JP2001014883A - 冗長機能を有する不揮発性半導体メモリ装置のための不良アドレスデータ記憶回路および不良アドレスデータ書き込み方法 - Google Patents

冗長機能を有する不揮発性半導体メモリ装置のための不良アドレスデータ記憶回路および不良アドレスデータ書き込み方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルへの不良アドレスデータ書き込み
時のゲートディスターブを回避する。 【解決手段】 不良アドレスデータ記憶回路において、
電気的に書き込み及び消去可能なメモリセルを行と列に
配置し、複数のワード線rwl0〜rwl3を各行のメモリセ
ルにそれぞれ接続すると共に、複数のビット線bl0〜bl
7を各列のメモリセルにそれぞれ接続する。さらに、ビ
ット線を選択するカラムデコーダ4と、不良アドレスデ
ータの書き込み動作のたびに異なるワード線を選択する
ワード線デコーダ回路5とを設ける。不良アドレスデー
タの書き込みの度に、異なるワード線を選択するので、
同じワード線につながるメモリセルには一度しか書き込
み用の電圧は印加されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリセルアレイ
内の不良部分を予備のもの(冗長)に置換して救済する
冗長機能を有した不揮発性半導体メモリ装置に関し、よ
り詳しくは、このような不揮発性半導体メモリ装置にお
いて不良部分のアドレスデータを記憶するための回路お
よびそのようなアドレスデータの書き込み方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体メモリ装置では、歩留り
を向上させるために、不良ビット線、不良ワード線、不
良メモリセルを予備のもの(冗長)と置換する手法が知
られている。このような手法を用いる不揮発性半導体メ
モリ装置では、不良ビット線、不良ワード線、不良メモ
リセルのアドレス、つまり不良アドレスのデータを記憶
する必要がある。
【0003】従来、不良アドレスデータを記憶する方法
として最も一般的なものは、たとえば特開平6−150
689等に開示されているように、ヒューズを用いるも
のである。図9にヒューズを用いた不良アドレスデータ
記憶回路の一例を示す。ここでは3ビットのアドレスデ
ータを記憶する場合を示している。
【0004】この回路では、不良ビットのアドレスが1
01とすると、2番目のヒューズF1が切断される。こ
の不良ビット(不良アドレス)の特定とヒューズの切断
はデバイスのテスト時に行われる。
【0005】次に、テストが終了し、実際のデバイスが
動作する場合について述べる。電源電圧Vccが立ち上が
ると、rdcamen信号も“ハイ”レベルとなり、この信号
がゲートに入力されるトランジスタTrがオンする。こ
のとき、1番目のヒューズF0と3番目のヒューズF2
は導通しているため、該当するインバータIn0,In
2の入力段に電圧Vssが入力され、インバータの出力端
子radd0,radd2は“ハイ”レベルとなる。一方、端子
radd1からの出力信号については、ヒューズF1が切断
されているので、対応するインバータIn1の入力段は
キャパシタCを介して一旦Vccとなり、出力は“ロー”
レベルとなり、PチャンネルMOSトランジスタPがオ
ンすることで、“ロー”レベルがラッチされる。この結
果、出力端子radd0〜radd2からは101が出力され
る。
【0006】この手法で最も問題となるのが、ヒューズ
の部分のレイアウト面積である。高集積化が進み、記憶
するアドレスが増加するにつれてこの部分のレイアウト
面積が増加してしまうため、面積の縮小化が必要とな
る。
【0007】この問題を解決する手段の1つとして、た
とえば特開平5−276018で開示されているよう
に、ヒューズの代わりに電気的に書換可能な不揮発性半
導体メモリセルを用いる手法がある。図10に3ビット
のアドレスを記憶するその一例の回路図を示す。図10
から分かるように、図9に示したヒューズの部分に電気
的に書換可能なフローティングゲートを有する不揮発性
半導体メモリセルM0〜M2を配置している。この場
合、ヒューズ切断の代わりに、不揮発性半導体メモリセ
ルへの書き込みが必要となる。したがって、ビット線選
択信号bitsel0, bitsel1, bitsel2によってトランス
ファーゲートTr0, Tr1, Tr2を選択的にオンする
カラムデコーダ(図せず)と、不良アドレスデータを書
き込むためのデータラッチ回路LATおよびレベルシフ
ターHVが付加されている。
【0008】この回路にアドレス101を記憶する場合
について述べる。図10に示した回路は、ETOX(EP
ROM Thin OXide)に代表される、チャネルホットエレク
トロンを用いて書き込みを行うフラッシュメモリに適応
したものである.このタイプのフラッシュメモリでは、
初期状態におけるメモリセルのしきい値は1V〜2V付
近にある。
【0009】書き込みはチャネルホットエレクトロンを
用いて行う。図10のデータ線DLには不良アドレスが
シリアルに出力される。まず、不良アドレス101の最
初の“1”に相当する“ハイ”レベルの信号がデータ線
DLに出力される。この信号は書き込みデータラッチ回
路LATにて反転してラッチされ、“ロー”レベルの信
号がレベルシフターHVに入力され、レベルシフターH
Vは0Vを出力する。結果、トランスファーゲートTr
3はオフ状態となる。
【0010】一方、メモリセルのワード線WLに電圧V
pp(例えば10V)が印加される。そして、メモリセル
M0に書き込みを行うべく、電圧Vppの信号bitsel0が
トランスファーゲートTr0に印加されるので、トラン
スファーゲートTr0はオンする。しかし、先のトラン
スファーゲートTr3がオフのため、ビット線BL0は
フローティング状態となり、従って、メモリセルM0に
は書き込みは行われず、メモリセルM0のしきい値は低
い状態(2V以下)のままとなる。この時、ビット線B
L1及びBL2もフローティング状態である。
【0011】次のタイミングでは、データ線DLには不
良アドレス101の“0”に相当する“ロー”レベルの
信号が出力される。また、電圧Vppの信号bitsel1がト
ランスファーゲートTr1に印加され、トランスファー
ゲートTr1がオンする。レベルシフターHVからは
“ハイ”レベル(Vppのレベル)の信号が出力されるた
め、トランスファーゲートTr3はオンし、電圧hhprg
(例えば6V)がビット線BL1に出力される。この
時、ビット線BL0及びBL2はフローティング状態で
ある。一方、ワード線WLには、Vppが印加されている
ため、チャネルホットエレクトロンによりメモリセルM
1への書き込みが行われ、しきい値が上昇する。
【0012】続いて、不良アドレス101の最後の
“1”に相当するデータがメモリセルM2に格納される
わけであるが、これは先に説明したメモリセルM0への
動作と同様であり、結果、メモリセルM2への書き込み
は行われず、M2のしきい値は低い状態を保持する。
【0013】このような不良アドレスの特定とメモリセ
ルへの不良アドレスデータの書き込みはデバイスのテス
ト時、基本的には、ウエハテスト時に行なわれる。ウエ
ハテストは、1つのチップに対して、1回だけ行なわれ
るのではなく、何度か、少なくとも、常温テスト、高温
テストの2回は行なわれる。そして、上記のような不良
アドレスデータの書き込みはテスト毎に行なわれるの
で、常温テスト時、高温テスト時の最低2度は行なわれ
ることになる。また、例えば、常温テストにおいても、
いくつかのテスト項目があり、全てのテストが終了し
て、不良アドレスデータを書き込むのではなく、テスト
項目により、その都度データを書き込む手法を用いるの
が通常である。
【0014】そして、上記書き込みは、以下に述べるよ
うに、デバイスの電源の立ち上がり時に不良アドレス等
のデータを出力させるようにするため、通常、1つのワ
ード線上のメモリセルに対して行なわれている。
【0015】次に、不良アドレスデータが記憶されたあ
と、実際にデバイスが使用された時の動作について述べ
る。
【0016】まず、デバイスに電源電圧が印加される
と、信号rdcamenもVcc(例えば3V)に立ち上がり、
この信号がゲートに入力されるトランスファーゲートT
rがオンする。また、ワード線WLもVccに立ち上がる
ため、しきい値の低いメモリセルM0、M2がオンし、
ビット線BL0とBL2はVssレベルに引かれる。この
ため、出力端子radd0とradd2からは反転された“ハ
イ”レベルの信号が出力される。
【0017】一方、ビット線BL1は、メモリセルM1
のしきい値が高くなっているためオンせず、電源電圧の
投入時にVccからキャパシタC1を介して、ビット線B
L1の電位が上がるため、インバータIn1の出力は
“ロー”となり、これによりPチャンネルMOSトラン
ジスタPがオンすることで、インバータIn1入力段も
“ハイ”に確定、ラッチされることになる。これによ
り、先の図9のヒューズの場合と同様に、インバータの
出力端子radd0、radd1、radd2には不良アドレスデー
タ101が出力される。
【0018】以上はチャネルホットエレクトロンを用い
るタイプのフラッシュメモリのものである。
【0019】近年、フラッシュメモリの高集積化に伴
い、低消費電力化が求められている。このため、書き込
み(プログラム)や消去(イレース)の動作にFN(Fo
wler‐Nordheim ファウラー-ノーデハイム)トンネル
現象を用いることで、低消費電力化を可能としている。
ここで、書き込み及び消去の両方にFNトンネル現象を
用いるフラッシュメモリをFN−FNタイプのフラッシ
ュメモリと呼ぶ。FN−FNタイプのフラッシュメモリ
を利用して不良アドレスデータを記憶させる場合、その
記憶回路は、図10の回路図から、図11に示すような
回路となることが想像できる。次に、この回路の動作に
ついて説明する。
【0020】まず、メモリセルを次のようにして一括し
て消去(しきい値の高い状態)する。共通ソース、及び
メモリセルが形成されている基板(ウェル)にVns(た
とえば−8V)を印加する。また、信号rdcamen及び信
号rdpgenがゲートに入力されるトランスファーゲートT
rをオフにすることで、全ビット線BLをオープン状態
とし、メモリセルのコントロールゲートに接続されるワ
ード線WLにはVpp(例えば10V)を印加する。これ
により、FNトンネル現象が発生し、チャネル層から電
子がフローティングゲートに注入されることで、メモリ
セルのしきい値が4V以上に上昇し、消去状態となる。
【0021】次に、不良アドレスデータをメモリセルに
書き込む。データ線DLには不良アドレスがシリアルに
出力され、これにタイミングを合わせてカラムデコーダ
(図示せず)からのビット線選択信号bitsel0、bitsel
1、bitsel2によりトランスファーゲートTr0,Tr
1,Tr2がオンもしくはオフすることになる。
【0022】まず、それぞれの所定のラッチ回路LAT
0,LAT1,LAT2に不良アドレスデータを転送す
る。先と同様、不良アドレスを101とすれば、最初の
“1”のデータに相当する“ハイ”がデータ線DLに出
力される。信号bitsel0によりトランスファーゲートT
r0がオンし、ラッチ回路LAT0には“ハイ”がラッ
チされる。次のタイミングでは、“0”のデータに相当
する“ロー”が、この時点でオンとなったトランスファ
ーゲートTr1を介してラッチ回路LAT1に入力さ
れ、ラッチされる。続いて、同様に、ラッチ回路LAT
2には“ハイ”がラッチされる。
【0023】次に、ワード線WLにVnn(例えば−8
V)を印加し、また、メモリセルヘの書き込み速度をあ
げるため、hhprg信号の電圧レベルを先のVcc(例えば
3V)からVpg(例えば5V)に昇圧し、rdpgen信号を
Vpps(例えば7V)にすることで、ゲートにrdpgen信
号が入力されるトランスファーゲートTrをオンにす
る。ラッチ回路LAT0、ラッチ回路LAT2には、
“ハイ”がラッチされているため、ビット線BL0及び
BL2には、Vpgが出力される。これにより、メモリセ
ルアレイ内のメモリセルM0とM2のドレイン側でFN
トンネル現象が発生し、フローテイングゲートの電子が
ドレイン側に引き抜かれることで、しきい値は2V以下
に低下し、書き込みがなされたことになる。一方、メモ
リセルM1については、ラッチ回路LAT1に“ロー”
がラッチされているため、ビット線BL1がVss(0
V)となることから、書き込みは行われず、しきい値は
4V以上のままを維持する。ここまではrdcamen信号が
ゲートに入力されるトランスファーゲートTrはオフで
よい。
【0024】不良アドレスデータが記憶されたあと、実
際にデバイスが使用された時の動作については先と同様
であり、ワード線WLにはVcc(例えば3V)を、共通
ソースにはVss(0V)を印加するようにして、デバイ
スに電源を投入すると、出力端子radd0、radd1、radd
2から不良アドレスデータ101が出力される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリの場
合、検討しなければならない問題の1つとしてディスタ
ーブがある。この場合、特に、問題となるのは、書き込
み時のゲートディスターブである。
【0026】図10に示したフラッシュメモリでの書き
込みゲートディスターブの状態を図12に模式的に示
す。図12に示されているのは非選択メモリセルであ
る。非選択メモリセルのコントロールゲートも、選択メ
モリセルと同一のワード線WLに接続されているため、
データ書き込み(プログラム)時には、Vpp(10V)
が印加される。ソースは、図10から分かるように、V
ss(0V)の共通ソースに全て接続されている。一方、
ドレインは、これに接続されるビット線がフローティン
グ状態(オープン)である。ここで基板(ウェル)は選
択メモリセルも非選択メモリセルも共通であり、Vss
(0V)とすることから、非選択メモリセルといえども
フローティングゲートと基板(ウェル)との間の電界に
より、軽い書き込み状態となり、非選択メモリセルのし
きい値が変動(この場合、高くなる。ディスターブ)す
る。これが大きくなると、本来は消去状態であるにもか
かわらず、「書き込み状態」と誤読み出しを起こすこと
になる。
【0027】ただし、チャネルホットエレクトロンの場
合には、1セル当たりの書き込み速度が1μs程度であ
るので、前記したような手法で1セルごとに順に書き込
む方式の場合で、例えば256個のメモリセルを順に書
き込んだとしても、最も厳しい条件で255μsのディ
スターブ時間しかならない。この長さは、ディスターブ
時間としては非常に短く、十分耐えられるため、メモリ
セルのしきい値が変動し、誤読み出しをおこすような問
題はおきない。
【0028】しかし、図11に示したようにアドレスデ
ータをラッチ回路に一括転送してメモリアレイ内のメモ
リセルに書き込みを行う回路方式では、以下のような問
題が起きる。
【0029】FN−FNタイプのフラッシュメモリで
の、FNトンネル現象を用いて書き込む速度は、先のチ
ャネルホットエレクトロンタイプのものと比較して非常
に遅く、1メモリセル当たり1ms程度かかる。FNト
ンネル現象を用いて書き込むタイプのフラッシュメモリ
のゲートディスターブ状態の一例を図13に模式的に示
す。
【0030】図13に示されているメモリセルは非選択
メモリセルである。非選択メモリセルのコントロールゲ
ートも、選択メモリセルと同一のワード線WLに接続さ
れているため、不良アドレスデータの書き込み時には、
Vnn(−8V)が印加される。非選択メモリセルのドレ
インは、先の説明(書き込まれないメモリセルの動作)
及び図11から分かるように、これに接続されるビット
線BLがVss(0V)であり、一方、ソースはオープン
(共通ソース線がオープン)である。ここで基板(ウェ
ル)は選択メモリセルも非選択メモリセルも共通であ
り、Vss(0V)とすることから、非選択メモリセルと
いえどもフローティングゲートと基板(ウェル)との間
の電界により、軽い書き込み状態となり、非選択メモリ
セルのしきい値が変動(この場合、低くなる。ディスタ
ーブ)し、この変動が大きくなると本来は消去状態であ
るにもかかわらず、「書き込み状態」と誤読み出しを起
こすことになる。
【0031】FNトンネル現象を用いた書き込みは、先
に述べたように書き込み速度が遅く、1メモリセル当た
り1ms程度であるので、例えば、256個のメモリセ
ルに順に書き込んだ場合、ゲートディスターブ時間は2
55ms(「選択されている時間1ms」プラス「他の
メモリセルが選択されている時間255ms」)とな
る。さらに、上述したように複数のテスト(例えば、ウ
ェハレベルでの常温テスト、高温テスト及び各々での各
項目別テスト)が行われると、先のゲートディスターブ
時間は膨大なものとなる。この非常に長いゲートディス
ターブ時間により、メモリセルのしきい値が変動してし
まう。実際には、2ms以上のゲートディスターブ時間
が生じると、メモリセルの中には製造条件等によりしき
い値が低下して4Vよりも小さくなるものも出てきてい
る。
【0032】このしきい値の低下が進み、ワード線WL
にVccが印加されるとメモリセルに電流が流れるように
なり、これにより不良アドレスラッチ回路の入力段のし
きい値電圧Vthを下回ると、端子raddでの出力は本来
“ロー”であるはずのものが、“ハイ”と誤出力され、
誤った不良アドレスが出力されることになる。
【0033】そこで、本発明の目的は、冗長機能を有す
る不揮発性半導体メモリ装置のメモリセルアレイに不良
部分があった場合に、上記不良部分のアドレスデータを
記憶する不良アドレスデータ記憶回路であって、不良ア
ドレスデータの書き込み時のゲートディスターブを回避
でき、したがって信頼性を高めることを可能とする不揮
発性半導体メモリ装置のための不良アドレスデータ記憶
回路を提供すると共に、そのような不良アドレスデータ
記憶回路への不良アドレスデータ書き込み方法を提供す
ることにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の不良アドレスデータ記憶回路は、冗長機能
を有する不揮発性半導体メモリ装置のメモリセルアレイ
に不良部分があった場合に、上記不良部分のアドレスデ
ータを記憶する不良アドレスデータ記憶回路であって、
行と列に配置された電気的に書き込み及び消去可能なメ
モリセルと、各行のメモリセルにそれぞれ接続される複
数のワード線と、各列のメモリセルにそれぞれ接続され
る複数のビット線と、ビット線を選択するビット線選択
手段と、不良アドレスデータの書き込み動作のたびに異
なるワード線を選択するワード線選択手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0035】一方、本発明の不良アドレスデータ書き込
み方法は、冗長機能を有する不揮発性半導体メモリ装置
のメモリセルアレイに不良部分があった場合に、行と列
に配置された電気的に書き込み及び消去可能なメモリセ
ルと、各行のメモリセルにそれぞれ接続される複数のワ
ード線と、各列のメモリセルにそれぞれ接続される複数
のビット線とを有し、上記不揮発性半導体メモリ装置に
含まれる不良アドレスデータ記憶回路に上記不良部分の
アドレスデータを書き込むための方法であって、上記複
数のワード線をすべて選択することにより、上記不良ア
ドレスデータ記憶回路内のメモリセル全てを一括して消
去する第1のステップと、複数のワード線のうちの1つ
を選択すると共に、書き込むべきアドレスデータのビッ
ト数に応じた数のビット線を選択し、この選択したワー
ド線およびビット線につながるメモリセルにアドレスデ
ータを書き込む第2のステップとを備え、上記第2のス
テップを繰り返し行なう場合には、既に選択されたワー
ド線とは異なるワード線を選択することにより、不良ア
ドレスデータの書き込みごとに、異なるワード線につな
がるメモリセルに書き込みを行うことを特徴としてい
る。
【0036】本発明によれば、書き込み毎に、異なるワ
ード線に接続されたメモリセルに書き込みを行う、つま
り、1つのワード線につながるメモリセルには一度しか
書き込み用の電圧を印加しないため、複数の書き込みを
行っても、1本のワード線のみを用いていた従来技術に
比べて、メモリセルヘのゲートディスターブ(書き込み
状態のメモリセルのしきい値の変動)は極めて小さく、
従って、不良アドレスデータを誤読み出しするような事
態を回避できる。この結果、信頼性の高い不良アドレス
データ記憶回路を実現できる。よって、この不良アドレ
スデータ記憶回路を備えた不揮発性半導体メモリ装置に
おいては、不良ビット線や不良ワード線等のアドレスを
別の救済用メモリセルのあるアドレスに確実に置換する
ことが出来る。したがって、この発明は、大容量化する
不揮発性半導体メモリ装置の歩留り向上ならびに製造コ
ストの低減に寄与できる。
【0037】また、複数のワード線を用いる本発明は、
1本のワード線のみを用いていた従来技術に比べて、メ
モリセルへの書き込み時のゲートディスターブ時間が非
常に短いので、この発明を書き込み時間の遅いFN-F
Nタイプの不揮発性半導体メモリ装置にも好適に適用す
ることができる。
【0038】また、本発明によれば、不良アドレスデー
タ記憶回路でのメモリセルを、マトリックス状のアレイ
構成にすることで、テスト回数への自由度を持たせるこ
とができる。また、メモリセル配列パターンを均一化す
ることで、露光等での製造条件を均一化できるため、不
良アドレスデータ記憶回路のメモリセルを、この不良ア
ドレスデータ記憶回路を使用する不揮発性半導体メモリ
装置本来のメモリセルの特性に近く、かつ、特性のばら
つきを減らして構成できる。
【0039】一実施形態においては、同一ビット線につ
ながるメモリセルに書き込みが行なわれないよう、書き
込み毎に異なるビット線が選択される。こうすること
で、ドレインディスターブを極力小さくできる。また、
この構成は、書き込みが行なわれたメモリセルのつなが
るデータ線を同時に選択して、書き込みデータを一斉に
読み出すことを可能とする。
【0040】一実施形態においては、メモリセルの消去
動作、書き込み動作がともにファウラー−ノーデハイム
・トンネリング現象を用いて行なわれる。
【0041】FN-FNタイプは、低消費電力でのフロ
ーテイングゲートヘの電子の注入並びに放出が可能なの
で、低消費電力でメモリセルヘの消去並びに書き込みが
行なえる。したがって、電源電圧Vccから各種昇圧電圧
を作るチャージポンプ回路の負担が減少することで、低
消費電力化だけではなく、電源電圧も低くすることがで
きる。
【0042】また、一実施形態においては、メモリセル
を一括して消去する際に、すべてのワード線が選択され
て、すべてのメモリセルが、書き込みデータの読み出し
時にワード線に印加される読み出し電圧の値よりしきい
値が高い状態にされると共に、書き込みが行なわれなか
ったメモリセルは、不良アドレスデータ書き込み動作後
もこのしきい値の高い状態を保持するようになってい
る。
【0043】このようにすることにより、複数回に分け
て異なるワード線のメモリセルに書き込んでも、同じビ
ット線に接続された複数のメモリセルの中から、書き込
まれていないメモリセル(しきい値が高い状態)の影響
を受けることなく、書き込まれたメモリセル(しきい値
の低い状態)があれば、データとして有効に出力するこ
とが出来る。従って、複数回のテストの結果をその都
度、異なるワード線と異なるビット線のメモリセルに書
き込んで記憶させることが出来ると共に、不良アドレス
データ記憶回路内の書き込みが行われた全てのワード線
に、読み出し電圧(消去状態のしきい値と書き込み状態
のしきい値のほぼ中間値)を印加することで、不良アド
レスデータ記憶回路が組み込まれたデバイスへの電源投
入時に、一括してこれら不良アドレスデータを正確に出
力することが出来る。
【0044】上記読み出し電圧として、望ましくは、電
源電圧が使用される。電源電圧Vccを用いることで、新
たに電圧発生回路を設けることなく、読み出し電圧を得
ることが出来る。また、メモリセルのしきい値の高い状
態を、電源電圧Vccより高く設定することで、(電源投
入時を含む)通常のデバイス動作時において、不良アド
レスデータ記憶回路のメモリセルのワード線に読み出し
電圧(例えば、Vcc)を印加してもメモリセルをオフ状
態とすることが出来、また、しきい値を十分高くするこ
とで、読み出しマージンとできる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態を示
した図面において、図9〜図11の回路で使用されてい
るのと同様の信号、信号線、端子等には図9〜図11で
使用したのと同じ符号を用いることとする。
【0046】(実施の形態1)本発明を実施した不良ア
ドレスデータ記憶回路の一例を図1に示す。図から分か
るように、この回路は、マトリックス状(この例では4
行8列)に配列された複数のメモリセルm00〜m37
を有するメモリセルアレイ1、各列に対応する書き込み
ラッチ回路2(2-0〜2-7)、同じく各列に対応する
不良アドレスラッチ回路3(3-0〜3-7)、ビット線
選択信号bitsel0〜bitsel7を出力するカラムデコーダ
4、およびワード線デコーダ回路5を備えている。ま
た、各書き込みラッチ回路2の入力側にはカラムデコー
ダ4からの信号bitsel0〜bitsel7がゲートに入力され
るトランスファーゲートTr0〜Tr7が接続されてい
る。さらに、メモリセルアレイ1と各書き込みラッチ回
路2との間およびメモリセルアレイ1と各不良アドレス
ラッチ回路3との間には、ゲートにrdpgen信号が入力さ
れるトランスファーゲートTraおよびゲートにrdcamen
信号が入力されるトランスファーゲートTrbがそれぞれ
接続されている。各行のメモリセルのコントロールゲー
トは、対応するワード線rwl0,rwl1,rwl2,rwl3に接
続されている。また、各列のメモリセルのドレインは対
応するビット線bl0〜bl7に接続され、全メモリセルの
ソースは共通ソースに接続されている。
【0047】各書き込みラッチ回路2は図4に示す回路
構成を有し、各不良アドレスラッチ回路は3は図3に示
す回路構成を有する。不良アドレスラッチ回路3は、キ
ャパシタ31とPチャネルMOSトランジスタ32とイ
ンバータ33とを含んでおり、図9〜11に示されたも
のと同様の構成である。一方、書き込みラッチ回路2
は、2つのインバータ21,22の他、rdrstb信号がゲ
ートに入力されるPチャネルMOSトランジスタ23を
含んでおり、図11に示された書き込みラッチ回路にP
チャネルMOSトランジスタ23を加えた回路構成とな
っている。
【0048】次に、上記構成の不良アドレスデータ記憶
回路への書き込み方法を説明する。
【0049】まず最初に、全部のメモリセルを一括して
消去状態(しきい値の高い状態)にする。この場合、不
良アドレスを記憶するメモリセルと、図示しない本来の
メモリセルとを一括して消去してもよい。
【0050】消去は共通ソース、及びメモリセルが形成
されている基板(ウェル)にVns(例えば−8V)を印
加する。また、rdcamen信号及びrdpgen信号がゲートに
入力されるトランスファーゲートTrb,Traをオフにす
ることで、全メモリセルのドレインに接続されるビット
線bl0〜bl7をオープン状態とし、メモリセルのコント
ロールゲートに接続されるワード線rwl0〜rwl3にはVpp
(例えば10V)を印加する。これにより、FNトンネ
ル現象が発生し、チャネル層から電子がフローティング
ゲートに注入されることで、不良アドレスを記憶するた
めの全てのメモリセルm00〜m37のしきい値が4V以
上に上昇し、消去状態となる。
【0051】次に、先に述べたように複数のウェハテス
トを実施する中で、不良アドレスのデータ書き込みを行
なう。まず、第1回目のテスト結果に基づいての不良ア
ドレスのデータの書き込みについて述べる。ここでは、
メモリセルm00、m01にデータ0、1を書き込むも
のとする。
【0052】最初にrdrstb信号を“ハイ”から“ロー”
にする。これは、書き込みラッチ回路2の初期状態を決
めるもので、これにより各書き込みラッチ回路2からの
出力rdaは“ロー”に設定される。この後、rdrstb信号
を“ハイ”に戻す。まず、データ線DL0には、第1の
タイミングで不良アドレスデータ0に相当する“ロー”
が出力される。これにタイミングを合わせてカラムデコ
ーダからbitsel0に“ハイ”が出力され、トランスファ
ーゲートTr0はオンとなる(このとき、他のトランス
ファーゲートはオフの状態にある。)。これにより、
“ロー”は、書き込みラッチ回路2−0に入力される
が、この書き込みラッチ回路2−0の出力rda0は“ロ
ー”を維持する。なお、この段階では、hhprgはVcc
(例えば、3V)の電位を有し、一方、rdpgen信号は
“ロー”状態となっており、この信号がゲートに接続さ
れているトランスファーゲートTraはオフ状態である。
【0053】次に第2のタイミングで、不良アドレスデ
ータ1に相当する“ハイ”がデータ線DL0に出力され
る。これにタイミングを合わせて、カラムデコーダから
“ハイ”のbitsel1信号が出力され、トランスファーゲ
ートTr1がオンする(このとき、他のトランスファー
ゲートはオフの状態である。)。データ線DL0上の
“ハイ”レベルの信号は、書き込みラッチ回路2-1に
入力され、これにより、書き込みラッチ回路2-1の出
力rda1は“ハイ”となり、ラッチされる。
【0054】以上のようにしてデータの転送が終了する
と、メモリセルヘの書き込み速度を上げるため、hhprg
信号をVpg(例えば、5V)に昇圧する。また、rdpgen
信号をVpps(例えば、7V)にして、このrdpgen信号
がゲートに入力されるトランスファーゲートTraをオン
にする。これにより、メモリセルm00のドレインに
は、rda0の“ロー”であるVss(0V)が、一方、メ
モリセルm01のドレインには、rda1の“ハイ”であ
るVpgが印加されることになる。また、ソースは、共通
ソースに接続され、フローティング状態(オープン)と
なっている。
【0055】ワード線デコーダ回路5より、ワード線rw
l0にVnn(例えば、−8V)が印加されると、これに
より、メモリセルm01でFNトンネル現象が発生し、
フローティングゲートから電子が引き抜かれる(書き込
みが行われる)。この結果、メモリセルm01のしきい
値が低下し、2V以下になる。一方、メモリセルm00
はドレインがVssなのでFNトンネル現象は発生せず、
フローテイングゲートからはほとんど電子は引き抜かれ
ることはなく、従って、初期の消去状態(しきい値が4
V以上)を維持している。
【0056】尚、m00とm01以外で同じワード線rw
l0がコントロールゲートに接続されているメモリセル
(m02他)では、書き込みラッチ回路2の出力rdaは
“ロー”に初期設定されたままであるので、これらのド
レインにはVssが出力されており、メモリセルm00と
同様にしきい値は4V以上を維持している。
【0057】以上、第1回目のテスト結果に基づいての
不良アドレスのデータ0、1の書き込みについて説明し
た。
【0058】次に、第2回目のテスト結果に基づいての
不良アドレスのデータの第2回目の書き込みについて述
べる。ここでは、先とは異なるワード線rwl1にコント
ロールゲートが接続されているメモリセルm12、m1
3に、不良アドレスデータ0、1をそれぞれ書き込むも
のとする。
【0059】最初にrdrstb信号を“ハイ”から“ロー”
にする。これは、書き込みラッチ回路2(図4参照)の
初期状態を決めるもので、これにより各書き込みラッチ
回路2からの出力rdaは“ロー”に設定される。この
後、rdrstb信号を“ハイ”に戻す。
【0060】まず、データ線DL0には、第1のタイミ
ングで、不良アドレスデータ0に相当する“ロー”の信
号が出力される。これにタイミングを合わせて、カラム
デコーダ4からbitsel2に“ハイ”が出力され、トラン
スファーゲートTr2はオンとなる(このとき他のトラ
ンスファーゲートはオフの状態である。)。これによ
り、“ロー”は、書き込みラッチ回路2-2に入力され
る。このときこの書き込みラッチ回路2-2の出力rda2
は“ロー”であったため、“ロー”を維持する。
【0061】尚、この段階では、hhprg信号はVcc(例
えば、3V)となっており、一方、rdpgen信号は“ロ
ー”レベルとなっているので、この信号がゲートに接続
されているトランスファーゲートTraはオフ状態であ
る。
【0062】次に第2のタイミングでデータ線DL0に
は、不良アドレスデータ1に相当する“ハイ”が出力さ
れる。これにタイミングを合わせてカラムデコーダから
“ハイ”のbitsel3信号が出力され、トランスファーゲ
ートTr3はオンする。このとき他のトランスファーゲ
ートはオフの状態である。データ線DL0上の“ハイ”
の信号は、書き込みラッチ回路2-3に入力され、これ
により、書き込みラッチ回路2-3の出力rda3は“ハ
イ”となり、ラッチされる。
【0063】以上のようにしてデータの転送が終了する
と、メモリセルヘの書き込み速度をあげるため、hhprg
信号をVpg(例えば、5V)に昇圧する。また、rdpgen
信号をVpps(例えば、7V)にし、このrdpgen信号が
ゲートに入力されているトランスファーゲートTraをオ
ンにする。これにより、メモリセルm12のドレインに
は、書き込みラッチ回路2の出力rda2の“ロー”であ
るVss(0V)が印加され、一方、メモリセルm13の
ドレインには、出力rda3の“ハイ”であるVpgが印加
されることになる。また、ソースは、共通ソースに接続
されフローティング状態(オープン)となっている。
【0064】ワード線デコーダ回路5より、今度はワー
ド線rwl1にVnn(例えば、−8V)が印加され、これ
により、メモリセルm13でFNトンネル現象が発生
し、フローティングゲートから電子が引き抜かれる(書
き込みが行われる)ことで、メモリセルm13のしきい
値が低下し、2V以下になる。一方、メモリセルm12
はドレインがVssなのでFNトンネル現象は発生せず、
フローテイングゲートからはほとんど電子は引き抜かれ
ることはなく、従って、初期の消去状態(しきい値が4
V以上)を維持している。
【0065】尚、メモリセルm12とm13以外で、同
じワード線rwl1がコントロールゲートに接続されてい
るメモリセル(m10,m11他)では、書き込みラッチ
回路2の出力rdaは“ロー”に初期設定されたままであ
るので、これらのドレインにはVssが出力されており、
メモリセルm12と同様にしきい値は4V以上を維持し
ている。
【0066】以上、第2回目のテスト結果に基づいての
不良アドレスのデータ0、1の書き込みについて説明し
た。
【0067】第3回目のテスト結果に基づいての不良ア
ドレスのデータの書き込みを行う場合は、今度は、ワー
ド線デコーダ回路5によりワード線rwl2を選択して、
メモリセルm24、m25に不良アドレスデータを記憶
させる。同様に、第4回目の書き込みは、ワード線rwl
3を選択してメモリセルm36、m37に行うことにな
る。
【0068】なお、以上の不良アドレスデータの書き込
みの際には、rdcamen信号は“ロー”レベルになってお
り、したがって、この線がゲートに接続されたトランス
ファーゲートTra(メモリセルアレイ1と不良アドレス
ラッチ回路3との間にあるトランスファーゲート)はオ
フ状態となっている。
【0069】以上のように、異なるタイミングでの書き
込みは、異なるワード線でかつ、異なるビット線(ドレ
インに接続)につながるメモリセルに不良アドレスデー
タの書き込み動作を行っていく。このように1つのワー
ド線に接続されたメモリセルヘの書き込みを1回とする
ことで、FN―FNタイプのフラッシュメモリで問題と
なるゲートディスターブによるメモリセルのしきい値の
変動を回避することができる。
【0070】次に、以上のようにして不良アドレスデー
タ記憶回路に不良アドレスデータが書き込まれているデ
バイスの通常動作時の動作について説明する。通常に動
作させる場合の電源投入時の各信号の立ち上がり状態を
図5に示す。この図から分かるように、電源電圧Vccが
上昇するに従い、不良アドレスが書き込まれている全て
のワード線rwl0〜rwl3とrdcamenの電圧が同じくVcc
まで立ち上がる。これにより、rdcamen信号がゲートに
入力されているトランスファーゲートTrbはオンとな
る。また、このとき、rdpgen信号は“ロー”であり、こ
の信号がゲートに入力されているトランスファーゲート
Tra(書き込みラッチ回路2とメモリセルアレイ1との
間にあるトランスファーゲート)はオフ状態である。な
お、電源投入時のワード線rwl0〜rwl3への印加電圧
は、本来のメモリセルアレイの読み出し動作(リード)
時に選択ワード線に印加する電圧と同じでも良い。
【0071】本発明の特徴は、異なるワード線につなが
るメモリセルにデータを書き込み、書き込まれたメモリ
セルがつながるワード線が、デバイスの通常動作時にお
いては全て立ち上がる点である。もし、1つの同じビッ
ト線blにつながるメモリセルのうち、1つでもデータ
“1”が書き込まれている(つまり、そのメモリセルの
しきい値が2V以下)場合、例えば、メモリセルm01
が2V以下であり、同一ビット線bl1につながる他の3
つのメモリセルm11、m21、m31はイレース状態
でしきい値が高い状態を維持している場合には、電源電
圧Vccが立ち上がると、図3に示す不良アドレスラッチ
回路3(3-1)において、入力rbl1の電圧は、Vccと
接続されたキャパシタ31のカップリングによって一旦
は上昇する。しかしながら、メモリセルm01のしきい
値が低いため、電流が流れ、rbl1の電圧がメモリセル
m01を通してディスチャージし、rbl1は共通ソース
の電位Vssとなる。結果として、出力radd0は“ハイ”
状態、つまりデータ“1”となる。
【0072】一方、例えば、書き込まれたデータが0の
場合、例えば、メモリセルm00が4V以上であり、同
一ビット線bl0につながる外の3つのメモリセルm1
0,m20,m30もイレース状態でしきい値が高い状
態の場合、全てのメモリセルのしきい値が4V以上なの
で、メモリセルを通して電流が流れない。そのため、対
応する不良アドレスラッチ回路3(3-0)では、rbl0
の電圧が、電源Vccと接続されたキャパシタ31のカッ
プリングによって上昇し、これによりインバータ33の
出力は“ロー”となり、PチャンネルMOSトランジス
タ32がオンして、rbl0はVccでラッチされる。した
がって、出力radd0は“ロー”状態つまりデータ“0”
となる。
【0073】上述の例では、メモリセルm01、m13
がプログラム状態(しきい値が2V以下)であるため、
これらのメモリセルのドレインが接続されている不良ア
ドレスラッチ回路3-1,3-3の出力端子radd1、radd
3はいずれも“ハイ”となる。一方、メモリセルm0
0、m12は消去状態(しきい値が4V以上)のままで
あり、また、これらメモリセルと同じビット線bl0,bl
2にドレインが接続されているメモリセルm10、m2
0、m30及びm02、m22、m32もまた消去状態
であるので、これらのメモリセルのドレインが接続され
ている不良アドレスラッチ回路3-0,3-2の出力端子
radd0、radd2は“ロー”となる。よって、不良アドレ
ス0101としてメモリセルアレイ1に記憶されたデー
タは、radd0、radd1、radd2、radd3に0、1、0、
1と出力されることになる。残る不良アドレスラッチ回
路3も同様にして、記憶されている不良アドレスデータ
を出力する。
【0074】次に、このような動作を実現するワード線
デコーダ回路5の一例を図6に示す。図7は図6のワー
ド線デコーダ回路5に使用されるドライバー回路52の
構成を、図8は同じく図6のワード線デコーダ回路5に
使用される不電圧レベルシフタ51の構成を示してい
る。
【0075】まず、最初の消去(イレース)動作では、
awlb端子から“ロー”つまりVssを入力し、hnvpnx端子
からVppを入力することで、全てのワード線rwl0〜rwl
3が選択され、これらのワード線にVppが出力される。
【0076】続く不良アドレスデータをメモリセルに書
き込むプログラム動作においては、awlb端子を“ハイ”
つまりVccにし、hnvpnxにはVnnを入力し、端子a0、a
1により所望のワード線を選択する。例えば、端子a
0、a1を“ロー”、“ロー”とすることで、ワード線r
wl0が選択される。選択されたワード線にはVnnが出力
され、非選択のワード線にはVssが出力される。これに
より、不電圧レベルシフター51への入力sel0が“ハ
イ”つまりVccとなり、負電圧レベルシフター51で
は、PチャンネルMOSトランジスタP2とNチャンネ
ルMOSトランジスタN1がオンする。その結果、不電
圧レベルシフター51の一方の出力端子naにはVccが、
もう一つの出力端子nabにはVnnが出力される。これら
の信号が次段のドライバー回路52に入力され、結果的
には、選択ワード線rwl0にhnvpnxの電圧が出力され
る。
【0077】一方、非選択ワード線、例えば、rwl1で
は不電圧レベルシフター51への入力sel1が“ロー”つ
まりVssとなるため、負電圧レベルシフター51では、
PチャンネルMOSトランジスタP1とNチャンネルM
OSトランジスタN2がオンし、出力端子naにはVnn
が、出力端子nabにはVccが出力される。これらの信号
が次段のドライバー回路52に入力されて、結果的に電
圧Vssが非選択ワード線rwl1に出力される。他の非選
択ワード線rwl2、rwl3にも同様にVssが出力される。
【0078】また、通常のデバイス動作時においては、
端子awlbを“ロー”つまりVssとすることで、全てのワ
ード線が選択され、この時の端子hnvpnxに印加されてい
るVccがドライバー回路52を介して全ワード線に出力
される。
【0079】以上の各モードでのワード線デコーダ回路
5からの出力電圧及び入力電圧について下の表1にまと
める。
【0080】
【表1】
【0081】尚、表1にはイレースベリファイ及びプロ
グラムベリファイ動作時のワード線デコーダ回路からの
出力電圧及び入力電圧についても記している。イレース
ベリファイはイレース(消去)時にメモリセルが所望の
しきい値4V以上になったか否かをワード線に4Vを印
加し検証するものであり、一方、プログラムベリファイ
は、書き込むべきメモリセルが所望のしきい値2V以下
になったか否かを、ワード線に2Vを印加し検証するも
のである。
【0082】最後に不良アドレスラッチ回路からの出力
と、本来のメモリ領域をアクセスするアドレスとが合致
するか否かを検出(例えば、所定のアドレス線とイクス
クルーシブORを取る等)し、記憶されている不良アド
レスと合致するアドレスがアクセスされた場合は、例え
ば、アドレスの最上位ビットを切り替えるなどして別の
救済用の予備アドレスに変換し、ビット線単位、ワード
線単位等で良品に切り替えることで、フラッシュメモリ
装置の本来のメモリ領域内の不良アドレスを救済する。
【0083】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る不良アドレスデータ記憶回路の回路図を図2に示
す。図2から分かるように、この実施の形態2では、実
施の形態1が書き込みラッチ回路2を不良アドレスラッ
チ回路3に対して1対1に対応して設置していたのに対
して、不良アドレスラッチ回路4つにつき1つの書き込
みラッチ回路を配置している。この実施の形態で使用す
る不良アドレスラッチ回路および書き込みラッチ回路の
構成は実施の形態1で使用されたものと同じ回路構成を
備えており、それぞれ図3および図4に示す通りであ
る。図2において、図1と同じまたは類似の構成部分に
は、図1で使用した参照番号と同じ参照番号を付してい
る。
【0084】この実施の形態において書き込みラッチ回
路2の数を不良アドレスラッチ回路3の数よりも少なく
できるのは、書き込みが全てのメモリセルに同時に行な
われるわけではないからである。図2に示した例では、
各不良アドレスは、それぞれ、不良アドレスラッチ回路
3-0と3-4、3-1と3-5、3-2と3-6、3-3と
3-7の組み合わせからなる。
【0085】次に、この不良アドレスデータ記憶回路へ
の不良アドレスデータ書き込み処理について説明する。
【0086】まず、不良アドレスのデータを書き込む前
に消去を行う。この消去は、先の実施の形態1に記載さ
れたものと同じであり、説明を省略する。
【0087】次に、複数のウェハテストを実施する中
で、まず、第1回目のテスト結果に基づいての不良アド
レスのデータの書き込みを行なう。ここでは、メモリセ
ルm00、m04にデータ0、1を書き込むものとす
る。
【0088】最初にrdrstb信号を“ハイ”から”ロー”
にする。これは、書き込みラッチ回路2(図4)の初期
状態を決めるもので、これにより各書き込みラッチ回路
2からの出力rdaは“ロー”に設定される。この後、rdr
stb信号を“ハイ”に戻す。続いて、データ線DL0
に、第1のタイミングで不良アドレスデータ0に相当す
る“ロー”が出力される。これにタイミングを合わせて
カラムデコーダ4から“ハイ”のbitsel0信号が出力さ
れ、トランスファーゲートTr0はオンとなる(このと
き、他のトランスファーゲートはオフの状態であ
る。)。これにより、不良アドレスデータ0を表す“ロ
ー”の信号は、書き込みラッチ回路2-0に入力され
る。このときこの書き込みラッチ回路2-0の出力rda0
は“ロー”であったため、“ロー”を維持する。尚、こ
の段階では、hhprgにはVcc(例えば、3V)が印加さ
れ、一方、rdpgen0〜rdpgen3には“ロー”が出力さ
れ、これらの信号がゲートに接続されているトランスフ
ァーゲートTra1〜Tra3はオフ状態である。
【0089】次に、第2のタイミングで、データ線DL
0に不良アドレスデータ1に相当する“ハイ”が出力さ
れる。これにタイミングを合わせてカラムデコーダ4か
ら“ハイ”のbitsel1信号が出力され、トランスファー
ゲートTr1がオンする(このとき、他のトランスファ
ーゲートはオフの状態にある。)。データ線DL0上の
“ハイ”は、書き込みラッチ回路2-1に入力され、こ
れにより、書き込みラッチ回路2-1の出力rda1が“ハ
イ”となり、ラッチされる。
【0090】以上のようにしてデータの転送が終了する
と、メモリセルヘの書き込み速度をあげるためhhprg信
号をVpg(例えば、5V)に昇圧する。また、rdpgen0
をVpp(例えば、7V)にし、このrdpgen0がゲートに
接続されているトランスファーゲートTra0をオンにす
る。これにより、メモリセルm00のドレインには、書
き込みラッチ回路2-0の出力rda0の “ロー”である
Vss(0V)が印加され、一方、メモリセルm04のド
レインには、書き込みラッチ回路2-1の出力rda1の
“ハイ”であるVpgが印加されることになる。また、こ
れらのメモリセルのソースは共通ソースに接続されて、
フローティング状態(オープン)となっている。
【0091】一方、ワード線デコーダ回路5から、ワー
ド線rwl0にVnn(例えば、−8V)が印加され、これ
により、メモリセルm04でFNトンネル現象が発生
し、フローティングゲートから電子が引き抜かれる(書
き込みが行われる)ことで、メモリセルm04のしきい
値が低下し、2V以下になる。一方、メモリセルm00
はドレインがVssなのでFNトンネル現象は発生せず、
フローテイングゲートからはほとんど電子は引き抜かれ
ることはなく、従って、初期の消去状態(しきい値が4
V以上)が維持される。
【0092】尚、メモリセルm00とm04以外で、そ
のコントロールゲートが同じワード線rwl0に接続され
ているメモリセルは、rdpgen1〜rdpgen3がゲートに接
続されているトランスファーゲートTra0〜Tra3(メ
モリセルアレイ1と書き込みラッチ回路2との間にある
トランスファーゲート)がオフであるため、ドレインが
オープン状態となっており、メモリセルm00と同様に
しきい値は4V以上を維持している。
【0093】以上、第1回目のテスト結果に基づいての
不良アドレスのデータ0、1の書き込みについて説明し
た。次に、第2回目のテスト結果に基づいての不良アド
レスのデータの第2回目の書き込みについて述べる。先
とは異なるワード線(ここではrwl1)にコントロール
ゲートが接続されているメモリセルm11、m15に、
不良アドレスデータ0、1を書き込むものとする。
【0094】最初に、第1回目の書き込みのときと同様
に、書き込みラッチ回路2の初期状態を決めるために、
rdrstb信号を“ハイ”から“ロー”にする。これにより
各書き込みラッチ回路2からの出力rdaは“ロー”に設
定される。この後、rdrstb信号を“ハイ”に戻す。
【0095】続いて、第1のタイミングで、データ線D
L0に不良アドレスデータ0に相当する“ロー”が出力
される。これにタイミングを合わせてカラムデコーダ4
からbitsel0に“ハイ”が出力され、トランスファーゲ
ートTr0はオンとなる(このとき、他のトランスファ
ーゲートはオフの状態である。)。これにより、“ロ
ー”は、書き込みラッチ回路2-0に入力される。書き
込みラッチ回路2-0の出力rda0は“ロー”状態が維持
される。尚、この段階では、hhprgにはVcc(例えば、
3V)が印加され、一方、信号rdpgen0〜rdpgen3は
“ロー”状態となり、これらの信号がゲートに入力され
るトランスファーゲートTra0〜Tra3はオフ状態であ
る。
【0096】次に、第2のタイミングで、データ線DL
0に、不良アドレスデータ1に相当する“ハイ”が出力
される。これにタイミングを合わせてカラムデコーダ4
からbitsel1に“ハイ”が出力され、トランスファーゲ
ートTr1はオンする。(このとき他のトランスファー
ゲートはオフの状態である。)。データ線DL0上の
“ハイ”は、書き込みラッチ回路2-1に入力され、こ
れにより、書き込みラッチ回路2-1の出力rda1は“ハ
イ”となり、ラッチされる。
【0097】以上のようにしてデータの転送が終了する
と、メモリセルヘの書き込み速度をあげるため、hhprg
をVpg(例えば、5V)に昇圧する。また、rdpgen1を
Vpps(例えば、7V)にし、このrdpgen1がゲートに
入力されているトランスファーゲートTra1をオンにす
る。これにより、メモリセルm11のドレインには、書
き込みラッチ回路2-0の出力rda0の“ロー”であるV
ss(0V)が、一方、メモリセルm15のドレインに
は、書き込みラッチ回路2-1の出力rda1の“ハイ”で
あるVpgが印加される。一方、これらのメモリセルのソ
ースは、共通ソースに接続され、フローティング状態
(オープン)となっている。
【0098】次に、ワード線デコーダ回路5より、今度
はワード線rwl1にVnn(例えば、−8V)が印加さ
れ、これにより、メモリセルm15でFNトンネル現象
が発生し、フローティングゲートから電子が引き抜かれ
る(書き込みが行われる)。その結果、メモリセルm1
5のしきい値が低下し、2V以下になる。一方、メモリ
セルm11はドレイン電圧がVssなのでFNトンネル現
象は発生せず、フローテイングゲートからはほとんど電
子は引き抜かれることはなく、従って、初期の消去状態
(しきい値が4V以上)を維持する。尚、メモリセルm
11とm15以外で、同じワード線rwl1がコントロー
ルゲートに接続されているメモリセルでは、rdpgen0、
rdpgen2、rdpgen3がゲートに接続しているトランスフ
ァーゲートTra0〜Tra3がオフであることから、これ
らのメモリセルのドレインはオープン状態であり、メモ
リセルm11と同様にしきい値は4V以上を維持してい
る。
【0099】以上、第2回目のテスト結果に基づいての
不良アドレスのデータ0、1の書き込みについて説明し
た。第3回目のテスト結果に基づいての不良アドレスの
データの書き込みを行う場合は、今度は、ワード線デコ
ーダ回路5によりワード線rwl2を選択して、メモリセ
ルm22、m26に不良アドレスデータに基づいて記憶
させる。以下、同様に第4回目の書き込みは、ワード線
rwl3を選択してメモリセルm33、m37に行うこと
になる。尚、これらの書き込みの際は、rdcamen信号は
“ロー”とし、この信号がゲートに入力されるトランス
ファーゲートTrb(メモリセルアレイ1と不良アドレス
ラッチ回路3との間のトランスファーゲート)はオフ状
態にしておく。
【0100】以上のように、異なるタイミングでの書き
込みは、異なるワード線でかつ異なるビット線(ドレイ
ンに接続)につながるメモリセルに不良アドレスデータ
の書き込み動作を行っていく。これにより、1つのワー
ド線に接続されたメモリセルヘの書き込みを1回とす
る。こうすることで、FN-FNタイプのフラッシュメ
モリで問題となるゲートディスターブによるメモリセル
のしきい値の変動を回避することができる。
【0101】不良アドレスデータが書き込まれているデ
バイスの通常動作は、不良アドレス0101が、出力ra
dd0、radd4、radd1、radd5の順で表わされること以
外は、先の実施の形態1と同じであるので、説明は省略
する。また、ワード線デコーダ回路5の動作についても
同様である。
【0102】尚、本発明は、上述した2つの実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
において、数々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、書き込み、消去等に使用される具体的な電圧値
は上記のものに限定されず、適宜変更可能である。ま
た、不良アドレス記憶回路内のメモリセルアレイ1の構
成(例えば、ワード線の本数、ビット線の本数等)も、
メモリセルの特性やテスト回数等を考慮して設定すれば
良い。
【0103】また、本発明は、低消費電力化を可能とす
るFN-FNタイプの不揮発性半導体メモリであり、メ
モリセルアレイのメモリセルのしきい値の高い状態を消
去状態、メモリセルのしきい値の低い状態を書き込み状
態とする不揮発性半導体メモリに有効であり、特に、 1)ACT(AsymmeTrical Contactless Transisto
r)型フラッシュメモリ (IEDM Technical Digest, pp 269-270, 1995,“A New C
ell STructure forSub-quarter Micron High Density
Flash Memory”や、電気情報通信学会信学技報、ICD97
‐21, p37, 1997,“ACT型フラッシュメモリのセンス
方式の検討”を参照) 2)AND型フラッシュメモリ (電気情報通信学会信学技報、ICD93−128, p37, 1993
“3V単一電源64Mビットフラッシュメモリ用AND
型セル”を参照) 3)DINOR型フラッシュメモリ (電気情報通信学会信学技報、ICD95‐38, p55, 1995
“3.3V単一電源、16MビットDINOR型フラッ
シュメモリ”を参照) に対して有効である。
【0104】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明
は、複数に分けられて書き込みが行われる不良アドレス
記憶回路において、書き込み毎に不良アドレス記憶用メ
モリセルの異なるワード線に接続されたメモリセルに書
き込みを行うことで、メモリセルヘのゲートディスター
ブ(書き込み状態のメモリセルのしきい値の変動)を低
減でき、従って、複数のテストデータ書き込みを行って
も、信頼性の高い不良アドレス記憶回路を実現でき、不
良ビット線や不良ワード線等のアドレスを別の救済用メ
モリセルのあるアドレスに確実に置換することが出来、
大容量化する不揮発性半導体メモリの歩留り向上を果た
し、低コストでの不揮発性半導体メモリを提供できる。
【0105】また、FN-FNタイプは、低消費電力で
のフローテイングゲートヘの電子の注入並びに放出を可
能とし、このため、電源電圧Vccから各種昇圧電圧を作
るチャージポンプ回路の負担が減少することで、低消費
電力化だけではなく、電源電圧も低くすることができる
ものである。ただ、FN―FNタイプでの書き込み時間
の遅さから起きる、複数回にわたって書き込みが行われ
る不良アドレス記憶回路でのゲートディスターブを、本
発明の構成により低減することで、信頼性の高いFN-
FNタイプの不揮発性半導体メモリを提供できる。
【0106】また、不良アドレス記憶回路のメモリセル
アレイの全てのメモリセルを、前もって一括してしきい
値の高い状態にしておくことで、複数回に分けて異なる
ワード線のメモリセルに書き込んでも、同じビット線に
接続された複数のメモリセルの中から書き込まれていな
いメモリセル(しきい値が高い状態)の影響を受けるこ
となく、書き込まれたメモリセル(しきい値の低い状
態)があれば、データとして有効に出力することが出来
る。従って、複数回のテストの結果をその都度、異なる
ワード線と異なるビット線のメモリセルに書き込んで記
憶させることが出来ると共に、不良アドレス記憶回路内
の書き込みが行われた全てのワード線に、読み出し電圧
(消去状態のしきい値と書き込み状態のしきい値のほぼ
中間値)を印加することで、デバイスヘの電源投入時に
一括して、これら不良アドレスデータを出力することが
出来る。
【0107】この読み出し電圧には、電源電圧Vccを用
いることで、新たに電圧発生回路を設けることなく、読
み出し電圧を得ることが出来る。また、メモリセルのし
きい値の高い状態を、電源電圧Vccより高く設定するこ
とで、(電源投入時を含む)通常のデバイス動作時にお
いて、不良アドレス記憶回路のメモリセルのワード線に
読み出し電圧(例えば、Vcc)を印加してもメモリセル
をオフ状態とすることが出来、また、しきい値を十分高
くすることで、読み出しマージンとなる。
【0108】また、不良アドレスデータ記憶回路のメモ
リセルをアレイ構成にすることで、テスト回数への自由
度を持たせると共に、このアレイ化によりメモリセル配
列パターンを均一化することで、露光等での製造条件を
均一化でき、本来のメモリセルの特性に近く、かつ、特
性のばらつきを減らして構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す回路図。
【図2】 本発明の第2の実施の形態を示す回路図。
【図3】 上記第1および第2の実施形態で用いられる
不良アドレスラッチ回路の一例を示した回路図。
【図4】 上記第1および第2の実施形態で用いられる
書き込みラッチ回路の一例を示した回路図。
【図5】 上記第1および第2の実施形態における電源
オン時のノードの波形を示す図。
【図6】 上記第1および第2の実施形態で用いられる
ワード線デコーダ回路の一例を示した回路図。
【図7】 図6のワード線デコーダ回路で用いられるド
ライバー回路の回路図。
【図8】 図6のワード線デコーダ回路で用いられる負
電圧レベルシフターの回路図。
【図9】 従来のヒューズを用いた不良アドレスを記憶
するための回路を示す図。
【図10】 不揮発性半導体メモリセルを用いて不良ア
ドレスの各ビットを記憶する従来の回路を示す図。
【図11】 FN−FNタイプの不揮発性半導体メモリ
セルを用いて不良アドレスの各ビットを記憶する回路を
示す図。
【図12】 チャネルホットエレクトロンを用いて書き
込むタイプのフラッシュメモリの書き込み時のゲートデ
ィスターブを説明する図。
【図13】 FN−FNタイプのフラッシュメモリの書
き込み時のゲートディスターブを説明する図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2…書き込みラッチ回路、3…
不良アドレスラッチ回路、4…カラムデコーダ、5…ワ
ード線デコーダ回路、rwl0〜rwl3…ワード線、bl0〜
bl7…ビット線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長機能を有する不揮発性半導体メモリ
    装置のメモリセルアレイに不良部分があった場合に、上
    記不良部分のアドレスデータを記憶する不良アドレスデ
    ータ記憶回路であって、 行と列に配置された電気的に書き込み及び消去可能なメ
    モリセルと、 各行のメモリセルにそれぞれ接続される複数のワード線
    と、 各列のメモリセルにそれぞれ接続される複数のビット線
    と、 ビット線を選択するビット線選択手段と、 不良アドレスデータの書き込み動作のたびに異なるワー
    ド線を選択するワード線選択手段とを備えたことを特徴
    とする不良アドレスデータ記憶回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の不良アドレスデータ記
    憶回路において、 上記ビット線選択手段は、同一ビット線につながるメモ
    リセルに書き込みが行なわれないよう、書き込み毎に異
    なるビット線を選択することを特徴とする不良アドレス
    データ記憶回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の不良アドレス
    データ記憶回路において、 メモリセルの消去動作、書き込み動作がともにファウラ
    ー−ノーデハイム・トンネリング現象を用いて行なわれ
    ることを特徴とする不良アドレスデータ記憶回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の不良アドレスデータ記
    憶回路において、 不良アドレスデータの書き込みの前に、上記ワード線選
    択手段によりすべてのワード線が選択されて、すべての
    メモリセルが、書き込みデータの読み出し時にワード線
    に印加される読み出し電圧の値よりしきい値が高い状態
    にされると共に、書き込みが行なわれなかったメモリセ
    ルは、不良アドレスデータ書き込み動作後もこのしきい
    値の高い状態を保持することを特徴とする不良アドレス
    データ記憶回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4にのいずれか1つに記載
    の不良アドレスデータ記憶回路において、 書き込みデータの読み出し時には、上記ワード線選択手
    段は書き込みが行なわれたメモリセルがつながるワード
    線をすべて選択して読み出し電圧をこれらのワード線に
    印加することを特徴とする不良アドレスデータ記憶回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の不良アドレス
    データ記憶回路において、 上記読み出し電圧は電源電圧であることを特徴とする不
    良アドレスデータ記憶回路。
  7. 【請求項7】 冗長機能を有する不揮発性半導体メモリ
    装置のメモリセルアレイに不良部分があった場合に、行
    と列に配置された電気的に書き込み及び消去可能なメモ
    リセルと、各行のメモリセルにそれぞれ接続される複数
    のワード線と、各列のメモリセルにそれぞれ接続される
    複数のビット線とを有し、上記不揮発性半導体メモリ装
    置に含まれる不良アドレスデータ記憶回路に上記不良部
    分のアドレスデータを書き込むための方法であって、 上記複数のワード線をすべて選択することにより、上記
    不良アドレスデータ記憶回路内のメモリセル全てを一括
    して消去する第1のステップと、 複数のワード線のうちの1つを選択すると共に、書き込
    むべきアドレスデータのビット数に応じた数のビット線
    を選択し、この選択したワード線およびビット線につな
    がるメモリセルにアドレスデータを書き込む第2のステ
    ップとを備え、 上記第2のステップを繰り返し行なう場合には、既に選
    択されたワード線とは異なるワード線を選択することに
    より、不良アドレスデータの書き込みごとに、異なるワ
    ード線につながるメモリセルに書き込みを行うことを特
    徴とする書き込み方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の書き込み方法におい
    て、 上記第2のステップが繰り返えし行なわれるとき、同一
    ビット線につながるメモリセルに書き込みが行なわれな
    いよう、書き込み毎に異なるビット線を選択することを
    特徴とする書き込み方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の書き込み方法
    において、 上記第1のステップにおけるメモリセルの消去動作およ
    び上記第2のステップにおける書き込み動作をともに、
    ファウラー−ノーデハイム・トンネリング現象を用いて
    行なうことを特徴とする書き込み方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の書き込み方法におい
    て、 上記第1のステップにおいて、すべてのメモリセルを読
    み出し電圧よりも高いしきい値を有する状態にし、上記
    第2のステップで書き込みを行わないメモリセルに上記
    高いしきい値を保持させることを特徴とする書き込み方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の書き込み方法にお
    いて、 上記読み出し電圧は電源電圧であることを特徴とする書
    き込み方法。
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