JP2001021613A - Icデバイスの試験装置 - Google Patents

Icデバイスの試験装置

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JP2001021613A JP11194225A JP19422599A JP2001021613A JP 2001021613 A JP2001021613 A JP 2001021613A JP 11194225 A JP11194225 A JP 11194225A JP 19422599 A JP19422599 A JP 19422599A JP 2001021613 A JP2001021613 A JP 2001021613A
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    • G01R31/2863Contacting devices, e.g. sockets, burn-in boards or mounting fixtures

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でコンパクトな構成によって、2つのテ
ストボードを垂直状態にして、同時にテストヘッドに接
離して各テストボードに載置した各々のICデバイスの
電気的特性の試験・測定を円滑かつ迅速に行えるように
する。 【解決手段】 ローダ部10及びアンローダ部14では
テストボード1を水平状態にしてデバイス5の移載が行
われ、プリヒート部11に搬送する間にテストボード1
は垂直状態となるように姿勢変更され、試験・測定部1
2を経てデフロスタ部13に至るまでは垂直状態に保た
れ、デフロスタ部13からアンローダ部14への移行時
に水平状態になる。ローダ部10及びアンローダ部14
は概略同じ水平面Hに位置し、プリヒート部11は水平
面Hより上部、デフロスタ部13は下部に配置され、試
験・測定部12では接離手段60におけるボード位置決
めユニット61を構成するホルダフレーム63に、2枚
のテストボード1が水平面Hの上下に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICデバイス(集
積回路素子)の電気的特性についての試験・測定を行う
ためのICデバイスの試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICデバイスの電気的特性の試験・測定
を行う装置としては、ICテスタとICハンドラとから
大略構成されるものであり、ICハンドラはローダ部,
試験・測定部及びアンローダ部を備えている。ローダ部
にはトレー等のデバイス収納治具に多数のICデバイス
が設置されており、適宜のハンドリング手段で試験・測
定を行うのに適したテストボードに所定数のICデバイ
スが移載され、このテストボードは試験・測定部に搬送
される。試験・測定部にはテストボードを位置決めする
と共に、このテストボードをICテスタのテストヘッド
に接離する接離手段が設けられている。従って、ICデ
バイスは、試験・測定部にまで搬送されたテストボード
に載置したままでテストヘッドのソケットに接続され
て、その間に通電することによって、電気的特性の試験
・測定が行われる。ICデバイスに対する試験が終了し
た後には、テストボードをアンローダ部に搬送して、試
験結果に基づいてICデバイスを分類分けしてトレー等
に収納させる。
【0003】ICデバイスの試験を効率的に行うために
は、テストボードに多数のICデバイスを載置したまま
で、各ICデバイスを同時にICテスタに接続するが、
このための装置構成としては、水平搬送路を設けて、こ
の水平搬送路にローダ部,試験・測定部及びアンローダ
部を配置するのが一般的である。つまり、ローダ部で試
験すべきICデバイスをテストボードに移載した後に、
このテストボードを水平搬送することによって、試験・
測定部に送り込んで、このテストボードを所定の位置に
位置決めして、ICテスタのテストヘッドに接続するよ
うになし、また試験が終了した後にはそのまま水平搬送
路に沿ってアンローダ部にまで移行して、アンロード作
業が行われる。従って、ICテスタは、テストボードを
搬送する水平搬送路の上部位置または下部位置に配置
し、テストボードを押し上げるか、引き下げるかによっ
て、このテストボードに載置した各ICデバイスをテス
トヘッドにおけるソケットに接続するようになってい
る。
【0004】しかしながら、ICテスタと、ICハンド
ラにおける水平搬送路のテストボードの搬送面とを上下
に配置すると、装置全体の高さ寸法が大きくなってしま
う。近年においては、ICデバイスのパッケージ方式及
びサイズとしては様々なものが用いられるようになって
きており、ICデバイスの試験装置としては、いくつか
の種類乃至サイズのICデバイスを試験できるように構
成するのが一般的である。従って、異なるICデバイス
を試験する際には、装置を構成する一部の段取り替えを
行わなければならない。ICテスタについては、テスト
ヘッドにおけるインタフェースボード等一部の部材を交
換しなければならず、このためにICテスタが高所に配
置されていると、このテストヘッドの段取り替えを行う
作業が困難になり、特に交換部材はかなりの重量物であ
ることから、ICテスタの位置が高ければ高いほど、段
取り替え作業が困難になる。また、テストボードの搬送
面をICテスタの上部に配置すると、テストボードの下
部側をICテスタのテストヘッドに接続しなければなら
ない。このために、ICデバイスのリードに直接コンタ
クトすることができず、従ってテストボードにテストヘ
ッドのコンタクト部に接続するための電極を設けなけれ
ばならない等、テストボードの構成が複雑化する。ま
た、テストボードを反転させて、テストヘッドに接続す
ることも考えられるが、そうすると、ロード,アンロー
ド作業、つまりローダ部に試験すべきICデバイスを載
置したトレーをセットし、アンローダ部では試験済のI
Cデバイスが収納されたトレーを取り出す作業が面倒に
なる等といった問題点がある。
【0005】以上の点を考慮して、特開平9−1524
66号公報にテストボードを垂直状態にして試験・測定
部に搬送し、また試験・測定部からのテストボードの搬
出も垂直状態にして行うように構成したものが示されて
いる。従って、ICテスタのテストヘッドへのテストボ
ードの接離は、このテストボードを垂直状態にしたまま
で行えることになる。このように構成すれば、ICテス
タとテストボードの搬送面とを実質的に同じ高さ位置に
配置できるようになる。ここで、この従来技術による試
験装置では、ICデバイスを所定の温度条件下で試験す
る関係から、試験・測定部の前段にはテストボードに載
置した各ICデバイスを設定温度となるように加熱また
は冷却するプリヒート部が、また試験・測定部の後段に
はICデバイス及びテストボードを外気温度に近い状態
にまで温度を戻すデフロスタ部が設けられる。以上のよ
うに構成することによって、異なる種類のICデバイス
を試験する場合における段取り替え作業や、トレーのセ
ット及び取り出し作業、さらには装置全体のメンテナン
ス作業が容易に行えることになる。
【0006】ここで、ローダ部においては、トレー等か
らテストボードに試験が行われるICデバイスを移載
し、またアンローダ部では試験済のICデバイスをテス
トボードからトレー等に移し替えなければならない。こ
の作業は、通常、ICデバイスのパッケージ部を真空吸
着するハンドリング手段により行われることから、テス
トボードは水平状態にする必要がある。このために、前
述した公知の試験装置においては、テストボードの垂直
搬送路の上方位置にローダ部及びアンローダ部を配置
し、ローダ部からプリヒート部にテストボードを搬入す
る前の段階でこのテストボードを水平状態から垂直状態
に回動させることにより姿勢を反転させ、またデフロス
タ部からテストボードを搬出した後に、垂直状態から水
平状態に戻すようにしている。また、プリヒート部から
ICテスタのテストヘッドにテストボードを接離する試
験・測定部を通り、デフロスタ部に至るテストボードの
垂直状態での搬送経路は直線的になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、ICデバイスの試験は、より迅速かつ効率的に行
うという要請が強くなってきており、このために複数、
例えば2つのテストボードを同時に位置決めしてテスト
ヘッドに接離させるように構成するのが望ましいが、前
述した従来技術においては、単一のテストボードをテス
トヘッドに接続する構成が示されているのみで、複数の
テストボードをテストヘッドに接離する機構については
何等の記載されていない。この従来技術においては、プ
リヒート部から試験・測定部を経てデフロスタ部に至る
テストボードの垂直状態での搬送経路は直線的になって
いることから、複数のテストボードを同時にテストヘッ
ドに接離しようとすると、テストボードを横並びに配置
して、テストヘッドに接離しなければならない。しか
も、その間にはテストボードを搬送する手段が必要とな
ること等から、装置の全体構成が横方向に長尺化するこ
とになり、またプリヒート部を含めて、試験・測定部ま
でに設けられる恒温槽が横長になり、正確な温度管理を
行うのが困難になる等の問題点がある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、小型でコンパクトな
構成によって、2つのテストボードを垂直状態にして、
同時にテストヘッドに接離して各テストボードに載置し
た各々のICデバイスの電気的特性の試験・測定を円滑
かつ迅速に行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、所定数のICデバイスが設置される
テストボードをローダ部からプリヒート部に移行させ、
このプリヒート部でICデバイスを所定の温度状態にし
た上で、試験・測定部に移行させて、テストヘッドに接
続することにより各ICデバイスの電気的特性の試験・
測定を行った後、デフロスタ部を介してアンローダ部に
移行させるようにしたICデバイスの試験装置におい
て、前記ローダ部及びアンローダ部は概略同一の水平面
で前記テストボードを水平に配置し、前記プリヒート
部,試験・測定部及びデフロスタ部では前記テストボー
ドを垂直状態で搬送する垂直搬送手段を設け、前記水平
面を基準として、前記プリヒート部は上部位置に、また
前記デフロスタ部は下部位置に配置し、さらに前記試験
・測定部は、前記水平面の上部位置と下部位置とにそれ
ぞれ2つのテストボードを垂直状態に位置決めした上で
前記テストヘッドに接続するための接離手段を設ける構
成としたことをその特徴とするものである。
【0010】ここで、テストボードには所定数のICデ
バイスを載置する載置部を縦横に配列して設けられる
が、これら各載置部にICデバイスのクランプ部材を開
閉可能に設ける構成とすることによって、テストボード
を垂直にしても、ICデバイスを位置決めした状態で安
定的に保持され、みだりに位置ずれすることがない。ロ
ーダ部からプリヒート部への移行部には、テストボード
を水平状態から下方に向けて垂直状態となるように反転
させる第1のボード反転手段を設けるが、プリヒート部
は水平面より上部に位置しているので、テストボードの
反転をプリヒート部の下部で行わせるのが望ましい。そ
して、第1のボード反転手段により垂直状態となったテ
ストボードは押し上げ手段でプリヒート部の高さ位置ま
で押し上げるようにする。また、アンローダ部は水平面
より下方に位置しているから、デフロスタ部からアンロ
ーダ部への移行部には、第2の反転手段を設けて、テス
トボードの上部を中心として反転させて、水平面乃至そ
の近傍の高さ位置で水平状態となるように反転させる。
【0011】接離手段はテストボードを上下2段に位置
決めするボード位置決めユニットと、このボード位置決
めユニットをテストヘッドに接離させるプッシャユニッ
トとを備える構成とする。ボード位置決めユニットは、
少なくともテストヘッドに近接・離間する方向に変位可
能なホルダフレームを有し、このホルダフレームには第
1,第2のテストボード配置部を上下に設けると共に、
一方側の側部に上部位置にテストボードの入口を、また
他方側の側部には下部位置にテストボードの出口を設
け、また第1のテストボード配置部から第2のテストボ
ード配置部へのテストボードの移行通路を形成すること
ができる。このような構成において、第1,第2のテス
トボード配置部は、ホルダフレームのテストヘッドに対
面する側とは反対側の面に形成することができる。そし
て、このホルダフレームには、これら第1,第2のテス
トボード配置部にテストボードのうちのICデバイスが
載置されている部分を露出させる開口を形成し、また各
テストボード配置部には、テストボードの下端部と一方
の側部とをガイドするガイド部材と、このテストボード
に係脱可能な位置決めピンとからなる位置決め手段を設
け、またテストボードにはこの位置決めピンが係入可能
な位置決め孔を設ける。さらに、第1のテストボード配
置部でテストボードをガイドするガイド部材を移行通路
に設け、このガイド部材は第1のテストボード配置部か
ら第2のテストボード配置部に至る通路に開閉可能に臨
む構成とすることができる。ホルダフレームは、前述し
たように、少なくともテストヘッドに近接・離間する方
向に変位可能となっているが、さらにテストボードに載
置したICデバイスの配置ピッチ間隔分だけ横方向に移
動可能な構成とすることができる。一方、プッシャユニ
ットは、ホルダフレームにおけるテストヘッドと対面す
る側とは反対側に配置したプッシャベースと、このプッ
シャベースに支持されて、第1,第2のテストボードは
一部に配置された各テストボードを個別的にテストヘッ
ドに向けて押動するプッシャとを備える構成とすること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。まず、図1にICデバイス
の試験装置の概略構成を示し、図2及び図3には、この
試験装置においてICデバイスを搬送するテストボード
の一例を示す。而して、図2において、1はテストボー
ドを示し、このテストボード1には多数(図2に示した
例では4×16=64)のソケット2が装着されるソケ
ット設置用開口1aが4列にわたって形成されている。
また、このテストボード1の周囲は外周枠部1bとなっ
ており、この外周枠部1bには上下の各位置に2箇所位
置決め孔3,3が板厚方向に貫通するように穿設されて
いる。ソケット2は、図3に示したように、テストボー
ド1のソケット設置用開口1aに設けた支軸4,4に支
持されており、この支軸4にはストッパ部4aが連設さ
れており、ソケット2はテストボード1の表面に当接す
る位置とストッパ部4aに当接する位置との間におい
て、テストボード1の板厚方向に僅かな距離だけ移動可
能となっている。
【0013】ソケット2には、図示は省略するが、IC
デバイス5(以下、単にデバイス5という)を位置決め
する位置決め壁が設けられると共に、そのパッケージ部
をクランプするクランプ爪6が2箇所設けられており、
このクランプ爪6は軸7を中心として回動可能となって
いる。クランプ爪6にはデバイス5のパッケージ部を押
えるデバイス押え部6aと、このデバイス押え部6aを
デバイス5から離間する方向に押動する解除用押動部6
bとを備えており、このクランプ爪6において、これら
デバイス押え部6aと解除用押動部6bとの間の位置が
軸7に上下方向に揺動可能に支持されている。そして、
クランプ爪6にはばね8が作用しており、このばね8に
よってデバイス押え部6aはデバイス5をクランプする
方向に付勢される。従って、デバイス5はクランプ爪6
によりクランプされると、テストボード1を垂直にして
も、また表裏を反転させても、デバイス5が位置ずれす
ることなく、所定の位置に安定的に保持される。
【0014】ここで、テストボード1は、デバイス5の
電気的特性の試験を行う際に、試験装置内において、多
数のデバイス5を所定の位置に位置決めした状態で搬送
し、またICテスタのテストヘッドにデバイス5を接離
するための機能を発揮するデバイスキャリア手段を構成
するものである。一方、この装置の外では、デバイス5
は所定の治具に整列した状態にして設置される。この治
具としては、通常平板状の部材に縦横に短いピッチ間隔
をもってデバイス5を収容する凹部を形成したトレーが
用いられる。ここで、トレーは単にデバイス5を整列状
態にしてできるだけ多数収容するものであり、その凹部
内ではデバイス5を格別位置決めしない点で、前述した
クランプ爪6によりデバイス5を正確に位置決めした状
態に保持するように構成したテストボード1とは異なる
部材である。
【0015】以上の構成を有するテストボード1に載置
したデバイス5の電気的特性の試験・測定を行うICデ
バイスの試験装置は、図1に示した構成となっている。
同図において、10はローダ部,11はプリヒート部,
12は試験・測定部,13はデフロスタ部,14はアン
ローダ部である。ローダ部10には試験すべきデバイス
5を多数設置したトレー15が複数列段積み状態にして
設置されており、これらトレー15からデバイス5を取
り出して、テストボード1における各ソケット2に載置
される。また、アンローダ部14では試験が終了したデ
バイス5がテストボード1から取り出されて、試験結果
に基づいて分類分けした状態にしてトレー16に移載さ
れる。従って、アンローダ部14には、少なくとも良品
のデバイス5を収容するトレーと不良品のデバイス5を
収容するトレーとが設置され、さらに必要に応じて再検
品のデバイス5を収納するトレーを設置したり、良品に
ついても複数の等級に分けたりすることもできる。そし
て、ローダ部10に設置されるトレー15と、アンロー
ダ部14に設置されるトレー16とは、トレーそのもの
の構造が異なるものであっても、また同じ構造的のもの
で構成しても良い。要するに、ローダ部10ではデバイ
ス5が予め収容されたトレーが、またアンローダ部14
では空のトレーがセットされる。
【0016】ここで、前述したICデバイスの試験装置
においてはデバイス5を所定の温度状態にして、その電
気的特性の試験・測定を行うようにしている。そのため
に、プリヒート部11及び試験・測定部12は恒温槽1
9内に設けられる。この恒温槽19は、デバイス5を例
えば100℃乃至それ以上にまで加熱したり、また−5
0℃乃至それ以下にまで冷却した状態で試験することが
できるようになっている。なお、この範囲内における中
温域であっても、恒温槽により温度管理を行うことによ
って、全てのデバイス5を実質的に同じ温度条件で試験
することができるようになる。また、デフロスタ部13
は、試験温度と外気温度との中間の温度状態に保持した
チャンバである。
【0017】前述した構成のテストボード1は、この試
験装置において、デバイス5を搬送するための手段であ
って、テストボード1は、図1に矢印で示したように、
ローダ部10からプリヒート部11,試験・測定部12
及びデフロスタ部13を経てアンローダ部14に移行
し、さらにアンローダ部14でのアンロード作業が終了
した後には、ローダ部10に帰還するようになってい
る。従って、テストボード1は装置内を循環することに
なる。また、テストボード1の姿勢は、ローダ部10及
びアンローダ部14では水平状態となり、またプリヒー
ト部11から試験・測定部12を経てデフロスタ部13
に至るまでの間は垂直状態にして搬送される。ロード作
業、つまりデバイス5をトレー15からテストボード1
に移載する作業を行うローダ部10と、アンロード作
業、つまり試験終了後のデバイス5を分類分けしてトレ
ー16に収容させる作業を行うアンローダ部14では、
テストボード1がテストボード1は概略同じ高さ位置に
配置される。このロード作業及びアンロード作業を行う
時にテストボード1が位置する水平面をHとした時に、
プリヒート部11はこの水平面Hより上部に位置し、ま
たデフロスタ部13はこの水平面Hより下部に位置して
いる。また、試験・測定部12では、2枚のテストボー
ド1が同時にICテスタ17のテストヘッド18と接離
されるようになっており、この2枚のテストボード1,
1は水平面Hを挟んで上下に配置されることになる。
【0018】以上のことから、テストボード1の移動軌
跡としては、ローダ部10では水平面Hの高さ位置で水
平状態に保持され、プリヒート部11に移行する際に、
垂直状態に姿勢変更がなされた上で、水平面Hより高い
位置になり、試験・測定部12に移行した後に、水平面
Hの上部位置から下部位置に下降し、さらに水平面Hよ
り下部位置に保持してデフロスタ部13に移行し、この
デフロスタ部13からアンローダ部14に移行する際
に、垂直状態から水平状態に姿勢変更がなされると共
に、概略水平面Hの高さ位置に戻されることになる。
【0019】ローダ部10においては、トレー15から
デバイス5を取り出して、テストボード1のソケット2
に移載される。このデバイス5の移載手段の構成を図4
に示す。同図において、20はクランプ解除用板体であ
り、このクランプ解除用板体20はテストボード1とほ
ぼ同じ大きさまたはそれより大きい板体からなり、テス
トボード1における各ソケット2に対応する位置には、
デバイス5の外形より大きいデバイス挿通用開口21が
形成され、またデバイス5をクランプするクランプ爪6
における解除用押動部6bに対応する位置には押動杆2
2が垂設されている。従って、このクランプ解除用板体
20はテストボード1がローダ部10において所定の位
置に配置された時に、その上方位置から下降することに
よって、押動杆22によりクランプ爪6の解除用押動部
6bをばね8に抗する方向に押動して、クランプ爪6を
開放すると共に、このデバイス挿通用開口21からデバ
イス5をソケット2に載置できるようになっている。ト
レー15からデバイス5を取り出して、テストボード1
に移載するのは、真空吸着手段23であり、この真空吸
着手段23は図示しないロボット等により駆動されて、
トレー15から1個乃至同時に数個ずつデバイス5を吸
着して取り出し、テストボード1のソケット2に移載さ
れる。これがロード作業であり、テストボード1におけ
る全てのソケット2にデバイス5が移載されると、クラ
ンプ解除用板体20が上昇する。これによって、クラン
プ爪6に対する作用力が失われることになる結果、ばね
8の付勢力によりデバイス押動え部6aがデバイス5の
表面に当接して、各デバイス5はソケット2内におい
て、所定の位置に位置決めされた状態で固定される。こ
の状態では、デバイス5は、ソケット2に設けた図示し
ない位置決め壁と、このクランプ爪6とにより固定的に
保持され、テストボード1を垂直状態にしても、デバイ
ス5が位置ずれするようなことはない。
【0020】ローダ部10において、テストボード1に
対するロード作業が終了すると、このテストボード1は
恒温槽19内におけるプリヒート部11に搬入される。
ここで、ローダ部10においては、テストボード1は水
平状態に保持されており、プリヒート部11ではテスト
ボード1は垂直状態にすることから、ローダ部10から
プリヒート部1への移行時に、テストボード1は水平状
態から垂直状態に姿勢変更が行われる。このように水平
方向に搬送してきたテストボード1を垂直状態にしてプ
リヒート部11内に移行させるために、ローダ部−プリ
ヒート部移行機構30を備えている。そこで、このロー
ダ部−プリヒート部移行機構30の構成を図5及び図6
に示す。
【0021】図5において、31は水平搬送ベルト、3
2は押し込みシリンダ、33は第1のテストボード反転
手段、34はリフタである。水平搬送ベルト31はロー
ダ部10からテストボード1を搬出するための搬送手段
であり、この水平搬送ベルト31により搬送されたテス
トボード1は、さらに押し込みシリンダ32により第1
のテストボード反転手段33内に収納させるようにして
いる。
【0022】第1のテストボード反転手段33は図6か
らも明らかなように、左右の支持板体35,35を有
し、これら両支持板35,35は、架橋部材35aによ
りその間隔が一定になるように保持されている。両支持
板体35には相対向するようにして複数の受けローラ3
6が回転自在に装着されており、これら各受けローラ3
6は水平搬送ベルト31による搬送面と概略同じ平面に
列設されている。また、受けローラ36に対して、テス
トボード1の厚み寸法より僅かに広い間隔だけ離れた上
方位置には、倒れ防止ローラ37が回転自在に設けられ
ている。押し込みシリンダ32によりテストボード1が
第1のテストボード反転手段33内に送り込まれると、
このテストボード1は、その外周枠部1bの左右の側面
部が受けローラ36により受承されることになる。ま
た、第1のテストボード反転手段33におけるテストボ
ード1の送り方向の前方位置には、オーバーランを防止
するためのストッパ用シリンダ38が対向配設されて、
テストボード1が第1の反転手段33から飛び出さない
ように保持される。
【0023】第1のテストボード反転手段33における
左右の支持板体35には張り出し部35bが連設されて
おり、これら両張り出し部35b,35bには反転軸3
9が連結して設けられている。そして、反転軸39には
作動板40が取り付けられており、この作動板40には
長孔40aが穿設されており、押動軸41の先端に設け
た駆動ピン41aが長孔40aに係合しており、この押
動軸41を図5の矢印方向に回動変位させると、第1の
テストボード反転手段33は、同図に仮想線で示したよ
うに、鉛直状態となるように反転する。この結果、第1
のテストボード反転手段33内に受け入れたテストボー
ド1が水平状態から垂直状態に姿勢変更がなされる。
【0024】ここで、第1のテストボード反転手段33
は、テストボード1を受け入れる際には、その受入側が
開放されていなければならない。そして、反転時には受
入側が下方に向くようになるので、開放状態に保たれて
いると、反転時にテストボード1が脱落してしまう。こ
のために、第1のテストボード反転手段33における受
入側に開閉可能なシャッタ板42を備えている。シャッ
タ板42の先端は概略90°曲折した曲折部42aとな
っており、このシャッタ板42は板状のレバー43に連
結されている。レバー43の中間位置は一方の支持板体
35に軸支部44により揺動可能に支持されており、他
端には駆動用シリンダ45が連結されている。従って、
駆動用シリンダ45を作動させることによって、シャッ
タ板42は、第1のテストボード反転手段33の受入側
を開放して、テストボード1を受け入れる状態(図5に
仮想線で示した状態)と、この受入側を閉鎖して、反転
時に受け入れたテストボード1が脱落しないように保持
する作動状態(図5に実線で示した状態)とに変位でき
るようになっている。これによって、第1のテストボー
ド反転手段33内のテストボード1は、その一側側面が
受けローラ36により、また他側側面はこの受けローラ
36に対してテストボード1の厚み寸法より僅かに広い
間隔だけ離れた位置に設けた倒れ防止ローラ37によ
り、さらに下面がシャッタ板42により支持されること
になり、しかもシャッタ板42は倒れ防止ローラ37へ
の当接面側に回り込む曲折部42aが形成されているこ
とから、確実に垂直状態に保持される。
【0025】しかも、テストボード1を受け入れた後
に、シャッタ板42を作動状態に変位させる際に、受け
入れたテストボード1と干渉しないようにするために、
ストッパ用シリンダ38に当接して、テストボード1が
停止する位置は、シャッタ板42の移動軌跡より前方位
置とする。また、第1のテストボード反転手段33が反
転する際には、ストッパ用シリンダ38が縮小すること
によって、この反転動作を支障なく行うことができる。
【0026】第1のテストボード反転手段33によりテ
ストボード1が反転して垂直状態になった時には、水平
面Hの下方に位置するようになる。一方、恒温槽19内
におけるプリヒート部11は水平面Hより上方に位置し
ている。そこで、テストボード1をこのプリヒート部1
1の位置まで押し上げることになる。この作業はリフタ
34により行われる。リフタ34は押し上げシリンダ3
4aのロッドに連結されており、この押し上げシリンダ
34aを伸長させることによって、テストボード1は第
1のテストボード反転手段33から導出されて、プリヒ
ート部11に移行することになる。なお、リフタ34は
テストボード1において、シャッタ板42が当接してい
る位置とは異なる位置に当接することになる。また、プ
リヒート部11が設けられている恒温槽19には、図示
は省略するが、このリフタ34によりテストボード1を
受け入れる上で必要最小限の開口が形成されており、ま
たこの開口はシャッタ等により開閉可能となっている。
【0027】プリヒート部11は、所定数のテストボー
ド1を収容して、それに載置したデバイス5を所定の設
定温度にまで加熱または冷却するためのものである。従
って、ローダ部−プリヒート部移行機構30におけるリ
フタ34により搬入されたテストボード1は所定のタイ
ミングでピッチ送りされる。従って、プリヒート部11
は、テストボード1の受入手段46と、テストボード1
のピッチ送り手段47とを備えている。そこで、これら
の具体的な構成例を図7及び図8に基づいて説明する。
【0028】図7から明らかなように、受入手段46及
びピッチ送り手段47は、垂直状態となったテストボー
ド1の下部側を2点で、また上部側を1点で支持するよ
うになっている。受入手段46は、テストボード1の下
部側の2つ及び上部側の1つの角隅部を収容するポケッ
ト部材48を有し、これらポケット部材48は揺動ブロ
ック49に連結して設けられている。ここで、ポケット
部材48はテストボード1の角隅部におけるコーナに当
接するL字状の面と、この角隅部における表裏両面に当
接する板面とを備えている。また、揺動ブロック49に
は回動軸50が取り付けられており、この回動軸50に
より所定角度往復揺動できるようになっている。この揺
動ブロック49を揺動させることによって、ポケット部
材48は図8の実線で示したテストボード保持位置と、
仮想線で示した退避位置とに変位するようになってい
る。
【0029】3個設けたポケット部材48のうち、上方
に位置するポケット部材48をテストボード保持位置に
保持し、また下方に位置する2つのポケット部材48,
48は退避位置に保持しておき、この状態でリフタ34
によりテストボード1が押し上げられて、プリヒート部
11に移行させる。そして、テストボード1の上部にお
ける1つの角隅部がポケット部材48内に入り込んだ後
に、下方に位置する2つのポケット部材48,48を退
避位置からテストボード保持位置に変位させる。これに
よって、テストボード1は、その3つの角隅部がそれぞ
れポケット部材48で保持される。その後に、リフタ3
4を下降させることによって、テストボード1はプリヒ
ート部11に移行させられる。
【0030】ピッチ送り手段47は、昇降駆動される支
持バー51と、矩形運動する送りバー52とから構成さ
れる。そして、図8から明らかなように、これら各支持
バー51及び送りバー52はテストボード1の下面の2
点と、上面の1点とに接離するようになっており、この
ために支持バー51及び送りバー52には、それぞれ同
じピッチ間隔で受け溝51a,52aが所定数設けられ
ている。下方側の2つの支持バー51及び送りバー52
は同じ動きをし、また上方側に設けた支持バー51及び
送りバー52の昇降動作は下方側に対して反対方向の動
きとなる。つまり、下方側の支持バー51及び送りバー
52が下降する際には、上方側の支持バー51及び送り
バー52は上昇する。ただし、上下の送りバー52の送
り方向は同じである。
【0031】次に、テストボード1のピッチ送り動作を
説明する。支持バー51における最初の受け溝51a
は、受入手段46におけるポケット部材48の配設位置
から、受け溝51aのピッチ間隔における1ピッチ間隔
分だけ離れた位置にあり、その昇降動作ストロークは、
少なくとも受け溝51aの深さ以上となっている。ま
た、送りバー52の昇降ストロークは、受け溝52aの
深さ以上であり、しかも前後動ストロークは受け溝52
aの1ピッチ間隔と一致する。そして、送りバー52に
おける最初の受け溝52aは、前後動における後退位置
では、ポケット部材48と同じ位置であり、前進位置で
は支持バー51における最初の受け溝51aと一致する
位置となる。
【0032】受入手段46を構成する3個のポケット部
材48によりテストボード1が保持され、リフタ34が
下降すると、下方の送りバー52が下降し、上方の送り
バー52が上昇している状態で、後退位置にまで変位
し、次いで下方の送りバー52が上昇し、かつ上方の送
りバー52が下降することによって、これらの送りバー
52における最初の受け溝52aがテストボード1に係
合する。この時に、先行するテストボード1が存在して
いると、各テストボード1は後続の受け溝52aに係合
することになる。この状態で、ポケット部材48を退避
位置に変位させると共に、支持バー51を作動させて、
つまり下方の支持バー51を下降させ、上方の支持バー
51を上昇させる。これによって、全てのテストボード
1は3本の送りバー52により支持され、他の部材とは
非係合状態になる。そこで、送りバー52の高さ位置を
保ったまま1ピッチ前進させる。これによって、受入手
段46からピッチ送り手段47にテストボード1が受け
渡され、またプリヒート部11内に位置する他のテスト
ボード1は1ピッチ分だけピッチ送りされる。この後
に、支持バー51を作動させて、各支持バー51に設け
た受け溝51aを1ピッチ分送られたテストボード1に
係合させ、さらに送りバー52をテストボード1から離
間させる。この動作の間に、ローダ部−プリヒート部移
行手段30が作動して、次のテストボード1が受入手段
46により受け入れられる。そこで、送りバー52を後
退させた後に、前述した動作を繰り返すことによって、
テストボード1をさらに1ピッチ分だけピッチ送りされ
る。
【0033】以上のようにして、順次プリヒート部11
に送り込まれたテストボード1は、このプリヒート部1
1内でピッチ送りされる間に、その温度が設定温度にな
るまで加熱または冷却される。そして、テストボード1
が最前進した位置に至ると、テストボード1に載置した
デバイス5が設定温度の状態になる。従って、このよう
に所定の温度となったデバイス5を載置しているテスト
ボード1は、垂直状態を保ったまま試験・測定部12に
移行する。このテストボード1の移行用の垂直姿勢搬送
手段は、例えば図9に示したように構成することができ
る。
【0034】この図9から明らかなように、テストボー
ド1の垂直姿勢搬送手段としては、テストボード1の上
下の端面をガイドするガイドウエイ53,53を有し、
これらガイドウエイ53には、テストボード1の端面に
対して転動するローラ54が設けられている。そして、
このガイドウエイ53に沿ってテストボード1の送り駆
動を行う送り駆動手段としては、例えばスイングアーム
55または引き込みアーム56等が用いられる。従っ
て、プリヒート部11と試験・測定部12との間はガイ
ドウエイ53で結ばれており、前述した送り駆動手段に
駆動されて、テストボード1が試験・測定部12に移行
することになる。なお、この垂直姿勢搬送手段は、プリ
ヒート部11から試験・測定部12への移行用としてだ
けでなく、後述するように試験・測定部12からデフロ
スタ部13にテストボード1を移行するためにも用いら
れる。
【0035】次に、試験・測定部12の構成を図10乃
至図13に示す。ここで、試験・測定部12は、プリヒ
ート部11で設定温度にまで加熱または冷却されたデバ
イス5をその温度状態に維持し、試験が終了するまで設
定温度に保持するために恒温槽19内に設けられる。し
かも、試験時における設定温度に対する誤差を最小限に
抑制するために、試験・測定部12の領域では、さらに
温度管理が厳格に行われる。また、恒温槽19における
試験・測定部12の位置には、図10から明らかなよう
に、ICテスタ17のテストヘッド18が臨む開口が設
けられている。試験・測定部12においては、垂直状態
で搬送されてくるテストボード1を所定の位置に位置決
めして、テストヘッド18に接離させる接離手段60が
設けられている。接離手段60は、ボード位置決めユニ
ット61と、プッシャユニット62とから構成される。
【0036】ここで、テストヘッド18は、上下2段に
設けられており、従って2枚のテストボード1に載置し
た各デバイス5に対して同時に電気的特性の試験を行う
ことができるようになっている。ここで、テストボード
1に載置されている全てのデバイス5を1回の接離動作
で試験できるように構成しても良いが、テストヘッド1
8にテストボード1に載置したデバイス5の数に相当す
るコンタクト部18aを設置するスペースが確保できな
い場合がある。このためには、テストボード1に載置し
た全てのデバイス5を同時に試験を行うのではなく、図
10の紙面と直交する方向、つまり図11における左右
方向に配列したデバイス5に対して1個置きにテストヘ
ッド18のコンタクト部18aと接続するようにするこ
ともできる。而して、図面には、1枚のテストボード1
に対して2回に分けて試験を行うように構成したものと
する。そこで、テストボード1を一度テストヘッド18
に接続した後に、テストボード1を1ピッチ横に移動さ
せて再びテストヘッド18に接続されることになる。な
お、テストボード1におけるデバイス5の載置数だけの
数のコンタクト部を備えたテストヘッドを用いる場合に
は、テストボード1の横送り機構は必要としない。
【0037】ボード位置決めユニット61は、図11か
ら明らかなように、垂直状態に設けたホルダフレーム6
3を有し、このホルダフレーム63は、水平面Hを中心
として、上方に第1の開口が、また水平面Hの下方に第
2の開口が形成されている。これら第1,第2の開口は
テストボード1の外形より小さく、実質的に外周枠部1
bの内側と概略同じ形状となっており、2枚のテストボ
ード1,1がこれらの開口を介してテストヘッド18に
接離される。従って、上部側の第1の開口部の位置は第
1のテストボード配置部63a、下部側の第2の開口部
の位置は第2のテストボード配置部63bとなる。プリ
ヒート部11から送り込まれたテストボード1は、まず
第1のテストボード配置部63aを通過して第2のテス
トボード配置部63bに移行し、次いで第1のテストボ
ード配置部63aに送り込まれる。このようにして第
1,第2のテストボード配置部63a,63bに送り込
まれた2枚のテストボード1,1はそれぞれ所定の位置
に位置決めし、かつその位置に固定的に保持される。つ
まり、テストボード1は図11の矢印I方向からボード
位置決めユニット61の第1のテストボード配置部63
aに搬入され、次いでこのボード位置決めユニット61
内において、矢印Dで示したように、第1のテストボー
ド配置部63aから第2のテストボード配置部63bに
向けて下降する。さらに、矢印Oで示したように、第2
のテストボード配置部63から外部に搬出される。
【0038】以上のようにして移動するテストボード1
の移動方向をガイドし、しかも第1,第2のテストボー
ド配置部63a,63bにおいてそれぞれ所定の位置に
位置決め保持するために、ホルダフレーム63の上下の
両端部にはガイドブロック64a,64bが固着して設
けられている。上部側のガイドブロック64aは第1の
テストボード配置部63aにおけるテストボード1の上
端部をガイドするものであり、このために下方に向けて
張り出し部分を備え、もって逆L字状の受け部が形成さ
れる。また、下部側のガイドブロック64bは第2のテ
ストボード配置部63bにおいて、テストボード1の下
端部をガイドするものであり、従って上方に向けて張り
出して、L字状の受け部が形成される。第1,第2のテ
ストボード配置部63a,63bの間には可動ガイド6
5が設けられている。
【0039】可動ガイド65は第1のテストボード配置
部63aにおいて、テストボード1の下端部をガイドす
るものであり、従って上方への張り出し部を備えてい
る。テストボード1が第1のテストボード配置部63a
に入り込む際には、可動ガイド65はテストボード1を
ガイドするが、第1のテストボード配置部63aから第
2のテストボード配置部63bに移行する際には、この
可動ガイド65は通路を開放させるようになっている。
このために、可動ガイド65には回動軸66が連結して
設けられ、この回動軸66を所定角度往復回動させるこ
とによって、テストボード1の下端部を摺動ガイドする
作動位置と、テストボード1が下方に移動できる開放位
置とに変位させるようにしている。また、第1のテスト
ボード配置部63aにおいては、テストボード1の進行
方向前方の位置に側部ガイド67がホルダフレーム63
に固着して設けられ、また第2のテストボード配置部6
3b側には、第1のテストボード配置部63aに設けた
側部ガイド67とは反対側の位置に側部ガイド68が設
けられている。
【0040】第1のテストボード配置部63aでは、図
11の左側からテストボード1が搬入されて、その右端
部が側部ガイド67に当接する位置で停止する。また、
第2のテストボード配置部63bでは、テストボード1
の右端部が側部ガイド68にガイドされることになる。
さらに、可動ガイド65の左右両側の位置には、昇降板
69が設けられており、この昇降板69は、可動ガイド
65におけるテストボード1のガイド面と同じ高さ位置
と、下部側のガイドブロック64bにおけるテストボー
ド1のガイド面より下方の位置との間に昇降駆動される
ようになっており、可動ガイド65を開放位置とした状
態で、この昇降板69をストローク上端位置から下端位
置に下降させることによって、テストボード1を第1の
テストボード配置部63aから第2のテストボード配置
部63bに移行させることになる。
【0041】而して、テストボード1をそれぞれ第1,
第2のテストボード配置部63a,63bにおいて、所
定の位置となるように正確に位置決めするために、上段
の第1のテストボード配置部63aでは、可動ガイド6
5と側部ガイド67とが基準壁となり、これによってテ
ストボード1は相隣接する2辺が基準壁に当接した状態
にして位置決めされる。そして、テストボード1がみだ
りに位置ずれしないようにするために、ガイドブロック
64aには位置決めピン70が設けられ、またガイドブ
ロック64aにはこの位置決めピン70が挿通される透
孔71が設けられている。ここで、テストボード1に
は、上下1箇所に位置決め孔3が穿設されており、位置
決めピン70はこの位置決め孔3に嵌入するようになっ
ている。また、ガイドブロック64bと側部ガイド68
とがテストボード1の基準壁として機能するものであ
り、しかもテストボード1がこれら基準壁に当接した状
態に安定的に保持するために、ガイドブロック64bに
はテストボード1の下側に設けた位置決め孔3に嵌入す
る位置決めピン72が装着されており、ガイドブロック
64bには位置決めピン72を挿通させる透孔73が穿
設されている。そして、これら両位置決めピン70,7
2は、常時にはばね等の手段でテストボード1に設けた
位置決め孔3内に係入する深さ位置にまで進入する状態
に保持されており、図示しない押動部材により透孔7
1,73の内部に位置し、かつテストボード1とは接触
しない位置まで引き出すことができるようになってい
る。
【0042】以上のように構成することによって、まず
位置決めピン70,72を引き出すようにすると共に、
可動ガイド65を作動位置に保持し、かつ昇降板69を
上昇位置に保持した状態にしてテストボード1をプリヒ
ート部11から試験・測定部12における接離手段60
に送り込む。テストボード1は、ガイドブロック64a
と可動ガイド65とにより上下の両端部がガイドされな
がら、ホルダフレーム63における第1のテストボード
配置部63aに送り込まれる。そして、テストボード1
が側部ガイド67に当接すると、その位置で送りを停止
させる。この状態で、可動ガイド65を退避位置に変位
させて、第1のテストボード配置部63aから第2のテ
ストボード配置部63bへの通路を開く。次いで、昇降
板69を下降させると、テストボード1はこの昇降板6
9の動きに応じて下降して、第2のテストボード配置部
63bに移行する。このテストボード1の下降時におい
ては、側部ガイド67,68にガイドされる。テストボ
ード1の下部がガイドブロック64bに当接すると、位
置決めピン72が作動して、テストボード1の位置決め
孔3内に係入することになる。これによって、第2のテ
ストボード配置部63bに1枚のテストボード1が位置
決め保持される。なお、昇降板69はさらに下降するこ
とになり、その結果テストボード1の下端部から離間す
る。
【0043】以上の状態から、可動ガイド65を作動位
置に戻し、次のテストボード1を第1のテストボード配
置部63aに搬入する。そして、このテストボード1が
側部ガイド67と当接する位置になると、ガイドブロッ
ク64aに設けた位置決めピン70を作動させて、テス
トボード1の位置決め孔3に係入させる。これによっ
て、2枚目のテストボード1が位置決め固定される。こ
の結果、テストボード1を2枚同時にテストヘッド18
に接続するに当って、1枚のホルダフレーム63に2枚
のテストボード1,1が同時に固定され、テストヘッド
18と接離する際には、2枚のテストボードが実質的に
1枚構成のものと同じ状態になる。また、これら2枚の
テストボード1,1は水平面Hを挟んだ上下に位置して
いる。
【0044】このようにして2枚のテストボード1,1
がホルダフレーム63において位置決め固定されるが、
ホルダフレーム63をテストヘッド18に向けて押動す
ることによって、このホルダフレーム63に固定した2
枚のテストボード1に載置したデバイス5がテストヘッ
ド18のコンタクト部18aに接続される。そして、テ
ストヘッド18のコンタクト部18aの数はテストボー
ド1に載置したデバイス5の数の半分であるから、一度
接続が行われ、デバイス5の試験を行った後に、デバイ
ス5の1ピッチ分だけホルダフレーム63を横移動させ
て、再びホルダフレーム63を押動する。その後に、ホ
ルダフレーム63を元の位置に戻すように動作する。
【0045】このために、ホルダフレーム63に固着し
て設けた上下のガイドブロック64a,64bの左右両
側から水平方向に向けて水平方向支持軸74を連結して
設ける。そして、これら4本の水平方向支持軸74はそ
れぞれ支持ブロック75に摺動可能に挿通されている。
そして、上下の水平方向支持軸74のそれぞれ一方の端
部は支持ブロック75を貫通して延び、その端部にはス
ライド駆動板76が連結されている。そして、これら各
スライド駆動板76にはローラ76aが取り付けられて
おり、このローラ76aは回動軸77に連結した作動板
78に設けたガイド溝78aに係合している。従って、
回動軸77を所定角度回動させて、ホルダフレーム63
が横方向に1ピッチずらせるようにしている。
【0046】4箇所設けた支持ブロック75にはそれぞ
れ前後方向支持軸79が挿通されており、従って支持ブ
ロック75はこれら前後方向支持軸79に沿って摺動可
能となっている。これらの前後方向支持軸79はテスト
ヘッド18側に向けて延在させれており、このために支
持ブロック75を前後方向支持軸79に沿って摺動させ
ると、水平方向支持軸74を介してこの支持ブロック7
5に連結されているホルダフレーム63がテストヘッド
18に対して近接・離間する方向に移動することにな
る。
【0047】プッシャユニット62はテストボード1,
1を位置決め固定したホルダフレーム63をテストヘッ
ド18側に向けて押動するためのものであり、このプッ
シャユニット62による押動力は、具体的には上下に配
置したテストボード1に対して作用するようになってい
る。従って、プッシャユニット62はホルダフレーム6
3に対して、テストヘッド18とは反対側でほぼ平行に
配置されており、試験・測定部12の内部に固定的に設
置したプッシャベース80を有し、このプッシャベース
80には、上下にブロック状のプッシャ81a,81b
が設けられており、これらプッシャ81a,81bはプ
ッシャベース80に開設した開口80a,80bからホ
ルダフレーム63の配置側に向けて突出可能となってい
る。プッシャ81a,81bの表面側、つまりホルダフ
レーム63に対面する側にはソケット押動部82が弾性
的に支持されており、またその裏面側は押動駆動部材8
3に連結されている。
【0048】この押動駆動部材83は、図12に示した
ように、両端がプッシャベース80に支持された軸83
aと、この軸83aに取り付けたレバー83bとを有
し、レバー83bはプッシャ81a,81bの裏面側に
連結したアーム84に枢動可能に連結されている。従っ
て、軸83aを軸回りに回動させて、レバー83bを回
動駆動すると、アーム84はその動きに応じて前後動す
ることになる。そして、軸83aを回動させるために、
駆動軸85が上下方向に延在されており、この駆動軸8
5には軸83aに連結した回動レバー86の端部が枢着
されている。従って、駆動軸85を上下動することによ
って、プッシャ81a,81bが変位するが、これらプ
ッシャ81a,81bはプッシャベース80に形成した
開口80a,80bの周壁に対して摺動するようになっ
ており、この結果プッシャ81a,81bは前後動し
て、ホルダフレーム63に保持されているテストボード
1を介してホルダフレーム63をテストヘッド18に向
けて押動できるようになっている。そして、ホルダフレ
ーム63がテストヘッド18側に押動されると、テスト
ボード1に設けたソケット2に載置したデバイス5がテ
ストヘッド18におけるコンタクト部18aに当接する
が、この時にはプッシャ81a,81bに弾性的に支持
させたソケット押動部82により各ソケット2が個別的
にコンタクト部18aに圧接される。その結果、デバイ
ス5の各電極がコンタクト部18aの各電極と確実に電
気的に接続されることになる。
【0049】また、プッシャ81a,81bがプッシャ
ベース80側に引き込まれる際、またはその後に、ホル
ダフレーム63をテストヘッド18から離脱させなけれ
ばならないが、このホルダフレーム63の復帰動作は、
例えば図示しないばねを前後方向支持軸79に装着する
構成とするか、またはホルダフレーム63に係合する引
き戻し部材を連結する等の手段によることができる。
【0050】以上のように構成することによって、試験
・測定部12に搬入されたテストボード1に設置した全
てのデバイス5の電気的特性の試験が行われるが、2枚
のテストボード1,1に対して同時に試験を行うことが
できる。つまり、最初に試験・測定部12に搬入された
テストボード1は、ボード位置決めユニット61を構成
するホルダフレーム63において、上段に位置する第1
のテストボード配置部63aに送り込まれるが、さらに
このテストボード1は第1のテストボード配置部63a
から第2のテストボード配置部63bに移行する。この
第1のテストボード配置部63aの下部位置に第2のテ
ストボード配置部63bがあるので、テストボード1の
この移行は昇降板69にガイドされるものの、実質的に
自重で下降するものであるから、格別の駆動力は作用さ
せる必要がなく、またテストボード1が第2のテストボ
ード配置部63bに配置された時には、ガイドブロック
64bと側部ガイド68により支持されることから、昇
降板69はさらに下降することによって、テストボード
1及びそれを支持するボード位置決めユニット61全体
から完全に離脱させることができる。次いで、もう1枚
のテストボード1が第1のテストボード配置部63aに
送り込まれる。
【0051】これら2枚のテストボード1,1は位置決
めピン70,72をそれぞれ位置決め孔3に係入させる
ことによって、所定の位置に位置決め固定された後に、
これら2枚のテストボード1に載置したデバイス5の電
気的特性の試験が実行される。まず、プッシャユニット
62を作動させることによって、2枚のテストボード
1,1を支持しているホルダフレーム63がテストヘッ
ド18に向けて移動し、図13に示したように、このテ
ストヘッド18におけるコンタクト部18aにデバイス
5が接続される。その結果、各テストボード1に載置し
た全デバイス5のうちの半分のデバイスの試験が行われ
る。その後に、プッシャユニット62及びホルダフレー
ム63を元の位置に引き戻して、ホルダフレーム63を
横方向にデバイス5の1ピッチ分ずらせた後に、再びプ
ッシャユニット62を作動させて、ホルダフレーム63
をテストヘッド18側に変位させることにより再び各テ
ストボード1に載置した残りの半分のデバイス5に対し
て試験が行われる。
【0052】全てのデバイス5に対する試験が終了する
と、ホルダフレーム63をテストヘッド18から離脱さ
せ、さらに1ピッチ横送りすることにより元の原点とな
る位置に復帰させた後に、ホルダフレーム63から2枚
のテストボード1,1を順次払い出して、デフロスタ部
13に送り込む。この動作は、まず第2のテストボード
配置部63bからテストボード1を引き出し、次いで第
1のテストボード配置部63aに位置しているテストボ
ード1を第2のテストボード配置部63bに移行させた
後に、デフロスタ部13に送り出される。
【0053】以上のように、2枚のテストボード1,1
を同時にテストヘッド18と接続させるようにしている
が、これら2枚のテストボード1,1をホルダフレーム
63に位置決め固定した後、このホルダフレーム63を
移動させるようにしている。従って、テストヘッド18
に対しては、個別的にテストボード1を位置合わせする
必要がなく、1枚のホルダフレーム63との間で位置合
わせを行えば良いことから、テストボード1のテストヘ
ッド18に対する位置合わせを極めて簡略化、迅速化で
きる。特に、試験を実行するに当って、1ピッチ横送り
を行うようにして2度接離させるというように複雑な動
きを行わせることから、位置合わせを簡略化できること
は、極めて有利になる。
【0054】しかも、テストヘッド18への位置合わせ
はホルダフレーム63により行うが、実際にコンタクト
するのは、2枚のテストボード1の各ソケット2に載置
したデバイス5と、テストヘッド18の各コンタクト部
18aとの間である。プッシャユニット62において、
実際に各デバイス5をコンタクト部18aに接続するよ
うに押圧する機構としては、プッシャベース80に支持
させ、上下のテストボード1,1を個別的に押動するプ
ッシャ81a,81bであり、しかもこれらプッシャ8
1a,81bにはソケット押動部82が弾性的に支持さ
れており、これらソケット押動部82が独立してデバイ
ス5を押動するので、上下のテストボード1,1を均一
に押動させることができ、かつそれらに載置した各デバ
イス5に対してテストヘッド18の各コンタクト部18
aに所要の圧接力を作用させることができ、一部のデバ
イス5にコンタクト不良が生じるおそれはない。
【0055】また、テストボード1は垂直状態にして横
方向に搬送するようにしているが、2枚のテストボード
1,1を同時に試験するために、それらを上下に配置し
ているので、ホルダフレーム63の第1のテストボード
配置部63aから第2のテストボード配置部63bへの
テストボード1の移行は格別の搬送手段を必要とするこ
となく、実質的に重力の作用により行われる。従って、
ボード位置決めユニット61の構成をコンパクト化でき
る結果、試験・測定部12の容積を小さくすることがで
きる。ここで、試験・測定部12は試験を行っている間
にデバイス5の温度が変化しないようにして、正確に設
定温度を維持させるために恒温槽19内に配置される
が、試験精度の向上を図るためには、この試験・測定部
12における温度管理を極めて厳格に調整する必要があ
る。従って、試験・測定部12での温度管理は、プリヒ
ート部11とはある程度独立した形で行われることにな
る。このために、試験・測定部12の内容積を小さくで
きるということは、それだけ温度管理を容易に、しかも
正確に行えるようになる。その結果、試験精度が著しく
向上することになる。
【0056】デフロスタ部13に移行したテストボード
1は、このデフロスタ部13内で外気温度に近い状態に
まで冷却または昇温される。このデフロスタ部13内で
は、テストボード1はピッチ送りされるが、そのピッチ
送り機構の構成は、プリヒート部11に設けたものと実
質的に同じものを用いることができる。
【0057】デフロスタ部13内ではテストボード1は
垂直状態に保たれるが、アンローダ部14においては、
テストボード1を水平状態にしてアンロード作業が行わ
れる。このために、デフロスタ部13からアンローダ部
14にテストボード1を移行させる間に、このテストボ
ード1を垂直状態から水平状態となるように姿勢変更を
行わせなければならない。ここで、デフロスタ部13
は、試験・測定部12に配置したボード位置決めユニッ
ト61を構成するホルダフレーム63において、水平面
Hより下部に位置する第2のテストボード配置部63b
からテストボード1が送り込まれることから、デフロス
タ部13は水平面Hより下方に位置している。従って、
テストボード1は水平面Hより下方の位置から、ほぼ水
平面Hの高さ位置で水平状態になるように姿勢を変えな
ければならない。このために、デフロスタ部14の出口
位置には、図14に示したデフロスタ部−アンローダ部
移行手段を構成する第2のテストボード反転手段90が
設けられる。
【0058】第2のテストボード反転手段90は、反転
軸91に固定して設けた一対の板体92,92を有し、
これら両板体92,92は、テストボード1の幅寸法よ
り十分広い間隔だけ離れた位置に配置されている。そし
て、両板体92,92の相対向する面には、断面がコ字
状のボードクランパ93がシリンダ94により相互に近
接・離間する方向に移動可能に設けられている。そし
て、反転軸91の一端にはピニオン95が取り付けられ
ており、このピニオン95は駆動軸96に連結して設け
たラック97と噛合している。
【0059】以上の構成とすることによって、この第2
のテストボード反転手段90を構成する両板体92,9
2を垂直な状態に保持しておき、それらに設けたボード
クランパ93,93間の間隔をテストボード1の幅寸法
より広い間隔に保持してデフロスタ部13内におけるピ
ッチ送り手段の終端位置に配置する。ピッチ送り手段に
よりテストボード1がボードクランパ93の位置にまで
進行すると、シリンダ94を作動させて、両ボードクラ
ンパ93によりテストボード1を左右からクランプす
る。この状態で、駆動軸96を図14の矢印方向に押動
すると、反転軸91が反転して、同図に仮想線で示した
ように、両板体92,92を水平状態にする。これによ
って、テストボード1は垂直状態から水平状態に姿勢が
変更され、しかもほぼ水平面Hの高さ位置に保持される
ことになる。
【0060】以上のようにして、第2のテストボード反
転手段90により水平状態になったテストボード1は適
宜の搬送手段によりアンローダ部14に移行して、アン
ロード作業を行う。このアンロード作業は、テストボー
ド1における各ソケット2に載置されているデバイス5
を試験結果に基づいて分類分けしてそれぞれ分類毎に設
けたトレー16に移載するが、この移載手段の構成は、
ローダ部10に設けたクランプ解除用板体20と真空吸
着手段23と同様の構成のものを採用することができ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、2
つのテストボードに載置したICデバイスを同時に試験
・測定できるようになり、迅速かつ効率的な試験を行う
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICデバイスの試験装置を示す全体構成図であ
る。
【図2】テストボードの平面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】ICデバイスの移載機構の概略構成図である。
【図5】ローダ部−プリヒート部移行手段の構成説明図
である。
【図6】第1のテストボード反転手段の構成を示す斜視
図である。
【図7】プリヒート部における受入手段とテストボード
ピッチ送り手段とを示す外観斜視図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】テストボードの垂直搬送手段の一例を示す構成
説明図である。
【図10】試験・測定部における接離手段の側面図であ
る。
【図11】接離手段を構成するボード位置決めユニット
の構成説明図である。
【図12】接離手段を構成するプッシャユニットの要部
構成図である。
【図13】接離手段の作動状態を示す図10と同様の側
面図である。
【図14】デフロスタ部−アンローダ部移行手段を構成
する第2のテストボード反転手段の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 テストボード 2 ソケット 5 デバイス 6 クランプ爪 10 ローダ部 11 プリヒート
部 12 試験・測定部 13 デフロスタ
部 14 アンローダ部 17 ICテスタ 18 テストヘッド 18a コンタク
ト部 19 恒温槽 30 ローダ部−
プリヒート部移行手段 33 第1のテストボード反転手段 46 受入手
段 47 テストボードピッチ送り手段 60 接離手
段 61 ボード位置決めユニット 62 プッシャユ
ニット 63 ホルダフレーム 63a 第1のテ
ストボード配置部 63b 第2のテストボード配置部 64a,64b ガイドブロック 65 可動ガイド 67,68 側部
ガイド 70,72 位置決めピン 74 水平支持軸 79 前後動支持軸 80 プッシャベ
ース 81a,81b プッシャ 82 ソケット押
動部 90 第2のテストボード反転手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AD01 AG01 AG08 AG11 AH04 4M106 AA04 BA14 CA01 CA31 DG03 DG08 DG25 DG28 DJ04 DJ05 DJ28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数のICデバイスが設置されるテス
    トボードをローダ部からプリヒート部に移行させ、この
    プリヒート部でICデバイスを所定の温度状態にした上
    で、試験・測定部に移行させて、テストヘッドに接続す
    ることにより各ICデバイスの電気的特性の試験・測定
    を行った後、デフロスタ部を介してアンローダ部に移行
    させるようにしたICデバイスの試験装置において、前
    記ローダ部及びアンローダ部は概略同一の水平面で前記
    テストボードを水平に配置し、前記プリヒート部,試験
    ・測定部及びデフロスタ部では前記テストボードを垂直
    状態で搬送する垂直搬送手段を設け、前記水平面を基準
    として、前記プリヒート部は上部位置に、また前記デフ
    ロスタ部は下部位置に配置し、さらに前記試験・測定部
    は、前記水平面の上部位置と下部位置とにそれぞれ2つ
    のテストボードを垂直状態に位置決めした上で前記テス
    トヘッドに接続するための接離手段を設ける構成とした
    ことを特徴とするICデバイスの試験装置。
  2. 【請求項2】 前記テストボードには所定数のICデバ
    イスを載置する載置部を縦横に配列して設け、これら各
    載置部にはICデバイスのクランプ部材を開閉可能に設
    ける構成としたことを特徴とする請求項1記載のICデ
    バイスの試験装置。
  3. 【請求項3】 前記ローダ部から前記プリヒート部への
    移行部には、前記テストボードを水平状態から下方に向
    けて垂直状態となるように反転させる第1のボード反転
    手段と、この第1のボード反転手段により垂直状態とな
    ったテストボードを前記プリヒート部の高さ位置まで押
    し上げる押し上げ手段とが設けられ、また前記デフロス
    タ部から前記アンローダ部への移行部には、前記テスト
    ボードを垂直状態から、その上部位置を中心として前記
    水平面乃至その近傍の高さ位置で水平状態となるように
    反転させる第2のボード反転手段を備える構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載のICデバイスの試験装
    置。
  4. 【請求項4】 前記接離手段は前記テストボードを上下
    2段に位置決めするボード位置決めユニットと、このボ
    ード位置決めユニットを前記テストヘッドに接離させる
    プッシャユニットとを備える構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載のICデバイスの試験装置。
  5. 【請求項5】 前記ボード位置決めユニットは、少なく
    とも前記テストヘッドに近接・離間する方向に変位可能
    なホルダフレームを有し、このホルダフレームには第
    1,第2のテストボード配置部を上下に設けると共に、
    一方側の側部には上部位置にテストボードの入口を、ま
    た他方側の側部には下部位置にテストボードの出口を設
    け、また第1のテストボード配置部から第2のテストボ
    ード配置部へのテストボードの移行通路を形成する構成
    としたことを特徴とする請求項4記載のICデバイスの
    試験装置。
  6. 【請求項6】 前記第1,第2のテストボード配置部
    は、前記ホルダフレームの前記テストヘッドに対面する
    側とは反対側の面に形成し、このホルダフレームには、
    これら第1,第2のテストボード配置部に前記テストボ
    ードのうちのICデバイスが載置されている部分を露出
    させる開口を形成し、また各テストボード配置部には、
    前記テストボードの下端部と一方の側部とをガイドする
    ガイド部材と、このテストボードに係脱可能な位置決め
    ピンとからなる位置決め手段を設け、また前記テストボ
    ードにはこの位置決めピンが係入可能な位置決め孔を設
    ける構成としたことを特徴とする請求項5記載のICデ
    バイスの試験装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のテストボード配置部で前記テ
    ストボードをガイドするガイド部材を前記移行通路に設
    け、このガイド部材は第1のテストボード配置部から第
    2のテストボード配置部に至る通路に開閉可能に臨む構
    成としたことを特徴とする請求項6記載のICデバイス
    の試験装置。
  8. 【請求項8】 前記ホルダフレームは、前記テストボー
    ドに載置したICデバイスの配置ピッチ間隔分だけ横方
    向に移動可能な構成としたことを特徴とする請求項5記
    載のICデバイスの試験装置。
  9. 【請求項9】 前記プッシャユニットは、前記ホルダフ
    レームにおける前記テストヘッドと対面する側とは反対
    側に配置したプッシャベースと、このプッシャベースに
    支持されて、前記第1,第2のテストボードは一部に配
    置された各テストボードを個別的に前記テストヘッドに
    向けて押動するプッシャとを備える構成としてことを特
    徴とする請求項5記載のICデバイスの試験装置。
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