキーコード信号
(ノートナンバ)と、押鍵速度(ベロシティ)を示すベ
ロシティ信号とを発生し、バスラインBUSを介してC
PU1に供給する。なお、ベロシティ信号は、CPU1
では押鍵の強さを示す信号として処理される。
【0017】スイッチ群7には、楽器本体内で割当てら
れたリズムスタイルを指定するためのスタイルスイッ
チ、フロッピーディスク12上で割当てられたリズムス
タイルを指定してそのデータをディスクスタイルメモリ
5にロードするよう指示するためのロードスイッチ、伴
奏用データの発音のスタート/ストップを指示するため
のスタート/ストップスイッチ等の各種スイッチが設け
られている。
【0018】音源回路8は、CPU1の指示に従って各
種の楽音信号(デジタル信号)を発生する。そして、音
源回路8により発生されたデジタルの楽音信号は、サウ
ンドシステムSSに供給されることにより発音される。
【0019】フロッピーディスク12に格納された伴奏
用データは、CPU1の制御の下にディスクドライブ1
1によりアクセスされてディスクインタフェース9、バ
スラインBUSを介して、ディスクスタイルメモリ5に
ロードされる。タイマ12は、後述するノート変換出力
処理を所定時間間隔で行って発音制御を行うための割込
み信号をテンポに応じた時間間隔でCPU1に与える機
能を有している。
【0020】図2は、伴奏用データを説明するための概
念図であり、伴奏用データは、基本ファイルF1、拡張
ファイルF2とに大別されて記憶され、基本ファイルF
1は、従来から存在していたものであり、拡張ファイル
F2は本実施例において新たに追加されたものである。
【0021】従来からリズムスタイル別に存在していた
基本ファイルF1には、ヘッダ情報H、コードパターン
CP、パーカッションパターンPP、ベースパターンB
P、更に必要に応じてコード用ノート変換テーブルNT
T1、ベース用ノート変換テーブルNTT2が記憶され
ている。ヘッダ情報Hとしては、ロック、ワルツ等のリ
ズムスタイル別に、それぞれ、コードパート音色Ha、
ベースパート音色Hb、コードパターンアドレスHc、
ベースパート音色Hd、パーカッションパート音色H
e、コードパートNTTナンバーHf、ベースパートN
TTナンバーHg、コードパートNTT−TナンバーH
h、ベースパートNTT−TナンバーHi、リバーブデ
プスアドレスHjが記憶されている。なお、コードパー
トNTT−TナンバーHh、ベースパートNTT−Tナ
ンバーHi、リバーブデプスアドレスHjは、本実施例
において新たに追加されたものである。
【0022】コードパターンCPとベースパターンBP
には、それぞれ、メジャーに対応するコード(和音)、
ベースコードのパターンが記憶されている。また、パー
カッションパターンPPには、パーカッションパターン
が記憶されている。さらに、コード用ノート変換テーブ
ルNTT1、ベース用ノート変換テーブルNTT2に
は、それぞれ、メジャーに対するコードパターンCP、
ベースパターンBPを、マイナー、セブンス等の他の2
0種類の和音タイプのパターンに変換するための情報が
テーブル形式で記憶されている。
【0023】また、本実施例において新たに追加された
拡張ファイルF2には、コードパートリバーブデプスF
2a、ベースパートリバーブデプスF2b、パーカッシ
ョンパートリバーブデプスF2c、更に必要に応じて拡
張コード用ノート変換テーブルNTT−T1、拡張ベー
ス用ノート変換テーブルNTT−T2が記憶されてい
る。なお、拡張コード用ノート変換テーブルNTT−T
1、拡張ベース用ノート変換テーブルNTT−T2に
は、それぞれ、メジャーに対するコードパターンCP、
ベースパターンBPを、コード用ノート変換テーブルN
TT1、ベース用ノート変換テーブルNTT2により得
られるものとは異なる8種類の和音タイプのパターンに
変換するための情報がテーブル形式で記憶されている。
【0024】なお、ヘッダ情報Hは、フロッピーディス
ク12に格納されている。コードパターンCP、パーカ
ッションパターンPP、ベースパターンBPについて
は、No.“0”〜No.“99”の100種類のリズ
ムスタイルに対応するものはプリセットスタイルメモリ
4にプリセットされ、No.“100”のリズムスタイ
ルに対応するものはフロッピーディスク12からロード
したリズムスタイルを示す。また、コード用ノート変換
テーブルNTT1、ベース用ノート変換テーブルNTT
2については、No.“0”〜No.“9”の10種類
のノート変換テーブルに対応するものは、各リズムスタ
イルに共通するのでプリセットスタイルメモリ4にプリ
セットされ、No.“10”〜No.“11”の2種類
のノート変換テーブルに対応するものはフロッピーディ
スク12に格納されている。また、拡張ファイルF2
は、フロッピーディスク12に格納されている。
【0025】図3は、コード用ノート変換テーブルNT
T1を示す図であり、Cメジャーのコードパターンのキ
ーコードに対するノートNo.と、マイナー(m)、セ
ブンス(7th)等のメジャー以外の和音タイプとに対
応して、コードパターンのキーコードに対する音程が記
録されている。例えば、コードパターンの音名Cに対応
するキーコードに対する音程は、マイナーでは“0”と
なっており、同じ音高であることを示し、セブンスでは
“−2”となっており、全音下げた音高であることを示
している。なお、ベース用ノート変換テーブルNTT
2、拡張コード用ノート変換テーブルNTT−T1、拡
張ベース用ノート変換テーブルNTT−T2も、図3の
コード用ノート変換テーブルNTT1と同様の形式とな
っている。
【0026】次に、本実施例の電子楽器による演奏制御
動作を図2〜図10に基づいて説明する。図4は演奏制
御動作のメインルーチンを示すフローチャートであり、
CPU1は、プログラムメモリ2にプリセットされたメ
インルーチンに従って、まず、各種のレジスタをリセッ
トする等の初期設定を行う(ステップS1)。そして、
キーイベント(押鍵、離鍵)の有無を判別し(ステップ
S2)、キーイベントが有れば後述するキーイベント処
理ルーチンを実行して(ステップS3)、ステップS4
に進み、キーイベントが無ければステップS3をスキッ
プして、ステップS4に進む。
【0027】ステップS4では、ロードスイッチオンイ
ベントの有無を判別する。その結果、ロードスイッチ・
オンイベントが有れば後述するロード処理ルーチンを実
行して(ステップS5)、ステップS6に進み、ロード
スイッチ・オンイベントが無ければステップS5をスキ
ップして、ステップS6に進む。ステップS6では、ス
タイルスイッチ・オンイベントの有無を判別する。その
結果、スタイルスイッチ・オンイベントが有れば、その
スタイルスイッチオン操作により選択された装置内スタ
イルNo.をレジスタSTYLにセットして(ステップ
S7)、ステップS8に進み、スタイルスイッチ・オン
イベントが無ければステップS7をスキップして、ステ
ップS8に進む。
【0028】ステップS8では、スタート/ストップス
イッチ・オンイベントの有無を判別する。その結果、ス
タート/ストップスイッチ・オンイベントが有れば後述
するスタート/ストップ処理ルーチンを実行して(ステ
ップS9)、ステップS10に進み、スタート/ストッ
プスイッチ・オンイベントが無ければステップS9をス
キップして、ステップS10に進む。ステップS10で
は、その他の処理を行って、ステップS2に戻り、同様
の処理を繰返す。
【0029】次に、図4のステップS3におけるキーイ
ベント処理の詳細を図5のフローチャートに従って説明
する。
【0030】まず、キーイベントが左鍵域で発生したか
否かを判別し(ステップS21)、左鍵域で発生したと
きは、キーイベントがキーオンであるか否かを判別する
(ステップS22)。その結果、キーオンであれば、和
音を検出する(ステップS23)。すなわち、和音は左
鍵域で検出し、和音検出処理は、具体的には周知の技術
により和音のルート(根音)とタイプを検出することに
より行う。
【0031】次に、ステップS23にて和音が検出され
たか否かを判別し(ステップS24)、和音が検出され
たときは、今回用のレジスタRT、TPに夫々現在セッ
トされている和音のルート、タイプを前回用のレジスタ
ORT、OTPにセットして(ステップS25)、今回
検出された和音のルート、タイプを今回用のレジスタR
T、TPにセットする(ステップS26)。次に、前回
用のレジスタORTの内容が“FH”、すなわち前回和
音(根音)が検出されなかったか、或いは今回用のレジ
スタRT、TPの内容と前回用のレジスタORT、OT
Pの内容が一致しているか、すなわち和音の変化が無い
か否かを判別する(ステップS27)。
【0032】その結果、前回和音(根音)が検出されな
かったか、或いは和音の変化が有ったときは、コード、
ベースパートに対応する音源回路8のチャネルにキーオ
フ信号を出力して(ステップS28)、図4のメインフ
ローへリターンする。
【0033】ステップS21にて、キーイベントが右鍵
域で発生したと判別されたときは、そのキーイベントに
対応する発音/消音処理を行って(ステップS29)、
図4のメインフローへリターンする。また、ステップS
22にて、キーオフであると判別されたとき、ステップ
S24にて、和音が検出されなかったと判別されたと
き、およびステップS27にて、前回和音(根音)が検
出されたか、或いは和音の変化が無いと判別されたとき
は、いずれも、そのまま図4のメインフローへリターン
する。
【0034】次に、図4のステップS5におけるロード
処理の詳細を図6のフローチャートに従って説明する。
【0035】まず、ロードスイッチの操作により入力さ
れたディスク内スタイルNo.をレジスタSNにセット
する(ステップS31)。そして、レジスタSNにセッ
トされたディスク内スタイルNo.に対応するリズムス
タイルの基本ファイルF1のデータをフロッピーディス
ク12内から読出し、ディスクスタイルメモリ5に書込
む(ステップS32)。
【0036】次に、フロッピーディスク12内に拡張フ
ァイルF2が存在するか否かを判別し(ステップS3
3)、拡張ファイルF2が存在すれば、レジスタSNに
セットされたディスク上スタイルNo.に対応するリズ
ムスタイルの拡張ファイルF2のデータをフロッピーデ
ィスク12内から読出し、ディスクスタイルメモリ5に
追加して書込み(ステップS34)、フラグTFに
“1”をセットして(ステップS35)、図4のメイン
フローへリターンする。一方、拡張ファイルF2が存在
しなければ、フラグTFに“0”をセットして(ステッ
プS36)、図4のメインフローへリターンする。
【0037】次に、図4のステップS9におけるスター
ト/ストップ処理の詳細を図7、図8のフローチャート
に従って説明する。
【0038】まず、自動伴奏フラグRUNを反転する
(ステップS41)。すなわち、このフラグ内容が
“1”のときは“0”をセットし、“0”のときは
“1”をセットする。次に、反転した結果、自動伴奏フ
ラグRUNが“1”となったか否かを判別する(ステッ
プS42)。その結果、“1”となったときは、自動伴
奏を行うべく、レジスタSTYLにセットされている装
置内スタイルNo.に対応するヘッダ情報Hとしての各
パート(コード、ベース、パーカッション)の音色H
a、Hb、Hcを、プリセットスタイルメモリ4、また
はディスクスタイルメモリ5から読出し、その音色を対
応するチャネルNo.と共に音源回路8に出力する(ス
テップS43)。
【0039】次に、レジスタSTYLにセットされてい
る装置内スタイルNo.に応じて、ヘッダ情報Hとして
の各パートの先頭アドレスを、プリセットスタイルメモ
リ4、またはディスクスタイルメモリ5から読出し、そ
れら先頭アドレスを各パートのパターンポインタ(コー
ドパターンポインタ、ベースパターンポインタ、パーカ
ッションパターンポインタ)にセットする(ステップS
44)。
【0040】次に、レジスタSTYLにセットされてい
る装置内スタイルNo.に応じて、ヘッダ情報Hとして
の各パートのNTT(ノート変換テーブル)No.を、
プリセットスタイルメモリ4、またはディスクスタイル
メモリ5から読出し、それらNTTNo.を各パートの
NTTポインタ(NTTコードポインタ、NTTベース
ポインタ)にセットする(ステップS45)。
【0041】そして、フラグTFに“1”がセットされ
ているか否かを判別する(ステップS46)。その結
果、フラグTFに“1”がセットされておれば、拡張フ
ァイルF2が存在することを意味するので、レジスタS
TYLにセットされている装置内スタイルNo.に応じ
て、ヘッダ情報Hとしての各パートの拡張NNT−T
(拡張ノート変換テーブル)No.を、プリセットスタ
イルメモリ4、またはディスクスタイルメモリ5から読
出し、それら拡張NTT−TNo.を各パートのNTT
−Tポインタ(NTT−Tコードポインタ、NTT−T
ベースポインタ)にセットする(ステップS47)。
【0042】なお、ステップS45、S47では、NT
TNo.、または拡張NNT−TNo.が“0”〜
“9”の場合は、プリセットスタイルメモリ4内の共通
NTTにポインタをセットし、“10”以上の場合は、
レジスタSTYLにセットされている装置内スタイルN
o.に対応するNTTにポインタをセットする。
【0043】次に、レジスタSTYLにセットされてい
る装置内スタイルNo.に応じて、ヘッダ情報Hとして
のリバーブデプスを、ディスクスタイルメモリ5から読
出し、そのリバーブデプスをパートに対応するチャネル
No.と共に音源回路8に出力する(ステップS4
8)。そして、テンポに応じて再生タイミングをカウン
トするタイミングカウンタをリセットし(ステップS4
9)、レジスタRTにFHをセットして(ステップS5
0)、図4のメインフローへリターンする。
【0044】ステップS46にて、フラグTFに“0”
がセットされていると判別され、拡張ファイルF2が存
在しないときは、各パートのNTT−Tポインタ(NT
T−Tコードポインタ、NTT−Tベースポインタ)
を、デフォルトとして共通NTT−TNo.“0”にセ
ットする(ステップS51)。そして、コード、ベー
ス、パーカッションの各パート別に所定のリバーブデプ
スを、そのリバーブデプスをパートに対応するチャネル
No.と共に音源回路8に出力して(ステップS5
2)、ステップS49に進む。また、ステップS42に
て、自動伴奏フラグRUNが“0”となったと判別され
たときは、自動伴奏に対応するチャネルNo.と共に、
キーオフ信号を音源回路8に出力して(ステップS5
3)、図4のメインフローへリターンする。
【0045】このように、フラグTFに基づいて拡張フ
ァイルF2の有無を認識し、その認識結果に応じてノー
ト変換テーブル用のポインタをセットすることにより、
従来の電子楽器では、フロッピーディスク12内の基本
ファイルF1の伴奏データを専ら使用して自動伴奏を行
うことができ、本実施例に係る電子楽器では、フロッピ
ーディスク12内の基本ファイルF1と拡張ファイルF
2の伴奏データを使用して自動伴奏を行うことができる
ようになる。
【0046】次に、自動伴奏音の発音制御を行うための
割込み処理を図9、図10のフローチャートに従って説
明する。この割込み処理は、図4のメインルーチンを処
理中に、1/12拍ごとにタイマ10から割込み信号が
与えられることにより実行されるものである。
【0047】上記のように、タイマ10から割込み信号
が与えられると、CPU1は、まず、自動伴奏フラグR
UNに“1”がセットされているか否かを判別する(ス
テップS61)。その結果、“1”がセットされておれ
ば、自動伴奏音の発音制御を行うべく、パーカッション
パターンポインタの示すパーカッションデータを読出し
て、音源回路8に出力する(ステップS62)。
【0048】次に、コードパターンポインタの示すコー
ドパターンデータ{キーコード、発音(再生)タイミン
グ、イベント(キーオン、キーオフ)等}を読出す(ス
テップS63)。コードパターンポインタがコードパタ
ーンデータの終わりを表すエンドデータを指していると
きは、コードパターンポインタをコードパターンデータ
の先頭に戻し、先頭のデータを読み出す。そして、読出
した発音タイミングとタイミングカウンタの示すカウン
ト値とに基づいて、再生タイミングであるか否かを判別
する(ステップS64)。その結果、再生タイミングで
あれば、読出したキーコード(このキーコードは数値で
示されている)をレジスタKCにセットする(ステップ
S65)。そして、レジスタKCにセットしたキーコー
ドに対する“12”のモジュロを取ることにより、キー
コードで示される健(キー)の音名のNo.を得て、そ
の音名No.をレジスタNTにセットする(ステップS
66)。
【0049】次に、レジスタTP内の和音のタイプN
o.が“20”以上であるか否かを判別する(ステップ
S67)。その結果、和音のタイプNo.が“20”よ
り小さければ、そのタイプの和音に対応するノート変換
テーブルは、拡張されたものではないことを意味するの
で、NTTコードポインタが示すノート変換テーブルか
ら、レジスタNT、TPに応じたデータを読出して、レ
ジスタDにセットして(ステップS68)、ステップS
70に進む。一方、和音のタイプNo.が“20”以上
であれば、そのタイプの和音に対応するノート変換テー
ブルは、拡張されたものであることを意味するので、N
TT−Tコードポインタが示すノート変換テーブルか
ら、レジスタNT、TPに応じたデータを読出して、レ
ジスタDにセットして(ステップS69)、ステップS
70に進む。
【0050】ステップS70では、レジスタKC、レジ
スタD、レジスタRTの各値の合計値を新たにレジスタ
KCにセットする(ステップS70)。このステップS
70の処理は、記憶されたCメジャーのコードパターン
を、レジスタTPにセットされたマイナー等の和音タイ
プに変換するために行われるものである。例えば、Cメ
ジャーをEマイナーに変換する場合は、図11に示した
ように、まず、レジスタKC内のCメジャーのキーコー
ドとノート変換テーブルから得られたレジスタDのデー
タとを加算することにより、Cマイナーに変換する。そ
して、上記のレジスタKCとレジスタDとの加算値に、
更にレジスタRTのルート(根音)を加算して根音をシ
フトすることにより、Eマイナーを得る。
【0051】次に、ステップS63にて読出したコード
パターンデータ中のイベント情報がキーオンであるか否
かを判別する(ステップS71)。その結果、キーオン
であれば、キーオン信号とレジスタKC内のキーコード
を対応チャネルNo.と共に、音源回路8に出力して
(ステップS72)、ステップS74に進む。一方、キ
ーオフであれば、キーオフ信号とレジスタKC内のキー
コードを対応チャネルNo.と共に、音源回路8に出力
して(ステップS73)、ステップS74に進む。
【0052】ステップS74では、コードパターンポイ
ンタを歩進する。この際、コードパターンポインタが、
そのパターンの最後を示しているときは、先頭を示すよ
うに歩進する。このポインタ歩進処理の後、ステップS
63に戻る。
【0053】ステップS64にて、再生タイミングでな
いと判別されたときは、ステップS75に進んで、ベー
スパターンについて、ステップS63〜S74と同様の
処理を行う。このとき、ベースパターンを指すポインタ
としてペースパターンポインタを使用する。そして、タ
イミングカウンタをカウントして(ステップS76)、
図4のメインフローへリターンする。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、入力可能なコード(和音)タイプや制御可能な楽
音パラメータ等が従来の自動伴奏装置より増えた自動伴
奏装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動伴奏装置及び外部
メモリを適用した電子楽器の概略構成を示すブロック図
である。
【図2】フロッピーディスク等に記憶されている伴奏用
データを説明するための説明図である。
【図3】ノート変換テーブルを示す図である。
【図4】自動伴奏制御動作のメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図5】キーイベント処理ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図6】ロード処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】スタート/ストップ処理ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図8】図7の続きのフローチャートである。
【図9】割込み処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】図9の続きのフローチャートである。
【図11】ノート変換処理を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】 1…CPU 2…プログラムメモリ 3…ワーキングメモリ 4…プリセットスタイルメモリ 5…ディスクスタイルメモリ 6…鍵盤回路 7…スイッチ群 8…音源回路 10…タイマ 12…フロッピーディスク SS…サウンドシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−248593(JP,A) 特開 昭62−139591(JP,A) 特開 平4−6598(JP,A) 特開 平4−168491(JP,A) 実開 昭58−166694(JP,U) 実開 昭63−101997(JP,U) 実開 平1−123896(JP,U) 実開 昭61−88196(JP,U) 実開 昭63−38193(JP,U) 特公 平4−7519(JP,B2) 実公 平4−3353(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伴奏の再生内容を指示するイベントデー
    タと伴奏の第1の再生態様を制御する制御データとを含
    む伴奏情報と、伴奏の第2の再生態様を制御する制御デ
    ータのみで構成された再生態様情報とを記憶可能な外部
    記憶装置にアクセス可能であって、 前記外部記憶装置から前記伴奏情報を読み出す伴奏情報
    読出手段と、 少なくとも前記伴奏情報読出手段により読み出された伴
    奏情報のイベントデータに従った伴奏を、該伴奏情報の
    制御データに従った第1の再生態様で再生する再生手段
    と、 前記外部記憶装置から前記再生態様情報を読み出す再生
    態様情報読出手段と、 前記伴奏情報読出手段により読み出された伴奏情報に対
    応する再生態様情報が前記外部記憶装置に記憶されてい
    るか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により再生態様情報が記憶されていると判
    別された場合は、該再生態様情報を前記再生態様情報読
    出手段により読み出し、該読み出された再生態様情報に
    係る第2の再生態様と前記伴奏情報読出手段により読み
    出された伴奏情報に係る第1の再生態様とにより前記再
    生手段にて再生される伴奏の再生態様を制御し、前記再
    生態様情報が記憶されていないと判別された場合は、前
    記伴奏情報読出手段により読み出された伴奏情報に係る
    第1の再生態様のみで前記再生手段にて再生される伴奏
    の再生態様を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 前記制御データは、伴奏に対する残響
    などの効果を制御する効果制御データ伴奏の音高を他
    の音高に変換するための変換制御データなど複数の種類
    があり、前記再生態様情報に含まれている制御データは
    各種の制御データのうち本自動伴奏装置でのみ利用可能
    なデータであり、前記伴奏情報に含まれている制御デー
    タは各種の制御データのうち本自動伴奏装置以外の他の
    自動伴奏装置においても利用可能なデータのみであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動伴奏装置。
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