JPH04310454A - 払拭角可変ワイパ装置 - Google Patents
払拭角可変ワイパ装置Info
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- JPH04310454A JPH04310454A JP3073340A JP7334091A JPH04310454A JP H04310454 A JPH04310454 A JP H04310454A JP 3073340 A JP3073340 A JP 3073340A JP 7334091 A JP7334091 A JP 7334091A JP H04310454 A JPH04310454 A JP H04310454A
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- Japan
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- wiper
- link rod
- crank arm
- pin
- arm
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Links
- 238000010408 sweeping Methods 0.000 title abstract 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 7
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008029 eradication Effects 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両に用いられワイパブ
レードの払拭範囲を変更することができる払拭角可変ワ
イパ装置に関する。
レードの払拭範囲を変更することができる払拭角可変ワ
イパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のワイパ装置のうち、ワイパブレ
ードの払拭範囲を変更することができる払拭角可変ワイ
パ装置が知られている。
ードの払拭範囲を変更することができる払拭角可変ワイ
パ装置が知られている。
【0003】この種のワイパ装置におけるワイパブレー
ドの払拭範囲を変更するための機構としては、種々のも
のが存在するが、例えば、ワイパブレード(ワイパアー
ム&ブレード)を回転可能に支持するピボツト軸の回転
範囲を変更することによりワイパブレードの払拭範囲を
変更する構成のもの、あるいは、ワイパモータに連結さ
れたクランクアームの有効ピツチやこのクランクアーム
とピボツト軸のピボツトレバーとを連結するリンクロツ
ドの有効ピツチを変更することによりワイパブレードの
払拭範囲を変更する構成のものが一般的に多用されてい
る。
ドの払拭範囲を変更するための機構としては、種々のも
のが存在するが、例えば、ワイパブレード(ワイパアー
ム&ブレード)を回転可能に支持するピボツト軸の回転
範囲を変更することによりワイパブレードの払拭範囲を
変更する構成のもの、あるいは、ワイパモータに連結さ
れたクランクアームの有効ピツチやこのクランクアーム
とピボツト軸のピボツトレバーとを連結するリンクロツ
ドの有効ピツチを変更することによりワイパブレードの
払拭範囲を変更する構成のものが一般的に多用されてい
る。
【0004】このようなワイパブレードの払拭範囲を変
更できるワイパ装置では、例えばワイパブレードの上反
転位置を、車両通常走行時における位置と車両高速走行
時における位置との二ヶ所で変更するように設定するこ
とにより、車両高速走行時や強風時にワイパを作動させ
た場合であっても、ワイパブレードの慣性力や風圧等の
ためにワイパブレードの上反転位置が正規の設定位置よ
りも更に移動する(所謂、オーバーランする)ことを防
止でき、これにより、ボデーのモールやブレードゴムが
損傷することを防止できる。
更できるワイパ装置では、例えばワイパブレードの上反
転位置を、車両通常走行時における位置と車両高速走行
時における位置との二ヶ所で変更するように設定するこ
とにより、車両高速走行時や強風時にワイパを作動させ
た場合であっても、ワイパブレードの慣性力や風圧等の
ためにワイパブレードの上反転位置が正規の設定位置よ
りも更に移動する(所謂、オーバーランする)ことを防
止でき、これにより、ボデーのモールやブレードゴムが
損傷することを防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如きワイパブレードの払拭範囲を変更できる従来のワイ
パ装置は、ワイパブレードの上反転位置を適宜変更する
ことにより車両の走行状態に拘わらずボデーやブレード
ゴムが損傷することを防止できるものの、反面、何れの
場合も構造が複雑で部品点数が多く、コストが高い欠点
があった。
如きワイパブレードの払拭範囲を変更できる従来のワイ
パ装置は、ワイパブレードの上反転位置を適宜変更する
ことにより車両の走行状態に拘わらずボデーやブレード
ゴムが損傷することを防止できるものの、反面、何れの
場合も構造が複雑で部品点数が多く、コストが高い欠点
があった。
【0006】例えば、ワイパブレードを回転可能に支持
するピボツト軸の回転範囲を変更することによりワイパ
ブレードの払拭範囲を変更する構成のものでは、ピボツ
ト軸の回転範囲を変更するためのアイドル軸(ダミー軸
)が設けられており、さらにこのアイドル軸を回転させ
るための専用のモータが必要であった。したがって、こ
れらのアイドル軸や専用モータのために部品点数が増加
して構造も複雑となり、必然的にコストも高くなる。 特に、このようなアイドル軸回転用の専用モータは、駆
動のためのコントローラや防水のための特別な保護機構
が不可欠であり、一層コスト高であった。
するピボツト軸の回転範囲を変更することによりワイパ
ブレードの払拭範囲を変更する構成のものでは、ピボツ
ト軸の回転範囲を変更するためのアイドル軸(ダミー軸
)が設けられており、さらにこのアイドル軸を回転させ
るための専用のモータが必要であった。したがって、こ
れらのアイドル軸や専用モータのために部品点数が増加
して構造も複雑となり、必然的にコストも高くなる。 特に、このようなアイドル軸回転用の専用モータは、駆
動のためのコントローラや防水のための特別な保護機構
が不可欠であり、一層コスト高であった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ワイパブレー
ドの払拭範囲を変更することができ、かつこれを簡単な
構造で部品点数が少なく低コストにて実現できる払拭角
可変ワイパ装置を得ることが目的である。
ドの払拭範囲を変更することができ、かつこれを簡単な
構造で部品点数が少なく低コストにて実現できる払拭角
可変ワイパ装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る払
拭角可変ワイパ装置は、ワイパモータの出力軸に連結さ
れて回転駆動されるクランクアームにリンクロツドを連
結し、前記リンクロツドの往復動作範囲を変更すること
によりワイパアームに連結されたワイパブレードの払拭
範囲を変更する払拭角可変ワイパ装置において、前記ワ
イパモータの正転時と逆転時で前記クランクアームと前
記リンクロツドとの連結中心位置を変更し、前記ワイパ
ブレードの上反転位置を変更することを特徴としている
。
拭角可変ワイパ装置は、ワイパモータの出力軸に連結さ
れて回転駆動されるクランクアームにリンクロツドを連
結し、前記リンクロツドの往復動作範囲を変更すること
によりワイパアームに連結されたワイパブレードの払拭
範囲を変更する払拭角可変ワイパ装置において、前記ワ
イパモータの正転時と逆転時で前記クランクアームと前
記リンクロツドとの連結中心位置を変更し、前記ワイパ
ブレードの上反転位置を変更することを特徴としている
。
【0009】請求項2の発明に係る払拭角可変ワイパ装
置は、ワイパモータの出力軸に連結されて回転駆動され
るクランクアームにリンクロツドを連結し、前記リンク
ロツドの往復動作範囲を変更することによりワイパアー
ムに連結されたワイパブレードの払拭範囲を変更する払
拭角可変ワイパ装置において、前記ワイパモータの正転
時の回転速度を低速とし逆転時の回転速度を高速とする
と共に、前記ワイパモータの正転時と逆転時で前記クラ
ンクアームと前記リンクロツドとの連結中心位置を変更
し、前記ワイパブレードの払拭角を前記ワイパモータの
正転時より逆転時を狭くしたことを特徴としている。
置は、ワイパモータの出力軸に連結されて回転駆動され
るクランクアームにリンクロツドを連結し、前記リンク
ロツドの往復動作範囲を変更することによりワイパアー
ムに連結されたワイパブレードの払拭範囲を変更する払
拭角可変ワイパ装置において、前記ワイパモータの正転
時の回転速度を低速とし逆転時の回転速度を高速とする
と共に、前記ワイパモータの正転時と逆転時で前記クラ
ンクアームと前記リンクロツドとの連結中心位置を変更
し、前記ワイパブレードの払拭角を前記ワイパモータの
正転時より逆転時を狭くしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の払拭角可変ワイパ装置では、ク
ランクアームとリンクロツドとの連結中心位置が、ワイ
パモータを正転させた場合と逆転させた場合とで変更さ
れ、このためクランクアームの実質的なアーム長が変更
されてワイパブレードの上反転位置が変更される。
ランクアームとリンクロツドとの連結中心位置が、ワイ
パモータを正転させた場合と逆転させた場合とで変更さ
れ、このためクランクアームの実質的なアーム長が変更
されてワイパブレードの上反転位置が変更される。
【0011】このように、単にワイパモータの回転方向
を正逆方向に切り換えることによりワイパブレードの払
拭範囲を変更できるため、構造が簡単で部品点数が少な
くコストの低減も図ることができる。
を正逆方向に切り換えることによりワイパブレードの払
拭範囲を変更できるため、構造が簡単で部品点数が少な
くコストの低減も図ることができる。
【0012】請求項2記載の払拭角可変ワイパ装置では
、クランクアームとリンクロツドとの連結中心位置が、
ワイパモータを正転させた場合すなわち低速回転時と、
逆転させた場合すなわち高速回転時とで変更され、クラ
ンクアームの実質的なアーム長が変更されてワイパブレ
ードの払拭範囲が変更される。さらに、高速回転させた
場合のほうが、ワイパブレードの払拭角が狭く設定され
る。この場合にも、単にワイパモータの回転方向を正逆
方向に切り換えることによりワイパブレードの払拭範囲
を変更できるため、構造が簡単で部品点数が少なくコス
トの低減も図ることができる。
、クランクアームとリンクロツドとの連結中心位置が、
ワイパモータを正転させた場合すなわち低速回転時と、
逆転させた場合すなわち高速回転時とで変更され、クラ
ンクアームの実質的なアーム長が変更されてワイパブレ
ードの払拭範囲が変更される。さらに、高速回転させた
場合のほうが、ワイパブレードの払拭角が狭く設定され
る。この場合にも、単にワイパモータの回転方向を正逆
方向に切り換えることによりワイパブレードの払拭範囲
を変更できるため、構造が簡単で部品点数が少なくコス
トの低減も図ることができる。
【0013】さらに、ワイパモータを高速回転させた場
合、ワイパブレードの払拭角が狭くなるため、車両高速
走行時のワイパブレードの慣性力や風圧等のためにワイ
パブレードが正規の設定位置よりも更に移動する(所謂
、オーバーランする)ことを防止でき、これにより、ボ
デーのモールやブレードゴムが損傷することを防止でき
る。
合、ワイパブレードの払拭角が狭くなるため、車両高速
走行時のワイパブレードの慣性力や風圧等のためにワイ
パブレードが正規の設定位置よりも更に移動する(所謂
、オーバーランする)ことを防止でき、これにより、ボ
デーのモールやブレードゴムが損傷することを防止でき
る。
【0014】
【実施例】図5には本発明に係る払拭角可変ワイパ装置
10の概略全体構成図が示されている。
10の概略全体構成図が示されている。
【0015】払拭角可変ワイパ装置10は、ワイパアー
ム12及びワイパブレード14を備えており、後に詳述
する駆動機構によってワイパアーム12がピボツト軸1
6周りに往復回動されてワイパブレード14が下反転位
置Xから上反転位置Y1 または上反転位置Y2 の間
で往復回動し、ウインドシールドガラスに付着した雨滴
等を払拭する。
ム12及びワイパブレード14を備えており、後に詳述
する駆動機構によってワイパアーム12がピボツト軸1
6周りに往復回動されてワイパブレード14が下反転位
置Xから上反転位置Y1 または上反転位置Y2 の間
で往復回動し、ウインドシールドガラスに付着した雨滴
等を払拭する。
【0016】ピボツト軸16に支持されたワイパアーム
12にはセグメントレバー18の一端が連結されており
、さらにセグメントレバー18の他端にはリンクロツド
20の一端が連結されている。リンクロツド20の他端
はワイパモータのクランクアーム22に連結されている
。このため、ワイパモータによるクランクアーム22の
回転力は、リンクロツド20を介してセグメントレバー
18へ伝達されてセグメントレバー18が回動され、こ
れによってワイパアーム12が往復回動される構成であ
る。
12にはセグメントレバー18の一端が連結されており
、さらにセグメントレバー18の他端にはリンクロツド
20の一端が連結されている。リンクロツド20の他端
はワイパモータのクランクアーム22に連結されている
。このため、ワイパモータによるクランクアーム22の
回転力は、リンクロツド20を介してセグメントレバー
18へ伝達されてセグメントレバー18が回動され、こ
れによってワイパアーム12が往復回動される構成であ
る。
【0017】ここで、図1にはリンクロツド20とクラ
ンクアーム22との連結部分が分解斜視図にて示されて
おり、図2には前記連結部分の断面図が示されている。
ンクアーム22との連結部分が分解斜視図にて示されて
おり、図2には前記連結部分の断面図が示されている。
【0018】クランクアーム22の先端部には、長手軸
線と直交する方向にクランクピン24が圧入されてかし
め固定されており、さらにクランクピン24にはボール
ピン26が回転自在に取り付けられている。ボールピン
26の軸芯には透孔28が形成されており、この透孔2
8内にクランクピン24が入り込み、クランクピン24
の先端部にCリング30が取り付けられて抜け止めとな
っている。ボールピン26の外周には突起32が形成さ
れている。
線と直交する方向にクランクピン24が圧入されてかし
め固定されており、さらにクランクピン24にはボール
ピン26が回転自在に取り付けられている。ボールピン
26の軸芯には透孔28が形成されており、この透孔2
8内にクランクピン24が入り込み、クランクピン24
の先端部にCリング30が取り付けられて抜け止めとな
っている。ボールピン26の外周には突起32が形成さ
れている。
【0019】一方、ボールピン26の下端にはカム34
が同軸的でかつ一体に形成されている。カム34の外周
一部には凹部36が形成されている。図4に示す如く、
この凹部36は、カム34の周方向に沿った一方の側壁
は周方向に沿って滑らかに傾斜して形成されており、一
方、カム34の周方向に沿った他方の側壁は半径方向に
切り立って形成されている。この凹部36には係止ピン
38が嵌入可能である。
が同軸的でかつ一体に形成されている。カム34の外周
一部には凹部36が形成されている。図4に示す如く、
この凹部36は、カム34の周方向に沿った一方の側壁
は周方向に沿って滑らかに傾斜して形成されており、一
方、カム34の周方向に沿った他方の側壁は半径方向に
切り立って形成されている。この凹部36には係止ピン
38が嵌入可能である。
【0020】係止ピン38は、クランクピン24の側方
に固定されたケース40内に圧縮スプリング42と共に
収容されており、この圧縮スプリング42の付勢力によ
って常にカム34の方向へ付勢されている。このため、
係止ピン38は常にカム34の外周に押圧当接している
。ここで、図4に示す如く、係止ピン38がカム34の
凹部36に嵌入した状態では、カム34すなわちボール
ピン26はクランクアーム22に対して、図4矢印A方
向にのみ回転可能である。すなわち、カム34(ボール
ピン26)がクランクアーム22に対して図4矢印A方
向へ回転しようとする場合には、係止ピン38が凹部3
6の一方の傾斜側壁に押圧されて圧縮スプリング42を
押し縮めながらこの傾斜側壁を登り上がって凹部36か
ら抜け出し、以後のボールピン26のクランクアーム2
2に対する相対回転が可能となる。一方、カム34(ボ
ールピン26)がクランクアーム22に対して図4矢印
B方向へ回転しようとする場合には、係止ピン38が凹
部36の他方の垂直側壁に係止されて移動が阻止される
ため、ボールピン26のクランクアーム22に対する相
対回転はできない構成である。
に固定されたケース40内に圧縮スプリング42と共に
収容されており、この圧縮スプリング42の付勢力によ
って常にカム34の方向へ付勢されている。このため、
係止ピン38は常にカム34の外周に押圧当接している
。ここで、図4に示す如く、係止ピン38がカム34の
凹部36に嵌入した状態では、カム34すなわちボール
ピン26はクランクアーム22に対して、図4矢印A方
向にのみ回転可能である。すなわち、カム34(ボール
ピン26)がクランクアーム22に対して図4矢印A方
向へ回転しようとする場合には、係止ピン38が凹部3
6の一方の傾斜側壁に押圧されて圧縮スプリング42を
押し縮めながらこの傾斜側壁を登り上がって凹部36か
ら抜け出し、以後のボールピン26のクランクアーム2
2に対する相対回転が可能となる。一方、カム34(ボ
ールピン26)がクランクアーム22に対して図4矢印
B方向へ回転しようとする場合には、係止ピン38が凹
部36の他方の垂直側壁に係止されて移動が阻止される
ため、ボールピン26のクランクアーム22に対する相
対回転はできない構成である。
【0021】ボールピン26にはクランクピンケース4
4が嵌まり込んでいる。クランクピンケース44は全体
として略円柱形で、図2及び図3に示す如く、内部には
下面が開口するボール収納部46が形成されている。こ
のボール収納部46内にボールピン26が入り込むこと
によりクランクピンケース44がボールピン26に連結
されている。ここで、クランクピンケース44に形成さ
れたボール収納部46は、クランクピンケース44の軸
線CL1 からαだけずれて(αだけオフセツトされて
)形成されている。したがって、クランクピンケース4
4は、その軸線CL1 がボールピン26の軸線CL2
からαだけオフセツトされた状態で連結されている。
4が嵌まり込んでいる。クランクピンケース44は全体
として略円柱形で、図2及び図3に示す如く、内部には
下面が開口するボール収納部46が形成されている。こ
のボール収納部46内にボールピン26が入り込むこと
によりクランクピンケース44がボールピン26に連結
されている。ここで、クランクピンケース44に形成さ
れたボール収納部46は、クランクピンケース44の軸
線CL1 からαだけずれて(αだけオフセツトされて
)形成されている。したがって、クランクピンケース4
4は、その軸線CL1 がボールピン26の軸線CL2
からαだけオフセツトされた状態で連結されている。
【0022】ボール収納部46には溝48が形成されて
いる。溝48はボールピン26の突起32に対応してい
る。すなわち、ボール収納部46内にボールピン26が
入り込みさらに突起32が溝48に嵌まり込むことによ
り、クランクピンケース44がボールピン26に固定さ
れる構成である。したがって、この状態では、クランク
ピンケース44とボールピン26とは相対回転が不能で
あり常に一体的に回転する。
いる。溝48はボールピン26の突起32に対応してい
る。すなわち、ボール収納部46内にボールピン26が
入り込みさらに突起32が溝48に嵌まり込むことによ
り、クランクピンケース44がボールピン26に固定さ
れる構成である。したがって、この状態では、クランク
ピンケース44とボールピン26とは相対回転が不能で
あり常に一体的に回転する。
【0023】クランクピンケースの上端部にはカム部5
0が一体的に形成されている。カム部50の外周一部に
は凹部52が形成されている。図4に示す如く、この凹
部52は、カム部50の周方向に沿った一方の側壁は周
方向に沿って滑らかに傾斜して形成されており、一方、
カム部50の周方向に沿った他方の側壁は半径方向に切
り立って形成されている。なお、図4に示す如く、この
凹部52はボールピン26のカム34に形成された凹部
36とは互いに周方向の反対側の対向する位置に形成さ
れ、さらに、凹部36と凹部52のそれぞれ傾斜する側
壁及び切り立った垂直壁は周方向に対して同じ向きに形
成されている。
0が一体的に形成されている。カム部50の外周一部に
は凹部52が形成されている。図4に示す如く、この凹
部52は、カム部50の周方向に沿った一方の側壁は周
方向に沿って滑らかに傾斜して形成されており、一方、
カム部50の周方向に沿った他方の側壁は半径方向に切
り立って形成されている。なお、図4に示す如く、この
凹部52はボールピン26のカム34に形成された凹部
36とは互いに周方向の反対側の対向する位置に形成さ
れ、さらに、凹部36と凹部52のそれぞれ傾斜する側
壁及び切り立った垂直壁は周方向に対して同じ向きに形
成されている。
【0024】一方、クランクピンケース44のカム部5
0の下方には、リンクロツド20が連結されている。リ
ンクロツド20の先端にはリング状の連結部54が形成
されており、さらにピン収納部56がインサート成形さ
れている。この連結部54内にクランクピンケース44
の下部が入り込み、クランクピンケース44の下端部に
Cリング58が取り付けられて抜け止めとなってリンク
ロツド20がクランクピンケース44に連結される構成
である。
0の下方には、リンクロツド20が連結されている。リ
ンクロツド20の先端にはリング状の連結部54が形成
されており、さらにピン収納部56がインサート成形さ
れている。この連結部54内にクランクピンケース44
の下部が入り込み、クランクピンケース44の下端部に
Cリング58が取り付けられて抜け止めとなってリンク
ロツド20がクランクピンケース44に連結される構成
である。
【0025】ここで、リンクロツド20がクランクピン
ケース44に連結された状態では、クランクピンケース
44の軸線CL1 はボールピン26の軸線CL2 か
らαだけオフセツトされて連結されているため、このク
ランクピンケース44に連結されたリンクロツド20も
ボールピン26の軸線CL2 に対してαだけオフセツ
トされて連結されている(換言すれば、リンクロツド2
0とクランクピンケース44の連結中心は、ボールピン
26の軸線CL2 からαだけオフセツトされている)
。
ケース44に連結された状態では、クランクピンケース
44の軸線CL1 はボールピン26の軸線CL2 か
らαだけオフセツトされて連結されているため、このク
ランクピンケース44に連結されたリンクロツド20も
ボールピン26の軸線CL2 に対してαだけオフセツ
トされて連結されている(換言すれば、リンクロツド2
0とクランクピンケース44の連結中心は、ボールピン
26の軸線CL2 からαだけオフセツトされている)
。
【0026】リンクロツド20のピン収納部56には係
止ピン60が圧縮スプリング62と共に収容されており
、この圧縮スプリング62の付勢力によって常にクラン
クピンケース44のカム部50の方向へ付勢されている
。このため、係止ピン60は常にカム部50の外周に押
圧当接している。ここで、図4に示す如く、係止ピン6
0がカム部50の凹部52に嵌入した状態では、カム部
50すなわちクランクピンケース44はリンクロツド2
0に対して、図4矢印C方向にのみ回転可能である。 すなわち、カム部50(クランクピンケース44)がリ
ンクロツド20に対して図4矢印C方向へ回転しようと
する場合には、係止ピン60が凹部52の一方の傾斜側
壁に押圧されて圧縮スプリング62を押し縮めながら傾
斜側壁を登り上がって凹部52から抜け出し、以後のク
ランクピンケース44のリンクロツド20に対する相対
回転が可能となる。一方、カム部50(クランクピンケ
ース44)がリンクロツド20に対して図4矢印D方向
へ回転しようとする場合には、係止ピン60が凹部52
の他方の垂直側壁に係止されて移動が阻止されるため、
クランクピンケース44のリンクロツド20に対する相
対回転はできない構成である。
止ピン60が圧縮スプリング62と共に収容されており
、この圧縮スプリング62の付勢力によって常にクラン
クピンケース44のカム部50の方向へ付勢されている
。このため、係止ピン60は常にカム部50の外周に押
圧当接している。ここで、図4に示す如く、係止ピン6
0がカム部50の凹部52に嵌入した状態では、カム部
50すなわちクランクピンケース44はリンクロツド2
0に対して、図4矢印C方向にのみ回転可能である。 すなわち、カム部50(クランクピンケース44)がリ
ンクロツド20に対して図4矢印C方向へ回転しようと
する場合には、係止ピン60が凹部52の一方の傾斜側
壁に押圧されて圧縮スプリング62を押し縮めながら傾
斜側壁を登り上がって凹部52から抜け出し、以後のク
ランクピンケース44のリンクロツド20に対する相対
回転が可能となる。一方、カム部50(クランクピンケ
ース44)がリンクロツド20に対して図4矢印D方向
へ回転しようとする場合には、係止ピン60が凹部52
の他方の垂直側壁に係止されて移動が阻止されるため、
クランクピンケース44のリンクロツド20に対する相
対回転はできない構成である。
【0027】前述の構成によりリンクロツド20が連結
されたクランクアーム22は、図示を省略したワイパモ
ータによって正逆両方向に回転される。なおここで、ク
ランクアーム22の正転時の回転速度が低速とされ、ク
ランクアーム22の逆転時の回転速度が高速とされるよ
うにワイパモータの回転速度が制御されている。
されたクランクアーム22は、図示を省略したワイパモ
ータによって正逆両方向に回転される。なおここで、ク
ランクアーム22の正転時の回転速度が低速とされ、ク
ランクアーム22の逆転時の回転速度が高速とされるよ
うにワイパモータの回転速度が制御されている。
【0028】次に本実施例の作用を説明する。
【0029】上記構成の払拭角可変ワイパ装置10では
、ワイパモータを制御してクランクアーム22の回転方
向を正逆方向に切り換えることにより、ワイパブレード
14の払拭範囲を変更することができる。ここで、図6
乃至図8には、クランクアーム22を正転させた場合に
おけるリンクロツド20とクランクアーム22の連結部
分の作動状態が示されており、図9乃至図11には、ク
ランクアーム22を逆転させた場合におけるリンクロツ
ド20とクランクアーム22の連結部分の作動状態が示
されている。
、ワイパモータを制御してクランクアーム22の回転方
向を正逆方向に切り換えることにより、ワイパブレード
14の払拭範囲を変更することができる。ここで、図6
乃至図8には、クランクアーム22を正転させた場合に
おけるリンクロツド20とクランクアーム22の連結部
分の作動状態が示されており、図9乃至図11には、ク
ランクアーム22を逆転させた場合におけるリンクロツ
ド20とクランクアーム22の連結部分の作動状態が示
されている。
【0030】なお、各図において、
CL1 :リンクロツド20とクランクアーム22の連
結中心(クランクピンケース44の軸線)CL2 :ボ
ールピン26の軸線 O :クランクアーム22の回転中心R
:回転中心Oから連結中心CL1 までの距離(距離r
+オフセツト量α) r :回転中心Oから軸線CL2 までの距離を
表している。
結中心(クランクピンケース44の軸線)CL2 :ボ
ールピン26の軸線 O :クランクアーム22の回転中心R
:回転中心Oから連結中心CL1 までの距離(距離r
+オフセツト量α) r :回転中心Oから軸線CL2 までの距離を
表している。
【0031】先ず、クランクアーム22を正方向に低速
で回転させ、ワイパブレード14を拡角で往復回動させ
て広い払拭範囲とする場合の作動を説明する。
で回転させ、ワイパブレード14を拡角で往復回動させ
て広い払拭範囲とする場合の作動を説明する。
【0032】運転開始の際すなわちワイパブレード14
が下反転位置Xに在る状態では、図6に示す如く、クラ
ンクアーム22とリンクロツド20とは互いに同一直線
上で連結された状態となっており、したがってリンクロ
ツド20は図6右方向へ最も押し込まれている。また、
係止ピン38がカム34(ボールピン26)の凹部36
に嵌入しており、さらに係止ピン60がクランクピンケ
ース44(カム部50)の凹部52に嵌入している。
が下反転位置Xに在る状態では、図6に示す如く、クラ
ンクアーム22とリンクロツド20とは互いに同一直線
上で連結された状態となっており、したがってリンクロ
ツド20は図6右方向へ最も押し込まれている。また、
係止ピン38がカム34(ボールピン26)の凹部36
に嵌入しており、さらに係止ピン60がクランクピンケ
ース44(カム部50)の凹部52に嵌入している。
【0033】ここで、クランクアーム22が正転(図6
矢印CCW方向)されると、カム34(ボールピン26
)がクランクアーム22に対して図6矢印B方向へ回転
しようとするが係止ピン38が凹部36の他方の垂直側
壁に係止されて移動が阻止されるため、ボールピン26
のクランクアーム22に対する相対回転はできない。 一方、カム部50(クランクピンケース44)において
は、クランクアーム22の回転によってカム部50がリ
ンクロツド20に対して図6矢印C方向へ相対回転しよ
うとする。このため、係止ピン60が凹部52の一方の
傾斜側壁に押圧されて圧縮スプリング62を押し縮めな
がら傾斜側壁を登り上がって凹部52から抜け出し、以
後のクランクピンケース44のリンクロツド20に対す
る相対回転が可能となる。
矢印CCW方向)されると、カム34(ボールピン26
)がクランクアーム22に対して図6矢印B方向へ回転
しようとするが係止ピン38が凹部36の他方の垂直側
壁に係止されて移動が阻止されるため、ボールピン26
のクランクアーム22に対する相対回転はできない。 一方、カム部50(クランクピンケース44)において
は、クランクアーム22の回転によってカム部50がリ
ンクロツド20に対して図6矢印C方向へ相対回転しよ
うとする。このため、係止ピン60が凹部52の一方の
傾斜側壁に押圧されて圧縮スプリング62を押し縮めな
がら傾斜側壁を登り上がって凹部52から抜け出し、以
後のクランクピンケース44のリンクロツド20に対す
る相対回転が可能となる。
【0034】これにより、図7に示す如く、クランクア
ーム22はボールピン26及びクランクピンケース44
と互いに相対関係が維持されて一体となった状態のまま
で回転し、リンクロツド20のみがクランクピンケース
44に対して相対回転しながら順次移動される。
ーム22はボールピン26及びクランクピンケース44
と互いに相対関係が維持されて一体となった状態のまま
で回転し、リンクロツド20のみがクランクピンケース
44に対して相対回転しながら順次移動される。
【0035】クランクアーム22の回転が進行し、正転
方向に180度回転されると、図8に示す如く、リンク
ロツド20も180度移動されて最も引っ張られた状態
となり、これによってワイパブレード14は上反転位置
Y1 に至る。
方向に180度回転されると、図8に示す如く、リンク
ロツド20も180度移動されて最も引っ張られた状態
となり、これによってワイパブレード14は上反転位置
Y1 に至る。
【0036】以後は前述の回転が順次繰り返されて、ワ
イパブレード14は下反転位置Xと上反転位置Y1 と
の間で往復回動される。
イパブレード14は下反転位置Xと上反転位置Y1 と
の間で往復回動される。
【0037】このように、クランクアーム22を正転さ
せた場合には、リンクロツド20とクランクアーム22
の連結中心(クランクピンケース44の軸線)CL1
は、クランクアーム22の回転中心Oから半径Rの円軌
道上を移動する。これにより、図5に実線にて示す如く
、セグメントレバー18が拡角で往復移動されてワイパ
ブレード14が拡角(下反転位置Xと上反転位置Y1と
の間)で往復回動され、広い払拭範囲とされる。
せた場合には、リンクロツド20とクランクアーム22
の連結中心(クランクピンケース44の軸線)CL1
は、クランクアーム22の回転中心Oから半径Rの円軌
道上を移動する。これにより、図5に実線にて示す如く
、セグメントレバー18が拡角で往復移動されてワイパ
ブレード14が拡角(下反転位置Xと上反転位置Y1と
の間)で往復回動され、広い払拭範囲とされる。
【0038】次に、クランクアーム22を逆転させ、ワ
イパブレード14を狭角で往復回動させて狭い払拭範囲
とする場合の作動を説明する。
イパブレード14を狭角で往復回動させて狭い払拭範囲
とする場合の作動を説明する。
【0039】運転開始の際すなわちワイパブレード14
が下反転位置Xに在る状態では、図9に示す如く、クラ
ンクアーム22とリンクロツド20とは同一直線上で連
結され、係止ピン38がカム34(ボールピン26)の
凹部36に嵌入し係止ピン60がクランクピンケース4
4(カム部50)の凹部52に嵌入しており、前述の正
転の場合と同じである。
が下反転位置Xに在る状態では、図9に示す如く、クラ
ンクアーム22とリンクロツド20とは同一直線上で連
結され、係止ピン38がカム34(ボールピン26)の
凹部36に嵌入し係止ピン60がクランクピンケース4
4(カム部50)の凹部52に嵌入しており、前述の正
転の場合と同じである。
【0040】ここで、クランクアーム22が逆転(図9
矢印CW方向)されると、カム部50(クランクピンケ
ース44)がリンクロツド20に対して図9矢印D方向
へ相対回転しようとするが、係止ピン60が凹部52の
他方の垂直側壁に係止されて移動が阻止されるため、ク
ランクピンケース44のリンクロツド20に対する相対
回転はできない。一方、ボールピン26においては、カ
ム34がクランクアーム22に対して図9矢印A方向へ
回転しようとする。このため、係止ピン38が凹部36
の一方の傾斜側壁に押圧されて圧縮スプリング42を押
し縮めながらこの傾斜側壁を登り上がって凹部36から
抜け出し、以後のボールピン26のクランクアーム22
に対する相対回転が可能となる。
矢印CW方向)されると、カム部50(クランクピンケ
ース44)がリンクロツド20に対して図9矢印D方向
へ相対回転しようとするが、係止ピン60が凹部52の
他方の垂直側壁に係止されて移動が阻止されるため、ク
ランクピンケース44のリンクロツド20に対する相対
回転はできない。一方、ボールピン26においては、カ
ム34がクランクアーム22に対して図9矢印A方向へ
回転しようとする。このため、係止ピン38が凹部36
の一方の傾斜側壁に押圧されて圧縮スプリング42を押
し縮めながらこの傾斜側壁を登り上がって凹部36から
抜け出し、以後のボールピン26のクランクアーム22
に対する相対回転が可能となる。
【0041】これにより、図10に示す如く、リンクロ
ツド20はクランクピンケース44及びボールピン26
と相対関係が維持され一体となった状態のままで、クラ
ンクアーム22に対して相対回転しながら移動される。
ツド20はクランクピンケース44及びボールピン26
と相対関係が維持され一体となった状態のままで、クラ
ンクアーム22に対して相対回転しながら移動される。
【0042】クランクアーム22の回転が進行し、逆転
方向に180度回転されると、図11に示す如く、リン
クロツド20も180度移動されて最も引っ張られた状
態となる。この時点においては、リンクロツド20とク
ランクアーム22の連結中心(クランクピンケース44
の軸線)CL1 は、ボールピン26の軸線CL2 か
らオフセツト量αだけ内側に移動した位置に在る。した
がって、図5に破線にて示す如く、ワイパブレード14
は上反転位置Y2 に至る。
方向に180度回転されると、図11に示す如く、リン
クロツド20も180度移動されて最も引っ張られた状
態となる。この時点においては、リンクロツド20とク
ランクアーム22の連結中心(クランクピンケース44
の軸線)CL1 は、ボールピン26の軸線CL2 か
らオフセツト量αだけ内側に移動した位置に在る。した
がって、図5に破線にて示す如く、ワイパブレード14
は上反転位置Y2 に至る。
【0043】このように、クランクアーム22を高速で
逆転させた場合には、リンクロツド20とクランクアー
ム22の連結中心CL1 は、クランクアーム22の回
転中心Oからオフセツト量αだけ内側に移動した回転中
心O1を中心として半径rの円軌道上を移動する。した
がってこの場合には、クランクアーム22のアーム長さ
が実質的に減少された状態で回転されることになり、セ
グメントレバー18が狭角で往復移動され、ワイパブレ
ード14が狭角(下反転位置Xと上反転位置Y2 との
間)で往復回動されて狭い払拭範囲とされ、ワイパブレ
ード14の上反転位置が変更される。
逆転させた場合には、リンクロツド20とクランクアー
ム22の連結中心CL1 は、クランクアーム22の回
転中心Oからオフセツト量αだけ内側に移動した回転中
心O1を中心として半径rの円軌道上を移動する。した
がってこの場合には、クランクアーム22のアーム長さ
が実質的に減少された状態で回転されることになり、セ
グメントレバー18が狭角で往復移動され、ワイパブレ
ード14が狭角(下反転位置Xと上反転位置Y2 との
間)で往復回動されて狭い払拭範囲とされ、ワイパブレ
ード14の上反転位置が変更される。
【0044】このように、払拭角可変ワイパ装置10で
は、クランクアーム22とリンクロツド20との連結中
心位置(クランクピンケース44の軸線)CL1 が、
ワイパモータを正転させた場合すなわち低速回転時と、
逆転させた場合すなわち高速回転時とで変更され、クラ
ンクアーム22の実質的なアーム長が変更されてワイパ
ブレード14の払拭範囲が変更される。さらに、高速回
転させた場合のほうが、ワイパブレード14の払拭角が
狭く設定される。
は、クランクアーム22とリンクロツド20との連結中
心位置(クランクピンケース44の軸線)CL1 が、
ワイパモータを正転させた場合すなわち低速回転時と、
逆転させた場合すなわち高速回転時とで変更され、クラ
ンクアーム22の実質的なアーム長が変更されてワイパ
ブレード14の払拭範囲が変更される。さらに、高速回
転させた場合のほうが、ワイパブレード14の払拭角が
狭く設定される。
【0045】したがって、単にクランクアーム22の回
転方向を正逆方向に切り換えることによりワイパブレー
ド14の払拭範囲を変更でき、払拭範囲変更のための特
別なモータ等の部品が不要となるため、構造が簡単で部
品点数が少なくコストの低減も図ることができる。
転方向を正逆方向に切り換えることによりワイパブレー
ド14の払拭範囲を変更でき、払拭範囲変更のための特
別なモータ等の部品が不要となるため、構造が簡単で部
品点数が少なくコストの低減も図ることができる。
【0046】さらに、ワイパモータを高速逆回転させた
場合、ワイパブレード14の払拭角が狭くなるため、車
両高速走行時のワイパブレード14の慣性力や風圧等の
ためにワイパブレード14が正規の設定位置(例えば、
上反転位置Y1 )よりも更に移動する(所謂、オーバ
ーランする)ことを防止でき、これにより、ボデーのモ
ールやブレードゴムが損傷することを防止できる。
場合、ワイパブレード14の払拭角が狭くなるため、車
両高速走行時のワイパブレード14の慣性力や風圧等の
ためにワイパブレード14が正規の設定位置(例えば、
上反転位置Y1 )よりも更に移動する(所謂、オーバ
ーランする)ことを防止でき、これにより、ボデーのモ
ールやブレードゴムが損傷することを防止できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る払拭角可
変ワイパ装置は、ワイパブレードの払拭範囲を変更する
ことができ、かつこれを簡単な構造で部品点数が少なく
低コストにて実現できる優れた効果を有する。
変ワイパ装置は、ワイパブレードの払拭範囲を変更する
ことができ、かつこれを簡単な構造で部品点数が少なく
低コストにて実現できる優れた効果を有する。
【図1】本発明に係る払拭角可変ワイパ装置のリンクロ
ツドとクランクアームとの連結部分を示す分解斜視図で
ある。
ツドとクランクアームとの連結部分を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1に対応するリンクロツドとクランクアーム
との連結部分の断面図である。
との連結部分の断面図である。
【図3】ボール収納部を示すリンクロツドの裏面図であ
る。
る。
【図4】カムの凹部と係止ピンの対応関係を示すクラン
クアームとリンクロツドを分離した状態における概略平
面図である。
クアームとリンクロツドを分離した状態における概略平
面図である。
【図5】払拭角可変ワイパ装置の概略全体構成図である
。
。
【図6】クランクアームを正転させた場合におけるリン
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
【図7】クランクアームを正転させた場合におけるリン
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
【図8】クランクアームを正転させた場合におけるリン
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
【図9】クランクアームを逆転させた場合におけるリン
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
クロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示す
作動説明図である。
【図10】クランクアームを逆転させた場合におけるリ
ンクロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示
す作動説明図である。
ンクロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示
す作動説明図である。
【図11】クランクアームを逆転させた場合におけるリ
ンクロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示
す作動説明図である。
ンクロツドとクランクアームの連結部分の対応関係を示
す作動説明図である。
10 払拭角可変ワイパ装置
12 ワイパアーム
14 ワイパブレード
18 セグメントレバー
20 リンクロツド
22 クランクアーム
24 クランクピン
26 ボールピン
34 カム
44 クランクピンケース
50 カム部
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイパモータの出力軸に連結されて回
転駆動されるクランクアームにリンクロツドを連結し、
前記リンクロツドの往復動作範囲を変更することにより
ワイパアームに連結されたワイパブレードの払拭範囲を
変更する払拭角可変ワイパ装置において、前記ワイパモ
ータの正転時と逆転時で前記クランクアームと前記リン
クロツドとの連結中心位置を変更し、前記ワイパブレー
ドの上反転位置を変更することを特徴とする払拭角可変
ワイパ装置。 - 【請求項2】 ワイパモータの出力軸に連結されて回
転駆動されるクランクアームにリンクロツドを連結し、
前記リンクロツドの往復動作範囲を変更することにより
ワイパアームに連結されたワイパブレードの払拭範囲を
変更する払拭角可変ワイパ装置において、前記ワイパモ
ータの正転時の回転速度を低速とし逆転時の回転速度を
高速とすると共に、前記ワイパモータの正転時と逆転時
で前記クランクアームと前記リンクロツドとの連結中心
位置を変更し、前記ワイパブレードの払拭角を前記ワイ
パモータの正転時より逆転時を狭くしたことを特徴とす
る払拭角可変ワイパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073340A JPH04310454A (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 払拭角可変ワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073340A JPH04310454A (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 払拭角可変ワイパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04310454A true JPH04310454A (ja) | 1992-11-02 |
Family
ID=13515332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3073340A Pending JPH04310454A (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 払拭角可変ワイパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04310454A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348734A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-21 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | ワイパリンク装置 |
JP2001010449A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | ワイパ装置 |
JP2001018759A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | ワイパモータ |
KR101040313B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2011-06-10 | 삼성탈레스 주식회사 | 가변 구동각을 가지는 와이퍼장치 |
US10106127B2 (en) | 2015-12-18 | 2018-10-23 | Goodrich Aerospace Services Private Limited | Wiper system with variable sweep angle motor drive |
JP2019172057A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社デンソー | ワイパ装置及びワイパ装置の制御方法 |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP3073340A patent/JPH04310454A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348734A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-21 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | ワイパリンク装置 |
JP2001010449A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | ワイパ装置 |
JP2001018759A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | ワイパモータ |
KR101040313B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2011-06-10 | 삼성탈레스 주식회사 | 가변 구동각을 가지는 와이퍼장치 |
US10106127B2 (en) | 2015-12-18 | 2018-10-23 | Goodrich Aerospace Services Private Limited | Wiper system with variable sweep angle motor drive |
US10766461B2 (en) | 2015-12-18 | 2020-09-08 | Rosemount Aerospace Inc. | Variable sweep angle motor drive |
JP2019172057A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社デンソー | ワイパ装置及びワイパ装置の制御方法 |
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