JP2590581Y2 - ワイパ駆動装置 - Google Patents

ワイパ駆動装置

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JP2590581Y2
JP2590581Y2 JP1992038001U JP3800192U JP2590581Y2 JP 2590581 Y2 JP2590581 Y2 JP 2590581Y2 JP 1992038001 U JP1992038001 U JP 1992038001U JP 3800192 U JP3800192 U JP 3800192U JP 2590581 Y2 JP2590581 Y2 JP 2590581Y2
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wiper
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雅巳 狩野
好正 木村
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Mitsuba Corp
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    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はワイパ駆動装置に関し、
特に、ワイパの定位置停止装置の改良に係り、例えば、
降雪地帯を走行することがある自動車等の車両に搭載さ
れるワイパ駆動装置に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両に搭載されるワ
イパ駆動装置においては、安全運転を確保するため、手
元スイッチが無作為に切られた場合であっても、ワイパ
ブレードを窓の下隅まで移動させてから停止させるため
の自動定位置停止装置が、設けられている。
【0003】従来のこの種の定位置停止装置は、一部に
非導電部を有する導電板が駆動ギヤの端面に添着されて
おり、この導電板と共にモータの電気回路を開閉するス
イッチを構成する接点が、ハウジングに駆動ギヤの回転
に伴って導電板を摺動するように配設されて構成されて
いる。
【0004】そして、手元スイッチが無作為に切られた
場合、導電板と接点とにより定位置までの電気回路が形
成される。その後、定位置において、導電板の非導電部
によって主回路が遮断される。同時に、アーマチュア回
路が短絡されて、電気ブレーキがかけられる。これらに
より、ワイパモータが定位置に自動停止される。
【0005】しかし、このような定位置停止装置を備え
ているワイパ駆動装置においては、窓の下辺に雪がかき
寄せられた場合等のように、駆動ギヤに正回転と反対方
向の外力が加わったときに、導電板と接点との間におい
て導通と非導通とが繰り返されるチャタリング現象が発
生するため、この部分の発熱による劣化や、耐久性の低
下等を招くという問題点がある。
【0006】そこで、本出願人はチャタリング現象を防
止することができるワイパ駆動装置として、次のような
ものを開発した(実開昭61−21657号公報、実開
昭61−191960号公報、実開昭62−17606
8号公報および実開平2−41857号公報参照)。
【0007】すなわち、このワイパ駆動装置には、クラ
ッチ部材が駆動ギヤの付勢方向に共回りするように回転
自在に設けられている。このクラッチ部材とハウジング
との間には、導電板および接点からなり、モータの電気
回路を開閉するスイッチが介設されている。
【0008】通常時には、クラッチ部材によって駆動ギ
ヤの回転に伴って導電板と接点とが相対回転される。そ
して、駆動ギヤにこれを逆回転させようとする外力が加
わった時には、クラッチ部材により駆動ギヤの逆回転に
追従されずに、導電板と接点との相対的な後戻り現象が
阻止される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のワイパ
駆動装置においては、充分に小型化することができな
い。
【0010】例えば、クラッチ部材にインシュレータが
用いられており、このクラッチ部材がハウジングの支軸
に回転自在に配されているため、その分、ハウジングの
高さが高くなる。
【0011】また、クラッチ板の周囲に導電板が同心的
に配されているため、モータの電気回路が開閉するスイ
ッチを構成するのにハウジングの径が大きくなるととも
に、ハウジングの高さが高くなる。
【0012】本考案の目的は、小型化を促進することが
できるワイパ駆動装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案に係るワイパ駆動
装置は、モータにより回転されてワイパを駆動する駆動
ギヤと、駆動ギヤに係合するクラッチ部材と、前記モー
タの電気回路を開閉するスイッチを構成している第1導
電板および第2導電板と、第1導電板および第2導電板
にそれぞれ摺接しながら相対回転する第1可動接点およ
び第2可動接点と、絶縁材料が用いられて成形され前記
第1導電板および第2導電板が前記クラッチ部材を回転
自在に支承する支軸を中心として同心的に配されている
ハウジングとを備えており、前記第1可動接点および第
2可動接点が前記クラッチ部材にこれと一体回転するよ
うに配設されているワイパ駆動装置において、前記第1
導電板が円環状に形成されて前記支軸の周囲に近接して
同軸に配されているとともに、前記第2導電板は前記第
1導電板の外側に同軸に配されており、前記クラッチ部
材は導電性部材によって形成されており、このクラッチ
部材の前記第1導電板と対向する摺動面には前記第1可
動接点が形成されて前記第1導電板に弾性力をもって
接されており、また、このクラッチ部材の第1可動接点
径方向外側には前記第2可動接点が電気的に導通可能
配されて前記第2導電板に弾性力をもって摺接されて
いることを特徴とする。
【0014】
【作用】前記した手段によれば、クラッチ部材がインシ
ュレータではなく導電性部材により形成されているた
め、クラッチ部材のインシュレータの厚さの分だけハウ
ジングの厚さを薄くすることができる。また、クラッチ
部材の第1導電板との対向面には第1可動接点が一体的
に形成されているとともに、クラッチ部材と第1導電板
とがその対向面で摺接されているため、クラッチ部材自
体の摺動部に第1可動接点を兼用させることができる。
さらに、内側の第1導電板が支軸に近接して配されてい
るため、クラッチ部材に第1可動接点を兼用させること
とあいまって内側の第1導電板およびその外側に配され
る第2導電板の径を小さくすることができる。以上によ
り、ワイパ駆動装置におけるモータの電気回路を開閉す
るスイッチを構成するハウジングを大幅に小型化するこ
とができる。
【0015】
【実施例】図1は本考案の一実施例であるワイパ駆動装
置の要部を示す縦断面図、図2は分解斜視図、図3はハ
ウジングを開けた状態を示す図1のIII-III 線に沿う平
面図、図4は同じく図1のIV-IV 線に沿う平面図、図5
は作用を説明するための模式図である。
【0016】本実施例において、このワイパ駆動装置は
ハウジング1を備えており、ハウジング1はギヤボック
スを形成している本体2の開口部に蓋体3を被せ着けら
れることにより密閉室を形成している。
【0017】本体2の略中央部にはドライブシャフト4
が回転自在に支承されており、このシャフト4と一体回
転するリンク5の自由端には、ロッド7の一端がボール
ジョイント6を介して回転自在に結合され、ロッド7の
他端はリンケージ8の自由端に回転自在に結合されてい
る。
【0018】リンケージ8の一端は自動車の窓枠におけ
る下方位置に回転自在に支承されたシャフト9に固着さ
れており、シャフト9には自由端でワイパブレード11
を保持しているワイパアーム10が一体回転するように
支持されている。
【0019】ハウジング1の室内におけるドライブシャ
フト4の端部には、硬質の合成樹脂により一体成形され
た駆動ギヤ12が一体回転するように嵌着されており、
駆動ギヤ12の蓋体3側(以下、上側とする。)におけ
る端面の一部には駆動側係合部13が突設されている。
【0020】蓋体3は硬質の合成樹脂等のような絶縁材
料が用いられて大略三角形の皿形状に一体成形されてい
る。この蓋体3の天井面には支軸14が一体的に突設さ
れており、この支軸14はドライブシャフト4に軸芯合
わせされて垂直方向下向きに突出されている。
【0021】この支軸14にはクラッチ部材15が中央
の軸孔15aを嵌合されて取り付けられている。さら
に、支軸14にはウエーブワッシャ20、平ワッシャ2
1およびストッパリング22が順次嵌着されており、こ
れらにより、クラッチ部材15は支軸14周りの蓋体3
下面との間に位置決めされている。そして、この状態
で、クラッチ部材15は支軸14に回転自在に支承され
た状態になっている。
【0022】クラッチ部材15は銅等の導電性材料が用
いられて、一端が閉じ短尺の円筒形状に一体成形されて
いる。クラッチ部材15の閉塞壁における外周辺部に
は、第1可動接点16が軸心方向外側へ膨出形成されて
いる。第1可動接点16は断面が半円形のリング形状に
形成されており、第1可動接点16自体およびウエーブ
ワッシャの弾性力によって、後記する導電板に適度な付
勢力で押接するようになっている。
【0023】クラッチ部材15には可動接点片17が一
端を固定されて、一体回転するように取り付けられてい
る。そして、この可動接点片17と第1可動接点16と
はクラッチ部材15自体を介して互いに電気的に接続さ
れた状態になっている。
【0024】可動接点片17は黄銅等のような導電性お
よび適度な弾性を有する板材が用いられて、平面形状が
矩形形状にそれぞれ打抜き成形されている。また、可動
接点片17は厚さ方向に若干反るように屈曲されてお
り、この反りは可動接点片17自身の弾性と協働するこ
とにより、この可動接点片17の自由端部に突設された
第2可動接点18を後記する導電板に適度な付勢力で押
接するようになっている。
【0025】クラッチ部材15の開口側端辺には従動側
係合部19が垂直方向下向きに駆動ギヤ12側へ突設さ
れており、従動側係合部19は駆動ギヤ12が正回転す
るときにのみ、駆動ギヤ12の駆動側係合部13に係合
するように構成されている
【0026】蓋体3の天井面には、第1導電板24と第
2導電板25とが支軸14の中心線に対してそれぞれ同
心円になるように配されて、植え込み成形等のような適
当な手段により固着されている。
【0027】内側に配された第1導電板24は円形形状
に形成されており、この第1導電板24にはクラッチ部
材15に膨出形成された第1可動可動接点16が、前述
したように第1可動接点16自身およびウエーブワッシ
ャ20の弾性力により常時押接するようになっている。
【0028】外側に配された第2導電板25は略C字形
状に形成されており、その切欠部は非導電部26を実質
的に形成している。非導電部26の中央部には、導電板
材によって略扇形状に形成された停止位置部片27が同
心円に配設されている。
【0029】第2導電板25、非導電部26および停止
位置部片27の描く円軌道には、クラッチ部材15に突
設された可動接点片17の第2可動接点18がその可動
接点片17の弾性力によって常時押接するようになって
いる。
【0030】そして、これら第1導電板24、第2導電
板25および停止位置部片27は、電源29、ワイパス
イッチ30、モータ31等からなる電気回路において、
図5に示されているように結線されることにより、モー
タの電気回路を開閉するスイッチ28を構成するように
なっている。
【0031】他方、ハウジング1の片側にはモータ31
が連設されており、モータ31の回転軸32は本体2を
貫通してハウジング1内にドライブシャフト4の軸芯方
向と直角になるように挿入されている。
【0032】回転軸32の挿入部外周上には互いに反対
向きのねじれを有する一対のウォーム(以下、右ねじれ
ウォーム、左ねじれウォームということがある。)3
3、34がそれぞれ一体的に形成されており、両ウォー
ム33、34にそれぞれ対向する位置であって、回転軸
32の互いに反対側の位置には、一対の支軸35、36
がドライブシャフト4と平行にそれぞれ突設されてい
る。
【0033】両支軸35、36にはウォームホイール3
7、38が外嵌されて回転自在に支持されており、これ
らウォームホイール37、38は各ウォーム33、34
にそれぞれ噛合されている。両ウォームホイール37、
38には中間ギヤ39、40が軸芯合わせされて一体的
にそれぞれ連設されており、両中間ギヤ39、40は駆
動ギヤ12に噛合されている。
【0034】次に作用を説明する。 (1)払拭作動 ワイパスイッチ30がONされると、電源29、ワイパ
スイッチ30のON接点、アースと通電するため、モー
タ31が回転する。
【0035】モータ31の回転は回転軸32の両方のウ
ォーム33、34から両方のウォームホイール37、3
8および中間ギヤ39、40を経由して駆動ギヤ12に
伝達される。
【0036】駆動ギヤ12が回転すると、この回転は、
ドライブシャフト4のリンク5、ロッド7、リンケージ
8、シャフト9によりワイパアーム10の往復回動に変
換され、この往復回動によって、ワイパアーム10はワ
イパブレード11に払拭作動を行わせる。
【0037】この払拭作動中、駆動側係合部13と従動
側係合部19とが係合するため、クラッチ部材15は駆
動ギヤ12と共回りし、このクラッチ部材15に一体回
転するように取り付けられている第1可動接点16およ
び第2可動接点18は、第1および第2導電板24、2
5に摺接しながら公転することになる。
【0038】しかし、モータ31への通電はスイッチ2
8を迂回して行われているため、これら可動接点16、
18および導電板24、25の相対摺動がモータ31の
回転に影響を及ぼすことはない。
【0039】(2)通常の定位置停止作動 ワイパスイッチ30がOFFされると、ワイパスイッチ
30におけるON接点は開かれ、OFF接点が閉じられ
る。
【0040】ワイパスイッチ30が無作為にOFFされ
ることにより、OFFされた時にワイパブレードが窓の
途中に位置する場合、例えば、図5に想像線で示されて
いるように、第1および第2可動接点16、18は第1
および第2導電板24、25にそれぞれ接触している状
態にある。これによって、電源29、モータ31、ワイ
パスイッチ30のOFF接点、第1導電板24、第1可
動接点16、クラッチ部材15、可動接点片17、第2
可動接点18、第2導電板25、アースと通電するた
め、モータ31は回転を持続することになる。
【0041】モータ31の回転継続に伴って、第2可動
接点18が第2導電板25の非導電部26に達すると、
第2可動接点18と第2導電板25との導通が切られる
ため、モータ31には通電しなくなることになる。
【0042】モータ31、駆動ギヤ12等の回転系にお
ける惰性により、第2可動接点18が停止位置部片27
まで移動してこれに接触すると、第2可動接点18、停
止位置部片27、モータ31、ワイパスイッチ30のO
FF接点、第1導電板24、第1可動接点16、クラッ
チ部材15、可動接点片17、第2可動接点18の閉回
路が形成されるため、電気ブレーキが作用してモータ3
1は急停止されることになる。
【0043】このようにしてモータ31が急停止された
時、ワイパブレード11が窓の下隅における定位置に来
るように、各構成部分の相関関係が設定されているた
め、ワイパスイッチ30が無作為にOFFされても、ワ
イパブレード11は定位置に常に停止されることにな
る。
【0044】(3)異常時の停止作動 例えば、図5に示されているように、窓の下辺に雪41
が溜ったために、ワイパブレード11に押し戻し力が作
用したような場合、ワイパアーム10やロッド7等には
破線矢印で示されているような外力Fが作用し、ドライ
ブシャフト4にはリンク5を介して、実線矢印で示され
ている通常の回転方向Rと逆向きの回転力Pが作用する
ことになる。
【0045】仮に、従来例のように、第2導電板25ま
たは第2可動接点18が駆動ギヤ12と常に一体回転す
るように構成されている場合、駆動ギヤ12の正回転に
伴って非導電部26まで相対移動した第2可動接点18
は、ドライブシャフト4に加わる逆回転力Pにより駆動
ギヤ12が逆回転されるため、相対的に元の方向に戻さ
れて第2導電板25に再接触することになる。
【0046】この再接触により、再通電してモータ31
が再回転し、駆動ギヤ12が正方向Rに回転するため、
第2可動接点18は非導電部26に再移動することにな
る。第2可動接点18が非導電部26に再移動すると、
ドライブシャフト4に逆回転力Pが再び加わるため、第
2可動接点18は第2導電板25に押し戻される。
【0047】以降、この作動が繰り返されることによ
り、第2可動接点18と第2導電板25との間に導通と
非導通を繰り返すチャタリング現象が発生されることに
なる。
【0048】しかし、本実施例においては、駆動ギヤ1
2と第2可動接点18との間にクラッチ部材15が介設
されているため、このようなチャタリング現象は防止さ
れる。
【0049】すなわち、図5に示されているように、ワ
イパブレード11が窓の下辺まで移動されて雪41によ
り押し戻し力を受けた時、第2可動接点18が第2導電
板25を移動して非導電部26に達した場合、第2可動
接点18と第2導電板25との間が電気的に開かれるた
め、モータ31には通電しなくなる。
【0050】このとき、ドライブシャフト4に逆回転力
Pが作用すると、このシャフト4に一体化されているた
め、駆動ギヤ12は逆向きに回転されることになる。し
かし、駆動側係合部13と従動側係合部19とは駆動ギ
ヤ12が逆回転する場合には係合を解除するように構成
されているため、駆動ギヤ12が逆回転しても、クラッ
チ部材15は逆回転しないことになる。
【0051】つまり、駆動ギヤ12だけが逆回転し、ク
ラッチ部材15は取り残されることになるため、クラッ
チ部材15に一体回転するように取り付けられている可
動接点片17の第2可動接点18は非導電部26との接
触状態を維持することになる。これにより、モータ31
への非通電状態が持続されるため、モータ31は停止し
続けることになり、ワイパブレード11は窓の下隅に停
止され続けることになる。
【0052】本実施例によれば、クラッチ部材15がイ
ンシュレータではなく導電性部材によって構成されてい
るとともに、クラッチ部材15に一方の可動接点16が
一体的に形成されているため、第1導電板24を支軸1
4の周囲に近接して配置することができる。したがっ
て、蓋体3、さらにハウジング1を小型化させることが
できるとともに、部品点数、組付工数を低減させること
ができる。
【0053】クラッチ部材15自体に形成された第1可
動接点16が第1導電板14と摺接するように構成され
ているため、クラッチ部材15がインシュレータによっ
て形成されている場合よりも、その厚さの分だけ蓋体3
の厚さを薄くすることができる。
【0054】さらに、蓋体3が樹脂により一体成形され
ており、この蓋体3に各導電板24、25、27が一体
的に植設されているため、蓋体3の厚さをより一層薄く
することができるとともに、部品点数、組付工数を低減
させることができる。
【0055】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ハウジングの径方向寸法および厚さ方向(軸心方向)の
寸法を減少させることができるため、ワイパ駆動装置全
体を小型化することができ、また、部品点数および組付
工数を減少することができるため、製造コストを低減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるワイパ駆動装置の要部
を示す縦断面図である。
【図2】分解斜視図である。
【図3】ハウジングを開けた状態を示す図1のIII-III
線に沿う平面図である。
【図4】図1のIV-IV 線に沿う平面図である。
【図5】作用を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…本体、3…蓋体、4…ドライブシ
ャフト、5…リンク、6…ボールジョイント、7…ロッ
ド、8…リンケージ、9…シャフト、10…ワイパアー
ム、11…ワイパブレード、12…駆動ギヤ、13…駆
動側係合部、14…支軸、15…クラッチ部材、15a
…軸孔、16…第1可動接点、17…可動接点片、18
…第2可動接点、19…従動側係合部、20…ウエーブ
ワッシャ、21…平ワッシャ、22…ストッパリング、
24…第1導電板、25…第2導電板、26…非導電
部、27…停止位置部片、28…スイッチ、29…電
源、30…ワイパスイッチ、31…モータ、32…回転
軸、33、34…ウォーム、35、36…支軸、37、
38…ウォームホイール、39、40…中間ギヤ、41
…雪。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転されてワイパを駆動す
    る駆動ギヤと、駆動ギヤに係合するクラッチ部材と、前
    記モータの電気回路を開閉するスイッチを構成している
    第1導電板および第2導電板と、第1導電板および第2
    導電板にそれぞれ摺接しながら相対回転する第1可動接
    点および第2可動接点と、絶縁材料が用いられて成形さ
    れ前記第1導電板および第2導電板が前記クラッチ部材
    を回転自在に支承する支軸を中心として同心的に配され
    ているハウジングとを備えており、前記第1可動接点お
    よび第2可動接点が前記クラッチ部材にこれと一体回転
    するように配設されているワイパ駆動装置において、 前記第1導電板が円環状に形成されて前記支軸の周囲に
    近接して同軸に配されているとともに、前記第2導電板
    は前記第1導電板の外側に同軸に配されており、 前記クラッチ部材は導電性部材によって形成されてお
    り、このクラッチ部材の前記第1導電板と対向する摺動
    面には前記第1可動接点が形成されて前記第1導電板に
    弾性力をもって摺接されており、また、このクラッチ部
    材の第1可動接点の径方向外側には前記第2可動接点が
    電気的に導通可能に配されて前記第2導電板に弾性力を
    もって摺接されていることを特徴とするワイパ駆動装
    置。
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