JP2001018759A - ワイパモータ - Google Patents

ワイパモータ

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JP2001018759A JP11197287A JP19728799A JP2001018759A JP 2001018759 A JP2001018759 A JP 2001018759A JP 11197287 A JP11197287 A JP 11197287A JP 19728799 A JP19728799 A JP 19728799A JP 2001018759 A JP2001018759 A JP 2001018759A
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藤 晋 佐
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    • B60S1/245Means for transmitting drive mechanically by rotary cranks with particular rod arrangements between the motor driven axle and the wiper arm axle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S318/00Electricity: motive power systems
    • Y10S318/02Windshield wiper controls

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速作動時と高速作動時とでワイパモータの
回転方向を変えると共に、偏心メタル機構によりモータ
アームの長さを回転方向に応じて変え、ワイパブレード
作動速度による払拭範囲の相違を解消したワイパリンク
を駆動するワイパモータにおいて、ワイパブレードの下
反転位置および上反転位置への到達に応じて信号変化を
生じる位置スイッチを備え、速やかなモード切り替えを
可能にし、モード切り替え時の違和感を解消することの
できるワイパモータを提供する。 【解決手段】 ギヤケースカバー23bの出力ギヤに相
対向する位置に、略円環状の高電位プレート27bと低
電位プレート27eとを対向させて環状に配置すると共
に、これらの中心位置にコモンプレート27cを配設
し、コモンプレート27cに可動接点28aの基端側を
回動自在に取付け、可動接点28aの先端側を高電位お
よび低電位プレート27b,27eに摺接させて位置ス
イッチ29とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のウ
インドシールドガラスに付着した雨滴や埃などを払拭す
るためのワイパ装置を駆動するワイパモータに係わり、
とくに高速作動時と低速作動時とでワイパモータの回転
方向を逆にすると共に、モータアームに偏心メタル機構
を用いたアーム長さの調整装置を取付け、高速作動時の
モータアーム長さを低速作動時のモータアーム長さより
も短くなるようすることによって、ワイパブレードの慣
性によって生じる高速作動時と低速作動時における払拭
範囲の差を解消するようにしたワイパ装置を駆動するの
に用いられるワイパモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などのウインドシールドガラスに
付着した雨滴を払拭して、ドライバーの視界を確保する
ためのワイパ装置としては、種々の構造や機能を備えた
ものが用いられているが、最近では降雨量に応じてワイ
パブレードの作動速度を高低2段の連続作動、あるいは
低速間欠作動に切り替えることができるようになったも
のが一般的である。
【0003】このようなワイパ装置においては、ワイパ
ブレードの運動エネルギが低速作動時よりも高速作動時
の方が大きくなることから、慣性力の差によって高速作
動時の払拭範囲の方が低速作動時の払拭範囲よりも広く
なる現象があり、このために高速作動時におけるワイパ
ブレードの作動範囲に基づいてウインドシールドガラス
の払拭範囲を設定すると、低速作動時には拭き残しが生
じて視野が狭くなる一方、低速作動時におけるワイパブ
レードの作動範囲に基づいてウインドシールドガラスの
払拭範囲を設定した場合には、高速作動時にワイパブレ
ードがウインドシールドガラス枠のモールに干渉すると
いう不具合があった。
【0004】出願人は、このようなワイパブレードの作
動速度の相違による払拭範囲の差を解消するために、高
速作動時におけるワイパモータの回転方向を低速作動時
とは逆方向とすると共に、モータアームにワイパモータ
の反転に際して180°回動する偏心メタルを用いたア
ーム長さの調整装置を取付けることによって、高速作動
時のモータアームの実質長さを低速作動時よりも短くな
るようにして高速作動時の構造的な払拭範囲を低速作動
時のそれよりも狭くなるようにし、慣性力が加わること
によって拡大される実際の払拭範囲の相違を解消するよ
うにしたワイパリンク装置を先に提案している(特願平
10−158026号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなワイパ
リンク装置においては、低速作動時と高速作動時とでワ
イパモータの回転方向が異なることにおいて従来のリン
ク装置と根本的に相違するため、モードの切り替え制御
やワイパ停止時のオートストップ制御などにおいて従来
のワイパ装置とは異なる制御が必要となる。
【0006】このような制御には、ワイパブレードの現
在位置、すなわちワイパモータに備えた位置スイッチか
らの位置信号を参照して制御を行うことが必要となる
が、従来タイプのワイパモータ備えた位置スイッチの構
造では、必ずしも上記のようなワイパリンク装置の制御
に適した位置信号を得ることができず、低速作動時と高
速作動時とでワイパモータの回転方向を変えることによ
って作動速度に基づく払拭範囲の相違を解消した上記ワ
イパリンク装置の制御に適した位置信号を発生する配置
の電極プレートを備えたワイパモータの開発が課題とな
っていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、低速作動時と高速作動時とで
ワイパモータの回転方向が異なるワイパリンク装置を駆
動するためのワイパモータにおける上記課題に着目して
なされたものであって、ワイパブレードの下反転位置お
よび上反転位置への到達に応じて変化する位置信号を発
生し、ワイパスイッチのオフ操作に応じてワイパブレー
ドを下反転位置(ホームポシション)に自動停止させる
ことができると共に、モード切り替え操作に応じて回転
速度と共に回転方向を速やかに切り替えることができ、
ワイパモータの反転に伴う違和感を解消することのでき
る制御を可能にする位置スイッチを備えたワイパモータ
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るワイパモータは、モータアームと、前記モータアーム
の先端側に中心軸から偏心した回転軸回りに回転可能に
支持された偏心メタルと、該偏心メタルの外周に回転可
能に嵌装されたリテーナを有し、モータアームの低速正
回転に応じてモータアーム長が長くなる位置に前記偏心
メタルを回動させる一方、モータアームの高速逆回転に
応じてモータアーム長が短くなる位置に前記偏心メタル
を回動させる偏心メタル機構と、前記偏心メタル機構を
介して前記モータアームに一端側を回転可能に連結され
たリンクコンロッドと、回転可能に支持されてワイパブ
レードが取付けられるピボットシャフトと、基端側にお
いて前記ピボットシャフトに固定されると共に、先端側
において前記リンクコンロッドの他端側に回転可能に連
結されたピボットアームを備えたワイパリンクの前記モ
ータアームの基端側に取付けられた出力軸を有し、モー
タアームを低速正回転および高速逆回転させてワイパブ
レードを低速および高速で往復揺動させるワイパモータ
であって、略半円環状をなし、電源側に接続された高電
位プレートと、同じく略半円環状をなすと共に、接地さ
れて前記高電位プレートに相対向して配置された低電位
プレートと、前記高電位プレートと低電位プレートの中
心に配置され、ワイパブレードの位置に応じて高電位プ
レートおよび低電位プレートに摺接しながら回動する可
動接点に電気的に接続されるコモンプレートからなる位
置検出用電極プレートを備えている構成としたことを特
徴としており、ワイパモータにおけるこのような構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0009】また、本発明に係わるワイパモータの実施
の形態として請求項2に係わるワイパモータにおいて
は、前記コモンプレートに一体的に形成されて導電路と
なる接続プレート部が前記高電位プレートと低電位プレ
ートの間に形成される2か所の隙間の一方から延出して
いるえている構成としたことを特徴とし、同じく実施の
形態として請求項3に係わるワイパモータにおいては、
前記高電位プレートと低電位プレートの間に形成される
2か所の隙間の一方がワイパブレードの下反転位置に、
他方の隙間がワイパブレードの上反転位置にそれぞれ対
応させてあると共に、他方の隙間から前記コモンプレー
トの接続プレート部が延出している構成としたことを特
徴としている。
【0010】
【発明の作用】本発明に係わるワイパモータは、略半円
環状をなす高電位プレートと、同様に略半円環状をなし
高電位プレートに相対向して配置された低電位プレート
と、高電位プレートと低電位プレートの中心に位置し、
ワイパブレードの位置に応じて低電位プレートおよび高
電位プレートに摺接しながら回転する可動接点に電気的
に接続されるコモンプレートからなる位置検出用電極プ
レートを備えているので、例えば高電位プレートと低電
位プレートとの間に形成される2か所の隙間位置をワイ
パブレードの下反転位置および上反転位置にそれぞれ対
応させ、ワイパブレードが下反転位置および上反転位置
あるいは直前位置に到達したときに、可動接点が上記隙
間位置に接するように配置することによってコモンプレ
ートから位置信号の信号変化が検出されるようになり、
これに応じてワイパモータを停止あるいは反転させるこ
とによって、ワイパブレードが下反転位置(ホームポジ
ション)で正確に自動停止すると共に、ワイパブレード
の下反転位置および上反転位置への到達にタイミングを
合わせてワイパモータの回転速度および回転方向が切り
替わるので、下反転位置のみで切り替える場合に較べて
ワイパスイッチの操作に応じたモード切り替えが速やか
に行われるようになり、ワイパブレードがウインドシー
ルドガラス上で逆方向に移動するような不都合が解消さ
れることになる。
【0011】また、本発明の請求項2に係わるワイパモ
ータにおいては、コモンプレートから延出する接続プレ
ート部が高電位プレートと低電位プレートとの間に形成
される2か所のうちの一方の隙間から延出させてあるの
で、3個のプレート、すなわち高電位プレート、低電位
プレートおよびコモンプレートが同一平面上に配設さ
れ、位置スイッチの構造が単純なものとなり、本発明の
請求項3に係わるワイパモータにおいては、前記2か所
の隙間のうちの一方の隙間位置がワイパブレードの下反
転位置に対応し、他方の隙間位置がワイパブレードの上
反転位置に対応すると共に、当該他方の隙間位置から前
記コモンプレートの接続プレート部が延出させてあるの
で、一方の隙間を他方の隙間よりも狭くすることによっ
て、下反転位置におけるワイパブレードの自動停止がよ
り確実なものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいてさらに具体的
に説明する。
【0013】図1ないし図10は、本発明に係わるワイ
パモータを備えたワイパ装置を説明するものであって、
図1は当該ワイパモータに連結されて作動するワイパリ
ンクの外観を示す正面図、図2および図3は本発明に係
わるワイパモータの内部構造を示す説明図である。
【0014】図1に示すワイパリンク1は、後述する本
発明に係わるワイパモータ2の出力軸26にその基端側
で固定されたモータアーム3と、リンクコンロッド4,
ピボットシャフト5,ピボットアーム6,およびワイパ
フレーム7から主に構成され、ワイパモータ2はワイパ
フレーム7に固定されている。
【0015】前記ワイパモータ2は、3個のブラシ(コ
モンブラシ,ローブラシ,ハイブラシ)を備えた2スピ
ードの直流モータであって、図2に示すようにモータケ
ース21内に回転自在に支持されたアーマチュア22を
備え、そのアーマチュアシャフト22aの先端部は、モ
ータケース21に連結されたギヤケース23内に延出す
ると共に、互いに逆方向の進み角を備えた2個のウオー
ム22bおよび22cが一体的に形成されており、これ
ら1対のウオーム22b,22cには2個のウオームホ
イール24,25がそれぞれ噛み合っている。
【0016】これらウオームホイール24,25には、
カウンタギヤ24a,25aがそれぞれ同軸に固定され
ており、ウオームホイール24,25と一体回転すると
共に、これら両カウンタギヤ24a,25aには、ギヤ
ケース23から外部に延出する出力軸26に固定された
出力ギヤ26aが噛み合って回転するようになってお
り、図示しない外部配線からの給電によって、低速モー
ドの時には出力軸26およびモータアーム3が低速で正
回転(時計回り方向)し、高速モードの時には高速で逆
回転(反時計回り方向)するようになっている。
【0017】なお、当該ワイパモータ2においては、互
いに逆方向の進み角を備えた1対のウオーム22b,2
2cに2個のウオームホイール24,25がそれぞれ噛
み合って回転するようになっているので、ウオームとウ
オームホイールの一方の組み合わせによって生じるスラ
スト荷重の方向が他方の組み合わせによって生じるスラ
スト荷重の方向と互いに逆向きとなってキャンセルされ
ることから、スラスト軸受が不要になると共に、モータ
の反転に伴うアーマチュア22のがたつきがなくなり、
モータの正逆転の切り替えが円滑なものとなる。
【0018】図3(a)は、樹脂部材にて形成され、ワ
イパモータ2のギヤケース23に被せられるギヤケース
カバー23bの構造を示すものであって、図に示すギヤ
ケースカバー23bには、図3(b)に示す形状の位置
検出用電極プレート27が圧入固定されている。
【0019】位置検出用電極プレート27は、導電性材
料により略半円環状に形成された高電位プレート27b
と、同じく導電性材料から略半円環状に形成されて、高
電位プレート27bに相対向して配置された低電位プレ
ート27eと、これら高電位プレート27bと低電位プ
レート27eの中央に位置するコモンプレート27cか
ら構成され、同じく導電性材料により円板状に形成され
た前記コモンプレート27cの周囲を高電位プレート2
7bと低電位プレート27eとによって環状に取り囲む
ようになっている。そして、前記高電位プレート27b
と低電位プレート27eとの間には、第1の隙間S1と
第2の隙間S2が形成され、第1の隙間S1よりも広い
間隔を有する第2の隙間S2からコモンプレート27c
から延出する接続プレート部27aを取出すようにして
ある。
【0020】これら位置検出用電極プレート27は、円
板状をなすコモンプレート27cの中心位置が、前記出
力軸26の軸心に一致するようにギヤケースカバー23
bに圧入固定される。そして、このコモンプレート27
cの中心位置には、図3(a)に示すようにクラッチ部
材28が回転自在に取付けられ、クラッチ部材28に設
けた可動接点28aがクラッチ部材28の回転に伴って
高電位プレート27bおよび低電位プレート27eに摺
接し、コモンプレート27cの接続プレート部27aを
介して、後述するように電源側に接続された高電位プレ
ート27bに可動接点28aが接触しているときにはハ
イレベルの位置信号を、接地された低電位プレート27
eに接触しているときにはローレベルの位置信号を後述
するコントローラの位置信号モニターポートに供給する
ようになっており、これら位置検出用電極プレート27
および可動接点28aを備えたクラッチ部材28により
位置スイッチ29が構成されている。
【0021】なお、クラッチ部材28は係止部28bを
備え、この係止部28bが前記出力軸26の出力ギヤ2
6aに設けた係止突起26bに当接することによって、
クラッチ部材28が出力軸26による付勢方向に共回り
するようになっている。したがって、ワイパモータ2が
反転する際には、クラッチ部材28は可動接点28aと
共に、出力軸26がほぼ一回転して係止突起26bが反
対側から係止部28bに当接するまで、反転開始時の位
置に置き去りにされるようになっている。
【0022】ワイパリンク1のモータアーム3は、図1
に示すように、その基端側においてワイパモータ2の出
力軸26にナットにより固定されていると共に、先端側
においてリンクコンロッド4の一端側に後述する偏心メ
タル機構10を介して回転可能に連結されている。
【0023】一方、ピボットシャフト5は、ワイパフレ
ーム7に回転可能に支持され、図の紙面側にピボットア
ーム6の基端側を固定する共に、図の裏面側において車
体パネルの外側に突出し、ワイパブレードを装着したワ
イパアームをねじ止めするようになっている。そして、
ピボットアーム6の先端側は、ボールジョイント8を介
してリンクコンロッド4の他端側に回転可能に連結され
ており、ワイパモータ2の回転がこれらリンクを介し
て、ピボットシャフト5の往復回動およびワイパブレー
ドの往復揺動に変換されるようになっている。
【0024】なお、前記位置スイッチ29における高電
位プレート27bと低電位プレート27eの間の第1の
隙間S1および第2の隙間S2は、ワイパブレードの下
反転位置(ホームポジション)および上反転位置にそれ
ぞれ対応させてあり、ワイパブレードが下反転位置およ
び上反転位置に到達すると、当該位置スイッチ29の可
動接点28aが隙間S1および隙間S2にそれぞれ接触
するように配置されている。
【0025】偏心メタル機構10は、図4(a)ないし
(c)に示すように、中心軸Coから所定距離dだけ偏
心した位置に回転軸Ceを備え、この回転軸Ceにおい
てモータアーム3にワイパモータ2の出力軸26に平行
に設けた枢支軸3aに回転自在に支持された偏心メタル
11と、この偏心メタル11の外周に回転可能に嵌装さ
れると共にリンクコンロッド4の一端側に固定されたリ
テーナ12と、モータアーム3の枢支軸3aに嵌合され
ると共に、モータアーム3に一体成形された突部3bに
よって回り止めされた係止プレート14から主に構成さ
れている。
【0026】係止プレート14は、図4(c)に示すよ
うに、環状をなし、枢支軸3aに嵌合される装着部14
aと、扇形をなし、前記偏心メタル11の下端面外周側
に圧入した係止ピン11a(係止突部)に当接する回動
規制部14bを備え、上記したようにモータアーム3の
突部3bによってモータアーム3上に回転しないように
取付けてある。
【0027】したがって、偏心メタル11は、係止ピン
11aが係止プレート14の回動規制部14bの一端側
14cに当接する位置と、他端側14dに当接する位置
との間で180°回動することができ、図4(a)ない
し(c)に示したように係止ピン11aが回動規制部1
4bの一端側14cに当接した状態において、偏心メタ
ル11の中心軸Coが回転軸Ceよりもモータアーム3
の先端側に位置するので、モータアーム3の実質長さが
La(=L+d,L:出力軸26と枢支軸3aの軸心間
長さ)と長くなる。これに反して、偏心メタル11の係
止ピン11aが回動規制部14bの他端側14dに当接
した状態では、偏心メタル11の中心軸Coが回転軸C
eよりもモータアーム3の基端側に位置することになる
ので、モータアーム3の実質長さがLb(=L−d)と
短くなる。
【0028】なお、この実施例においてワイパリンク1
は、さらに、もう一組のピボットシャフト15,ピボッ
トアーム16,リンクコンロッド17を備え、第2のリ
ンクコンロッド17の両端部をボールジョイントを介し
てピボットアーム6および16の先端側に連結すること
により、第2のピボットシャフト15の先端側に取付け
た別のワイパブレードを同時駆動するようにしてある。
【0029】このようなワイパリンク1は、ワイパフレ
ーム7の両端部7a,7bにおいて自動車の車体パネル
に固定されると共に、車体パネルの外側に突出させたピ
ボットシャフト5および15にワイパブレード18(図
11参照)を装着したワイパアームがそれぞれねじ止め
される。
【0030】図5は、上記ワイパリンク1およびワイパ
モータ2からなるワイパ装置を制御するためのワイパ制
御装置の回路構成を示すものであって、図に示すワイパ
制御装置30は、ワイパスイッチ31,制御ユニット3
2,パルス発生器33およびウオッシャモータ34から
主に構成されており、制御ユニット32には、電源回路
35,リセット回路36,コントローラ37,モータ駆
動回路38,隙間調整回路39,バックアップ回路40
および発振回路41が含まれ、前述のように位置スイッ
チ29を備えたワイパモータ2が接続されている。
【0031】ワイパスイッチ31は、ワイパ装置の操作
モードを停止(OFF),間欠作動(INT),低速作
動(LOW),高速作動(HI)および洗浄(WAS
H)に選択できるようになっており、ワイパスイッチ3
1のH端子が制御ユニット32の7番端子を介してコン
トローラ37の高速指令信号入力ポートP4に接続され
ると共に、ワイパスイッチ31のL端子,I端子,W端
子がパルス発生器33および制御ユニット32の6番端
子を介してコントローラ37の低速指令信号入力ポート
P3に接続されており、ワイパスイッチ31が高速モー
ド(HI)に操作されると、制御ユニット32の7番端
子がワイパスイッチ31のH端子およびE端子を介して
接地され、高速指令信号入力ポートP4にローレベル信
号が入力されることによって高速モードの選択がコント
ローラ37に認識される。
【0032】ワイパスイッチ31が低速モード(LO
W)に操作されると、制御ユニット32の6番端子がパ
ルス発生器33(非作動)およびワイパスイッチ31の
L端子,E端子を介して接地されるので、低速高速指令
信号入力ポートP3にローレベル信号が入力され、これ
によって低速モードの選択がコントローラ37に認識さ
れることになる。
【0033】また、ワイパスイッチ31が間欠モード
(INT)に操作されると、制御ユニット32の6番端
子がパルス発生器33(作動)およびワイパスイッチ3
1のL端子,E端子を介して断続的に接地されるので、
ワイパモータ2が間欠的に低速作動し、ワイパスイッチ
31がウオッシャモード(WASH)に操作されると、
ワイパスイッチ31のW端子がE端子を介して接地され
るので、ウオッシャモータ34が回転を開始し、洗浄液
がウインドシールドガラスに噴射されるようになってい
る。
【0034】ワイパモータ2は、コモンブラシに接続さ
れた第1端子2c,ローブラシに接続された第2端子2
aおよびハイブラシに接続された第3端子2bを備え、
第1端子2cは制御ユニット32の3番端子を介して後
述するモータ駆動回路38の第3リレーL3の可動接点
L3mに接続されており、第2端子2aは制御ユニット
32の1番端子を介してモータ駆動回路38の第1リレ
ーL1の常閉接点L1cに接続されると共に、第3端子
2bは制御ユニット32の2番端子を介してモータ駆動
回路38の第2リレーL2の常開接点L2oに接続され
ている。なお、ワイパモータ2は、その第2端子2aか
ら第1端子2cに向かう電流によって低速で正回転する
一方、第1端子2cから第3端子2bに向かう電流によ
って高速で逆回転するように設定されている。
【0035】ワイパモータ2に内蔵された位置スイッチ
29は、高電位プレート27bが電源Bに接続され、低
電位プレート27eが接地されると共に、ワイパモータ
2の出力軸26、すなわちワイパブレードの位置に応じ
て高電位プレート27bおよび低電位プレート27e上
を摺動する可動接点28aがコモンプレート27cから
制御ユニット32の4番端子を介してコントローラ37
の位置信号モニターポートP5およびモータ駆動回路3
8の第4リレーL4の常閉接点L4cにそれぞれ接続さ
れている。したがって、可動接点28aが高電位プレー
ト27b上にあるときにはハイレベル信号が、低電位プ
レート27e上にあるときにはローレベル信号がコント
ローラ38の位置信号モニターポートP5にそれぞれ供
給されるようになっている。
【0036】制御ユニット32内の電源回路35は、イ
グニッションスイッチ42を介して電源Bに接続された
5番端子とコントローラ37の電源ポートP2の間に接
続された定電圧回路であって、イグニッションスイッチ
42のオン操作によって定電圧電位をコントローラ37
に供給する機能を有する。
【0037】リセット回路36は、前記電源回路35と
コントローラ37のリセットポートP1の間に接続され
た遅延回路であって、イグニッションスイッチ42が投
入されたのち、所定の時間リセットポートP1を接地す
ることによってマイクロコンピュータであるコントロー
ラ37を初期状態にリセットする機能を備えている。
【0038】コントローラ37は、前述のようにマイク
ロコンピュータ(マイクロプロセッサ)であって、既述
のリセットポートP1,電源ポートP2,低速指令信号
入力ポートP3,高速指令信号入力ポートP4,位置信
号モニターポートP5に加えて、低速指令信号入力ポー
トP3を経てワイパスイッチ31から入力された低速指
令信号と位置信号モニターポートP5を経て位置スイッ
チ29から入力された位置信号に応じて低速駆動信号を
出力する低速駆動信号出力ポートP6、ウオッチドッグ
信号を出力するウオッチドッグ信号出力ポートP7、高
速指令信号入力ポートP4を経てワイパスイッチ31か
ら入力された高速指令信号と位置信号モニターポートP
5からの前記位置信号に応じて高速駆動信号を出力する
高速駆動信号出力ポートP8、さらに後述する発振回路
41が接続される発振ポートP9,P10を備えてい
る。
【0039】モータ駆動回路38は、4個のリレーL
1,L2,L3,L4とトランジスタTR1およびTR
2から主に構成され、第1ないし第3リレーL1,L
2,L3のリレーコイルL1s,L2s,L3sの一端
側が電源側に接続されると共に、他端側においてエミッ
タが接地された第1トランジスタTR1のコレクタにそ
れぞれ接続され、当該第1トランジスタTR1のベース
は、コントローラ37の高速駆動信号出力ポートP8に
接続されている。
【0040】そして、第1リレーL1の可動接点L1m
は、第3リレーL3の常開接点L3oと共に電源側に接
続されると共に、常閉接点L1cは前述のように制御ユ
ニット32の1番端子を介してワイパモータ2の第2端
子(ローブラシ)2aに接続されている。また、第2リ
レーL2の可動接点L2mは接地され、常開接点L2o
は2番端子を介してワイパモータ2の第3端子(ハイブ
ラシ)2bに接続されている。さらに第3リレーL3の
可動接点L3mが3番端子を介してワイパモータ2の第
1端子(コモンブラシ)2cに接続され、常閉接点L3
cは第4リレーL4の可動接点L3mに接続されてい
る。
【0041】また、第4リレーL4のリレーコイルL4
sの一端側が同様に電源側に接続されると共に、他端側
はエミッタが接地された第2トランジスタTR2のコレ
クタに接続され、第2トランジスタTR2のベースは、
コントローラ37の低速駆動信号出力ポートP6に接続
されている。さらに、第4リレーL4の常開接点L4o
は接地され、常閉接点L4cは、前述のように制御ユニ
ット32の3番端子を介してワイパモータ2の第1端子
2cに接続されると共に、可動接点L4mは第3リレー
L3の常閉接点L3cに接続されている。
【0042】隙間調整回路39は、2個の抵抗R1,R
2とダイオードD1から構成され、電源電圧を抵抗R
1,R2によって調圧してコントローラ37の位置信号
モニターポートP5と位置スイッチ29の可動接点28
aを接続する結線の途中に印加すると共に、これら抵抗
R1とR2との接続点をダイオードD1を介してトラン
ジスタTR1のコレクタに接続したものである。
【0043】すなわち、コントローラ37の高速駆動信
号出力ポートP8からの高速駆動信号が停止していると
きにはトランジスタTR1がオフ状態となるので、位置
スイッチ29の接点28aが高電位プレート27bから
離れて両プレート27b,27e間の隙間S1,S2に
あるときでも、この隙間調整回路39によって、抵抗R
1,R2により調整されたハイレベル信号がコントロー
ラ37の位置信号モニターポートP5に入力される。一
方、高速駆動信号出力ポートP8から高速駆動信号が出
力されているときにはトランジスタTR1がオン状態と
なって、抵抗R1とR2の間の接続点がダイオードD3
およびトランジスタTR1を介して接地されるので、位
置スイッチ29の可動接点28aが高電位プレート27
bから離れると同時に位置信号モニターポートP5に入
力される位置信号がローレベルに変化することになる。
【0044】バックアップ回路39は、2個のトランジ
スタTR3,TR4、コンデンサC1,C2、およびダ
イオードD2,D3から主に構成され、トランジスタT
R3のベースは、コンデンサC1を介してコントローラ
37のウオッチドッグ信号出力ポートP7に接続され、
エミッタが接地されると共に、コレクタが電源Bに接続
され、抵抗およびダイオードD2を介してトランジスタ
TR4のベースに接続されている。また、トランジスタ
TR4のコレクタは、モータ駆動回路38の第4リレー
L4のコイルL4sの他端側(下流側)に接続され、ト
ランジスタTR4のエミッタはダイオードD3を介して
制御ユニット5の7番端子に接続され、制御ユニット5
の7番端子は先に述べたようにワイパスイッチ2のH端
子に接続されている。
【0045】バックアップ回路39においては、コント
ローラ37のウオッチドッグ信号出力ポートP7からウ
オッチドッグ信号が正常に出力されている間は、コンデ
ンサC1が充電され、トランジスタTR3がオン状態と
なり、ベースが低電位となってトランジスタTR4がオ
フ状態となっているが、何らかの原因によってウオッチ
ドッグ信号の出力が途絶えると、コンデンサC1が放電
されてTR3がオフされ、コンデンサC1が充電される
ことによってトランジスタTR4がオンできる状態とな
る。このとき、ワイパスイッチ31を高速モード(H
I)に操作すると、第4リレーL4のリレーコイルL4
sがトランジスタTR4,ダイオードD3およびワイパ
スイッチ31のH端子およびE端子を介して接地される
ことから、第4リレーL4がオン状態となり、後述する
図6に示すように、ワイパモータ2に低速正回転方向の
電流が供給され、ワイパブレードが低速作動することに
なり、コントローラ37のマイクロコンピュータが万一
故障したとしても、ワイパスイッチ31を高速モード
(HI)に操作することによって低速作動させることが
できるようになっている。
【0046】発振回路41は、クロック信号発振器41
aと2個のコンデンサからなり、コントローラ37の発
振ポートP9,P10に接続されて、マイクロコンピュ
ータであるコントローラ37に制御用のクロック信号を
与える。
【0047】このようなワイパリンク1,ワイパモータ
2および制御装置30を備えたワイパ装置において、ワ
イパスイッチ31がオフ状態から低速(LOW)側に操
作されると、コントローラ37の低速指令信号入力ポー
トP3がワイパスイッチ31を介して接地されることか
ら、コントローラ37はワイパスイッチ31の低速スイ
ッチがオン操作されたことを認識し、低速駆動信号出力
ポートP6からハイレベル信号(低速駆動信号)を出力
する。
【0048】低速駆動信号出力ポートP6からの信号出
力によって、リレー回路38のトランジスタTR2がオ
ン状態となることによってリレ−L4のコイルL4sが
励磁され、図6に示すように当該リレ−L4のみがオン
されることから、電源Bから第1リレーL1の常閉側接
点L1c、ワイパモータ2の第2端子(ローブラシ)2
a、ワイパモータ2の第1端子2c、第3リレーL3の
常閉側接点L3c、および第4リレーL4の常開側接点
L4oを経て接地される給電回路が形成され、ワイパモ
ータ2が低速での正回転を開始し、ワイパブレード20
が低速で払拭作動を始める。
【0049】このとき、ワイパモータ2が低速正回転
し、図10(a)に示すようにモータアーム3が図中の
矢印A方向に正回転している間は、偏心メタル11の係
止ピン11aが係止プレート14の回動規制部14bの
一端側14cに当接することによって、偏心メタル11
がその中心軸Coが回転軸Ceよりもモータアーム3の
先端側となる位置に保持されるので、モータアーム3の
実質長さがLa(L+d)と長くなる。したがって、図
11(a)に示すように、ピボットシャフト5にワイパ
アームを介して取付けられたワイパブレード18がウイ
ンドシールドガラス20上をSaの払拭範囲で払拭作動
する。
【0050】ワイパ装置が低速作動している状態(低速
モード)で、ワイパスイッチ31がオフ操作されると、
ワイパスイッチ31からの低速指令信号が消滅(低速指
令信号入力ポートP3が接地されなくなる)することに
よって、コントローラ37がワイパスイッチ31のオフ
操作を認識すると、位置信号モニタポートP5に入力さ
れる位置スイッチ29からの位置信号を参照し、位置ス
イッチ29の可動接点28aが高電位プレート27b上
にあって位置信号がハイレベルである間、すなわちワイ
パブレード18が下反転位置から上反転位置に向かって
いる間は、低速駆動信号出力ポートP6からの低速駆動
信号出力を維持し、ワイパモータ2の低速正回転を継続
させる。
【0051】そして、ワイパブレード18が上反転位置
を過ぎ、可動接点28a(ワイパモータ2の低速正回転
に応じて、高電位プレート27bおよび低電位プレート
27e上を図6中の時計回り方向に移動している)が高
電位プレート27bから第2の隙間S2を経て、低電位
プレート27eに接触して、位置信号がローレベルに変
化すると、コントローラ37が低速駆動信号出力を停止
する。これによってトランジスタTR2がオフ状態とな
り、リレ−L4のコイルL4sが消磁され、すべてのリ
レーがオフ状態となるが、図7に示すように位置スイッ
チ29の可動接点28aが低電位プレート27eに接触
している間は、電源Bから第1リレーL1の常閉側接点
L1c、ワイパモータ2の第2端子2a、ワイパモータ
2の第1端子2c、第3リレーL3の常閉側接点L3
c、第4リレーL4の常閉側接点L4c、および位置ス
イッチ29の低電位プレート27eを経て接地される自
走回路が形成されるため、ワイパモータ2は低速での正
回転を続ける。そして、ワイパブレード18が下反転位
置の直前にに到達して位置スイッチ29の可動接点28
aが低電位プレート27eから離れて第1の隙間S1に
接触すると自走回路が遮断されるが、惰性によってさら
に回転し、ワイパブレード18が下反転位置に到達して
可動接点28aが高電位プレート27bに接触した時点
で、図8に示すようにアーマチュアショート回路が形成
され、これによってワイパモータ2が停止し、ワイパブ
レード18は下反転位置(ホームポジション)で停止す
る。
【0052】ワイパ装置が低速作動(低速モード)して
いるときに、ワイパスイッチ31が低速モード(LO
W)から高速モード(HI)に切り替え操作されると、
コントローラ37は、ワイパブレード18が上反転位置
あるいは下反転位置に先に到達した時点、すなわちワイ
パブレード18が下反転位置から上反転位置に向かって
いるときに切り替え操作がなされた場合には、ワイパブ
レード18が上反転位置に到達して位置スイッチ29の
可動接点28aが第2の隙間S2から低電位プレート2
7eに接触することにより、位置信号モニタポートP5
に入力される位置信号に立ち下がり変化(H→L)が生
じた時点、あるいはワイパブレード18が上反転位置か
ら下反転位置に向かっているときに切り替え操作がなさ
れた場合には、ワイパブレード18が下反転位置に到達
し、可動接点28aが低電位プレート27eから第1の
隙間S1に接触して位置信号モニタポートP5に入力さ
れる位置信号に立ち上がり変化(L→H)が生じた時点
で、低速駆動信号出力ポートP6からの信号出力が停止
され、同時に高速駆動信号出力ポートP8から高速駆動
信号が出力される。
【0053】これによって、トランジスタTR2がオフ
状態となると共に、トランジスタTR1がオン状態とな
り、第4リレーL4のコイルL4sが消磁(OFF)さ
れ、リレーL1,L2およびL3のコイルL1s,L2
sおよびL3sがそれぞれ励磁(ON)されることか
ら、図9に示すように電源Bから第3リレーL3の常開
側接点L3o、ワイパモータ2の第1端子2c、ワイパ
モータ2の第3端子2b、および第2リレーL2の常開
側接点L2oを経て接地される給電回路が形成され、ワ
イパモータ2の低速正回転が高速逆回転に切り替わる。
【0054】ワイパモータ2が低速正回転から高速逆回
転に切り替わり、モータアーム3が逆回転を始めると、
図12に示すように、モータアーム3が位置P1からP
2,P3・・・P8,P9に移動して矢印B方向に1周
するのに伴って、偏心メタル11がリテーナ12との間
の摩擦力によってリンクコンロッド4に固定されたリテ
ーナ12と共にモータアーム3に対して時計回り方向に
回動を始め、位置P1において偏心メタル11の係止ピ
ン11aが係止プレート14の回動規制部14bの一端
側14cに当接した状態から、位置P2,P3,P4へ
とモータアーム3が回転移動する間に係止ピン11aが
回動規制部14bの一端側14cから離れて、位置P5
に到達した時点で、回動規制部14bの他端側14dに
当接する。
【0055】そして、ワイパモータ2の高速逆回転が継
続し、モータアーム3が矢印B方向に逆回転している
間、偏心メタル11の係止ピン11aが回動規制部14
bの他端側14dに当接した状態に保持され、図10
(b)に示すように、その中心軸Coが回転軸Ceより
もモータアーム3の基端側となる位置に偏心メタル11
が保持されるので、モータアーム3の実質長さが低速モ
ード時の実質長さLa(L+d)に較べて、Lb(L−
d)に短くなる。したがって、図11(b)に示すよう
に、ワイパブレード18がウインドシールドガラス20
上を、低速モード時の払拭範囲Saよりも狭い払拭範囲
Sbで払拭作動することになる。
【0056】この払拭範囲Sa,Sbは、いずれも実際
の作動時に作用する慣性力が考慮されていないワイパリ
ンクの構造的な、言わば静的な払拭範囲であるから、払
拭範囲Sa,Sbの差、言い換えると偏心メタル11の
偏心量dをリンクの慣性力に応じて調整することによ
り、ワイパブレードなどの慣性力が加わることによって
拡大される実際の作動時における動的な払拭範囲を低速
モードと高速モードで差のないものとすることができ
る。
【0057】ワイパ装置が高速作動(高速モード)して
いるときに、ワイパスイッチ31が高速モード(HI)
から低速モード(LOW)に切り替え操作されると、コ
ントローラ37は、ワイパブレード18が下反転位置に
到達するのを待って、すなわちワイパブレード18が下
反転位置に到達し、可動接点28a(ワイパモータ2の
高速逆回転に応じて、高電位プレート27bおよび低電
位プレート27e上を図9中の反時計回り方向に移動し
ている)が高電位プレート27bから離れて第1の隙間
S1に接触し、位置信号モニタポートP5に入力される
位置信号に立ち下がり変化(H→L)が生じた時点で、
高速駆動信号出力ポートP8からの信号出力が停止さ
れ、低速駆動信号出力ポートP6から低速駆動信号が出
力される。
【0058】これによって、トランジスタTR1がオフ
状態となると共に、トランジスタTR2がオン状態とな
り、第4リレーL4のコイルL4sが励磁(ON)さ
れ、リレーL1,L2およびL3のコイルL1s,L2
sおよびL3sがそれぞれ消磁(OFF)されることか
ら、図6に示すように電源Bから第1リレーL1の常閉
側接点L1c、ワイパモータ2の第2端子2a、ワイパ
モータ2の第1端子2c第3リレーL3の常閉側接点L
3c、および第4リレーL4の常開側接点L4oを経て
接地される給電回路が形成され、ワイパモータ2の高速
正回転が低速逆回転に切り替わる。
【0059】ワイパモータ2が高速逆回転から低速正回
転に切り替わり、モータアーム3が正回転を開始する
と、図13に示すように、モータアーム3が位置P1か
らP8,P7・・・P2,P9に移動して矢印A方向に
1周するのに伴って、偏心メタル11がリンクコンロッ
ド4に固定されたリテーナ12と共にモータアーム3に
対して反時計回り方向に回動を始め、位置P1において
偏心メタル11の係止ピン11aが係止プレート14の
回動規制部14bの他端側14dに当接した状態から、
位置P8,P7,P6へとモータアーム3が回転移動す
る間に係止ピン11aが回動規制部14bの他端側14
dから離れ、位置P5に到達した時点では回動規制部1
4bの一端側14cに当接する。
【0060】以後、ワイパモータ2の低速正回転が継続
し、モータアーム3が矢印A方向に正回転している間、
偏心メタル11の係止ピン11aが回動規制部14bの
一端側14cに当接した状態に保持され、図10(a)
に示したように、中心軸Coが回転軸Ceよりもモータ
アーム3の先端側となる位置に偏心メタル11が保持さ
れるので、モータアーム3の実質長さがLa(L+d)
に復帰し、図11(a)に示したような払拭範囲Saの
払拭作動に戻り、これに低速作動による比較的小さい慣
性力が加わることによって若干拡大される実際の作動時
における動的な払拭範囲が、より大きな慣性力が加わる
高速モード時の払拭範囲と差のないものとなる。
【0061】このように、上記ワイパ装置においては、
上記した形状の高電位プレート27b,低電位プレート
27eおよびコモンプレート27cからなる位置検出用
電極プレート27を備えたワイパモータ2を使用してい
るので、ワイパブレード18の位置を正確に把握するこ
とができ、ワイパスイッチ31のオフ操作時にはワイパ
ブレード18を正確に下反転位置、すなわちホームポジ
ションに停止させることができ、低速モードから高速モ
ードへの切り替え操作時には、上反転位置および下反転
位置の両方で正確にワイパモータ2を逆転させることが
でき、モードの切り替えが速やかなものになると共に、
ワイパブレード18がウインドシールドガラスの中央で
反転するような違和感を解消することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるワイパモータは、それぞれ所定の形状を備えた
高電位プレートと、低電位プレートと、コモンプレート
からなる位置検出用電極プレートを備えたものであるか
ら、高電位プレートと低電位プレートとの間に形成され
る2か所の隙間位置をワイパブレードの下反転位置およ
び上反転位置にそれぞれ対応させ、ワイパブレードが下
反転位置および上反転位置に到達したときに、可動接点
が上記隙間位置に接触するように配置することによっ
て、ワイパブレードが下反転位置および上反転位置に到
達したときにコモンプレートから信号変化を検出するこ
とができ、これに応じてワイパモータを停止あるいは反
転させることによって、ワイパブレードの自動停止や、
ワイパブレードの下反転位置および上反転位置への到達
にタイミングを合わせたワイパモータの回転速度および
回転方向の切り替えが可能になり、モード切り替えを速
やかに行うことができると共に、ワイパブレードがウイ
ンドシールドガラス上で逆方向に移動するような不具合
を解消することができるという極めて優れた効果がもた
らされる。
【0063】本発明の請求項2に係わるワイパモータに
おいては、コモンプレートから延出する接続プレート部
が高電位プレートと低電位プレートとの間に形成される
2か所のうちの一方の隙間から延出させるようにしたも
のであるから、3個のプレートを同一平面上に配置する
ことができ、位置スイッチの構造を簡単にすることがで
き、請求項3に係わるワイパモータにおいては、前記2
か所の隙間のうちの一方の隙間位置がワイパブレードの
下反転位置に対応し、他方の隙間位置がワイパブレード
の上反転位置に対応すると共に、当該他方の隙間位置、
すなわち上反転位置に対応させた側の隙間から前記コモ
ンプレートの接続プレート部を延出させたものであるか
ら、一方の隙間、すなわち下反転位置に対応する隙間を
上反転位置側の隙間よりも狭くすることができ、下反転
位置におけるワイパブレードの自動停止をより確実なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるワイパモータに連結されるワイ
パリンクの構造を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わるワイパモータの内部
構造を示す部分破断図である。
【図3】(a) 図2に示したワイパモータのギヤカバ
ーに取付けた位置スイッチの構造を示す図である。 (b) 図3(a)に示した位置スイッチを構成する位
置検出用電極プレートの形状を示す平面図である。
【図4】(a) 図1に示したワイパリンクにおける偏
心メタル機構の構造を示す縦断面図である。 (b) 図4(a)の切断線B−Bにおける水平断面図
である。 (c) 図4(a)の切断線C−Cにおける水平断面図
である。
【図5】図2および図3に示したワイパモータを制御す
る制御装置の回路図である。
【図6】図5に示したモータ駆動回路による低速作動時
における給電経路を示す説明図である。
【図7】図5に示したモータ駆動回路による自走止時に
おける給電経路を示す説明図である。
【図8】図5に示したモータ駆動回路によるアーマチュ
アショート経路を示す説明図である。
【図9】図5に示したモータ駆動回路による高速作動時
における給電経路を示す説明図である。
【図10】(a) 図1に示したワイパリンクにおける
低速モード時の偏心メタルの位置を示す説明図である。 (b) 図1に示したワイパリンクにおける高速モード
時の偏心メタルの位置を示す説明図である。
【図11】(a) 図1に示したワイパリンクにおける
低速モード時のモータアームの回転方向とモータアーム
の長さおよび構造的な払拭範囲の関係を示す説明図であ
る 。(b) 図1に示したワイパリンクにおける高速モー
ド時のモータアームの回転方向とモータアームの長さお
よび構造的な払拭範囲の関係を示す説明図である。
【図12】図4に示した偏心メタル機構による低速モー
ドから高速モードへの切り替わりに伴う偏心メタルの回
動を示す説明図である。
【図13】図4に示した偏心メタル機構による高速モー
ドから低速モードへの切り替わりに伴う偏心メタルの回
動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ワイパリンク 2 ワイパモータ 3 モータアーム 4 リンクコンロッド 5 ピボットシャフト 6 ピボットアーム 10 偏心メタル機構 11 偏心メタル 11a 係止ピン(係止突部) 12 リテーナ 26 出力軸 27 位置検出用電極プレート 27b 高電位プレート 27e 低電位プレート 27c コモンプレート 27a 接続プレート部 28a 可動接点 S1 第1の隙間 S2 第2の隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータアームと、前記モータアームの先
    端側に中心軸から偏心した回転軸回りに回転可能に支持
    された偏心メタルと、該偏心メタルの外周に回転可能に
    嵌装されたリテーナを有し、モータアームの低速正回転
    に応じてモータアーム長が長くなる位置に前記偏心メタ
    ルを回動させる一方、モータアームの高速逆回転に応じ
    てモータアーム長が短くなる位置に前記偏心メタルを回
    動させる偏心メタル機構と、 前記偏心メタル機構を介して前記モータアームに一端側
    を回転可能に連結されたリンクコンロッドと、 回転可能に支持されてワイパブレードが取付けられるピ
    ボットシャフトと、 基端側において前記ピボットシャフトに固定されると共
    に、先端側において前記リンクコンロッドの他端側に回
    転可能に連結されたピボットアームを備えたワイパリン
    クの前記モータアームの基端側に取付けられた出力軸を
    有し、モータアームを低速正回転および高速逆回転させ
    てワイパブレードを低速および高速で往復揺動させるワ
    イパモータであって、 略半円環状をなし、電源側に接続された高電位プレート
    と、 同じく略半円環状をなすと共に、接地されて前記高電位
    プレートに相対向して配置された低電位プレートと、 前記高電位プレートと低電位プレートの中心に配置さ
    れ、ワイパブレードの位置に応じて高電位プレートおよ
    び低電位プレートに摺接しながら回動する可動接点に電
    気的に接続されるコモンプレートからなる位置検出用電
    極プレートを備えていることを特徴とするワイパモー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記コモンプレートに一体的に形成され
    て導電路となる接続プレート部が前記高電位プレートと
    低電位プレートの間に形成される2か所の隙間の一方か
    ら延出していることを特徴とする請求項1記載のワイパ
    モータ。
  3. 【請求項3】 前記高電位プレートと低電位プレートの
    間に形成される2か所の隙間の一方がワイパブレードの
    下反転位置に、他方の隙間がワイパブレードの上反転位
    置にそれぞれ対応させてあると共に、他方の隙間から前
    記コモンプレートの接続プレート部が延出していること
    を特徴とする請求項2記載のワイパモータ。
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